JPH04136044U - 植物等栽培用建屋内の局所有効液施用装置 - Google Patents

植物等栽培用建屋内の局所有効液施用装置

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JPH04136044U
JPH04136044U JP1991051955U JP5195591U JPH04136044U JP H04136044 U JPH04136044 U JP H04136044U JP 1991051955 U JP1991051955 U JP 1991051955U JP 5195591 U JP5195591 U JP 5195591U JP H04136044 U JPH04136044 U JP H04136044U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施用する有効液の無駄を少くする。 【構成】 栽培用建屋内に栽培を行うべき小ハウスを形
成し、上記小ハウスは、少くともその上面が多数の微細
孔をほぼ均等に有する通気性シートで形成され、その内
部に有効液を噴霧すべきノズルを有する施用管が、該ハ
ウス内に隈なく噴霧できるように移動自在に支持され
た、植物等栽培用建屋内の局所有効液施用装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、植物栽培用温室、ビニルハウス、又はきのこ栽培室等の各種栽培用建 屋内における病害虫防除の薬液、液肥、水等の有効液の局所施用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば植物栽培用温室内の植物に病害虫防除の薬液散布、葉面施肥及び 葉面潅水を行う装置として、温室内の植物の適宜上位に、多数ノズルを有する液 施用管をくまなく配管固定し、これら管のノズルから温室内全域に薬液等を噴霧 するものが一般に行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の薬液等の施用装置では、広い温室内全域にわたって噴霧するも のであるため、薬液等の液滴が全域に飛散して多量の無駄が生じ、また温室内の 薬液等の配管がじゃまになって温室内での作業がやりにくい等の欠点があった。
【0004】 本案は、栽培用建屋内における病害虫防除の薬液施用、施肥、潅水等の有効液 施用におけるそれぞれの無駄を除くと共に、建屋内での作業の障害となる配管を 除くことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として、本案は、 栽培用建屋内に栽培を行うべき小ハウスを形成し、 上記小ハウスは、少くともその上面が多数の微細孔をほぼ均等に有する通気性 シートで形成され、その内部に有効液を噴霧すべきノズルを有する施用管が、該 ハウス内に隈なく噴霧できるように移動自在に支持された、 植物等栽培用建屋内の局所有効液施用装置を提案する。
【0006】 本案の上記小ハウスの「通気性シート」には、ポリビニルアルコール系(例え ばビニロン)、ポリエチレン系等の合成樹脂フィルムに多数の細い割れ目を平行 に入れ、これを割れ目方向に延伸して割り繊維とし、該割り繊維をタテ、ヨコに 交叉させて互に融着してタテ、ヨコ割り繊維間に微細孔を形成してなる割り繊維 不織布、各種合成繊維、天然繊維のフィラメント、糸等をタテ、ヨコにして織っ てなる織布、合成樹脂のフィラメント、糸、テープ、紐等をタテ、ヨコに交叉し て融着してなる不織布、又は上記各通気性シート、もしくは合成樹脂シートに多 数の微細孔をあけた通気性シートに通気性補強シートを部分的に接着又は融着し てなる複層シート、その他種々のものが使用される。上記補強シートには、各種 繊維からなる不織布、網、布等のような上記通気性シートの微細孔からの通気を 許容するものである。なお、上記小ハウス用通気性シートは透明又は半透明であ る。
【0007】 上記小ハウスの形成に使用される通気性シートは吸湿性を有するものもあり、 それには、ポリビニルアルコール系(例えばビニロン)その他の吸湿性合成樹脂 の割り繊維不織布、それらの繊維による織布又は不織布等が好ましい。 以下本案の実施例について説明する。
【0008】
【実施例】
図1、2、3は、局所冷房装置と局所有効液施用装置を組合わせた例で、図1 において、ガラス張りの温室(1)内に、ベンチ(3)を含む3棟の長いトンネ ル状小ハウス(2)…を平行に配設し、各小ハウス(2)…内に2本づつ縦通し たチューブ状送風ダクト(4)(4)、…に、温室(1)内の側壁上部に取付け られた送風機(5)から分岐するフレキシブル送風管(6)…をそれぞれ接続し 、該送風機(5)により各送風ダクト(4)(4)、…内に送風するようにして ある。
