JPH0412751B2 - - Google Patents
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- JPH0412751B2 JPH0412751B2 JP60084624A JP8462485A JPH0412751B2 JP H0412751 B2 JPH0412751 B2 JP H0412751B2 JP 60084624 A JP60084624 A JP 60084624A JP 8462485 A JP8462485 A JP 8462485A JP H0412751 B2 JPH0412751 B2 JP H0412751B2
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- phosphor
- blue
- minutes
- green
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はテレビジヨンブラウン管の製作などに
好適に利用することのできる蛍光体に関する。 〔従来の技術〕 テレビジヨンブラウン管は、例えば第3図及び
第4図に示した構造を有しており、一般に蛍光面
の形成は、ブラツクマトリツクス13を設けたフ
エースプレート11の内面に三色蛍光体絵素R
(red)、G(green)、B(blue)を被着させ、次に
メタル・バツク12の反射効果を増すために、蛍
光体R,G,Bの表面を均一な平滑面とするフイ
ルミング処理を施した後、例えばアルミニウムを
蒸着してメタル・バツク12を設け、最後に蛍光
体部分以外のフイルミング材を燃焼させる一連の
操作により、行なわれる。 ところが、前述の様な蛍光面作成の一連の操作
において、例えばブルー絵素Bの一部(例えば第
4図中斜線を付した領域4)が極く微量のCuの
混入汚染により、元来のブルー発光から例えばグ
リーン発光へと色変化を起す。つまり、ブルー絵
素Bの部分に緑色の斑点を生じブルー絵素の色彩
不良を起すといつたトラブルが、ブラウン管製作
途中でしばしば起る。このブルー絵素のグリーン
変色は微量に混入したCuによりブルー蛍光体
ZnS:AgがZnS:CuあるいはZnS:Cu:Agに組
成変化するためと考えられている。 そこで、この様なCuの汚染の要因を調べてみ
ると、蛍光面形成操作の際に外部よりCu粉、Cu
化合物等が混入する外的要因と、蛍光体自体が
Cuの汚染源を運んでくる内的要因とが考えられ
る。ブルー蛍光体の汚染源を更に調べてみると、
ブルー絵素以外にもグリーン絵素やレツド絵素か
らの場合も結構多い。 このうち、緑色発光蛍光体は、例えばZnS:
Cu、Alの組成を有し、蛍光体表面にCu化合物が
付着する可能性がある。一方、赤色発光蛍光体は
例えばY2O2S:Euの組成を有し、組成上はCuを
含んでいないが、材料が高価なこともあつて、し
ばしば回収・再生して再利用されることがあり、
回収中に青色発光蛍光体、緑色発光蛍光体及びブ
ラウン管作製中に混入するCu等と混在して処理
を受け、特にCuは再生処理の仕様上、CuS等の
沈澱物となつて赤色発光蛍光体表面に付着して残
留する場合が多い。 実は、この様な内的・外的要因によるCuの汚
染のみではブルー絵素の色彩不良の発生率はさほ
ど大きくないが、蛍光面を形成する際のフイルミ
ング工程との関係で色彩不良の発生が増大する。
即ち、フイルミング液に例えばアクリル酸等の有
機酸を含むと、これら酸がCu粉やCu化合物をイ
オン化しCu++の拡散を促進する。このCu++が例
えばブルー絵素部へと浸透し、次の燃焼の工程で
ZnS:CuやZuC:Cu、Agの組成の緑色の斑点を
発生させる。 〔発明の解決すべき問題点〕 本発明は、従来より問題となつていた、蛍光体
の内的・外的要因による汚染、とりわけ蛍光体の
変色を誘起させるCuイオン等による汚染を解消
すべくなされたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 前述した従来の問題点を解決する手段として見
