JPH04119964U - 真空端子 - Google Patents

真空端子

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JPH04119964U
JPH04119964U JP3280691U JP3280691U JPH04119964U JP H04119964 U JPH04119964 U JP H04119964U JP 3280691 U JP3280691 U JP 3280691U JP 3280691 U JP3280691 U JP 3280691U JP H04119964 U JPH04119964 U JP H04119964U
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sleeve
vacuum
vacuum chamber
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lead pin
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隆志 八木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空漏れが起こりにくい真空端子を提供す
る。 【構成】 真空端子1は、真空チャンバ5に固定された
アルミニウム製のスリーブ2と、スリーブ2に固定され
たジョイント部材3と、真空チャンバ5内から延びかつ
先端がジョイント部材3内に配置されたリードピン4
と、真空端子1内を気密に仕切りかつリードピン4を支
持するセラミック製のホルダ10とを備えている。ホル
ダ10は、金−アルミニウム合金のロウ材16によりス
リーブ2の内周面に気密に固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、真空端子、特に、真空チャンバ内と外部端子との間で電気信号を伝 達するための真空端子に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば電子顕微鏡等の真空チャンバを備えた理化学機器は、真空チャンバ内の 装置と真空チャンバ外の装置との間で電気信号を伝達するための真空端子を有し ている。この真空端子は、一端が真空チャンバに固定されかつ他端に真空チャン バ外の装置からの外部端子を取り付けるための取付部を有するアルミニウム(例 えばアルミニウム合金A6951)製のスリーブと、真空チャンバ内から延びか つ先端がスリーブの取付部内に配置されたリードピンと、リードピンを支持しか つスリーブ内を真空チャンバ側と取付部側とに気密に仕切るセラミック製のホル ダとから主に構成されている。この真空端子では、ホルダは、Al−Si−Mg 合金のロウ材によりスリーブ内に固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の真空端子では、スリーブの溶融温度(通常616〜654℃)とホ ルダを固定するためのロウ材の溶融温度(通常590〜610℃)とが接近して いるため、ホルダをロウ付けする際に、スリーブが溶融して変形や孔空き等を起 こしてしまうことがある。このようなスリーブの溶融は、真空漏れの原因となる 。
【0004】 本考案の目的は、真空漏れを起こしくい真空端子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の真空端子は、真空チャンバ内と外部端子との間で電気信号を伝達する ためのものである。この真空端子は、一端側が真空チャンバに固定されかつ他端 側に外部端子の取付部を有するアルミニウム製のスリーブと、真空チャンバ内か ら延びかつ先端が取付部内に配置されたリードピンと、リードピンを支持しかつ スリーブ内を真空チャンバ側と取付部側とに気密に仕切るセラミック製のホルダ とを備えている。ホルダは、金−アルミニウム合金のロウ材によりスリーブ内に 固定されている。
【0006】
【作用】
本考案の真空端子では、スリーブの取付部に外部端子を取り付けると、リード ピンを介して真空チャンバ内と外部端子との間で電気信号が伝達できる。 この真空端子では、セラミック製のホルダをスリーブ内に固定しているロウ材 の溶融温度がスリーブの溶融温度に比べて充分に低いので、ロウ材とスリーブと の接触部でスリーブの溶融は起こりにくい。したがって、本考案の真空端子では 、スリーブの溶融による真空漏れは起こりにくい。
【0007】
【実施例】
図1に本考案の一実施例に係る真空端子1を示す。図において、真空端子1は 、スリーブ2と、ジョイント部材3と、リードピン4とから主に構成されている 。
【0008】 スリーブ2は、アルミニウム(例えばアルミニウム合金A6951)製の円筒 状の部材である。スリーブ2の一端側は、アルミニウム製の真空チャンバ5内( 図1の左側)に配置されており、真空チャンバ5の壁面にアルミニウム合金のロ ウ材6により気密に固定されている。なお、真空チャンバ5は、例えば電子顕微 鏡等の理化学機器の真空チャンバである。スリーブ2の他端は、壁面7を有して おり、壁面7の中心に連絡口8が設けられている。
【0009】 ジョイント部材3は、概ね円筒状に構成されたチタン製の部材であり、一端が スリーブ2の連絡口8側端面に固定されている。ここでは、スリーブ2とジョイ ント部材3とは、中心が一致するよう拡散接合により一体化されている。具体的 には、スリーブ2とジョイント部材3とは、互いの接合面が550℃前後に加熱 され、1200kg/cm2 前後で圧接されることにより一体化している。この ため、両者の接合面では、Ti−Al合金が形成されている。ジョイント部材3 の他端側外周面には、ねじ溝9が設けられている。
【0010】 リードピン4は、チタン又はコバール製の円柱状の部材であり、真空チャンバ 5内の装置(図示せず)から真空端子1内に延びている。リードピン4は、セラ ミック(例えばアルミナ92%のセラミック)製のホルダ10によりスリーブ2 の中心に支持されており、先端がジョイント部材3内に配置されている。ホルダ 10は、フランジ部11を有するT字状の部材である。ホルダ10のフランジ部 11は、連絡口8が設けられたスリーブ2の壁面7に密接しており、またスリー ブ2の内周面に密接している。
