JPH04127623U - 複合変圧器 - Google Patents
複合変圧器Info
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- JPH04127623U JPH04127623U JP3410091U JP3410091U JPH04127623U JP H04127623 U JPH04127623 U JP H04127623U JP 3410091 U JP3410091 U JP 3410091U JP 3410091 U JP3410091 U JP 3410091U JP H04127623 U JPH04127623 U JP H04127623U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複合変圧器のタップ切換機構を小形にして、し
かもタップ切換を容易かつ短時間で行うことができるよ
うにする。 【構成】第1の単位変圧器Cu の巻線と第2の単位変圧
器Cv の巻線とを共通のタンク内に収納してV結線す
る。第1の単位変圧器Cu の巻線の一端を線路端子Uに
接続し、該巻線の他端側からタップ引出しを行う。第2
の単位変圧器Cv の巻線の一端を線路端子Wに接続し、
該巻線の他端側からタップ引出しを行う。第1の単位変
圧器の巻線のタップと第2の単位変圧器の巻線のタップ
とを共通のタップ切換え機構に接続し、両単位変圧器の
同一電圧のタップどうしの任意の1対を線路端子Vに共
通接続する。
かもタップ切換を容易かつ短時間で行うことができるよ
うにする。 【構成】第1の単位変圧器Cu の巻線と第2の単位変圧
器Cv の巻線とを共通のタンク内に収納してV結線す
る。第1の単位変圧器Cu の巻線の一端を線路端子Uに
接続し、該巻線の他端側からタップ引出しを行う。第2
の単位変圧器Cv の巻線の一端を線路端子Wに接続し、
該巻線の他端側からタップ引出しを行う。第1の単位変
圧器の巻線のタップと第2の単位変圧器の巻線のタップ
とを共通のタップ切換え機構に接続し、両単位変圧器の
同一電圧のタップどうしの任意の1対を線路端子Vに共
通接続する。
Description
【0001】
本考案は2台の単相変圧器本体により構成される複合変圧器に関するものであ
る。
【0002】
配電線路において、高圧から低圧に降圧する際の相結線としては、一般にV結
線が採用されている。この場合従来は2台の独立した単相変圧器を用いて、該2
台の変圧器を外部でV結線していた。
【0003】
ところが、近年、2台の単相変圧器本体(以下単位変圧器と呼ぶ。)を共通の
タンク内に収納して、両単相変圧器本体をタンク内でV結線した変圧器(以下複
合変圧器と呼ぶ。)が用いられるようになってきた。
【0004】
複合変圧器を用いると同じ配電系統電力に対して通常の変圧器を用いるよりも
配置台数が半分で済むので、工事費や保守費用を大幅に安くすることができる。
また外観が簡素になるので、都市環境面でも好ましい。したがって、市街地にお
ける柱上変圧器は複合変圧器に置き代りつつある。
【0005】
また近年都市部で多用されるようになった地上設置形変圧器においても、複合
変圧器が用いられるようになっている。
【0006】
従来のタップ付きの複合変圧器においては、普通の単相変圧器に用いられるタ
ップ切換機構と同様のものが2セット設けられていた。
【0007】
図7は従来の複合変圧器(タップ数は6とする。)の巻線間接続図であって、
第1の単位変圧器の巻線Cu1の中央部にタップtu1ないしtu6が設けられ、第2
の単位変圧器の巻線Cv1の中央部にタップtv1ないしtv6が設けられている。
【0008】
尚本明細書において「巻線」とは、タップが設けられている側の巻線(通常は
1次巻線)を対象としている。
【0009】
第1の単位変圧器のタップtu1ないしtu6と第2の単位変圧器のタップtv1な
いしtv6とはそれぞれ別々のタップ切換機構(図示せず)に接続されている。
【0010】
したがって、タップ切換えを行う場合には、第1の単位変圧器のタップの切換
え作業と、第2の単位変圧器のタップの切換え作業とを別々に行っていた。
【0011】
