JPH04115540U - スナツプリング装着用ガイド - Google Patents

スナツプリング装着用ガイド

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JPH04115540U
JPH04115540U JP2853591U JP2853591U JPH04115540U JP H04115540 U JPH04115540 U JP H04115540U JP 2853591 U JP2853591 U JP 2853591U JP 2853591 U JP2853591 U JP 2853591U JP H04115540 U JPH04115540 U JP H04115540U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 径寸法が異なる複数種類のワークを心出しし
てスナップリングを良好に装着できるようにする。 【構成】 スナップリングをガイドするリングガイド面
76と、大径のワークを心出しするワークガイド面80
と、ワークの上端部が当接させられるワーク当接部78
とを備えたガイド本体72に、小径のワークを心出しす
るワークガイド面94を備えた心出し部材74を軸方向
の移動可能に配設するとともに、圧縮コイルスプリング
90によりその心出し部材74を常には心出し位置に保
持し、大径のワークを心出しする際には心出し部材74
が後退させられるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスナップリング装着用ガイドの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テーパ形状のリングガイド面と、そのリングガイド面の先端に設けられたワー ク当接部とを備え、前記リングガイド面の先端の径寸法と略同一寸法のリング装 着円筒面を有するワークがそのリングガイド面と同心に前記ワーク当接部に当接 させられた状態において、前記リングガイド面に供給されたスナップリングがそ のリングガイド面の先端側へ押し込まれることにより、そのリングガイド面に沿 ってそのスナップリングを縮径または拡径させて前記リング装着円筒面に嵌合す るスナップリング装着用ガイドが知られている。例えば、筒状ワークの内周面が リング装着円筒面とされている場合には、上記リングガイド面は先端側へ向かう に従って径寸法が小さくなるテーパ内周面にて構成され、そのテーパ内周面によ りスナップリングを縮径させて筒状ワークの内周面に嵌合する一方、筒状ワーク の外周面がリング装着円筒面とされている場合には、リングガイド面は先端側へ 向かうに従って径寸法が大きくなるテーパ外周面にて構成され、そのテーパ外周 面によりスナップリングを拡径させて筒状ワークの外周面に嵌合するのである。 そして、このようなスナップリング装着用ガイドには、一般に、前記リングガイ ド面と逆のテーパ形状を成すワークガイド面が一体に設けられ、そのワークガイ ド面がワークと係合させられることにより、そのワークを同心に心出ししつつワ ーク当接部に案内するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のスナップリング装着用ガイドにおいては、ワーク を心出しするワークガイド面が一体に設けられているため、径寸法が異なる複数 種類のワークにスナップリングを装着する場合には、その径寸法に応じて複数種 類のスナップリング装着用ガイドを用意し、それ等を交換して装着作業を行う必 要があった。すなわち、例えばワークの内周面にスナップリングを装着するスナ ップリング装着用ガイドについて具体的に説明すると、ワークの径寸法が大きい 場合にはワークガイド面の途中でワークが引っ掛かってしまい、ワーク当接部に ワークが当接できなくなってスナップリングをワーク内周面に嵌合できなくなる 一方、ワークの径寸法が小さい場合にはワークがワーク当接部に当接した状態で も径方向にがたつくため、やはりスナップリングをワーク内周面に嵌合できなく なるのである。
【0004】 また、上記ワークガイド面はワークの寸法公差などを考慮して設けられるため 、ワークがワーク当接部に当接した状態においても僅かな径方向のがたつきは避 けられず、必ずしも高い精度でワークの心出しを行うことができないという別の 問題も含んでいた。