出された本発明の蛍光体は、表面の陽イオン交換
体が付着していることを特徴とするものである。 更に詳しくは、本発明の蛍光体は銀及び銅の少
なくとも一方を付活剤として含む硫化亜鉛蛍光体
並びにユーロピウムを付活剤として含むイツトリ
ウムオキシサルフアイド蛍光体からなる群の少な
くとも1種である蛍光体の表面に陽イオン交換体
がバインダーを介して付着していることを特徴と
する表面処理蛍光体である。 〔構成及び作用の説明〕 本発明で使用する陽イオン交換体としては、例
えば構造中にカルボン酸基(−COOH)やスル
ホン酸基(−SO3H)等の陽イオン交換基を有す
る有機物質、構造中に陽イオンを交換吸着乃至は
吸収することのできる無機物質などがある。 有機質陽イオン交換体の具体例としては、ポリ
ビニルアルコール系、ポリアクリル系、ポリアミ
ド系、ポリフエノール系、ポリスチレン系、セル
ロース系の高分子母体にスルホン酸基(−
SO3H)やカルボン酸基(−COOH)などの陽イ
オン交換基を有する陽イオン交換樹脂;及び金属
イオンとのキレート形成能を有するキレート性イ
オン交換樹脂などがある。又このキレート樹脂の
場合は普通のイオン交換反応と異なり金属イオン
に対する選択吸着性が大きく、イミノジ酢酸型の
配位基を導入したものなどは銅イオン(Cu2+)
を選択吸着し、本発明の目的により効果的なもの
もある。 また、無機質陽イオン交換体としては、ゼオラ
イト、沸石等陽イオン交換能を有する無機物質を
挙げることができる。 蛍光体表面に陽イオン交換体を付着させる具体
的方法としては、例えば第1図に示した様に蛍光
体1の表面に必要に応じてまずバインダー層2を
設け、このバインダー層2上に陽イオン交換体3
を望ましくは蛍光体表面の全域に亘つて均一且つ
一様に付着させるのがとりわけ有効である。例え
ば微細なイオン交換樹脂及びイオン交換繊維を作
成し、第1図の様にバインダーを介して蛍光体表
面に付着させるのも1つの方法であるが、平易な
方法としては、イオン交換基を内在する物質、例
えばカルボキシル基(−COOH)をもつアルギ
ン酸を使用する方法がある。具体的方法として
は、陽イオン交換体として水溶性のアルギン酸ナ
トリウムを使用する場合、溶液に蛍光体をデイツ
プ(浸漬)するだけでは安定な膜を形成すること
は出来ない。まず蛍光体表面の第一層目に、蛍光
体への付着性が有り、アルギン酸ナトリウムを不
溶化せしめる必要がある。この様なバインダーと
してはコロイダルアルミナAlOOHが好適であ
る。 上記の場合アルギン酸ナトリウム溶液の塗布層
においてコロイダルアルミナと接触する側の部分
は、カルボキシル基(−COOH)の水素原子が
Alイオンによつて置換され不溶化膜を形成する。
この場合過剰のAlと反応させると、アルギン酸
ナトリウム溶液塗布層の外側のCuイオン等の汚
染物質を交換すべきフリーのイオン交換基−
COOHがなくなるので、Alとの置換量は膜形成
必要量にとどめることが大事である。 又、膜形成反応後簡単にアルカリ処理してやれ
ば最外殻のカルボキシル基はAlを離脱させ、金
属吸着可能な状態とすることができる。 又、別の方法として、コロイダルアルミナの代
りにリン酸イオンを付着せしめ、次に金属陽イオ
ン(Mg++、Ca++、Zn++、Al++、Ba++etc)を添
加し、リン酸金属塩なるバインダー層形成を行な
い、これに例えば水溶性のアルギン酸ナトリウム
塩の水溶液を添加すると蛍光体表面に付着してい
るAl等の二価乃至は三価の金属イオン乃至は蛍
光体中のCuイオン等の汚染物質と反応して不溶
性の安定したアルギン酸アルミニウム等のイオン
交換性保護膜を形成する。 かくして、蛍光体表面に陽イオン交換体を付着
させておくことにより、蛍光体汚染の内的要因の
場合を考えると、蛍光体製造工程(再生工程も含
む)中に除去困難な微量のCu金属、Cu化合物、
Cuイオンが存在している場合、これを交換吸着
して化学的に不活性化することができ、他の蛍光
体の汚染も併せて防止できる。 また、外的要因による汚染物質の場合も、同様
