JPH04119449U - レンズ付きフイルムユニツト - Google Patents

レンズ付きフイルムユニツト

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JPH04119449U
JPH04119449U JP3283291U JP3283291U JPH04119449U JP H04119449 U JPH04119449 U JP H04119449U JP 3283291 U JP3283291 U JP 3283291U JP 3283291 U JP3283291 U JP 3283291U JP H04119449 U JPH04119449 U JP H04119449U
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JP
Japan
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light
film
shielding
lens
shielding sheet
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Pending
Application number
JP3283291U
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English (en)
Inventor
重光 水谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パトローネを用いることなく、フイルムの取
り出し時にフイルムが外光に曝されるのを防止したレン
ズ付きフイルムユニットを提供する。 【構成】 巻取りスプール13にフイルムの先端を固着
し、フイルムの後端には幅広の遮光シートを接続する。
露光済みのフイルムを巻き取った後、その外周に遮光シ
ートが巻きつけられる。遮光シートの幅は巻取りスプー
ル13のフランジ13a,13aの間隔よりも広いか
ら、遮光シートの両側縁はフランジ13a,13aに密
着しつつ座屈し、これらの摺接部からの漏光が防止され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、予め写真フイルムを収納した状態で販売されるレンズ付きフイルム ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラを携帯していないときでも、手軽に写真撮影ができるように本出願人か らレンズ付きフイルムユニット「写ルンです(商品名)」が販売され、広く普及 している。レンズ付きフイルムユニットには予めパトローネ付きの135フイル ムが内蔵されており、これを購入したユーザーは全コマに撮影を終えた後は、フ イルムの巻戻し操作やフイルムの取り出し操作を行うことなく、そのままレンズ 付きフイルムユニットの本体ごと現像取り扱い店に提出すればよい。このような 形態で用いられるレンズ付きフイルムユニットは、撮影後の操作が全く不要であ ることからユーザーにとっては取り扱いが簡単になるのと同時に、露光済みフイ ルムの取り出し作業が現像所等の専門の作業者によって行われることから、露光 済みフイルムを不用意に外光に曝してしまうというような取り扱いミスを避ける ことができ、品質の安定したプリント写真が提供できるという利点もある。
【0003】 特開平2−33138号公報は、上述のようなレンズ付きフイルムユニットか らパトローネを省略し、レンズ付きフイルムユニットのコンパクト化,製造コス トの低減、さらに露光済みフイルムの取り出し作業の効率化を意図したレンズ付 きフイルムユニットを開示している。上記公報記載のレンズ付きフイルムユニッ トでは、パトローネを省略する代わりに写真フイルムの後端に遮光部材を連設し 、巻取りスプールに巻き取られた露光済みフイルムの外周を遮光部材で覆うこと によって露光済みフイルムに対する曝光を防ぎ、明室でレンズ付きフイルムユニ ット本体から露光済みフイルムを取り出すことができるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記公報記載のレンズ付きフイルムユニットでは、写真フイル ム後端に連設される遮光部材に強いカール習性を付与し、このカール習性を利用 して巻取りスプールに巻かれている露光済みフイルムの外周を抑え込んで遮光の 確実化を図っている。そして、遮光部材に予め強いカール習性を与えておくため に、遮光部材の厚みを増やしておいたり、あるいは未露光のフイルムをブル巻き 状態で収納しておくフイルム供給室の内径を小さくしておいたり、さらには巻取 りスプールの形状を変更しなくてはならない等、レンズ付きフイルムユニットの 他の部分に新たな工夫が必要となって、結果的には大きなコストダウンは期待で きないのが実情である。また、遮光部材に強いカール習性を与えておいたとして も、遮光部材が途中まで引き出され、ある程度展延された状態で放置されたよう な場合には、経時変化によりカール習性が弱まることが避けられず、予期した遮 光機能を得ることができなくなる。さらに、写真フイルムにはフイルムのコマ送 り時にスプロケットと係合するパーフォレーションが設けられているのに対し、 遮光部材にはパーフォレーションが設けられていないため、遮光部材を巻取りス プールで確実に巻き取ることを可能とするために、スプロケット並びにこれに連 動するカウンタ機構部にも変更を要し、結局、新たなレンズ付きフイルムユニッ トを設計し直す必要がある。
