JPH0411631B2 - - Google Patents
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- JPH0411631B2 JPH0411631B2 JP58165794A JP16579483A JPH0411631B2 JP H0411631 B2 JPH0411631 B2 JP H0411631B2 JP 58165794 A JP58165794 A JP 58165794A JP 16579483 A JP16579483 A JP 16579483A JP H0411631 B2 JPH0411631 B2 JP H0411631B2
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- water
- aerosol product
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- carbonate
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/08—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
- C23F11/10—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
- C23F11/14—Nitrogen-containing compounds
- C23F11/141—Amines; Quaternary ammonium compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/02—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in air or gases by adding vapour phase inhibitors
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
本発明は金属製容器を用いた含水エアゾール製
品の防錆法に関する。さらに詳しくは、アミン類
の炭酸塩および有機インヒビターが含水エアゾー
ル製品内容物に含有されてなることを特徴とする
金属製容器を用いた含水エアゾール製品の防錆法
に関する。 一般にエアゾール製品には価格、安全性の面か
ら金属製容器が使用され、その内容物としては非
水系のものが使用されているものが多い。しかし
ながら非水系の内容物は有機溶剤を必要とするた
め、有機溶剤の価格、毒性、引火性などの面から
充分満足できるものではない。 エアゾール製品に水系内容物を用いないのは水
系内容物の利用価値が低いためではなく、金属製
容器との反応性が大きく、容器が腐蝕したり、内
容物が変質したりしやすいためである。それゆえ
価格、毒性、引火性などに問題の少ない水系内容
物を用い、金属製容器の防錆方法を中心に種々検
討されてきている。これまで検討された防錆方法
は、液化した含水内容物に防錆剤などを添加する
方法であるため、含水内容物と直接接触する金属
製容器部分(以下、液相部という)には有効であ
るが、気化した含水内容物が接触する金属製容器
部分(以下、気相部という)にはほとんど効果が
なく、気相部に孔蝕を生じることが多い。汎用の
1斗缶、ガロン缶のような金属製容器であれば、
ほんの小さな孔が気相部に生じても内容物がもれ
たりすることもなく、致命的な欠陥にはならな
い。しかしながらエアゾール製品においては、気
相部にほんの小さな孔が生じても、内圧がかかつ
ているため気化した噴射剤がもれ、最後には噴射
剤がなくなつてしまい、内容物を噴射することが
できなくなり、致命的な欠点となる。 本発明者らは前記のごとき実状に鑑み液相部の
みならず気相部に対しても有効な防錆法を見出す
べく鋭意研究を重ねた結果、アミン類の炭酸塩お
よび有機系インヒビターが含水エアゾール製品内
容物に含有されており、前記アミン類がアンモニ
アおよびシクロヘキシルアミンよりなる群からえ
らばれた1種または2種からなり、前記アミン類
の炭酸塩が含水エアゾール製品内容物中に0.05〜
0.5%(重量%、以下同様)含有されており、前
記有機系インヒビターが酸性リン酸エステルのア
ルカリ塩および一般式: (式中、Xは酸素原子、イオウ原子、SO2基、
CO基または炭素数1〜5のアルキレン基、R1,
R2はアルキレン基、R3,R4はアルキル基、m,
nは0〜4の整数を表わす)で示される化合物の
アルカリ塩よりなる群からえらばれた1種または
2種以上からなり、前記有機系インヒビターが含
水エアゾール製品内容物中に0.02〜1%含有され
てなることを特徴とする金属製容器を用いた含水
