JPH04114302U - 歯牙保護部材付喉頭鏡 - Google Patents
歯牙保護部材付喉頭鏡Info
- Publication number
- JPH04114302U JPH04114302U JP2666591U JP2666591U JPH04114302U JP H04114302 U JPH04114302 U JP H04114302U JP 2666591 U JP2666591 U JP 2666591U JP 2666591 U JP2666591 U JP 2666591U JP H04114302 U JPH04114302 U JP H04114302U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laryngoscope
- main body
- protection member
- tooth protection
- tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 患者の全身麻酔時或いは救急蘇生時等におい
て歯牙損傷を防止し、また歯牙欠損患者に対し喉頭鏡を
挿入操作する者の視野拡大をして気管内挿管を安全に迅
速に行うことができる歯牙保護部材付喉頭鏡を提供する
こと。 【構成】 本体後端側にブレード部12bが形成された
本体12の前記先端側に照明具13が設けられた喉頭鏡
11において、本体12のブレード部12bに、所定の
厚さのエラストマーからなる所定の硬度と弾性を有する
歯牙保護部材14を着脱自在に取付ける。
て歯牙損傷を防止し、また歯牙欠損患者に対し喉頭鏡を
挿入操作する者の視野拡大をして気管内挿管を安全に迅
速に行うことができる歯牙保護部材付喉頭鏡を提供する
こと。 【構成】 本体後端側にブレード部12bが形成された
本体12の前記先端側に照明具13が設けられた喉頭鏡
11において、本体12のブレード部12bに、所定の
厚さのエラストマーからなる所定の硬度と弾性を有する
歯牙保護部材14を着脱自在に取付ける。
Description
【0001】
本考案は、手術に際しての全身麻酔時や頭部外傷、脳卒中、心不全、溺水等の
救急蘇生時の気道確保(気道確保により効率的な人工呼吸を行なう。)の目的で
口内に挿入する喉頭鏡に関する。
【0002】
従来、患者の全身麻酔時或いは救急蘇生時には、気道確保のために気管内挿管
が必要となる。このため、図6に示すように金属製の喉頭鏡1を口内に挿入して
声門を展開し、図5に示すように可視下で気管2内に気管チューブ3を挿入して
いる。前記声門を展開するには、喉頭鏡1の先端側の湾曲凹面1aを下顎側に位
置させて口内に挿入するが、この口内に挿入した喉頭鏡1を、図6に示す矢印A
方向に回動させて声門を展開しようとすると、門歯4を損傷させるおそれがある
。また、既に門歯が欠損している患者あるいは義歯を取り外した患者においては
、両側の残存歯との間は欠損部の谷間が形成され喉頭鏡1のブレード部5が前記
欠損部の谷間に嵌入し声門を展開させることが困難となり、気管内挿管を困難に
し、また時には救急蘇生が間に合わないことがある。
【0003】
喉頭鏡1を口内に挿入して声門を展開する際、実際には、金属製の喉頭鏡1の
ブレード部5が患者の門歯4に当たり、この門歯4を折損,損傷させることがし
ばしば生じている。特に近年患者の老令化と共に上顎門歯のポーセレン充填、義
歯の増加、歯周病の増加による歯根の不安定化により門歯、前歯の損傷、歯肉の
出血傷害が増加し、患者とのトラブルになっている。そこで、従来は前述の気管
内挿管時に歯牙損傷防止の目的で、Exaflex(商品名)とセルロイドシーネ(商
品名)とを組み合わせて口腔内印象採得模型をプロテクターとして作成してこれ
を門歯に当てがい前記喉頭鏡1の挿入を行ったり、市販のニチバンナイスタック
テープ(商品名)をブレードに貼り付けて、喉頭鏡1の金属ブレード部5が直接
門歯4を圧迫して損傷させるのを防止する工夫がなされている。また、門歯4が
欠損している患者あるいは義歯を取り外した患者においては、門歯欠損部あるい
は義歯取り外し部に喉頭鏡1のブレード部5が嵌入すると、上顎の歯列の高さ分
だけ口の開きが狭くなり、かつ隣接する残存歯にかくれて操作者の視野及び気管
内挿管操作が妨げられ、気管内挿管を行うことが困難になる又は時間がかかり、
分秒を争う救急蘇生が間に合わないといった問題がある。このため、ガーゼや綿
球を門歯欠損部や義歯取り外し部に埋めたり、また喉頭鏡1のブレード部5の端
部側を上顎門歯4の高さに相当する高さだけ高くした別注特別製のブレード部を