【0005】 また、特開昭63−138318号公報には、レンズ付きフイルムユニットで 用いるフイルムの遮光のために遮光紙を利用する技術が開示されているが、この レンズ付きフイルムユニットは遮光紙の他にパトローネも併用する形態となって いるため、露光済みフイルムを取り出してからの後処理が面倒なだけでなく、レ ンズ付きフイルムユニットの小型化の点でも不利である。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来のレンズ付きフイルムユニ ットの本体構造そのものを基本的には何ら変更することなく、パトローネの省略 により製造コストを低くすることが可能で、また露光済みフイルムの取り出しを 明室で行っても、露光済みフイルムへの曝光を確実に防ぐことができるようにし たレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、巻取り室に最後に巻き取られる未露光写 真フイルムの後端側に、未露光写真フイルムとは材質が異なり、幅広で、少なく とも片側にパーフォレーションを形成した遮光シートを設け、撮影済みとなって 巻取りスプールに巻き取られた露光済みフイルムの外周にさらに前記遮光シート を巻きつけて、露光済みフイルムを確実に遮光することができるようにしてある 。遮光シートとしては遮光紙や金属箔層を一層以上もった積層体を用いることが でき、特に秤量60〜90g/m2 程度の遮光紙が最適である。また、遮光シー トの幅を写真フイルム幅よも0.20mm乃至0.75mm程度広くし、その部 分を巻取りスプールのフランジにならうように変形させてエッジ部分からの漏光 を防ぐのが有効である。さらに遮光シートの少なくとも一方の側縁にスカイブ処 理を施して薄くし、遮光シートのエッジ部分と巻取りスプールのフランジとの密 着性をより向上させることができる。なお、遮光シートにバーコード表示部を設 け、これによりフイルムの種別データを識別できるようにしておくことによって 、以後の現像,焼付処理の処方等を決める上で便利である。
【0008】
【実施例】
図1は本考案を用いたレンズ付きフイルムユニットの本体部を分解した状態を 示し、また図2はレンズ付きフイルムユニットの要部断面を示している。ユニッ ト本体部は、それぞれ樹脂成形によって作られた前カバー3,基部4,後カバー 5からなる。基部4には、フイルム巻き上げ機構6,シャッタ機構7,撮影レン ズ8等、写真撮影に必要な基本的構造物が組み込まれる。基部4にはフイルム収 納室10とフイルム巻取り室11とが設けられ、フイルム収納室10にはロール 状に巻かれたフイルム12が収められ、フイルム巻取り室11にはフイルム12 の先端が係止された巻取りスプール13が回転自在に収納される。そして、基部 4に巻き上げダイヤル15を嵌めると、巻き上げダイヤル15の下に突出した係 合片が巻取りスプール13の上端に設けられたキーに係合する。
【0009】 前カバー3には、ファインダー対物窓や撮影レンズ、さらにはフイルムカウン タ9を露呈させる開口が形成される他、レリーズボタンが一体に成形されている 。後カバー5には、ファインダー接眼窓,巻き上げダイヤル15を露出させる開 口、そしてフイルム12の背面を露光位置で支持する受け面が形成され、またフ イルム巻取り室11の底部となる蓋16が一体に設けられている。基部4に上述 した各機構部を組み込み、またフイルム12,スプール13を組み込んだ後、前 カバー3,後カバー5を基部4に装着することによってユニット本体部が組み立 てられる。ユニット本体には、図2に示したように紙箱17が被せられる。紙箱 17には、撮影レンズ8,巻き上げダイヤル15,レリーズボタン,ファインダ ー窓などを露呈させるために、所要部に開口が設けられているため、ユニット本 体部を紙箱17に入れたままで使用することができる。
【0010】 ユニット本体部に内蔵されるフイルム12には、例えばISO135フイルム が用いられ、その後端側には遮光シート20が接合されている。遮光シート20 には遮光紙が用いられているが、金属箔層を含む積層体や樹脂シートを代用する ことも可能である。遮光シート20の幅D1はフイルム12の幅D0よりも0. 20mm〜0.75mm程度広くなっている。また、遮光シート20の長さLは 、フイルム12を全て巻取りスプール13に巻きつけ、さらにその外周に遮光シ ート20を巻きつけたときに、2.5周以上巻き回される長さとなっている。巻 取りスプール13のフランジ13a,13aの相互間隔はフイルム12の幅D0 と一致しており、巻取りスプール13を回転してフイルム12を巻き取ってゆく ときに、フイルム12はフランジ13aの相互間に整列して巻かれるようになる 。また、フイルム12及び遮光シート20にはそれぞれパーフォレーション12 a,20aが設けられているが、遮光シート20のパーフォレーション20aは フイルム12のパーフォレーション12aの配列ピッチよりも広くなっている。 これは、後述するように、遮光シート20を露光済みのフイルム12の外周に巻 きつけて遮光を図る際に、パーフォレーション20aからの曝光を少なくするた めである。
