JPH0413696A - 新規生理活性物質 - Google Patents

新規生理活性物質

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JPH0413696A
JPH0413696A JP2117876A JP11787690A JPH0413696A JP H0413696 A JPH0413696 A JP H0413696A JP 2117876 A JP2117876 A JP 2117876A JP 11787690 A JP11787690 A JP 11787690A JP H0413696 A JPH0413696 A JP H0413696A
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JP
Japan
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physiologically active
active substance
novel
novel physiologically
chromatography
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JP2117876A
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English (en)
Inventor
Akira Shibata
昭 柴田
Yoshiaki Moriyama
森山 美昭
Yasuyuki Kunihiro
国広 靖之
Masahiro Nobuhara
延原 正弘
Toshiyuki Kanamori
金森 利至
Yoshikazu Ashida
義和 芦田
Hiromi Hagino
萩野 博巳
Atsushi Arai
新居 淳
Koichi Noda
浩一 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、、新規生理活性物質およびその製造方法に関
する。 本発明は、また、該新規生理活性物質を有効成
分とする医薬組成物に関する。
〈従来の技術〉 肝細胞に対する増殖因子は、近年確立されたラット肝細
胞の初代培養系(Nakamura T、等、ジャーナ
ル オブ バイオケミストリー 94巻、1029−1
035頁、1983年)を利用して研究が進められてき
た。 その結果、肝細胞の増殖因子が正常ヒト血清やラ
ット血清中、および肝炎患者血清やラット血小板中に存
在することが報告され、それぞれHPTAおよびHGF
と呼ばれている(Reza Zarnegar等・バイ
オケミカル アンド バイオフィジカルリサーチ コミ
ュニケーションズ、163巻、1370−1376頁、
1989年; KeijiMiyBzawa等、バイオ
ケミカル アンド バ イオフィジカル リサーチ コ
ミュニケーションズ、163巻、967−973頁、1
989年;およびToshikazu  Nakamu
ra等、ネイチャー 342巻、440−443頁、1
989年)、 これらは、ともに、還元状態で、約70
kDaと約35kDaのサブユニットに分かれることが
知られている(にeijiMiyazawa等、既出、
foshikazu Nakamura等、既出)、 
また、分子量約7.4kDaのタンパク質であるTGF
−〇、分子量約6kDaのEGFにも、肝細胞に対する
増殖活性が認められている。 ところで、周知の通り、
生体内には同じような作用を有する増殖因子が多数存在
し、同じ組織に対して細胞増殖作用を示す複数の異なる
因子の存在も知られている。 肝組織は生体内で最も再
生力のある組織であり、肝細胞に対する増殖因子も多数
存在することは十分前えられ、また、これらの増殖因子
は、増殖抑制因子等とバランスをとりあって細胞増殖を
調節しているものと考えられる。 従って、生体内にお
ける肝細胞の増殖機構を解明し、医療の分野へ応用する
ためには、既に特定された上記肝細胞増殖因子とは異な
る新規な物質を見出し、それを特定することが必要と考
えられている。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、新規な生理活性物質およびその製造方
