JPH0413683A - p―ビニルフェノキシ基含有シクロホスファゼン誘導体、その製法、その重合体およびその硬化性組成物 - Google Patents

p―ビニルフェノキシ基含有シクロホスファゼン誘導体、その製法、その重合体およびその硬化性組成物

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JPH0413683A
JPH0413683A JP2117041A JP11704190A JPH0413683A JP H0413683 A JPH0413683 A JP H0413683A JP 2117041 A JP2117041 A JP 2117041A JP 11704190 A JP11704190 A JP 11704190A JP H0413683 A JPH0413683 A JP H0413683A
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JP
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vinylphenoxy
cyclophosphazene
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alkyl
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JP2117041A
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Isao Maruyama
功 丸山
Hiroshi Fujiwara
寛 藤原
Zenji Ito
伊藤 善治
Hitoshi Shigematsu
重松 等
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruzen Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はp−ビニルフェノキシ基含有シクロホスファゼ
ン誘導体、その製法、その重合体、および該シクロホス
ファゼン誘導体とビニルモノマーを必須成分として含む
耐熱性および難燃性に優れた熱硬化性樹脂組成物に関す
るものであシ、本発明の重合体および熱硬化性樹脂組成
物は、積層材料、注型材料、成形材料等の原料として用
いられ、構造材料、電気、電子部品材料として有用であ
る。
(従来の技術) ホスファゼン誘導体は、一般に難燃性で、その燃焼ガス
の毒性が低いことから、その重合体にも同様な性質が期
待されるので、先端複合材料用マトリックス樹脂の原料
の1つとして検討されており、塩化シクロホスファゼン
を出発原料として難燃性、耐熱性の重合体を合成しよう
とする試みは数多くなされてきた。
たとえば、ヘキサクロロシクロトリホスファゼンとハイ
ドロキノンの反応で耐熱性の優れた架橋構造の樹脂を得
る方法(米国特許2,866,773号、同3,121
,704号)がある。しかし、この方法によると、樹脂
化する際に、塩酸ガスが発生するため、それによる金属
の腐食、ボイドの発生等が問題になり用途が限定される
。また、ヘキサクロロシクロトリホスファゼンのブトキ
シ置換体と、レゾルシン、ハイドロキノン勢、2価フェ
ノール類とのエステル交換反応で、架橋構造の樹脂にす
る試みが、Zhivukhinらによってなされたが、
上記と同様、揮発性のアルコールが発生したり、また、
高分子量のものが得られず、その硬化物の物性も明かで
はない(Vysokomoj、 5oed、、8.72
7(1966))。
これらの欠点を改良するために、重合性のあるアリル基
含有フェノキシ基(たとえばオキシ安息香酸アリル、オ
キシ安息香酸メタアリル、アリルフェノールから誘導)
、フェノキシ基、アルキルフェ/dl−シ基等を含むシ
クロホスファゼン置換体を硬化させて、架橋構造の樹脂
とする方法が提案された(たとえば、特公昭47−11
226号、同48−8620号、同4g−11099号
、同48−20793号)。
これらの方法では、樹脂化する際、上記の様に揮発成分
が発生しないため成形作業上好都合であるが、了りル基
は反応性が必ずしも良くないため、硬化反応を完結させ
るには、活性の高い触媒を用いたり高温で長時間熱処理
する必要がある。
そこで、この欠点を更に改善するために、アリル基より
も反応性に富むビニル基を導入する方法が提案された(
特公昭48−27316号)。しかし、この方法では、
第1段階として当量以下のフェノール類および/または
アルコール類を、アミン存在下で、またはアルカリ金属
塩としてヘキサクロロシクロトリホスファゼンと反応さ
せて、フェノキ7基および/またはアルコキシ基で部分
置換した塩化シクロホスファゼン化合物となし、つぎの
第2段階で、それに当量以下のレゾルシン、カテコール
等、多価フェノールのナトリウム塩を反応させて、部分
置換した塩化シクロホスファゼンオリゴマーとし、最後
の第3段階で残留塩素を0−ビニルフェノールのナトリ
ウム塩で完全置換してプレポリマーとしており、樹脂原
料の合成工程が極めて複雑であるという欠点があった。
また、このようKして得られたプレポリマーをさらに架
橋させた硬化物は耐熱性において優れているものの機械
的強度が不十分で用途が限られるという欠点もあった。
また、本発明者らは先に、ビニルフェノキシ基またはイ
ソプロペニルフェノキシ基をJI+1または硬化部位と
して導入した線状ホスファゼン重合体を提供したが(%
開昭62−132935号)、この重合体は、架橋後の
硬化物がエラストマーであり、硬度の高い硬化物が得ら
れないという点で用途が制限される欠点があった。
従来すされているホスファゼンにビニルフェノール類を
