JPH04124601U - チエーンノミ機のバイス装置 - Google Patents
チエーンノミ機のバイス装置Info
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- JPH04124601U JPH04124601U JP2978391U JP2978391U JPH04124601U JP H04124601 U JPH04124601 U JP H04124601U JP 2978391 U JP2978391 U JP 2978391U JP 2978391 U JP2978391 U JP 2978391U JP H04124601 U JPH04124601 U JP H04124601U
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、チェーンノミ機のバイス装置を予
め決められた異なる傾斜角度に容易に調節して木材等の
被加工材を挟持することができ、追掛継手のような複雑
な形状の継手部の加工を安価で作業性よく行うことので
きるチェーンノミ機のバイス装置を得ることを目的とし
ている。 【構成】 チェーンノミ機本体を移動可能に支持するベ
ースを貫通し、摺動可能に支持する一対のスライドバー
6,6と、このスライドバー6,6の一側に取り付けら
れた第1のバイス7と、上記スライドバー6,6の他側
に取り付けられたバイスホルダ8に移動調節可能に設け
られた移動バイス30と、一端が上記第1のバイス7に
揺動可能に枢支されるとともに、傾斜自在に調節され、
上記移動バイス30との間に被加工材Wを挟持する傾斜
バイス20と、この傾斜バイス20を予め決められた異
なる傾斜角度に位置決めする位置決め機構100とを備
えている。
め決められた異なる傾斜角度に容易に調節して木材等の
被加工材を挟持することができ、追掛継手のような複雑
な形状の継手部の加工を安価で作業性よく行うことので
きるチェーンノミ機のバイス装置を得ることを目的とし
ている。 【構成】 チェーンノミ機本体を移動可能に支持するベ
ースを貫通し、摺動可能に支持する一対のスライドバー
6,6と、このスライドバー6,6の一側に取り付けら
れた第1のバイス7と、上記スライドバー6,6の他側
に取り付けられたバイスホルダ8に移動調節可能に設け
られた移動バイス30と、一端が上記第1のバイス7に
揺動可能に枢支されるとともに、傾斜自在に調節され、
上記移動バイス30との間に被加工材Wを挟持する傾斜
バイス20と、この傾斜バイス20を予め決められた異
なる傾斜角度に位置決めする位置決め機構100とを備
えている。
Description
【0001】
本考案は、木材にヌキ穴等を加工するのに適用される電動チェーンノミ機のバ
イス装置に関する。
【0002】
従来のチェーンノミ機は、チェーンノミ機の本体の下部に設けられたバイス装
置に、被加工材としての木材を仕口面に対して平行に挟持して締め付け、チェー
ンノミ機本体を前後左右方向の所要位置に移動して位置決めし、木材に穴を穿設
するものが知られている。
【0003】
従来のチェーンノミ機のバイス装置として、例えば実公昭54−32294号
公報に示されているような装置が提案されている。上記公報に示されたチェーン
ノミ機は、モータにより駆動されるチェーン刃を有するチェーンノミ機の本体部
分が、ベースに上下動可能に支持されている。このベースには一対のスライドバ
ーが摺動可能に貫通し、上記ベースの両側に一対のスライドバーの両端が突出し
ている。そして、これらスライドバーの一側に前方側の固定バイスを摺動可能に
嵌合するとともに、これらスライドバーの他側には、バイスホルダが取り付けら
れており、このバイスホルダには、ばねが介装されたスライドブッシュを介して
移動バイスが移動調節可能に嵌合している。
【0004】
従来のチェーンノミ機のバイス装置は上記の如く構成されており、固定バイス
に当接した木材を移動バイスにより挟持し、チェーンノミ機の本体部分を前後方
向に摺動させて所定の位置に位置決めする。そして位置決め後、チェーンノミ機
の本体部分を降下させてチェーンノミ機を駆動し、加工穴を穿設するようになっ
ている。
【0005】
しかしながら、上記従来のチェーンノミ機では、木材の仕口面(側面)に対し
