JPH0411608B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0411608B2 JPH0411608B2 JP59095755A JP9575584A JPH0411608B2 JP H0411608 B2 JPH0411608 B2 JP H0411608B2 JP 59095755 A JP59095755 A JP 59095755A JP 9575584 A JP9575584 A JP 9575584A JP H0411608 B2 JPH0411608 B2 JP H0411608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- cooling
- hot
- grains
- immediately
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/573—Continuous furnaces for strip or wire with cooling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/74—Temperature control, e.g. by cooling or heating the rolls or the product
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/02—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
- B21B45/0203—Cooling
- B21B45/0209—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants
- B21B45/0215—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants using liquid coolants, e.g. for sections, for tubes
- B21B45/0218—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants using liquid coolants, e.g. for sections, for tubes for strips, sheets, or plates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、熱間圧延技術に関するもので、特
に、熱間仕上圧延された鋼材の材質を向上させる
方法および装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、鋼板の熱間仕上圧延に際しては、例えば
6〜7段の熱間仕上圧延機の最終スタンドから
1.2〜5mmの厚さに圧延された鋼板が800〜1000℃
の温度で出た後、7〜10mの空冷域を通過し、こ
の空冷域において温度、板厚、板形状が測定され
た後、ゾーン冷却装置に通されて水冷されるのが
普通である。 上述した最終段スタンドから出た熱延鋼板の温
度、板厚、板幅、板形状等は圧延機のフイードバ
ツク制御のため最終スタンドの出側に順次に設け
られた温度計、X線厚み計、板幅計、プロフイル
計、形状検出器等のフイードバツク制御用センサ
ーまたは測定装置によつて測定され、これらの測
定は鋼板表面上の水および水蒸気の存在によつて
測定精度を低下するため、空冷域を設けることが
必要であるとされている。 しかしながら、かかる空冷域を熱延鋼板が通過
する結果として、スケールの発生の問題があるば
かりでなく、熱間圧延によつて生じた内部歪が消
失され、組織が粗大化するという問題があつた。 上述した空冷域を設けることによつて生ずるス
ケールの問題を解決する方法として、特開昭58−
157517号公報には、仕上圧延機とゾーン冷却装置
間の全域にわたつて、その間を移動する鋼板の表
裏全面をスリツト状のラミナーノズルから噴射さ
れたラミナー水流で覆つて大気を遮断する技術が
記載されている。この技術は、鋼板の表裏全面を
水流で完全に覆つて空気との接触を遮断すること
によつてスケールの発生を低減させることを目的
とするものであり、仕上圧延機の出口側において
圧延後の鋼板の表裏全面を仕上圧延機とゾーン冷
却装置間の全域において覆う必要があり、したが
つて仕上圧延後の鋼板の板厚をX線厚み計によつ
て測定する等の板状態の測定を仕上圧延機とゾー
ン冷却装置との間で行なうことができないという
問題があり、また、熱間圧延によつて生じた内部
歪の消失による組織の粗大化に対して何等の考慮
もなされていない。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は、熱間圧延直後の鋼板の冷却を制御す
ることによつて、上述した従来の欠点をなくし、
熱延鋼板の材質を向上させようとするものであ
る。 (課題を解決するための手段) 熱延鋼板の材質向上は組織の微細化により達成
される。微細組織を得る手段として制御圧延およ
び制御冷却が知られている。これらの方法はいず
れもγの細粒化、γ−α変態中の急冷、α粒成長
の抑制を基本的考えとしている。 本発明は、熱間圧延直後に強水冷して圧延歪を
残した状態からα変態させることによつてγ−α