組み合わせた提案は、上記のとおり、シクロホスファゼ
ンのオリゴマーあるいはシクロホスファゼンが開環重合
した線状重合体にビニルフェノキシ基が導入されたもの
であって、ビニルフェノキシ基の導入されたシクロトリ
ホスファゼンあるいはシクロテトラホスファゼンは未だ
提案されていない。
(発明が解決しようとする課題) そこで、本発明者らは、p−ビニルフェノキシ基の導入
されたシクロトリホスファゼンあるいはシクロテトラホ
スファゼンを提供し、また、従来提案されているビニル
フェノキシ基の導入されたシクロホスファゼンのオリゴ
マーあるいはシ・クロホスファゼンが開環重合した線状
重合体の上記の欠点を改善すべく鋭意研究したところ、
塩化シクロホスファゼンに、従来シクロホスファゼンの
オリゴマーあるいはシクロホスファゼンが開環重合した
線状重合体へのビニルフェノキシ基の導入方法として採
用されているようなp−ビニルフェノールのアルカリ金
属塩を作用させる方法を適用しても、p−ビニルフェノ
ールのアルカリ金属塩が重合反応性に富むためK、置換
反応条件下において核フェノラートはモノマーの形で存
在し得す、また、p−ビニルフェノールを第三アミンの
存在下に反応させる方法を適用しても、p−ビニルフェ
ノールが重合反応を引き起こすほどの厳しい条件下でし
か塩化シクロホスファゼンの塩素とp−ビニルフェノキ
シ基の置換反応は進行せず、結局目的とするp−ビニル
フェノキシ基の導入されたシクロホスファゼン誘導体を
好適に得られないことを知見し、さらに研究を進めたと
ころ、一定のピリジン化合物および塩酸捕捉剤の存在下
にシクロホスファゼンとp−ビニルフェノールを反応さ
せると、p−ビニルフェノールの重合反応が抑制されて
容易にほぼ定量的に塩化シクロホスファゼンの塩素とp
−ビニルフェノキシ基の置換反応のみが進行して、目的
とするp−ビニルフェノキシ基を有するシクロホスファ
ゼン誘導体が得られることを見出し、本発明を完成した
したがって、本発明の目的は、新規なp−ビニルフェノ
キシ基を有するシクロホスファゼン誘導体およびその簡
便で収率の高い製法を提供するKあり、さらには耐熱性
、難燃性、機械的性質等の優れた該シクロホスファゼン
誘導体の重合体、および該シクロホスファゼン誘導体と
ビニルモノマーとを必須成分として含む熱硬化性樹脂組
成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、第一には下記の一般式(1)で表わさ
れるp−ビニルフェノキシ基、またはp−ビニルフェノ
キシ基とアルキル置換基を有するまたは有しないフェノ
キシ基を含有するシクロホスファゼン誘導体(以下化合
物(1)と記す);〔1〕 (ただし、n = 3または4、p+q=2、p>O1
q≧0、pnは正の整数であり、qnはOまたは正の整
数であって、R1はベンゼン環のオルソ、メタ、パラの
いづれかに位置するアルキル基または水素である)にあ
り、第二には下記の一般式〔II〕で表わされる4−(
N−アルキルアミノ)ピリジン化合物(以下化合物〔I
I〕と記す);(n) (ただし、R2は水素または01〜C6のアルキル基、
R3はC1〜C6のアルキル基をそれぞれ表す)および
塩酸捕捉剤存在下における化合物CI)の製法にあり、
第三には化合物(1)のビニル重合体にあり、第四には
化合物〔I〕とビニルモノマーとを必須成分とする熱硬
化性樹脂組成物にある。
本発明を詳述すると、化合物CI)の原料の1つは塩化
シクロホスファゼンであ抄、本発明においては、ヘキサ
クロロシクロトリホスファゼン、オクタクロロシクロテ
トラホスファゼン、またはそれらの混合物が使用される
もう一方の原料はp−ビニルフェノール、または該p−
ビニルフェノールとアルキル置換基を有するまたは有し
ないフェノール類との混合物(以下フェノール混合物と
記す)であり、アルキルフェノールとしてはアルキル基
の炭素数が1〜5のものが適当であり、好ましくはp−
エチルフェノールまたはp−メチルフェノールが用いら
れる。
特に好ましいのは、工業的に実施されているp−エチル
フェノールの脱水素により得られるp−ビニルフェノー
ルとp−エチルフェノール並びにその他の不純物をも含
む脱水素反応生成物をそのまま原料として用いることで
ある。
また、化合物[11)は相関移動触媒の作用をするもの
で、その代表的なものとして4−メチルアミノピリジン
、4−エチルアミノピリジン、4−プロピルアミノピリ
ジン、4−((N−メチル、N−エチル)アミン)ピリ
ジン、4−1(N−メチル、N−ブチル)アミン)ピリ
ジン、4−((N−エチル、N−ブチル)アミノ)ピリ
ジン、4−((N−ブチル、N−ヘキシル)アミン)ピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジン、4−ジエチルア
ミノピリジン、4−ジブチルアミノピリジン、4−ジベ
ンチルアミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジン等
があげられるが、これらに限定されない。4−ジメチル
アミノピリジンを用いるのが好ましい。
塩酸捕捉剤としては脂肪族第三アミンが適当で、その代
表的なものとして、たとえばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミン、
トリヘキシルアミン、ジメチルエチルアミン、ジメチル
ブチルアミン、ジエチルブチルアミン、ジベンジルエチ
ルアミン、ジブチルヘキシルアミン、ジシクロヘキシル
エチルアミン等があげられるが、これらに限定されない
このような相間移動触媒および塩酸捕捉剤の存在下、塩
化シクロホスファゼン化合物とp−ビニルフェノールま