有する喉頭鏡を用いたりしている。
【0004】
しかし、口腔内印象採得模型作成は、材料費が高価である上に、前記気管内挿
管の術前に、予め歯科医師,歯科技工士の製造技術者により前述の口腔内印象採
得模型を作成する必要があり、これには人手も時間もかかり、このようなものを
緊急手術時や救急蘇生時に適用しようとしても時間的に到底間に合わないし、ま
た時間的余裕のある一般手術の時でも歯科を併設していない病院では技術的に難
しい。また、前記ニチバンナイスタックテープを用いる場合には、このテープの
厚さが2mmで歯牙保護用としては厚さが不十分であり、また歯牙欠損部に嵌入し
たとき操作者の十分な視野が得られない。またこのテープでは喉頭鏡1の金属ブ
レード部5の側面までカバーすることはできないので、この金属ブレード部の側
面で隣接する歯牙や歯肉を損傷させるおそれがある。
【0005】
また、ガーゼや綿球を門歯欠損部や義歯取り外し部に埋めた場合には、誤って
ガーゼや綿球が気管あるいは食道内に入るおそれがあって危険であり、麻酔中や
意識不明の患者では喉頭反射がないので誤飲の危険が大きい。また喉頭鏡1のブ
レード部の端部側を上顎門歯に相当する高さだけ高くした特別の喉頭鏡を使用す
る場合には別注の必要があり、高値になる上にこの喉頭鏡は一般の歯の揃った患
者に兼用できない。しかもブレード部が金属製であるために歯肉を損傷させるお
それがある。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、患者の全身麻酔時或いは救急蘇
生時等において歯牙や歯肉を保護して安全にかつ歯牙欠損患者にも別注の喉頭鏡
を用いる必要もなく同一の喉頭鏡で兼用できる歯牙保護部材付喉頭鏡を提供する
ことを目的とする。
【0006】
本考案は、前記目的を達成させるために次のような構成としている。即ち、本
体後端側表面にブレード部が形成された本体の先端側に照明具が設けられた喉頭
鏡において、前記ブレード部の人の上顎前歯の咬合面に当たる部分に所定の厚さ
のエラストマーからなる所定の硬度と弾性を有する歯牙保護部材を着脱自在に取
付けている。
【0007】
患者の全身麻酔時或いは救急蘇生時において、歯牙保護部材付喉頭鏡本体に取
付けた歯牙保護部材を上顎側に位置させて、人の口内に挿入して声門を展開させ
た場合、上顎の門歯に歯牙保護部材が当り、この歯牙保護部材が弾性を有するエ
ラストマーからなるため、喉頭鏡の金属のブレード部が直接門歯を圧迫して折損
,損傷させるのを防止する。また、この場合、上顎の門歯が欠損している患者あ
るいは義歯を取り外した患者においても、門歯欠損部あるいは義歯取り外し部に
歯牙保護部材がその厚みだけ嵌入して、口の開きが狭くなるのをエラストマーの
厚さの分だけ防止し、操作者の視野が広くなりしかも、気管内挿管操作が隣接す
る残存歯によって妨げられるのを防ぐことができる。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。図1中、11
は喉頭鏡であり、この喉頭鏡11は、本体12と、この本体12に設けられた照
明具13と、本体12に取り付けられたクッション(歯牙保護部材)14と、取
っ手15とからなっている。本体12は、先端の一頂角部12a面と直角にブレ
ード部12bが形成されている。本体12の表側(図1の本体12の上側)は凸
円弧面状に、裏側(図1の本体12の下側)は凹円弧面状に形成されている。ま
た、本体12の表側であって、前記一頂角部12a面と直角に前記ブレード部1
2bが形成されており、このブレード部12bには、前記頂角部12a側に位置
させられて長孔16が形成されており、この長孔16内には本体12に取り付け
られた前記照明具13が設けられている。また、本体12の裏面側には、丸棒状
の前記取っ手15が螺番状に取付けられている。ブレード部12bには、その上
面及び側面を覆うように前記クッション14が取り付けられている。
【0009】
クッション14は、JIS規格Shore(ショア)A30°の熱可塑性エラスト
ーマ(常温付近で弾性の顕著な高分子物質)「ラバロン」(商品名)からなり、
図2及び図3に示す形状に成形手段により一体に形成されている。クッション1
4は、角棒17の底面に対し角度θ=約10°傾斜して角棒17の一端側上面1
7aに形成された傾斜面18と、底面が角棒17の底面と面一で、角棒17の両
側面より外方へ突出するように形成された薄板状の取付片19,20,21,2
2,23とを有した形状に概ね形成されている。そして、クッション14は、そ
