JPH04121264U - ツマミ付き高周波加熱シール容器 - Google Patents
ツマミ付き高周波加熱シール容器Info
- Publication number
- JPH04121264U JPH04121264U JP3189891U JP3189891U JPH04121264U JP H04121264 U JPH04121264 U JP H04121264U JP 3189891 U JP3189891 U JP 3189891U JP 3189891 U JP3189891 U JP 3189891U JP H04121264 U JPH04121264 U JP H04121264U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器口部に加熱接着されたシール材を、剥離
し易くする。 【構成】 キャップ4とシール材2との間に、シール材
を覆い且つ外周部に複数のツマミ部31を有するツマミ
部材3を設け、シール材2を、容器口部10よりも強く
ツマミ部材3に接着させる。
し易くする。 【構成】 キャップ4とシール材2との間に、シール材
を覆い且つ外周部に複数のツマミ部31を有するツマミ
部材3を設け、シール材2を、容器口部10よりも強く
ツマミ部材3に接着させる。
Description
【001】
本考案は、容器口部に加熱接着したシール材を容器口部から剥離し易くするた
めのツマミを設けた高周波加熱シール容器に関する。
【002】
従来の加熱シール容器は、例えば、特公昭49−25869号公報に示される
ように、シール材が、容器本体口部上面に熱融着され、そのシール材と容器口部
とにキャップが冠せられたものが一般に知られており、そのシール材を剥離する
ときは、シール材端部外周の薄くて柔らかくかつわずかな部分を指でつまみ上げ
て取除くようにしている。
【003】
高周波加熱シール容器にあっては、容器本体口端シール部から外側の非接着部
の幅を広くしてシール部を溶融接着シールさせようとすると、高周波誘導加熱の
特性上、シール材外周部の発熱が最も強いため、外周部が過度に加熱され、シー
ル材外周部が焦げたり、シール材の金属箔に積層されたフィルムが分離したり、
シール材外周部とキャップ内壁が融着する等、製品外観及び性能上支障を生じる
。
【004】
本考案は、高周波加熱シール容器にみられる、これらの問題をなくし、シール
時、通常の高周波誘導エネルギーレベルで、かつ充填シールスピードを下げるこ
となく、製品外観や性能に支障をきたすことなく生産でき、またシール材を剥離
開封する際の開封操作性を良くし、かつシール材を破断することなく、容器口部
から完全除去できる容器の提供を目的とする。
【005】
本考案においては、容器口部がシール材で密封され、該シール材と容器口部と
がキャップで覆われている高周波加熱シール容器における上記課題解決のため、
キャップとシール材との間にシール材を覆って、ツマミ部材を設け、そのツマミ
部材はその外周部で、且つシール材外周に位置して複数のツマミ部を有し、さら
に、シール材を容器口部との接着強度よりも強く該ツマミ部材に接着させたこと
に特徴を有する。
【006】
その場合、シール材を表裏に熱可塑性樹脂層を備えた金属箔とし、ツマミ部を
シール材より肉厚で剛性を有するものとし、ツマミ部材にはシール材を仮止めす
る突起を複数個設け、ツマミ部の外周には、キャップの内側に設けられた突起リ
ングに係止して、ツマミ部材をキッャプ内に仮止めする複数個の薄片を備えさせ
、そのシール材を仮止めした上記ツマミ部を内装したキャップを、容器口部に被
せて構成することも出来る。
【007】
本考案におけるツマミ部は、容器本体口端シール部より外周の、非接着部シー
ル材幅を従来例通り、必要最小とし、シール材を剥離開封する際のツマミとなる
ものであり、シール材の上面を被うツマミ部材の外周縁は、従って、シール材の
外周に位置する。
【008】
なお、シール材が仮止めされているツマミ部材を内装したキャップを、内容液
を充填した容器本体口部に嵌着したあと、高周波中をくぐらせれば、シール材は
容器口部に融着すると同時にシール材上面のツマミ部材と熱接着して一体化する
。
【009】
使用に際し、キャップを外すと、容器本体口部は、シール材でシールされ、そ
の上面にツマミ部材があるが、ツマミ部材の外周部にはツマミ部があるから、そ
れを引張って容器口部からシールを剥離する。
【010】
シール材の上面とツマミ部材との接着強度がシール材下面と容器本体口部上面
との接着強度より大きく設定してあり、かつツマミ部を複数個に分割しているの
