JPH04132484U - 可変容量型ベーンポンプ装置 - Google Patents
可変容量型ベーンポンプ装置Info
- Publication number
- JPH04132484U JPH04132484U JP4831491U JP4831491U JPH04132484U JP H04132484 U JPH04132484 U JP H04132484U JP 4831491 U JP4831491 U JP 4831491U JP 4831491 U JP4831491 U JP 4831491U JP H04132484 U JPH04132484 U JP H04132484U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching valve
- pressure
- chamber
- suction
- pressure chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可変容量型ベーンポンプに用いられる切換弁
1の切換特性にヒステリシスをもたせるようにする。 【構成】 スプール11の頭部の一方側に設けられた切
換弁圧力室14に圧力を導入する圧力導入路25の中間
にブッシュ131、ボール132、スプリング133か
らなる制御弁13を設け、このブッシュ131の一部に
ノッチまたオリフィスからなるディレイ機構を設けるこ
ととした。 【効果】 ディレイ機構を設けた制御弁13の働きによ
り、ポンプ吐出容量を高出力状態から低出力状態に切換
える際、ゆっくりと切換弁1を切換えることが可能とな
ったので、例えばステアリングハンドルの切戻し時等
に、パワーアシストの急激な低下を防止することができ
て、ハンドルショック等の発生を防止することが可能と
なった。
1の切換特性にヒステリシスをもたせるようにする。 【構成】 スプール11の頭部の一方側に設けられた切
換弁圧力室14に圧力を導入する圧力導入路25の中間
にブッシュ131、ボール132、スプリング133か
らなる制御弁13を設け、このブッシュ131の一部に
ノッチまたオリフィスからなるディレイ機構を設けるこ
ととした。 【効果】 ディレイ機構を設けた制御弁13の働きによ
り、ポンプ吐出容量を高出力状態から低出力状態に切換
える際、ゆっくりと切換弁1を切換えることが可能とな
ったので、例えばステアリングハンドルの切戻し時等
に、パワーアシストの急激な低下を防止することができ
て、ハンドルショック等の発生を防止することが可能と
なった。
Description
【0001】
本考案は可変容量型ベーンポンプに関するものであり、特に、自動車用動力舵
取装置に作動流体を供給するのに適した油圧ポンプ装置に関するものである。
【0002】
自動車用動力舵取装置に用いられる油圧ポンプ装置においては、低速走行時(
一般にエンジン回転速度が低い時)においても十分な操舵力補助が行えるように
ポンプの吐出量が設定されている。従って、このような油圧ポンプ装置において
はエンジン回転速度(エンジン回転数)の上昇に応じて、エンジン回転数に比例
した流量の作動油が吐出されることとなる。このことは、本来、操舵力補助をほ
とんど必要としない高速走行時(一般にエンジン回転数が高い)において、作動
油の流量が過剰となる。このような現象に対処するため、ポンプから吐出される
作動油(吐出油)のうちの一部を、動力舵取装置のパワーアシスト部には送らず
、油圧ポンプ側へバイパス還流させる流量制御弁(フローコントロールバルブ)
方式が広く用いられている。
【0003】
しかしながら、この流量制御弁方式においては、油圧ポンプから吐出された高
圧の吐出油が流量制御弁に導かれ、そこからバイパス路へ放出される。その後ポ
ンプ吸入ポート側に還流されてくるものであるため、エンジンの高速回転時にお
いては、エンジン回転速度(回転数)に応じたエネルギー消費をしていることと
なる。すなわち流量制御弁によるバイパス還流方式では、高速走行時の操舵力補
助のほとんど必要とされない時にエネルギーロス(損失)を行っており、これに
伴う車両燃費の悪化をまねくという問題点がある。そこで、このような操舵力補