変態によるα細粒化による材質の向上が可能であ
るという事実の認識に基づくものである。 これがため、本発明は、熱間圧延に際し圧延直
後の熱延材を0.5秒以内に熱伝達係数が
1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力で急冷して
圧延歪を蓄積した状態から変態させることにより
熱間圧延材の材質を制御することを特徴とし、か
ように、熱間圧延機出側の直近で圧延直後の熱延
材を急冷する(以下直近急冷と略称する)ことに
より著しい細粒組織を得ることができる。 また、本発明は上述した材質制御を実施するた
めの装置として、熱間仕上タンデム圧延機の最終
段および/またはその前段のロール出側に熱伝達
係数が1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力を有
する直近急冷装置を設けたことを特徴とする。 (作用) 上述した本発明による直近急冷によつて熱延鋼
板の組織微細化により材質が向上する作用につい
て以下に説明する。 鋼スラブの加熱、粗圧延、仕上圧延、冷却(水
冷)、コイル巻取に至る熱延鋼板の製造プロセス
での冶金的組織変化はスラブ加熱時の粗大オース
テナイトγ粒が粗圧延、仕上圧延中に再結晶を繰
り返し細粒化され、その後の冷却過程で細粒γか
らフエライトαを主体とする組織に変態する。 再結晶γ粒からのγ→α変態はγ粒界へのα核
生成に始まり、α核の成長により進行し、それぞ
れのα粒がぶつかり合つて終了する。したがつ
て、γ粒が小さいほどα核の生成場所が多くなる
ため、ぶつかり合うまでの距離が短くなるため、
α粒は細かくなる。 通常の仕上圧延の後段では圧延温度が低いた
め、またパス間の時間が短いため、熱延直後はγ
粒は再結晶が起こり難く、加工されたままの状態
となる。この様な加工γ粒は再結晶粒より伸びた
粒のため単位体積当りの粒界面積が大きい。さら
に粒内の変形帯と呼ばれる加工組織が形成され、
α核生成場所となる。したがつて、加工γ粒は再
結晶γ粒より格段にα核生成場所が多いため、加
工γ粒から変態したα粒は、再結晶γ粒からのα
粒より細かくなる。 本発明の直近急冷は上記の加工γ粒からの変態
を利用してαり細粒化を図るものである。即ち、
直近急冷を行なわない通常のプロセスでは仕上圧
延出側から水冷設備までの非水冷ゾーンが数秒間
存在するため、その間に加工γ粒は再結晶および
回復(変形帯の消失)が進行してしまい加工状態
のγ粒からの変態は期待できない。仕上圧延直後
の直近急冷により鋼板温度を低下させると再結晶
速度、回復速度とも急に低下するため、加工状態
を保つたままの変態へ至らせることができ、従来
にない細粒化が可能となる。 本発明によれば、熱間圧延直後に、例えば0.4
秒で30℃の温度降下の直近急冷を行なうことによ
り、加工γ状態の凍結(圧延歪を蓄積した状態)
を生ぜしめるもので、直近急冷中にγ→α変態が
生じる必要はなく、実際には、直近急冷後の加工
状態γから冷却ゾーン内でα変態が生じていると
考えられる。熱間圧延直後の加工γ状態を凍結す
ることにより、その結果として、α核生成場所が
多くなり、α変態核が多数生じる。冷却ゾーンの
作用は変態温度域へ鋼板温度を低下させ、変態を
進ませることにある。また、さらに温度低下さ
せ、変態完了後のα粒の粒成長を抑制する作用も
ある。したがつて、冷却ゾーンの冷却にはフエラ
イト粒を細粒化する効果はあまりない。 以上のことから直近急冷を行なわない通常の冷
却ゾーンのみの冷却では、仕上圧延出側から水冷
設備までの非水冷ゾーンの間に加工γ粒は再結晶
および回復が進行してしまい、α核生成場所が減
少し、その後の冷却ゾーンでのα変態核が少なく
なるためα粒が大きくなる。直近急冷を行なう
と、冷却ゾーンの変態時の変態を多くすることが
でき、顕著な細粒化が実現できる。 (実施例) 第1図は本発明による熱間仕上圧延機の出側の
概略線図を示す。 図面において、1および2は熱間仕上圧延機の
最終スタンドおよび前段スタンドを示し、図示の
例では、最終スタンド1の後方直後に直近急冷装
置として強水冷ヘツダー31〜33,41〜43を設
置し、各ヘツダーに水冷ノズル51〜53,61〜
63をそれぞれ圧延直後の熱延鋼板7を強水冷し
得るようロールバイト8に向け傾斜させて取付け
ている。 直近急冷装置の水冷ノズルは熱伝達係数が
1000Kcal/m2−hr℃以上で、冷却速度で例えば
30℃/秒の冷却能力を有し、この冷却速度で圧延
直後0.5秒以内に熱延鋼板を強水冷することが必
要である。したがつて、直近急冷装置の最先端の
1〜2本の水冷ノズル51,52,61,62は噴射
圧を50〜200Kg/cm2で、可変とするのが良い。直
近急冷装置による直近急冷域Aの長さは1〜5m
あれば十分であり、直近急冷域Aの後にガスジエ
ツトその他の適当な水切り手段を設けて空冷域B
をゾーン冷却装置9の手間に設け、この空冷域B
内に所要の測定装置を設けて温度、板厚、板幅、
板形状等の測定を行なうことができる。 実施例 1 重量でC0.15%、Mn0.5%含む鋼を転炉出鋼後、
1250℃に加熱し、粗圧延で35mm厚さのシートバー
とし、7スタンドの熱間仕上圧延機で3.2mm厚さ
に仕上げた。熱間圧延に際しての圧下条件および
仕上温度を同じとし、本発明によるものは水冷ジ
エツトにより直近急冷し、比較例のものは直近急
冷しないで圧延した。直近急冷条件と圧延後の鋼
板のα粒径、硬度を第1表に示す。