に交換吸着して化学的に不活性化して蛍光体内部
への拡散浸透を防止することができる。 汚染防止膜として単なるマイクロカプセルでは
Cu++イオンの拡散を抑えるほど緻密な膜は出来
ず大きな効果は得られない。 〔実施例〕 以下、具体的実施例を示して本発明を更に詳し
く説明する。 実施例 1 適当な条件で合成された緑色発光蛍光体
(ZnS:Cu、Al)にCu20ppmをCuSの形で添加し
強制汚染させて調製した蛍光体100gを純水400ml
に懸濁させ撹拌しながら、コロイダルアルミナを
蛍光体に対し50ppm添加し30分撹拌後、アルギン
酸ナトリウム水溶液をアルギン酸ナトリウムとし
て300ppm添加し、30分撹拌後、NH4OHにてPH
8〜9に調整し10分撹拌後、脱水し、乾燥する。 かくして処理された本発明の緑色発光蛍光体の
青色発光蛍光体への変色対抗性を、前述の処理を
受けていない未処理の緑色発光蛍光体との比較に
おいて次の様な方法にて調べた。 パネルに緑色のベタ膜を処理、未処理の両蛍光
体の各々を塗り、全面露光し、次に各々について
青色のベタ膜を上塗り全面露光し、さらにフイル
ミング液(アクリルエマルジヨン)を塗布する。
こうして出来た各々のパネルを450℃30分ベーキ
ングする。 変色評価は、上塗り青色面に発生した緑色発光
斑点の数をカウントし、2枚の塗布パネルの平均
個数を見た。結果を第1表に示した。
好適に利用することのできる蛍光体に関する。 〔従来の技術〕 テレビジヨンブラウン管は、例えば第3図及び
第4図に示した構造を有しており、一般に蛍光面
の形成は、ブラツクマトリツクス13を設けたフ
エースプレート11の内面に三色蛍光体絵素R
(red)、G(green)、B(blue)を被着させ、次に
メタル・バツク12の反射効果を増すために、蛍
光体R,G,Bの表面を均一な平滑面とするフイ
ルミング処理を施した後、例えばアルミニウムを
蒸着してメタル・バツク12を設け、最後に蛍光
体部分以外のフイルミング材を燃焼させる一連の
操作により、行なわれる。 ところが、前述の様な蛍光面作成の一連の操作
において、例えばブルー絵素Bの一部(例えば第
4図中斜線を付した領域4)が極く微量のCuの
混入汚染により、元来のブルー発光から例えばグ
リーン発光へと色変化を起す。つまり、ブルー絵
素Bの部分に緑色の斑点を生じブルー絵素の色彩
不良を起すといつたトラブルが、ブラウン管製作
途中でしばしば起る。このブルー絵素のグリーン
変色は微量に混入したCuによりブルー蛍光体
ZnS:AgがZnS:CuあるいはZnS:Cu:Agに組
成変化するためと考えられている。 そこで、この様なCuの汚染の要因を調べてみ
ると、蛍光面形成操作の際に外部よりCu粉、Cu
化合物等が混入する外的要因と、蛍光体自体が
Cuの汚染源を運んでくる内的要因とが考えられ
る。ブルー蛍光体の汚染源を更に調べてみると、
ブルー絵素以外にもグリーン絵素やレツド絵素か
らの場合も結構多い。 このうち、緑色発光蛍光体は、例えばZnS:
Cu、Alの組成を有し、蛍光体表面にCu化合物が
付着する可能性がある。一方、赤色発光蛍光体は
例えばY2O2S:Euの組成を有し、組成上はCuを
含んでいないが、材料が高価なこともあつて、し
ばしば回収・再生して再利用されることがあり、
回収中に青色発光蛍光体、緑色発光蛍光体及びブ
ラウン管作製中に混入するCu等と混在して処理
を受け、特にCuは再生処理の仕様上、CuS等の
沈澱物となつて赤色発光蛍光体表面に付着して残
留する場合が多い。 実は、この様な内的・外的要因によるCuの汚
染のみではブルー絵素の色彩不良の発生率はさほ
ど大きくないが、蛍光面を形成する際のフイルミ
ング工程との関係で色彩不良の発生が増大する。
即ち、フイルミング液に例えばアクリル酸等の有
機酸を含むと、これら酸がCu粉やCu化合物をイ
オン化しCu++の拡散を促進する。このCu++が例
えばブルー絵素部へと浸透し、次の燃焼の工程で
ZnS:CuやZuC:Cu、Agの組成の緑色の斑点を
