JPH04134578U - 分割防水パンの接合構造 - Google Patents

分割防水パンの接合構造

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JPH04134578U
JPH04134578U JP7340491U JP7340491U JPH04134578U JP H04134578 U JPH04134578 U JP H04134578U JP 7340491 U JP7340491 U JP 7340491U JP 7340491 U JP7340491 U JP 7340491U JP H04134578 U JPH04134578 U JP H04134578U
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伸一 平井
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株式会社イナツクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の部分を一体的に接合して構築される分
割防水パンにおいて、接合部のシール性能を高める。 【構成】 各防水パン部分10それぞれの接合側端縁に
起立部1aと水平部1bと垂下部1cとからなる断面コ
字状の接合フランジ1を折曲形成し、この接合フランジ
1における垂下部1cどうしを突き合わせると共に、接
合フランジ1それぞれの水平部1bに跨って接合具5を
装着し、この接合具5により接合フランジ1それぞれの
起立部1aを弾性的に挟持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数部分を一体的に接合することにより防水パンを構築するための 技術に関するものであって、接合部分におけるシール性能の向上を図るものであ る。
【0002】
【従来の技術】
防水パンを用いた浴室等を施工するにあたり、出入口の寸法上の制約により、 単一で広い床面積を有する防水パンを搬入するのが不可能なことがある。このよ うな場合などにおいて、複数部分からなる分割防水パンが使用される。
【0003】 図6は、従来の分解防水パン20の一例を示すものである。この分割防水パン 20は、2つの防水パン部分20A,20Bからなり、それぞれの接合側端縁に フランジ21が立設されている。
【0004】 上記防水パン部分20A,20Bを接合して防水パン20を構築するには、図 7及び図8に示す如く、それぞれのフランジ21をパッキン22を介して突き合 せ、各フランジ22に対応して設けた開孔23にボルト24を挿通し、このボル ト24へナット25を螺合させて締め付けることにより、接合状態を保持する。 その後、フランジ21どうしの接合部及びボルト用開孔23のまわりにコーキン グ材26を充填し、防水処理を施す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の分割防水パンの接合構造には、次のような問題がある。 フランジ21にボルト挿通用の開孔23を設けるため、この開孔23におけ るシール性能の信頼性に欠ける。 ボルト挿通用の開孔23を穿設するに際し、その位置及び大きさを接合する フランジ間で一致させなくてはならないから、高い精度が要求される。 製造工程において、脱型後に周辺の不要部は切除されるが、フランジ21に おける切断加工に精度が要求され且つ切断面を美麗に仕上げなくてはならないか ら、作業が煩雑である。 フランジ21の厚み寸法に精度が要求される。フランジ21の厚み寸法にば らつきが有ると、防水パン20全体の寸方に狂いが生ずる。 フランジ21自体の強度に不安がある。 ボルト24,ナット25の締付度合の大小によって、接合部のクリアランス が変化する。つまり、ボルト・ナットの締付強度を一定にしないと、シール性能 が低下するので、締付作業の精密性が要求される。 フランジ21の裏面側、即ちフランジ21における粗面上にパッキン22を 配設するため、フランジ21とパッキン22とを確実に密着させるのが難しい。 強度上及び美観上の要請により、フランジ21の高さをあまり大きくするこ とができないので、パッキン22の貼付しろを広く取ることが出来ない。 フランジ21の接合部とボルト用開孔23のまわりとにコーキング処理を施 さねばならないから、作業負担が大きい。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来技術の欠点に鑑み創案された、新規な分割防水パンの接合構 造を提供するものである。 本考案に係る第一の接合構造の特徴は、各防水パン部分それぞれの接合側端縁 に起立部と該起立部の上端から外方へ連続する水平部と該水平部の端縁から垂下 する垂下部とからなる断面コ字状の接合フランジが折曲形成され、各防水パン部 分の接合フランジそれぞれの垂下部どうしが突き合わされると共に、接合フラン ジそれぞれの水平部に跨って装着した接合具によりそれぞれの起立部が弾性的に 挟持されていることである。