【0009】 上記小ハウス(2)の詳細は次のようである。 図2、3において、上記ベンチ(3)は、長い長方形台枠(7)の枠内に金網 (8)を張設してなる通風型のベンチ台に脚(9)…を取付けた長テーブル状の もので、このベンチ(3)のベンチ台上部に、台枠(7)に取付けられた門形材 (10)…及び該材(10)…を連結する横桟(11)…からなる支持枠を形成 し、該支持枠上に、一例としてポリエチレン系割り繊維不織布からなる半透明の 通気性シート(12)を張設してベンチ台上部を覆うと共に、ベンチ台下部には 、台枠(7)に取付けた非通気性断熱シート(13)をスカート状に垂下させて ベンチ台下部を覆い、それにより上面及び両側面上半部を通気性シート(12) で、両側面下半部を断熱シート(13)でそれぞれ覆われた長いトンネル状小ハ ウス(2)を形成し、そのベンチ台の下部空間に、一例としてビニロン割り繊維 不織布からなる通気性シートでつくられた2本のチューブ状送風ダクト(4)、 (4)を互に適宜間隔をあけた平行状態で小ハウス(2)の長手方向一端から他 端近くまで延長縦通し、該ダクト(4)、(4)の先端を本例では図2に示すよ うに紐等で閉塞(14)すると共に、ダクト(4)、(4)の複数個所を吊り紐 (15)…で吊って水平に支持し、さらに両送風ダクト(4)、(4)の中間の 上方位置に、長手方向に適宜間隔をあけて下向きの冷却用噴霧ノズル(17)… を有する給水管(16)を、小ハウス(2)の長手方向一端から他端近くまで延 長縦通した状態で、吊りワイヤ(18)…によりベンチ台に吊り、該給水管(1 6)の先端を閉じると共に、後端を、小ハウス(2)外に設置された給水用ポン プ(図示略)に接続してある。
【0010】 上記小ハウス(2)内の天井中央部には、図2、3に示すように該トンネルの 一端から他端まで延長するI形レール(19)をトンネルに沿って敷設し、該レ ール(19)に、図4に示すように親ランナー(20)及び、該親ランナー(2 0)とレール(19)一端との間で、多数の子ランナー(21)…をそれぞれコ ロを介して走行自在に支持させると共に、上記親ランナー(20)と最前の子ラ ンナー(21)の間、及び隣り合う子ランナー(21)(21)、…の間をそれ ぞれ一定長の連結ひも(23)…により連結し、そのうち親ランナー(20)に は、その下面に突設されたブラケット(24)に給液管(25)を垂直に支持さ せ、該給液管(25)の下端に、噴霧ノズル(27)…を有する施用管(26) を横方向へ水平に向けて連通状態に連結し、また子ランナー(21)…には、そ の下面にリング(28)…をそれぞれ突設し、各リング(28)…に、上記親ラ ンナーの給液管(25)に接続されたフレキシブル給液ホース(29)を支持さ せてある。上記給液ホース(29)の先端部は小ハウス(2)外へ引き出し、給 液用ポンプ(図示略)に接続される。
【0011】 上記親ランナー(20)を走行駆動させる装置は次のようである。上記レール (19)の一端がわにおける小ハウス(2)内天井に正逆回転モータ(30)を 、他端がわの同じく天井にブラケット(31)をそれぞれ固定し、上記モータ( 30)の出力軸に固着された駆動プーリー(32)と、上記ブラケット(31) に回転自在に軸支された従動プーリー(33)とに無端ワイヤ(34)を掛け、 該ワイヤ(34)を親ランナー(20)の側面に止め金具(35)により止着し てある。(36)は上記ワイヤ(34)のテンションプーリーである。 (22)…は上記ベンチ(3)のベンチ台上に載置された植物の鉢ものである る。
【0012】 上例の作用について説明する。送風機(5)により送風管(6)…を通じて各 小ハウス(2)…の送風ダクト(4)(4)、…内にそれぞれ空気を圧送すると 、1つの小ハウス(2)についてみると、送風ダクト(4)、(4)が空気吹き こみにより円筒状にふくらみ、ついで該ダクト(4)、(4)内の空気が静圧に より各ダクト(4)全長においてダクト全周面に微細孔から均一に微風となって 小ハウス(2)内に放出され、ついで小ハウス(2)内を流動しつつ、小ハウス (2)の通気性シート(12)の多数微細孔から小ハウス(2)外へ放出される 。それと共に給水用ポンプにより給水管(16)内に水を所要高圧で圧送して各 噴霧ノズル(17)…から細霧を噴出すると、該細霧が上記送風ダクト(4)、 (4)から放出される流動空気にふれて気化し、その潜熱により小ハウス(2) 内の空気を冷却し、それにより小ハウス(2)内を冷却する。
【0013】 上記細霧の気化によって小ハウス(2)内で生成された水蒸気は一部冷気と共 に通気性シート(12)の微細孔から小ハウス外へ放出されるが、この水蒸気の 小ハウス(2)外への放出により該小ハウス(2)内に水蒸気が飽和することが なく、それにより引き続き小ハウス(2)内での細霧の気化及び気化潜熱による 小ハウス(2)内の冷却を継続し、それが上記小ハウス(2)外への一部冷気の 放出を十分に補って小ハウス(2)内の冷房を維持するのである。
【0014】 他の使用方法として、除湿機等により湿気を除いた乾燥空気、またはヒートポ ンプ等により除湿し且冷却した乾燥冷気を上記送風機(5)により送風ダクト( 4)、(4)内に圧送する場合もあり、これによれば細霧の気化をさらに促進し 、冷房効果が向上する。
【0015】 一例として液肥を鉢もの(22)…に施す場合は、まず上記親ランナー(20 )及び子ランナー(21)…を小ハウス(2)内の一端がわへ隣接状態に集合さ せ、その状態で上記冷房作用を一時停止し、又はそのまま継続しつつ、給液用ポ ンプにより液肥を給液ホース(29)、給液管(25)、施用管(26)を経て 各ノズル(27)…から噴霧させ、それと同時にモータ(30)を正回転させて ワイヤ(34)を回転させ、それにより親ランナー(20)及びそれに引張られ て子ランナー(21)…が小ハウス(2)他端がわへ走行して液肥噴霧を一端が わから他端がわへ継続的に行っていく。他端に至ったら噴霧を停止すると共に、 上記モータ(30)を逆回転に切換え、それにより親ランナー(20)及びそれ に押されて子ランナー(21)…が小ハウス(2)一端がわへ集合する。