発生させる。 〔発明の解決すべき問題点〕 本発明は、従来より問題となつていた、蛍光体
の内的・外的要因による汚染、とりわけ蛍光体の
変色を誘起させるCuイオン等による汚染を解消
すべくなされたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 前述した従来の問題点を解決する手段として見
出された本発明の蛍光体は、表面の陽イオン交換
体が付着していることを特徴とするものである。 更に詳しくは、本発明の蛍光体は銀及び銅の少
なくとも一方を付活剤として含む硫化亜鉛蛍光体
並びにユーロピウムを付活剤として含むイツトリ
ウムオキシサルフアイド蛍光体からなる群の少な
くとも1種である蛍光体の表面に陽イオン交換体
がバインダーを介して付着していることを特徴と
する表面処理蛍光体である。 〔構成及び作用の説明〕 本発明で使用する陽イオン交換体としては、例
えば構造中にカルボン酸基(−COOH)やスル
ホン酸基(−SO3H)等の陽イオン交換基を有す
る有機物質、構造中に陽イオンを交換吸着乃至は
吸収することのできる無機物質などがある。 有機質陽イオン交換体の具体例としては、ポリ
ビニルアルコール系、ポリアクリル系、ポリアミ
ド系、ポリフエノール系、ポリスチレン系、セル
ロース系の高分子母体にスルホン酸基(−
SO3H)やカルボン酸基(−COOH)などの陽イ
オン交換基を有する陽イオン交換樹脂;及び金属
イオンとのキレート形成能を有するキレート性イ
オン交換樹脂などがある。又このキレート樹脂の
場合は普通のイオン交換反応と異なり金属イオン
に対する選択吸着性が大きく、イミノジ酢酸型の
配位基を導入したものなどは銅イオン(Cu2+)
を選択吸着し、本発明の目的により効果的なもの
もある。 また、無機質陽イオン交換体としては、ゼオラ
イト、沸石等陽イオン交換能を有する無機物質を
挙げることができる。 蛍光体表面に陽イオン交換体を付着させる具体
的方法としては、例えば第1図に示した様に蛍光
体1の表面に必要に応じてまずバインダー層2を
設け、このバインダー層2上に陽イオン交換体3
を望ましくは蛍光体表面の全域に亘つて均一且つ
一様に付着させるのがとりわけ有効である。例え
ば微細なイオン交換樹脂及びイオン交換繊維を作
成し、第1図の様にバインダーを介して蛍光体表
面に付着させるのも1つの方法であるが、平易な
方法としては、イオン交換基を内在する物質、例
えばカルボキシル基(−COOH)をもつアルギ
ン酸を使用する方法がある。具体的方法として
は、陽イオン交換体として水溶性のアルギン酸ナ
トリウムを使用する場合、溶液に蛍光体をデイツ
プ(浸漬)するだけでは安定な膜を形成すること
は出来ない。まず蛍光体表面の第一層目に、蛍光
体への付着性が有り、アルギン酸ナトリウムを不
溶化せしめる必要がある。この様なバインダーと
してはコロイダルアルミナAlOOHが好適であ
る。 上記の場合アルギン酸ナトリウム溶液の塗布層
においてコロイダルアルミナと接触する側の部分
は、カルボキシル基(−COOH)の水素原子が
Alイオンによつて置換され不溶化膜を形成する。
この場合過剰のAlと反応させると、アルギン酸
ナトリウム溶液塗布層の外側のCuイオン等の汚
染物質を交換すべきフリーのイオン交換基−
COOHがなくなるので、Alとの置換量は膜形成
必要量にとどめることが大事である。 又、膜形成反応後簡単にアルカリ処理してやれ
ば最外殻のカルボキシル基はAlを離脱させ、金
属吸着可能な状態とすることができる。 又、別の方法として、コロイダルアルミナの代
りにリン酸イオンを付着せしめ、次に金属陽イオ
ン(Mg++、Ca++、Zn++、Al++、Ba++etc)を添
加し、リン酸金属塩なるバインダー層形成を行な
い、これに例えば水溶性のアルギン酸ナトリウム
塩の水溶液を添加すると蛍光体表面に付着してい
るAl等の二価乃至は三価の金属イオン乃至は蛍
光体中のCuイオン等の汚染物質と反応して不溶
性の安定したアルギン酸アルミニウム等のイオン
交換性保護膜を形成する。 かくして、蛍光体表面に陽イオン交換体を付着
