JPH04137260U - ユニツト型燃料噴射ポンプ用電磁弁 - Google Patents

ユニツト型燃料噴射ポンプ用電磁弁

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JPH04137260U
JPH04137260U JP5140391U JP5140391U JPH04137260U JP H04137260 U JPH04137260 U JP H04137260U JP 5140391 U JP5140391 U JP 5140391U JP 5140391 U JP5140391 U JP 5140391U JP H04137260 U JPH04137260 U JP H04137260U
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JP
Japan
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valve
chamber
valve body
spill
fuel
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Application number
JP5140391U
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English (en)
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欣二 高橋
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Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料加圧室内の燃料の低圧側へのスピル速度
を速くする。 【構成】 ポンプ本体10の上面とブロック体11との
間にスピル室12を形成する。ポンプ本体10には、ス
ピル室12に臨む上面から下方に延びる弁摺動孔14を
形成する。ブロック体11には、燃料の低圧側に接続さ
れるスピル通路13を形成する。電磁弁Vの弁本体30
の鍔部31をブロック体1および弁ブロック20によっ
て固定する。弁本体30には、スピル室12内に位置す
る部分に弁座33を形成し、弁座33に対して下方に続
く部分に凹部34を形成する。弁摺動孔14には、弁体
40を挿入する。弁体40の内周面は、弁本体30に摺
動自在に、かつ液密に嵌合させる。弁体40の内周面と
凹部34とによって高圧室60を形成する。弁体40の
外周面は、弁摺動孔14に摺動自在にかつ液密に嵌合さ
せる。弁体40については、弁ばね50によってリフト
させる一方、ソレノイド24によって弁座33に着座さ
せるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ユニット型燃料噴射ポンプに用いられる電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ユニット型燃料噴射ポンプにおいては、燃料加圧室とスピル室との間 を電磁弁によって開閉するようになっており、燃料加圧室内の燃料の加圧中に電 磁弁を開くと、燃料加圧室内の燃料がスピル室に流出(以下、スピルという。) し、これによって燃料噴射が終了する。この場合、燃料噴射が電磁弁の開弁と同 時に速やかに終了するよう、燃料のスピル室へのスピル速度を速めることが要望 される。
【0003】 ところが、従来のユニット型燃料噴射ポンプ用電磁弁においては、弁体が弁座 からリフトして燃料加圧室とスピル室との間を連通させたとき、スピル室に流出 した高圧燃料によって弁体がリフト方向と逆方向へ押圧される。この押圧力によ って弁体のリフト速度が低下し、あるいは弁体が瞬間的に停止せしめられる。こ のため、燃料加圧室とスピル室との間の連通面積が瞬時に大きくならず、狭い状 態に維持される。この結果、スピル速度が低下するという問題があった。