法を提供することにある。 本発明が提供する新規生理
活性物質は、肝細胞に対する増殖促進作用を有する。 
本発明の他の目的は、該新規生理活性物質を有効成分と
する医薬組成物を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明者等は、ヒト肝癌由来の細胞株の培養上清中から
新規生理活性物質を単離し、この新規生理活性物質が肝
細胞の増殖を促進する作用を有することを確認し、本発
明の完成に至ったものである。
すなわち、本発明の第1の態様は、還元下のSDS−ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動法における分子量が87
±1okDaである蛋白質を構成蛋白質とすることを特
徴とする新規生理活性物質を提供するものである。
前記生理活性物質は、肝細胞の増殖促進作用を有するも
のであるのがよい。 また、前記生理活性物質は、ヒト
由来の蛋白質であるのがよく、なかでも、ヒト由来細胞
により産生される蛋白質であるのがよい。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様に示された
新規生理活性物質の製造方法、なかでもヒト由来細胞を
用いる前記新規生理活性物質の製造方法を提供するもの
である。
該製造方法は、ヒト由来の細胞を培養 し、前記新規生理活性物質を含む培養液を回収し、その
培養液を精製する工程を有する方法であるのがよい。
そして、精製には、下記より選ばれる少な(とも1つの
精製方法を実施するのがよい。
(a)陰イオン交換クロマトグラフィー(b)ヘパリン
アフィニティークロマトグラフィー (c)色素アフィニティークロマトグラフィー (d)逆相クロマトグラフィー 前記陰イオン交換クロマトグラフィーが、イオン交換基
としてクォータナリーアミノメチル基および/またはク
ォータナリーアミノエチル基が導入されている陰イオン
交換クロマトグラフィーであり、前記ヘパリンアフィニ
ティークロマトグラフィーが、ヘパリンを吸着させた親
水性ポリマーを使用したヘパリンアフィニティークロマ
トグフィーであり、前記色素アフィニティークロマトグ
ラフィーが、ブルー色素を吸着させた親水性ポリマーを
利用する色素アフィニティークロマトグラフィーであり
、前記逆相クロマトグラフィーが、オクタデシル基を結
合させたポリマーを用いることを特徴とする逆相クロマ
トグラフィーであることが特に好ましい。
本発明はまた、第3の態様として、前記新規生理活性物
質を有効成分として含有する医薬組成物を提供する。
以下に、本発明の構成を詳細に説明する。
本発明が第1の態様として提供する新規生理活性物質は
、還元下のSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法
における分子量が87±10kDaである蛋白質を構成
蛋白質とすることを特徴とする。 すなわち、本発明の
生理活性物質は、還元下のSDS−ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動法で87±10kDaの分子量を示す蛋白
質を、該生理活性物質の少なくとも一部として有する。
本発明の新規生理活性物質は、上記蛋白質を構成蛋白質
とするものであればいずれでもよいが、特に、肝細胞の
増殖促進作用を有するものであるのがよい。
本発明の新規生理活性物質は、その由来は限定されない
が、ヒト由来であることが好ましい。
本発明の新規生理活性物質は、これを産生するヒト由来
の組織や細胞、ヒト尿やヒト血液等のヒト体液中より適
当な手段によって得ることができるが、好ましくはヒト
癌由来細胞、なかでもヒトの肝臓にて分離された癌由来
細胞により産生されるものであるのがよく、さらには、
ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6Mにより産生され
るものであるのがよい。 なお、本発明者等は、本発明
の新規生理活性物質を産生ずるヒト転移性肝癌由来細胞
株SPT−6Mを、1989年10月12日付で寄託し
ている(微工研菌寄第11048号(FERM P−1
1048))。
本発明の新規生理活性物質は、いかなる方法で製造され