に、熱間仕上圧延された鋼材の材質を向上させる
方法および装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、鋼板の熱間仕上圧延に際しては、例えば
6〜7段の熱間仕上圧延機の最終スタンドから
1.2〜5mmの厚さに圧延された鋼板が800〜1000℃
の温度で出た後、7〜10mの空冷域を通過し、こ
の空冷域において温度、板厚、板形状が測定され
た後、ゾーン冷却装置に通されて水冷されるのが
普通である。 上述した最終段スタンドから出た熱延鋼板の温
度、板厚、板幅、板形状等は圧延機のフイードバ
ツク制御のため最終スタンドの出側に順次に設け
られた温度計、X線厚み計、板幅計、プロフイル
計、形状検出器等のフイードバツク制御用センサ
ーまたは測定装置によつて測定され、これらの測
定は鋼板表面上の水および水蒸気の存在によつて
測定精度を低下するため、空冷域を設けることが
必要であるとされている。 しかしながら、かかる空冷域を熱延鋼板が通過
する結果として、スケールの発生の問題があるば
かりでなく、熱間圧延によつて生じた内部歪が消
失され、組織が粗大化するという問題があつた。 上述した空冷域を設けることによつて生ずるス
ケールの問題を解決する方法として、特開昭58−
157517号公報には、仕上圧延機とゾーン冷却装置
間の全域にわたつて、その間を移動する鋼板の表
裏全面をスリツト状のラミナーノズルから噴射さ
れたラミナー水流で覆つて大気を遮断する技術が
記載されている。この技術は、鋼板の表裏全面を
水流で完全に覆つて空気との接触を遮断すること
によつてスケールの発生を低減させることを目的
とするものであり、仕上圧延機の出口側において
圧延後の鋼板の表裏全面を仕上圧延機とゾーン冷
却装置間の全域において覆う必要があり、したが
つて仕上圧延後の鋼板の板厚をX線厚み計によつ
て測定する等の板状態の測定を仕上圧延機とゾー
ン冷却装置との間で行なうことができないという
問題があり、また、熱間圧延によつて生じた内部
歪の消失による組織の粗大化に対して何等の考慮
もなされていない。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は、熱間圧延直後の鋼板の冷却を制御す
ることによつて、上述した従来の欠点をなくし、
熱延鋼板の材質を向上させようとするものであ
る。 (課題を解決するための手段) 熱延鋼板の材質向上は組織の微細化により達成
される。微細組織を得る手段として制御圧延およ
び制御冷却が知られている。これらの方法はいず
れもγの細粒化、γ−α変態中の急冷、α粒成長
の抑制を基本的考えとしている。 本発明は、熱間圧延直後に強水冷して圧延歪を
残した状態からα変態させることによつてγ−α
変態によるα細粒化による材質の向上が可能であ
るという事実の認識に基づくものである。 これがため、本発明は、熱間圧延に際し圧延直
後の熱延材を0.5秒以内に熱伝達係数が
1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力で急冷して
圧延歪を蓄積した状態から変態させることにより
熱間圧延材の材質を制御することを特徴とし、か
ように、熱間圧延機出側の直近で圧延直後の熱延
材を急冷する(以下直近急冷と略称する)ことに
より著しい細粒組織を得ることができる。 また、本発明は上述した材質制御を実施するた
めの装置として、熱間仕上タンデム圧延機の最終
段および/またはその前段のロール出側に熱伝達
係数が1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力を有
する直近急冷装置を設けたことを特徴とする。 (作用) 上述した本発明による直近急冷によつて熱延鋼
板の組織微細化により材質が向上する作用につい
て以下に説明する。 鋼スラブの加熱、粗圧延、仕上圧延、冷却(水
冷)、コイル巻取に至る熱延鋼板の製造プロセス
での冶金的組織変化はスラブ加熱時の粗大オース
テナイトγ粒が粗圧延、仕上圧延中に再結晶を繰
り返し細粒化され、その後の冷却過程で細粒γか
らフエライトαを主体とする組織に変態する。 再結晶γ粒からのγ→α変態はγ粒界へのα核
生成に始まり、α核の成長により進行し、それぞ
れのα粒がぶつかり合つて終了する。したがつ
て、γ粒が小さいほどα核の生成場所が多くなる
ため、ぶつかり合うまでの距離が短くなるため、
α粒は細かくなる。 通常の仕上圧延の後段では圧延温度が低いた
め、またパス間の時間が短いため、熱延直後はγ
粒は再結晶が起こり難く、加工されたままの状態
となる。この様な加工γ粒は再結晶粒より伸びた
粒のため単位体積当りの粒界面積が大きい。さら
に粒内の変形帯と呼ばれる加工組織が形成され、
α核生成場所となる。したがつて、加工γ粒は再
結晶γ粒より格段にα核生成場所が多いため、加
工γ粒から変態したα粒は、再結晶γ粒からのα
粒より細かくなる。 本発明の直近急冷は上記の加工γ粒からの変態
を利用してαり細粒化を図るものである。即ち、
直近急冷を行なわない通常のプロセスでは仕上圧
延出側から水冷設備までの非水冷ゾーンが数秒間
存在するため、その間に加工γ粒は再結晶および
回復(変形帯の消失)が進行してしまい加工状態
のγ粒からの変態は期待できない。仕上圧延直後
の直近急冷により鋼板温度を低下させると再結晶
速度、回復速度とも急に低下するため、加工状態
を保つたままの変態へ至らせることができ、従来