【0007】 また、本考案に係る第二の接合構造の特徴は、各防水パン部分それぞれの接合 側端縁に上記と同様の断面コ字状の接合フランジが形成され、それぞれの接合フ ランジは互いに対応する位置に凹部が設けられ、各防水パン部分の接合フランジ それぞれの垂下部どうしが突き合わされると共に、接合フランジそれぞれに対応 して設けられた凹部内へ連結ボルトが配設され、当該連結ボルトで接合フランジ それぞれの起立部に当接せしめた押圧部材を締結することにより接合フランジが 挟持されていることである。
【0008】
【作用】
本考案に係る分割防水パンの接合構造は、断面コ字状に形成した接合フランジ の起立部を、接合具により弾性的に挟持するか、又は連結ボルトで締結した押圧 部材の間で挟持することにより、各防水パン部分の接合状態を保持する。つまり 本考案は、防水パン部分の接合側端縁に開孔を全く設ける必要がない。
【0009】 また本考案では、接合フランジの垂下部どうしを突き合わせる構造を採用した ので、ゲルコート層等が形成されて平滑になされた表面どうしを接合することに なる。それ故、接合部における水密性を高めることが容易である。
【0010】
【実施例】
以下、図面を用いて、本考案の実施例を説明する。 図1及び図2は、本考案に係る第一の接合構造を示すものである。この接合構 造の特徴は、まず、接合すべき防水パン部分10,10それぞれの接合側端縁に 、断面コ字状の接合フランジ1が折曲形成されている点にある。この接合フラン ジ1は、起立部1aと、該起立部1aの上端から外方へ連続する水平部1bと、 該水平部1bの端縁から垂下する垂下部1cとよりなり、防水パン部分10,1 0どうしの接合は、それぞれの垂下部1cを突き合わせることによりなされる。 なお、接合フランジ1の裏面側の空間を適宜の芯材又は裏打ち材2で充填して、 接合フランジ1の剛性を高めることが望ましい。
【0011】 本実施例では、各防水パン部分10,10それぞれの垂下部1c,1cどうし を、間にパッキン3を分装させて突き合わせたのち、図2に示すような接合具5 を嵌着せしめて、各防水パン部分10,10それぞれの起立部1aを弾性的に挟 持する。当該接合具5は、例えばステンレスの板材により製作され、突き合わさ れた接合フランジ1それぞれの水平部1bに跨る長さを有する基板部5aと、該 基板部5aの両端に折曲形成した側板部5b,5cとよりなり、少なくとも一方 の側板部5bに、内方への弾性圧縮力が付与されている。なお、この接合具5を 、接合フランジ1へ嵌着するにあたっては、基板部5aを接合フランジ1の水平 部1bへ接着剤6で固定することが望ましい。また接合部には、従来と同様に、 コーキング材4を充填する。
【0012】 上記の如くにして構成された接合構造は、防水パン部分10の接合側端縁に開 孔を全く有しないので、漏水を来すおそれが殆どない。また、接合フランジ1に おける垂下部1cの表面側どうしを突き合わせるので、接合部のシール性能が向 上する。何故ならば、垂下部1cの表面には、通常、ゲルコート層が形成されて 平滑になされているから、間に介装するパッキン3との密着度が高いからである 。
【0013】 次に、本考案に係る第二の接続構造の実施例を、図3及び図4を用いて説明す る。 第二の接続構造においても、各防水パン部分10それぞれに、起立部1a,水 平部1b乃び垂下部1cからなる断面コ字状の接合フランジ1を形成するのは 、前記第一の接合構造と同様である。
【0014】 当該第二の接続構造が、前記第一接続構造と異なる点は、各防水パン部分10 の接合フランジ1それぞれに相互対応させて凹部7を設けたところである。そし て、本実施例では、上記凹部7内へ連結ボルト8を配設し、各接合フランジ1の 起立部1aそれぞれに断面L形の押圧部材9を当接せしめ、前記連結ボルト8及 びナット11を用いて上記押圧部材9を締結することにより、接合フランジ1を 挟持している。
【0015】 上述した本考案に係る第二の接続構造は、連結ボルト8を用いたことにより、 押圧部材9どうしの間隔を適宜変更することが可能である。つまり、接合フラン ジ1の形状や寸法の変更に対して容易に対応できるという利点がある。また、防 水パン部分10に開孔を設けないので漏水のおそれが非常に少なく、垂下部1c の平滑な表面側どうしを突き合わせるので水密性に優れるという効果を発揮する ことは、前記第一接続構造と同様である。
【0016】 なお、上述した押圧部材9のうち、図5に例示する如く、一方の押圧部材9に 雌ネジ部12を形成し、この雌ネジ部12に上記連結ボルト8の先端を螺合させ て締結する構造を採用することも可能である。