【0011】 上記構成によるレンズ付きフイルムユニットの作用について説明する。図2に 示したように、未使用状態においてはフイルム12のほとんどはフイルム収納室 10にブル巻き状態で収納されている。フイルム12の後端側に接合された遮光 シート20はブル巻き状態の内側になっているため、強いカール習性が付与され ることになる。レンズ付きフイルムユニットのレリーズボタンを操作して撮影を 行った後、巻き上げダイヤル15を図1において反時計方向に回転させると、露 光済みのフイルム12は巻取りスプール13によって巻き取られ、これに伴って 新たなフイルム12がフイルム供給室10から引き出され、露光位置に移送され る。周知のように、基部4の背面側にはスプロケットが部分的に突出しており、 上述のようにフイルム12が移送されると、パーフォレーション12aとの係合 によってスプロケットが回転してシャッタチャージ,フイルムカウンタ9の歩進 が行われる。
【0012】 レリーズボタンの操作によるシャッタレリーズ動作,巻き上げダイヤル15の 操作によるフイルム移送を繰り返してゆくことによって、露光済みのフイルム1 2は順次巻取りスプール13に巻き取られてゆく。そして最終コマへの撮影を行 って巻き上げダイヤル15を操作すると、露光済みフイルムが巻取りスプール1 3に巻かれた後は、遮光シート20が巻取りスプール13で巻き取られてゆく。 このとき、離散的ではあるが遮光シート20にもパーフォレーション20aが設 けられているため、レンズ付きフイルムユニットのスプロケットを回転させるこ とができ、フイルムカウンタを利用して遮光シート20の巻き取りが行われてい ることを表示したり、遮光シート20も完全に巻き取られたことをユーザーに表 示することが可能となる。
【0013】 なお、パーフォレーション20aのない部分がスプロケットにさしかかった場 合には、スプロケットの歯が遮光シート20の表面を滑ることになるが、このと きの巻き上げトルクをあまり増大させないためには、図4に示したように、スプ ロケット25の歯を逃がすために後カバー5に設けられた凹部26の形状を、そ の深さを1.2mmとしたとき、図示の寸法A,Bをそれぞれ18mm,6mm 程度にし、傾斜面26aを緩くしておくと効果的であることが確かめられている 。したがって、基本的にはパーフォレーションを形成しなくても巻取りスプール 13で遮光シート20を巻き取ってゆくことができ、しかもパーフォレーション のない方が遮光機能を高める上で有利であるが、上述したように遮光シート20 の巻取りをフイルムカウンタを介して表示させるためには、少なくとも遮光シー ト20の片側にパーフォレーション20aを設けておくのがよい。もちろん、こ のパーフォレーション20aの数はフイルムカウンタの表示に合わせて任意にし てよく、例えば遮光シート20の最後端に1個だけ設けておき、このパーフォレ ーションでスプロケットを回転させた時点でフイルムカウンタにエンドマークを 表示させることも好ましい実施態様となる。
【0014】 なお、図5に示したように、フイルム12の先端側にも遮光シート27を接合 し、これをフイルムリーダー部に利用することによって、実際に撮影に供するフ イルム12の長さを節約することが可能となる。なお、フイルム12と遮光シー ト20,27との接合のためには、図示したように、部分的に重ね合わせて接合 する他に、両者の端縁を突き当てた突き合わせ接合でもよく、また接合の方法と しても、両者を接着剤で接合したり、あるいはテープによる接合,溶融による接 合など、種々の手法を採ることができる。
【0015】 図6は、巻取りスプール13に遮光シート20まで完全に巻いた状態を示して いる。前述したようにフランジ13a,13aの間隔はフイルム12の幅D0に 合わせられているから、フイルム12は両側縁がこれらのフランジ13a,13 aによって整列した状態で巻取りスプール13に巻かれる。さらに遮光シート2 0が巻取りスプール13に巻かれてゆく過程では、遮光シート20の幅D1はフ ランジ13a,13a間の間隔よりも広くなっているため、遮光シート20がフ ランジ13a,13a間を通るときにその両側縁がフランジ13aの内面と摺接 して、図示したように側縁が部分的に座屈して巻き取られるようになる。このよ うに遮光シート20の両側縁を座屈させ、フランジ13aに圧着させた状態で巻 き取ることによって、フランジ13aと遮光シート20の側縁との間からは光が 入り込むことがなくなり、その内側に巻かれている露光済みのフイルム12を確 実に遮光することができる。
【0016】 また、遮光シート20は2.5周以上巻かれ、遮光シート20に離散的に設け たパーフォレーション20aが互いに重なりあうことはないので、パーフォレー ション20aからの曝光も防ぐことができる。さらに、上記のように遮光シート 20の側端縁をフランジ13aに座屈させて圧着させると、遮光シート20の側 端縁がくさび効果によってフランジ13a,13a間に強く挟まれるようになる 。したがって、巻取りスプール13に遮光シート20が巻きつけられた後は、遮 光シート20は巻取りスプール13から巻きほぐれることがない。なお、フイル ム収納室10に収納されている状態で遮光シート20にはカール習性が付与され ることになるため、露光済みフイルム12の外周を取り囲むように湾曲しやすく なっている。また、仮に遮光シート20の後端側が半周程度巻取りスプール13 からほぐれたとしても、その内側の遮光シート20は強くフランジ13a,13 a間に巻きつけられているため、露光済みフイルム12に対する曝光防止効果は ほとんど劣化することがない。
【0017】 図6のように巻取りスプール13に巻かれた露光済みフイルム12及び遮光シ ート20は、現像所に回収された後に専門の作業者によってユニット本体部から 抜き取られる。この露光済みフイルムの抜き取り作業は、紙箱17の底面の一部 を、予め施されているミシン目等を利用して破り、後カバー5の蓋16を開放す ることによって行われる。蓋16を開放することによってフイルム巻取り室11 の底面が開放されるから、図6のように巻かれた状態でフイルム12及び遮光シ ート20を巻取りスプールごとユニット本体部から取り出すことができる。露光 済みのフイルム12は、その外周に巻きつけられた遮光シート20によって完全 に遮光されているから、上述の取り出し作業を明室で行っても曝光の心配はない 。こうして取り出された露光済みフイルムは、巻取りスプール13から取り外さ れ、また遮光シート20の切断処理の後、フイルム現像される。本考案のレンズ 付きフイルムユニットではパトローネが用いられていないので、現像所に回収さ れらた後の作業がしやすく、しかも廃棄物も少なくなる利点がある。
【0018】 さらに図7に示したように、遮光シート20の後端部の外表面に、フイルム1 2の品種,メーカー,感度,ラチチュード,撮影枚数等の少なくとも1種のデー タを表示するバーコード表示28を印刷等により設けておくのが有効である。特 に、最近では撮影後の現像処理が自動化され、現像処理時にパトローネに従来か ら印刷されているバーコードを読み取って自動現像処理の補助データとして用い ているが、本考案を適用した場合、レンズ付きフイルムユニットからはパトロー ネ無しの状態でフイルム12が取り出される。したがって、上記のようにバーコ ード表示28を付しておくことによって、フイルム12を引き出すことなく必要 なデータを読み取ることが可能となる。なお、パトローネのバーコード表示部と 異なり、遮光シート20の場合にはその表示エリアを広く利用することができる ため、印刷等によるその他の情報表示、例えばそのフイルムを用いたレンズ付き フイルムユニットの機種表示なども行うことができる。
【0019】 上記実施例において特徴的なことは、フイルム12の後端側に接合された遮光 シート20を、その両側端においてフランジ13aに密着するように座屈させる 点にある。したがって、遮光シート20の側端縁がフランジ13aに接しながら なじむように屈曲し、また巻取りスプール13への巻きつき習性のためには、あ る程度のカール習性を維持し得るような剛性が遮光シート20には必要となる。 このような性質を得るには、遮光シート20の素材としては秤量60〜90g/ m2 程度の遮光紙が最適である。遮光紙の秤量が120g/m2 を越えると、剛 性が強すぎて巻き上げ操作時のトルク増となる。
【0020】 図8ないし図10は、それぞれ遮光シート20の素材として好適な遮光紙の層 構造の例を示している。遮光紙30は、支持体31の上に印刷層32を形成して その上に保護層33を設け、また支持体31の下層に塗布層34を形成したもの である。遮光紙35は、支持体31の上に保護層33,印刷層32を順次に形成 し、また支持体31の下に塗布層34を設けて、さらに帯電防止層36を形成し たものである。遮光紙38は、支持体31の上に印刷層32を形成し、支持体3 1の両面に保護層33を形成したものである。上記保護層33,塗布層34の素 材としては一般に樹脂が用いられ、支持体31の保護,強度の向上,表面の滑性 化などの機能をもつ。
【0021】 上記遮光紙の基材となる紙支持体31としては、通常の天然パルプ紙,合成パ ルプ紙,天然パルプと合成パルプとの混合紙,合成樹脂を使用した合成紙などの いずれでもよいが、針葉樹パルプ,広葉樹パルプ,合成パルプ,針葉樹や広葉樹 パルプ等の混合木材パルプを主成分とする天然パルプ紙や、合成パルプを主成分 とする合成パルプ紙、さらにこれらの再生紙を用いることも可能である。また、 これらの紙の抄造は、通常知られている丸網抄造方式,長網抄造方式いずれでも よい。これら天然パルプ,合成パルプを主成分とする紙支持体には、各種の高分 子化合物添加剤を含有させることができる。例えば乾燥力増強剤として、カチオ ン化澱粉,カチオン化ポリアクリルアミド,アニオン化ポリアクリルアミド,カ ルボキシ変性ポリビニルアルコール,ゼラチンなど、またサイズ剤として、脂肪 酸基,ロジン誘導体,ジアルキルケテンダイマ乳化物,石油樹脂エマルジョン, スチレン−無水マレイン酸共重合体アルキルエステルのアンモニウム塩など、顔 料として、クレー,カオリン,炭酸カルシウム,硫酸バリウム,酸化チタンなど 、湿潤紙力増強剤として、メラミン樹脂,尿素樹脂,エポキシ化ポリアミド樹脂 、定着剤として、硫酸アルミニウム,塩化アルミニウムなどの多価金属塩,カチ オン化澱粉などのカチオン変性ポリマなど、pH調節剤として、苛性ソーダ,炭 酸ソーダ,塩酸など、無機電解質として、食塩,芒硝など、そのほか染料,蛍光 増白剤,ラテックス,カーボンブラックなどの遮光性物質を適宜組み合わせて含 有させることができる。紙だけでは得られない物性を付与するために、樹脂層や 金属層,フイルム等のフレキシブルシート材を積層しても差し支えない。
【0022】 また、基材紙裏面を加工する熱可塑性樹脂(以下、単に樹脂ということがある )としては、特公昭51−49205号,特開昭48−22020号,同50− 67644号,同55−140835号,同58−17434号,同58−18 6744号,同59−68238号,同60−35728号各公報等に記載の、 低密度,高密度,直鎖状低密度の各種ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオ レフィン系,エチレン酢酸ビニル等のポリビニル系、エチレンエチルアクリレー トやエチレンメチルアクリレート等のアクリル系、スチレン・ブタジエン等のゴ ム系、アイオノマーや変性ポリオレフィン等のグラフト重合体、ナイロン等のポ リアミド系、ポリエチレン・テレフタレート等のポリエステル系の単体、2種以 上のブレンド、あるいは共重合体等が挙げられる。
【0023】 これらの樹脂を紙支持体上に設ける手段としては、大きく分けると2つの方法 に分けられる。その1つとしては、樹脂を有機溶媒もしくは水に分散あるいは溶 解した液を紙上に塗布し乾燥させる方法である。塗布方法としては、例えばリバ ースロール法、ブレード法、エアナイフ法、ロッド法、スライド法、カーテン法 、エクストルージョン法あるいはグラビア印刷等によっても塗布できるが、これ らに限定されるものではない。必要に応じて、もし封紙に代わり解け止めのため に遮光紙裏面の一部に水溶性接着剤の塗布を行う場合には、前記各塗布方法によ って1工程(オンライン)での加工が可能になり、特に印刷機での加工であれば 1色増えるだけのことであり、他の加工と較べて加工面,コスト面で有利である 。また、多色印刷機等を用いて表裏に1工程(オンライン)で塗布層と印刷層を 設けることも可能であり、工程のコストダウンの点から好ましい。これらの方法 によって得られる樹脂層の乾燥膜厚としては、1〜70μmが適当である。水溶 液,エマルジョン液を用いた場合は、乾燥負荷等の点から1〜20μmが適当で ある。また他の方法としては樹脂を熱溶融させ、それを紙支持体に設ける方法が ある。塗布方法としてはエクストルージョン塗布法が最も一般的であるが、他の 塗布方法、例えばホットメルトアプリケーター法等でも差し支えない。この方法 で得られる樹脂層の乾燥膜厚としては、5〜70μmが適当である。
【0024】 本考案に用いられる遮光紙に関して最も有利な方法としては、前者の分散液あ るいは溶液塗布の方法が挙げられる。この方法は塗布される樹脂の軟化点をあま り考慮する必要がないため軟化点に限定されずに広い範囲のものが選べ、また高 い軟化点をもった樹脂でも塗布できる。しかし後者のエクストルージョン(熱溶 融)塗布法の場合、樹脂軟化点が限定されしかも比較的高い軟化点をもつ樹脂は 、溶融温度を上げなければならなくなり、塗布工程も特別なものが必要となって しまう。また、紙と樹脂との接着性を考慮すると、前者の方法は後者の方法と較 べて一般的には優れている。また実開平1−90041号公報等で開示されてい るような効果も組み合わせやすく、より総合的な改良となる。本考案では特に金 属箔層(アルミニウム箔が代表的である)を一層以上有する遮光性積層体が遮光 性,防湿性,ガスバリヤ性,帯電防止性,幅寸度安定性等、遮光シートに必要な 多くの特性を同時に向上させることができ、さらにカール習性が付与されやすく 、露光済みフイルムの外周を取り囲むように湾曲して完全遮光されるので好まし い。
【0025】 遮光性を確保するために樹脂層,紙層,あるいは他の層に使用される遮光性物 質としては、特公平2−13774号公報に記載されている各種の物質があるが 、特に好ましいカーボンブラックには、ファーネス,チャンネル,サーマルいず れの方法によって製造されたものでもよい。また、実際の製品としては、例えば 三菱化成製のカーボンブラック♯20(B),♯30(B),♯33(B),♯ 40(B),♯44(B),♯45(B),♯50,♯55,♯100,♯60 0,♯2200(B),♯2400(B),MA8,MA11,MA100等が 挙げられる。海外の製品としては、例えばキャボット社のBlack Pear les 2、46、70、71、74、80、81、607等、Regal 3 00、330、400、660、991、SRF−S等、Vulcan 3、6 等、Sterling 10、SO、V、S、FT−FF、MT−FF等が挙げ られる。さらにアシュランドケミカル社のUnited R、BB、15、10 2、3001、3004、3006、3007、3008、3009、3011 、3012、XC−3016、XC−3017、3020等が挙げられるが、こ れらに限定されるものではない。
【0026】 上記した樹脂層,支持体,あるいは他の層に帯電防止のために下記の帯電防止 剤や導電性物質を含有させることも可能であり好ましい。帯電防止剤について具 体的に説明する。内部用帯電防止剤としては、非イオン系,アニオン系,両性イ オン系のいずれを用いてもよい。具体的には、非イオン系としては高級アルコー ルのエチレンオキサイド付加体、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加 体、エステル類(たとえば高級脂肪酸と多価アルコールのエステル、高級脂肪酸 のポリエチレングリコールエステル等)、ポリエーテル類、アミド類(例えば高 級脂肪酸アミド、ジアルキルアミド、高級脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付 加体等)が効果的である。アニオン系としては、アルキルアリルホスホン酸、ア ジピン酸、グルタミン酸、アルキルスルホン酸塩類、アルキルサルフェート、ポ リオキシエチレンアルキルホスフェート、脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン 酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩、およびソジウムジアルキルスルホサ クシネートが効果的である。カチオン系については、アミン類(たとえばアルキ ルアミンのリン酸塩、シツフ塩基、アミドアミン、ホリエチレンイミン、アミド アミンと金属塩の複合体、アミノ酸のアルキルエステル等)、イミダゾリン類、 アミンエチレンオキサイド付加体、第4級アンモニウム塩などが良い。両イオン 性系については、N−アシルザルコシネート、アミノカルボン酸誘導体類、アラ ニン型金属塩、イミダゾリン型金属塩、カルボン酸型金属塩、ジカルボン酸型金 属塩、ジアミン型金属塩、酸化エチレン基を有する金属塩等が良い。上記の範疇 に入らない物質として、無機電解質、金属粉末、金属酸化物、カオリン、ケイ酸 塩、炭素粉末、炭素繊維、さらにはグラフト重合、およびポリマーブレンドも用 いることができる。
【0027】 次に外部用帯電防止剤として用いられる代表例を挙げると、非イオン系では多 価アルコール類(たとえばグリセリン、ソルビット、ポリエチレングリコール、 ポリエチオキサイド等)、多価アルコールエステル類、高級アルコールエチレン −オキサイド付加体類、アルキルフエノールエチレンオキサイド付加体類、脂肪 酸エチレンオキサイド付加体類、アミン酸化エチレン付加体類等があり、また両 イオン性系ではカルボン酸類(たとえばアルキルアラニン等)、スルホン酸類等 が効果的である。アニオン系では、カルボン酸塩、硫酸誘導体(たとえばアルキ ルスルホン酸塩等)、リン酸誘導体(たとえばホスホン酸、リン酸エステル類) 、ポリエステル誘導体が良い。カチオン系では、アミン類(たとえばアルキルア ミン、アミドアミン、エステルアミン等)、ビニル窒素誘導体、第4級アンモニ ウム塩(たとえばアミド基を含むアンモニウム塩、エチレンオキサイドを含むア ンモニウム塩等)、アクリル酸エステル誘導体、アクリル酸アミド誘導体、ビニ ルエーテル誘導体等がある。
【0028】 導電性物質の代表例としては、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等の 導電性カーボンブラック、各種金属粉末、炭素繊維、各種金属繊維、各種無機化 合物等がある。特に好ましい導電性無機化合物の具体例としては、特公平1−6 0815号公報等に記載されているたとえばリチウム、ナトリウム、カリウム、 マグネシウム、カルシウム、鉛、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム、スズ、ストロン チウム、およびマンガンから選ばれた少なくとも1つの元素の塩からなる無機化 合物であり、その中でも効果や経済性の面から特に好ましく用いられるものとし ては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩 化鉄及び塩化銅等の塩酸塩、硝酸カリウム、硝酸マグネシウム、硝酸塩及び硝酸 亜鉛などの硝酸塩、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウムおよ び硫酸鉄などの硫酸塩、リン酸水素カリウムおよびリン酸ナトリウムなどの酸塩 、ホウ酸カリウムなどのホウ酸塩、ならびに臭化ナトリウムおよび臭化リチウム などの臭化物が挙げられる。上記化合物は結晶水を有してもよい。これらの無機 (塩)化合物はいかなる方法で用いても構わないが、代表的な方法としては、抄 造時にこれら無機塩化合物の水溶液に紙を浸漬して含浸させる方法がある。これ ら無機化合物を使用する量については、100cm2 あたり0.1〜20mgの 量の範囲が好ましく、0.1mg/100cm2 以下では帯電防止性能が不充分 であり、また10mg/100cm2 以上では写真フイルムにカブリ等の悪影響 を及ぼす。
【0029】 遮光紙の表面に機能上必要な文字や記号、あるいは商品価値を高めるために印 刷を施す場合、これらの印刷に用いられるインキとしては感光材料に無害なもの が選ばれ、一般に使用されているオフセット印刷用インキ又はグラビア印刷用イ ンキ又はUVインキの中から選ぶことができる。これらのインキに使用される代 表的な合成樹脂は、塩酢ビ系、硝化綿、ポリエステル、ポリアミドウレタン、ポ リアクリル、ロジン変性マレイン酸、エチレン酢ビ、ビニールエーテル、ウレタ ン酢ビ、塩酢ビウレタン樹脂、変性アルキッド樹脂変性フェノール樹脂、アルカ リ可溶型樹脂(ロジン変性マレイン酸樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、スチレン アクリル酸樹脂、アクリル酸エステルアクリル酸樹脂、メタクリル酸エステルア クリル酸樹脂)、ハイドロゾル型樹脂(スチレンマレイン酸樹脂、スチレンアク リル酸樹脂、α−メチルスチレンアクリル酸樹脂、アクリル酸エステルアクリル 酸樹脂、メタクリル酸エステルアクリル酸樹脂)、エマルジョン型樹脂(スチレ ン樹脂、スチレンアクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、メ タクリル酸エステル共重合樹脂)、UVインキ用の樹脂としてはアクリル系不飽 和基をもつポリマが一般的に使用されており、代表的な例としてはポリエステル /アクリル酸エステル、ポリエステル/ウレタン樹脂/アクリル酸エステル、エ ポキシ樹脂/アクリル酸エステル、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ト リメチロールプロパントリアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ネ オペンチルグリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート 、ヒドロキシエチルメタクレートが挙げられる。