エアゾール製品を使用することにより、前記目的
を達成しうることを見出し、本発明を完成するに
至つた。 すなわち本発明においては、含水エアゾール製
品内容物に特定のアミン類の炭酸塩および特定の
有機インヒビターを組合わせて含有させることに
より、特定のアミン類の含有率が0.05〜0.5%お
よび特定の有機インヒビターの含有率が0.02〜1
%という低い含有率においてさえも、液相部のみ
ならず気相部に対しても相乗防錆性がえられ、そ
の結果金属製容器を用いた含水エアゾール製品の
防錆性が大巾に改善されるという顕著な効果が達
成される。 本発明に用いられるアミン類の炭酸塩は、アン
モニアまたはシクロヘキシルアミンの炭酸塩であ
り、これらは単独で用いてもよく、2種混合して
用いてもよい。前記アミン類の炭酸塩を特定の有
機系インヒビターと併用すると、実質的にアミン
臭のない低含有率においてさえも、エアゾール容
器内、とくに気相部を有効に防錆することができ
る。 本発明に用いるアミン類の炭酸塩はアミン類の
液体またはその水溶液に炭酸ガス、ドライアイス
などを接触させることにより、容易にうることが
できる。 本発明において使用するアミン類の炭酸塩の量
はエアゾール製品内容物中に0.05〜0.5%、好ま
しくは0.1〜0.5%である。該炭酸塩の量が0.5%を
こえると、エアゾール製品を使用したときのアミ
ン臭が強くなり、実用価値が減じ、また0.05%未
満になるとエアゾール製品に用いる金属製容器に
対する防錆性、とくに気相部に対する防錆性が不
足し、含水エアゾール製品の長期保存性が低下す
る。 なお前記以外のアミン類の炭酸塩も防錆効果を
有するが、気化性が低いなどのためか気相部に対
する防錆効果がわずかに劣る。 本発明に用いる有機インヒビターとしては、有
機系防錆剤として一般に使用されている数ある水
溶性のもののうちでも有機リン酸エステル系化合
物類の1種である酸性リン酸エステルのアルカリ
塩やカルボン酸系化合物類の1種である一般式: (式中、Xは酸素原子、イオウ原子、SO2基、
CO基または炭素数1〜5のアルキレン基、R1,
R2はアルキレン基、R3,R4はアルキル基、m,
nは0〜4の整数を表わす)で示される分子量の
大きい多価カルボン酸(一方社油脂工業(株)製の
UCI−200Dなど)のアルカリ塩があげられる。
前記有機インヒビターは単独で用いてもよく、2
種以上併用してもよい。 前記酸性リン酸エステルの中和のために使用す
るアルカリ性物質としては水溶性を増加させるた
め、主としてアルカノールアミン(トリエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、モノエタノール
アミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ
ールなど)、ジエチルアミン、苛性カリ、苛性ソ
ーダなどが用いられる。また、前記一般式で示さ
れる多価カルボン酸類の中和に使用するアルカリ
性物質としては、水溶性を増加させるため、アル
カノールアミン(トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノエタノールアミン、2−アミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールなど)、苛性
ソーダ、苛性カリが主として用いられる。 なお、前記有機リン酸エステル系化合物類の1
種である酸性リン酸エステルのアルカリ塩の具体
例としては、たとえばモノアルキルポリオキシエ
チレンリン酸エステルまたはジアルキルポリオキ
シエチレンリン酸エステル(東邦化学工業(株)製の
GAFAC−LE−700、GAFAC−LP−700、
GAFAC−LE−500、GAFAC−LS−500、
GAFAC−LM−600など)のトリエタノールアミ
ン塩、モノブトキシエチルリン酸エステルまたは
ジブトキシエチルリン酸エステルのたとえばトリ
エタノールアミン塩などのアミン塩(城北化学工
業(株)製のJP−506Nなど)、エチレングリコール
リン酸エステル(城北化学工業(株)製のEGAPな
ど)のアミン塩などが代表例としてあげられる。 本発明に用いる有機インヒビターの量はエアゾ
ール製品内容物中に0.02〜1%、好ましくは0.05
〜0.3%であり、アミン類の炭酸塩100部(重量
部、以下同様)に対し、10〜70部程度が好まし
い。前記添加量が0.02%未満になると防錆効果が
充分えられなくなり、1%をこえて用いても悪影
響はないが不経済となる。 本発明において用いるアミン類の炭酸塩のみを
水系エアゾール製品内容物に含有させても多量
(1%以上)に用いるとそれなり良好な防錆効果
を発揮するが、充分な効果がえられるという段階
のものではなく、さらにエアゾール製品使用時に