て平行な加工穴を加工することはできるが、加工穴を仕口面に対して傾斜させて
穿設することができないため、いわゆる追掛継手加工のような複雑な形状の継手
を加工するには、木材に仕口面から鋸目を入れて『手のみ』で削るか、あるいは
大型の機械を利用し形状バイトによりルータ加工を施して所望の継手形状に加工
していた。
【0006】
上記構成に係る従来のチェーンノミ機では、上述のように複雑な継手部の加工
を行うには、上述のように『手のみ』による加工作業が必要となり、加工時間が
長くなるという課題があった。また、大型の機械を利用する場合には、コストが
かかりすぎるという課題があった。
【0007】
本考案は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、チェーンノミ機
のバイス装置を予め決められた異なる傾斜角度に容易に調節して木材等の被加工
材を挟持することができ、追掛継手のような複雑な形状の継手部の加工を安価で
作業性よく行うことができるチェーンノミ機のバイス装置を提供することを目的
としている。
【0008】
本考案に係るチェーンノミ機のバイス装置は、チェーンノミ機本体を移動可能
に支持するベースを貫通し、摺動可能に支持する一対のスライドバーと、このス
ライドバーの一側に取り付けられた第1のバイスと、上記スライドバーの他側に
取り付けられたバイスホルダに、移動調節可能に設けられた移動バイスと、一端
が上記第1のバイスに揺動可能に枢支されるとともに、傾斜自在に調節され、上
記移動バイスとの間に被加工材を挟持する傾斜バイスと、この傾斜バイスを予め
決められた異なる傾斜角度に位置決めする位置決め機構とを備えたものである。
【0009】
また上記位置決め機構を、上記傾斜バイスを調節する調節手段の移動量を選択
可能に規制する規制手段により構成することが好ましい。
さらに、上述の構成を有するチェーンノミ機のバイス装置により、第1の傾斜
角度に位置決めされた傾斜バイスに被加工材を当接させ、この被加工材を移動バ
イスにより挟持した後、上記本体を前後左右の各所要位置に移動しつつ、この本
体を降下させながらチェーン刃を駆動し、被加工材の側面に対して傾斜した第1
の加工穴を穿設した後、被加工材を解放する。そして、上記第1の傾斜角度と異
なる第2の傾斜角度に傾斜バイスを位置決めした後、再び上記工程を繰返して第
2の加工穴を穿設し、これら加工穴に向けて被加工材の側面から切断加工して追
掛継手部を形成することも可能である。
【0010】
本考案に係るチェーンノミ機のバイス装置によれば、一端が第1のバイスに揺
動可能に枢支されるとともに傾斜自在に調節される傾斜バイスを、予め定められ
た異なる傾斜角度に位置決めする位置決め機構により位置決めし、移動バイスに
より被加工材を挟持したことにより、被加工材の仕口面に対して角度の異なる傾
斜した加工穴を容易に穿設することができる。
【0011】
そして、位置決め機構を、上記傾斜バイスを調節する調節手段の移動量を選択
可能に規制する規制手段により構成すれば、傾斜バイスを容易に位置決めするこ
とができるので、被加工材を所定の異なる傾斜角度に短時間で挟持することがで
きる。
【0012】
以下、図面により本考案の一実施例を説明する。
図1は、本考案に係るチェーンノミ機のバイス装置を備えたチェーンノミ機の
全体を示す右側面図、図2は位置決め機構を除いた図1のバイス装置の動作を示
す一部破断平面図、図3は図2の III−III 線断面図、図4は図1のバイス装置
に設けられた位置決め機構を示す一部破断平面図、図5は図4の位置決め機構を
拡大して示す平面図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7は図5の VII−VII 線
断面図、図8、図9はそれぞれ位置決め機構の異なる取付状態を示す説明図であ
る。
【0013】
図1に示すように、チェーンノミ機は、モータ2と、該モータ2によって駆動
される図示しないチェーン刃とを有する本体部分1を備えている。この本体部分
1は、この本体部分1の下部に配設されたベース3から立設した一対の案内杆4
、4に上昇保持用ばね5を介在して上下動可能に支持され、上記ばね5の弾撥力
に抗して本体部分1を押し下げながら、駆動回転する上記チェーン刃により被加
工材としての木材Wに柄穴等を加工するように構成されている。
【0014】
又、図1、図2に示すように、上記ベース3の一側には透孔(図示せず)を、
他側には透孔とねじ孔10aを夫々貫通させてあり、該透孔には一対のスライド
バー6,6が滑らかに貫通されている。該スライドバー6,6の前部(図2中の
下方部)には第1のバイスとしての前部バイスプレート7を前後方向に摺動可能
に嵌合し、また、スライドバー6,6の後部(図2中の上方部)にはバイスホル
ダ8を固定し、該バイスホルダ8に、移動バイス30の移動バイスプレート31
をスライドバー6の軸方向へ移動調節可能に支承している。
【0015】
一方、ベース3のねじ孔10aには、ベース3の前端部に連結され、前部バイ
スプレート7に回転可能であって且つ軸方向(前後方向)へ移動可能に嵌合支承
した送りねじ10が螺合されている。送りねじ10のハンドル11を回転するこ
とによりスライドバー6に沿ってベース3とともに本体部分1が前後方向(図1
において左右方向)に移動されるように構成されている。
【0016】
また、上記ベース3は、案内杆4及び上昇保持用ばね5が設けられた上部材1
4と、この上部材14の下部に配設された下部材15とが相互に左右方向に摺動
可能に一対のガイドバー12,12にて連結させてあり、ベース3に設けられた
左右送りレバー13の揺動操作によって、下部材15に対して、上部材14と本
体部分1と左右方向(図2の左右方向)へ移動調節可能にしている。
【0017】
本実施例に係るバイス装置は、一対のスライドバー6,6の後部(非操作側)
にバイスホルダ8を固定し、一方のスライドバー6(図2の左方のスライドバー
6)の直下に、移動バイスねじ32をバイスホルダ8に軸方向に螺進退自在に貫
通させている。上記移動バイスねじ32の後端には操作つまみ33が設けられ、
前端には木材Wを挟持するための移動バイスプレート31が軸31aまわりに揺
動可能(矢印D)に設けられ、これら移動バイスプレート31、移動バイスねじ
32及び操作つまみ33により移動バイス30を構成している。
【0018】
上記前部バイスプレート7には、傾斜バイスとしての傾斜バイスプレート20
が揺動可能(矢印E)に設けられている。この傾斜バイスプレート20の左端部
前方(図2)に突出して形成された突部21(図2、図3)が上記前部バイスプ
レート7の左端部17に形成された凹部18内に収納され、突部21の孔21a
に支軸22が回動自在に嵌装され、支軸22は六角孔付止めねじ23を介して前
部バイスプレート7に軸支されている。このため、傾斜バイスプレート20は、
この支軸22を中心に揺動して前部バイスプレート7の後面7aに対して接離す
ることとなる(図2、図3)。
【0019】
この傾斜バイスプレート20は、スライドバー6,6の下方に位置するととも
に移動バイスプレート31とほぼ同一の高さに設けられており、また、木材Wと
の当接面20aには滑り防止のためのきざみ目が刻設されている。
また、図6に示すように、上記傾斜バイスプレート20の右部(図2)に形成
された穿設孔24に軸25が回転自在に嵌装され、この軸25の前方側(図2)
で前部バイスプレート7の右部(図2)には穿設孔26が穿設孔24と平行に形
成され、この穿設孔26内には、軸27が回転自在に嵌装されている。これら両
軸25,27には同一軸心を有する孔28,29が各軸25,27の軸心に直交
して形成されている。
【0020】
そして、傾斜バイスプレート20の穿設孔24の両開口部に形成された断面円
形の凹部34,35には軸25の両端に係止された止め輪36,37がそれぞれ
装着され、軸25の抜け止めをしている。同様に前部バイスプレート7の穿設孔
26の両開口部に形成された断面円形の凹部38,39には軸27の両端に係止
された止め輪50,51がそれぞれ装着され、軸27の抜け止めをしている。
【0021】
これら両軸25,27の孔28,29には、両軸25,27と直交し、ピン4
3を介してノブ41が取り付けられた調節ロッドとしての押出しボルト40が貫
通している。そして、軸27の貫通孔29の内周には雌ねじ部42が螺設され、
この雌ねじ部42にこの押出しボルト40を螺進退可能に嵌挿している。押出し
ボルト40の後部(図6の上方)は軸25の孔28内に挿入され、止め輪44と
ワッシャ45とで軸25に挟持され、押出しボルト40の抜け止めをしている。
【0022】
従って、傾斜バイスプレート20を図2の位置Aから位置Bに傾斜させる際に
は、ノブ41を回転させて押出しボルト40を前部バイスプレート7の軸27に
対して螺進させると、傾斜バイスプレート20が支軸22を中心に揺動して位置
Bの状態に傾斜して傾斜角度θとなる。この時、押出しボルト40の螺進に伴い
、両軸25,27は矢印a方向(図2の反時計方向)にわずかに回転する。逆に
押出しボルト40を後退させて傾斜バイスプレート20を位置Bから位置Aに復
帰させる場合には、ノブ41を逆転させる。このとき両軸25,27は矢印aと
反対方向(図2の時計方向)に回転する。
【0023】
ところで、押出しボルト40には、図4に示すように、押出しボルト40の螺
進退動の移動量を規制し、傾斜バイスプレート20を予め決められた異なる傾斜
角度θに位置決めするための位置決め機構100が設けられている。この位置決
め機構100は、図5および図6に示すように、押出しボルト40側に設けられ
た調整装置110と、この調整装置110と軸27との間で押出しボルト40に
所定の移動量Xを確保して摺動自在に遊嵌されたストッパ装置120とを有して
いる。
【0024】
調整装置110は、押出しボルト40の所定位置に穿設された貫通孔101に
取り付けられている。この調整装置110は、図7に示すように、左右の側板部
111a,111bと上板部111cとを有する断面コ字状の調整板111と、
この調整板111の右方の側板部111a(図7右方)に形成された孔111d
を介して押出しボルト40に挿通されるピン113とを備えている。この調整装
置110は、ピン113を側板部111aの孔111dを介して押出しボルト4
0の貫通ねじ孔101に挿入して螺進させ、他方の側板部111b(図7の左方
)の内面に圧接して固定することにより、押出しボルト40に取り付けられる。
【0025】
ストッパ装置120は、軸27と調整装置110との間で押出しボルト40に
挿通された座金121と、軸方向にスライド自在な筒状のカラー122とを有し
ている。カラー122は、傾斜バイスプレート20側の端部122aが座金12
1を介して軸27と、またノブ41側の端部122bが調整装置110と当接可
能になっており、押出しボルト40を所定の移動量Xで軸方向に摺動自在に移動
するようになっている。
【0026】
調整板111は、側板部111aの孔111dに挿入されるピン113の軸心
O1 に対して平行面、すなわち押出しボルト40の軸方向に対して垂直な面を有
する両側端部111e,111fをそれぞれ備えている。しかも、これら両側端
部111e,111fは、ピン113の軸心O1 に対して押出しボルト40の軸
方向距離L1 ,L2 (L1 <L2 )を互いに異ならせている。
【0027】
このように、ピン113の軸心O1 から一方の側端部111eまでの距離L1
と、他方の側端部111fまでの距離L2 とを異ならせているため、調整板11
1をピン113により押出しボルト40に取り付ける位置を正逆変えると、軸心
O1 から一方の側端部111eまでの距離と他方の側端部111fまでの距離と
にそれぞれ対応して押出しボルト40が移動することによる軸25,27間の距
離M1 ,M2 を選択的に変えることができるようになっている(図8、図9)。
【0028】
すなわち、図5に示された調整板111の側板部111aの位置を、押出しボ
ルト40の右側から左側に変えて、ピン113を押出しボルト40の左側から貫
通ねじ孔101に挿通して調整板111を押出しボルト40に取り付けると、押
出しボルト40は、調整板111の側端部111fがカラー122と座金121
を介して軸27に当接して、押出しボルト40の進動が規制されるまでの移動量
Xに対応する距離が、M1 からM2 に変化する。傾斜バイスプレート20は、予
めこれら距離M1 と距離M2 に応じて異なる傾斜角θ1 ,θ2 にそれぞれ設定さ
れている(図8、図9参照)。
【0029】
すなわち、図8に示すように、ピン113を押出しボルト40に図示右側から
取り付けた場合は、カラー122のノブ41側端部122bとピン113の軸心
O1 との距離がL1 となり、押出しボルト40はこの距離L1 以上の移動が規制
される。一方、図9に示すように、ピン113を押出しボルト40に図示左側か
ら取り付けた場合は、カラー122のノブ41側端部122bとピン113の軸
心O1 との距離が上記距離L1 より大きいL2 となり、押出しボルト40はこの
距離L2 に対応して移動量が規制される。
【0030】
従って、傾斜バイスプレート20の傾斜角度θに応じて、押出しボルト40の
移動量を決定して、この押出しボルト40の移動量に対応するように調整板11
1の距離L1 ,L2 を設定すると、傾斜バイスプレート20の傾斜角度を予め所
定の傾斜角度に位置決めすることができる。
次に、上記第1の実施例に係るチェーンノミ機のバイス装置の作用について説
明する。
【0031】
まず、調整装置110を、所定の傾斜角度θ1 に対応して、押出しボルト40
を移動量X分移動させるように調整板111の側端部111eをストッパ装置1
20側に向け、ピン113により押出しボルト40に取り付ける。そして、ノブ
41を回転操作することにより押出しボルト40を回転させる。押出しボルト4
0が回転して進動すると傾斜バイスプレート20は、支軸22を中心に反時計方
向(図2)に揺動変位する。
【0032】
この時、調整装置110は、押し出しボルト40と一体的に回転しながら進動
して、移動量X分移動すると、カラー122の軸27側の端部122aが座金1
21を介して軸27に当接するとともに、カラー122のノブ41側の端部12
2bが調整板110の側端部110eに当接して、押し出しボルト40は移動量
X以上の移動が規制され、このとき軸25,27間の距離はM1 となる(図8参
照)。従って、この時、傾斜バイスプレート20は、この移動量Xに応じた傾斜
角度θ1 に位置決めされる。
【0033】
続いて、木材Wを傾斜バイスプレート20の当接面20aに当接させるととも
に、操作つまみ33を回転して移動バイス30の移動バイスプレート31を前部
バイスプレート7側に螺進させて当接させ、木材Wを傾斜バイスプレート20と
移動バイスプレート31とにより挟持して締め付け固定する。
そして、チェーンノミ機の本体1(図1)を降下させながら、チェーン刃を回
転駆動させ、木材Wに穴を加工する。この時、本体1を駆動状態のまま左右方向
(図2の左右方向)に摺動させると、傾斜バイスプレート20の傾斜角度θ1 に
応じた傾斜穴(加工穴)70が加工され、この傾斜穴70は仕口面(側面)Sに
対して傾斜角度θ1 を有することになる。
【0034】
次に、傾斜バイスプレート20の傾斜角度をθ1 からθ2 に変更して木材Wに
傾斜角度θ2 の傾斜穴(加工穴)70を加工する際には、木材Wをバイス装置か
ら解放した後、調整装置110の調整板111からピン113を取り外し、調整
板111を反転させ、側端部111fをカラー122側に向けて、ピン113を
側板部111aの孔111dから押出しボルト40の貫通ねじ孔101に挿通し
て固定し、調整装置110を押出しボルト40に取り付ける。
【0035】
このとき、調整装置110は、図9に示すように、調整板111の側端部11
1fとピン113の軸心O1 との距離がL2 に設定される。従って、調整装置1
10は、押し出しボルト40と一体的に回転しながら進動して、距離L2 に対応
した移動量X分移動すると、カラー122の軸27側の端部122aが座金12
1を介して軸27に当接するとともに、カラー122のノブ41側の端部122
bが調整板111の側端部111fに当接して、押し出しボルト40は移動量X
以上の移動が規制される。このため、傾斜バイスプレート20は、この移動量X
に応じた傾斜角度θ2 に位置決めされ、このとき軸25,27間の距離はM2 と
なる。以下、上述と同様の工程により、木材Wに傾斜角度θ2 の傾斜穴(加工穴
)70を加工することができる。
【0036】
このように、調整装置110を正逆自在に反転させて、押出しボルト40に取
り付ける位置を変えるだけで、傾斜バイスプレート20を所望の傾斜角度θ1 ,
θ2 に選択的に位置決めすることができる。
次に、本考案の第2の実施例に係るチェーンノミ機のバイス装置を図10乃至
図14により説明する。なお、図1乃至図6と同一部分には、同一符号を付して
その説明は省略する。
【0037】
位置決め機構200は、図10及び図11に示すように、押出しボルト240
に挿通され、押出しボルト240の軸方向に進退動自在に取り付けられた調整部
210と、この調整部210に当接し、押出しボルト240の進退動を規制する
ストッパ部220とを備えている。
ストッパ部220は、断面L字状の板体からなるストッパブロック221から
構成され、このストッパブロック221は、平坦部221aと、この平坦部22
1aから連続して折曲された折曲部221bとを有している。平坦部221aに
は、長孔222が押出しボルト240の軸心と対応して押出しボルト240の軸
方向に穿設されている。平坦部221aには、この長孔222の前部バイスプレ
ート7側に当接板223がビス224により取り付けられている。
【0038】
ストッパブロック221は、折曲部221bに貫通孔221cが形成され、こ
の貫通孔221cに押出しボルト240が貫通されるとともに、平坦部221a
の後部(図11の上部)がビス225により軸27の端部27aに取付けられ、
軸27の回動に伴って揺動するようになっている。
調整部210は、図12に示すように、押出しボルト240に遊嵌された従動
部材211と、この従動部材211と一体的に押出しボルト240の軸方向に沿
って移動する調整板212と、この調整板212に挿通され、これら従動部材2
11と調整板212とをばね213を介して長孔222内を案内する案内ボルト
216とを備えている。
【0039】
従動部材211は、押出しボルト240の軸方向に貫通孔211aが形成され
、この貫通孔211aに押出しボルト240が遊嵌されている。この従動部材2
11は、止め輪215,215により押出しボルト240に対して軸方向に動か
ないように規制され且つ回動自在に取り付けられている。このため、従動部材2
11は押出しボルト240と一体的に軸方向に移動する。
【0040】
この従動部材211には、ストッパブロック221側端部にねじ穴211eが
設けられ、このねじ穴211eにストッパブロック221の平坦部221a側か
ら、案内ボルト216がばね213を介して調整板212を貫通して螺装されて
いる。
調整板212は、長手方向両端部212a,212bが押出しボルト240側
に折曲されて、平坦部221aの側面221g,221hに当接するとともに、
裏面212cが平坦部221a上を摺動するようになっている。
【0041】
ところで、調整板212のねじ穴212dに上記案内ボルト216が螺入され
ているが、このねじ穴212dは、案内ボルト216の中心軸O2 に対して調整
板212の軸方向両側面212e,212fからの距離L3 ,L4 (L3 <L4
)が、それぞれ異なるように設けられている。
この調整板212は、従動部材211が押出しボルト240の進動に伴って押
出しボルト240の軸方向に移動すると、案内ボルト216とともに前部バイス
プレート7側に所定の移動量X分移動して、当接板223に当接し、それ以上の
移動ができないように規制されている。このため、調整板212の両側面212
e,212fの位置を反対にして、案内ボルト216を調整板212のねじ穴2
12dに螺装し、従動部材211に取り付けると、押出しボルト216の移動量
Xに対応して軸25,27間の距離M3 ,M4 が決まることとなり、この距離M 3
,M4 は、当接板223に当接する側面212e,212fに応じて予め決定
される。
【0042】
従って、両側面212e,212fの位置を反転させることにより、各側面2
12e,212fに対応する距離L3 ,L4 に応じて押出しボルト240の移動
量Xを選択的に変えることができ、これら押出しボルト240の移動量Xに応じ
て傾斜バイスプレート20を所定の異なる傾斜角度θ3 ,θ4 に位置決めできる
(図13,図14)。
【0043】
次に、上記第2の実施例に係るチェーンノミ機のバイス装置の作用について説
明する。
まず、調整部210の調整板212を、所定の傾斜角度θ3 に対応して押出し
ボルト240を移動量X分移動させるために側面212eを当接板223側に向
け、案内ボルト216により従動部材211に取り付ける。そして、ノブ41を
回転操作することにより押出しボルト240を回転させる。押出しボルト240
が回転して進動すると傾斜バイスプレート20は、支軸22を中心に反時計方向
(図11)に揺動変位する。
【0044】
この時、従動部材211は、押し出しボルト240と一体的に回転しながら進
動して、移動量X分移動すると、側面212eが当接板223に当接して、押し
出しボルト240は移動量X以上の移動ができないように規制される(図13参
照)。従って、この時、傾斜バイスプレート20は、この移動量Xに対応する距
離M3 に応じた傾斜角度θ3 に位置決めされる。
【0045】
次に、傾斜バイスプレート20の傾斜角度をθ3 からθ4 に変更する際には、
木材Wをバイス装置から解放した後、調整部210の側面212eと一方の側面
212fとを反転して、案内ボルト216を取り付ければ、側面212fが当接
板223に当接して、押し出しボルト240は距離L4 に対応する移動量X以上
の移動ができないように規制される(図14参照)。このため、傾斜バイスプレ
ート20は、この移動量Xに応じた傾斜角度θ4 に位置決めされる。
【0046】
次に、本考案の第3の実施例に係るチェーンノミ機のバイス装置を図15乃至
図19により説明する。なお、図1乃至図6と同一部分には、同一符号を付して
その説明は省略する。
位置決め機構300は、図15乃至図17に示すように、逆U字状の位置決め
孔302が形成された板状の調整板301により構成される。
【0047】
この調整板301は、後部301a(図16上方)がビス303により傾斜バ
イスプレートの軸25の上端部25aに回動自在に取り付けられ、軸25の回動
に伴って揺動するようになっている。
位置決め孔302は、調整板301の前部301b(図16下方)に形成され
、この位置決め孔302を貫通して、位置決めボルト304が軸27の上端部2
7aに取り付けられている。位置決め孔302は、それぞれ長さの異なる溝30
5,306が分岐して形成されており、位置決めボルト340がこれら各溝30
5,306の終端部305a,306aに当接した時、各終端部305a,30
6aから位置決めボルト304までの距離をそれぞれL5 ,L6 (L5 <L6 )
に設定している。傾斜バイスプレート20はこれらの距離L5 ,L6 に対応して
異なる傾斜角度θ5 ,θ6 に位置決めされるようになっており、この時ビス30
3とボルト304間の距離はそれぞれM5 ,M6 となる(図18,図19)。
【0048】
次に、上記第3の実施例に係るチェーンノミ機のバイス装置の作用について説
明する。
ノブ41を回転操作して押出しボルト340を進動させると、傾斜バイスプレ
ート20は、支軸22を中心に図15の矢印G方向に揺動して傾斜する。このた
め、調整板301は、軸25を中心に反時計方向に揺動する。調整板301が揺
動を続けると、位置決めボルト304が分岐点307に当接する。このとき、調
整板301を溝305,306のいずれか一方にずらせて、ノブ41を回し続け
ると、位置決めボルト304は所望の溝305及び306の一方に案内されて、
その終端部305a又は306aに当接し、押出しボルト340の移動を規制し
、傾斜バイスプレート20を距離L5 ,L6 に応じた所望の傾斜角度θ5 ,θ6
に位置決めする。
【0049】
このように本考案においては、位置決め機構を、傾斜バイスを調節する調節手
段の移動量を選択可能に規制する規制手段により構成したので、傾斜バイスの傾
斜角度を予め設定した複数の異なる傾斜角度に短時間で調節でき、作業効率を向
上させることができる。
【0050】
以上述べたように本考案においては、傾斜バイスを予め決められた異なる傾斜
角度に位置決めする位置決め機構を設けたことにより、傾斜バイスの傾斜角度を
予め設定した傾斜角度に容易に調節でき、作業効率を向上させることができる。
【図1】図1は、本考案に係るチェーンノミ機のバイス
装置を備えたチェーンノミ機の全体を示す右側面図であ
る。
装置を備えたチェーンノミ機の全体を示す右側面図であ
る。
【図2】図2は位置決め機構を除いた図1のバイス装置
の動作を示す一部破断平面図である。
の動作を示す一部破断平面図である。
【図3】図3は図2の III−III 線断面図である。
【図4】図4は図1のバイス装置に設けられた位置決め
機構を示す一部破断平面図である。
機構を示す一部破断平面図である。
【図5】図5は図4の位置決め機構を拡大して示す平面
図である。
図である。
【図6】図6は図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図7は図5の VII−VII 線断面図である。
【図8】図8は位置決め機構の取付状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図9】図9は位置決め機構の別の取付状態を示す説明
図である。
図である。
【図10】図10は本考案の第2の実施例に係るチェー
ンノミ機のバイス装置を示す一部破断平面図である。
ンノミ機のバイス装置を示す一部破断平面図である。
【図11】図11は図10の位置決め機構を拡大して示
す平面図である。
す平面図である。
【図12】図12は図11の XII−XII 線断面図であ
る。
る。
【図13】図13は図10の位置決め機構の位置決め位
置を示す説明図である。
置を示す説明図である。
【図14】図14は図10の位置決め機構の別の位置決
め位置を示す説明図である。
め位置を示す説明図である。
【図15】図15は本考案の第3の実施例に係るチェー
ンノミ機のバイス装置を示す一部破断平面図である。
ンノミ機のバイス装置を示す一部破断平面図である。
【図16】図16は図15の位置決め機構を拡大して示
す平面図である。
す平面図である。
【図17】図17は図16のXVII−XVII線断面図であ
る。
る。
【図18】図18は図15の位置決め機構の位置決め位
置を示す説明図である。
置を示す説明図である。
【図19】図19は図15の位置決め機構の別の位置決
め位置を示す説明図である。
め位置を示す説明図である。
1…チェーンノミ機本体
3…ベース
6…スライドバー
7…前部バイスプレート(第1のバイス)
8…バイスホルダ
20…傾斜バイスプレート(傾斜バイス)
30…移動バイス
100,200,300…位置決め機構
110…調整装置(規制手段)
210…調整部(規制手段)
301…調整板(規制手段)
W…木材(被加工材)
θ,θ1 〜θ6 …傾斜角度
X…移動量
Claims (1)
- 【請求項1】 チェーンノミ機本体を移動可能に支持す
るベースを貫通し、摺動可能に支持する一対のスライド
バーと、このスライドバーの一側に取り付けられた第1
のバイスと、上記スライドバーの他側に取り付けられた
バイスホルダに、移動調節可能に設けられた移動バイス
と、一端が上記第1のバイスに揺動可能に枢支されると
ともに、傾斜自在に調節され、上記移動バイスとの間に
被加工材を挟持する傾斜バイスと、この傾斜バイスを予
め決められた異なる傾斜角度に位置決めする位置決め機
構とを備えたことを特徴とするチェーンノミ機のバイス
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2978391U JPH04124601U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | チエーンノミ機のバイス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2978391U JPH04124601U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | チエーンノミ機のバイス装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04124601U true JPH04124601U (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=31913590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2978391U Pending JPH04124601U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | チエーンノミ機のバイス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04124601U (ja) |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP2978391U patent/JPH04124601U/ja active Pending
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