させておくことにより、蛍光体汚染の内的要因の
場合を考えると、蛍光体製造工程(再生工程も含
む)中に除去困難な微量のCu金属、Cu化合物、
Cuイオンが存在している場合、これを交換吸着
して化学的に不活性化することができ、他の蛍光
体の汚染も併せて防止できる。 また、外的要因による汚染物質の場合も、同様
に交換吸着して化学的に不活性化して蛍光体内部
への拡散浸透を防止することができる。 汚染防止膜として単なるマイクロカプセルでは
Cu++イオンの拡散を抑えるほど緻密な膜は出来
ず大きな効果は得られない。 〔実施例〕 以下、具体的実施例を示して本発明を更に詳し
く説明する。 実施例 1 適当な条件で合成された緑色発光蛍光体
(ZnS:Cu、Al)にCu20ppmをCuSの形で添加し
強制汚染させて調製した蛍光体100gを純水400ml
に懸濁させ撹拌しながら、コロイダルアルミナを
蛍光体に対し50ppm添加し30分撹拌後、アルギン
酸ナトリウム水溶液をアルギン酸ナトリウムとし
て300ppm添加し、30分撹拌後、NH4OHにてPH
8〜9に調整し10分撹拌後、脱水し、乾燥する。 かくして処理された本発明の緑色発光蛍光体の
青色発光蛍光体への変色対抗性を、前述の処理を
受けていない未処理の緑色発光蛍光体との比較に
おいて次の様な方法にて調べた。 パネルに緑色のベタ膜を処理、未処理の両蛍光
体の各々を塗り、全面露光し、次に各々について
青色のベタ膜を上塗り全面露光し、さらにフイル
ミング液(アクリルエマルジヨン)を塗布する。
こうして出来た各々のパネルを450℃30分ベーキ
ングする。 変色評価は、上塗り青色面に発生した緑色発光
斑点の数をカウントし、2枚の塗布パネルの平均
個数を見た。結果を第1表に示した。
【表】
尚変色斑点は0.2mm〜1mm程度の径であつた。
実施例 2
現像廃液等から回収された赤色発光蛍光体
(Y2O2S:Eu)を適当な条件で再生処理したもの
について実施例1と同様に処理し、その際アルギ
ン酸ナトリウムの添加量を変えて本発明の蛍光体
を作製し、また下塗りを赤色ベタ膜に変えた以外
は実施例1と同一のパネルを得、青色面の変色発
生個性を調べた。結果を第2図に示した。 実施例 3 適当な条件で合成された青色発光蛍光体ZuS:
Ag100gを純水400mlに懸濁させ撹拌しながら
H4P2O7の10wt%1mlを添加し、30分撹拌後に
Al2(SO4)3の10wt%水溶液を15ml加え30分間撹
拌、静置後上澄みを除去し純水にて洗浄し脱水し
た後、再度純水400mlに懸濁させ撹拌しながら、
アルギン酸ナトリウム300ppm添加し以後実施例
1同様に処理して処理蛍光体を得た。 この蛍光体の評価は、まずCu20ppmをCuSの
形で添加し強制汚染された赤色発光蛍光体をパネ
ル上に下塗りし、前述の処理蛍光体、あるいは前
述の処理を受けていない未処理の青色発光蛍光体
を上塗りし、実施例1と同様に行なつた。 その結果、本発明の蛍光体の場合、Cu++によ
り強制汚染された赤色発光蛍光体からの汚染に対
して高い対抗性を有していたが、陽イオン交換体
を付着していない未処理の蛍光体はCu++の汚染
を受けて変色の発生度合が高かつた。 実施例 4 適当な条件で合成された青色発光蛍光体ZuS:
Ag100gを純水400mlに懸濁させ撹拌しながらコ
ロイダルアルミナを蛍光体に対して100ppm添加、
30分撹拌後、アルギン酸ナトリウム水溶液をアル
ギン酸ナトリウムとして蛍光体重量に対し
400ppm添加し、30分撹拌後NH4OHにてPH8〜
9に調整し10分撹拌後、脱水し乾燥する。 かくして調整された本発明の蛍光体を下記の様
な方法で耐変色性の効果を調べた。強制汚染
(Cu20ppmをCuSの形で添加したもの)された赤
色発光蛍光体を下塗りし、本発明の青色発光蛍光
体を上塗りしたパネル及び比較のため未処理青色
発光蛍光体を用いたパネルについて、実施例1と
同一の方法で変色発生個数を調べた。結果を第2
表に示した。
(Y2O2S:Eu)を適当な条件で再生処理したもの
について実施例1と同様に処理し、その際アルギ