アミン臭がするようになり好ましくない。一方、
有機インヒビターは単独使用すると液相部に対し
ては有効であるが気相部に対する効果が充分でな
い。しかるに特定の両者を併用することによつて
のみ、エアゾール容器の液相部のみならず気相部
に対しても少量で優れた防錆効果が達成される。
このような効果、とくに気相部に対する効果は、
本発明に用いる特定の有機インヒビター(気化性
はない)を併用することにより達成されるもので
あり、このようにきわめて優れた防錆効果を発揮
することは、予想しえないことである。 本発明に用いる含水エアゾール製品内容物に
は、前記防錆成分以外に水が5〜95%含有されて
おり、その他噴射剤、有効成分などが含有されて
おり、有機溶剤など通常エアゾール製品内容物と
して使用されるものを含有していてもよい。 前記噴射剤としてはジメチルエーテル、液化石
油ガス、フロンガス、炭酸ガスなどが用いられ、
これらを単独で用いてもよく、混合して用いても
よいが、ジメチルエーテルを用いるとジメチルエ
ーテルが水に対して約35%溶解するため、含水エ
アゾール製品の噴射剤としてとくに好ましい。該
噴射剤は含水エアゾール製品内容物中に5〜95%
程度含有されることが好ましく、該量が5%未満
になると噴射性能が充分でなくなり、95%をこえ
ると有効成分が少なくなりすぎ不適当となる。 本発明に用いる金属製容器としてはブリキ製、
鋼製またはそれらの内面にエポキシユリア樹脂、
エポキシフエノール樹脂などをコーテイングした
ような通常エアゾール製品に用いる容器が用いら
れる。 つぎに本発明の方法を実施例および比較例にも
とづきさらに具体的に説明するが、本発明はそれ
らに限定されるものではない。 実施例 1 95%ゲラニオール変成アルコール(以下、95%
エタノールという)30部に香料(大鹿香料(株)製の
CH270)1部を溶解し、充填量180ml用のブリキ
製エアゾール缶(以下、AESという)に充填し、
さらにイオン交換水25部に炭酸アンモニウム0.2
部、GAFAC−LE−700のトリエタノールアミン
塩0.1部を溶解したものを加えたのち、エアゾー
ル用バルブを取付け、ジメチルエーテル(以下、
DMEという)を合計100部(130g)になるように
圧入し、芳香剤エアゾール製品をえた。 えられた製品を噴射し、男女各3名、計6名の
モニター(A〜F)によりアミン臭の状態を判定
した。判定の基準は、アミン臭、他の気になる臭
がほとんどしないばあいを○、アミン臭、他の臭
はするが気にならないばあいを△、アミン臭、他
の気になる臭がするばあいを×とした。さらに総
合判定としてえられた結果を累計し、○が5名以
上で△が0〜1名で×がないばあいを○、△が2
名以上で×がないばあいを○-、×が1〜2名のば
あいを△、×が3名以上のばあいを×とした。結
果を第2表に示す。 また、えられた製品5本(No.1〜5)を45℃×
6カ月保存したものを開缶し、缶内面の気相部お
よび液相部の孔蝕の深さを測定した。各製品にお
ける孔蝕のうちの最も深いもののブリキ板の厚さ
(100%)に対する深さを第2表に示す。さらに総
合判定として、前記5本の製品に発生した孔蝕の
なかで最も深いもののブリキ板の厚さに対する深
さが10%未満のばあいを○、10%以上20%未満の
ばあいを○-、20%以上50%未満のばあいを△、
50%のばあいを△〜×、50%をこえるばあいを×
とした。なお、総合判定が○であれば充分商品化
でき、○-であれば商品化でき、△であれば含水
エアゾール製品としてほぼ使用でき、×であれば
商品化できないことを示す。 さらに、アミン臭、缶内面の発錆の各総合判定
の最もわるいものをエアゾール製品の総合判定し
た。○であれば充分商品化でき、○-であれば商
品化でき、△であれば商品化するには多少問題が
あり、△〜×または×であれば商品化できないこ
とを示す。 実施例 2 実施例1で用いたブリキ製エアゾール缶を内面
にエポキシユリア樹脂コートしたブリキ製エアゾ
ール缶(以下、AUSという)にした以外は実施
例1と同様にしてエアゾール製品を作製し、その
特性を評価した。その結果を第2表に示す。 実施例3〜16および比較例1〜20、23〜62 実施例1と同様にして第1表に示す組成の内容
物および容器を用いてエアゾール製品を作製し、
実施例1と同様にしてその特性を評価した。 その結果を第2表に示す。 実施例 17 ビニルピロリドン/ビニルアセテート=1/1
(重量比)の共重合体3部と2−アミノ−2−メ
チル−1−プロパノールおよび香料の適量とを95
%ゲラニオール変成アルコール32部中で完全に溶
解させた。これにイオン交換水22部および炭酸ア
ンモニウム0.1部、UCL−200Dのトリエタノール
アミン塩0.05部を加え、均一な溶液である原液を
調整した。これをAESに充填し、エアゾール用