【0005】 本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、 径寸法が異なる複数種類のワークを心出ししてスナップリングを良好に装着する ことができるスナップリング装着用ガイドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、テーパ形状のリングガイド面と、そ のリングガイド面の先端に設けられたワーク当接部とを備え、前記リングガイド 面の先端の径寸法と略同一寸法のリング装着円筒面を有するワークがそのリング ガイド面と同心に前記ワーク当接部に当接させられた状態において、前記リング ガイド面に供給されたスナップリングがそのリングガイド面の先端側へ押し込ま れることにより、そのリングガイド面に沿ってそのスナップリングを縮径または 拡径させて前記リング装着円筒面に嵌合するスナップリング装着用ガイドであっ て、(a)前記リングガイド面およびワーク当接部が設けられたガイド本体と、 (b)前記リングガイド面と逆のテーパ形状を成すワークガイド面が形成されて 、前記ガイド本体の先端部にそのガイド本体と同心に且つ軸方向の移動可能に配 設され、そのワークガイド面が前記ワークと係合させられることにより、そのワ ークと前記ガイド本体とを同心に心出しする心出し部材と、(c)その心出し部 材を常には前記ガイド本体の先端側へ付勢して予め定められた心出し位置に保持 する付勢手段とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用および考案の効果】
このようなスナップリング装着用ガイドにおいては、リングガイド面およびワ ーク当接部が設けられたガイド本体に対して、ワークを心出しする心出し部材が そのガイド本体と同心に且つ軸方向の移動可能に配設され、常には付勢手段によ り予め定められた心出し位置に保持されるようになっているため、スナップリン グを装着すべきワークは、心出し位置に保持されている心出し部材のワークガイ ド面と係合させられて心出しされてガイド本体のワーク当接部に当接させられる 。この時、ワークがワークガイド面の途中で心出しされた場合には、心出し部材 がワークに押圧されて付勢手段の付勢力に抗して後退させられることにより、ワ ークはガイド本体のワーク当接部に当接させられる。そして、その状態でスナッ プリングがリングガイド面に沿ってガイド本体の先端側へ押し込まれることによ り、縮径または拡径されてワークのリング装着円筒面に嵌合される。
【0008】 ここで、本考案のスナップリング装置用ガイドは、ワークを心出しする心出し 部材がガイド本体と別体に構成されて軸方向へ後退し得るようになっているため 、径寸法が異なる複数種類のワークにスナップリングを装着する場合でも、その ワークを良好に心出しできるとともにワーク当接部に当接させることができるの である。なお、心出し部材のみで複数種類のワークが心出しされるようになって いても良いが、従来と同様にガイド本体にワークガイド面を一体に設けておいて 何れか1種類のワークが心出しされるようにし、他のワークについては心出し部 材によって心出しされるように構成することもできる。
【0009】 また、上記心出し部材のワークガイド面には、取り扱うワークの径寸法に応じ て段部を設けておくことも可能であるが、ワークガイド面が軸方向の全域でテー パ形状を成すように設けられている場合には、寸法公差などによりワークの径寸 法が僅かに異なっている場合でも、それ等のワークを常に高い精度で心出しする ことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1および図2は、図4に示されているスナップリング10をワーク12に装 着するスナップリング装着装置14の一部を切り欠いた正面図および右側面図で ある。このスナップリング装着装置14は、位置固定に設けられたベースプレー ト16に配設されており、そのベースプレート16上には駆動シリンダ18が下 向きに取り付けられているとともに、ベースプレート16の下側には一対のガイ ドロッド20を介して昇降プレート22が上下方向の移動可能に設けられている 。昇降プレート22は、駆動シリンダ18の出力ロッド24に固定されて上下駆 動されるようになっているとともに、昇降プレート22の下側には取付プレート 26が一対のガイドレール28に案内されつつ図1の左右方向の移動可能に配設 されている。取付プレート26は、昇降プレート22の下側に固定された切換シ リンダ30により図1の左右方向へ移動させられるとともに、ストッパボルト3 2,34に当接して左端位置および右端位置に位置決めされるようになっている 。
【0012】 上記取付プレート26には、一対のリング押込みヘッド36および38が取り 付けられており、左側のリング押込みヘッド36は取付プレート26が右端位置 へ移動させられることにより予め定められたワーク配設位置の真上に位置させら れ、右側のリング押込みヘッド38は取付プレート26が左端位置へ移動させら れることによりワーク配設位置の真上に位置させられる。リング押込みヘッド3 6は、図3に詳しく示されているように、下端に外向きのフランジ42を有する 摺動部材44と、その摺動部材44の上端に固設された当接部材46と、摺動部 材44の下端部に固設された筒状の押込み部材48とを備えており、取付プレー ト26に設けられた支持ブロック50にガイドブッシュ52を介して一定寸法d の上下動可能に配設されている。