助を必要としない時におけるエネルギー損失を低減化するための手段として、例
えば特開昭60−256579号公報記載のような切換弁を用いた方式のものが
従来から採用されている。
【0004】
このものは図6に示す如く、ロータ6、ベーン、カムリング5、サイドプレー
ト3、4、ハウジング2等からなるベーンポンプ装置において、スプール11、
スプリング15等からなる切換弁1が付け加えられた構成からなるものである。
また、この切換弁1には吸入口18、吐出口19が設けられており、この吸入口
18からポンプ作動油が吸入され、切換弁吸入室16を経てポンプ吸入ポート4
1、41’に作動油が吸入されるようになっている。また、上記吐出口19は動
力舵取装置のパワーアシスト部に連なっているとともに、切換弁圧力室14を経
由してポンプ圧力室27にも連なっており、ベーンポンプからの吐出油を上記パ
ワーアシスト部に送る役目を担っている。
【0005】
このような構成においては、パワーアシスト部が操舵力補助を行っていない状
態にあっては、上記パワーアシスト部の負荷圧も低いため、上記吐出口19から
上記切換弁圧力室14に伝播される圧力も低い値になっている。従って切換弁1
内における切換弁圧力室14と切換弁吸入室16との圧力差は小さく、スプール
11は、スプリング15の作用により図示のような左方に置かれた状態となる。
その結果、ベーンポンプの第2吸入ポート41’は、上記吸入口18とはスプー
ル11によって遮断されて、作動油が吸入されない状態となるが、そのかわり、
ベーンポンプの圧力室27とは切換弁1を介して連通状態となる。その結果、第
2吸入ポート41’と、第2吐出ポート31’との間では吐出油がそのまま循環
することとなり、ポンプ作用を行わない状態となる。従って、ポンプからの吐出
量が増大せず、かつポンプ作用によるエネルギー消費も低減化される。
【0006】
次に、パワーアシスト部が操舵力補助を開始すると、上記パワーアシスト部の
負荷圧が上昇する。これによってこのパワーアシスト部に連なっている切換弁圧
力室14の圧力が上昇し、スプール11はスプリング15のばね力に抗して右方
に押される。その結果、ベーンポンプ圧力室27とベーンポンプの第2吸入ポー
ト41’との連通状態は遮断されるとともに、上記第2吸入ポート41’へは、
上記吸入路18から新たな作動油が吸入されることとなる。従って、第2吸入ポ
ート41’と第2吐出ポート31’もポンプ作用を開始することとなり、これに
よって吐出油の増量化が図られることとなる。以上のように、切換弁1を設ける
ことにより、パワーアシスト部が操舵力補助用の作動油を少量しか必要としない
場合には、ベーンポンプの一部に作動油を単に循環させるだけで、その部分のポ
ンプ機能を発揮させずに停止させることとし、これによって、エネルギーロスを
少なくする一方、大量に作動油を必要とするときには、上記停止させていたポン
プ機能を復活させることによって十分なパワーアシストを行わせようとするもの
である。
【0007】
ところで上記切換弁による、ポンプ吐出容量の増減方式においては、パワーア
シスト部へ供給する油圧の上昇、降下の状態が、切換弁1の作動特性によって一
元的に定まり、例えば図5における実線図示の如く、圧力上昇時と圧力降下時と
で、その圧力の変化状態が同じになる。しかしながら、舵取装置のパワーアシス
ト部においては、操舵力補助をほとんど行っていない負荷圧の低い状態から操舵
力補助を大量に必要とする負荷圧の高くなる状態への移行、すなわち低負荷圧状
態から高負荷圧状態への圧力上昇時にあっては、上記切換動作は迅速に行いたい
。これによってパワーアシスト作用の追従性が良くなるからである。これに対し
て逆に、高負荷圧状態から低負荷圧状態に移行する時、すなわち圧力降下時にあ
っては、上記切換動作はあまり早くする必要がない。あまり急激に圧力降下が起
きると、パワーアシスト部の圧力変化にアンダーシュートやハンチング現象が起
き、操舵時にショック等を受けることとなるからである。このようなパワーアシ
スト部における油圧変化において圧力上昇時には操舵力補助の応答性を良くする
ために、切換速度を早め、逆に圧力降下時には操舵ショック等の発生を防止する
