JPH04114661A - パイロジェン吸着剤 - Google Patents

パイロジェン吸着剤

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JPH04114661A
JPH04114661A JP2232542A JP23254290A JPH04114661A JP H04114661 A JPH04114661 A JP H04114661A JP 2232542 A JP2232542 A JP 2232542A JP 23254290 A JP23254290 A JP 23254290A JP H04114661 A JPH04114661 A JP H04114661A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パイロジエン吸着剤に関する。又、患者の血
液や血漿等の体液、インターフェロン等の薬剤、或いは
血液浄化器等の医療機器中の充填液等にこのパイロジエ
ン吸着剤を接触させるパイロジエンの吸着除去方法に関
する。
〔従来の技術及びその問題点〕
パイロジエンは、インターフェロンやTNF、SOD等
の生物体や生体成分由来の薬剤、或いは血液浄化器や透
析器、血漿分離器等の医療機器の充填液等にしばしば含
まれることがあり、患者の発熱等の事故の原因となって
いる。又、パイロジエンであるEad□toxinがM
OF (多臓器不全)に伴うDIC(汎発性血管向凝固
症候群)や敗血症の原因物質であることも知られている
。
パイロジエンの中で最も発熱に関与する物質は細菌性の
ものであり、一般に外毒素(Bxot。
xin)と内毒素(Endotoxin)とに分けられ
る。これらの内、ダラム陰性菌の細胞壁燐脂質多糖体(
Lipopolysaccharide、LPS)を主
とする内毒素が最も発熱性が強力である。
従って、血液浄化器等の医療機器の充填液等やインター
フェロン等の薬剤へのパイロジエン混入防止のために、
製造工程において無菌的な取扱が強く要求される。しか
し、現実にはダラム陰性菌の混入、及びその結果として
のパイロジエンによる汚染はしばしば起こっている。そ
して、−度、薬剤や医療機器がパイロジエンで汚染され
ると、通常の滅菌操作では患者の発熱を防止できない。
なぜなら、パイロジエンは生物体ではなく化学物質であ
るので通常の滅菌操作では無毒化できないからである。
パイロジエンの化学構造を熱的に破壊するには通常25
0°C以上に加熱することが必要であるが、薬剤や医療
機器等についてこのような操作を行うことは現実にはと
ても不可能である。
このため、従来は、逆浸透膜や限外濾過膜による濾過や
、ヒスチジンやポリミキシンB等のパイロジエンと親和
性の高いりガントを固定化したパイロジエン吸着剤によ
る吸着除去により、パイロジエンを除去していた。
しかし、注射水や低分子量の薬剤は、逆浸透膜や限外濾
過膜で濾過してパイロジエンを除くことができるが、血
液や血漿については困難である。
又、TNFやSOD等の薬剤を実験室レベルのスケール
で試験製造する場合等、サンプルが少量の場合も、これ
らの膜による精製が困難である。
一方、パイロジエン吸着剤を用いる方法により、血液や
血漿、或いは少量のサンプルのパイロジエン除去は容易
に行える。しかし、従来はパイロジエン吸着剤そのもの
が充分な吸着性能や吸着選択性を有していないという問
題があった。又、リガンドを担体に固定したタイプのパ
イロジエン吸着剤を用いる場合は、リガンドが吸着剤か
ら脱落して患者の体内に流出することにより、患者が重
篤な免疫反応を起こす虞れがある等、安全性の面からも
問題があった。
〔本発明の解決すべき課題] 本発明は、吸着選択性、吸着速度に優れ、且つリガンド
を使用しないパイロジエン吸着剤を提供することを目的
とする。
又、血液等の体液、SOD等の生物体や生体成分由来の
薬剤、或いは血液浄化器等の医療機器の充填液等を上記
の吸着剤に接触させてパイロジエンを吸着除去する方法
を提供することも、目的とする。
〔課題解決のための技術的手段〕
本発明のパイロジエン吸着剤は、アガロースのような水
酸基を有する高分子化合物に、2個以上のイソシアネー
ト基を有するイソシアネート化合物を結合させたもので
ある。
水酸基を有する高分子化合物は、水に不溶のものであれ
ば如何なるものでもよいが、殊に好ましいのは、アガロ
ース、セルロース、デキストラン、ポリエチレングリコ
ール等である。これらは単独でも2種以上の混合物とし
ても用いられる。又、これらの化合物の架橋物も好まし