にない細粒化が可能となる。 本発明によれば、熱間圧延直後に、例えば0.4
秒で30℃の温度降下の直近急冷を行なうことによ
り、加工γ状態の凍結(圧延歪を蓄積した状態)
を生ぜしめるもので、直近急冷中にγ→α変態が
生じる必要はなく、実際には、直近急冷後の加工
状態γから冷却ゾーン内でα変態が生じていると
考えられる。熱間圧延直後の加工γ状態を凍結す
ることにより、その結果として、α核生成場所が
多くなり、α変態核が多数生じる。冷却ゾーンの
作用は変態温度域へ鋼板温度を低下させ、変態を
進ませることにある。また、さらに温度低下さ
せ、変態完了後のα粒の粒成長を抑制する作用も
ある。したがつて、冷却ゾーンの冷却にはフエラ
イト粒を細粒化する効果はあまりない。 以上のことから直近急冷を行なわない通常の冷
却ゾーンのみの冷却では、仕上圧延出側から水冷
設備までの非水冷ゾーンの間に加工γ粒は再結晶
および回復が進行してしまい、α核生成場所が減
少し、その後の冷却ゾーンでのα変態核が少なく
なるためα粒が大きくなる。直近急冷を行なう
と、冷却ゾーンの変態時の変態を多くすることが
でき、顕著な細粒化が実現できる。 (実施例) 第1図は本発明による熱間仕上圧延機の出側の
概略線図を示す。 図面において、1および2は熱間仕上圧延機の
最終スタンドおよび前段スタンドを示し、図示の
例では、最終スタンド1の後方直後に直近急冷装
置として強水冷ヘツダー31〜33,41〜43を設
置し、各ヘツダーに水冷ノズル51〜53,61〜
63をそれぞれ圧延直後の熱延鋼板7を強水冷し
得るようロールバイト8に向け傾斜させて取付け
ている。 直近急冷装置の水冷ノズルは熱伝達係数が
1000Kcal/m2−hr℃以上で、冷却速度で例えば
30℃/秒の冷却能力を有し、この冷却速度で圧延
直後0.5秒以内に熱延鋼板を強水冷することが必
要である。したがつて、直近急冷装置の最先端の
1〜2本の水冷ノズル51,52,61,62は噴射
圧を50〜200Kg/cm2で、可変とするのが良い。直
近急冷装置による直近急冷域Aの長さは1〜5m
あれば十分であり、直近急冷域Aの後にガスジエ
ツトその他の適当な水切り手段を設けて空冷域B
をゾーン冷却装置9の手間に設け、この空冷域B
内に所要の測定装置を設けて温度、板厚、板幅、
板形状等の測定を行なうことができる。 実施例 1 重量でC0.15%、Mn0.5%含む鋼を転炉出鋼後、
1250℃に加熱し、粗圧延で35mm厚さのシートバー
とし、7スタンドの熱間仕上圧延機で3.2mm厚さ
に仕上げた。熱間圧延に際しての圧下条件および
仕上温度を同じとし、本発明によるものは水冷ジ
エツトにより直近急冷し、比較例のものは直近急
冷しないで圧延した。直近急冷条件と圧延後の鋼
板のα粒径、硬度を第1表に示す。
【表】
第1表から明らかなように、本発明による直近
急冷を行なうことによりα粒径を著しく微細化す
ることができる。なお、この実施例での水冷ジエ
ツトによる直近急冷時間は約0.4秒であり、この
間の温度降下は約30℃であり、この冷却条件から
水冷ノズルの熱伝導係数は約2000Kcal/m2−hr
℃である。 さらに、第1図に示す圧延機出側の直近急冷装
置のヘツダー31〜33,41〜43の使用本数また
は通板速度を変えて圧延後の水冷開始までの時間
を変え、フエライト粒度を調べた。その結果を第
2図のグラフに示す。 第2図から明らかなように、細粒化効果は圧延
直後から0.5秒以内に直近急冷を開始した場合に
現われ、0.5秒より遅れて強水冷を開始しても細
粒化効果は現われない。 上述の細粒化効果は最終仕上スタンド出側での
直近急冷に加えて、前段スタンド2あるいはその
前段のスタンドの各出側に同様の直近急冷装置を
設置して同様に直近急冷することによりさらに著
しい細粒化効果が得られる。 (発明の効果) 本発明によれば、熱間圧延直後0.5秒以内に熱
伝達係数が1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力
で直近急冷することによつてα細粒化により材質
を向上させることができるという効果が得られ
る。
急冷を行なうことによりα粒径を著しく微細化す
ることができる。なお、この実施例での水冷ジエ
ツトによる直近急冷時間は約0.4秒であり、この
間の温度降下は約30℃であり、この冷却条件から
水冷ノズルの熱伝導係数は約2000Kcal/m2−hr
℃である。 さらに、第1図に示す圧延機出側の直近急冷装
置のヘツダー31〜33,41〜43の使用本数また
は通板速度を変えて圧延後の水冷開始までの時間
を変え、フエライト粒度を調べた。その結果を第
2図のグラフに示す。 第2図から明らかなように、細粒化効果は圧延
直後から0.5秒以内に直近急冷を開始した場合に
現われ、0.5秒より遅れて強水冷を開始しても細
粒化効果は現われない。 上述の細粒化効果は最終仕上スタンド出側での
直近急冷に加えて、前段スタンド2あるいはその
前段のスタンドの各出側に同様の直近急冷装置を
設置して同様に直近急冷することによりさらに著
しい細粒化効果が得られる。 (発明の効果) 本発明によれば、熱間圧延直後0.5秒以内に熱
伝達係数が1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力
で直近急冷することによつてα細粒化により材質
を向上させることができるという効果が得られ
る。
第1図は本発明による装置の概略線図、第2図
は圧延後の急冷開始時間とフエライト粒径との関