ために、切換速度を遅くするという、圧力上昇時と圧力降下時とで差をもたせる
ようにした図5の二点鎖線で示すようなヒステリシス特性をもった切換弁を有す
るベーンポンプ装置を提供しようとするのが本考案の目的(課題)である。
【0008】
上記課題を解決するために、本考案においては、ハウジング内に収納されて回
転駆動されるロータ、当該ロータのスリット内にて摺動運動をするベーン、当該
ベーンの外側にあって上記ロータ、ベーン等とポンプ室を形成するカムリング、
上記ロータ、ベーン、カムリングの側面にあってポンプ室形成に寄与するサイド
プレート、当該サイドプレートに設けられた複数組の吸入ポート及び吐出ポート
等からなるベーンポンプと、上記各吐出ポートに連なる圧力室から送出される吐
出油(作動油)の吐出流量が所定値以上になった場合、その余剰の吐出油を上記
吸入ポートに連なるバイパス路へバイパス還流させる流量制御弁とからなる油圧
ポンプ装置であって、上記吸入ポート側に設けられた吸入室に連なる吸入側通路
、上記圧力室に連なる吐出側通路、上記吸入ポートあるいは吐出ポート等の一部
に連通する連通路を有し、更に、上記圧力室に連通する切換弁圧力室、上記吸入
室に連通する切換弁吸入室を有する切換弁ハウジング、当該切換弁ハウジングの
上記切換弁圧力室と上記切換弁吸入室との間に収納されたスプール、上記切換弁
吸入室内に収納されたスプリング等からなる切換弁を備えてなる可変容量型ベー
ンポンプ装置において、上記圧力室と上記切換弁圧力室とを連通させる圧力導入
路中に、ボール、スプリング、ブッシュからなる制御弁を設けるとともに、当該
制御弁のブッシュの一部にノッチまたはオリフィスからなるディレイ機構を設け
ることとし、これによって上記切換弁の切換速度を制御することとした。
【0009】
上記構成を採ることにより、本考案においては、ベーンポンプが作動を開始す
ると、例えば図1において、吸入路10から吸引された作動油は、バイパス路2
9を経て吸入室28へと導かれる。この吸入室28に導かれた作動油のうち一部
は第1吸入ポート41より吸引され、ポンプ室で昇圧されて第1吐出ポート31
より圧力室27に吐出され、その後流量制御弁26によって流量制御を受けて動
力舵取装置のパワーアシスト部(図示せず)に送られる。
【0010】
ところで上記パワーアシスト部が操舵力補助(パワーアシスト)を行っていな
い状態にあっては、上記パワーアシスト部の油圧(負荷圧)は低い状態にあり、
従って上記パワーアシスト部の負荷圧が伝播される圧力室27の圧力も低い状態
におかれる。その結果、圧力導入路25からの導入圧力も低いため制御弁13は
開かず、切換弁1内の切換弁圧力室14と切換弁吸入室16との圧力差は小さい
。従って、スプール11は、スプリング15のばね力の作用によって、右方に押
され、実線図示の状態に置かれる。その結果、上記吸入室28に連なる吸入側通
路22と第2吸入ポート41’に連なる連通路23とは遮断される。そのかわり
、圧力室27に連なる吐出側通路24と上記連通路23とは連通状態となり、圧
力室27に滞留する吐出油の一部が第2吸入ポート41’に吸引され、第2吸入
ポート41’と第2吐出ポート31’とは吐出油が循環することとなる(図1破
線矢印図示)。従って、パワーアシスト部が操舵力補助を行って居らず、負荷圧
が低い状態にあるときには、一組の吸入ポート41’と吐出ポート31’とから
なるポンプ室のポンプ機能を停止させ、これによってポンプ作用によって生ずる
エネルギー損失の低減化を図ることとしている。
【0011】
これに対して、上記パワーアシスト部が操舵力補助を開始すると、負荷圧が上
昇し、上記圧力室27の圧力が上昇する。その結果、制御弁13が開き、切換弁
圧力室14には、上記負荷圧に相当する圧力が付加される。これによって、上記
スプール11はスプリング15のばね力に抗して左方に移動し、二点鎖線図示の
位置に来る。その結果、上記第2吸入ポート41’に連なる連通路23と圧力室
に連なる吐出側通路24との間は遮断されると同時に、上記吸入室28に連なる
吸入側通路22と上記連通路23とが連通状態となり、第2吸入ポート41’に
も作動油が導入されることとなり、上記停止していたポンプ室もポンプ作用を開
始し、第2吐出ポート31’からも吐出油が吐出されることとなる(図1実線矢
印図示)。これによってベーンポンプの吐出容量は増加することとなり、パワー
アシスト部の操舵力補助に寄与することとなる。
【0012】
上記作動において、上記切換弁1の切換作用を行うに当たって負荷圧が低い状
態から高い状態に切換わる時、すなわち、パワーアシスト部において操舵力補助
を行っていない状態から急に操舵ハンドルを切って操舵力補助を迅速に行わしめ
るような状態においては、上記制御弁13がチェック弁の形態を採っているので
、上記圧力室27の負荷圧により当該制御弁13は直ちに作動して(開いて)切
換弁圧力室14の圧力を迅速に上昇させ、切換弁1のスプール11を直ちに左方
に移動させ切換動作を行わしめる。これに対して、負荷圧が高い状態から低い状
態に切換る時、すなわち、上記切った操舵ハンドルを戻すような場合には、上記
圧力室27の負荷圧は低下するので上記制御弁13もスプリング133の作用に
より、上記開くときと同様の速さで閉じる。そして、上記制御弁13のブッシュ
131の部分に図2または図3に示すようなノッチあるいはオリフィスからなる
ディレイ機構が設けられているので、このディレイ機構の作動により、上記切換
弁圧力室14の圧力降下は徐々に生ずることとなる。その結果、切換弁1のスプ
ール11の移動は、負荷圧が低い状態から高い状態に移行する場合に比べて緩慢
になる。従って、切換弁1の切換動作は図5の二点鎖線図示の如く、負荷圧が低
い状態から高い状態に上昇する時と、負荷圧が高い状態から低い状態に降下する
時とで差異が生じ、ヒステリシス特性を有することとなる。このヒステリシス特
性の効果により、負荷圧上昇時には応答性の良い操舵力補助が可能となり、かつ
負荷圧降下時には操舵力補助の急激な低下による操舵ショック等の発生を防止す
ることができる。
【0013】
本考案にかかる第一の実施例の構成について図1、図2、図3を基に説明する
。本実施例の構成は、図1に示す如く、ロータ、ベーン、カムリング等からなる
ベーンポンプと、スプール、スプリング、制御弁等からなる切換弁とで構成され
る可変容量型ベーンポンプ装置であることを基本とするものである。このような
基本構成において、ベーンポンプは、従来から公知のものであり、ハウジング2
内に収納されて回転駆動されるロータ6、当該ロータ6のスリット内にて摺動運
動をするベーン7、当該ベーン7の外側にあって上記ロータ6、ベーン7等とポ
ンプ室を形成するカムリング5、上記ロータ6、ベーン7、カムリング5の側面
にあってポンプ室形成に寄与するサイドプレート3、4、当該サイドプレート3
、4に設けられた複数組の吸入ポート41、41’及び吐出ポート31、31’
等からなる油圧ポンプ装置であることを基本構成とし、これらに加えて上記各吐
出ポートに連なる圧力室27を有し、当該圧力室27に連なるように流量制御弁
26を有し、更には、上記流量制御弁26から余剰の作動油を吸入側にバイパス
還流させるためのバイパス路29を有し、当該バイパス路29の下流側には上記
吸入ポート41、41’に連なる吸入室28を有する構成となっている。
【0014】
また、切換弁1は、切換弁ハウジング12内にスプール11、スプリング15
、を内蔵することを基本構成とし、これらに加えて上記スプール11の一方の頭
部側には、上記圧力室27に、圧力導入路25を介して連通する切換弁圧力室1
4が設けられており、他方の頭部側には上記吸入室28に、圧力導入路21を介
して連通する切換弁吸入室16が設けられており、更には上記吸入室28に連な
る吸入側通路22、上記圧力室27に連なる吐出側通路24、及び上記第2吸入
ポート41’に連なる連通路23が設けられている構成となっている。更にこれ
らに加えて、上記圧力室27と上記切換弁圧力室14とを連通させる圧力導入路
25の途中に、上記切換弁1の切換速度を制御する制御弁13が設けられている
。この制御弁13は、ブッシュ131、ボール132、スプリング133からな
ることを基本構成とし、更に、上記ブッシュ131の一部には図2、または図3
に示すようなノッチ131aあるいはオリフィス131b等からなるディレイ機
構が設けられている構成となっている。この制御弁13を設けたことにより、上
記切換弁1の切換特性が図5の二点鎖線図示のようにヒステリシスループを描く
こととなる。
【0015】
次に第二の実施例について図4を基に説明する。本実施例の構成も第一の実施
例の場合と同様、基本的には、ベーンポンプとノッチ等を有する制御バルブ13
を圧力室27と切換弁圧力室14を連通させ圧力導入路25に設けた切換弁1と
から成るものである。異なるところは、本実施例のものが、パワーアシスト部に
おける操舵力補助のための負荷圧が低い状態にあるときに、ベーンポンプの一部
のポンプ室の機能を停止させて、エネルギー損失の低減化を図るに当たって、吸
入側を連通状態にしてポンプ機能を停止させるようにしていることである。すな
わち、図4に示す如く、ベーンポンプのサイドプレート4に第2吸入ポート41
’を有し、この第2吸入ポート41’より吸引された作動油を吐出する第2吐出
ポート31’を、サイドプレート3、4、及びカムリング5の円周端付近に設け
、この第2吐出ポート31’に連なるように連通路23を設け、これを切換弁1
に連結させるようにする。なお、切換弁1からは第一の実施例の場合と同様、吸
入側通路22が吸入室28に連なるように設けられている。また上記連通路23
の途中から吐出側通路24を分岐させ、それを圧力室27に連結させるとともに
、その中間にチェックバルブ241を設ける構成とする。
【0016】
このような構成を採ることによってパワーアシスト部の負荷圧が低い状態にあ
る時には、圧力室27の圧力も低い状態にあるため、制御弁13は開かず、従っ
てスプール11はスプリング15のばね力により図4の実線図示の位置にあり、
連通路23と吸入側通路22とは連通状態にある。その結果、第2吐出ポート3
1’より吐出した作動油(吐出油)は図4の破線矢印図示の如く、連通路23、
切換弁1、吸入側通路22を経由して吸入室28に戻り、ここで再度第2吸入ポ
ート41’より吸入される。すなわち、第2吸入ポート41’及び第2吐出ポー
ト31’によって形成されるポンプ室においては、単に吸入作動油が循環するの
みであってポンプ作用を行っていない。その結果、ポンプ機能発揮によって生ず
るエネルギー消費が低減化されることとなる。
【0017】
これに対して、負荷圧が上昇して圧力室27の圧力が高い状態になった場合に
は、制御弁13が開いて切換弁圧力室14の圧力も上昇するので、スプール11
はスプリング15のばね力に抗して左方に移動して、図4二点鎖線図示の位置に
来る。その結果、連通路23と吸入側通路22とは上記スプール11によって遮
断され、第2吐出ポート31’より吐出された作動油(吐出油)は、実線矢印図
示のように吐出側通路24側に流動し、ここでチェック弁241を開いて圧力室
27に流出する。すなわち第2吸入ポート41’、第2吐出ポート31’によっ
て形成されるポンプ室もポンプ機能を発揮することとなり、パワーアシスト部に
送られる作動油(吐出油)が増量されることとなる。なお、本実施例における上
記作用における切換弁1の切換速度を制御する制御弁13の機能及び構成は、第
一の実施例の場合とすべて同じである。このような吸入側を連通状態にすること
によってベーンポンプの機能の一部を停止させてエネルギー損失の低減化を図る
方式は、第一の実施例の場合に比べて、循環される流体が、吸入作動油という比
較的低圧の流体であるため、循環作用によって消費されるエネルギーが、第一の
実施例の如く、吐出油を循環させる場合に比べて小さくなり、より省エネルギー
化が図れるという利点を有する。
【0018】
なお、本実施例においては、図1及び図4に示す如く、ベーンポンプ本体と切
換弁1とは別体のもので作製し、それらを結合することによって可変容量型のベ
ーンポンプ装置を形成することとしたが、本考案は必ずしもこのような別体型の
ものに限定されるものではない。但し、本実施例のものの如く、別体型のものは
、切換弁を有するタイプのものと切換弁を有しないタイプのものとでベーンポン
プ本体を共用化できるという利点があるため本実施例においては上記別体型のも
のを対象として説明することとした。
【0019】
本考案によれば、複数組の吸入ポート及び吐出ポートを有するベーンポンプで
あって、動力舵取装置パワーアシスト部の負荷圧が低い状態にあるときは、上記
一部の吸入ポート及び吐出ポートを、作動油が循環するようにしてポンプ機能を
停止させ、上記負荷圧が上昇した時には、上記停止していた部分のポンプ機能を
復活させるようにする切換弁を有する可変容量型のベーンポンプ装置において、
上記切換弁のスプールに切換動作を行わしめるための油圧を導入するための圧力
導入路中に、ディレイ機構を有する制御弁を設ける構成としたので、この制御弁
の作用により、上記ポンプ装置の出力が、低出力状態から高出力状態に切換ると
きと、高出力状態から低出力状態に切換わるときとで上記切換弁の切換速度に変
化をもたせることができ、上記パワーアシスト部が操舵力補助を開始することに
よって大量の吐出油を必要とする場合には迅速に上記切換弁の切換動作を行わし
めることにより応答性の良い操舵力補助を行わしめるようにするとともに、逆に
パワーアシスト部が操舵力補助を止めることによって、吐出油を小量しか必要と
しなくなった場合には、ポンプ吐出量の低減化を図るための上記切換弁の切換動
作は緩やかに行わしめることが可能となった。その結果、操舵ハンドルを切って
いくときには、操舵力補助が応答性良く効くとともに、操舵ハンドルを切り戻す
ときには、操舵力補助の急激な低下が無くなったので操舵ショック等を受けるこ
とが無くなった。
【図1】本考案の第一の実施例にかかるベーンポンプ及
び切換弁の構造を示す縦断面図である。
び切換弁の構造を示す縦断面図である。
【図2】本考案にかかる制御弁のディレイ機構のうちノ
ッチ形式のものを示す図である。
ッチ形式のものを示す図である。
【図3】本考案にかかる制御弁のディレイ機構のうちオ
リフィス形式のものを示す図である。
リフィス形式のものを示す図である。
【図4】本考案の第二の実施例にかかるベーンポンプ及
び切換弁の構造を示す縦断面図である。
び切換弁の構造を示す縦断面図である。
【図5】切換弁の切換動作を制御するための切換速度と
圧力との関係を示す図である。
圧力との関係を示す図である。
【図6】従来例における可変容量型ベーンポンプの構成
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 切換弁
11 スプール
12 切換弁ハウジング
13 制御弁
131 ブッシュ
131a ノッチ
131b オリフィス
132 ボール
133 スプリング
14 切換弁圧力室
15 スプリング
16 切換弁吸入室
2 ハウジング
21 圧力導入路
22 吸入側通路
23 連通路
24 吐出側通路
241 チェック弁
25 圧力導入路
26 流量制御弁
27 圧力室
28 吸入室
29 バイパス路
3 サイドプレート
31 第1吐出ポート
31’第2吐出ポート
4 サイドプレート
41 第1吸入ポート
41’第2吸入ポート
5 カムリング
6 ロータ
7 ベーン
10 吸入路
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジング内に収納されて回転駆動され
るロータ、当該ロータのスリット内で摺動運動をするベ
ーン、当該ベーンの外側にあって上記ロータ、ベーン等
と共にポンプ室を形成するカムリング、上記ロータ、ベ
ーン、カムリングの側面にあってポンプ室形成に寄与す
るサイドプレート、当該サイドプレートに設けられた複
数組の吸入ポート及び吐出ポート等からなるベーンポン
プと、上記各吐出ポートに連なる圧力室から送出される
吐出油の吐出流量が所定値を超えた場合に、その余剰の
吐出油を上記吸入ポートに連なるバイパス路にバイパス
還流させる流量制御弁とからなる油圧ポンプ装置であっ
て、上記吸入ポートに連続するように設けられた吸入室
に連なる吸入側通路、上記圧力室に連なる吐出側通路、
上記吸入ポートあるいは吐出ポートの一部に連通する連
通路を有し、更に、上記圧力室に圧力導入路を介して連
通する切換弁圧力室、上記吸入室に圧力導入路を介して
連通する切換弁吸入室を有する切換弁ハウジング、当該
切換弁ハウジング内の上記切換弁圧力室と上記切換弁吸
入室との間に収納されたスプール、上記切換弁吸入室内
に設けられたスプリング等からなる切換弁を備えてなる
可変容量型ベーンポンプ装置において、上記圧力室と上
記切換弁圧力室とを連通させる圧力導入路中に、ボー
ル、スプリング、ブッシュからなる制御弁を設けるとと
もに、当該制御弁の上記ブッシュの一部にノッチまたは
オリフィスからなるディレイ機構を設けたことを特徴と
する可変容量型ベーンポンプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4831491U JPH04132484U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 可変容量型ベーンポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4831491U JPH04132484U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 可変容量型ベーンポンプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04132484U true JPH04132484U (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=31926871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4831491U Pending JPH04132484U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 可変容量型ベーンポンプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04132484U (ja) |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP4831491U patent/JPH04132484U/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3196415B2 (ja) | 動力舵取装置用流量制御装置 | |
| US5634527A (en) | Speed responsive power steering | |
| JP2001219857A (ja) | 車両の油圧式パワーステアリング装置 | |
| JPS6020590B2 (ja) | 圧力流体供給装置 | |
| JPH0432244B2 (ja) | ||
| JP3355866B2 (ja) | 動力舵取装置 | |
| JPH0532232U (ja) | 流量制御装置 | |
| JP3596151B2 (ja) | 動力舵取装置 | |
| JP3574749B2 (ja) | 車両の走行停止制御装置 | |
| JP2557047Y2 (ja) | 圧油供給装置 | |
| JP3068828B2 (ja) | 緩減速機能を有する液圧アクチュエータ回路 | |
| JPS58139868A (ja) | 動力舵取装置 | |
| JPH11166622A (ja) | 油圧サーボ機構のパイロット圧力制御装置 | |
| JPH06147201A (ja) | 油圧モータの駆動回路 | |
| JPH0587062A (ja) | 可変容量型ベーンポンプ装置 | |
| JPS6349081B2 (ja) | ||
| JP2583130B2 (ja) | 油圧駆動車両の走行制御方法および走行制御回路 | |
| JPH05231342A (ja) | 可変容量型ベーンポンプ装置 | |
| JP2003194182A (ja) | 油圧変速装置 | |
| JPH023748B2 (ja) | ||
| JPH036362B2 (ja) | ||
| JPH023749B2 (ja) | ||
| JPH0599160A (ja) | 可変容量型ベーンポンプ装置 | |
| JPS61201902A (ja) | 容積式ポンプの制御装置 | |
| JPH0637603U (ja) | 建設機械における油圧モ−タの駆動回路 |