たはフェノール混合物を反応させるが、反応は無溶媒で
行うこともできるし、炭化水素類、ハロゲン化炭化水素
類、エーテル類、エステル類、ケトン類等、塩化シクロ
ホスファゼンとの反応性が低く、かつ、これらが溶解す
る適当な溶媒類の存在下でも行うことができる。
4−(N−アルキルアミノ)ピリジン化合物の使用量は
、塩化シクロホスファゼンの基本単位(PNCI2)に
対し、0.01〜1.0モル、好ましくは、0.05〜
0.5モルである。塩酸捕捉剤の使用量は、塩化シクロ
ホスファゼン基本単位(PNC12)当り、2.0〜4
.0モル、好ましくは、2.0〜3.0モルである。
p−ビニルフェノールまたはフェノール混合物の使用量
は、塩化シクロホスファゼン1分子当り少くともp−ビ
ニルフェノキシ基が1個置換されるように、ヘキサクロ
ロシクロホスファゼンの場合は、塩素原子1個当りp−
ビニルフェノール基準で0.17〜6.0モル好ましく
は0.4〜5.0モル、フェノール混合物基準で1.0
〜7.0モル好ましくは1.0〜5.0モルであり、テ
トラクロロシクロホスファゼンの場合は、塩素原子1個
当りp−ビニルフェノール基準で0.13〜4.0モル
好ましくは0.3〜3.0モル、フェノール混合物基準
テ1.0〜7.0モル好ましくは1.0〜5.0モルで
ある。なお、置換反応においては一般にフェノールやア
ルキルフェノールよりp−ビニルフェノールの方力反応
性が大きいことから、原料の塩化シクロホスファゼンに
対して、p−ビニルフェノールまたはフェノール混合物
の使用量を増加させてもp−ビニルフェノキシ基を高濃
度に含む置換体を得ることができる。
溶媒の使用量は特に規定されないが、原料の塩化シクロ
ホスファゼン100部に対して、0〜1.000部が適
当である。
置換反応は一10〜200r、好ましくはθ〜150C
の温度で、1分〜30時間、好ましく10分〜25時間
行われる。
このようにして特定構造の相関移動触媒の存在下で、塩
化シクロホスファゼンとフェノール混合物を反応させる
と、p−ビニルフェノールが極めて高い重合反応性を有
しているにも拘らず、反応中、はとんど重合反応を起こ
すことなく優先的に置換反応が進行し、p−ビニルフェ
ノキシ基またはp−ビニルフェノキシ基とアルキル置換
基を有するまたは有しないフェノキシ基で置換されたシ
クロホスファゼン誘導体すなわち化合物〔I〕が生成す
る。かくして得られる化合物(1)にお(・て、p−ビ
ニルフェノキシ基の導入率はテトラホスファゼンでは1
2.5モル係以上、トリホスファゼンでは16.7モル
係以上である。該化合物〔I〕は通常、高粘度の液体な
いし固体であり、極めて高い沸点を有するので蒸留は不
可能であるし、結晶化させることもほとんど不可能であ
る。このものはシクロホスファゼン環を基本骨格として
有している点ではモノマーであるが、 される基本単位が3個または4個環状につながりたオリ
ゴマーとも考えることができる。ビニルフェノキシ基お
よびアルキル置換または未置換フェノキシ基の導入割合
が若干相違するものあるいは導入位置が相違する異性体
の分離は精留、分別晶析、分別抽出、クロマトグラフィ
ー等の分離手段によってはほとんど不可能であるし、ま
た工業的応用においては、これらの分離は本質的に不要
である。
該化合物〔I〕は単独でまたは適当な1−合間始剤の存
在下で加熱すると重合、硬化し、その硬化物は難燃性、
耐熱性等に優れた積層板、構造材、電気、電子部材とし
て有用である。
重合、硬化反応は、開始剤を使用しない場合は80C〜
280t11’、好ましくけ100C〜280Cの温度
で、30分〜10時間、好ましくは1時間ないし10時
間加熱すると完結する。また、重合開始剤存在下では、
20C〜280r、好ましくは60C〜250Cの温度
で、10分〜20時間、好ましくは20分〜15時間加
熱処理すると反応は完結する。すなわち、重合開始剤を
用いれは低い温度での重合が可能となる。
重合開始剤としては、各種のアンモニウム化合物、スル
ホニウム化合物、ヨードニウム化合物、スタノニウム化
合物等カチオン開始剤および各種ラジカル開始剤が有効
である。
アンモニウム化合物としては、たとえばテトラエチルア
ンモニウム塩(((C2H5)4Nl+X )、テトラ
ブチルアンモニウム塩(((C4H0) 4N) +X
−)、スルホニウム塩としては、たとえばジメチル−ベ
ンゾイルメチルスルホニウム!(I C61(5COC
H2S(CH3) 2)”r ’)、ジエチル−p−メ
トキシベンジルスルホニウム塩((p−CH3QC,H
4C)i2S(C2H,)2)”X−)、ヨードニウム
化合物としては、たトエばシフ;ニルヨードニウム塩(
((C6H,) 2I)”X−)、スルホニウム化合物
としては、たとえばトリフェニルスタノニウA[(((
C6H5)。
Sn )”X”−) 、があげられる。ただし、上記化
学式%式% PF6などを表す。
またラジカル開始剤としては、クメンハイドロパーオキ
サイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、過酸化ベンゾイル、アゾビスインブチ
ロニトリル等が用いられるが、これらに限定されない。
重合開始剤の使用量はtK規定されないが、−般には化
合物(1)に対して、0.1〜5重量重量間囲で使用す
るのが好ましい。かくして得られた重合体は溶媒に不溶
であり、1HNMHにより分析することはできない。し
かしそれらのIR分析によれば、原料の化合物(1)に
認められたC=C(ビニル結合)伸縮振動に基づく吸収
1650cIn−1が消失し、一方P=N (シクロホ
スファゼン)伸縮振動に基づく吸収1220m−’が実
質的に変らずに認められ、また元素分析値も原料の化合
物CI)のそれと実質的に同一であることから、かくし