バルブを取付け、ジクロロジフルオロメタン10
部、ジクロロテトラフルオロエタン10部および
DMEを加え100部とし、ヘアスプレーを作製し
た。 えられたヘアスプレーを用いて実施例1と同様
にしてアミン臭および防錆性を評価した。その結
果を第2表に示す。 実施例18〜20および比較例21〜22、63〜70 実施例17と同様にして第1表に示す組成の内容
物および容器を用いてエアゾール製品を作製し、
実施例1と同様にしてその特性を評価した。 その結果を第2表に示す。
品の防錆法に関する。さらに詳しくは、アミン類
の炭酸塩および有機インヒビターが含水エアゾー
ル製品内容物に含有されてなることを特徴とする
金属製容器を用いた含水エアゾール製品の防錆法
に関する。 一般にエアゾール製品には価格、安全性の面か
ら金属製容器が使用され、その内容物としては非
水系のものが使用されているものが多い。しかし
ながら非水系の内容物は有機溶剤を必要とするた
め、有機溶剤の価格、毒性、引火性などの面から
充分満足できるものではない。 エアゾール製品に水系内容物を用いないのは水
系内容物の利用価値が低いためではなく、金属製
容器との反応性が大きく、容器が腐蝕したり、内
容物が変質したりしやすいためである。それゆえ
価格、毒性、引火性などに問題の少ない水系内容
物を用い、金属製容器の防錆方法を中心に種々検
討されてきている。これまで検討された防錆方法
は、液化した含水内容物に防錆剤などを添加する
方法であるため、含水内容物と直接接触する金属
製容器部分(以下、液相部という)には有効であ
るが、気化した含水内容物が接触する金属製容器
部分(以下、気相部という)にはほとんど効果が
なく、気相部に孔蝕を生じることが多い。汎用の
1斗缶、ガロン缶のような金属製容器であれば、
ほんの小さな孔が気相部に生じても内容物がもれ
たりすることもなく、致命的な欠陥にはならな
い。しかしながらエアゾール製品においては、気
相部にほんの小さな孔が生じても、内圧がかかつ
ているため気化した噴射剤がもれ、最後には噴射
剤がなくなつてしまい、内容物を噴射することが
できなくなり、致命的な欠点となる。 本発明者らは前記のごとき実状に鑑み液相部の
みならず気相部に対しても有効な防錆法を見出す
べく鋭意研究を重ねた結果、アミン類の炭酸塩お
よび有機系インヒビターが含水エアゾール製品内
容物に含有されており、前記アミン類がアンモニ
アおよびシクロヘキシルアミンよりなる群からえ
らばれた1種または2種からなり、前記アミン類
の炭酸塩が含水エアゾール製品内容物中に0.05〜
0.5%(重量%、以下同様)含有されており、前
記有機系インヒビターが酸性リン酸エステルのア
ルカリ塩および一般式: (式中、Xは酸素原子、イオウ原子、SO2基、
CO基または炭素数1〜5のアルキレン基、R1,
R2はアルキレン基、R3,R4はアルキル基、m,
nは0〜4の整数を表わす)で示される化合物の
アルカリ塩よりなる群からえらばれた1種または
2種以上からなり、前記有機系インヒビターが含
水エアゾール製品内容物中に0.02〜1%含有され
てなることを特徴とする金属製容器を用いた含水
エアゾール製品を使用することにより、前記目的
を達成しうることを見出し、本発明を完成するに
至つた。 すなわち本発明においては、含水エアゾール製
品内容物に特定のアミン類の炭酸塩および特定の
有機インヒビターを組合わせて含有させることに
より、特定のアミン類の含有率が0.05〜0.5%お
よび特定の有機インヒビターの含有率が0.02〜1
%という低い含有率においてさえも、液相部のみ
ならず気相部に対しても相乗防錆性がえられ、そ
の結果金属製容器を用いた含水エアゾール製品の
防錆性が大巾に改善されるという顕著な効果が達
成される。 本発明に用いられるアミン類の炭酸塩は、アン
モニアまたはシクロヘキシルアミンの炭酸塩であ
り、これらは単独で用いてもよく、2種混合して
用いてもよい。前記アミン類の炭酸塩を特定の有
機系インヒビターと併用すると、実質的にアミン
臭のない低含有率においてさえも、エアゾール容
器内、とくに気相部を有効に防錆することができ
る。 本発明に用いるアミン類の炭酸塩はアミン類の
液体またはその水溶液に炭酸ガス、ドライアイス
などを接触させることにより、容易にうることが
できる。 本発明において使用するアミン類の炭酸塩の量
はエアゾール製品内容物中に0.05〜0.5%、好ま
しくは0.1〜0.5%である。該炭酸塩の量が0.5%を
こえると、エアゾール製品を使用したときのアミ
ン臭が強くなり、実用価値が減じ、また0.05%未
満になるとエアゾール製品に用いる金属製容器に
対する防錆性、とくに気相部に対する防錆性が不
足し、含水エアゾール製品の長期保存性が低下す
る。 なお前記以外のアミン類の炭酸塩も防錆効果を
