JPH04127469U - 回転ベローズ型メカニカルシール - Google Patents
回転ベローズ型メカニカルシールInfo
- Publication number
- JPH04127469U JPH04127469U JP4285191U JP4285191U JPH04127469U JP H04127469 U JPH04127469 U JP H04127469U JP 4285191 U JP4285191 U JP 4285191U JP 4285191 U JP4285191 U JP 4285191U JP H04127469 U JPH04127469 U JP H04127469U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding ring
- rotating
- side sliding
- metal bellows
- sleeve
- Prior art date
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- Mechanical Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摺動環の摺動トルクによる金属ベローズ90
の破損及び軸方向作動性の低下を防止して密封性及び耐
久性に優れた構造とする。 【構成】 回転側摺動環50とスリーブ80の間に気密
的に介装された軸方向伸縮自在な金属ベローズ90の自
由端のリテーナ94と、回転側摺動環50を密接衝合
し、回転側摺動環50の内径に周方向に対して適当な間
隔で形成した複数の切欠51と、この切欠51と同位相
で前記スリーブ80に形成した軸方向に延びる複数の突
起82とを周方向に係合させ、金属ベローズ90の内周
にあって回転側摺動環50を静止側摺動環40側に押圧
付勢する複数のコイルスプリング130を、前記突起8
2間の各凹部83内に配設してそれぞれ軸方向に固定し
たピン140でガイドする。
の破損及び軸方向作動性の低下を防止して密封性及び耐
久性に優れた構造とする。 【構成】 回転側摺動環50とスリーブ80の間に気密
的に介装された軸方向伸縮自在な金属ベローズ90の自
由端のリテーナ94と、回転側摺動環50を密接衝合
し、回転側摺動環50の内径に周方向に対して適当な間
隔で形成した複数の切欠51と、この切欠51と同位相
で前記スリーブ80に形成した軸方向に延びる複数の突
起82とを周方向に係合させ、金属ベローズ90の内周
にあって回転側摺動環50を静止側摺動環40側に押圧
付勢する複数のコイルスプリング130を、前記突起8
2間の各凹部83内に配設してそれぞれ軸方向に固定し
たピン140でガイドする。
Description
【0001】
本考案は、高温あるいは特殊な流体を取り扱う機器の軸封部に用いられ、回転
側摺動環を気密的かつ軸方向作動可能に支持する作動用パッキンとして金属ベロ
ーズを用いた回転型メカニカルシールに関する。
【0002】
従来から、加熱融解物等の高温流体を取り扱うポンプ等回転機器の軸封装置と
しては、メカニカルシールを軸方向に二段に設けて、両メカニカルシール間に中
間液を外部から循環供給させてなるダブルメカニカルシールを用いることが多い
が、この場合、中間液を適当な圧力で供給する加圧循環供給装置が必要となり、
装置全体が大掛かりになるばかりでなく、ランニングコストが高くなる問題があ
る。
【0003】
そこで、単独のメカニカルシールで軸封を行う場合は、流体の熱に対処するた
め、一方の摺動環を気密的かつ軸方向移動自在に支持する作動用パッキンに代え
て、軸方向伸縮自在な金属ベローズを用いたベローズ型メカニカルシールを使用
するが、前記金属ベローズは、摺動環の摺動トルクによる捩りを受けて破損する
恐れがある。また、回転によるバネ荷重への影響等を避けるため、この金属ベロ
ーズを静止側に用いた静止ベローズ型メカニカルシール構造とするのが一般的で
あるが、この場合は、金属ベローズが前記流体の付着・固化または流体中の異物
の堆積等によってその伸縮性に悪影響を及ぼし、静止側摺動環の軸方向作動性が
低下して漏れを生じることがある。
【0004】
本考案は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、単独で用いるベローズ
型メカニカルシールにおいて、摺動環からの摺動トルクによる金属ベローズの破
損及び軸方向作動性の低下を防止して密封性及び耐久性に優れた構造とすること
を課題としてなされたものである。
【0005】
上記課題を解決するため、本考案の回転ベローズ型メカニカルシールは、静止
側摺動環に軸方向に対接する回転側摺動環とシャフト外周のスリーブの間に気密
的に介装された軸方向伸縮自在な金属ベローズを備え、前記金属ベローズの自由
端のリテーナと回転側摺動環を密接衝合し、前記回転側摺動環の内径に周方向に
対して適当な間隔で形成した複数の切欠と、この切欠と同位相で前記スリーブに
形成した軸方向に延びる複数の突起とを周方向に係合させ、金属ベローズの内周
にあって回転側摺動環を静止側摺動環側に押圧付勢する複数のコイルスプリング
を、前記スリーブの突起間の各凹部内に配設してそれぞれ軸方向に固定したピン
でガイドしてなる構成とした。
【0006】
上記構成によると、金属ベローズは、回転側摺動環をシャフト側に軸方向移動