ン酸ナトリウムの添加量を変えて本発明の蛍光体
を作製し、また下塗りを赤色ベタ膜に変えた以外
は実施例1と同一のパネルを得、青色面の変色発
生個性を調べた。結果を第2図に示した。 実施例 3 適当な条件で合成された青色発光蛍光体ZuS:
Ag100gを純水400mlに懸濁させ撹拌しながら
H4P2O7の10wt%1mlを添加し、30分撹拌後に
Al2(SO4)3の10wt%水溶液を15ml加え30分間撹
拌、静置後上澄みを除去し純水にて洗浄し脱水し
た後、再度純水400mlに懸濁させ撹拌しながら、
アルギン酸ナトリウム300ppm添加し以後実施例
1同様に処理して処理蛍光体を得た。 この蛍光体の評価は、まずCu20ppmをCuSの
形で添加し強制汚染された赤色発光蛍光体をパネ
ル上に下塗りし、前述の処理蛍光体、あるいは前
述の処理を受けていない未処理の青色発光蛍光体
を上塗りし、実施例1と同様に行なつた。 その結果、本発明の蛍光体の場合、Cu++によ
り強制汚染された赤色発光蛍光体からの汚染に対
して高い対抗性を有していたが、陽イオン交換体
を付着していない未処理の蛍光体はCu++の汚染
を受けて変色の発生度合が高かつた。 実施例 4 適当な条件で合成された青色発光蛍光体ZuS:
Ag100gを純水400mlに懸濁させ撹拌しながらコ
ロイダルアルミナを蛍光体に対して100ppm添加、
30分撹拌後、アルギン酸ナトリウム水溶液をアル
ギン酸ナトリウムとして蛍光体重量に対し
400ppm添加し、30分撹拌後NH4OHにてPH8〜
9に調整し10分撹拌後、脱水し乾燥する。 かくして調整された本発明の蛍光体を下記の様
な方法で耐変色性の効果を調べた。強制汚染
(Cu20ppmをCuSの形で添加したもの)された赤
色発光蛍光体を下塗りし、本発明の青色発光蛍光
体を上塗りしたパネル及び比較のため未処理青色
発光蛍光体を用いたパネルについて、実施例1と
同一の方法で変色発生個数を調べた。結果を第2
表に示した。
【表】
実施例 5
公知の条件で合成された青色発光螢光体
(ZuS:Ag)100gを純水400mlに懸濁させ、撹拌
しながらピロリン酸(H4P2O7)の10wt%水溶液
1mlを添加し、30分間撹拌後に硫酸アルミニウム
〔Al2(SO4)3〕の10wt%溶液15mlを加え、30分間
撹拌する。次に30分間静置後に上澄み液を除去
し、残部を純水で洗浄後に濾過及び脱水する。 濾過脱水ケーキを純水400mlに再度懸濁させ、
撹拌しながらPVA(ポリビニルアルコール)溶解
液(5%溶液)1.6mlを添加し、螢光体に対して
800ppmの量で添加後に30分間撹拌する。 次にアミノアセトアルデヒド400mlを添加して
30分間撹拌し、PVAをアミノアセタール化して
螢光体表面に変性PVA被膜を硬化固着させる。 更に、タンニン酸200ppmを添加して20分間撹
拌後に硫酸亜鉛溶液を亜鉛重量として亜鉛
1000ppm相当量添加し、20分間撹拌後に静置する
ことによつて、螢光体表面被膜である変性PVA
膜表層にタンニン酸金属キレートが生成する。 上澄み液除去後に水洗、濾過及び脱水を行なつ
て得られる脱水ケーキを110℃で乾燥し、更に300
メツシユのナイロン篩で分級することにより、通
過分として、表面にPVAを基層とし、その表層
にタンニン酸金属(Zn)キレートが結合したイ
オン交換体を設けた螢光体を得た。 この螢光体の変色対抗性を前記実施例3の方法
で評価した処、下記の第3表の結果を得た。該表
から、未処理螢光体及びPVA被層固着用下地処
理(リン酸アルミニウム付着処理)螢光体に比し
て、本願発明の螢光体においては、変色発生個数
が明らかに少いことが判る。
(ZuS:Ag)100gを純水400mlに懸濁させ、撹拌
しながらピロリン酸(H4P2O7)の10wt%水溶液
1mlを添加し、30分間撹拌後に硫酸アルミニウム
〔Al2(SO4)3〕の10wt%溶液15mlを加え、30分間
撹拌する。次に30分間静置後に上澄み液を除去
し、残部を純水で洗浄後に濾過及び脱水する。 濾過脱水ケーキを純水400mlに再度懸濁させ、
