JPH04137701U - 多重気相式液処理装置 - Google Patents

多重気相式液処理装置

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JPH04137701U
JPH04137701U JP5576491U JP5576491U JPH04137701U JP H04137701 U JPH04137701 U JP H04137701U JP 5576491 U JP5576491 U JP 5576491U JP 5576491 U JP5576491 U JP 5576491U JP H04137701 U JPH04137701 U JP H04137701U
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尚武 野島
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有限会社パラサイト
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内で気体と液体とを接触させて処理する
場合の液体の処理量を効率良く増大させる。 【構成】 容器1内部に隔壁プレート2を多段状に設け
て上下方向に仕切る。気体を容器1内に送り込む送気口
5を容器1下部に設ける。容器1上部に注液口3、下部
に排液口4を設け、液体を上部の隔壁プレート2から下
部の隔壁プレート2に沿って流動させる。各隔壁プレー
ト2に通気ノズル7を設け、通気ノズル7の長さに相当
する空気溜まりを隔壁プレート2下面に形成する。隔壁
プレート2間で液体が流動するための通液口6を各隔壁
プレート2に形成する。通液口6を通気ノズル7とを異
なる位置に形成し、気体による液体流動への阻害をなく
し、液体の処理量を増大させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は容器内に充填された水等の液体に酸素等の気体を高能率で吸収させる 処理、或いは液体から炭酸ガス等の気体を除去させる処理、その他の処理に使用 させる多重気相式液処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多重気相式液処理装置は、例えば水中生物飼育用の水に酸素を効率良く溶解さ せたり、汚泥を爆気して活性汚泥としたり、或いは好気性、嫌気性の有用微生物 を増殖する等、各種産業分野に使用されている。図4はこの液処理装置の従来例 を示し、容器31と、容器31を上下方向に仕切る隔壁プレート32とを備えて いる。容器31は水等の液体と空気、酸素オゾン等の気体とが接触状態で充填さ れるものであり、その上部には液体の注液口33が形成されると共に、その下部 には液体の排液口34と気体の送気口35とが形成されている。隔壁プレート3 2はこの容器31内に多段状に設けられており、各隔壁プレート32には通気ノ ズル36が形成されている。通気ノズル36は隔壁プレート32から下方に延び るように形成されており、容器31内に送り込まれた気体の流通を行なうと共に 、注液口33から導入された液体の流通を行なっている。この通気ノズル36は 上下方向に隣接する隔壁プレート32に対し、夫々がずれた位置となるように形 成されており、このように形成することにより隔壁プレート32の通気ノズル3 6を通過した気体は上方位置の隔壁プレート32によって、それ以上の浮き上が りが防止される。これにより、隔壁プレート32の下部には通気ノズル36の長 さに相応した気体溜まり(図における鎖線)が形成される。従って、容器31内 に導入された液体はこの空気溜まりと接触しながら多段状の隔壁プレート32上 を流動するため、液体が高効率で吸収することが出来、その後排液口34から排 出される。尚、図示例において排液口34は栓体により封鎖されているが、上述 した液処理時には解放されるものであり、これにより連続した液処理を行なう事 が出来る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来構造では、通気ノズル36が気体の流通と液体の流通とを兼 ねているため、通気ノズル36の大きさを大きくしたり、その数を増やすように しない限り、液体の流通性が悪いものとなっていた。即ち、液体は上方から下方 に向って通気ノズル36を通過するが、気体は下方から上方に向う対向流となっ て通過し、気体により液体の流通が阻害されるためである。このため、通気ノズ ル36の数が少なく、かつ大きさが小さい場合における従来構造では、単位時間 当りの処理量に制限が課せられ、処理能力を大きくすることが出来ない問題があ った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記事情を考慮してなされたものであり、液体の流通量を増大させて 大量処理を行なうことが出来る多重気相式液処理装置を提供することを目的とし ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は下部に排液口及び気体の送気口を有し、上 部に注液口を有した容器と、容器内部を多数に分割する隔壁プレートと、隔壁プ レート下部に気体溜まり形成すると共に、気体の通気を行なうため隔壁プレート から下方に延びるように形成された通気ノズルと、前記容器内に液体を流通させ るため隔壁プレートに開口された通液口とを備え、前記通気ノズルと通液口とが 異なる位置となるように隔壁プレートに形成されていることを特徴としている。
【0006】 又、本考案では、前記隔壁プレートには下方に延びる前記通気ノズルの長さよ りも長く形成された隔離板が少なくとも1以上設けられ、前記通気ノズルはこの 隔離板により隔離された部分に設けられているようにすることも出来る。
【0007】
【作用】 上記構成では、通気ノズルと通液口とを隔壁プレートに設けているため、気体 は通気ノズルを通過し、液体は通液口を通過し、夫々別個に流通するため液体の 流通が阻害されることがない。このため大量の液処理を行なうことが出来る。