て得られた重合体は原料の化合物(1)がビニル重合し
たものであることが明らかである。本発明の重合体のT
BA法により求めたガラス転移温度は120〜160C
の範囲内である。
また、該化合物〔I〕は、カチオンまたはラジカル重合
性を示すビニルモノマーと、上記重合体と同様の条件下
で反応させると硬化物が得られ、該硬化物は難燃性、耐
熱性等に優れた積層板、構造材、電気、電子部材として
有用である。なおこの場合、重合開始剤の使用量は特に
規定されないが、一般には化合物〔I〕とビニルモノマ
ーとの混合物に対して、0.1〜5重量重量間囲で使用
するのが好ましい。
上記、カチオンまたはラジカル重合性ビニルモノマーと
しては、スチレン、スチレン誘導体、たとえば、a−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、クロルスチレン等
、アクリル酸、アクリル酸エステル、たとえば、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル等、メタアクリル酸、メ
タアクリル陵エステル、たとえば、メタアクリル酸メチ
ル、メタアクリル酸エチル、ヒドロキシエチルメタアク
リレート等、カルボン酸ビニルエステル、たとえば、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル等、不
飽和ニトリル、たとえば、アクリロニトリル、シアン化
ビニリデン等、マレイミド銹導体、たとえば、フェニル
マレイミド、1.1′(メチレンジー4.1−)ユニし
ン)ビスマレイミド等、などがあけられるが、これらに
限定されない。
これらビニルモノマーの使用量は特に規定されないが、
一般に該シクロホスファゼン誘導体中のp−ビニルフェ
ノキシ基1モルに対して、0.1モル〜20モルが適当
である。
本発明のシクロホスファゼン誘導体重合物、および該ホ
スファゼン誘導体とビニルモノマーとから成る熱硬化性
樹脂組成物には、必要に応じて、各種充填材、顔料、カ
ップリング剤、離型剤などを配合することができる。た
とえば、充填剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、金属
繊維、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸
化アンチモン、石膏、シリカ、アルミナ、クレータルク
、石英粉末、鉄粉、カーボンブラックなどがあげられる
が、これらに限定されるものではない。またその使用量
は、用途に応じて規定されるが、一般に該ホスファゼン
誘導体または該熱硬化性樹脂組成物100重量部に対し
て、10〜500重量部である。
(発明の効果) 本発明は、特定の相間移動触媒の使用によ抄新規なp−
ビニルフェノキシ基含有シクロホスファゼン誇導体を簡
便にしかも高収率で得ることができる。また該ホスファ
ゼン誘導体は、高粘度の液体または融点の低い固体で、
汎用溶媒に可溶性であるため取扱易く、かつ比較的穏和
な条件で硬化反応が完結し、また該ホスファゼン誘導体
と各種ビニルモノマーとから成る熱硬化性樹脂組成物も
同様に反応性に富み、それらの硬化物は耐熱性、難燃性
および機械的強度が優れているため、積層材料、注型材
料、成形材料等の原料樹脂として用いることができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によ抄さらに詳細に説明するが、
これKよって本発明が限定されるものではない。
実施例1 p−ビニルフェノキシ基およびアルキルフェノキシ基含
有シクロホスファゼン誘導体の合成〜その1− 粗p−ビニルフェノール(p−ビニルフェノール35モ
ル係、p−エチルフェノール58モル係およびp−クレ
ゾール7モル係から成る混合物)17.7グラム、4−
ジメチルアミノピリジン0.53グラム、トリエチルア
ミン19.11/およびジオキサン49m1からなる混
合物に、水冷攪拌下、5.0グラムのへキサクロロシク
ロトリホスファゼン(以下3PNCと略記)および40
m/のジオキサンからなる溶液を10分かかつて滴下し
た。その後、40〜50Cの温度を保ちながら8時間攪
拌を続けた。生成した塩を濾別し、濾液な減圧下で処理
l、て溶媒を除去した。残渣を水酸化ナトリウム水溶液
で処理して未反応のフェノール類を抽出、除去し、分離
した液体を水で充分洗浄した後、真空乾燥したところ1
1.3グラムの高粘度の液体が残った。
NMRおよびIR分析の結果、このものは平均組成トシ
てp−ビニルフェノキシ2$61モル係、p−エチルフ
ェノキシ基34モル係およびp−メチルフェノキシ基5
モル係からなる置換基を含むシクロトリホスファゼン銹
導体、すなわちほとんどテトラ(p−ビニルフェノキシ
)−ジ(p−エチルフェノキシ)シクロトリホスファゼ
ンであることがわかった。
NMR結果 D 帰属         ピーク面積 1.2ppm     D            5
22.3ppm     A            
 72.6ppm      E          
  355.2〜5.6ppm   H63 6,6ppm      ( 6,7〜7.2ppm   B、C,F、G、J、にな
お、2.34ppmK認められるピークは、原料精製時
に用いた残存トルエンのメチル基によるものと思われる
モル分率 CH+O−7/3=2.3 0.05 CHCM +o−35/2=17.5 0.34CH=
cti+o−63/2=31.5 0.61計  51
.3   1.00 IR結果 1220cm−’ P=N(シクロホスファゼン) 伸縮振動 一! 1200.950 on     P −0−C伸縮振
動1610、l510cTn   芳香環      