の傾斜面18側を本体12の前記一頂角部12a側に位置させられ、かつ本体1
2のブレード部12bに取付片19,20,21,22,23が接着されること
により本体12のブレード部12bに取付けられている。前記傾斜角(10゜)
が大きいと喉頭鏡の本体12を口内に挿入する際抵抗となり操作しにくい。10゜
の角度はこの抵抗を少なくする為に工夫された角度である。なお、クッション
14は、適切な接着剤を選択することにより、使用時には、本体12からクッシ
ョン14がずれたり、外れたりすることがなく、しかも本体12からクッション
14を取外そうとすれば、取外しも容易で除去後本体12の金属面に粘性を残さ
ないので事後の消毒処理も全く容易である。同時にこのクッション14はSingle
useであるので感染の危険もない。なお、クッション14の上面と傾斜面18と
の境界部は円弧面Rに形成されている。
【0010】
そして、患者の全身麻酔時或いは救急蘇生時において、気道確保のために気管
内挿管が必要な場合には、前記のように構成された歯牙保護部材付喉頭鏡11を
、その一頂角部12a側を先にし、喉頭鏡11の裏側の湾曲凹面11aを下顎側
に位置させて口内に挿入する。そして、この口内に挿入した喉頭鏡11を、前記
従来例において図6に示す矢印A方向に移動させて声門を展開させる。この場合
、クッション14の図3に示す上面17aに傾斜面18が角棒17の底面に対し
10゜の角度で形成されていることにより、患者の口内に喉頭鏡11が比較的抵
抗なく容易に入り、上顎の門歯にはクッション14の図3における上面17aが
図4に示すように当り、クッション14がエラストマーからなり、人の上顎前歯
に喉頭鏡11の金属のブレード部12bが直接当り門歯を圧迫して折損,損傷さ
せるのを防止する。
【0011】
また、上顎の門歯が欠損している患者あるいは義歯を取り外した患者の場合に
は、門歯欠損部あるいは義歯取り外し部と隣接残存歯との間にできる谷間に喉頭
鏡11のクッション14が嵌入する。このため、本実施例によれば、従来の喉頭
鏡を使用した場合、上顎の歯列の高さ分だけ口の開きが狭くなるがこのクッショ
ンの装用によりその厚さの分丈口の開きが広くなる。また、隣接する残存歯によ
り気管内挿管操作が妨げられることなく、気管内挿管が容易となる。またこのた
め、ガーゼや綿球を上顎門歯欠損部や義歯取り外し部に埋めたり、喉頭鏡のブレ
ード部の端部側を上顎門歯に相当する高さだけ高くした特別製のブレード部を有
する喉頭鏡を製造して使用する必要もない。
【0012】
本考案によれば、本体後端側表面にブレード部が形成された本体の先端側に照
明具が設けられた喉頭鏡において、前記ブレード部に、所定の厚さのエラストマ
ーからなる所定の硬度と弾性を有する歯牙保護部材を着脱自在に取付けたので、
患者の全身麻酔時或いは救急蘇生時に気道確保のために気管内挿管が必要な場合
において、歯牙保護部材付喉頭鏡を口内に挿入して声門を展開する際、上顎の前
歯に歯牙保護部材が当り、この歯牙保護部材がエラストマーからなり前記弾性を
有するため、門歯と喉頭鏡の金属のブレード部が門歯を直接圧迫して折損,損傷
、歯肉出血等の障害を起こさせるのを確実に防止することができる。
【0013】
また、上顎の門歯が欠損している患者あるいは義歯を取り外した患者において
は、門歯欠損部あるいは義歯取り外し部の谷間に喉頭鏡の歯牙保護部材が嵌入す
るため、従来の喉頭鏡を使用した場合のように、上顎の歯列の高さ分だけ口の開
きが狭くなるようなことは防止され、隣接する残存歯により気管内挿管操作が妨
げられることはなくなり、ガーゼや綿球を上顎門歯欠損部や義歯取り外し部に埋
めたり、また喉頭鏡のブレード部の端部側を上顎門歯に相当する高さだけ高くし
た特別製のブレードを有する喉頭鏡を別に製造して使用する必要もなくなり、1
台の喉頭鏡で全ての場合に、気管内挿管を容易に安全にかつ安価に行うことがで
きるようになる。なお、本操作による歯牙、歯肉損傷の頻度は施術者の技術差も
関係する。当然ながら、若い研修医により施行された症例では前記頻度が大きい
。法令改正により、近い将来救急隊員による緊急時の救急蘇生、気管内挿管の施
行も予想されるが、その際には必携のプロテクターとしての効用が期待される。
【図1】本考案を装着した喉頭鏡の斜視図である。
【図2】本考案の平面図である。
【図3】本考案の側面図である。
【図4】本考案を装着した喉頭鏡を口内に挿入した状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】喉頭鏡使用後における気管内挿管を示す断面図