係を示すグラフである。 1……熱間仕上圧延機最終スタンド、2……前
段スタンド、31〜33,41〜43……直近急冷装
置の水冷ヘツダー、51〜53,61〜63……水冷
ノズル、7……熱延鋼板、8……ロールバイト、
9……ゾーン冷却装置。
は圧延後の急冷開始時間とフエライト粒径との関
係を示すグラフである。 1……熱間仕上圧延機最終スタンド、2……前
段スタンド、31〜33,41〜43……直近急冷装
置の水冷ヘツダー、51〜53,61〜63……水冷
ノズル、7……熱延鋼板、8……ロールバイト、
9……ゾーン冷却装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱間圧延に際し、圧延直後、0.5秒以内に熱
伝達係数が1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力
で急冷して圧延歪を蓄積した状態から変態させる
ことを特徴とする熱間圧延材の材質制御方法。 2 熱間仕上タンデム圧延機の最終段および/ま
たはその前段のロール出側に熱伝達係数
1000Kcal/m2−hr℃以上の冷却能力を有する直
近急冷装置を設けたことを特徴とする熱間圧延材
の材質制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9575584A JPS60243226A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 熱間圧延材の材質制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9575584A JPS60243226A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 熱間圧延材の材質制御方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60243226A JPS60243226A (ja) | 1985-12-03 |
| JPH0411608B2 true JPH0411608B2 (ja) | 1992-03-02 |
Family
ID=14146310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9575584A Granted JPS60243226A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 熱間圧延材の材質制御方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60243226A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07278655A (ja) * | 1994-04-15 | 1995-10-24 | Nippon Steel Corp | 構造用厚鋼板の製造方法 |
| WO2001064362A1 (en) | 2000-03-01 | 2001-09-07 | Nkk Corporation | Device and method for cooling hot rolled steel band and method of manufacturing the hot rolled steel band |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001023624A1 (fr) | 1999-09-29 | 2001-04-05 | Nkk Corporation | Tole d'acier et son procede de fabrication |
| JP4803210B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2011-10-26 | 住友金属工業株式会社 | 微細粒熱延鋼板の製造方法 |
| JP5240407B2 (ja) * | 2010-04-28 | 2013-07-17 | 新日鐵住金株式会社 | 動的強度に優れた複相熱延鋼板およびその製造方法 |
| WO2011135700A1 (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-03 | 住友金属工業株式会社 | 動的強度に優れた複相熱延鋼板およびその製造方法 |
| EP2889395B1 (en) | 2012-08-21 | 2017-10-04 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Steel material |
| DE102013019698A1 (de) | 2013-05-03 | 2014-11-06 | Sms Siemag Ag | Verfahren zur Herstellung eines metallischen Bandes |
| JP6036617B2 (ja) * | 2013-09-10 | 2016-11-30 | Jfeスチール株式会社 | 靭性に優れた高強度熱延鋼板およびその製造方法 |