〃16506n ’       C=C(ビニル結合
)   //まだ、得られた生成物の元素分析値(重f
%)は以下のとおりであった。
CHN    P 67.38  5.46  4.94  10.93な
お目的物には活性塩素は殆ど検出されず、またGPC分
析の結果、単一ピークを示した。蒸気圧浸透圧法(VP
O法)VCよ妙分子量を測定1.たところ、その値は8
50 (IJ論値850)であった。
目的物のIRおよびNMRスペクトルをそれぞれ第1図
および第2図に示す。
実施例2 p−ビニルフェノキシ基およびアルキルフェノキシ基含
有シクロホスファゼン誘導体の合成−その2− 11p−ビニルフェノール<p−ビニルフェノールl 
7−v−# % 、 p −x チルフェノール72モ
ル係およびp−クレゾール11モル係から成る混合物)
200グラム、4−ジブチルアミノピリジン9.2グラ
ムおよびトリブチルアミン3201から成る混合物に、
水冷下、82グラムのオクタクロロシクロテトラホスフ
ァゼン(4PNC)および400dのクロルベンゼンか
らなる溶液を20分かかって滴下した。その後、30r
で16時間、続いて60tl’で15時間加熱攪拌した
。生成した塩を濾別し、濾液を減圧下で処理して溶媒を
除去した。
残渣を水酸化す) IJウム水溶液で処理して未反応の
フェノール類を抽出、除去し、分離した液体を水で充分
洗浄した後、真空乾燥したところ205グラムの高粘度
の液体が残った。
NMRおよびIR分析を実施例1におけると同様に行っ
た結果、このものは平均組成としてp−ビニルフェノキ
シ基22モル係、p−エチルフェノキシ基68モル係お
よびp−メチルフェノキシ基10モル係からなる置換基
を含むシクロテトラホスファゼン誘導体、すなわち実質
的にジ(p−ビニルフェノキシ)−ペンタ(p−エチル
フェノキシ)−モノ(p−メチルフェノキシ)シクロテ
トラホスファゼンであることがわかった。
元素分析値(重量%) CHN    P 66.92 5.94 4.94  10.92なお目
的物には活性塩素は殆ど認められず、またGPC分析で
は単一のピークを示し、■PO法による分子量は113
8(理論値1137 )であった。
目的物のIRおよびNMRスペクトルをそれぞれ第3図
および第4図に示す。
実施例3 p−ビニルフェノキシ基およびアルキルフェノキシ基含
有シクロホスファゼン誘導体の合成−その3− 実m例2で用いた粗p−ビニルフェノール14.5グラ
ム、4−ジメチルアミノビリジン0.4グラム、トリエ
チルアミン14.8−からなる混合物に、水冷下、4.
1グラムの3PNCおよび12.3−のクロルベンゼン
からなる溶液を5分かかって滴下した。その後、室温で
24時間攪拌を続けた。生成した塩を濾別し、濾液を減
圧下で処理して溶媒を除去した。残渣を水酸化ナトリウ
ム水溶液で処理して未反応のフェノール類を抽出、除去
し、分離した液体を水で充分洗浄した後、真空乾燥した
ところ9、θグラムの高粘度の目的物が得られた。
NMRおよびIR分析を実施例1と同様に行った結果、
このものは平均組成としてp−ビニルフェノキシ基33
モル係、p−エチルフエキシ基60モル係およびp−メ
チルフェノキシ基7モル係からなる置換基を含むシクロ
トリホスファゼン誘導体、すなわち主としてジ(p−ビ
ニルフェノキシ)−テトラ(p−エチルフェノキシ)シ
クロトリホスファゼンであることがわかった。
元素分析値(重量%) CHN    P 67.07  5.82 4.93  10.9】なお
目的物には活性塩素は検出されず、GPC分析では単一
のピークを示し、またそのvPO法による分子量は85
0(31論値852)であった。
そのIRおよびNMRスペクトルをそれぞれ第5図およ
び第6図に示す。
実施例4 p−ビニルフェノキシ基およびアルキルフェノキシ基含
有シクロホスファゼン誘導体の合成−その4− 粗p−ビニルフェノール(p−ビニルフェノール45モ
ル係、p−エチルフェノール49モル係およびp−クレ
ゾール6モル係から成る混合物)23.0グラム、4−
エチルアミノピリジン0.20グラムおよびトリヘキシ
ルアミン40耐から成る混合物に、水冷攪拌下、5.0
グラムの3PNCおよび40iuのジオキサンから成る
溶液を5分かかって滴下した。その後、40〜50rの
温度で20時間攪拌を続けた。生成した塩を濾別し、濾
液を減圧下で処理して溶媒を除去した。残渣を水酸化ナ
トリウム水溶液で処理して未反応のフェノール類を抽出
、除去し、分離した液体を水で充分洗浄した後、真空乾
燥したところl010グラムの高粘度の液体が得られた
NMRおよびIR分析を実施例Iと同様に行った結果、
このものは平均組成としてp−ビニルフェノキシ基75
モル係、p−エチルフェノキシ基22モル係およびp−
メチルフェノキシ基3モル係から成る置換基を含むシク
ロトリホスファゼン誘導体、すなわち実質的にペンタ(
p−ビニルフェノキシ)−モノ(p−エチルフェノキシ
)シクロトリホスファゼンとテトラ(p−ビニルフェノ
キシ)−ジ(p−エチルフェノキシ)シクロトリホスフ
ァゼンとの等モル混合物であることがわかった。
元素分析1[(重量%) CHN    P 67.55  5.29  4.94  10.93な
お目的物には活性塩素は検出されず、そのGPCスペク
トルは単一ピークであり、またそのVPO法による分子
量は850(理論値850)であった。
目的物のInおよびNMRスペクトルをそれぞれ第7図
および第8図に示す。
実施例5 p−ビニルフェノキシ基およびアルキルフェノキシ基含
有シクロホスファゼン誘導体の合成−その5一 実施例2で用いた粗p−ビニルフェノール18.5グラ
ム、4−ジメチルアミノピリジン0.5グラム、トリエ
チルアミン2011/からなる混合物に、室温下、4.