有するが、気化性が低いなどのためか気相部に対
する防錆効果がわずかに劣る。 本発明に用いる有機インヒビターとしては、有
機系防錆剤として一般に使用されている数ある水
溶性のもののうちでも有機リン酸エステル系化合
物類の1種である酸性リン酸エステルのアルカリ
塩やカルボン酸系化合物類の1種である一般式: (式中、Xは酸素原子、イオウ原子、SO2基、
CO基または炭素数1〜5のアルキレン基、R1,
R2はアルキレン基、R3,R4はアルキル基、m,
nは0〜4の整数を表わす)で示される分子量の
大きい多価カルボン酸(一方社油脂工業(株)製の
UCI−200Dなど)のアルカリ塩があげられる。
前記有機インヒビターは単独で用いてもよく、2
種以上併用してもよい。 前記酸性リン酸エステルの中和のために使用す
るアルカリ性物質としては水溶性を増加させるた
め、主としてアルカノールアミン(トリエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、モノエタノール
アミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ
ールなど)、ジエチルアミン、苛性カリ、苛性ソ
ーダなどが用いられる。また、前記一般式で示さ
れる多価カルボン酸類の中和に使用するアルカリ
性物質としては、水溶性を増加させるため、アル
カノールアミン(トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノエタノールアミン、2−アミ
ノ−2−メチル−1−プロパノールなど)、苛性
ソーダ、苛性カリが主として用いられる。 なお、前記有機リン酸エステル系化合物類の1
種である酸性リン酸エステルのアルカリ塩の具体
例としては、たとえばモノアルキルポリオキシエ
チレンリン酸エステルまたはジアルキルポリオキ
シエチレンリン酸エステル(東邦化学工業(株)製の
GAFAC−LE−700、GAFAC−LP−700、
GAFAC−LE−500、GAFAC−LS−500、
GAFAC−LM−600など)のトリエタノールアミ
ン塩、モノブトキシエチルリン酸エステルまたは
ジブトキシエチルリン酸エステルのたとえばトリ
エタノールアミン塩などのアミン塩(城北化学工
業(株)製のJP−506Nなど)、エチレングリコール
リン酸エステル(城北化学工業(株)製のEGAPな
ど)のアミン塩などが代表例としてあげられる。 本発明に用いる有機インヒビターの量はエアゾ
ール製品内容物中に0.02〜1%、好ましくは0.05
〜0.3%であり、アミン類の炭酸塩100部(重量
部、以下同様)に対し、10〜70部程度が好まし
い。前記添加量が0.02%未満になると防錆効果が
充分えられなくなり、1%をこえて用いても悪影
響はないが不経済となる。 本発明において用いるアミン類の炭酸塩のみを
水系エアゾール製品内容物に含有させても多量
(1%以上)に用いるとそれなり良好な防錆効果
を発揮するが、充分な効果がえられるという段階
のものではなく、さらにエアゾール製品使用時に
アミン臭がするようになり好ましくない。一方、
有機インヒビターは単独使用すると液相部に対し
ては有効であるが気相部に対する効果が充分でな
い。しかるに特定の両者を併用することによつて
のみ、エアゾール容器の液相部のみならず気相部
に対しても少量で優れた防錆効果が達成される。
このような効果、とくに気相部に対する効果は、
本発明に用いる特定の有機インヒビター(気化性
はない)を併用することにより達成されるもので
あり、このようにきわめて優れた防錆効果を発揮
することは、予想しえないことである。 本発明に用いる含水エアゾール製品内容物に
は、前記防錆成分以外に水が5〜95%含有されて
おり、その他噴射剤、有効成分などが含有されて
おり、有機溶剤など通常エアゾール製品内容物と
して使用されるものを含有していてもよい。 前記噴射剤としてはジメチルエーテル、液化石
油ガス、フロンガス、炭酸ガスなどが用いられ、
これらを単独で用いてもよく、混合して用いても
よいが、ジメチルエーテルを用いるとジメチルエ
ーテルが水に対して約35%溶解するため、含水エ
アゾール製品の噴射剤としてとくに好ましい。該
噴射剤は含水エアゾール製品内容物中に5〜95%
程度含有されることが好ましく、該量が5%未満
になると噴射性能が充分でなくなり、95%をこえ
ると有効成分が少なくなりすぎ不適当となる。 本発明に用いる金属製容器としてはブリキ製、
鋼製またはそれらの内面にエポキシユリア樹脂、
エポキシフエノール樹脂などをコーテイングした
ような通常エアゾール製品に用いる容器が用いら
れる。 つぎに本発明の方法を実施例および比較例にも
とづきさらに具体的に説明するが、本発明はそれ
らに限定されるものではない。 実施例 1 95%ゲラニオール変成アルコール(以下、95%