【0004】 このような問題を解決するために、この出願人は、特開平2ー123277号 公報に記載のものを先に提案した。この先の提案に係るユニット型燃料噴射ポン プは、図3に示すように、弁体1のリフト量を規制するストッパ2に燃料の低圧 側としての燃料タンクTに接続された孔2aを形成したものであり、弁体2が弁 ばね(図示せず)によって弁座3からリフトせしめられると、燃料加圧室(図示 せず)内の燃料が、高圧通路4および高圧室5を介してスピル室6にスピルする 。スピルした燃料は、弁体1とストッパ2との間の間隙を通り、燃料タンクTに 流出する。 ここで、弁体1とストッパ2との間の間隙に入り込んだ燃料は、弁体1をリフ ト方向と逆方向へ押圧する。しかるにこのとき、燃料の低圧側(燃料タンクT) が大気圧状態になっているので、燃料の押圧力を極めて小さくすることができる 。これによって、弁体1のリフト速度を速くし、スピル速度を速めることができ る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、弁体1とストッパ2との間の間隙は、弁体1がリフトするにし たがって小さくなる。この場合、間隙が小さく絞られる前に燃料のスピルが終了 していれば問題ないが、絞られた後においてもスピルが続いているような場合に は、スピル室6にスピルした燃料は、燃料タンクTに流出するに際し、絞られた 間隙によって抵抗を受ける。このため、スピル速度が低下するという問題があっ た。 なお、弁体1のリフト量を大きくすれば前述の間隙が絞りとして作用する時期 を遅くすることができ、これによってスピル速度を速めることができるが、その ようにすると、弁体1を弁ばねの付勢力に抗して着座させるためのソレノイドを 大型化しなければならず、電磁弁が大型化し、かつソレノイドの消費電力が増大 するという別の問題が生じる。
【0006】 この考案は、上記事情を考慮してなされたもので、弁体がスピル室にスピルし た燃料によってリフト方向と逆方向へ押圧されることがないのみならず、スピル した燃料を弁体のリフトに活用することで、弁体のリフト速度を速くすることが でき、また弁体のリフトによる間隙の絞りをなくすことができ、したがって弁体 のリフト量を大きくすることなく、スピル通路を確保することができ、これによ ってスピル速度を速めることができるユニット型燃料噴射ポンプ用電磁弁を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の要旨は、ユニット型燃料噴射ポンプのポンプ本体に設けられ、燃料 加圧室とスピル室との間を開閉する電磁弁において、前記ポンプ本体には前記ス ピル室に開口する弁摺動孔が形成され、さらに次の(イ)、(ロ)、(ハ)およ び(ニ)を備えたことを特徴とするユニット型燃料噴射ポンプ用電磁弁にある。 (イ)軸状をなす弁本体。 この弁本体は、その一端部を前記スピル室内に位置させるとともに、他端部を 前記弁摺動孔に挿入した状態で前記ポンプ本体に固定されている。この弁本体に は、スピル室内に位置する一端部外周面に弁座が形成され、この弁座に対して他 端側に続く外周面に凹部が形成されている。 (ロ)筒状をなす弁体。 この弁体は、その内周面が前記弁本体に摺動自在に、かつ液密に嵌合せしめら れており、その内周面と弁本体の凹部とによって前記燃料加圧室に接続された高 圧室を形成する。弁体は、前記スピル室に臨む一端部が前記弁座に着座すること によって高圧室をスピル室に対して遮断し、弁座からリフトすることによって高 圧室をスピル室と連通させる。さらに弁体は、その外周面が前記ポンプ本体の弁 摺動孔に摺動自在にかつ液密に嵌合せしめられている。 (ハ)弁体をスピル室側から弁摺動孔側へ向かって付勢して弁座からリフトさせ る弁ばね。 (ニ)磁力により弁ばねの付勢力に抗して弁体を弁座に着座させるソレノイド。
【0008】
【作用】
燃料加圧室内の燃料の加圧中に、ソレノイドに対する通電を停止すると、弁体 が弁ばねの付勢力によって弁座からリフトせしめられる。すると、燃料加圧室内 の燃料が高圧室を介してスピル室にスピルする。スピル室にスピルした燃料は、 弁体をリフト方向に向かって押圧する。また、スピル室にスピルした燃料は、予 め十分に確保されたスピル通路を通ってスピルすることになる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例について図1を参照して説明する。図1は、この考 案に係る電磁弁Vを備えたユニット型燃料噴射ポンプPの要部の断面図を示すも のであり、ポンプ本体10の上面には、ブロック体11が載置固定されている。 このブロック体11の下面には、凹部11aが形成されている。この凹部11a とポンプ本体10の上面とによってスピル室12が形成されている。このスピル 室12は、燃料の低圧側としての燃料供給ポンプ(図示せず)の吐出側にスピル 通路13を介して接続されている。なお、スピル室12は、燃料タンクに接続さ れることもある。
【0010】 また、ポンプ本体10のスピル室12と対向する部分には、ポンプ本体10を 上下に貫通する弁摺動孔14が形成されている。この弁摺動孔14の下端開口部 には、ストッパ15がシム17を介して螺合固定されている。