尚図7の例においては、タップtu3とtu4とが接続され、タップtv3とtv4と
が接続された状態が最高タップであり、タップtu1とtu6とが接続され、タップ
tv1とtv6とが接続された状態が最低タップである。また最高タップの電圧と最
低タップの電圧との差が全タップ間電圧である。
【0012】
従来の複合変圧器においては、タップ切換機構が単位変圧器毎に設けられてい
たため、所要材料及び取付スペースを多く必要とし、タップ切換え作業にも手数
がかかるという問題があった。
【0013】
尚従来の複合変圧器において、2台の単位変圧器のタップを1セットのタップ
切換機構にまとめて取付けることも可能であるが次のような問題があった。
【0014】
即ち、同じ単位変圧器のタップ間にかかる電圧の最大は前記全タップ間電圧で
あるが、異なる単位変圧器のタップ間には巻線間電圧(線路端子間電圧)の約1/
2 の電圧がかかる。
【0015】
線路端子間電圧の1/2 の値は全タップ間電圧の値よりも数倍も大きいから、異
なる単位変圧器のタップ間の絶縁距離は同じ単位変圧器のタップ間の絶縁距離よ
りもはるかに大きくする必要があり、タップ切換機構が大形になる。
【0016】
また切換片は単位変圧器毎に設けなければならないため、タップ切換え作業は
、単位変圧器毎にタップ切換機構を設ける場合とほとんど同じ手数を必要とする
。
【0017】
本考案の目的は、タップ切換機構自体を小形に構成してタップ切換機構部の所
要スペースを少なくすることができる上に、タップ切換を容易かつ短時間で行う
ことができる複合変圧器を提供することにある。
【0018】
本考案は、第1の単位変圧器の巻線と第2の単位変圧器の巻線とを共通のタン
ク内に収納してV結線した複合変圧器に係わるもので、本考案においては、タッ
プの引出し及びタップ切換機構を以下の構成とする。
【0019】
第1の単位変圧器の巻線の一端は線路端子Uに接続し、該巻線の他端側からタ
ップ引出しを行う。
【0020】
第2の単位変圧器の巻線の一端は線路端子Wに接続し、該巻線の他端側からタ
ップ引出しを行う。
【0021】
第1の単位変圧器の巻線のタップと第2の単位変圧器の巻線のタップとを共通
のタップ切換え機構に接続し、両単位変圧器の同一電圧のタップどうしの任意の
1対を線路端子Vに共通接続する。
【0022】
上記のタップ切換機構としては、例えば、第1の単位変圧器の巻線から引出さ
れたタップに接続されたタップ端子と、第2の単位変圧器の巻線から引出された
タップに接続されたタップ端子とを、線路端子Vに接続された共通端子に切換片
により接続する構造のものを用いることができる。その場合、第1の単位変圧器
の巻線から引出されたタップに接続されたタップ端子と、第2の単位変圧器の巻
線から引出されたタップに接続されたタップ端子とは、例えば平行な直線に沿っ
て並べた状態で、かつ同一電圧のタップに接続されたタップ端子を対応する位置
に位置させた状態で配置する。また第1の単位変圧器及び第2の単位変圧器の同
一電圧のタップ端子の間に線路端子Vに接続された共通端子を配置し、同一電圧
のタップ端子と対応する共通端子とを切換片により接続するようにする。
【0023】
また、第1の単位変圧器の巻線から引出されたタップ端子と第2の単位変圧器
の巻線から引出されたタップに接続されたタップ端子とを、線路端子Vに接続さ
れた共通端子を中心にして同一円周上に配置して、第1の単位変圧器及び第2の
単位変圧器の同一電圧のタップ端子を切換片により共通端子に接続するようにし
てもよい。
【0024】
更に、第1の単位変圧器の巻線から引出されたタップに接続されたタップに接
続されたタップ端子と、第2の単位変圧器の巻線から引出されたタップに接続さ
れたタップ端子とを、線路端子Vに接続された共通端子を要にして異なる半径の
円周上に扇形に配置し、第1の単位変圧器及び第2の単位変圧器の同一電圧のタ
ップ端子を、切換片により共通端子に接続するようにすることもできる。
【0025】
上記のように、2台の単位変圧器の巻線のそれぞれの一端を3相線路端子のう
ちの2端子(U,W)に接続し、それぞれの巻線の他端側からタップを引出し、