【0008】 又、隔壁プレートに隔離板を設け、隔離板毎に通気ノズルを設けた構成では、 気体が隔離板毎に溜められるため容器が傾いたりしても気体の留置量を減少する ことなく、その保持を行なうことが出来る。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示し、中空状の容器1と、容器1内に多段状に設け られた各隔壁プレート2とを有している。容器1は上部から水等の液体が充填さ れて下部から排出されると共に、空気等の気体が下部から送り込まれるものであ る。このため、容器1の上部には液体の導入を行なうための注液口3が設けられ ると共に、容器1の下部には液体の排出を行なうための排液口4と、気体の送り 込みを行なうための送気口5が設けられている。隔壁プレート2はこの容器1内 部に多段状に設けられて容器1内部を上下方向に複数に仕切っている。この隔壁 プレート2は容器1内に導入された液体の流通路となると共に、容器1内に送り 込まれた気体溜まりを形成するものであり、各隔壁プレート2には液体が下方向 に通過する通液口6と、気体が上方向に通過する通気ノズル7とが開口状態で設 けられている。後者の通気ノズル7は隔壁プレート2から下方向に延びるように 形成されている。又、上下方向に隣接する隔壁プレート2相互間では、その位置 が交互にずれるように通気ノズル7が形成されている。このように通気ノズル7 を形成することにより、送気口5から送り込まれた気体は通気ノズル7の長さに 相応した量の気体溜まり(図における鎖線)となって隔壁プレート2下面に貯溜 されながら、容器1内を上方に移動して全ての隔壁プレート2下面に行きわたる 。一方、前者の通液口6はこのような通気ノズル7と異なる位置となるように各 隔壁プレート2に形成されている。図示例においては、通気ノズル7が隔壁プレ ート7の中央部分に形成される一方、通液口6は隔壁プレート2の端部に形成さ れて通気ノズル7とずれた位置となっている。又、上下方向に隣接する隔壁プレ ート2相互間では、通液口6が反対の端部、即ち上段の隔壁プレート2が右端部 の場合、下段の隔壁プレート2は左端部に位置するように形成されており、これ により液体が満遍なく容器1内に流動するようになっている。
【0010】 上記構成の本考案において、送気口5から連続的に、或いは間欠的に気体を容 器1内に送り込んで各隔壁プレート2下面に気体溜まりを形成すると共に、注液 口3から液体を導入させると、液体は上段の隔壁プレート2に沿って流れ、その 通液口6から下段の隔壁プレート2に流動し、この流動中に気体溜まりと接触し て気体の溶解が行なわれる。この液体の下方向への流動は、各隔壁プレート2に 形成した通液口6により行なわれるため、気体によってその流動性が阻害される ことがない。従って、単位時間に大量の処理を行なうことが出来る。この場合、 一部の液体は通気ノズル7を通過するが、大部分の液体は気体妨害のない通液口 6を流動するため、処理量が増大する。
【0011】 図2には前記実施例の変形例を示し、下端面が解放された略ボックス形状のユ ニットが多段状に積み重ねられることにより液処理装置が組み立てられる。各ユ ニット10は上面部分が隔壁プレート2となっており、この隔壁プレート2に通 気ノズル7と、通液口6とが形成されている。このようなユニット10は、その 通液口6が反対側に位置するように方向変換して多段状に積み重ねることにより 、前記実施例と同様な構成とすることが出来る。この変形例では、処理量に応じ てユニット10の段重ね数を変更出来るため実用的となるメリットがある。尚、 図中9は通液口6の中間に設けた補強リブである。
【0012】 図3は本考案の別の実施例を示す。この実施例では、通液口6は図示されるよ うに、隔壁プレート2の端部にノズル形状に形成されている。そして、各隔壁プ レート2下面に隔離板8が垂設されていて、この隔離板8は各隔壁プレート2に 1又2以上設けられており、この隔離板8により区切られた部分毎に通気ノズル 7が形成されている。隔離板8は通気ノズル7よりも幾分長くなるように形成さ れており、隔壁プレート2下面に形成された気体溜まり(図における鎖線)を分 割している。尚、通気ノズル7は上下に隣接する隔壁プレート2間で相互にずれ るように設けられるのは前記実施例と同様である。このような実施例では、隔離 板8により気体溜まりが分割されているため、振動や傾き等により一の気体溜ま り内の気体が逃げても、他の気体溜まりの気体を保持することが出来る。従って 、液体が確実に気体と接触するため、液処理を確実に行なうことが出来る。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は気体が流通する通気ノズルと、液体が流通する 通液口とを別個に設けたため、気体により液体の流動が阻害されることがなく、 これにより液体の処理量を増大させることが出来る。又、通気ノズルが隔離板に より隔離するように構成したため、容器の傾き等によっても気体の留置量が減少 することがなく、液処理を確実に行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【図3】本考案の別の実施例を示す要部断面図である。
【図4】従来装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 隔壁プレート 3 注液口 4 排液口 5 送気口 6 通液口 7 通気ノズル 8 隔離板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に排液口及び気体の送気口を有し、
    上部に注液口を有した容器と、容器内部を多数に分割す
    る隔壁プレートと、隔壁プレート下部に気体溜まりを形
    成すると共に気体の通気を行なうため隔壁プレートから
    下方に延びるように形成された通気ノズルと、前記容器
    内に液体を流通させるため隔壁プレートに開口された通
    液口とを備え、前記通気ノズルと通液口とが異なる位置
    となるように隔壁プレートに形成されていることを特徴
    とする多重気相式液処理装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁プレートには下方に延びる前記
    通気ノズルの長さよりも長く形成された隔離板が少なく
    とも1以上設けられ、前記通気ノズルはこの隔離板によ
    り隔離された部分に設けられていることを特徴とする多
    重気相式液処理装置。
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