1グラムの4PNCおよび2Qmlのジオキサンからな
る溶液を5分間で滴下、その後、室温で24時間攪拌を
続けた。生成した塩を濾別、濾液を減圧下で処理して溶
媒を除去した。残渣を水酸化す) IJウム水溶液で処
理して未反応のフェノール類を抽出、除去し、分離した
液体を水で充分洗浄した後、真空乾燥したところ9.1
グラムの高粘度の目的物が得られた。
NMRおよびIR分析を実施例1と同様に行った結果、
このものは平均組成としてp−ビニルフェノキシ基38
モル係、p−エチルフェノキ7基54モル係およびp−
メチルフェノキシ基8モル%からなる置換基を含むシク
ロテトラホスファゼン銹導体、すなわち主としてトリ(
p−ビニルフェノキシ)−ペンタ(p−エチルフェノキ
シ)シクロトリホスファゼンであることがわかった。
元素分析値(芦f係) CHN    P 67.10  5.75  4.94  10.93な
お目的物には活性塩素は検出されず、GPC分析では単
一のピークを示12、そのVPO法による分子量は11
35(理論値1134)であった。目的物のIRおよび
NMRスペクトルをそれぞれ第9図および第10図に示
す。
実施例6 実施例1で得られたシクロトリホスファゼン誘導体10
グラムをガラス製重合管に仕込み、200でで5時間加
熱したところ、内容物は完全に固化した。
ガラス管を割って内容物を取り出1〜粉砕12て、メタ
ノールで洗浄後真空乾燥したところ、9.9グラムのポ
リマーが得られた。このポリマーは融点を示さず、各種
溶媒に不溶であった。IR分析によれば、このポリマー
には原料である実施例】の生成物に認められたC=C(
ビニル結合)の伸縮振動に基づ(1650cm−1の吸
収が認められない点を除けば、そのIR吸収はP=N 
(シクロホスファゼン)の伸縮振動に基づ<1220c
rn−1の吸収を含めて実施例1の生成物のそれと本質
的に一致しており、また元素分析の結果も実施例1に示
した値と本質的に一致していた。これらのことから、こ
のものはシクロトリホスファゼン誘導体中のp−ビニル
フェノキシ基がビニル重合したものであることがわかっ
た。またTBA法によりガラス転移温度を測定したとこ
ろ140Cであった。
そのIRスペクトルを第11図に示す。
実施例7 実施例2で得られたシクロテトラホスファゼン誘導体1
0グラムを0.1グラムの過酸化ベンゾイルと共にガラ
ス製重合管に仕込み、200Cで2時間加熱したところ
、内容物は完全に固化した。
内容物を取り出し粉砕して、メタノールで洗浄後真空乾
燥したところ、9.9グラムのポリマーが得られた。こ
のポリマーは融点を示さず、各種溶媒に不溶であった。
分析の結果、実施例6で述べたと同様の理由によ抄、こ
のものは実施例2で得られたシクロテトラホスファゼン
誘導体中のp−ビニルフェノキシ基がビニル重合したも
のであることがわかった。またTBA法によりガラス転
移温度を測定したところ125Cであった。そのIRス
ペクトルを第12図に示す。
実施例8 実施例3で得られたシクロトリホスファゼン誘導体10
グラムを0.1グラムのアゾビスイソブチロニトリルと
共にガラス製重合管に仕込み、180Cで5時間加熱し
たところ、内容物は完全に固化した。内容物を取り出し
粉砕して、メタノールで洗浄後真空乾燥したところ、9
.9グラムのポリマーが得られた。このポリマーは融点
を示さず、各種溶媒に不溶であった。分析の結果、実施
例6に述べたと同様の理由により、このものは実施例3
で得られたシクロトリホスファゼン誘導体中のp−ビニ
ルフェノキシ基がビニル重合したものであると認められ
た。TBA法によるとガラス転移温度は130Cであっ
た。IRスペクトルを第13図に示す。
実施例9 実施例4で得られたシクロトリホスファゼン誘導体10
グラムをガラス製重合管に仕込み、260Cで5時間加
熱したところ、内容物は完全に固化した。
内容物を取り出し粉砕した後、メタノールで洗浄後真空
乾燥したところ、9.9グラムのポリマーが得られた。
このポリマーは融点を示さず、各種溶媒に不溶であった
TBA法によるガラス転移温度は145Cであった。分
析の結果、実施例6で述べたと同様の理由によね、この
ものは実施例4で得られたシクロトリホスファゼン誘導
体中のp−ビニルフェノキシ基がビニル重合したもので
あることがわかった。
IRスペクトルを第14図に示す。
実施例10 実施例5で得られたシクロテトラホスファゼン誘導体1
0グラムを0.2グラムのジフヱ二ルヨードニウムへキ
サフルオロアルシネ−)(((C6H5)2工)AsF
6)と共にガラス製重合管に仕込み、220Cで2時間
加熱したところ、内容物は完全に固化した。
内容物を取り出し粉砕後、メタノールで洗浄後真空乾燥
したところ、9.9グラムのポリマーが得られた。この
ポリマーは融点を示きず、各種溶媒に不溶であった。
分析の結果、実施例6で述べたと同様の理由によ抄、こ
のものは実施例5で得られたシクロテトラホスファゼン
誘導体中のp−ビニルフェノキシ基がビニル重合したも
のであることがわかった。
TBA法によるガラス転移温度は133Cであった。I
Rスペクトルを第15図に示す。
実施例11 実施例3で得られた平均網成として、p−ビニルフェノ
キシ基33モルチ、p−エチルフェノキシ基60モル係
およびp−メチルフェノキシ基7モル係から成る置換基
を含むシクロトリホスファゼン誘導体60部とリン酸三
カルシウム40部を、該誘導体に対して1重t%の過酸