同一電圧のタップどうしの任意の1対を接続して3相線路端子の残る1端子(V
)に接続するようにすると、1個のタップ切換機構で2台の単位変圧器のタップ
を同時に切換えることができる。そして2台の単位変圧器のいずれのタップ間電
圧も全タップ間電圧を越えることはない。
【0026】
したがって、タップ切換えを容易にかつ短時間で行うことができる上に、タッ
プ切換機構を小形にすることができる。
【0027】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0028】
複合変圧器のタップ数は任意であるが、ここでは標準的なタップ数である5タ
ップの場合を例にとって説明する。
【0029】
図1は本考案に係わる複合変圧器の巻線間接続図であって、第1の単位変圧器
の巻線Cu と第2の単位変圧器の巻線Cv とがV結線されている。
【0030】
第1の単位変圧器の巻線Cu の一端1u は線路端子Uに接続され、該巻線Cu
の他端寄りの部分からタップtu1,tu2,…,tu5が引出されている。タップt
u1,tu2,…,tu5は、巻線Cu の一端から遠ざかる方向に順に並んでおり、タ
ップtu5が巻線Cu の他端となっている。
【0031】
第2の単位変圧器の巻線Cv の一端1v は線路端子Wに接続され、該巻線の他
端寄りの部分からタップtv1,tv2,…,tv5が引出されてている。これらタッ
プtv1,tv2,…,tv5も巻線Cv の一端から遠ざかる方向に順に並んでおり、
タップtv5が巻線Cv の他端となっている。
【0032】
第1の単位変圧器の巻線のタップtu1ないしtu5を総称する場合は第1のタッ
プ群tu と呼び、第2の単位変圧器の巻線のタップtv1ないしtv5を総称する場
合は第2のタップ群tv と呼ぶことにする。
【0033】
また第1のタップ群tu 及び第2のタップ群tv における同一電圧どうしの1
対のタップを対応タップと呼ぶことにする。
【0034】
例えばタップtu1とtv1との対は対応タップであり、一般にタップtunとtvn
とが対応タップである。対応タップtu1とtv1とは最低タップであり、対応タッ
プtu5とtv5とは最高タップである。最高タップの電圧と最低タップの電圧との
差が全タップ間電圧である。第1のタップ群tu と第2のタップ群tv とにおけ
る任意の対応タッブが共通接続されて、線路端子Vに接続されている。
【0035】
図2は図1の巻線間接続における電圧ベクトル図であって、(a)は最高タッ
プが選択されたときの電圧ベクトルを示し、(b)は最高タップ以外のタップが
選択されたときの電圧ベクトルを示す。
【0036】
図3及び図4は本考案の実施例におけるタップ切換機構10を示したもので、
図3は同タップ切換機構を一部断面して示した平面図である。また図4は図3の
下方側から上方側を見た同タップ切換機構の側面図である。第1のタップ群tu
と第2のタップ群tv とは1個のタップ切換機構10に接続されている。
【0037】
第1のタップ群tu は第1のタップ端子群Tu に接続されている。すなわち、
第1の単位変圧器の巻線のタップtu1ないしtu5は、それぞれ対応するタップ端
子Tu1ないしTu5に接続されている。
【0038】
第2のタップ群tv は第2のタップ端子群Tv に接続されている。すなわち、
第2の単位変圧器の巻線のタップtv1ないしtv5は、それぞれ対応するタップ端
子Tv1ないしTv5に接続されている。
【0039】
タップ端子Tu1ないしTu5は直線状に配置されて絶縁板20に取付けられ、タ
ップ端子Tv1ないしTv5はタップ端子Tu1ないしTu5と平行に直線状に配置され
て同じ絶縁板20に取付けられている。
【0040】
タップ端子Tu1とTv1との間,…,タップ端子Tu5とTv5との間にはいずれも
共通端子T0 が取付けられている。
【0041】
図3に示すように、タップ端子が平行な直線に沿って配置されているタップ切
換機構を直線配置形タップ切換機構と呼ぶことにする。
【0042】
5個の共通端子T0 は連結板30によって共通連続され、連結板30の一端に
は孔部30aが設けられている。この孔部30aは線路端子Vに接続されたリー
ド線(図3には図示せず。)を取付けるためのものである。
【0043】
40は切換片であって、任意の対応タップのタップ端子を共通端子T0 に接続
するための矩形板状の導体である。切換片40には切込み溝部40aが3個設け
られていて、各切込み溝部40aは切換片40の長辺側の同一辺に開口している
。これら3個の切込み溝部40aを利用して、切換片40が第1のタップ端子群
Tu 、第2のタップ端子群Tv 及び共通端子T0 に接続される。すなわち、切換
片40の中央部の切込み溝部40aに共通端子T0 を嵌合させ、他の2個の切込
み溝部40aに第1のタップ端子群Tu 及び第2のタップ端子群Tv を嵌合させ
る。この1個の切換片40によって第1の単位変圧器の巻線Cu 及び第2の単位
変圧器の巻線Cv の任意の対応タップを接続して両巻線をV結線する。
【0044】
図3に示した例では、第1の単位変圧器の巻線Cu のタップtu3と第2の単位
変圧器の巻線Cv のタップtv3とが選択され、タップ端子Tu3,Tv3と共通端子
T0 とが切換片40により接続されている。この状態から他のタップに切換える
場合には、切換片40を締付けているタップ端子及び共通端子のナットを緩めた
後、切換片40をタップ端子及び共通端子のボルト部から外して、該切換片を他
のタップ端子と共通端子T0 とに接続し直せばよい。
【0045】
尚図3において破断線a−aよりも上方の部分は切換片40の上面(図3にお
ける紙面前方側が上方側)に沿って断面した状態を示している。
【0046】
上記実施例によれば、1個のタップ切換機構を用いて1個の切換片により2台
の単位変圧器のタップを同時に切換えることができるので、タップ切換機構の所
要材料及び所要スペースが少なくて済む上に、タップ切換を容易かつ短時間で行
うことができる。また対応タップのタップ端子相互間の距離と、電圧が異なるタ
ップ端子相互間の距離とは異なるため、切換片40を電圧が異なるタップ端子に
接続することはできない。従って必ず対応タップが選択されることになり、2台
の単位変圧器の電圧が異なるタップが接続されるといった作業ミスを確実に排除
することができる。
【0047】
尚、切込み溝部40aを設ける代りに孔部(連結板の孔部30aに類似したも
の)を設けてもよいが、タップ切換作業性の面からは切込み溝の方が適している
。しかし、切換片の脱落防止の面からは切込み溝とするよりも孔部とした方がよ
い。この観点に立って、タップ切換の作業性と切換片の脱落防止との協調を図る
ために、切換片の中央部の共通端子T0 に結合される部分のみを、共通端子を嵌
合させる孔部とし、その両側のタップ端子を嵌合させる部分を互いに反対方向に
開口した切込み溝部とすることもできる。この場合には、共通端子T0 とその両
側のタップ端子のナットを緩めた後、切換片を共通端子を中心にしていずれかの
方向に回動させることにより、該切換片を両側のタップ端子から外し、次いで共
通端子のナットのみを外して切換片を取り外す。
【0048】
尚本実施例の単位変圧器のタップは端タップ方式(巻線の一端側からタップ引
出しを行う方式)であるから、特に内鉄形変圧器の場合は鉄心両脚の巻線を並列
接続する。
【0049】
図5は本考案の他の実施例で用いるタップ切換機構を示した平面図である。こ
のタップ切換機構11においては、第1の単位変圧器の巻線Cu のタップに接続
されたタップ端子Tu1ないしTu5、及び第2の単位変圧器の巻線Cv のタップに
接続されたタップ端子Tv1ないしTv5が共通端子T0 を中心にした円周上に配置
されている。そして、各対応タップが共通端子T0 に対して点対称の位置に配置
されている。
【0050】
図5に示すように、タップ端子を円周上に配置したタップ切換機構を円形配置
形タップ切換機構と呼ぶことにする。
【0051】
図6において21は絶縁板、31は連結板であり、31aは線路端子Vに接続
されたリード線(図5においては図示せず)を取付けるための孔である。41は
3つの切り込み溝部41aを有する切換片で、この切換片は図3及び図4に示し
た直線配置形タップ切換機構10で用いたものと同様のものである。
【0052】
切換片41の中央部の切込み溝部41aは共通端子T0 に結合される部分であ
り、切換片41の両端側の切込み溝部41aは第1のタップ端子群Tu 及び第2
のタップ端子群Tv に結合される部分である。
【0053】
図5は、タップtu3,tv3を選択して、切換片41によりタップ端子Tu3とT
v3とを共通端子T0 に接続した状態を示している。
【0054】
尚タップ切換作業性と切換片の脱落防止とを兼ね備えた構成として、切換片の
中央部の共通端子T0 に結合される部分のみを孔部とし、その両側のタップ端子
に結合される部分を、互いに反対方向に開口した切込み溝部とすることもできる
。
【0055】
円形配置形タップ切換機構11においては、タップ端子T0 は1個のみであり
、連結板も短くてすむため、直線配置形タップ切換機構10の場合よりも導体所
要量が少なくて済む。また共通端子T0 は1個だけ設ければ良いから、リード線
を直接、共通端子T0 に接続するようにして、連結板31を省略することもでき
る。この場合も、切換片は電圧が異なるタップ端子間を接続することができない
から、2台の単位変圧器の電圧が異なるタップを選択するタップ切換ミスを防ぐ
ことができる。
【0056】
図6は本考案の更に他の実施例によるタップ切換機構を示す平面図である。タ
ップ切換機構12においては、第1の単位変圧器の巻線Cu のタップに接続され
たタップ端子Tu1ないしTu5及び第2の単位変圧器の巻線Cv のタップに接続さ
れたタップ端子Tv1ないしTv5が共通端子T0 を要にして半径を異にする円周上
に扇形をなす状態で配置されている。そして、電圧が等しい対応タップは、共通
端子T0 を中心とする円の半径方向に並べて配置されている。従って共通端子T
0 と各対応タップとは一直線上に配置されている。
【0057】
図6に示すように、第1のタップ端子群Tu (Tu1ないしTu5)と第2のタッ
プ端子群Tv (Tv1ないしTv5)とを半径が異なる同心円周上に配置した構成の
タップ切換機構を、扇形配置形タップ切換機構と呼ぶことにする。
【0058】
図6において22は絶縁板、32は連結板であり、32aは線路端子Vに接続
されたリード線(図6においては図示せず)を取付けるための孔部である。42
は切換片、42aは切換片42の切込み溝部であって、切換片の構成は直線配置
形タップ切換機構10で用いたものと同様である。
【0059】
切換片42の一端側の切込み溝部42aは共通端子T0 に結合される部分であ
り、切換片42の中央部及び他端側の切込み溝部42aがそれぞれ第2のタップ
端子群Tv 、及び第1のタップ端子群Tu のタップ端子に結合される部分である
。
【0060】
図6は、タップ端子tu3,tv3が選択されて、切換片42により、タップ端子
Tu3とTv3とが共通端子T0 に接続された状態を示している。なお、タップ切換
え作業性と切換片の脱落防止との協調を図るための構成として、切換片の一端部
の共通端子T0 に結合される部分のみを孔として、他のタップ端子に結合される
部分を同じ側に開口した切込み溝部とすることもできる。
【0061】
扇形配置形タップ切換機構12においては、共通端子T0 を1個だけ設ければ
良く、連結板も極めて短くてすむので、円形配置形タップ切換機構11の場合よ
りも導体所要量を更に少なくすることができる。
【0062】
またタップ端子T0 は1個だけ設ければ良いため、リード線を直接、共通端子
T0 に接続するようにして、連結板32を省略することもできる。なお、共通端
子T0 は絶縁板22の一端部側に位置するから、連結板32を省略してもリード
線を共通端子に取付ける作業は容易である。
【0063】
図6の構造を採用した場合も、切換片42は電圧が異なるタップ端子間を接続
できないため、タップの切換ミスを防ぐことができる。
【0064】
以上述べたように3種類のタップ切換機構(直線配置形タップ切換機構、円形
配置形タップ切換機構及び扇形配置形タップ切換機構)では、いずれも切換片を
ナットで締付ける構造としたが、切換片の一部の箇所をボルトで締付ける構造に
してもよい。
【0065】
例えば、切換片を共通端子に締付ける部分をボルト締め構造としてもよい。即
ち、共通端子は導電体にネジ孔を設けた構造とし、切換片の切込み溝部(または
孔部)をこのネジ孔部に合せてボルトをネジ孔部に螺合させることにより、切換
片を共通端子に接続するようにしてもよい。
【0066】
またこのように構成した場合には、連結板に共通端子の機能を兼ねさせること
ができる。即ち、連結板を切換片の取付側(絶縁板の上面側)に配置して、該連
結板の共通端子に相当する位置にネジ孔を設け、該ネジ孔を用いて切換片をボル
ト締めする構造とすることができる。特に、直線配置形タップ切換機構の場合に
は、上記のように共通端子をネジ孔とした構造を採用すると、所要材料の節約と
構成の簡素化とを図ることができる。
【0067】
以上述べた実施例においては、タップ切換機構をすべてタップ切換盤としたが
、本考案はこれらの実施例に限定されるものではなく、タップ切換機構としてタ
ップ切換器を用いてもよい。
【0068】
タップ切換機構をタップ切換器とする場合には、上記実施例のタップ切換盤に
おけるタップ端子及び共通端子がそれぞれタップ切換器における固定接触子に相
当し、切換片が可動接触子に相当する。
【0069】
以上のように、本考案によれば、2台の単位変圧器の巻線から端タップ引出し
方式でタップを引出して、1個のタップ切換機構でタップの切換えを行うように
したので、タップ切換を容易に、かつ短時間で行うことができる利点がある。
【0070】
また本考案においては、タップ切換機構におけるタップ端子相互間の電圧が全
タップ間電圧を越えることがないから、タップ切換機構を小形に構成できる利点
がある。
【0071】
特に請求項2ないし4に記載した考案によれば、その構成上切換片は異なる電
圧のタップには接続できないため、タップの不一致を招くような作業ミスを確実
に排除できる利点がある。
【図1】本考案の実施例の巻線間接続図である。
【図2】(a)および(b)は図1の巻線間接続を採用
した場合の電圧ベクトル図である。
した場合の電圧ベクトル図である。
【図3】本考案の実施例で用いるタップ切換機構を一部
断面して示した平面図である。
断面して示した平面図である。
【図4】本考案の実施例で用いるタップ切換機構の側面
図である。
図である。
【図5】本考案の他の実施例で用いるタップ切換機構の
平面図である。
平面図である。
【図6】本考案の更に他の実施例で用いるタップ切換機
構の平面図である。
構の平面図である。
【図7】従来の複合変圧器の巻線間接続図である。
Cu …第1の単位変圧器の巻線、Cv …第2の単位変圧
器の巻線、U,V,W…線路端子、tu1〜tu5…第1の
単位変圧器の巻線におけるタップ、tu …第1のタップ
群、tv1〜tv5…第2の単位変圧器の巻線におけるタッ
プ、tv …第2のタップ群、Tu1〜Tu5…第1の単位変
圧器の巻線におけるタップ端子、Tu …第1のタップ端
子群、Tv1〜Tv5…第2の単位変圧器の巻線におけるタ
ップ端子、Tv …第2のタップ端子群、T0 …共通端
子、10,11,12…タップ切換機構、20,21,
22…絶縁板、30,31,32…連結板、40,4
1,42…切換片。
器の巻線、U,V,W…線路端子、tu1〜tu5…第1の
単位変圧器の巻線におけるタップ、tu …第1のタップ
群、tv1〜tv5…第2の単位変圧器の巻線におけるタッ
プ、tv …第2のタップ群、Tu1〜Tu5…第1の単位変
圧器の巻線におけるタップ端子、Tu …第1のタップ端
子群、Tv1〜Tv5…第2の単位変圧器の巻線におけるタ
ップ端子、Tv …第2のタップ端子群、T0 …共通端
子、10,11,12…タップ切換機構、20,21,
22…絶縁板、30,31,32…連結板、40,4
1,42…切換片。
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の単位変圧器の巻線と第2の単位変
圧器の巻線とが共通のタンク内に収納されてV結線され
た複合変圧器において、前記第1の単位変圧器の巻線の
一端が線路端子Uに接続されるとともに該巻線の他端側
からタップが引出され、前記第2の単位変圧器の巻線の
一端が線路端子Wに接続されるとともに該巻線の他端側
からタップが引出され、前記第1の単位変圧器の巻線の
タップと前記第2の単位変圧器の巻線のタップとは共通
のタップ切換機構に接続され、前記第1の単位変圧器の
巻線及び第2の単位変圧器の巻線における同一電圧のタ
ップどうしの任意の1対が接続されて線路端子Vに共通
接続されることを特徴とする複合変圧器。 - 【請求項2】 第1の単位変圧器の巻線から引出された
タップに接続されたタップ端子と、第2の単位変圧器の
巻線から引出されたタップに接続されたタップ端子とが
平行な直線に沿って並べられた状態で、かつ同一電圧の
タップに接続されたタップ端子を対応する位置に位置さ
せた状態で配置され、前記第1の単位変圧器及び第2の
単位変圧器の同一電圧のタップ端子の間に前記線路端子
Vに接続された共通端子が配置され、前記同一電圧のタ
ップ端子と対応する共通端子とを接続する切換接続片が
設けられていることを特徴とする請求項1に記載の複合
変圧器。 - 【請求項3】 第1の単位変圧器の巻線から引出された
タップ端子と第2の単位変圧器の巻線から引出されたタ
ップに接続されたタップ端子とが、前記線路端子Vに接
続された共通端子を中心にして同一円周上に配置され、
前記第1の単位変圧器及び第2の単位変圧器の同一電圧
のタップ端子を前記共通端子に接続する切換接続片が設
けられていることを特徴とする請求項1に記載の複合変
圧器。 - 【請求項4】 第1の単位変圧器の巻線から引出された
タップに接続されたタップ端子と、第2の単位変圧器の
巻線から引出されたタップに接続されたタップ端子とが
前記線路端子Vに接続された共通端子を要にして異なる
半径の円周上に扇形に配置され、前記第1の単位変圧器
及び第2の単位変圧器の同一電圧のタップ端子を前記共
通端子に接続する切換接続片が設けられていることを特
徴とする請求項1に記載の複合変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3410091U JPH04127623U (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 複合変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3410091U JPH04127623U (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 複合変圧器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04127623U true JPH04127623U (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=31916586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3410091U Pending JPH04127623U (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 複合変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04127623U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020136562A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | 北陸電機製造株式会社 | タップ切換器を備える変圧装置 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3410091U patent/JPH04127623U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020136562A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | 北陸電機製造株式会社 | タップ切換器を備える変圧装置 |
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