JPH0413501Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0413501Y2 JPH0413501Y2 JP1984119240U JP11924084U JPH0413501Y2 JP H0413501 Y2 JPH0413501 Y2 JP H0413501Y2 JP 1984119240 U JP1984119240 U JP 1984119240U JP 11924084 U JP11924084 U JP 11924084U JP H0413501 Y2 JPH0413501 Y2 JP H0413501Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wound
- container body
- pressure gas
- yarn
- coating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は窒素ガスボンベ等の高圧ガス容器に
関するものである。
関するものである。
一般に、窒素ガスや酸素ガス等は、液化されボ
ンベに充填されて取引きされている。この種のボ
ンベとしては、通常、鉄製のものが使用されてい
る。このような鉄製のボンベは、高圧に耐えられ
るようその肉厚が12〜15mmに設定されている(耐
圧強度53Kg/mm2)。また、錆等の発生による弊害
を防止するための特殊なボンベとして、特殊鋼製
のボンベも使用されている。このボンベは多少薄
肉化がなされていて(肉厚6〜10mm)、しかも耐
圧強度は上記鉄製のものよりも大(78Kg/mm2)に
なつている。しかしながら、上記のボンベは、い
ずれも重量が極めて重いため、取扱性が著しく悪
く、ガスの充填、運搬等が不便であつた。
ンベに充填されて取引きされている。この種のボ
ンベとしては、通常、鉄製のものが使用されてい
る。このような鉄製のボンベは、高圧に耐えられ
るようその肉厚が12〜15mmに設定されている(耐
圧強度53Kg/mm2)。また、錆等の発生による弊害
を防止するための特殊なボンベとして、特殊鋼製
のボンベも使用されている。このボンベは多少薄
肉化がなされていて(肉厚6〜10mm)、しかも耐
圧強度は上記鉄製のものよりも大(78Kg/mm2)に
なつている。しかしながら、上記のボンベは、い
ずれも重量が極めて重いため、取扱性が著しく悪
く、ガスの充填、運搬等が不便であつた。
一方、特公昭58−38672号公報には、金属製長
筒状密封容器本体の外周面に、ガラス繊維等の線
材を長手方向に巻き付けて第1の長手方向被覆層
を形成し、その上に上記線材を円周方向に巻き付
けて周方向被覆層を形成し、さらにその上に上記
線材を長手方向に巻き付けて第2の長手方向被覆
層を形成した圧力容器が開示されている。この容
器は、上記線材の巻き付けにより強度はかなり大
きくなつているが、容器本体の外周面に直接接触
する被覆層が、線材を容器本体の長手方向に巻き
付けて形成されるものであるため、被覆層による
補強効果が充分発揮されず、工業用ガス等の高い
圧力のガスの充填には不向きである。また、長手
方向被覆層および周方向被覆層の巻き付け形成
は、容器本体を空にした状態で行われるため、線
材を余り強い力で引張りながら容器本体に巻き付
けると、容器本体が変形(例えば断面円形が断面
楕円形になる)する。したがつて、上記線材を余
り強い力で引張りながら巻き付けることができ
ず、これも線材を巻き付けてなる被覆層の補強効
果の充分な発現を妨げる大きな要因となつてい
る。
筒状密封容器本体の外周面に、ガラス繊維等の線
材を長手方向に巻き付けて第1の長手方向被覆層
を形成し、その上に上記線材を円周方向に巻き付
けて周方向被覆層を形成し、さらにその上に上記
線材を長手方向に巻き付けて第2の長手方向被覆
層を形成した圧力容器が開示されている。この容
器は、上記線材の巻き付けにより強度はかなり大
きくなつているが、容器本体の外周面に直接接触
する被覆層が、線材を容器本体の長手方向に巻き
付けて形成されるものであるため、被覆層による
補強効果が充分発揮されず、工業用ガス等の高い
圧力のガスの充填には不向きである。また、長手
方向被覆層および周方向被覆層の巻き付け形成
は、容器本体を空にした状態で行われるため、線
材を余り強い力で引張りながら容器本体に巻き付
けると、容器本体が変形(例えば断面円形が断面
楕円形になる)する。したがつて、上記線材を余