たものであってもよいが、ヒト由来細胞、好ましくはヒ
ト癌由来細胞、なかでもヒトの肝臓にて分離された癌由
来細胞を利用して製造されたものであるのがよく、特に
、ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6Mを用いて製造
されたものであるのがよい。
本発明が第2の態様として提供する新規生理活性物質の
製造方法は、ヒト由来の細胞を利用する点に特徴を有す
る。
本発明の製造方法は、ヒト由来の細胞を利用しており、
最終的に本発明の新規生理活性物質を回収で餘る方法で
あればいかなる方法であってもよいが、好ましい例とし
て、ヒト由来の細胞を培養し、本発明の新規生理活性物
質を含む培養液を回収し、その培養液から精製するとい
う工程を有する方法が挙げられる。
次に、ヒト癌由来の細胞株であり、本発明の製造方法へ
の適用が特に好ましい細胞であるヒト転移性肝癌由来細
胞株SPT−6Mを利用する製造方法について述べる。
ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6Mは、それが増殖
しうる培養条件にて培養する。 すなわち、SPT−6
Mを増殖させるのに好適な濃度の血清や増殖因子、例え
ばウシ胎児血清やインスリン等を含む培地にて、37℃
にて培養する。 培地は、例えば現在一般に使用されて
いるD M E M (Dulbeccoos  Mo
difiedEagle’s Medium) 、 R
PMI1640等の培地から適宜選択して使用すればよ
い。
本発明の新規生理活性物質は、一般に行なわれている細
胞培養技術に準じた方法にて培養したSPT−6Mの培
養上清から回収し、精製することによって得ることがで
きるが、回収および精製をより効率的に行なうためには
、当該細胞を回収に適切な条件、例えば血清等を含まな
い完全合成培地に移して培養することが好ましい。
また、当該細胞は、動物個体を利用して培養することも
可能である。 すなわち、動物個体内に当該細胞を移植
するか、または動物個体内あるいは個体外に取り付けた
拡散チャンバー内にて動物゛の体液を利用して培養する
事ができる。 さらに、動物個体を利用して培養した当
該細胞を、動物個体から取り出して分散させ、適当な増
殖培地にてさらに培養することも可能である。
使用する動物としては、当該細胞が増殖しつる動物であ
ればいずれも使用可能であるが、胸腺摘出あるいは抗胸
腺抗体処理されたマウス、ラット、ハムスター等、ある
いはヌードマウスやヌードラットを使用することが好ま
しい。
本発明の新規生理活性物質を、本発明の新規生理活性物
質を含有する液、例えば培養上清から回収するに際して
は、蛋白性の生理活性物質を精製する方法として一般的
に行なわれている方法から適当な方法を選択し、それを
組み合わせればよい、 例えば、塩析法、限外濾過法、
等電点沈澱法、抗体アフィニティークロマトグラフィー
等の各種アフィニティークロマトグラフィー、ゲル濾過
クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、
疎水性クロマトグラフィー クロマトフオーカシング法
、吸着クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、
高速液体クロマトグラフィー等の方法の中から本発明の
新規生理活性物質の活性を損なわないような方法を選択
し、これらの方法を組み合わせて適当な順序で行なうこ
とにより、目的とする本発明の新規生理活性物質を濃縮
、精製することができる。
本発明においては、上記の方法いずれもが適用可能であ
るが、好ましくは、下記の精製方法のうちの少なくとも
1つを含む2種以上の精製方法を適宜組み合わせて実施
するのがよい。
(a)陰イオン交換クロマトグラフィー(b)ヘパリン
アフィニティークロマトグラフィー (c)色素アフィニティークロマトグラフィー (d)逆相クロマトグラフィー なお、陰イオン交換クロマトグラフィーは、イオン交換
基としてクォータナリーアミノメチル基および/または
クォータナリーアミノエチル基が導入されている陰イオ
ン交換クロマトグラフィーであるのがよく、また、ヘパ
リンアフィニティークロマトグラフィーは、ヘパリンを
吸着させた親水性ポリマーを使用したヘパリンアフィニ