で、1ヵ所を持ち上げることによりシール部の外周の容器口部とシール材間のほ
ぼ1点から、従来の加熱シール容器のシール材の剥離強度と大差なく剥離が開始
される。
【011】
なお、シール材のシール部から外周端までの非接着部幅を、ツマミ部材に保持
され、脱落しないできるだけ小さな寸法に設定出来るので、高周波加熱により、
融着シールしようとする部分が集中的に加熱され、余分に高周波エネルギーを強
めたり、シールスピードを下げたりする必要がなく、外観上もきれいにシールさ
れる。
【012】
また、シール材周縁のツマミ部を、シール材より厚く剛性を有するものとして
、摘み易く、周縁のいずれの方向からも剥離することを可能とすることができる
。
【013】
本考案の実施例を図に基づいて説明する。
【014】
図1は、本例容器の外観及び構造を示す半断面正面図である。本容器は、合成
樹脂製の容器本体1と、該容器本体1の口部10をシールするシール材2と、シ
ール材2の表面に接着していて該シール材と一体になっているツマミ部材3と、
該ツマミ部材3と前記容器本体1の口部10を覆うキャップ4とから成っている
。
【015】
前記容器本体1は、口部10より太く成形され、キャップ4のネジ40に螺合
する外面にネジ11のあるネジ部12を介して底付きの胴部13を備えている。
【016】
前記シール材2は、容器口部10の大きさより僅かに大きく、構造は、例えば
アルミ箔にエチレン・酢酸ビニル共重合体系の熱可塑性樹脂を塗布或いは重ね合
せて形成される。即ち、前記シール材2は中間層を金属層20とし、その両外層
にはそれぞれ接着しようとする対象材料に都合の良い熱可塑性樹脂層21、22
を設けていて(図1)、容器本体1の口部10上端と後述するツマミ部材3の薄
板30に熱融着される(図4)。
【017】
ツマミ部材3は、柔軟性を有する熱可塑性樹脂製で、図3(ツマミ部材平面図
)、図4(図3のO−A部断面図)、図5(図3のO−B部断面図)、図6(図
3のO−C部断面図)に示すように、その中央部に前記シール材2を覆う大きさ
の薄板30を備え、その外周部には、シール材を囲んで厚肉かつ摘み易い巾で、
周方向に小さく分割したツマミ部31を備え、該ツマミ部の内壁面には、前記シ
ール材2を保持するための、内に向かって凸の突起32を備え、該ツマミ部31
の外壁面には、ツマミ部材3を前記キャップ4の内天部41に仮止めするための
、外に向って凸の薄片33を設けてある。
【018】
また、該ツマミ部31は、前記薄板30に対し上下対称形状となるようにして
、シール材2を前記薄板30のいずれの側にでも装着できるようにしてあり、前
記キャップ4にツマミ部材3を仮止めさせる際に方向性のないようにしてあると
共に、ツマミ部を厚く剛くして摘み易い形状としてある。もち論、ツマミ部31
の片側だけに突起32を設けて、キャップ4につまみ部材3を仮止めさせる際に
、方向性を持たせても良い。
【019】
更に該ツマミ部31は、径方向にスリット34を入れて分割し、前記薄板30
を屈曲しやすくしているが、スリットを周方向に広げて扇形の切り取り形状にし
ても良い。(図3)
【020】
該スリット34は該ツマミ部31の内壁部35まで切れ込み、前記薄板30と
の当接部は、ツマミ部31を引き上げることによる薄板の破断を防止するため、
上下方向に厚くした裂け防止用補強壁36を設けている。(図6)
【021】
また、該ツマミ部31に周方向に沿った凹溝37を設けて指のひっかかりを良
くすると同時に、ツマミ部の肉厚を厚くしないようにして、成形性を良くする効
果ももたせている。
【022】
前記ツマミ部31の内壁面に設けた突起32は、シール材の保持性を良くする
ためには該突起32の前記薄板30に対する面38を薄板と平行に近くすること
が望ましい。(図4)
【023】
成形性の点から図7、図8に示すように、該突起32を分割された同一のツマ
ミ部の上下両面には設けず、薄板30の上側又は下側で交互に、該分割ツマミ部
31の内周壁の周方向の1/3程度の幅で設け、該突起32に対応して該突起3
2の円周方向幅と同じ幅でかつ該突起32の径方向凸高さ以上、2.5mm以下
の穴39を前記薄板30部に設けることにより、成形時、該シール保持突起32
の形状を変形させずに離型させ易くする事ができる。この場合シール及び接着は
前記穴39の半径方向内側で行われることになる。図7に容器口部10とシール
材2とのシール部24を斜線部で示した。
【024】
前記キャップ4は、合成樹脂による射出成形品で、天部42と該天部の外周か
ら下方に延設されたスカート43とで構成されており、該スカート部43の下部
内側に形成された前記ネジ部40が容器本体1の口部10に形成されたネジ部1