り強い力で引張りながら巻き付けることができ
ず、これも線材を巻き付けてなる被覆層の補強効
果の充分な発現を妨げる大きな要因となつてい
る。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、軽量で、しかも高強度な高圧ガス容器の提
供をその目的とする。
ので、軽量で、しかも高強度な高圧ガス容器の提
供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、この考案の高圧ガ
ス容器は、筒状密封容器本体と、この容器本体の
外周面に円周方向に緊張状態で巻回された高張力
糸からなる周方向巻回糸群と、上記筒状密封容器
本体の外周面に長手方向に緊張状態で巻回された
高張力糸からなる長手方向巻回糸群と、両巻回糸
群を被覆する合成樹脂被覆層を備えた高圧ガス容
器において、上記周方向巻回糸群が筒状密封容器
本体の外周面に直接巻回形成され、かつ上記両巻
回糸群および合成樹脂被覆層が上記筒状密封容器
本体内に高圧ガスを充填した状態で形成されてい
るという構成をとる。
ス容器は、筒状密封容器本体と、この容器本体の
外周面に円周方向に緊張状態で巻回された高張力
糸からなる周方向巻回糸群と、上記筒状密封容器
本体の外周面に長手方向に緊張状態で巻回された
高張力糸からなる長手方向巻回糸群と、両巻回糸
群を被覆する合成樹脂被覆層を備えた高圧ガス容
器において、上記周方向巻回糸群が筒状密封容器
本体の外周面に直接巻回形成され、かつ上記両巻
回糸群および合成樹脂被覆層が上記筒状密封容器
本体内に高圧ガスを充填した状態で形成されてい
るという構成をとる。
この考案の高圧ガス容器は、周方向巻回糸群を
容器本体の外周面に直接巻回形成している。した
がつて、薄肉であつても工業ガスのような高圧ガ
スの充填に充分耐えることができる。すなわち、
充填されたガスの圧力は、まず容器本体の円周方
向に作用し、その圧力がある領域を超えると長手
方向に作用する。本願考案は、これを巧みに利用
したもので、容器本体の外周面に直接周方向に高
張力糸を巻き付けて周方向巻回糸群を形成してい
るため、薄肉にしても充填ガスの高圧力に充分耐
えることができる。また、高張力糸の巻回を、容
器本体内に高圧ガスを充填して状態で行うため、
高張力糸を強く引張つた状態(強いテンシヨンを
かけた状態)で巻き付けても、容器本体の変形が
生じない。したがつて、高張力糸の補強効果を充
分発現させることができ、この効果と、上記周方
向巻回糸群の直接形成による効果とか相俟つて、
容器本体の薄肉化と、充填ガスに対する耐高圧力
性の一層の向上が実現される。なお、高張力糸を
強く張つた状態で容器本体の外周面に巻き付け形
成された巻回糸群では、その強い張力が、容器本
体内に高圧ガスを充填した状態で形成された合成
樹脂被覆層により保持される。そのため、容器本
体から高圧ガスを抜いて空の状態にしても、高張
力糸の強い張力で容器本体が変形することはな
い。
容器本体の外周面に直接巻回形成している。した
がつて、薄肉であつても工業ガスのような高圧ガ
スの充填に充分耐えることができる。すなわち、
充填されたガスの圧力は、まず容器本体の円周方
向に作用し、その圧力がある領域を超えると長手
方向に作用する。本願考案は、これを巧みに利用
したもので、容器本体の外周面に直接周方向に高
張力糸を巻き付けて周方向巻回糸群を形成してい
るため、薄肉にしても充填ガスの高圧力に充分耐
えることができる。また、高張力糸の巻回を、容
器本体内に高圧ガスを充填して状態で行うため、
高張力糸を強く引張つた状態(強いテンシヨンを
かけた状態)で巻き付けても、容器本体の変形が
生じない。したがつて、高張力糸の補強効果を充
分発現させることができ、この効果と、上記周方
向巻回糸群の直接形成による効果とか相俟つて、
容器本体の薄肉化と、充填ガスに対する耐高圧力
性の一層の向上が実現される。なお、高張力糸を
強く張つた状態で容器本体の外周面に巻き付け形
成された巻回糸群では、その強い張力が、容器本
体内に高圧ガスを充填した状態で形成された合成
樹脂被覆層により保持される。そのため、容器本
体から高圧ガスを抜いて空の状態にしても、高張
力糸の強い張力で容器本体が変形することはな
い。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく
説明する。
説明する。
第1図はこの考案を窒素ガスボンベに応用した
実施例の斜視図、第2図は高張力糸の巻回状態説
明図である。これらの図において、1は厚み0.2
mmのステンレス製薄肉ボンベ本体で、その外周面
の全体に、窒化ケイ素からなる高張力糸2が経緯
に巻回張着されエポキシ樹脂被覆層3で被覆され
ている。この場合、上記窒化ケイ素からなる高張
力糸2の経緯の巻回張着およびエポキシ樹脂被覆
層3の形成は、つぎのようにして行われる。すな
わち、薄肉のボンベ本体1内に窒素ガスを充填し
て全体の剛性を高め、その状態で第3図に示すよ
うにボンベ本体1を円周方向に回転させ、その回
転力を利用して窒化ケイ素糸2を、テンシヨンを
掛けた状態で円周方向に巻回する。そして、その
巻回したことろにエポキシ樹脂をノズル4から噴
射して窒化ケイ素糸2を緊張状態で固定する。つ
ぎに、窒化ケイ素糸2をボンベの長さ方向に、テ
ンシヨンを掛けた状態で巻回し上記同様エポキシ
樹脂で固定する。この場合、窒化ケイ素糸2の巻
回は窒化ケイ素糸2がボンベの両端においてボン
ベの軸線と交叉するように行われる。また、エポ
キシ樹脂の噴射は、噴射されたエポキシ樹脂で窒
化ケイ素糸2が被覆され全体にエポキシ樹脂硬化
被覆層3が形成されるように行われる。このよう
にして第1図および第2図に示す窒素ガスボンベ
5が得られる。
実施例の斜視図、第2図は高張力糸の巻回状態説
明図である。これらの図において、1は厚み0.2
mmのステンレス製薄肉ボンベ本体で、その外周面
の全体に、窒化ケイ素からなる高張力糸2が経緯
に巻回張着されエポキシ樹脂被覆層3で被覆され
ている。この場合、上記窒化ケイ素からなる高張
力糸2の経緯の巻回張着およびエポキシ樹脂被覆
層3の形成は、つぎのようにして行われる。すな
わち、薄肉のボンベ本体1内に窒素ガスを充填し
て全体の剛性を高め、その状態で第3図に示すよ
うにボンベ本体1を円周方向に回転させ、その回
転力を利用して窒化ケイ素糸2を、テンシヨンを
掛けた状態で円周方向に巻回する。そして、その
巻回したことろにエポキシ樹脂をノズル4から噴
射して窒化ケイ素糸2を緊張状態で固定する。つ
ぎに、窒化ケイ素糸2をボンベの長さ方向に、テ
ンシヨンを掛けた状態で巻回し上記同様エポキシ
樹脂で固定する。この場合、窒化ケイ素糸2の巻
回は窒化ケイ素糸2がボンベの両端においてボン
ベの軸線と交叉するように行われる。また、エポ
キシ樹脂の噴射は、噴射されたエポキシ樹脂で窒
化ケイ素糸2が被覆され全体にエポキシ樹脂硬化
被覆層3が形成されるように行われる。このよう
にして第1図および第2図に示す窒素ガスボンベ
5が得られる。
この窒素ガスボンベ5は、容器本体の肉厚が
0.2mmと従来のもの(鉄製12〜15mm、特殊鋼製6
〜10mm)より著しく薄肉であるため、極めて軽量
である。また、強度は、容器本体1の外周に巻回
張着された高強度の窒化ケイ素糸2の補強作用に
より、従来のものと同様かそれ以上の強度を発揮
し充分実用に耐えるだけの強度を有している。
0.2mmと従来のもの(鉄製12〜15mm、特殊鋼製6
〜10mm)より著しく薄肉であるため、極めて軽量
である。また、強度は、容器本体1の外周に巻回
張着された高強度の窒化ケイ素糸2の補強作用に
より、従来のものと同様かそれ以上の強度を発揮
し充分実用に耐えるだけの強度を有している。
なお、上記の実施例は、窒素ガスボンベ5につ
いて説明しているが、この考案は窒素ガスボンベ
5だけでなく、あらゆる種類の高圧ガス容器に適
用できるものである。また、高張力糸としては、
上記の窒化ケイ素糸2以外に炭化ケイ素糸等があ
げられる。これらの高張力糸は高張力鋼材と同程
度の引張強度を有しており、高圧ガスの圧力に充
分耐えうる。さらに、エポキシ樹脂被覆層3に代
えて他の樹脂製の被覆層を用いてもよい。この場
合、耐熱性樹脂を用いると、窒化ケイ素糸2が耐
熱性の高いことと相俟つて耐熱性高圧ガス容器を
実現しうるようになる。
いて説明しているが、この考案は窒素ガスボンベ
5だけでなく、あらゆる種類の高圧ガス容器に適
用できるものである。また、高張力糸としては、
上記の窒化ケイ素糸2以外に炭化ケイ素糸等があ
げられる。これらの高張力糸は高張力鋼材と同程
度の引張強度を有しており、高圧ガスの圧力に充
分耐えうる。さらに、エポキシ樹脂被覆層3に代
えて他の樹脂製の被覆層を用いてもよい。この場
合、耐熱性樹脂を用いると、窒化ケイ素糸2が耐
熱性の高いことと相俟つて耐熱性高圧ガス容器を
実現しうるようになる。
以上のように、この考案の高圧ガス容器では、