い。
これらの化合物の形状は、粒子状、繊維状、膜状、中空
糸状、チューブラ−状、等、特に制限はない。しかし、
イソシアネート化合物と反応させるのに好都合な点、及
びイソシアネート化合物と反応させて得られる吸着剤の
取扱が容易な点で、粒子状や繊維状のものが好ましい。
粒子状の場合は、得られる吸着剤が、カラムに充填した
際に目詰まりしにくく且つパイロジエンの吸着速度が高
い点から、直径20〜5000μm1より好ましくは2
0〜1000μmの球状が好ましい。
イソシアネート化合物は、分子中に2個以上のイソシア
ネート基を有するものであればよい。このようなイソシ
アネート化合物の例としては、例えば、 式、0CN−R−NGO (Rは炭素数1〜12の脂肪族鎖、又は炭素数6〜15
の芳香族鎖を表す)で示される二官能性イソシアネート
の他、三官能性以上の多官能性イソシアネートが挙げら
れる。
二官能性イソシアネートとしては、具体的にはへキサメ
チレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネ
ート、0−トリジンイソシアネート、トリレンジイソシ
アネート、ナフチレン−1゜5−ジイソシアネ−1−1
4,4’ −ジフェニルメタンジイソシアネート等が挙
げられる。
又、三官能性イソシアネートとしては、例えばトリフェ
ニルメタン4.4°、4″、−トリイソシアネート、1
,3.5−)リイソシアネートー2−メチルベンゼン、
1,3.6−ヘキサメチレントリイソシアネート、1,
3.5−)リス(6−ヒドロキシヘキシル)トリイソシ
アネートが挙げられる。
これらの化合物の中では、ヘキサネチレンジイソシアネ
ートが、得られる吸着剤の吸着活性が特に高い点で最も
好ましい。
本発明のパイロジエン吸着剤は、例えば次のようにして
製造することができる。
水酸基を有する高分子化合物は、乾燥状態のものを使用
することがこのましい。もし、これらの化合物が水分を
含有する場合は、通常の手段により乾燥するか、又は無
水有機溶媒で置換処理を繰り返しせばよい。置換に用い
る有機溶媒は、イソシアネート化合物との反応に用いる
溶媒と同一の物であればよく、例えば、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド
、テトラヒドロフラン、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン等を挙げらことかできる。
イソシアネート化合物との反応は次のようにして行う。
即ち、水酸基を有するアガロース等の高分子化合物を上
記の有機溶媒に縣濁させ、イソシアネート化合物を加え
、10〜200″C1好ましくは30°C〜110°C
で攪拌して反応させる。水酸基を有する高分子化合物と
イソシアネート化合物の割合は特に制限はないが、当該
高分子化合物中の水酸基(−OH)とイソシアネート化
合物(−NCO)との割合が、−NCO/−OH>1と
なるようにすることが好ましい。反応は全て反応系に水
が入らない条件で行う。指定時間攪拌し水酸基とイソシ
アネート基とが反応した後、得られた吸着剤を有機溶媒
で反応物を繰り返し洗浄し、未反応のイソシアネート化
合物や副生成物を除去する。次いで、この吸着材を吸引
濾過し水で繰り返し洗浄して、有機溶媒を除去する。こ
の吸着剤は通常注射用蒸留水中で無菌状態で保存する。
本発明のパイロジエン吸着剤を用いて、患者の血液や血
漿からのパイロジエンを除去するには種々の方法がある
。
最も簡便な方法としては、例えば患者の血液を体外に導
き出して血液バッグに貯め、これに本発明のパイロジエ
ン吸着剤を混合してパイロジエンを吸着除去したのち、
フィルターで吸着剤を除去して血液を患者の体に戻す方
法がある。この方法は複雑な装置を必要としない点で好
ましい。
又、他の方法には、パイロジエン吸着剤をカラムに充填
したものを体外循環回路に組み込み、オンラインでパイ
ロジエンを吸着除去する方法などがある。体外循環回路
には全血を循環させてもよいし、血漿のみを循環させて
もよい。
インターフェロンやSOD、TNF等の薬剤からパイロ
ジエンを除去する方法としては、例えばこれらの薬剤の
粗製品を本発明のパイロジエン吸着剤と混合してパイロ
ジエンを吸着除去し、フィルターで吸着剤を除去す方法
がある。この方法は複雑な装置を必要としない点で好ま
しい。
又、他の方法には、パイロジエン吸着剤をカラムに充填
したものにこれらの薬剤の粗製品を通してパイロジエン
を吸着除去する方法などもある。
医療機器の充填液からパイロジエンを除去するには、パ
