JPH04124328U - リニアガイド装置のアンダーシール装置 - Google Patents

リニアガイド装置のアンダーシール装置

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JPH04124328U JP1991029627U JP2962791U JPH04124328U JP H04124328 U JPH04124328 U JP H04124328U JP 1991029627 U JP1991029627 U JP 1991029627U JP 2962791 U JP2962791 U JP 2962791U JP H04124328 U JPH04124328 U JP H04124328U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】摩擦抵抗による作動性の悪化がなく、且つ完全
接触シールが可能なアンダーシール装置を提供する。 【構成】リニアガイド装置におけるスライダ2の下端面
に取付け、案内レール1の側面をシールするようにした
アンダーシール21で、少なくともシール端側に自己潤
滑性を有するアンダーシール本体22と、そのシール端
側に平行に固着された弾性シール体23とよりなり、ア
ンダーシール本体22の自己潤滑性のシール端面と弾性
シール体23のシールリップ23Lとをそれぞれに案内
レール側面に接触せしめて、摺動抵抗の極めて小さい二
重接触シールとし、目的を達成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工作機械,産業機械などに用いられるリニアガイド装置の防塵装 置であるアンダーシール装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にリニアガイド装置は、図4に示すように軸方向に長く延びる案内レール 1と、その上に移動可能に跨架した横断面形状がほぼコ字状のスライダ2とを備 えている。案内レール1の両側面には軸方向にボール転動溝3が形成されている 。スライダ2のスライダ本体2Aには、その両袖部4の内側面に、図5に示すよ うに前記ボール転動溝3に対向するボール転動溝5がそれぞれ形成されている。 そして、これらの向き合った両ボール転動溝3,5の間には転動体としての多数 のボール6が転動自在に装填され、そのボール6の転動を介して、スライダ2が 案内レール1上を軸方向に移動するようになっている。このとき案内レール1と スライダ2との間に介在するボール6は、スライダ2とは相対的に逆方向に進ん でスライダ本体2Aの端部に移動する。スライダ2を軸方向に継続して移動させ ていくためには、これらのボールを循環させる必要がある。そこで、スライダ本 体2Aの袖部4内に更に軸方向に貫通するボール戻り通路7を形成するとともに 、スライダ本体2Aの前後両端に横断面ほぼコ字状のエンドキャップ2Bを位置 決めして取りつけ、これに上記ボール戻り通路7とボール転動溝3,5とを連通 させるU字形の湾曲路8を形成することによりエンドレスのボール循環路が形成 されている。なお、図4中のgはグリスニップルである。また、図5中のHは、 スライダ2を案内レール1から外した場合に、ボール6の脱落を防止する保持器 である。
【0003】 ところで、上記の案内レール1と、その上に跨架されて移動するスライダ2と の間に介在する隙間にゴミ,ほこり,切粉等の異物が入り込みボール転動溝面等 に付着すると、ボール6の円滑な転動が妨げられる。そこで、スライダ2の前後 両端の隙間からの異物の侵入を防ぐサイドシール10が、上記エンドキャップ2 Bの外端面2cに取付けられると共に、スライダ2の下面には、下方の隙間から の異物の侵入を防ぐべく案内レール1の側面1bとの隙間をシールするアンダー シール11が取りつけられる。
【0004】 その従来のサイドシール10とアンダーシール11の取り付け例を図6に示す 。この図はスライダ2を下面側から見た斜視図でボール6は一部のみを示し、他 は省略してある。サイドシール10は、エンドキャップ2Bとほぼ同様のコ字状 正面形状を有しており、鋼板にニトリルゴムをモールド成形することにより開口 の内縁にゴムシール部12が形成されている。そしてエンドキャップ2Bと共に 、小ねじnでスライダ本体2Aの端面に固定され、サイドシール10のシールリ ップが案内レール1の上面1a及び側面1bに摺接して、スライダ2の両端側の シールがなされる。なお、16はグリスニップル取付け孔であり、エンドキャッ プ2Bに設けてあるグリスニップル取付けねじ孔15に合わせて配設されている 。
【0005】 アンダーシール11の方は、長さがスライダ本体2Aの長さとほぼ同じで、幅 がスライダ本体2Aの下端面17の幅より大きい短冊型の鋼板または合成樹脂板 で、スライダ本体2Aの下端面17に当てがわれ、取付け孔18に挿通したリベ ット20をリベット穴19に打ち込んで固定される。固定されたアンダーシール 11のシールリップLと案内レール1の側面1bとの間は、僅かのすき間を介し て対向せしめて非接触シールを構成し、スライダ2の下側のシールがなされてい る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のリニアガイド装置のアンダーシール装置にあ っては、アンダーシール11のシールリップLと案内レールの側面1bとの間に は、摩擦抵抗を減らすために若干のすき間が設けてあるため、あるいは接触シー ルの場合も軽くリップを接触させているため、シールによりスライダ2の作動性 が損なわれることはなくても、反面、シール性能が低くてスライダ2の内部への 小さな塵埃の侵入を完全には阻止できないという問題点があった。
【0007】 そこでこの考案は、上記従来の問題点に着目してなされたものであり、摩擦抵 抗による作動性の悪化がない完全接触構造のアンダーシール装置を提供して、上 記従来の問題点を解決することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、両側面に軸方向の転動体転動溝を有する案内レールと、その案内 レールの転動体転動溝に対向する転動体転動溝とこれに平行する転動体戻り通路 とこの通路と前記溝を連通させる湾曲路を有するスライダとを備え、スライダは 転動体転動溝内に挿入された多数の転動体の転動を介して移動可能に案内レール 上に跨架されたリニアガイド装置にあって、そのスライダ下端面に取付けられス ライダと案内レールの側面との間をシールするようにしたアンダーシール装置に 係るものであり、アンダーシール装置を、少なくともシール端側に自己潤滑性を 有するアンダーシール本体と、このアンダーシール本体のシール端側に平行に固 着されるとともにアンダーシール本体のシール端から内側に僅かに突出させたシ ールリップを有する弾性シール体とで構成し、それらアンダーシール本体のシー ル端と弾性シール体のシールリップとをそれぞれに案内レール側面に接触せしめ るものとした。
【0009】
【作用】
アンダーシール装置のシール本体は、自己潤滑性被覆層を介して案内レールの 側面に接触して摺動し、従来のようにシールすきまからの塵埃の侵入はない。摺 動面の自己潤滑性により、その摺動抵抗は極めて小さい。更にまた、弾性材のシ ールリップがその弾性力によって案内レールの側面の被シール面に当接して二重 接触シールを形成して、より完全に塵埃の侵入を阻止する。シールリップには弾 性力で定圧的な予圧が負荷され、シール材の摩耗分を補償する。しかもリップは 薄いからその摺動抵抗は極めて小さい。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。なお、従来と同一または 相当部分には同一の符号を付してある。図1は、この考案の一実施例で、スライ ダ2を下面側からみた分解斜視図である。アンダーシール21は、アンダーシー ル本体22と、弾性シール体23とで構成されている。アンダーシール本体22 は、エンドキャップ2Bを含むスライダ2とほぼ同じ長さを有する短冊状の鋼板 製で、その長手方向の内縁側は、図2に示すようにスライダ本体2Aの下端面1 7とは反対側に僅かに折曲して段部24が軸方向に長く形成され、その段部24 の先の端縁は更にほぼ直角に立ち上げて折曲され摺動シール端部25が形成され ている。この鋼板製のアンダーシール本体22には、自己潤滑性を有する金属被 覆処理が施されている。この処理は、例えば銅・鉛からなるケルメット(商品名 )層や鉛めっきケルメット層等の融点が低く展延性に富む軟質金属被膜層を、少 なくともシール端側に形成するものであり、これによって前記摺動シール端部2 5に自己潤滑性を付与する。
【0011】 弾性シール体23は、例えば合成ゴム製で、細長い板部23Aの内縁側に肉薄 のリップ23Lが突設されている。そして、肉厚の板部23Aがアンダーシール 本体22の段部24の裏面凹所に、接着または焼き付け等の手段で固着されてい る。弾性シール体のリップ23Lの先端は、図2のようにアンダーシール本体の 摺動シール端部25の摺動面25Aよりαだけ僅かに内方に突出する長さとされ ている。
【0012】 なお、図1中、30はエンドキャップ2Bをスライダ本体2Aの端面に取りつ ける小ねじnの挿通孔である。また、アンダーシール21の固定はリベットに限 らずねじで行っても良く、その場合19をねじ穴とする。
【0013】 次に作用を説明する。 アンダーシール21の装着は次の通り行われる。なお、スライダ本体2Aの両 端にはエンドキャップ2Bを取付けて、スライダ2を予め組立てておく。アンダ ーシール21をスライダ2の下端面17に当てがい、取付け孔18に挿通したリ ベット20(又はねじ)をリベット穴19(又はねじ穴)に打ち込んで(又は螺 合して)固定する。図3に示すように、アンダーシール本体22の摺動シール端 部25はスライダ2の下端面17の内縁から僅かに突き出し、その摺動面25A を案内レール1の側面に軽く接触させる。この摺動面25Aから更に内方にαだ け突出した弾性シール体23のリップ23Lは、弾性変形して折れ曲がり、案内 レール1の側面1bに密着する。
【0014】 かくして、このアンダーシール21は、アンダーシール本体の摺動面25Aと 弾性シール体のリップ23Lとで二重の接触シールを構成して、スライダ2の下 方からの塵埃の侵入を完全に阻止する。
【0015】 しかも、アンダーシール本体の摺動面25Aは自己潤滑性を有する金属被覆処 理で自己潤滑性が与えられているから、接触シールであってもその摺動抵抗は極 めて低くく、摩耗も少ない。また、弾性シール体23も薄いリップ23Lで接触 しているから、同じく摺動抵抗は極めて小さく、且つその弾性で摩耗に追従でき る。
【0016】 したがって、防塵性能が従来より大幅に向上し、リニアガイド装置の性能を長 期間にわたり良好に維持することが可能になった。 なお、上記実施例では、アンダーシール21の取付けをリベットまたはねじで 行うようにしたものを示したが、これに限定する必要はなく、本出願人が先に種 々提案しているワンタッチ着脱式のアンダーシールにも適用することが可能であ る。
【0017】 また、上記実施例では、アンダーシール21を鋼板として示したが、自己潤滑 性のある硬質プラスチックとしても可能である。 また、転動体としてボール6を用いた場合を述べたが、ローラを用いたものに 対しても適用できる。
【0018】 また、転動体転動溝5を片側2列有するリニアガイド装置に適用した場合につ いて説明したが、その他、単列あるいは2列以上の複列のリニアガイド装置にも 適用できることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、リニアガイド装置におけるアンダー シール装置を、シール端に自己潤滑性被膜を形成して案内レール側面に接触せし めるようにしたアンダーシール本体と、これに固着してアンダーシール本体のシ ール端から更に内側に僅かに突出させて案内レール側面に接触せしめるようにし たシールリップを有する弾性シール体とで構成した。そのため、自己潤滑性のシ ール本体と薄く弾力に富むシールリップとの接触二重シールとなり、その結果、 従来より大幅にシール性能が向上すると共に、極めて摺動抵抗が小さくてスライ ダの作動性を良好に維持できるアンダーシール装置を提供できるという効果が得 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すスライダの下面側か
らみた分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線矢視で示すアンダーシール
の断面図である。
【図3】図1のアンダーシールの装着状態を説明する断
面図である。
【図4】従来のアンダシール装置を有するリニアガイド
装置の全体斜視図である。
【図5】図4のV-V 線矢視で示す断面図である。
【図6】図4のスライダの下面側からみた分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 案内レール 2 スライダ 3,5 転動体転動溝 6 転動体 7 転動体戻り通路 8 湾曲路 11,21 アンダーシール 22 アンダーシール本体 23 弾性シール体 23L シールリップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面に軸方向の転動体転動溝を有する
    案内レールと、その案内レールの転動体転動溝に対向す
    る転動体転動溝とこれに平行する転動体戻り通路とこの
    通路と前記溝を連通させる湾曲路を有するスライダとを
    備え、該スライダは転動体転動溝内に挿入された多数の
    転動体の転動を介して軸方向に移動可能に前記案内レー
    ル上に跨架されたリニアガイド装置にあって、スライダ
    の下端面に取付けられスライダと案内レールの側面との
    間をシールするようにしたアンダーシール装置におい
    て、前記アンダーシール装置が、少なくともシール端側
    に自己潤滑性を有するアンダーシール本体と、このアン
    ダーシール本体のシール端側に平行に固着されるととも
    にアンダーシール本体のシール端から内側に僅かに突出
    させたシールリップを有する弾性シール体とよりなり、
    アンダーシール本体のシール端と弾性シール体のシール
    リップとをそれぞれに案内レール側面に接触せしめる構
    造としたことを特徴とするリニアガイド装置のアンダー
    シール装置。
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