ティークロマトグラフィーであるのがよ(、色素アフィ
ニティークロマトグラフィーは、ブルー色素を吸着させ
た親水性ポリマーを利用する色素アフィニティークロマ
トグラフィーであるのがよく、逆相クロマトグラフィー
は、オクタデシル基を結合させたポリマーを用いること
を特徴とする逆相クロマトグラフィーであるのがよい。
本発明の新規生理活性物質の活性は1例えば、肝細胞−
に対する増殖促進作用を測定することによって確認する
ことができる。 近年、肝細胞の初代培養系が確立され
(Nakamura T。
等、ジャーナル オブ バイオケミストリー94巻、1
029−1035頁、1983年)、ラットより採取し
た初代培養肝細胞を用い、肝細胞のDNA合成に対する
作用を指標として、様々な物質の肝細胞増殖作用が測定
されている。 そして、本発明の新規生理活性物質の肝
細胞増殖促進作用も、上記方法に準じ、in vitr
oで肝細胞に当該生理活性物質を作用させ、そのDNA
合成に対する作用を指標として確認することができる。
本発明は、また、第3の態様として、本発明第1の態様
の新規生理活性物質を有効成分として含有することを特
徴とする医薬組成物を提供する。
本発明の医薬組成物は、本発明の第1の態様に示した新
規生理活性物質に凍結乾燥や濾過滅菌等から適宜選ばれ
る製剤学的に必要な処理を施しただけのものであっても
、充分その効果を医療の分野に提供することができるが
、該医薬組成物には、上記の生理活性物質に加えて、さ
らに製剤学的に許容され得る各種補助成分を含有せしめ
ることも可能である。
この補助成分とは、基剤、安定剤、防腐剤、保存剤、乳
化剤、懸濁化剤、溶剤、溶解補助剤、滑沢剤、矯味剤、
着色剤、芳香剤、無痛化剤、賦形剤、結合剤、粘稠剤、
緩衝剤等のことであり、具体的には、炭酸カルシウム、
乳糖、蔗糖、ソルビット、マンニトール、デンプン。
アミロペクチン、セルロース誘導体、ゼラチン、カカオ
脂、注射用蒸留水、塩化ナトリウム水溶液、リンゲル溶
液、グルコース溶液、ヒト血清アルブミン(HSA)等
、医薬品添加物−覧表(財団法人東京医薬品工業協会薬
事法規委員会および大阪医薬品協会薬事法規研究委員会
発行)に記載のものが例示される。 本発明では、この
医薬品添加物−覧表等を参考にして補助成分を適宜選択
し、使用することが可能である。 使用する物質の種類
や量等は、製剤学的に許容されつる範囲より、医薬組成
物の薬剤形態等に応じて適したものを適宜選択すればよ
い。
本発明の医薬組成物の投与量は、治療を受ける患者の状
態、年齢、性別、体重等により適宜決定される。
本発明の医薬組成物は、患者の状態に応じ、経口投与、
筋肉的投与、腹腔内投与、皮下投与、静脈内投与、動脈
内投与、直腸内投与等様々な投与方法にて使用され得る
が、特に、静脈内に投与する方法にて使用されることが
好ましい。
当該医薬組成物は、肝細胞の増殖もしくは再生を必要と
する疾患、もしくは肝機能の改善を必要とする疾患の治
療に有効な手段を提供する。
〈実施例〉 以下に、実施例をもって本発明を一層具体的に説明する
が、これらは実施の一例として示すものであり、本発明
はこれらにより同等限定されるものではない。 また、
以下の記載において用いる略号は、当該分野における慣
用略号に基づくものである。
(実施例1)新規生理活性物質の製造 ■ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6Mの継代培養 ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6Mの継代培養を以
下の方法で行なった。
まず、ウシ血清(アーバイン サイエンティフィック社
製)10%を含むダルベツコ変法イーグル培地(以下D
MEMと略す、ギブコ。
ライフチクノロシーズ社11J)50mβに、ヒト転移
性肝癌由来細胞株SPT−6Mを1.6X10’細胞/
mI2の濃度になるよう植え込み、底面積150cm”
のルーフラスコ(岩城硝子株式会社製)中で、5%CO
2存在下にて、37℃で3日間培養した。 培養終了後
、培地を取り除き、EDTA含有トリプシン溶液20m
j+を加えて細胞を剥離せしめ、そこにウシ血清10%
を含むDMEM培地を加えて細胞浮遊液とした。 この