撹拌しながらPVA(ポリビニルアルコール)溶解
液(5%溶液)1.6mlを添加し、螢光体に対して
800ppmの量で添加後に30分間撹拌する。 次にアミノアセトアルデヒド400mlを添加して
30分間撹拌し、PVAをアミノアセタール化して
螢光体表面に変性PVA被膜を硬化固着させる。 更に、タンニン酸200ppmを添加して20分間撹
拌後に硫酸亜鉛溶液を亜鉛重量として亜鉛
1000ppm相当量添加し、20分間撹拌後に静置する
ことによつて、螢光体表面被膜である変性PVA
膜表層にタンニン酸金属キレートが生成する。 上澄み液除去後に水洗、濾過及び脱水を行なつ
て得られる脱水ケーキを110℃で乾燥し、更に300
メツシユのナイロン篩で分級することにより、通
過分として、表面にPVAを基層とし、その表層
にタンニン酸金属(Zn)キレートが結合したイ
オン交換体を設けた螢光体を得た。 この螢光体の変色対抗性を前記実施例3の方法
で評価した処、下記の第3表の結果を得た。該表
から、未処理螢光体及びPVA被層固着用下地処
理(リン酸アルミニウム付着処理)螢光体に比し
て、本願発明の螢光体においては、変色発生個数
が明らかに少いことが判る。
以上説明したように、本発明によれば、Cu++
等の汚染物質による蛍光体の汚染絵を防止するこ
とができ、例えば従来ブラウン管製造工程でしば
しば発生していたブルー絵素の変化不良を抑制
し、変色発生率を減少させることが出来る。
等の汚染物質による蛍光体の汚染絵を防止するこ
とができ、例えば従来ブラウン管製造工程でしば
しば発生していたブルー絵素の変化不良を抑制
し、変色発生率を減少させることが出来る。
第1図は、本発明の蛍光体の1構成例を説明す
るための横断面図である。第2図は、実施例で作
製した本発明の蛍光体の変色防止効果を示した曲
線図である。第3図は、テレビジヨンブラウン管
蛍光面の横断面図である。第4図は、テレビジヨ
ンブラウン管蛍光面をフエースプレート側から透
視した透視図である。 1……蛍光体、2……バインダー層、3……陽
イオン交換体層、11……フエースプレート、1
2……メタルバツク、R……レツド絵素、G……
グリーン絵素、B……ブルー絵素。
るための横断面図である。第2図は、実施例で作
製した本発明の蛍光体の変色防止効果を示した曲
線図である。第3図は、テレビジヨンブラウン管
蛍光面の横断面図である。第4図は、テレビジヨ
ンブラウン管蛍光面をフエースプレート側から透
視した透視図である。 1……蛍光体、2……バインダー層、3……陽
イオン交換体層、11……フエースプレート、1
2……メタルバツク、R……レツド絵素、G……
グリーン絵素、B……ブルー絵素。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 銀及び銅の少なくとも一方を付活剤として含
む硫化亜鉛蛍光体並びにユーロピウムを付活剤と
して含むイツトリウムオキシサルフアイド蛍光体
からなる群の少なくとも1種である蛍光体の表面
に陽イオン交換体がバインダーを介して付着して
いることを特徴とする表面処理蛍光体。 2 上記バインダーがコロイダルアルミナ及びリ
ン酸金属塩の少なくとも1種であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の表面処理蛍光
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8462485A JPS61243884A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 螢光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8462485A JPS61243884A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 螢光体 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5041737A Division JP2739720B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 表面処理蛍光体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61243884A JPS61243884A (ja) | 1986-10-30 |