エタノールという)30部に香料(大鹿香料(株)製の
CH270)1部を溶解し、充填量180ml用のブリキ
製エアゾール缶(以下、AESという)に充填し、
さらにイオン交換水25部に炭酸アンモニウム0.2
部、GAFAC−LE−700のトリエタノールアミン
塩0.1部を溶解したものを加えたのち、エアゾー
ル用バルブを取付け、ジメチルエーテル(以下、
DMEという)を合計100部(130g)になるように
圧入し、芳香剤エアゾール製品をえた。 えられた製品を噴射し、男女各3名、計6名の
モニター(A〜F)によりアミン臭の状態を判定
した。判定の基準は、アミン臭、他の気になる臭
がほとんどしないばあいを○、アミン臭、他の臭
はするが気にならないばあいを△、アミン臭、他
の気になる臭がするばあいを×とした。さらに総
合判定としてえられた結果を累計し、○が5名以
上で△が0〜1名で×がないばあいを○、△が2
名以上で×がないばあいを○-、×が1〜2名のば
あいを△、×が3名以上のばあいを×とした。結
果を第2表に示す。 また、えられた製品5本(No.1〜5)を45℃×
6カ月保存したものを開缶し、缶内面の気相部お
よび液相部の孔蝕の深さを測定した。各製品にお
ける孔蝕のうちの最も深いもののブリキ板の厚さ
(100%)に対する深さを第2表に示す。さらに総
合判定として、前記5本の製品に発生した孔蝕の
なかで最も深いもののブリキ板の厚さに対する深
さが10%未満のばあいを○、10%以上20%未満の
ばあいを○-、20%以上50%未満のばあいを△、
50%のばあいを△〜×、50%をこえるばあいを×
とした。なお、総合判定が○であれば充分商品化
でき、○-であれば商品化でき、△であれば含水
エアゾール製品としてほぼ使用でき、×であれば
商品化できないことを示す。 さらに、アミン臭、缶内面の発錆の各総合判定
の最もわるいものをエアゾール製品の総合判定し
た。○であれば充分商品化でき、○-であれば商
品化でき、△であれば商品化するには多少問題が
あり、△〜×または×であれば商品化できないこ
とを示す。 実施例 2 実施例1で用いたブリキ製エアゾール缶を内面
にエポキシユリア樹脂コートしたブリキ製エアゾ
ール缶(以下、AUSという)にした以外は実施
例1と同様にしてエアゾール製品を作製し、その
特性を評価した。その結果を第2表に示す。 実施例3〜16および比較例1〜20、23〜62 実施例1と同様にして第1表に示す組成の内容
物および容器を用いてエアゾール製品を作製し、
実施例1と同様にしてその特性を評価した。 その結果を第2表に示す。 実施例 17 ビニルピロリドン/ビニルアセテート=1/1
(重量比)の共重合体3部と2−アミノ−2−メ
チル−1−プロパノールおよび香料の適量とを95
%ゲラニオール変成アルコール32部中で完全に溶
解させた。これにイオン交換水22部および炭酸ア
ンモニウム0.1部、UCL−200Dのトリエタノール
アミン塩0.05部を加え、均一な溶液である原液を
調整した。これをAESに充填し、エアゾール用
バルブを取付け、ジクロロジフルオロメタン10
部、ジクロロテトラフルオロエタン10部および
DMEを加え100部とし、ヘアスプレーを作製し
た。 えられたヘアスプレーを用いて実施例1と同様
にしてアミン臭および防錆性を評価した。その結
果を第2表に示す。 実施例18〜20および比較例21〜22、63〜70 実施例17と同様にして第1表に示す組成の内容
物および容器を用いてエアゾール製品を作製し、
実施例1と同様にしてその特性を評価した。 その結果を第2表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
第2表の結果から、含水エアゾール製品内容物
中に特定のアミン類の炭酸塩および特定の有機系
インヒビターをそれぞれ少量含有させることによ
り、エアゾール製品使用時にほとんどアミン臭の
ない、しかも長期間保存しても気相部および液相
部のいずれにもほとんど錆を生じさせないエアゾ
ール製品をうることができることがわかる。
中に特定のアミン類の炭酸塩および特定の有機系
インヒビターをそれぞれ少量含有させることによ
り、エアゾール製品使用時にほとんどアミン臭の
ない、しかも長期間保存しても気相部および液相
部のいずれにもほとんど錆を生じさせないエアゾ
ール製品をうることができることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アミン類の炭酸塩および有機系インヒビター
が含水エアゾール製品内容物に含有されており、
前記アミン類がアンモニアおよびシクロヘキシル
アミンよりなる群からえらばれた1種または2種
からなり、前記アミン類の炭酸塩が含水エアゾー
ル製品内容物中に0.05〜0.5重量%含有されてお