自在に担持するものであって回転側の各要素と一体に回転するため、流体の付着
・固化または流体中の異物の堆積等が起こらない。
【0007】
回転側摺動環は、その内径の切欠とスリーブの突起との係合によってシャフト
の回転トルクが伝達されて回転する一方、回転側摺動環と金属ベローズ自由端の
リテーナは密接衝合されて互いに摺動可能な状態にあるため、金属ベローズには
前記摺動トルクによる捩りが作用しない。
【0008】
回転側摺動環に対する軸方向付勢力は、前記スリーブの突起間の各凹部内に配
設したそれぞれ複数のコイルスプリングで付与しており、各コイルスプリングは
ピンでガイドされることによって回転時の変形が規制されているため、シャフト
の外周側を取り巻く単独のコイルスプリングの場合と異なり、回転時の遠心力に
よる影響を受けることなく、周方向に均一な付勢力が得られる。
【0009】
図1に示す一実施例において、10は加熱融解物等の高温あるいは特殊な流体
を取り扱うポンプ等の回転機器の軸封部ハウジング、30はこのハウジング10
の軸孔20を通るシャフトで、このシャフト30の軸周空間を密封するメカニカ
ルシールは、シャフト30の外周に遊嵌されて対向端面同士で互いに密接摺動す
る静止側摺動環40と回転側摺動環50を有する。
【0010】
このうち静止側摺動環40はカーボン材からなり、外周面41を前記軸孔20
の段差部内周面21にOリング60を介して気密的に嵌着されるとともに、背面
42を前記軸孔20の段差部端面22に当接支持され、この段差部端面22にね
じ込まれたドライブピン70との係合によって非回転状態に保持されている。こ
れに対し、回転側摺動環50はSiCからなり、シャフト30と一体に回転する
もので、このシャフト30に気密的に外装固定されたスリーブ80との間には溶
接金属ベローズ90が気密的に介装されている。
【0011】
溶接金属ベローズ90は、軸方向伸縮自在な蛇腹状本体プレート91と、その
固定端に溶接されたアダプタ92と、このアダプタ92の背面に溶接されたカラ
ー93と、前記蛇腹状本体プレート91の自由端に溶接されたリテーナ94から
なり、カラー93がスリーブ80のフランジ部81にガスケット100を介して
図示しないボルトにより固定されるとともに、リテーナ94の先端面がOリング
110を介して回転側摺動環50の背面に密接衝合している。120はリテーナ
94と回転側摺動環50を互いに同芯的関係に保持するケースである。
【0012】
回転側摺動環50の内径には、軸方向に延びる複数の切欠51が周方向に等間
隔で形成されており、リテーナ94の内径にも同様の切欠94aが形成されてい
る。一方、スリーブ80の内径部には、軸方向に延びる複数の突起82が前記切
欠51,94aと同位相で形成されており、この切欠51,94aと周方向に係
合している。
【0013】
図2に示すように、溶接金属ベローズ90の内周であって前記スリーブ80の
複数の突起82間の軸方向に延びる各凹部83内には、それぞれ凹部端壁83a
に軸方向に立設したピン140で内側からガイドされたコイルスプリング130
が配設されている。回転側摺動環50は、このコイルスプリング130によって
リテーナ94を介して軸方向に付勢され、静止側摺動環40の対向端面に押し付
けられて、密封摺動面Sを形成する。
【0014】
以上の構成になる回転ベローズ型メカニカルシールは、密封摺動面S及び溶接
金属ベローズ90の外周側に流入する流体150を密封対象として軸封機能を営
むもので、二組のメカニカルシールを用いたダブルシール構造とすることなく単
独で用いられ、シャフト30及びこれと一体のスリーブ80が回転すると、コイ
ルスプリング130で付勢された回転側摺動環50が、その内径の凹部83とス
リーブ80の突起82との係合によってシャフト30と同期回転し、密封摺動面
Sにおいて静止側摺動環40と密接摺動する。また、カラー93がスリーブ80
のフランジ部81に固定された溶接金属ベローズ90も、シャフト30と同期回
転する。
【0015】
このとき、前記溶接金属ベローズ90の自由端のリテーナ94は、単にOリン
グ110を介して回転側摺動環50の背面に密接衝合しているだけであって、こ
の回転側摺動環50に対する軸回転力の伝達機能を担うものではなく、回転側摺
動環50とスリーブ80との間の気密保持機能のみを有するものであるため、こ
の溶接金属ベローズ90は、スリーブ80のフランジ部81と回転側摺動環50
との間で捩り作用を受けて破損するようなことがない。
【0016】
そして、溶接金属ベローズ90は回転側にあるため、密封対象流体150の付
着・固化または該流体150中の異物の堆積等によってその伸縮性が阻害される
ようなことがなく、また、コイルスプリング130は前記溶接金属ベローズ90
の内周の反密封空間にあるため、前記密封対象流体150の付着等による詰まり
が生じない。
【0017】
ここで、回転側摺動環50に静止側摺動環40との摺動面圧を付与する手段と
して、例えばスリーブ82の外周を取り巻く単一のコイルスプリングを装着した
場合を想定すると、この場合は、回転に伴う遠心力の影響によって前記コイルス
プリングが拡径変形を受けて軸方向の付勢力が低下するので、高速回転の条件に
は使用できない。これに対し、本考案では複数のコイルスプリング130を周方
向に配設したマルチスプリング型とし、しかも各コイルスプリング130をピン