である。
である。
【図6】従来の喉頭鏡の使用により喉頭鏡のブレードが
上顎前歯に接触し圧迫する模様を説明するための断面図
である。
上顎前歯に接触し圧迫する模様を説明するための断面図
である。
11 喉頭鏡
12 本体
12b ブレード部
13 照明具
14 クッション(歯牙保護部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 本体後端側表面にブレード部が形成され
た本体の先端側に照明具が設けられた喉頭鏡において、
前記ブレード部の、人の上顎前歯の咬合面に当たる部分
に所定の厚さのエラストマーからなる所定の硬度と弾性
を有する歯牙保護部材を着脱自在に取付けたことを特徴
とする歯牙保護部材付喉頭鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2666591U JPH04114302U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 歯牙保護部材付喉頭鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2666591U JPH04114302U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 歯牙保護部材付喉頭鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04114302U true JPH04114302U (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=31911097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2666591U Pending JPH04114302U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 歯牙保護部材付喉頭鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04114302U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102214952B1 (ko) * | 2020-07-09 | 2021-02-10 | (주)비스코인스트루먼트 | 치아 손상 방지용 후두경 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4840296A (ja) * | 1971-09-21 | 1973-06-13 | ||
| JPS61141342A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-06-28 | ジヤツク バウマン | 使い捨てブレ−ド部と光伝導細体とを有する喉頭鏡 |
| JPS63189124A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-08-04 | ジャック・ボーマン | 液中に浸漬可能な喉頭鏡 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP2666591U patent/JPH04114302U/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4840296A (ja) * | 1971-09-21 | 1973-06-13 | ||
| JPS61141342A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-06-28 | ジヤツク バウマン | 使い捨てブレ−ド部と光伝導細体とを有する喉頭鏡 |
| JPS63189124A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-08-04 | ジャック・ボーマン | 液中に浸漬可能な喉頭鏡 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102214952B1 (ko) * | 2020-07-09 | 2021-02-10 | (주)비스코인스트루먼트 | 치아 손상 방지용 후두경 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970513 |