細胞浮遊液をピペットで採取し、ウシ血清10%を含む
DMEM培地を加え、細胞浮遊液の濃度が1.6X10
’細胞/ m iとなるように調製し、再びルーフラス
コ中で37℃にて培養した。 以後、同様に継代培養を
行なった。
■生理活性物質回収のためのヒト転移性肝癌由来細胞株
SPT−6Mの培養 ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6Mの培養上清から
本発明の新規生理活性物質を回収する目的で、以下の方
法で、ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6Mの培養を
行なった。
まず、ウシ血清10%を含むDMEM培地31!、に、
ヒト転移性肝癌由来細胞株SPT−6M?i−0,6x
 10’ 〜0.7x 10’細胞/mβの濃度になる
よう植え込み、内容量20J2のローラーボトル(鈴木
精工株式会社製)を用い、10回転7時間、37℃にて
、3日間回転培養した。 培養終了後、培地を取り除き
、新たにウシ血清10%を含むDMEM培地3I2を加
え、更に2日間、10回回転時間、37℃にて培養した
。 培養終了後、培地を取り除き、PBS−212にて
ボトル内を2回洗浄し、その後、血清不含のDMEM培
地lβを加え、37℃で2日間培養し1本発明の新規生
理活性物質を産生させた。
■本発明の新規生理活性物質の培養上清からの回収 ■で得た培養上清から、下記の方法で本発明の新規生理
活性物質を単離した。
まず、■で得た培養上清を孔径5μmのフィルター(ポ
リプロピレン製PPカートリッジ、ミリボア社製) 次
いで孔径0.22μmのフィルター(デュラボアTPカ
ートリッジ、ミリボア社製)を通過させ、細胞等の除去
及び濾過滅菌を行なった。 この濾液を分画分子量20
0kDaの限外濾過III(プロスタツク、ミリボア社
製)を通過させた後、さらに、分画分子量6kDaの限
外濾過膜(モルセップファイハーモシュール型弐FS−
10膜、ダイセル化学工業株式会社製)を用いて50m
Mトリス塩酸緩衝液(pH8,0)に対して脱塩濃縮を
行なった。
次いで、得られた脱塩濃縮液を、4℃の条件下にて、5
0mM)リス塩酸緩衝液(pH8,0)で平衡化したQ
−セファロースファストフローカラム(φ5cmX24
.4cm、ファルマシア社製)に流速600mβ/時間
で添加し、陰イオン交換クロマトグラフィーを行なづた
。 溶出は、同緩衝液にてカラムを洗浄後、NaCβを
含む50 m M )リス塩酸緩衝液(pH8,0)を
用い、NaC1濃度oM〜IM75時間の直線濃度勾配
法により、流速980mI2/時間で行なった。 溶出
終了後、実施例2に記載の方法により、各画分の肝細胞
の増殖に対する作用を測定した。 その結果、NaCj
2濃度約0.08M 〜0.34M付近の両分に肝細胞
の増殖活性が認められた。
次に、得られた活性画分に対し、ヘパリンアフィニティ
ークロマトグラフィーを行なった。 すなわち、あらか
じめ50mM トリス塩酸緩衝液(p H8、0) /
 0 、5 M  N a CItにて平衡化したTS
Kゲル AF−ヘパリントヨバール 650Mカラム(
φ1.5cmX6cm、東ソー株式会社製)に、上記活
性画分に115倍量の50mMトリス塩酸緩衝液(pH
8.0)/2M  NaC1を添加した液を、流速80
 m 12/時間で添加した。 添加後、このカラムを
50 m M )リス塩酸緩衝液(pH8,0)10.
5M  NaCρ80mffで、流速80mI2/時間
で洗浄した。 洗浄後、NaCβを含む50mM)リス
塩酸緩衝液(pH8,0)を用い、NaCj2濃度0.
5M〜2M/8時間の直線濃度勾配法にて、流速20m
β/時間で溶出を行なった。 溶出終了後、実施例2に
記載の方法により、各画分の肝細胞の増殖に対する作用
を測定した。 その結果、NaCJ2濃度約0.5M〜
1.4M付近の画分に肝細胞の増殖活性が認められた。
得られた活性画分に対し、以下の方法で色素アフィニテ
ィークロマトグラフィーを行なった。 すなわち、上記
活性画分に等量の蒸留水を添加し、それを、あらかじめ
PBS−で平衡化したTSKゲル ブルーSPWカラム
(φ7.5mmX75mm、東ソー株式会社製)に流速
60mg/時間で添加した。 添加後、PBS−/1.