かかるリング押込みヘッド36は、常には自重 により当接部材46が支持ブロック50に当接する下降端位置に保持され、当接 部材46と前記出力ロッド24との間に寸法dより小さい隙間が形成されるよう になっており、これにより、当接部材46と出力ロッド24とが干渉することな く取付プレート26は図1の左右方向へ移動させられるとともに、取付プレート 26が右端位置に保持された状態においてリング押込みヘッド36が取付プレー ト26に対して相対的に上方へ移動させられると、当接部材46が出力ロッド2 4に当接してリング押込みヘッド36に駆動シリンダ18の駆動力が直接作用さ せられる。上記押込み部材48の内部には押え部材54が上下方向の移動可能に 配設されているとともに、その押え部材54は、圧縮コイルスプリング56によ り下方へ付勢されて常には下端が押込み部材48の下端と略一致する位置にスト ッパ58によって保持されるようになっている。なお、他方のリング押込みヘッ ド38は、押込み部材48の先端部の径寸法が相違するだけで実質的に上記リン グ押込みヘッド36と同じ構成であるため、詳しい説明を省略する。
【0013】 上記取付プレート26にはまた、下方へ向かって突き出す一対のガイドロッド 60を介してガイドプレート62が上下方向の移動可能に配設されている。ガイ ドプレート62は、圧縮コイルスプリング64により下方へ付勢されてガイドロ ッド60の下端に設けられたストッパ66に当接させられることにより、常には 前記リング押込みヘッド36,38の下端と略一致する高さ位置に保持されるよ うになっている。また、かかるガイドプレート62には、リング押込みヘッド3 6,38と同心に一対のスナップリング装着用ガイド(以下、単にガイドという )68,70が取り付けられている。
【0014】 一方のガイド68は、その底面図を示す図5および図5のVI−VI断面を示す図 6から明らかなように、ガイドプレート62に固設されたガイド本体72と、そ のガイド本体72に取り付けられた心出し部材74とを備えて構成されている。 ガイド本体72は、先端すなわち下端側へ向かうに従って径寸法が小さくなるテ ーパ孔形状のリングガイド面76と、そのリングガイド面76の先端に設けられ たワーク当接部78と、先端側へ向かうに従って径寸法が大きくなるテーパ孔形 状を成してワーク当接部78よりも更に先端側に設けられたワークガイド面80 とを一体に備えている。リングガイド面76の上端側における最大径寸法は、自 然状態におけるスナップリング10の外径よりも大きく、前記図3に示されてい るようにガイドプレート62上に設けられたリング供給治具82に案内されつつ スナップリング10が供給爪84により1枚ずつリングガイド面76内に上方か ら供給されるようになっている。また、リングガイド面76の先端側における最 小径寸法は、円筒形状を成すワーク12の内径寸法と同じかそれより小さい寸法 に定められており、これは上記自然状態におけるスナップリング10の外径寸法 より小さくて、スナップリング10はリングガイド面76の途中で引っ掛かった 状態で保持される。前記リング押込みヘッド36の押込み部材48の先端の外径 寸法は、このリングガイド面76の最小径寸法と略同じで、リングガイド面76 内を軸方向に挿通し得るようになっている。上記ワークガイド面80は、図8に 示されている大径のワーク12bを心出しするためのもので、先端開口部におけ る最大径寸法はワーク12bの上端部における外径寸法よりも十分に大きく、ワ ーク当接部78側の最小径寸法はワーク12bの上端部における外径寸法と略同 じにされている。
【0015】 心出し部材74は、上記ガイド本体72の先端側部分の外周側にそのガイド本 体72と同心に且つ軸方向の移動可能に設けられた円環形状のリング部材86と 、そのリング部材86に等角度間隔でボルトによって固設された3個のガイド爪 88とから構成されており、リング部材86とガイド本体72との間に介挿され た4本の圧縮コイルスプリング90によりガイド本体72の先端側すなわち下端 側へ付勢されている。ガイド爪88は、リング部材86の内周側へ突き出すよう に取り付けられてガイド本体72に形成された挿通孔92内にガイド本体72の 軸方向(上下方向)の移動可能に挿入されており、心出し部材74は、上記圧縮 コイルスプリング90の付勢力に従って常にはガイド爪88が挿通孔92の先端 側の壁面に当接する心出し位置に保持される。ガイド爪88は、前記ワークガイ ド面80の最小径部よりも内周側まで突き出しているとともに、その内周側端部 には、心出し位置に保持された状態において前記ワークガイド面80と略一致す るか軸方向において凹むようにワークガイド面94が設けられている。3個のガ イド爪88のワークガイド面94は、ガイド本体72の軸心を中心とする共通の 一円周上に位置させられており、この3個のワークガイド面94により前記リン グガイド面76と逆のテーパ孔形状が部分的に形成されている。また、かかるワ ークガイド面94は図7に示されている小径のワーク12aを心出しするための もので、3個のガイド爪88のワークガイド面94の内側端部を通る円周の径寸 法はワーク12aの上端部における外径寸法と略同じにされている。個々のガイ ド爪88のワークガイド面94はワークガイド面80と略同じテーパのテーパ面 であることが望ましいが、平坦な傾斜面であっても差支えない。また、ガイド本 体72の先端部外周面には等角度間隔で凹所96が3個形成され、リング部材8 6が円滑に軸方向へ摺動し得るようにグリースが充填されている。上記圧縮コイ ルスプリング90は付勢手段に相当する。