【0017】 その他、本考案の第一接続構造における接合具5の個数と装着間隔、及び第二 接続構造における凹部7の個数と形成間隔等は、実施の状況に応じて適宜選定さ れる。このように、本考案の実施様態は、限定的なものではない。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る分割防水パンの接合構造は、次に列挙する如き、多数の優れた効 果を発揮する。 a.防水パン部分の接合側端縁に開孔を設けないので、漏水のおそれが極めて少 なくなる。また開穿加工をする手間及び接合後に開孔まわりへコーキングを施す 手間が省略される。 b.平滑に形成された垂下部の表面どうしを突き合わせて接合するから、間へ介 装するパッキンとの密着性が良好である。依って、優れたシール性能が得られる 。 c.接合フランジを断面コ字状に形成したから、剛性が大きくなる。 d.接合フランジは、表面が外方に向き、裏面が内方を向くように折曲形成され ているので、厚み寸法の誤差が、防水パン自体の外形寸法に殆ど影響を及ぼさな い。 e.防水パンを製造するにあたり、脱型後に周辺の不要部分を切除する必要があ るが、本考案に係る防水パンにおいては、この不要部分が接合フランジにおける 垂下部の下端に形成される。当該垂下部は、接合後には全く見えなくなってしま うので、切断寸法の精度を高くする必要はなく、また切断面の仕上げを美麗にす ることも不要となる、依って、切断作業を極めて簡便にすることが出来る。 f.接合フランジの垂下部は接合後に見えなくなってしまうので、外観性を考慮 することなく、垂下部の幅を広くすることができる。つまり、パッキンの貼付し ろを大きく取ることができる。 g.本考案に係る接合構造は、接合フランジの垂下部どうしを突き合わせるもの であり、接合後は垂下部下端の切断面が露出しないから、従来の立設したフラン ジどうしをボルト・ナットで接合する構造と比較すると、遥かに美観性が優れる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第一の接合構造の実施例を示す要
部斜視図である。
【図2】本考案に係る第一の接合構造の実施例を示す縦
断面図である。
【図3】本考案に係る第二の接合構造の実施例を示す要
部斜視図である。
【図4】本考案に係る第二の接合構造の実施例を示す縦
断面図である。
【図5】本考案に係る第二の接合構造の別態様の実施例
を示す縦断面図である。
【図6】従来の分割防水パンを示す斜視図である。
【図7】従来の分割防水パンの接合構造を示す要部斜視
図である。
【図8】従来の分割防水パンの接合構造を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1…接合フランジ 1a…起立部 1b…水平部 1c
…垂下部 3…パッキン 4…コーキング材 5…接
合具 6…接着剤 7…凹部 8…連結ボルト 9…押圧部材 10…防水パン部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部分を一体的に接合して防水パン
    を構築するための構造であって、各防水パン部分それぞ
    れの接合側端縁に起立部と該起立部の上端から外方へ連
    続する水平部と該水平部の端縁から垂下する垂下部とか
    らなる断面コ字状の接合フランジが折曲形成され、各防
    水パン部分の接合フランジそれぞれの垂下部どうしが突
    き合わされると共に、接合フランジそれぞれの水平部に
    跨って装着した接合具によりそれぞれの起立部が弾性的
    に挟持されていることを特徴とする分割防水パンの接合
    構造。
  2. 【請求項2】 複数の部分を一体的に接合して防水パン
    を構築するための構造であって、各防水パン部分それぞ
    れの接合側端縁に起立部と該起立部の上端から外方へ連
    続する水平部と該水平部の端縁から垂下する垂下部とか
    らなる断面コ字状の接合フランジが折曲形成され、各防
    水パン部分それぞれの接合フランジには互いに対応する
    位置に凹部が設けられ、接合フランジそれぞれの垂下部
    どうしが突き合わされると共に、接合フランジそれぞれ
    に対応して設けられた凹部内へ連結ボルトが配設され、
    当該連結ボルトで接合フランジそれぞれの起立部に当接
    せしめた押圧部材を締結することにより接合フランジが
    挟持されていることを特徴とする分割防水パンの接合構
    造。
JP7340491U 1991-06-05 1991-06-05 分割防水パンの接合構造 Expired - Lifetime JP2540730Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023024033A (ja) * 2021-08-06 2023-02-16 株式会社ハウステック 防水パン及びこれを備えた浴室ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2540730Y2 (ja) 1997-07-09

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