4M  NaCl2(以下、A液という)で洗浄し、次
に、A液と10mMHepes (pH7,4)/2M
塩酸グアニジン(以下、B液という)を用い、B液濃度
O〜100%72分の直線濃度勾配法にて溶出を行ない
、引き続き、B液にて流速30mJ2/時間で溶出した
。 溶出終了後、実施例2に記載の方法により、各画分
の肝細胞の増殖に対する作用を測定した。
B液にて溶出された活性画分を、以下の逆相クロマトグ
ラフィーに供した。 すなわち、0.05%トリフルオ
ロ酢酸で平衡化したTSKゲル オクタデシル−NPR
カラム(φ4.6mmX35mm、東ソー株式会社製)
に、上記活性画分を流速60mβ/時間で添加し、0.
05%トリフルオロ酢酸にて流速60mβ/時間で洗浄
後、アセトニトリルを含む0.05%トリフルオロ酢酸
を用いて溶出した。 なお、溶出は、アセトニトリル濃
度O〜100%/20分の直線濃度勾配法にて、流速6
0mβ/時間で行なった。
溶出終了後、実施例2に記載の方法により、各画分の肝
細胞の増殖に対する作用を測定した。 その結果、アセ
トニトリル濃度約46%〜55%付近の画分に、肝細胞
に対する増殖促進作用が認められた。
得られた活性画分は、再び、0.05%トリフルオロ酢
酸で平衡化したTSKゲル オクタデシル−NPRカラ
ムに供し、同様の方法で溶出した。
溶出終了後、同様に各画分の肝細胞の増殖に対する作用
を測定した結果、アセトニトリル濃度約46%〜55%
付近に肝細胞に対する増殖促進作用が認められた。
■SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動■に示した方
法によって得られた高い増殖活性の認められた活性画分
の一部を用い、Laemmli  の方法(ネイチャー
227巻、680頁、1970年)に準じてSDSポリ
アクリルアミドゲル電気泳動(以下、SDS−PAGE
と略す)を行なった。
まず、上記活性画分を一晩減圧乾固したものを、2%S
DS10.05%BPB/20%グリセロール15%2
−メルカプトエタノール762.5mM)リス塩酸緩衝
液(pH6,8)に溶解した。 溶解後、100℃で5
分間の加熱処理を行ない、遠心分離して試料を全量回収
した。 回収した試料を12.5%ゲル(1mmx14
cmx14cm)を用いるSDS−PAGEに供した。
 分子量標準品として、LMWキットE(ファルマシア
社製)を用い、IQmAで4時間電気泳動を行なった。
 泳動終了後、銀染色キット(第−化学薬品株式会社製
)にて染色した。 染色の結果、分子量87±10kD
a付近にバンドが認められた。
(実施例2)本発明の新規生理活性物質の肝細胞増殖活
性の測定 ■ラットからの肝細胞の分離 まず、第一還流液として、0.5mM  グリコールエ
ーテルジアミン四酢酸(和光純薬工業株式会社製) /
 Hanks’ BSSを、第二還流液として、0.0
5%コラゲナーゼ(シグマ社製)15 m M  Ca
 ”/ Ranks’ BSSを調製した。
なお、Hanks’ BSSはCa”、Mg”不含Ha
nks ’BSS  (Hanks’ balance
d 5alt 5olution 、ギブコ、ライフチ
クノロシーズ社製)を用いた。
次に、7週齢の雄性Wistar系ラットに、ネンプタ
ール(大日本製薬株式会社製)とヘパリンナトリウム注
射液(持田製薬株式会社製)を、それぞれ0.3mβ/
個体および0.2mβ/個体の用量で腹腔的投与した。
 70%エタノールでラットの皮膚を消毒した後、ラッ
トを開腹した。 第一還流液を流しながら、門脈にカニ
ユーレを挿入し、腹部工大静脈を切断して還流液を放出
させた。 次に、胸部を切開し、胸部工大静脈にカニユ
ーレを挿入し、切断した腹部工大静脈を結紮した。 第
一還流液を約5分間流した後、液を第二還流液に交換し
、それを約15分間還流させた。 還流終了後、肝臓を
シャーレに取り出し、肝細胞を冷Hanks’ B55
(既出)中に懸濁させた。 この肝細胞懸濁液をピペッ
トで採取し、150メツシユの細胞濾過器(池本理化学
工業株式会社製)で濾過した後、濾液を4℃、16×g
で5分間遠心分離した。 上清を捨て、沈澱した細胞な
Ranks’ BSSに再懸濁し、再び4℃、16×g