化ベンゾイルと共に均一に混合し、それを金型に仕込ん
だ。つぎにそれを50kp/儒2の加圧下、200Cで
3時間プレスした。サンプルを金型から取り出し、25
0Cで3時間ポストキュアーした。硬化物の硬さは11
5(ロックウェル硬度、Rスケール)で、また曲げ強度
および曲げ弾性率は、それぞれ6.5 kl/1III
2および475k)7w2であった。
実施例12 実施例5で得られた平均組成として、p−ビニルフェノ
キシ基38モル%、p−エチルフェノキシ基54モル係
およびp−メチルフェノキシ基8モル係からなる置換基
を含むシクロテトラホスファゼン誘導体60部とシリカ
40部を、該誘導体に対して2重量係のテトラブチルア
ンモニウムブロマイド(((C4H8)4N)Br)と
共に均一に混合し、それを金型に仕込んだ。つぎにそれ
を50ky / cm 2の加圧下、200Cで3時間
プレスした。
サンプルを取り出し、250Cで3時間ボストキエアー
した硬化物の曲げ強度および曲げ弾性率は、それぞれ5
.4ky/w2および500 kg/la2であった。
実施例13 実施例3で得られた平均組成として、p−ビニルフェノ
キシ基33モル係、p−エチルフェノキシ基60モル係
およびp−メチルフェノキシ基7モル係から成る置換基
を含むシクロトリホスファゼン誘導体20グラムとメタ
アクリル酸メチルエステル(MMA)20グラムを、0
.1グラムの過酸化ベンゾイルと共にガラス製重合管に
仕込み、100Cで1,0時間加熱したところ、内容物
は完全に固化した。収量は39.8?であった。
内容物を取り出し、ベンゼン抽出したところ不溶部は9
5%、可溶部は5%であった。分析の結果、不溶部はシ
クロトリホスファゼン銹導体9モル係とMMA91モル
係から成る共重合体であり、可溶部はMMAの単独重合
体と該誘導体オリゴマーとの混合物であることがわかっ
た。
共重合体について熱重量分析を行ったところ、300C
での重量減少率は7係であった。ちなみにボIJMMA
については、同一条件でその値は38係であった。
実施例14 実施例13において使用したシクロトリホスファゼン誘
導体50グラムとMMAIOダラムを、0.15グラム
の過酸化ベンゾイルと共にガラス製重合管に仕込み、1
00Cで10時間加熱したところ、内容物は完全に固化
した。収量は59.854であった。
取り出した内容物について、実施例13と同様な抽出操
作を行ったところ、ベンゼン不溶部(シクロトリホスフ
ァゼン誘導体40モル係とMMA60モル係から成る共
重合体)は90%であった。
共重合体について熱重量分析を行ったところ、300C
での重量減少率は3%であった。
実施例15 実施例2で得られた平均組成として、p−ビニルフェノ
キシ基22モル係、p−エチルフェノキシ基68モル係
およびp−メチルフェノキシ基10モル係から成る置換
基を含むシクロテトラホスファゼン誘導体20グラムと
MMA20グラムを、0.15グラムのアゾビスイソブ
チロニトリルと共にガラス製重合管に仕込み、100C
で8時間加熱したところ、内容物は完全に固化した。収
量は39.77であった。
取り出した内容物について、実施例13と同様な処理を
施したところ、92%がベンゼン不溶部であった。
実施例16 実施例5で合成したシクロテトラホスファゼン誘導体5
0グラムとスチレン10グラムを、0,3グラムの過酸
化ベンゾイルと共にガラス製重合管に仕込み、120C
で3時間加熱したところ、内容物は完全に固化した。収
量は59.9Fであった。
取抄出した内容物について、実施例13と同様な処理を
施したところ、ベンゼン不溶部(シクロテトラホスファ
ゼン誘導体38モル係とステレフ62モル係から成る共
重合体)は88%であった。
共重合体について熱重量分析を行りたところ、400C
および450Cでの重量減少率はそれぞれ12および3
7%であった。ちなみに同一条件で行ったポリスチレン
のこれらの値は、それぞれ32および95%であった。
実施例17 実施例13で使用したシクロトリホスファゼン誘導体2
0グラムと酢酸ビニル20グラムを、0.2グラムのア
ゾビスインブチロニトリルと共にガラス製重合管に仕込
み、100Cで12時間加熱したところ、系は完全に固
化した。収量は39.954であった。
取り出した内容物について、実施例13と同様な処理を
施したところ、ベンゼン不溶部(シクロトリホスファゼ
ン誘導体66モル係と酢酸ビニル34モル係から成る共
重合体)は80係であった。
またベンゼン可溶部は酢酸ビニルの単独重合体と該誘導
体オリゴマーとの混合物であることがわかった。
共重合体について熱重量分析を行ったところ、350C
での重量減少率は8係であった。ちなみに同一条件で行
ったポリ酢酸ビニルのその値は58係であった。
実施例18 実施例4で得られた平均組成として、p−ビニルフェノ
キシ基75モル係、p−エチルフェノキシ基22モル冬
およびp−メチルフェノキシ基3モル係からなる置換基
を含むシクロトリホスファゼン誘導体30グラムとMM
A 100グラムを均一に混合した後、それを100C
で2時間、続いて200Cで3時間注型成形した。
得られたテストピースの曲げ強度および曲げ弾性率は、
それぞれ11 kl/ws2および400kf/va2
であった。
実施例19 実施例1で得られた平均組成として、p−ビニルフェノ
キシ基61モル係、p−エチルフェノキシ基34モル係
およびp−メチルフェノキシ基5モル係からなる置換基
を含むシクロトリホスファゼン誘導体30グラムと1.