筒状密封容器本体の外周面上に、長手方向巻回糸
群ではなく、周方向巻回糸群が直接巻回形成さ
れ、さらにその上に長手方向巻回糸群が巻回形成
されている。そして、上記両巻回糸群および両巻
回糸群を被覆する合成樹脂被覆層が、容器本体内
に高圧ガスを充填した状態で形成されている。し
たがつて、上記巻回糸群に用いられている高張力
糸の補強作用が充分生かされ、容器本体を薄肉化
して軽量化を実現しながら、同時に工業ガス等の
高い圧力のガスの充填に適用できるよう高強度に
なる。
筒状密封容器本体の外周面上に、長手方向巻回糸
群ではなく、周方向巻回糸群が直接巻回形成さ
れ、さらにその上に長手方向巻回糸群が巻回形成
されている。そして、上記両巻回糸群および両巻
回糸群を被覆する合成樹脂被覆層が、容器本体内
に高圧ガスを充填した状態で形成されている。し
たがつて、上記巻回糸群に用いられている高張力
糸の補強作用が充分生かされ、容器本体を薄肉化
して軽量化を実現しながら、同時に工業ガス等の
高い圧力のガスの充填に適用できるよう高強度に
なる。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図
は高張力糸の巻回状態図、第3図は同じくその製
造説明図である。 1……ボンベ本体、2……窒化ケイ素糸、3…
…エポキシ樹脂被覆層、5……窒素ガスボンベ。
は高張力糸の巻回状態図、第3図は同じくその製
造説明図である。 1……ボンベ本体、2……窒化ケイ素糸、3…
…エポキシ樹脂被覆層、5……窒素ガスボンベ。
Claims (1)
- 筒状密封容器本体と、この容器本体の外周面に
円周方向に緊張状態で巻回された高張力糸からな
る周方向巻回糸群と、上記筒状密封容器本体の外
周面に長手方向に緊張状態で巻回された高張力糸
からなる長手方向巻回糸群と、両巻回糸群を被覆
する合成樹脂被覆層を備えた高圧ガス容器におい
て、上記周方向巻回糸群が筒状密封容器本体の外
周面に直接巻回形成され、かつ上記両巻回糸群お
よび合成樹脂被覆層が上記筒状密封容器本体内に
高圧ガスを充填した状態で形成されていることを
特徴とする高圧ガス容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11924084U JPS6132900U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 高圧ガス容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11924084U JPS6132900U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 高圧ガス容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6132900U JPS6132900U (ja) | 1986-02-27 |
| JPH0413501Y2 true JPH0413501Y2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=30678121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11924084U Granted JPS6132900U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 高圧ガス容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6132900U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5838672A (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-07 | Mitsubishi Electric Corp | 溶接線検出装置 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11924084U patent/JPS6132900U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6132900U (ja) | 1986-02-27 |
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