り、前記有機系インヒビターが酸性リン酸エステ
ルのアルカリ塩および一般式: (式中、Xは酸素原子、イオウ原子、SO2基、
CO基または炭素数1〜5のアルキレン基、R1,
R2はアルキレン基、R3,R4はアルキル基、m,
nは0〜4の整数を表わす)で示される化合物の
アルカリ塩よりなる群からえらばれた1種または
2種以上からなり、前記有機系インヒビターが含
水エアゾール製品内容物中に0.02〜1重量%含有
されてなることを特徴とする金属製容器を用いた
含水エアゾール製品の防錆法。 2 前記アミン類の炭酸塩が含水エアゾール製品
内容物中に0.1〜0.5重量%含有されている特許請
求の範囲第1項記載の防錆法。 3 前記有機系インヒビターが0.05〜0.3重量%
含有されてなる特許請求の範囲第1項記載の防錆
法。 4 前記アミン類の炭酸塩100重量部に対し、前
記有機系インヒビターが10〜70重量部含有されて
なる特許請求の範囲第1項記載の防錆法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16579483A JPS6056079A (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 金属製容器を用いた含水エアゾ−ル製品の防錆法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16579483A JPS6056079A (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 金属製容器を用いた含水エアゾ−ル製品の防錆法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6056079A JPS6056079A (ja) | 1985-04-01 |
| JPH0411631B2 true JPH0411631B2 (ja) | 1992-03-02 |
Family
ID=15819113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16579483A Granted JPS6056079A (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 金属製容器を用いた含水エアゾ−ル製品の防錆法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6056079A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5631542B2 (ja) * | 2008-11-10 | 2014-11-26 | 共栄社化学株式会社 | 防錆剤 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53146237A (en) * | 1977-05-27 | 1978-12-20 | Toyo Eazooru Kougiyou Kk | Air sol component containing metal anticorrosive |
| JPS5682871A (en) * | 1979-12-12 | 1981-07-06 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | Method for preventing corrosion of metal in aerosol product |
| JPS56169779A (en) * | 1980-06-02 | 1981-12-26 | Toyo Aerosol Kogyo Kk | Corrosion inhibitor for aerosol bomb |
| JPS5732381A (en) * | 1980-08-04 | 1982-02-22 | Toyo Aerosol Kogyo Kk | Anticorrosive for aerosol container |
| JPS5732384A (en) * | 1980-08-04 | 1982-02-22 | Toyo Aerosol Kogyo Kk | Anticorrosive for aerosol container |
-
1983
- 1983-09-07 JP JP16579483A patent/JPS6056079A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6056079A (ja) | 1985-04-01 |
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