1’−(メチレンジー4.1−フェニレン)ビスマレイ
ミド10グラムを120Cで均一に混合し、それを18
0Cで1時間、200Cで2時間、さらに230Cで5
時間注型成形した。このサンプルの熱変形温度(HDT
)は245Cであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の生成物のIRスペクトル、第2図は
その”HNMRスペクトル、第3図は実施例2の生成物
のIRスペクトル、第4図はその”HNMRスペクトル
、第5図は実施例3の生成物のIRスペクトル、第6図
はその HNMRスペクトル、第7図は実施例4の生成
物のIRスペクトル、第8図はその1HNMRスペクト
ル、第9図は実施例5の生成物のIRスペクトル、第1
0図はその”HNMRスペクトル、第11図〜第15図
はそれぞれ実施例6〜100重合体のIRスペクトルで
ある。 特許出願人 丸善石油化学株式会社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の一般式〔 I 〕で表されるp−ビニルフェ
    ノキシ基、または該p−ビニルフェノキシ基とアルキル
    置換基を有するまたは有しないフェノキシ基を含有する
    シクロホスファゼン誘導体;▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ 〔 I 〕 (ただし、n=3または4、p+q=2、p>0、q≧
    0、pnは正の整数あり、qnは0または正の整数であ
    って、R_1はベンゼン環のオルソ、メタ、パラのいづ
    れかに位置するアルキル基または水素である)。
  2. (2)下記の一般式〔II〕で表される4−(N−アルキ
    ルアミノ)ピリジン化合物; ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔II〕 (ただしR_2は、水素またはC_1〜C_6のアルキ
    ル基、R_3はC_1〜C_6のアルキル基である)お
    よび塩酸捕捉剤存在下、塩化シクロホスファゼンと、p
    −ビニルフェノール、またはp−ビニルフェノールとア
    ルキル置換基を有するまたは有しないフェノール混合物
    を反応させることを特徴とする請求項1記載のシクロホ
    スファゼン誘導体の製法。
  3. (3)該4−(N−アルキルアミノ)ピリジン化合物が
    、4−ジメチルアミノピリジンであることを特徴とする
    請求項2記載のシクロホスファゼン誘導体の製法。
  4. (4)下記の一般式〔 I 〕で表されるp−ビニルフェ
    ノキシ基、または該p−ビニルフェノキシ基とアルキル
    置換基を有するまたは有しないフェノキシ基を含有する
    シクロホスファゼン誘導体;▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ 〔 I 〕 (ただしn=3または4、p>0、q≧0、pnは正の
    整数であり、qnは0または正の整数であって、R_1
    はベンゼン環のオルソ、メタ、パラのいづれかに位置す
    るアルキル基または水素である)をビニル重合させて得
    られ、ガラス転移温度(TBA法)が120〜160℃
    である重合体。
  5. (5)下記の一般式〔 I 〕で表されるp−ビニルフェ
    ノキシ基、またはp−ビニルフェノキシ基とアルキル置
    換基を有するまたは有しないフェノキシ基を含有するシ
    クロホスファゼン誘導体; ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔 I 〕 (ただしn=3または4、p+q=2、p>0、q≧0
    、pnは正の整数であり、qnは0または正の整数であ
    って、アルキル基はベンゼン環のオルソ、メタ、パラの
    いづれかに位置するアルキル基または水素である)とカ
    チオンまたはラジカル重合性ビニルモノマーとを必須成
    分として含む熱硬化性樹脂組成物。
  6. (6)該ビニルモノマーがスチレン、スチレン誘導体、
    アクリル酸、アクリルエステル、メタアクリル酸、メタ
    アクリル酸エステル、カルボン酸ビニルエステル、不飽
    和ニトリルまたはマレイミド誘導体であることを特徴と
    する請求項5記載の熱硬化性樹脂組成物。
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