イロジエン吸着剤をカラムに充填したものを医療機器の
循環回路に組み込み、充填液をカラムを通して循環させ
る等の方法がある。
〔実施例〕
以下、実施例により、本発明を更に詳しく説明する。
パイロジエン   の11゛告 架橋アガロース〔商品名セファロースCL−4B(ファ
ルマシア製)〕を蒸留水で繰り返し洗浄し、吸引濾過し
て水を充分絞り切った。
このウェット状の架橋アガロース10.0g(絶乾状態
で0.77 g )を脱水したジメチルスルホキシド(
DMSO)50d中に加え、常温で2時間攪拌した。水
分の入らない系でDMSOを除去した後、新たに脱水D
MSO30d!を加え、常温で1時間撹拌した。以下同
様に3O−(12,5時間)、30111(3時間)の
操作を繰り返し、最後にDMSO20−を加えた。この
ときの系内のDMSO中の水分量をカールフィッシャー
法で分析すると約10ppmであった。
この系にヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)
1.0gを脱水DMSOIO厳に加えた溶液を仕込み、
100°Cで2時間攪拌して反応を行った。反応溶液を
除去後、新たなりMSO21を仕込み、常温で1.5時
間攪拌して洗浄を行った。
以後、同様に25d(1,5時間)、20#li!(1
,5時間) 、20111(]、、55時間、20d(
11,5時間)、20m(2,5時間9の条件で順次洗
浄した。
最後の洗浄液2Od中のイソシアネート基を滴定分析し
たがイソシアネート基は検出されなかった。
その後、水30dを加えて反応を停止した。反応物を吸
引濾過し、DMSO20d中で室温で一夜攪拌したのち
、再び濾取し、大多量の水で繰り返し洗浄し、吸着剤を
得た。吸着剤の形状はビーズ状であり、平均粒径は55
μmであった。この吸着剤を吸引濾過後、注射用蒸留水
に浸漬した。
吸着試験は、このパイロジエン吸着剤を吸引濾過により
水を絞り切って行った。
1崖■土 上記の方法で調整したパイロジエン吸着剤0.5rd(
乾燥重量0. ]、 g )と、パイロジエン溶液(E
。
Co11 0128:B12)1.5dを、パイフレー
ク−で混合した後、37°Cで120分間インキュベー
トした。その後、遠心分離(7000rpm、15分間
)し、上澄を採取し、エントスベージ−法でパイロジエ
ンを定量した。その結果を第1表に示す。
A;吸着試験前のパイロジエン濃度(ng/−)B;吸
着試験後のパイロジエン濃度(pg/me)C;吸着率
(%) この結果から、濃度1100nと高濃度のパイロジエン
溶液においても、本発明のパイロジエン吸着剤はパイロ
ジエンをよく吸着することが、判った。
裏蓋1 実施例1で使用したパイロジエン吸着剤5.0−を内径
10閣のカラムに充填した。このカラムにパイロジエン
溶液(E、Co11 0128:B12)濃度10.0
 n g/1nl)を2.0d/分の流速で流し、流出
液中のパイロジエン濃度を測定した。
その結果を表2に示す。
表2 この結果から、カラムに詰めその中にパイロジエン溶液
を通した場合でも、本発明のパイロジエン吸着剤はパイ
ロジエンをよく吸着することが判る。
実JIB引1 実施例1で使用したパイロジエン吸着剤5.0−を内径
10−〇カラムに充填した。このカラムにパイロジエン
溶液(E、Co11 0128:B12)濃度100 
n g/d)と人アルブミン溶液(濃度5.0■/a)
の混合溶液200dを流通させ、人アルブミンの回収率
及びパイロジエンの除去率を測定した。その結果、人ア
ルブミンの回収率は95.2%、パイロジエンの除去率
はほぼ100%であった。。
このことから、本発明のパイロジエン吸着剤はパイロジ
エンを殆ど100%吸着するにも係わらず、有用成分の
アルブミンは殆ど吸着しないことが判った。
裏施桝工 実施例1で使用したパイロジエン吸着剤5. Olid
!を内径10mm0カラムに充填した。このカラムにパ
イロジエン溶液(E、Co11 0128:B工2)濃
度100 n g/rd)  とインシュリン溶液(濃
度2.0■/M1)の混合溶液200滅を流通させ、イ
ンシュリンの回収率及びパイロジエンの除去率を測定し
た。その結果、インシュリンの回収率は99%、パイロ
ジエンの除去率はほぼ100%であった。
このことから、本発明のパイロジエン吸着剤はパイロジ
エンを殆ど100%吸着するが、有用物質のインシュリ
ンは殆ど吸着しないことが判った。
実施例l 実施例1で使用した吸着剤5.01nIlを内径10薗
のカラムに充填した。このカラムにパイロジエン溶液(
E、Co11 0128:B12)濃度100 n g