【0016】 他方のガイド70は、リングガイド面76およびワークガイド面80,94の 径寸法が相違するだけで上記ガイド68と実質的に全く同じ構成であるため、詳 しい説明を省略する。
【0017】 また、ワーク12は、前記ワーク配設位置に上向きに配設されるようになって おり、その上端部の内周面すなわちリング装着円筒面98には、前記スナップリ ング10を装着するための環状の装着溝100が形成されているとともに、軸中 心には上方へ突き出すロッド102が設けられている。かかるワーク12は、上 記のようにリング押込みヘッド36およびガイド68によってスナップリング1 0が装着されるワーク12aおよび12bの他、他方のリング押込みヘッド38 およびガイド70によってスナップリング10が装着される2種類のものが用意 されている。すなわち、本実施例のスナップリング装着装置14は径寸法が異な る計4種類のワーク12に対してスナップリング10の装着作業を行うことがで きるのである。なお、リング押込みヘッド36およびガイド68によって装着す るスナップリング10と、リング押込みヘッド38およびガイド70によって装 着するスナップリング10とは、リング供給治具82が異なるため必ずしも同じ 大きさである必要はなく、ワーク12の大きさに対応して異なる大きさのスナッ プリング10を装着するようになっていても良い。同じリング押込みヘッド36 およびガイド68によって装着するスナップリング10についても、ワーク12 a,12bの径寸法に応じて異なる大きさのスナップリング10がワーク12の 種類に応じて供給されるようにすることもできる。
【0018】 次に、以上のように構成されたスナップリング装着装置14により、ワーク1 2aおよび12bにスナップリング10を装着する作動を説明する。
【0019】 先ず、切換シリンダ30により取付プレート26を右端位置に位置決めしてリ ング押込みヘッド36およびガイド68をワーク配設位置の真上に位置させ、そ の状態で駆動シリンダ18の出力ロッド24が下方へ突き出されて昇降プレート 22が下降させられると、ワーク配設位置にセットされているワーク12のロッ ド102がガイド68内に相対的に挿入されるとともに、ワーク12の上端部が ガイド68と係合させられて心出しされる。この時、小径のワーク12aがワー ク配設位置にセットされている場合には、ワーク12aの上端部は、ガイド本体 72に設けられたワークガイド面80に係合させられるとともに、心出し位置に 保持されている心出し部材74のガイド爪88に設けられたワークガイド面94 にも係合させられ、そのワークガイド面94の内周側端部すなわち上端部まで案 内されて心出しされ、ガイド本体72のワーク当接部78に当接させられる。ワ ークガイド面94は、ワークガイド面80によって心出しを行うことができない 僅かな範囲、すなわちワークガイド面80により略心出しされて軸心の傾斜が小 さくなったワーク12aを心出しするだけで良い。図7はこの状態であり、心出 し部材74は圧縮コイルスプリング90により心出し位置に保持されたままであ る。また、大径のワーク12bがワーク配設位置にセットされている場合には、 ワーク12bの上端部は、ガイド本体72に設けられたワークガイド面80に係 合させられてその内周側端部すなわち上端部まで案内されることにより心出しさ れる。この状態において、心出し部材74のガイド爪88はワーク12bの上端 部と係合させられており、ガイド68が更に下降させられると、心出し部材74 は圧縮コイルスプリング90の付勢力に抗してガイド本体72に対して相対的に 上方へ後退させられ、ワーク12bの上端部がガイド本体72のワーク当接部7 8に当接させられる。図8はこの状態である。
【0020】 なお、上述した作動はガイド68に対してワーク12が心ずれしている場合で あり、ワーク12が心ずれしていない場合には、ワーク12aはワークガイド面 80および94と係合することなくワーク当接部78に当接させられ、ワーク1 2bはワークガイド面80と係合することなく心出し部材74を後退させてワー ク当接部78に当接させられる。
【0021】 その後、駆動シリンダ18によって昇降プレート22が更に下降させられると 、ワーク12の上端部に当接させられたガイド68およびガイドプレート62は それ以上下降できないため、圧縮コイルスプリング64を弾性変形させつつリン グ押込みヘッド36が下降させられ、押え部材54がロッド102の上端部に当 接させられる。ロッド102との当接により押え部材54の下降が阻止されると 、以後は、圧縮コイルスプリング56を弾性変形させつつ押込み部材48のみが 下降させられ、予めリングガイド面76内に供給されているスナップリング10 に当接させられて、そのスナップリング10を下方へ押し込む。リングガイド面 76は下方へ向かう程小径とされているため、下方へ押し込まれるスナップリン グ10はそのリングガイド面76に沿って縮径させられるとともに、リング押込 みヘッド36はリングガイド面76に案内されつつ下降させられる。また、この 時の反力によりリング押込みヘッド36は取付プレート26に対して相対的に上 昇させられ、駆動シリンダ18の出力ロッド24に当接させられてその駆動力が 直接作用させられるようになる。なお、圧縮コイルスプリング56のばね力が大 きい場合には、上記押え部材54がロッド102に当接させられた時点でリング 押込みヘッド36は出力ロッド24に当接させられる。