【0011】 電磁弁Vは、次のように構成されている。すなわち、ブロック体11の上面に は、弁ブロック20が固定されている。この弁ブロック20の上面には、ケーシ ング21が固定されおり、これら弁ブロック20とケーシング21との間にアー マチュア室22が形成されている。このアーマチュア室22には、アーマチュア 23が上下方向へ移動自在に挿入配置されている。このアーマチュア23は、後 述する弁ばね50によって下方へ付勢される一方、ソレノイド24の磁力により 弁ばね50の付勢力に抗して上方へ移動せしめられるようになっている。
【0012】 アーマチュア23の下面には、弁取付軸25がボルト26によりシム27を介 して固定されている。この弁取付軸25の下端部は、弁摺動孔14の軸線上を下 方に延びてボルト15と対向しており、ボルト15に突き当たることによってそ れ以上下方へ移動し得ないようになっている。弁取付軸25の下方への移動距離 は、シム17の厚さを適宜変更することによって調節可能である。
【0013】 上記ブロック体11と弁ブロック20とによって弁本体30が固定されている 。すなわち、弁本体30は、軸状をなすもので、その上端部には鍔部31が形成 され、軸線上には上端から下端まで貫通する貫通孔32が形成されている。そし て、弁本体30は、鍔部31がブロック体11と弁ブロック20とによって挟持 されることによってそれらに固定されている。固定状態において、弁本体30は 、スピル室12の中央部を上下に貫通するとともに、その下端部が弁摺動孔14 の中央部に挿入され、さらに貫通孔32が弁取付軸25よって貫通されている。
【0014】 弁本体30のスピル室12内に位置する上部外周面には、弁座33が形成され ている。この弁座33は、下方へ向かうにしたがって小径となるテーパ面として 形成されている。また、弁座33に対して下方に続く外周面には、環状の凹部3 4が形成されており、この凹部34の一側面が弁座34によって形成されている 。
【0015】 上記弁摺動孔14には、弁体40が挿入されている。この弁体40は、筒状を なすもので、その下端部には底部41を有している。この底部41が上記弁取付 軸25の下端部に螺合されるとともに、ナット42によって固定されている。し たがって、弁体40はアーマチュア23および弁取付軸25と一体に上下方向へ 移動する。また、底部41と上記弁本体30との間には、弁ばね50が配置され ている。この弁ばね50は、弁体40を下方へ付勢している。したがって、弁体 40は、弁ばね50により弁取付軸25がボルト15に突き当たるまで下方へ移 動せしめられる。その一方、上記ソレノイド24に通電すると、その磁力により 弁ばね50の付勢力に抗して上方へ移動せしめられる。
【0016】 弁体40は、その内周面が弁本体30の外周面に摺動自在にかつ液密に嵌合せ しめられている。この結果、弁体40の内周面と弁本体30の凹部34とによっ て高圧室60が形成されている。この高圧室60は、弁体40に形成された孔4 2およびポンプ本体10に形成された高圧通路16を介して燃料加圧室(図示せ ず)に連通せしめられており、燃料加圧室から高圧燃料が圧送される。また、高 圧室60は、弁体40が上方へ移動して弁座33に着座すると、スピル室12に 対して遮断される。その一方、弁体40が下方へ移動して弁座33からリフトす ると、スピル室12に連通せしめられる。
【0017】 また、弁体40は、その外周面が弁摺動孔14に摺動自在に、かつ液密に嵌合 せしめられている。しかも、弁本体40は、上記のように、その内周面が弁本体 30に摺動自在に、かつ液密に嵌合せしめられている。したがって、弁体40は 、高圧室60からスピル室12に高圧燃料がスピルすると、スピル室12に臨む 上端面が燃料によって下方へ押圧されることになる。
【0018】 次に、上記構成の電磁弁Vの作用を説明する。 燃料加圧室内の燃料のプランジャ(図示せず)による加圧初期にソレノイド2 4に通電すると、弁体40が弁座33に着座し、高圧室60とスピル室12との 間を遮断する。この結果、燃料の実質的な加圧が開始する。
【0019】 燃料の加圧途中にソレノイド24に対する通電を停止すると、弁ばね50の付 勢力により弁体40が弁座33からリフトする。すると、高圧室60とスピル室 12とが連通し、燃料加圧室内の高圧燃料がスピル室12にスピルする。スピル した燃料は、弁体40のスピル室12に臨む上端面を下方へ押圧する。つまり、 リフト方向へ押圧する。したがって、弁体40のリフト速度が速くなる。これに よって、燃料のスピル速度を速くすることができる。しかも、弁体40のリフト 速度を燃料によって速めるようにしているから、弁ばね50を強力にする必要が なく、したがって、ソレノイド24を大型化する必要もない。しかも、スピル通 路13が予め十分に確保されているので、弁体40のリフト量を大きくする必要 がなく、したがってこの点においてもソレノイド24を大きくする必要がない