 /ll11)とTNF溶液(濃度1.0mg/m)の
混合溶液200dを流通させ、TNFの回収率及びパイ
ロジエンの除去率を測定した。その結果、TNFの回収
率は95%であり、パイロジエンの除去率はほぼ100
%であった。
このことから、本発明のパイロジエン吸着剤はパイロジ
エンを殆ど100%吸着するが、有用物質のTNFは殆
ど吸着しないことが判った。
災旌拠五 実施例1で使用したパイロジエン吸着剤0.5 dと、
パイロジエン高値の患者の血漿1.5dをバイブレータ
−で混合し、37°Cで120分間インキュベートした
。その後、遠心分離し、その上澄についてエントスペー
ジ−法でパイロジエン1度を測定した。結果を表3に示
す。
表3 A;吸着試験前のパイロジエン濃度(I1g/dl)B
;吸着試験後のパイロジエン濃度(ng/m)C;吸着
率(%) この結果から、実際にヒト血漿について使用した場合で
あっても、パイロジエンをよく吸着することが判った。
止較別丁 セファロースCL−4B0.5K(乾燥重量0.1g)
と、パイロジエン溶液(E、Co11 0128:B1
2)1.5mを、バイブレータ−で混合した後、37°
Cで120分間インキュベートした。
その後、遠心分離(7000rpm、15分間)し、上
澄を採取し、エントスベージ−法でパイロジエンを定量
した。その結果を第4表に示す。
表4 、L較十[を 比較例1で使用した吸着剤5.0 ll11を内径10
mのカラムに充填した。このカラムにパイロジエン溶液
(E、Co11 0128:B12)濃度100 n 
g 7m)を2. Ovrfl /分の流速で流し、流
出液中のパイロジエン濃度を測定した。その結果を表5
に示す。
表5 A:吸着試験前のパイロジエン濃度(■/In1)B;
吸着試験後のパイロジエン濃度(■/d)C;吸着率(
%) 比較例1で使用した吸着剤5.0蔵を内径10閣のカラ
ムに充填した。このカラムにパイロジエン溶液(E、C
o11 0128:B12)濃度100 n g /y
tl)  と人アルブミン溶液(濃度5.0 mg/d
1)の混合溶液200dを流通させ、人アルブミンの回
収率及びパイロジエンの除去率を測定した。その結果、
人アルブミンの回収率は95.2%であったが、パイロ
ジエンは除去率1.0%と殆ど除去されないことが判っ
た。
止較±↓ 比較例1で使用した吸着剤5.0 dを内径10mm0
カラムに充填した。このカラムにパイロジエン溶液(E
、Co11 0128:B12)濃度100 n g/
d)とインシュリン溶液(濃度2.0mg/H1)の混
合溶液200dを流通させ、インシュリンの回収率及び
パイロジエンの除去率を測定した。その結果、インシュ
リンの回収率は99%であったが、パイロジエンの除去
率は1.0%と殆ど除去されないことが判った。
止較±旦 比較例1で使用した吸着剤5.0戚を内径10髄のカラ
ムに充填した。このカラムにパイロジエン溶液(E、C
o11 0128+B12)濃度1100n/m)とT
NF熔液(濃度]、Omg/d)の混合溶液200mを
流通させ、TNFの回収率及びパイロジエンの除去率を
測定した。その結果、TNFの回収率は95%であった
が、パイロジエンの除去率は1.0%と殆ど除去されな
いことが判った。
c本発明の効果〕 本発明のパイロジエン吸着剤は、パイロジエンの吸着選
択性、及び吸着速度に優れでいる。又、リガンドを結合
させたタイプではないので、使用中にパイロジエン吸着
剤からりガント等免疫疾患の原因になるようなものが脱
離することもない。
従って、患者の血液や血漿等を上記のパイロジエン吸着
剤に吸着させる本発明のパイロジエン除去方法は、敗血
症に見られるエンドトキシンショックの患者の治療に特
に有効である。
又、注射水やインターフェロン等の薬剤、或いは血液浄
化器等の医療用機器の充填液の精製にも、本発明のパイ
ロジエン除去方法は効果的であり、患者の発熱等の事故
を大幅に減らずことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸基を有する高分子化合物に、2個以上のイソ
    シアネート基を有するイソシアネート化合物を結合させ
    た、パイロジェン吸着剤。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に記載のパイロジェン吸着
    剤にパイロジェンを吸着させる、パイロジェンの吸着除
    去方法。
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