【0016】 液肥供給完了後は、施用管(26)、給液管(25)及び給液ホース(29) が小ハウス(2)内の一端がわに集合されるから、小ハウス(2)内での栽培作 業に支障を与えることはない。
【0017】 他の潅水、病害虫防除用薬液施用等も上記施用装置によって同様に行う。なお 、その場合必要により施用管(27)を付け替える。
【0018】 上例の装置においては、小ハウス(2)内には絶えず送風ダクト(4)、(4 )から新鮮な空気が供給され、ついで小ハウス外へ放出されるから、小ハウス内 に植物やきのこの栽培に必要な炭酸ガスや酸素が十分に供給される。 さらに、冬期等において、小ハウス(2)内の水蒸気が小ハウス外の冷気に冷 やされて通気性シート(12)の内面に結露しようとするが、該通気性シート( 12)は、多数の微細孔を介して常時温室(1)内と通じているのでシート(1 2)内面に結露しにくい状態にあり、加えて、万一シート(12)内面に結露が 発生しても、多数微細孔を通じて内から外へ流出する空気により結露水を気化さ せて外部へ放出することとなり、それにより植物に有害な水滴のボタ落ちを起す 程の結露水の発生を防止する。又、上記通気性シート(12)の通気作用により 小ハウス内に噴霧された薬液、液肥及び潅水等の有効液の細霧が過湿状態に至る ことはほとんどなく、万一通気性シート(12)の内面にそれら有効液の結露が 発生しようとしても、上述のようにボタ落ちをもたらす程の結露水の発生を防止 することができる。
【0019】 この場合、上記通気性シート(12)を、例えばビニロン等の吸湿性合成樹脂 の割り繊維不織布からなるものに替えた実施例においては、万一通気性兼吸湿性 シート(12)の内面に結露が発生したとき、該結露水をシートが吸収してシー ト(12)内面から除去し、しかもカバーの多数微細孔を通じて内から外へ流出 する空気によって吸収した水分を気化させて外部へ放出していき、それによりシ ート(12)の結露水吸収作用を持続するのである。
【0020】 なお、上例における送風機(5)、給水管(16)へ水を圧送するポンプ、施 用管(26)へ液を圧送するポンプ等にタイマーを接続し、又親ランナー(20 )駆動用モータ(30)の正逆回転を切換えるリミットスイッチを配設して作動 時間及びタイミング制御装置回路を構成し、それにより冷房及び有効液噴霧を自 動制御することもよい。
【0021】
【考案の効果】 本案の植物等栽培用建屋内の局所有効液施用装置によれば、小ハウス内の小空 間に噴霧するだけの少量の有効液で十分な有効液施用を行うことができ、従来の ような有効液の無駄を大幅に減少させることができるのであり、しかも小ハウス 内部が通気性シートの多数微細孔を通じて外部と通じていることにより、小ハウ ス内で栽培される植物やきのこの生育に必要な炭酸ガスや酸素が十分供給される こと、小ハウス内が過湿状態になりにくいこと、結露水の有害なボタ落ちを防止 できること等の利点があり、さらにノズルを有する施用管を有効液施用後は適宜 位置へ移動退避させることにより小ハウス内での栽培作業を自由に行うことがで きる効果をも奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】温室の垂直略線断面図である。
【図2】小ハウスの一部切欠拡大側面図である。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図である。
【図4】有効液噴霧装置の一部省略拡大側面図である。
【符号の説明】
1 温室 2 小ハウス 12 通気性シート 26 施用管 27 噴霧ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培用建屋内に栽培を行うべき小ハウス
    を形成し、上記小ハウスは、少くともその上面が多数の
    微細孔をほぼ均等に有する通気性シートで形成され、そ
    の内部に有効液を噴霧すべきノズルを有する施用管が、
    該ハウス内に隈なく噴霧できるように移動自在に支持さ
    れた、植物等栽培用建屋内の局所有効液施用装置。
JP1991051955U 1991-06-11 1991-06-11 植物等栽培用建屋内の局所有効液施用および冷房装置 Expired - Lifetime JP2504041Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5990354U (ja) * 1982-12-10 1984-06-19 旭化成株式会社 農業用不織布
JPH0416131A (ja) * 1990-05-10 1992-01-21 Makoto Sonoda 植物等栽培用建屋内の気化潜熱型局所冷房装置

Patent Citations (2)

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