【0022】 そして、上記リング押込みヘッド36による押込みによりスナップリング10 がリングガイド面76の下端部まで達すると、ワーク当接部78に当接させられ ているワーク12のリング装着円筒面98内にそのまま挿入され、そのリング装 着円筒面98に設けられた装着溝100に達すると、自身の弾性力に従ってその 装着溝100内に嵌まり込む。このリング押込みヘッド36によるスナップリン グ10の押込み動作はワーク12の種類に拘らず同じであり、図9はワーク12 aにスナップリング10が押し込まれて装着された状態である。
【0023】 その後、駆動シリンダ18の出力ロッド24が引き込まれ、昇降プレート22 が図1に示されている上昇端位置まで上昇させられることにより、1個のワーク 12に対するスナップリング10の一連の装着動作は終了する。
【0024】 なお、他方のリング押込みヘッド38およびガイド70によりスナップリング 10をワーク12に装着する場合には、切換シリンダ30により取付プレート2 6を左端位置に位置決めした後、上述したのと同様に駆動シリンダ18で昇降プ レート22を下降させれば良い。
【0025】 このように、本実施例のスナップリング装着装置14においては、ワーク12 を心出しする心出し部材74がガイド本体72と別体に構成されて軸方向へ後退 し得るようにしたガイド68,70が用いられ、それぞれ径寸法が異なる2種類 のワーク12を良好に心出ししてワーク当接部78に当接させることができるよ うになっているため、2組のリング押込みヘッド36,38およびガイド68, 70により計4種類のワーク12に対してスナップリング10を良好に装着する ことが可能なのである。
【0026】 また、このようにリング押込みヘッド36およびガイド68、リング押込みヘ ッド38およびガイド70により、それぞれ2種類のワーク12に対するスナッ プリング10の装着が可能であることから、スナップリング装着装置14がコン パクトに構成されるとともに、切換シリンダ30によって取付プレート26を移 動させる回数、すなわちワーク12の種類に応じて段取替する回数が少なくて作 業能率が向上する。
【0027】 また、上記ガイド68は、ガイド本体72にワークガイド面80が設けられて 大径のワーク12bの心出しが行われるようになっているとともに、心出し部材 74に設けられて小径のワーク12aの心出しを行うワークガイド面94は、上 記ワークガイド面80によって心出しを行うことができない僅かな範囲、言い換 えればワークガイド面80により略心出しされて軸心の傾斜が小さいワーク12 aを心出しするだけで良いため、そのワーク12aの心出し時に心出し部材74 に作用する負荷は比較的小さく、圧縮コイルスプリング90の付勢力に抗して心 出し部材74が後退することによるワーク12aの心出し不良が良好に回避され る。ガイド本体72のワークガイド面80によって心出しされるワーク12bの 心出し不良の恐れは全くない。このことは、ガイド70についても同様である。
【0028】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案は他の態 様で実施することもできる。
【0029】 例えば、前記実施例のガイド68は2種類のワーク12a,12bを心出しで きるように構成されているが、図10に示されているように3個のワークガイド 面110a,110b,110cが階段状に設けられたガイド爪112を採用す ることにより、心出し部材74により径寸法が異なる3種類のワーク12を心出 しできるようにすることも可能である。図10においては、ガイド本体72にも ワークガイド面116が設けられて計4種類のワーク12の心出しが可能である が、ワークガイド面116を除去するかガイド爪112に設けることにより、心 出し部材74のみで複数種類のワーク12の心出しを行うようにすることもでき る。また、上記ワークガイド面110a,110b,110c間の段部を無くし て、一連の平面またはテーパ面にてワークガイド面を構成し、そのワークガイド 面にて複数種類のワーク12の心出しが行われるようにしても差支えない。
【0030】 また、前記実施例では3個のガイド爪88が設けられていたが、このガイド爪 88の数を適宜変更できることは勿論、ガイド本体72にワークガイド面80を 設けない場合等には周方向に連続したテーパ孔形状のワークガイド面を心出し部 材74に設けることもできる。
【0031】 また、前記実施例では付勢手段として圧縮コイルスプリング90が用いられて いたが、皿ばねなどの他のスプリングやエアシリンダ等を採用することもできる 。
【0032】 また、前記実施例ではワーク12の内周面であるリング装着円筒面98にスナ ップリング10を装着する場合について説明したが、外周面にスナップリングを 装着するスナップリング装着用ガイドにも本考案は同様に適用され得る。
【0033】 また、前記実施例ではスナップリング10を自動的にワーク12に装着するス ナップリング装着装置14について説明したが、作業者が手作業でスナップリン グ10をガイド68,70のリングガイド面76内に押し込んでワーク12に装 着することも可能である。
【0034】 また、前記実施例では2組のリング押込みヘッド36,38およびガイド68 ,70が備えられていたが、それ等を1組設けるだけでも良いことは勿論、3組 以上配設することも可能である。ワーク12の肉厚やスナップリング10の幅寸 法などの条件によっては、ガイドのみ複数設けてリング押込みヘッドを1個だけ にすることもできる。
【0035】 その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改 良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるスナップリング装着用
ガイドを備えたスナップリング装着装置の一例を示す一
部を切り欠いた正面図である。
【図2】図1の装置の一部を切り欠いた右側面図であ
る。
【図3】図1の装置に備えられているリング押込みヘッ
ドの縦断面図である。
【図4】図1の装置によって装着されるスナップリング
の平面図である。
【図5】図1の装置に備えられているスナップリング装
着用ガイドの底面図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面図である。
【図7】図1の装置のスナップリング装着用ガイドによ
り小径のワークが心出しされた状態を示す断面図であ
る。
【図8】図7と同じスナップリング装着用ガイドにより
大径のワークが心出しされた状態を示す断面図である。
【図9】図1の装置によりスナップリングがワークに装
着された状態を示す断面図である。
【図10】本考案の他の実施例における心出し部材のワ
ークガイド面を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
10:スナップリング 12,12a,12b:ワーク 68,70:スナップリング装着用ガイド 72:ガイド本体 74:心出し部材 76:リングガイド面 78:ワーク当接部 90:圧縮コイルスプリング(付勢手段) 94:ワークガイド面 98,98a,98b:リング装着円筒面 110a,110b,110c:ワークガイド面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーパ形状のリングガイド面と、該リン
    グガイド面の先端に設けられたワーク当接部とを備え、
    前記リングガイド面の先端の径寸法と略同一寸法のリン
    グ装着円筒面を有するワークが該リングガイド面と同心
    に前記ワーク当接部に当接させられた状態において、前
    記リングガイド面に供給されたスナップリングが該リン
    グガイド面の先端側へ押し込まれることにより、該リン
    グガイド面に沿って該スナップリングを縮径または拡径
    させて前記リング装着円筒面に嵌合するスナップリング
    装着用ガイドであって、前記リングガイド面およびワー
    ク当接部が設けられたガイド本体と、前記リングガイド
    面と逆のテーパ形状を成すワークガイド面が形成され
    て、前記ガイド本体の先端部に該ガイド本体と同心に且
    つ軸方向の移動可能に配設され、該ワークガイド面が前
    記ワークと係合させられることにより、該ワークと前記
    ガイド本体とを同心に心出しする心出し部材と、該心出
    し部材を常には前記ガイド本体の先端側へ付勢して予め
    定められた心出し位置に保持する付勢手段とを有するこ
    とを特徴とするスナップリング装着用ガイド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61159418A (ja) * 1984-12-24 1986-07-19 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 熱硬化性組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61159418A (ja) * 1984-12-24 1986-07-19 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 熱硬化性組成物

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