| FR3024058B1 (fr) * | 2014-07-23 | 2016-07-15 | Constellium France | Procede et equipement de refroidissement |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5848633A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | Nippon Steel Corp | プレス成形性の優れた冷延鋼板の製造法 |
-
1984
- 1984-05-15 JP JP9575584A patent/JPS60243226A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07278655A (ja) * | 1994-04-15 | 1995-10-24 | Nippon Steel Corp | 構造用厚鋼板の製造方法 |
| WO2001064362A1 (en) | 2000-03-01 | 2001-09-07 | Nkk Corporation | Device and method for cooling hot rolled steel band and method of manufacturing the hot rolled steel band |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60243226A (ja) | 1985-12-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1436432B1 (en) | Method of continuously casting electrical steel strip with controlled spray cooling | |
| EP1179375B1 (en) | Method for producing hot rolled steel sheet and apparatus therefor | |
| EP2546004B1 (en) | Hot-rolled steel sheet manufacturing method and manufacturing device | |
| KR100796645B1 (ko) | 얇고 평탄한 제품을 제조하는 방법 및 장치 | |
| US3981752A (en) | Method for controlling the temperature of steel during hot-rolling on a continuous hot-rolling mill | |
| US4745786A (en) | Hot rolling method and apparatus for hot rolling | |
| AU1414301A (en) | Metal plate flatness controlling method and device | |
| JPS60243226A (ja) | 熱間圧延材の材質制御方法および装置 | |
| KR19990077215A (ko) | 강 밴드의 열간 압연에 적합한 공정 | |
| JP4923650B2 (ja) | 連続鋳造鋳片の表面割れ防止方法 | |
| EP0818545B1 (en) | Process for continuously casting sheet metal | |
| JP3373078B2 (ja) | 冷延表面品質の優れたオーステナイト系ステンレス鋼薄帯状鋳片の製造方法および鋳片 | |
| CA2344423C (en) | Method for producing hot-rolled strip and plates | |
| JP3698088B2 (ja) | 熱延鋼帯の製造方法 | |
| KR100368238B1 (ko) | 후강판의 온도제어압연방법_ | |
| US3874950A (en) | Processing of steel bars after hot rolling | |
| JP2001314901A (ja) | 熱延鋼板の圧延方法および熱間圧延装置 | |
| JPS60244405A (ja) | 熱間仕上圧延機 | |
| Singh et al. | Influence of thermomechanical processing and accelerated cooling on microstructures and mechanical properties of plain carbon and microalloyed steels | |
| JPH04305338A (ja) | 薄鋼板用鋼片の連続鋳造方法 | |
| JPH0348250B2 (ja) | ||
| CN115720594B (zh) | 方向性电磁钢板的制造方法和设备列 | |
| JPS60244404A (ja) | 熱間仕上圧延機 | |
| Muojekwu | Hot-direct rolling, runout table cooling and mechanical properties of steel strips produced from thin slabs | |
| JPS60240306A (ja) | 熱間仕上圧延機の出側装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |