JPH04126833U - 押出機等のガス抜き装置 - Google Patents

押出機等のガス抜き装置

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JPH04126833U
JPH04126833U JP1991030988U JP3098891U JPH04126833U JP H04126833 U JPH04126833 U JP H04126833U JP 1991030988 U JP1991030988 U JP 1991030988U JP 3098891 U JP3098891 U JP 3098891U JP H04126833 U JPH04126833 U JP H04126833U
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良 飯島
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 押出機2のシリンダ4の上部外周に脱気筒1
0を設ける。この脱気筒10内にテフロン樹脂製シート
からなる回転羽18を、この回転羽18の先端が脱気筒
10内面に接しながら回転するように、取り付ける。こ
の回転羽14を振動させるバイブレータ7を取り付け
る。 【効果】 回転羽14の先端が脱気筒10内面に接しな
がら回転するから、脱気筒内面に付着した材料は掻き落
とされる。又、この回転羽18を振動させるバイブレー
タ7を取り付けているから、回転羽18で掻き落とせな
かった材料を、このバイブレータ7の振動により振るい
落とす。従って、この脱気筒10内の材料が炭化するこ
とがなく、製品の中に炭化した材料が混入しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は押出機あるいは連続混練機等のガス抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
押出機や連続混練機は、シリンダの内部に形成された円筒状空間にロータを配 置し、このロータによって材料を移送する過程で材料の混練を行い、混練した材 料を射出成形用の金型内に射出したり、押出成形用ダイスより押し出すものであ る。
【0003】 この場合、ロータでの移送途中で、材料からガスが発生したり、あるいは材料 にガスが混入していると、押出成形や射出成形によって成形された製品に気泡が 入り、不良品となる。
【0004】 そこで、押出機等においては、材料から発生したガスや材料中に混入している ガスを除去するためのガス抜き装置を設置するようにしている。 一般に、この種のガス抜き装置は、シリンダの上部外周に設けられた脱気筒を 備えており、この脱気筒から真空吸引することによって、シリンダー内の材料中 のガスを除去するようになっている。
【0005】 ところが、脱気筒から真空吸引すると、シリンダの円筒状空間の材料が脱気筒 の内部に入り込んでしまう。そこで、ガス抜き装置には、脱気筒の内部に戻し部 材を備え、この戻し部材により脱気筒内に入り込んだ材料を円筒状空間に戻すよ うにしている。
【0006】 このような戻し部材を備えた従来のガス抜き装置としては、例えば、実公昭6 3−25129号公報、あるいは、特開昭63−199423号公報に記載され ているガス抜き装置がある。
【0007】 前者のガス抜き装置は、戻し部材が複数のスクリュウを設けたものであり、各 スクリュウを脱気筒の上方に配置された駆動歯車にそれぞれ連結していて、駆動 歯車によって各スクリュウを回転させることにより、脱気筒の内部に入り込んだ 材料をシリンダの円筒状空間に戻すようにしている。
【0008】 又、後者のガス抜き装置は、戻し部材がピストンを設けたものであり、このピ ストンを脱気筒の上方に配置された駆動シリンダによって上下動させることによ り、脱気筒の内部に入り込んだ材料を円筒状空間に戻すようにしている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
前者のスクリュウを用いたガス抜き装置においては、脱気筒の内壁とスクリュ ウとの間に不可避の微小間隙が存在する。このため、脱気筒の内壁に付着した材 料をスクリュウによって、完全に押し戻すことができない。この微小間隙に付着 した材料は混練のために加えられる熱によって次第に炭化される。そして、この 炭化した材料がシリンダ内に落下して、材料中に混入し、製品の品質を損なう恐 れがある。
【0010】 又、後者のピストンを用いたガス抜き装置においては、脱気筒の内壁に付着し た材料をほぼ完全に除去して、円筒状空間内に押し戻すことができるが、ピスト ンが円筒状空間側の先端に移動したとき、脱気筒がピストンによって遮蔽され、 脱気不能の状態に陥る。このため、ピストンが先端に移動したときと、後方に移 動したときとで、脱気状態にバラツキが生じるという不都合があった。
【0011】 本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、脱気状態にバラツキが生じ ることなく、脱気筒内の内壁に材料が付着するのを防止することができる押出機 等のガス抜き装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するためになしたもので、内部に円筒状空間が形成 され、この円筒状空間に材料移送用ロータが設けられたシリンダと、このシリン ダの上部外周に設けられ、一部が前記円筒状空間に開口する脱気筒とからなる押 出機等のガス抜き装置において、前記脱気筒内に先端が耐熱性弾性シートからな る回転羽が、この回転羽の先端が脱気筒の内面を接しながら回転するように、取 り付けられ、この回転羽を振動させるバイブレータが装着されているのである。
【0013】 本考案において、回転羽を振動させるバイブレータは回転羽の回転軸に装着し 、この回転軸を振動させて回転羽を振動させてもよいし、回転羽の近くにバイブ レータを装着し、このバイブレータの振動を回転羽に伝えるようにしてもよい。 又、回転羽にバイブレータを取り付けて、回転羽を振動させてもよい。
【0014】
【作用】
本考案においては、先端が耐熱性弾性シートからなる回転羽が、この回転羽の 先端が脱気筒の内面を接しながら回転するように、取り付けられているから、脱 気筒の内面に付着した材料が回転している回転羽によって掻き落とされて円筒状 空間に戻る。このとき、回転羽は耐熱性弾性シートであるから、混練のために加 えられる熱によって変質することがなく、又、弾性によって脱気筒の内面に密着 させた状態で回転するものである。
【0015】 又、上記のように耐熱性弾性シートで脱気筒内面に付着した材料が掻き落とさ れるが、未だ、完全には掻き落とせない材料があるし、又、回転羽にも材料が付 着するが、本考案においては、回転羽を振動させるバイブレータが取り付けられ ているから、このバイブレータによって、脱気筒内面にまだ残っている材料や回 転羽に付着した材料が振るい落とされて、材料が円筒状空間に戻る。
【0016】 このように、脱気筒や回転羽に付着した材料はすぐに脱気筒内に戻るから、脱 気筒内で材料が炭化することがない。従って、材料内に炭化した材料が落下する ことがない。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図を参照して、説明する。 図1〜3は本考案の一実施例を示すもので、図1は本考案ガス抜き装置を使用 した押出機を示す一部切欠正面図、図2は図1に示す押出機のA−A線で切断し た断面図、図3は図1に示す押出機のB−B線で切断した断面図である。
【0018】 図において、2は押出機である。4は軸線をほぼ水平方向に向けた押出機2の シリンダであり、このシリンダ4の内部には、円筒状空間6が形成されている。 8はロータであり、このロータ8は円筒状空間6内に回転自在に設けられてい る。そして、このロータ8を回転させることにより、円筒状空間6内の材料(図 示せず)が図2の右から左へ移送するようになっている。
【0019】 36はバキューム管であり、このバキューム管36の先端は図示されてない真 空装置に接続されていて、この真空装置よりバキューム管36内が真空にされて いる。
【0020】 12はハウジングであり、このハウジング12はバキューム管36に接続され 、このハウジング12内が真空にされている。 10は脱気筒であり、この脱気筒10の下端はシリンダ4の上部外周に接続さ れ、円筒状空間6に開口している。又、この脱気筒10の上端はこのハウジング 12の底部に接続されており、このハウジング12内に開口され、この円筒状空 間6内の材料の脱気が行われるようになっている。
【0021】 3および31はシール材であり、このシール材3は脱気筒10とハウジング1 2との間に設けられ、ここの接続部を気密にしている。又、シール材31は脱気 筒とシリンダ4との間に設けられ、ここの接続部を気密にしている。
【0022】 13は戻し部材であり、この戻し部材13は回転軸14と、この回転軸14に 取り付けられた回転羽18とからなる。そして、この戻し部材13は脱気筒10 内に設けられていて、円筒状空間6から脱気筒10内に入り込んだ材料を円筒状 空間内に戻すためのものである。
【0023】 回転軸14は脱気筒10と同軸に配置され、この回転軸14の下端部は、脱気 筒10の内部に入り込んでおり、この下端面には軸方向に延びるスリット16が 形成されている。
【0024】 このスリット16には、耐熱性弾性シート(テフロン樹脂製シート)からなる 回転羽18およびこの回転羽18を両面から挟んで保持する押さえ板20が挿入 されている。そして、この回転羽18および押さえ板20はネジ22によって回 転軸14に固定されている。
【0025】 この回転羽18の幅は脱気筒10の内径より若干大きくされていて、回転羽1 8の両端は、それ自体の弾性により、脱気筒10内面に接触しながら、回転軸1 4を中心にして回転するようになっている。
【0026】 28はモータであり、このモータ28はハウジング12の蓋34の上面に、出 力軸30を脱気筒10の軸線と一致するように取り付けられている。一方、蓋3 4の下面には、軸受24がシールゴム(シリコーンゴム)35を介して気密に取 り付けられている。上記回転軸14はシール26を介して気密に支持されており 、回転軸14の上端はモータ28の出力軸30に割りピン32によって連結され ている。
【0027】 7はバイブレータであり、このバイブレータ7は軸受24の下面に取り付けら れ、連結杆71を通して、回転軸14を振動させ、この振動によって回転羽18 が振動するようになっている。
【0028】 次に、材料として、塩化ビニル樹脂粉末を使用した例を参照しながら、この装 置の操作方法および作用を説明する。 先ず、塩化ビニル樹脂粉末を図示されてないホッパーからシリンダ4内の円筒 状空間6に落下させる。この落下した塩化ビニル樹脂粉末はシリンダ4内を回転 しているスクリュウ8によって、先端方向に移送される。
【0029】 塩化ビニル樹脂粉末の中には、多くの空気が混入しているが、シリンダ4内を 移送している間に、この空気はシリンダ4の上部外周に設けられた脱気筒10、 ハウジング12、真空排気管36を経て、図示されてない真空装置によって、真 空吸引され、この塩化ビニル樹脂粉末内の空気は次第になくなる。
【0030】 その際、塩化ビニル樹脂粉末の一部は空気と一緒に、脱気筒10内に吸引され 、この吸引された塩化ビニル樹脂粉末の多くは脱気筒10内面に付着する。 しかし、回転羽18が脱気筒10の内面に接しながら回転しているから、この 付着した塩化ビニル樹脂粉末は回転羽18により掻き落とされ、円筒状空間6内 に落下する。
【0031】 しかし、脱気筒10内に付着した塩化ビニル樹脂粉末は完全には掻き落とすこ とができなく、微量付着したままになる。 又、吸引された塩化ビニル樹脂粉末の少量は、回転軸14、押さえ板20、回 転羽18の表面に付着する。
【0032】 この脱気筒10内面に付着して残った微量の塩化ビニル樹脂粉末と、回転軸1 4や押さえ板20や回転羽18に付着した少量の塩化ビニル樹脂粉末は、軸受2 4の下面に取り付けられているバイブレータ7により、回転羽18が振動され、 この振動により振り落とされて、再び、シリンダ5内の円筒状空間6に落下する 。
【0033】 このように、脱気筒10内に付着した塩化ビニル樹脂粉末はすぐに円筒状空間 6内に落下するから、塩化ビニル樹脂粉末が炭化することがない。 塩化ビニル樹脂粉末は、このシリンダ4内を更に前進すると、シリンダ4の器 壁に装着されている加熱装置により、塩化ビニル樹脂粉末は軟化し、金型から製 品となって、押し出される。
【0034】
【考案の効果】
以上の説明で判明するように、本考案ガス抜き装置は回転羽の先端が脱気筒内 面に接しながら回転するから、脱気筒内面に付着した材料は掻き落とされる。
【0035】 又、本考案ガス抜き装置は回転羽を振動させるバイブレータが装着されている から、上記の回転羽の回転で掻き落とせなかった材料をバイブレータで回転羽を 振動させることにより振り落とすことができる。
【0036】 このように脱気筒内面等に付着した材料はすぐに円筒状空間内に落とされるか ら材料が炭化することがない。従って、製品の中に炭化した材料が混入すること がなく、製品の品質を損なう恐れがなくなった。
【0037】 又、本考案はピストン等を使用しないから、脱気筒内の脱気状態にバラツキが 生じない。従って、材料の中の脱気が円滑に行われ、製品の中に空気が混入する ことがない。
【0038】 以上のように、本考案は多くの長所を有するので極めて価値のあるものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案ガス抜き装置を使用した押出機の
ガス抜き装置付近を示す一部切欠正面図である。
【図2】図2は図1に示す押出機のA−A線で切断した
断面図である。
【図3】図3は図1に示す押出機のB−B線で切断した
断面図である。
【符号の説明】
2 押出機 4 シリンダ 6 円筒状空間 7 バイブレータ 8 ロータ 10 脱気筒 13 戻し部材 14 回転軸 18 回転羽

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に円筒状空間が形成され、この円筒
    状空間に材料移送用ロータが設けられたシリンダと、こ
    のシリンダの上部外周に設けられ、一部が前記円筒状空
    間に開口する脱気筒とからなる押出機等のガス抜き装置
    において、前記脱気筒内に先端が耐熱性弾性シートから
    なる回転羽が、この回転羽の先端が脱気筒内面に接しな
    がら回転するように、取り付けられ、この回転羽を振動
    させるバイブレータが装着されていることを特徴とする
    押出機等のガス抜き装置。
JP1991030988U 1991-05-07 1991-05-07 押出機等のガス抜き装置 Expired - Lifetime JP2502911Y2 (ja)

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