| JPH0412751B2 true JPH0412751B2 (ja) | 1992-03-05 |
Family
ID=13835828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8462485A Granted JPS61243884A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 螢光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61243884A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3033976B2 (ja) * | 1990-05-18 | 2000-04-17 | 化成オプトニクス株式会社 | 蛍光体及びその製造方法 |
| JP3774046B2 (ja) * | 1997-10-15 | 2006-05-10 | 大日本印刷株式会社 | 蛍光体組成物、蛍光体ペースト及び感光性ドライフイルム |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4943075A (ja) * | 1972-08-29 | 1974-04-23 | ||
| JPS4943076A (ja) * | 1972-08-30 | 1974-04-23 | ||
| JPS6057474B2 (ja) * | 1977-08-29 | 1985-12-14 | 株式会社日立製作所 | 顔料付着けい光体の製造方法 |
| JPS5889680A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-05-28 | Kasei Optonix Co Ltd | 耐湿性および耐水性の向上した硫化カルシウム螢光体およびその製造方法 |
| JPS5889681A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-05-28 | Kasei Optonix Co Ltd | 耐湿性および耐水性の向上した硫化物螢光体およびその製造方法 |
| JPS5917753A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | バスケ−ブルの接続方式 |
| JPS5925874A (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-09 | Toshiba Corp | 顔料付「け」光体の製造方法 |
| JPS6021632A (ja) * | 1983-07-18 | 1985-02-04 | Yaesu Musen Co Ltd | ノイズブランカ |
| US4709473A (en) * | 1986-07-17 | 1987-12-01 | Shields Charles E | Disappearing shelf assembly for use in an electrical connector applying machine |
-
1985
- 1985-04-22 JP JP8462485A patent/JPS61243884A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61243884A (ja) | 1986-10-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |