JPH0413452Y2 - - Google Patents

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JPH0413452Y2
JPH0413452Y2 JP1987123373U JP12337387U JPH0413452Y2 JP H0413452 Y2 JPH0413452 Y2 JP H0413452Y2 JP 1987123373 U JP1987123373 U JP 1987123373U JP 12337387 U JP12337387 U JP 12337387U JP H0413452 Y2 JPH0413452 Y2 JP H0413452Y2
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JP
Japan
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nut
nut member
engagement
tightening torque
recess
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JP1987123373U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、所定の締付トルクを発生させること
ができるナツトに関する。
(従来技術とその問題点) 例えば橋梁等の大形構造物を建設する場合に
は、その構造物の強度計算に基づき、構造物を構
成する鋼材どうしを連結する多数のボルト・ナツ
トの締付け不足又は締付け過ぎを防止するため、
その締付トルクが指定される。
従来では、ボルト・ナツトの締付トルクを指定
どうりに設定するため、締付トルク調整機構付き
の高価なトルクレンチを用いて、ボルト・ナツト
を所定の締付トルクに達するまで締付けている
が、上記トルクレンチは大形で重量もあり、高所
等の足場の悪い所まで運搬するのに不便であり、
作業性に劣る難点があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、現場に多
数ある通常のモンキーレンチ等を用いて、所定の
締付トルクを発生させることができるナツトを提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記従来の問題点を解決するために、本考案
は、被締付け部材1に圧接する第1のナツト部材
4と、該第1のナツト部材4に当接させられた第
2のナツト部材5とを有し、その両者4,5の中
央部にねじ孔10が一体的に連続して貫設された
ナツト3であつて、上記両者4,5の互いの当接
面6,7のうち、一方の当接面7に係合凸部9
を、他方の当接面6にその締付け方向の幅Lが上
記係合凸部9の幅lよりも大きい係合凹部8を設
け、上記係合凸部9を上記係合凹部8の締付け方
向始端側に圧入係合させることによつて、上記両
者4,5を一体的に連結すると共に、第2のナツ
ト部材5に所定の締付トルクが負荷したときに
は、上記圧入係合力を解除して第1のナツト部材
4に対して第2のナツト部材5が上記係合凹部8
の終端側に周方向に相対移行するように構成し
た。
(作用) 上記構成において、モンキーレンチ等で第2の
ナツト部材5を回転させて締付けることによりこ
れと一体回転する第1のナツト部材4を被締付け
部材1に圧接させ、その締付力が所定の締付トル
クに達すると、第1のナツト部材4と第2のナツ
ト部材5とを一体的に連結する係合凹凸部8,9
の圧入係合力が解除され、第1のナツト部材4に
対して第2のナツト部材5が周方向に相対移行し
て、所定の締付トルクが得られると共に、係合凸
部9が係合凹部8の終端面8cに当たつて、上記
第2のナツト部材5が必要以上に移行するのを規
制するため、その第1及び第2のナツト部材4,
5を締付け過ぎるおそれがない。しかも第1のナ
ツト部材4と第2のナツト部材5は一種のダブル
ナツト、即ちロツクナツトの役割を果し、両ナツ
ト部材4,5の相乗作用によつて弛み止め作用を
発揮することになる。
(実施例) 本考案の第1の実施例を第1図〜第6図に基づ
いて説明する。第1図及び第2図は鋼材等の複数
の被締付け部材1を貫通するボルト2に本実施例
のナツト3が所定の締付トルクで螺合している状
態を示し、そのナツト3は、被締付け部材1に圧
接する高さの低い第1のナツト部材4と、該第1
のナツト部材4に当接させられ、且つ、モンキー
レンチ等が嵌合する高さの高い第2のナツト部材
5とからなり、その両者4,5は同一外径の六角
形であつて、所定の締付トルク発生前の状態で
は、一体となつて通常の六角ナツトと同一の外観
を呈し、所定の締付トルク発生後は、第1図及び
第2図に示すように、その両者4,5は互いに若
干、位置ずれしている。なお第2のナツト部材4
の高さH1は、モンキーレンチ等が嵌合するため、
第2のナツト部材4の高さH2よりも高くしてあ
る。その具体的寸法の一例を示すと、第2のナツ
ト部材5の高さH1が9〜18mm、第1のナツト部
材4の高さH2が3〜6mmである。
第3図に示すように、上記両者4,5の互いの
当接面6,7のうち、この実施例では、第1のナ
ツト部材4の当接面6に1以上、好ましくは3〜
6の係合凹部8を周方向所定角度おきにあつて、
半径方向に穿設し、第2のナツト部材5の当接面
7に上記係合凹部8に圧入係合する係合凸部9を
突設し、第4図〜第6図に示すように、これら係
合凹凸部8,9の互いの圧入係合力によつて上記
両者4,5を一体的に連結している。上記係合凹
部8は、第4図に示すように、平面視長方形であ
つて、その締付け方向Aの幅Lは係合凸部9の幅
lよりも大きく、例えば2倍程度に設定されてお
り、所定の締付トルク発生前の状態では、第4図
aに示すように、係合凸部9が係合凹部8の締付
け方向始端側に圧入係合し、その始端側8bに当
接されている。そして第6図に示すように係合凹
部8の内側面8aを下すぼまりのテーパ面とし、
その係合凹部8に係合凸部9を圧入させたとき
に、その係合凸部9の両側面9aが上記係合凹部
8の内側面8aに強力に圧接して、係合凹凸部
8,9の圧入係合力が十分に大きくなるように配
慮している。
その圧入係合力は、係合凸部9の両側面9aの
面積及び圧入力、係合凹凸部8,9間の摩擦係数
等の諸条件によつて決定されるから、その各条件
を適宜に設定することによつて、圧入係合力、即
ち、このナツト3の所定の締付トルクを設定する
ことができる。また係合凸部9が係合凹部8の終
端側8cに当たつて、上記第2ナツト部材5の移
行が規制されるまで、その締付トルクが増大して
いくから、上記係合凹部8の締付方向の幅Lを適
宜選定することに世つて、所定の締付トルクの上
限値を設定することができる。
係合凹凸部8,9の大きさの一例を示すと、ナ
ツト3の高さが13〜16mm程度の場合には、係合凹
部8の幅Lが1〜5mm、係合凸部9の幅lが0.5
〜2.5mm、係合凸部9の高さhが0.5〜3mm程度で
ある。
ナツト3の製造手順を説明すると、ナツトホー
マにより、まず第1のナツト部材4と、第2のナ
ツト部材5とを別個に製作し、次に係合凹部8に
係合凸部9をプレスにより圧入係合させて、両者
4,5を一体化し、続いて、その両者4,5の中
央部に、第6図に示すように、ねじ孔10を一体
的に連続して貫設すればよい。
被締付け部材1を締付ける場合には、通常のナ
ツトと同一外観の上記ナツト3を被締付け部材1
を貫通しているボルト2に螺合させ、モンキーレ
ンチ等で第2のナツト部材5を挟持して、それを
回転させることにより、第1のナツト部材4を被
締付け部材1に圧接させ、その締付力が所定の締
付トルクに達すと、係合凹凸部8,9の圧入係合
力が所定の締付トルクに負けて解除され、第4図
aに示す状態の係合凸部9が同図bに示すよう
に、締付け方向A前側へ移行し、第1図及び第2
図に示すように、第1のナツト部材4に対し第2
のナツト部材5が位置ずれして、目視により所定
の締付トルクが得られたのを検知することができ
る。
また上記第2のナツト部材5の移行により第2
のナツト部材5の締付トルクが増大していくが、
係合凸部9が係合凹部8の終端側8cに当たつ
て、その第2のナツト部材5の移行が規制される
ため、その時点で締付けを終了することにより、
上記第1及び第2のナツト部材4,5の締付過ぎ
を防止することができる。
しかも第1のナツト部材4と第2のナツト部材
5の相乗作用によつてロツクナツトの役割を果
し、強力な弛み止め作用を発揮することになる。
上記実施例では、第1のナツト部材4側に係合
凹部8を穿設し、第2のナツト部材5側に係合凸
部9を突設したが、その逆に、第1のナツト部材
4側に係合凸部9を突設し、第2のナツト部材5
側に係合凹部8を穿設してもよい。また係合凹凸
部8,9を四角形状にしているがそれ以外の形
状、例えば、円柱状、球状等であつてもよい。さ
らに係合凸部9を第2のナツト部材5と一体に形
成しているが、別部材の係合凸部9を第2のナツ
ト部材5に植設するようにしてもよい。
上記実施例で、第1のナツト部材4を第2のナ
ツト部材5と同一外形の六角形としたのは、所定
の締付トルクが得られて第2のナツト部材5が移
行したのを検知しやすくするためであり、その外
形は、例えば、円形であつてもよい。この場合に
は、第2のナツト部材5の移行を検知しやすくす
るため、第2のナツト部材5の外面から第1のナ
ツト部材4の外面にかけて目印を設け、この目印
の位置ずれにより、所定の締付トルクが得られた
ことを検知できるようにしておくことが望まし
い。
上記実施例では、第4図に示すように、係合凹
部8の両内側面8aを平面から見て平行に形成し
たが、第7図に示すように、その両内側面8aを
締付け方向Aに向かつて先すぼまりのテーパ面に
形成してもよい(第2の実施例)。
この構成によれば、前述した第1の実施例に比
べて所定の締付トルクを大きくすることができ
る。
第8図aに示すように、係合凹部8の内側面8
aの中央に突起11を突設し、所定の締付トルク
に達すると、同図bに示すように、その突起11
を係合凸部9が押し退けて移行するようにしても
よい(第3の実施例)。
この構成によれば、突起11の大きさを適宜設
定することによつて、所定の締付トルクを得るこ
とができる。
第9図は本考案の第4の実施例を示すものであ
つて、第1のナツト部材4と第2のナツト部材5
の互いの当接面6,7のうち、この実施例では、
第1のナツト部材4の当接面6の中央部に円形凹
窪部15を形成すると共に、その凹窪部15の周
囲に1以上、好ましくは3〜6の縦断面形状三角
形の係合凹部8を周方向所定角度おきに、上記凹
窪部15と連通させて穿設し、第2のナツト部材
5の当接面7に上記凹窪部15内に嵌入する円柱
状突起部16と、該突起部16の外周面及び上記
当接面7に一体形成されると共に前記各係合凹部
8内に圧入係合する縦断面形状三角形の係合凸部
9を突設したものである。各係合凹部8と係合凸
部9との位置関係等は第1〜第3の実施例と同様
であるので、説明を省略する。
この実施例のナツト3によれば、凹窪部15に
突起部16を嵌入させることにより第1のナツト
部材4と第2ナツト部材5とを同芯状にすること
ができると共に、係合凸部9の係合凹部対向縁が
傾斜していることから、該係合凸部9を係合凹部
8内に容易に圧入係合させることができる。
(考案の効果) 本考案によれば、第1のナツト部材と第2のナ
ツト部材とを係合凹凸部で圧入係合させるという
簡単な構造からなるため安価に製作することがで
きる。
また第1のナツト部材に対して第2のナツト部
材が締付け方向に相対移行するまで、該第2のナ
ツト部材を締付けることによつて、所定の締付ト
ルクを得ることができ、締付け不足によるボル
ト・ナツトのゆるみを確実に防止することができ
ると共に、上記第2のナツト部材が必要以上に移
行しないように規制しているため、締付け過ぎに
よるボルト・ナツトのねじ山の損傷も防止するこ
とができ、その締付トルクを指定されている所定
の範囲内に確実におさめることができる。
更に第1のナツト部材に対し第2のナツト部材
が周方向に相対移行することによつて所謂ダブル
ナツト、即ちロツクナツトの役割を果し、ゆるみ
止め効果をも発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示し、
第1図は本考案のナツトをボルトに螺合させて所
定の締付トルクで被締付け部材を締付けている状
態の正面図、第2図は第1図の−矢視図、第
3図は同ナツトの分解斜視図、第4図a,bは締
付トルク発生の手順を示す要部の拡大断面図、第
5図は第4図aの−矢視図、第6図は第4図
aの−矢視図である。第7図は本考案の第2
の実施例を示す要部の拡大断面図、第8図a,b
は本考案の第3の実施例を示す要部の拡大断面
図、第9図は本考案の第4の実施例を示すナツト
の分解斜視図である。 1……被締付け部材、3……ナツト、4……第
1のナツト部材、5……第2のナツト部材、6,
7……当接面、8……係合凹部、9……係合凸
部、10……ねじ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被締付け部材に圧接する第1のナツト部材と、
    該第1のナツト部材に当接させられた第2のナツ
    ト部材とを有し、その両者の中央部にねじ孔が一
    体的に連続して貫設されたナツトであつて、上記
    両者の互いの当接面のうち、一方の当接面に係合
    凸部を、他方の当接面にその締付け方向の幅が上
    記係合凸部の幅よりも大きい係合凹部を設け、上
    記係合凸部を上記係合凹部の締付け方向始端側に
    圧入係合させることによつて、上記両者を一体的
    に連結すると共に、第2のナツト部材に所定の締
    付トルクが負荷したときには、上記圧入係合力を
    解除して第1のナツト部材に対して第2のナツト
    部材が上記係合凹部の終端側に周方向に相対移行
    するように構成してなるナツト。
JP1987123373U 1987-08-12 1987-08-12 Expired JPH0413452Y2 (ja)

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