【0011】 フランジ部11の真空チャンバ5側の表面には、図2に示すように、Mo−M n合金のメタライズ層13と、ニッケルメッキ層14と、金メッキ層15とがこ の順に積層されている。なお、各層の厚みは、メタライズ層13が15μm程度 に、また両メッキ層14,15がそれぞれ3μm程度に設定されるのが好ましい 。
【0012】 フランジ部11は、金メッキ層15上に配置されたロウ材16によりスリーブ 2の内周面に気密に固定されている。これにより、真空端子1内は、真空チャン バ5側とジョイント部材3側とに気密に仕切られている。なお、ロウ材16とし ては、Au−Al合金のロウ材が用いられる。特に、金を71〜80アトミック %含み、残りがアルミニウムのロウ材が好ましい。Au−Al合金のロウ材は、 溶融温度が低い(通常560℃以下)であるため、ロウ付け時にスリーブ2を溶 かしにくい。
【0013】 次に、前記真空端子1の使用方法について説明する。 真空端子1には、真空チャンバ5外に配置された外部装置(図示せず)からの プラグ17が連結される。プラグ17は、外部装置から延びるコード18の先端 に取り付けられており、フランジ部19と、フランジ部19から突出する電極部 20と、コード18に取り付けられた袋ナット21とを主に有している。電極部 20は、円筒状に構成されており、差し込み孔22を有している。この差し込み 孔22は、先端側が徐々に広がっており、また弾性を有している。袋ナット21 は、コード18上に移動可能に取り付けられており、内周面にねじ溝23を有し ている。
【0014】 前記プラグ17は、電極部20がジョイント部材3内に差し込まれる。ここで は、リードピン4の先端が、電極部20の差し込み孔22内に差し込まれ、差し 込み孔22の弾性により電極部20と当接する。これにより、真空チャンバ5内 の装置と真空チャンバ5外に配置された外部装置とがリードピン4を介して接続 される。袋ナット21は、ジョイント部材3のねじ溝9に螺着される。ここでは 、袋ナット21を締め付けると、袋ナット21がフランジ部19を真空端子1側 に押圧するので、リードピン4と電極部20との接触が良好に保たれる。
【0015】 前記真空端子1では、ジョイント部材23が非磁性体のチタン製であるため、 リードピン4を伝わる電気信号はジョイント部材3からのノイズを受けにくい。 このため、本実施例の真空端子1では、電気信号のS/N比が低下しにくい。
【0016】 また、本実施例の真空端子1は、スリーブ2とジョイント部材3との接合部が 拡散接合のため腐食しにくい。さらに、ホルダ10が上述のロウ材16によりス リーブ2の内周面に固定されているため、ホルダ10の固定時に、スリーブ2は 、溶融による変形や孔空きを起こしにくい。これらのため、本実施例の真空端子 1では、真空漏れが起こりにくい。
【0017】 〔他の実施例〕 図3は、他の実施例の図1に相当する図である。図において、この真空端子3 0は、スリーブ31と、リードピン32と、スリーブ31内でリードピン32を 支持するためのホルダ33とから主に構成されている。
【0018】 スリーブ31は、アルミニウム製の円筒状の部材である。スリーブ31の一端 側は、アルミニウム製の真空チャンバ34内(図3の左側)に配置されており、 真空チャンバ34の壁面にアルミニウム合金のロウ材35により気密に固定され ている。スリーブ31の他端は、開口しており、外周面にねじ溝36を有してい る。
【0019】 リードピン32は、チタン又はコバール製の円柱状の部材であり、真空チャン バ34内の装置(図示せず)からスリーブ31のねじ溝36側端部内に延びてい る。
【0020】 ホルダ33は、フランジ部37を有するセラミック製のT字状部材であり、ス リーブ31内に配置されている。ホルダ33のフランジ部37は、スリーブ31 の内周面に密接しており、ロウ材38により気密に固定されている。これにより 、スリーブ31内は、気密に仕切られている。なお、ロウ材38には、前記実施 例と同じロウ材が用いられている。リードピン32は、このホルダ33の中心に 支持されている。
【0021】 この実施例の真空端子30では、真空チャンバ34外に配置された装置のプラ グ17は、スリーブ31のねじ溝36側端部に直接取り付けられる。
【0022】
【考案の効果】
本考案の真空端子では、ホルダが上述のロウ材によりスリーブ内に固定されて いるため、真空漏れが起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断面図。
【図2】図1のA部の拡大図。
【図3】他の実施例の図1に相当する図。
【符号の説明】
1,30 真空端子 2,31 スリーブ 3 ジョイント部材 4,32 リードピン 5,34 真空チャンバ 16,38 ロウ材 36 ねじ溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側が真空チャンバに固定されかつ他端
    側に外部端子の取付部を有するアルミニウム製のスリー
    ブと、前記真空チャンバ内から延びかつ先端が前記取付
    部内に配置されたリードピンと、前記リードピンを支持
    しかつ前記スリーブ内を前記真空チャンバ側と前記取付
    部側とに気密に仕切るセラミック製のホルダとを備え
    た、前記真空チャンバ内と前記外部端子との間で電気信
    号を伝達するための真空端子において、前記ホルダが、
    金−アルミニウム合金のロウ材により前記スリーブ内に
    固定されていることを特徴とする真空端子。
JP1991032806U 1991-04-10 1991-04-10 真空端子 Expired - Lifetime JP2543759Y2 (ja)

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