また、これらのインキには一般 に知られている着色剤が併用される。
【0030】 使用される着色剤としては、特開昭63−44653号公報に記載されている 各種顔料及びアゾ顔料(アゾレーキ;カーミン6B,レッド2B,不溶性アゾ; モノアゾイエロ(PY−1,−3)、ジスアゾイエロ(PY−12,−13,− 14,−17,−83)、ピラゾロオレンジ(PO−B−34)、バルカンオレ ンジ(PO−16)、縮合アゾ系;クロモフタイルイエロ(PY−93,−95 )、クロモフタルレッド(PR−144,−166)、多環式顔料(フタロシア ニン系;銅フタロシアニンブルー(PB−15,−15・1,−15・3)、銅 フタロシアニングリーン(PG−7)、ジオキサジン系;ジオキサジンバイオレ ット(PV−23)、イソインドリノン系;イソインドリノンイエロ(PY−1 09,−110)、スレン系;ペリレン,ベノリン,フラバントロン,チオイン ジゴ,レーキ顔料(マラカイトグリーン,ローダミンB,ローダミンG,ビクト リアルブルーB)又無機顔料(酸化物,二酸化チタン,ベンガラ,硫酸塩;沈降 性硫酸バリウム、炭酸塩;沈降性炭酸カルシウム、硅酸塩;含水硅酸塩、無水硅 酸塩、金属粉;アルミニウム粉,ブロンズ粉,亜鉛末,カーボンブラック,黄鉛 ,紺青等が挙げられる。またこれ等の顔料は遮光性物質として前述の樹脂層紙層 等に添加しても構わない。このほかに油溶性染料、分散性染料も使用される。そ の他インキを構成する原材料として必要に応じて各種溶剤,分散剤,湿潤剤,消 泡剤,レベリング剤,増粘剤,安定剤,架橋剤,ワックス,ドライヤー等の添加 剤が使用される。
【0031】 また表面の光沢および表面印刷個所の保護のために、ニスを塗布しても構わな い。このとき用いるニスの類としては、アクリル樹脂,酢酸繊維素等のセルロー ス系樹脂,ウレタン樹脂,エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂,アイオノマ樹脂, EEA樹脂,各種ポリエチレン樹脂(低密度,高密度,線状低密度ポリエチレン 等)、ポリプロピレン樹脂等適宜の樹脂が使用できる。またワックスを使用して もよい。
【0032】 図11は、フイルム12の後端に接合テープ40を介して連結された遮光紙4 2の両側縁にスカイブ処理を施し、両側縁から幅Mの範囲の厚みL1を中央部の 厚みL0(0.05〜0.35mm程度)よりも薄くしてある。このようなスカ イブ処理を施すことによって、遮光紙42の側端縁に柔軟性を持たせ、フランジ 13aとの摺接による座屈及び遮光性をさらに向上させることができる。上記幅 Mの寸法としては0.2〜2.5mm、好ましくは0.5〜2.0mmであり、 厚みL1としては30〜100μm、好ましくは40〜90μmである。なお、 図12に斜線で表したように、スカイブ処理部SKを遮光紙42の側端に交互に 配列してもよい。
【0033】 図11のように構成されたフイルム12及び遮光紙42は、本考案のレンズ付 きフイルムユニットに組み込まれる前には、巻取りスプール13に巻かれた状態 となっている。したがって、このフイルム製造時に巻取りスプール13にフイル ム12,遮光紙42を巻きつける作業を行うときに、不用意に遮光紙42の両側 縁に耳切れや折り目をつけることがないようにしておくことが望ましい。このた めには、含水率が3重量%以下の縮小した状態で巻取りスプール13にフイルム 12及び遮光紙42を巻き込むようにすると、遮光紙42が不必要にフランジ1 3aと擦れ合うことがなく、遮光紙30の側端縁の保護及び巻き太りを防ぐ意味 で効果的である。こうして巻取りスプール13に巻きつけた後は、出荷するまで の間に調湿することにより遮光紙42の含水率を4〜9重量%、好ましくは5〜 8重量%に増加させて遮光紙42の幅を広くする。この結果、遮光紙42の幅を 巻取りスプール13への巻きつけ時には狭くし、そしてレンズ付きフイルムユニ ットへの組み込み時には吸湿により幅を広げることができ、遮光性をより確実な ものにすることができる。なお、上記の調湿処理としては、一定温度の部屋に貯 蔵するが、一般にはその貯蔵環境としては15〜35°C、45〜75%RHの 部屋が、経済性,フイルムの品質確保の点で好ましく、特に17〜27°C、5 0〜65%RHが好適である。なお、図13及び図14に、一般的な遮光紙の調 湿日数と含水率との関係及び遮光紙の含水率と伸びとの関係を示した。