で5分間遠心分離した。 同操作をさらに2回繰り返し
、肝実質細胞を分取した。 分取した肝実質細胞を、生
細胞が4.2X10’個/ m 12となるように、5
%ウシ胎児血清(株式会社日本生物材料センター製)/
1μMデキサメタシン(シグマ社製)/’0.1μMイ
ンスリン(シグマ社製) / 1llilliaa+’
s E培地(フローラボラトリー社製)に懸濁した。
■ラット肝細胞の増殖促進作用の測定 実施例1の■の方法で得た活性画分に、ただちに10倍
量の0.05%ウシ血清アルブミン(以下BSAと略す
、シグマ社製)/PBS−を添加した。 次いで、分画
分子量3500の透析チューブ(SPECTRA/PO
Rモレキュラー ボラース メンブラン、スペクトラム
 メディカル インダクション社製)を用いてPBS−
に対して一晩透析した。 透析後、分画分子量5000
の限外濾過膜(ウルトラフリーCL。
ミリボア社製)を用いて濃縮し、無菌の濾過膜(孔径0
.22μm、ミリボア社製)にて濾過滅菌した。 これ
を、0.1%BSA (既出)/PBS−で段階希釈し
てサンプルとし、本発明の新規生理活性物質の肝細胞に
対する増殖促進作用を測定した。
まず、■で調製したラット肝細胞懸濁液を、LmQ/ウ
ェルとなるように、24ウエルのコラーゲンコートデイ
シュ(コーニング社製)に添加した。 このディッシェ
をCO□インキュベーター(タバイエスペック株式会社
製)に入れ、37℃、5%COtの条件下で5時間培養
した後、培地交換を行なった。 培地交換は、各ウェル
から培地を取り除き、lOK I U/mβのアプロチ
ニン(持田製薬株式会社製)を含む血清不含のWill
iam’s E培地(既出)を各ウェルに500μβず
つ添加することによって行った。 さらに18時間培養
し、再び培地を取り除き、5%ウシ胎児血清(既出)1
0.1μMインスリン(既出) /William’s
E培地(既出)を各ウェルに400μ℃ずつ添加した。
 次いで、実験群には上述のサンプルを、対照群には0
.1%BSA (既出)/PBS−を100μβずつ添
加し、37℃で培養した。 6時間後、各ウェルに[m
ethyl−”Hl−Thymidine(以下[”H
lTdRと略す、アマジャムジャパン株式会社製)を0
.5μCi/ウエルとなるように添加し、更に22時間
培養した。 培養終了後、培地を取り除き、1mβ/ウ
ェルの氷冷PBS−で3回洗浄した後、各ウェルに水冷
10%トリクロロ酢酸(和光純薬工業株式会社製)を1
mJ2ずつ添加し、4℃で15分間放置して細胞を固定
した。 細胞固定後、各ウェルに0.5N  NaOH
を500μmずつ添加して細胞を可溶化させ、37℃で
1時間放置後、各ウェルより100μβずつを、予め0
.15N  HCA325μρを添加しておいたシンチ
レーションカウンター用バイアルに採取した。 ここに
、シンチレータ−(シンチゾールEX−H1株式会社同
仁化学研究所製)3mlを添加し、液体シンチレーショ
ンカウンター(アロカ社製)により、各ウェルの[”H
lTdRの量を測定した。
その結果、実験群の[”Hl TdR量は対照群に比べ
て明らかに高値であり、実験群の細胞でDNA合成が促
進されたことがわかった。
(実施例3)本発明の新規生理活性物質の毒性に関する
試験 実施例1の■の方法に従って得た活性画分に、ただちに
10倍量の0.05%BSA (既出)/PBS−を添
加した。 次いで、分画分子量3500の透析チューブ
(SPECTRA/PORモレキュラー ボラース メ
ンブラン、スペクトラム メディカル インダクション
社製)を用いて生理食塩液に対して一晩透析した。 透
析後、分画分子量5000の限外濾過膜(ウルトラフリ
ーCL、ミリボア社製)を用いて濃縮し、無菌の濾過膜
(孔径0.22μm、ミリボア社製)にて濾過滅菌した
ICR系マウマウス10匹群とし、上記の如く調製され
た本発明の生理活性物質溶液を静脈内投与し、2週間観
察した。 対照群には、生理食塩液を同様に投与した。
その結果、本発明の生理活性物質は、マウスに対して可
能な最大投与量を投与した場合にも毒性は認められなか
った。
従って、本発明の生理活性物質は、生体にとって安全で
あり、該生理活性物質を有効成分とする本発明の医薬組