1に螺合して、容器本体1の口部10に冠着している。また前記天部42の内面
には容器本体1の口部10の上端とほぼ同径のコンタクトリング44が垂下して
おり、その外周部には前記ツマミ部材3の分割ツマミ部31を収容するための空
間を設けてある。
【025】
またスカート部43の内面上部にはコンタクトリング44の下端よりも若干下
方に位置して突起リング45が形成してあり、前記ツマミ部材3の外周に設けた
前記薄片33部と係合して、前記シール材2が前記容器本体口部10上面と前記
ツマミ部材3の薄板30に接着するときまでツマミ部材3とシール材とをキャッ
プ天部内側に保持させる。
【026】
尚、このときの前記シール材上面21と薄板30の接着強度が前記シール材下
面22と前記容器本体口部10との接着強度よりも大きくなるようシール材表面
の接着性樹脂の種類を選定してある。
【027】
次に実施例容器の操作を説明する。
【028】
キャップ4の内部に、ツマミ部材3のシール材保持用突起32がツマミ部材の
薄板30に対してキャップ天部内面と反対側になるよう(突起32が上・下両側
にある場合は区別の必要がない)にツマミ部材3を挿入し、次いで、シール材を
ツマミ部材と接着させる接着剤の面21からツマミ部材3に装填し、シール材保
持用突起32でツマミ部材内に装着保持させる。この状態のキャップが充填工程
へ供給される。
【029】
充填工程では、内容物が充填された容器本体1のネジ部12に、前記キャップ
4を嵌着して締め付けると、キャップ4の内側に挿入されているツマミ部材3と
シール材2とが容器本体1の口部10上面とキャップ4のコンタクトリング44
下面とで狭圧され、シール材2の下面22と容器本体1の口部10上面とが均一
に密着すると共に、ツマミ部材3の薄板30下面とシール材2の上面21とが均
一に密着する。
【030】
その状態で、高周波誘導加熱装置によって、容器のキャップ4に高周波を照射
し、シール材2の金属箔層20を発熱させ、シール材2両面の熱可塑性樹脂層2
1、22を熱伝導により軟化溶融させると同時に、それぞれに接触した部分もそ
の熱により軟化溶融してシール材2は上面21がツマミ部材3の薄板30と、ま
た下面22が容器本体1の口部上面10に融着する。
【031】
該加熱シール容器を開封する場合は図2に示した様に、まずキャップ4を取り
外すと、容器本体口部上面10に、シール材2とツマミ部材3がキャップ4から
外れて付着した状態で現われる。
【032】
上記ツマミ部材3の分割されたツマミ部31の1つ或いは2つを指で摘み、図
2の白抜き矢印の方向に引き上げると、ツマミ部材3とシール材2との接着強度
が、容器本体の口部上面10とシール材2との接着強度よりも大きく設定されて
いるので、容器本体の口部上面10とシール材2の間から剥離が生じる。
【033】
尚、分割されたツマミ部31を持ち上げ開封する際、ひねるような力が、はた
らいたとき、薄板30が破れたり、分割ツマミ部31がちぎれたりすることのな
いように、隣接する分割ツマミ部31の間のスリット34で前記薄板30の外周
部に該薄板より厚く、直径方向はこれより薄くして前記分割ツマミ部31を引き
上げ開封しようとするとき、前記薄板の屈曲に支障のないような肉厚の補強壁3
6を設けた。
【034】
ツマミ部材3は、全周6等分(以上)に分割されているので、開封はじめから
開封完了時まで大きな開封力を要することなく開封できる。
【035】
本考案においては、キャップとシール材との間にシール材を覆ってツマミ部材
が設けられ、ツマミ部材はその外周部にツマミ部を備えており、シール材が容器
口部との接着強度よりも強くツマミ部材に接着しているから、シール材の剥離開
封の際、開封操作性がよく、シール材を完全に容器口部から除去できる。
【036】
シール材剥離用の分割ツマミを複数設けているので、いずれの方向からでも開
封でき、開封作業がやり易くかつ能率的である。
【037】
開封時、容器本体口部からシール材が完全に除去されるので、唇を付けて飲ん
だり、他の容器に移す際に、安全かつ支障を生じない。
【038】
シール材は容器本体口端外径よりわずかに大きい寸法になし得るので、誘導加
熱エネルギーが口端シール部に効率よく集中される。
【039】
高周波加熱シールでは、従来シール材のシール密封部外周の非シール部をピー
ル用ツマミ代として、あまり大きな幅を設けられなかったが本考案では、厚肉で
指かかりの良い大きなツマミにできる。
【040】
高周波を照射により、シール材が容器本体の口端をシールすると同時に、該シ
ール材の他面にツマミ部材を融着できる。
【提出日】平成3年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】016
【補正方法】変更
【016】
前記シール材2は、容器口部10の大きさより僅かに大きく、構造は、例えば
アルミ箔にエチレン・酢酸ビニル共重合体系の熱可塑性樹脂を塗布或いは重ね合
せて形成される。即ち、前記シール材2は中間層を金属層20とし、その両外層
にはそれぞれ接着しようとする対象材料に都合の良い熱可塑性樹脂層21、22
を設けていて(図4)、容器本体1の口部10上端と後述するツマミ部材3の薄
板30に熱融着される(図1)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の高周波加熱シール容器の判断面
正面図
正面図
【図2】図1に示す容器使用時に、オーバーキャップを
外した状態から分割ツマミ部を指で摘み、シール材を剥
離する状態を示す図。
外した状態から分割ツマミ部を指で摘み、シール材を剥
離する状態を示す図。
【図3】ツマミ部材の平面図
【図4】図3におけるO−A部断面図
【図5】図3におけるO−B部断面図
【図6】図3におけるO−C部断面図
【図7】ツマミ部材のシール材保持突起の成形性を良く
した場合の部分平面図
した場合の部分平面図
【図8】図7のおけるD−D’断面図
1 容器本体
10 容器口部
2 シール材
3 ツマミ部材
31 ツマミ部
4 キャップ
Claims (2)
- 【請求項1】 容器口部がシール材で密封され、該シー
ル材と容器口部とがキャップで覆われている高周波加熱
シール容器において、キャップ4とシール材2との間に
シール材2を覆ってツマミ部材3が設けられ、ツマミ部
材3はその外周部に複数のツマミ部31を備えており、
ツマミ部31はシール材2よりも肉厚で剛性を有し、シ
ール材2が容器口部10との接着強度よりも強くツマミ
部材3に接着していることを特徴とするツマミ付き高周
波加熱シール容器。 - 【請求項2】 シール材2が表裏に熱可塑性樹脂層2
1、22を備えた金属箔20であり、ツマミ部材3はシ
ール材2を仮止めする突起32を複数個備えており、ツ
マミ部31の外周には、キャップ4の内側に設けた突起
リング45に係止して、ツマミ部材3をキャップ4内に
仮止めする複数個の薄片33を設けてあり、上記シール
材2を仮止めした上記ツマミ部材3を内装したキャップ
4が、容器口部に被せられている、請求項1に記載のツ
マミ付き高周波加熱シール容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3189891U JPH0734840Y2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | ツマミ付き高周波加熱シール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3189891U JPH0734840Y2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | ツマミ付き高周波加熱シール容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04121264U true JPH04121264U (ja) | 1992-10-29 |
| JPH0734840Y2 JPH0734840Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31915044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3189891U Expired - Fee Related JPH0734840Y2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | ツマミ付き高周波加熱シール容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734840Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-09 JP JP3189891U patent/JPH0734840Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0734840Y2 (ja) | 1995-08-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960130 |
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