140でガイドして遠心力による変形を防止しているので、高速回転域でも回転
側摺動環50に対する付勢力が低下せず、周方向均一な付勢力が得られる。
【0018】
以上、本考案の回転ベローズ型メカニカルシールによると、軸方向に移動自在
な摺動環を回転側とした回転型シール構造とし、金属ベローズを回転側に設けた
ため、この金属ベローズへの流体の付着や詰まりによる回転側摺動環の軸方向作
動性の低下がなく、また、金属ベローズは回転側摺動環へのトルク伝達を行わな
いので、捩りによる破損を受けるおそれがなく、回転側摺動環に摺動面圧を付与
するコイルスプリングを周方向に複数配設し、各コイルスプリングをピンでガイ
ドすることによって遠心力による変形を阻止したため、高周速条件にも使用する
ことができるといった優れた効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同じく一部破断した要部斜視図である。
10 ハウジング
30 シャフト
40 静止側摺動環
50 回転側摺動環
51 切欠
80 スリーブ
82 突起
83 凹部
90 溶接金属ベローズ
94 リテーナ
130 コイルスプリング
140 ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 静止側摺動環に軸方向に対接する回転側
摺動環とシャフト外周のスリーブの間に気密的に介装さ
れた軸方向伸縮自在な金属ベローズを備え、前記金属ベ
ローズの自由端のリテーナと回転側摺動環を密接衝合
し、前記回転側摺動環の内径に周方向に対して適当な間
隔で形成した複数の切欠と、この切欠と同位相で前記ス
リーブに形成した軸方向に延びる複数の突起とを周方向
に係合させ、金属ベローズの内周にあって回転側摺動環
を静止側摺動環側に押圧付勢する複数のコイルスプリン
グを、前記スリーブの突起間の各凹部内に配設してそれ
ぞれ軸方向に固定したピンでガイドしてなることを特徴
とする回転ベローズ型メカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991042851U JP2556983Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 回転ベローズ型メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991042851U JP2556983Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 回転ベローズ型メカニカルシール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04127469U true JPH04127469U (ja) | 1992-11-19 |
| JP2556983Y2 JP2556983Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=31923272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991042851U Expired - Lifetime JP2556983Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 回転ベローズ型メカニカルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556983Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011007239A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | ダブルメカニカルシール |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60148084A (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-05 | 松下電工株式会社 | 放電灯点灯装置 |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP1991042851U patent/JP2556983Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60148084A (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-05 | 松下電工株式会社 | 放電灯点灯装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011007239A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | ダブルメカニカルシール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2556983Y2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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