成物も、生体に対して毒性の低いものであることが証明
された。
〈発明の効果〉 本発明により、新規な生理活性物質およびその製造方法
が提供される。
また1本発明により、該新規生理活性物質を有効成分と
する医薬組成物が提供される。
本発明によって提供される新規生理活性物質は、肝細胞
に対する増殖促進作用を有するので、該新規生理活性物
質を有効成分とする医薬組成物は、肝細胞の増殖もしく
は再生を必要とする疾患、もしくは肝機能の改善を必要
とする疾患の治療に有効な手段を提供する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)還元下のSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
    動法における分子量が87±10kDaである蛋白質を
    構成蛋白質とすることを特徴とする新規生理活性物質。
  2. (2)前記生理活性物質が肝細胞の増殖促進作用を有す
    るものである請求項1に記載の新規生理活性物質。
  3. (3)前記生理活性物質がヒト由来蛋白質である請求項
    1または2に記載の新規生理活性物質。
  4. (4)前記生理活性物質がヒト由来の細胞により産生さ
    れるものである請求項1ないし3のいずれかに記載の新
    規生理活性物質。
  5. (5)ヒト由来の細胞を利用して請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の新規生理活性物質を製造することを特徴
    とする新規生理活性物質の製造方法。
  6. (6)ヒト由来の細胞を培養し、請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の新規生理活性物質を含む培養液を回収し
    、その培養液を精製する工程を有する請求項5に記載の
    新規生理活性物質の製造方法。
  7. (7)下記より選ばれる少なくとも1つの精製方法を実
    施する請求項5または6に記載の新規生理活性物質の製
    造方法。 (a)陰イオン交換クロマトグラフィー (b)ヘパリンアフィニティークロマトグラフィー (c)色素アフィニティークロマトグラフイー (d)逆相クロマトグラフィー
  8. (8)前記陰イオン交換クロマトグラフィーが、イオン
    交換基としてクォータナリーアミノメチル基および/ま
    たはクォータナリーアミノエチル基が導入されている陰
    イオン交換クロマトグラフィーであり、前記ヘパリンア
    フィニティークロマトグラフィーが、ヘパリンを吸着さ
    せた親水性ポリマーを使用したヘパリンアフィニティー
    クロマトグフィーであり、前記色素アフィニティークロ
    マトグラフィーが、ブルー色素を吸着させた親水性ポリ
    マーを利用する色素アフィニティークロマトグラフィー
    であり、前記逆相クロマトグラフィーが、オクタデシル
    基を結合させたポリマーを用いることを特徴とする逆相
    クロマトグラフィーである請求項7に記載の新規生理活
    性物質の製造方法。
  9. (9)請求項1ないし4のいずれかに記載の新規生理活
    性物質を有効成分とすることを特徴とする医薬組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5547856A (en) * 1992-05-18 1996-08-20 Genentech, Inc. Hepatocyte growth factor variants
US5580963A (en) * 1992-05-18 1996-12-03 Genentech, Inc. Single-chain hepatocyte growth factor variants
US5879910A (en) * 1992-05-18 1999-03-09 Genetech, Inc. Hepatocyte growth factor protease domain variants

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