【0034】 図15ないし図17は、遮光紙にスカイブ処理を施した場合のいつくかの例を 示している。これらの遮光紙45〜48は、各々支持体50に印刷層51を形成 し、さらに支持体50の表裏に保護層52や塗布層53を形成したものであるが 、それぞれスカイブ処理の形態が異なっている。遮光紙45,46では、スカイ ブ処理が両側端から同じ幅,同じ厚みで施されているが、遮光紙47では一方の 側縁が他方に対して厚く形成されている。また、例えば遮光紙45の一方の側縁 に対してはスカイブ処理しない例も考えられる。そして、スカイブ処理を施す層 としても、遮光紙46のように単に支持体50だけにしたり、あるいは他の例の ように保護層52を含めてスカイブ処理してもよい。
【0035】
【考案の効果】 以上に説明してきたように、本考案のレンズ付きフイルムユニットにおいては 、フイルムの後端に、フイルムの幅以上の幅をもち、少なくとも片側に1個以上 のパーフォレーションを設けた遮光紙を接続してあるから、露光済みフイルムを 巻取りスプールに巻きつけた後、さらに遮光紙を巻きつけてゆくことによって、 巻取りスプールのフランジに対して遮光紙の少なくとも一方の側縁が座屈して巻 かれ、その内側に巻かれている露光済みフイルムを完全に遮光することができる ようになる。また遮光紙にもパーフォレーションを形成してあるから、遮光紙を 巻き上げてゆくことによって、レンズ付きフイルムユニットに設けられているス プロケットを回転させることができ、これに連動してフイルムカウンタを作動さ せて遮光紙の巻取り表示を行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの要部断面図であ
る。
【図3】本考案に用いられる巻取りスプール、フイルム
並びに遮光シートの概略構成図である。
【図4】レンズ付きフイルムユニットのスプロケット部
分の説明図である。
【図5】遮光シートの他の例を示す概略構成図である。
【図6】巻取りスプールにフイルム及び遮光シートを巻
いた状態の断面図である。
【図7】遮光シートにバーコード表示を設けた例を示す
斜視図である。
【図8】遮光紙の層構造を示す概略断面図である。
【図9】遮光紙の層構造の他の例を示す概略断面図であ
る。
【図10】遮光紙の層構造のさらに他の例を示す概略断
面図である。
【図11】スカイブ処理を施した遮光紙を示す斜視図で
ある。
【図12】スカイブ処理を施した遮光紙の他の例を示す
説明図である。
【図13】遮光紙の調湿日数と含水率との相関を表すグ
ラフである。
【図14】遮光紙の含水率と伸びとの相関を表すグラフ
である。
【図15】スカイブ処理した遮光紙の層構造の一例を示
す概略断面図である。
【図16】スカイブ処理した遮光紙の層構造の他の例を
示す概略断面図である。
【図17】スカイブ処理した遮光紙の層構造のさらに他
の例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
4 基部 10 フイルム収納室 11 フイルム巻取り室 12 フイルム 13 巻取りスプール 13a フランジ 20 遮光シート 25 スプロケット 27 遮光シート 28 バーコード表示

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーフォレーション付きの未露光写真フ
    イルムをブル巻き状態で収納するフイルム収納室と、フ
    イルム巻き上げ操作によって回転されるフランジ付きの
    巻取りスプールが設けられ、前記未露光フイルム収納室
    から引き出された後、露光済みとなった写真フイルムを
    前記巻取りスプールに巻きつけた状態で収納する巻取り
    室とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、前
    記ブル巻き状態の未露光写真フイルムが、前記巻取り室
    に最後に巻き取られる後端側に、未露光写真フイルムと
    は材質が異なり、幅広で、少なくとも片側にパーフォレ
    ーションを形成した遮光シートを具備していることを特
    徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記遮光シートが遮光紙であることを特
    徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記遮光シートが金属箔層を一層以上有
    する遮光性積層体であることを特徴とする請求項1記載
    のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記遮光紙の少なくとも一方の側端の厚
    みを薄くしたことを特徴とする請求項2記載のレンズ付
    きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記遮光シートの幅が、写真フイルムの
    幅よりも0.20mm乃至0.75mmだけ幅広である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のレンズ
    付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記遮光シートの後端部側にバーコード
    表示部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か記載のレンズ付きフイルムユニット。
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