【0020】 なお、この考案は、上記実施例に限定されることなく、その要旨を逸脱しない 範囲において適宜変更可能である。 例えば、上記の実施例においては、高圧室60を弁体40に形成された孔42 およびポンプ本体10に形成された高圧通路16を介して燃料加圧室に連通させ ているが、図2に示す実施例のように、弁本体30に高圧室60から上面まで延 びる孔35を形成するとともに、弁ブロック20に、一端が環状溝28を介して 孔35に連通し、他端が燃料加圧室に連通した高圧通路29を形成し、これら高 圧通路29、環状溝28および孔35を介して燃料加圧室と高圧室60とを連通 させるようにしてもよい。 なお、図2に示す実施例において、上記以外の構成は、図1に示す実施例と同 様であるので、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】 また、上記の実施例においては、高圧室60を構成するために、弁本体30に 環状の凹部34を形成しているが、凹部34については環状に形成することなく 、単なる凹部としてもよい。 さらに、上記の実施例においては、ブロック体11にスピル通路13を形成し ているが、スピル通路13については、ポンプ本体10や弁ブロック20あるい はそれらに組み合わせて形成してもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のユニット型燃料噴射ポンプ用電磁弁によれば 、スピル室にスピルした燃料によって弁体がリフト方向と逆方向へ押圧されない ようにするのみならず、スピルした燃料によって弁体をリフト方向に押圧するよ うにしているから、弁体のリフト速度を速くすることができる。また、弁体とス トッパとの間でスピル通路(間隙)を形成せず、予め十分なスピル通路を設けて あるので、間隙の絞りをなくすために弁体のリフト量を大きくする必要がない。 したがって、電磁弁が大型化することなく、スピル速度を速めることができる等 の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図2】この考案の他の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図3】従来の電磁弁を有するユニット型燃料噴射ポン
プの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
P ユニット型燃料噴射ポンプ V 電磁弁 10 ポンプ本体 12 スピル室 24 ソレノイド 30 弁本体 33 弁座 34 凹部 40 弁体 50 弁ばね 60 高圧室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット型燃料噴射ポンプのポンプ本体
    に設けられ、燃料加圧室とスピル室との間を開閉する電
    磁弁において、前記ポンプ本体には前記スピル室に開口
    する弁摺動孔が形成され、さらに次の(イ)、(ロ)、
    (ハ)および(ニ)を備えたことを特徴とするユニット
    型燃料噴射ポンプ用電磁弁。 (イ)軸状をなす弁本体。この弁本体は、その一端部を
    前記スピル室内に位置させるとともに、他端部を前記弁
    摺動孔に挿入した状態で前記ポンプ本体に固定されてい
    る。この弁本体には、スピル室内に位置する一端部外周
    面に弁座が形成され、この弁座に対して他端側に続く外
    周面に凹部が形成されている。 (ロ)筒状をなす弁体。この弁体は、その内周面が前記
    弁本体に摺動自在に、かつ液密に嵌合せしめられてお
    り、その内周面と弁本体の凹部とによって前記燃料加圧
    室に接続された高圧室を形成する。弁体は、前記スピル
    室に臨む一端部が前記弁座に着座することによって高圧
    室をスピル室に対して遮断し、弁座からリフトすること
    によって高圧室をスピル室と連通させる。さらに弁体
    は、その外周面が前記ポンプ本体の弁摺動孔に摺動自在
    にかつ液密に嵌合せしめられている。 (ハ)弁体をスピル室側から弁摺動孔側へ向かって付勢
    して弁座からリフトさせる弁ばね。 (ニ)磁力により弁ばねの付勢力に抗して弁体を弁座に
    着座させるソレノイド。
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