JPH0712472Y2 - グリース阻集器 - Google Patents
グリース阻集器Info
- Publication number
- JPH0712472Y2 JPH0712472Y2 JP4493592U JP4493592U JPH0712472Y2 JP H0712472 Y2 JPH0712472 Y2 JP H0712472Y2 JP 4493592 U JP4493592 U JP 4493592U JP 4493592 U JP4493592 U JP 4493592U JP H0712472 Y2 JPH0712472 Y2 JP H0712472Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- water
- separation chamber
- waste water
- guide body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sewage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はグリース阻集器の改良に
係り、グリース分離室内に透水タイル製の循環ガイド体
と整流体とを配設すると共に、循環ガイド体の下方から
空気流を噴出することにより、グリース阻集効率の向上
や阻集器本体の小型化、脱臭性及び微生物による有機物
の分解浄化機能の付加等を図ったグリース阻集器に関す
るものである。
係り、グリース分離室内に透水タイル製の循環ガイド体
と整流体とを配設すると共に、循環ガイド体の下方から
空気流を噴出することにより、グリース阻集効率の向上
や阻集器本体の小型化、脱臭性及び微生物による有機物
の分解浄化機能の付加等を図ったグリース阻集器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】グリース阻集器は、レストランや食堂の
厨房設備等からの廃水を受け入れて油脂分(以下グリー
スと呼ぶ)を分離若しくは収集するものであり、従前か
ら広く実用に供されている。図4及び図5は従前のグリ
ース阻集器の一例を示すものであり、廃水流入口7から
ストレーナ2を通して本体1の廃水受入室3内へ流入し
た廃水Wは、隔離壁1a,1bによって形成されたグリ
ース分離室4内へ入り、ここで比重差により油脂(グリ
ース)Waと排水Wbとに分離される。分離された油脂
Waは分離室4の上方部に溜まり、また排水Wbは排水
室5内へ移流し、水封トラップ6を通して排水流出口8
から外部へ放流されて行く。
厨房設備等からの廃水を受け入れて油脂分(以下グリー
スと呼ぶ)を分離若しくは収集するものであり、従前か
ら広く実用に供されている。図4及び図5は従前のグリ
ース阻集器の一例を示すものであり、廃水流入口7から
ストレーナ2を通して本体1の廃水受入室3内へ流入し
た廃水Wは、隔離壁1a,1bによって形成されたグリ
ース分離室4内へ入り、ここで比重差により油脂(グリ
ース)Waと排水Wbとに分離される。分離された油脂
Waは分離室4の上方部に溜まり、また排水Wbは排水
室5内へ移流し、水封トラップ6を通して排水流出口8
から外部へ放流されて行く。
【0003】前記従前のグリース阻集器は構造が比較的
簡単で安価に製造できるうえ、保守点検も容易で優れた
実用的効用を奏するものである。しかし、グリース成分
の分離が比重差によってのみ行われる関係から、所定の
廃水流入流量に対して一定のグリース阻集率(通常90
%以上)を保持するには、比較的大容量の本体1を必要
とすることになる。その結果、阻集器の小型化が図り難
く、設置スペースや製造コスト等の点で様々な不都合を
生ずることになる。また、従前のグリース阻集器では、
臭気の発生が極めて激しいため、外部への臭気の洩出防
止には、本体1に高精度な気密構造を必要とする。その
ため、本体1の気密構造が比較的複雑になり、製造コス
トが高騰すると云う難点がある。更に、従前のグリース
阻集器では、分離収集したグリースを一定期間毎にグリ
ース分離室4から取り除く必要があり、このグリースの
取り除きに手数がかかると云う難点がある。
簡単で安価に製造できるうえ、保守点検も容易で優れた
実用的効用を奏するものである。しかし、グリース成分
の分離が比重差によってのみ行われる関係から、所定の
廃水流入流量に対して一定のグリース阻集率(通常90
%以上)を保持するには、比較的大容量の本体1を必要
とすることになる。その結果、阻集器の小型化が図り難
く、設置スペースや製造コスト等の点で様々な不都合を
生ずることになる。また、従前のグリース阻集器では、
臭気の発生が極めて激しいため、外部への臭気の洩出防
止には、本体1に高精度な気密構造を必要とする。その
ため、本体1の気密構造が比較的複雑になり、製造コス
トが高騰すると云う難点がある。更に、従前のグリース
阻集器では、分離収集したグリースを一定期間毎にグリ
ース分離室4から取り除く必要があり、このグリースの
取り除きに手数がかかると云う難点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は従前のグリー
ス阻集器に於ける上述の如き問題、即ち所定の廃水処
理流量M(l/min)に対して本体1の所要容積が比
較的大きく、阻集器の小型化が困難なこと、臭気の洩
出防止機構が複雑になること、分離収集したグリース
の除去に手数がかかること等の問題を解決せんとするも
のであり、グリース阻集器の小型化と発生臭気の低減、
除去すべきグリース量の低減等を可能としたグリース阻
集器を提供するものである。
ス阻集器に於ける上述の如き問題、即ち所定の廃水処
理流量M(l/min)に対して本体1の所要容積が比
較的大きく、阻集器の小型化が困難なこと、臭気の洩
出防止機構が複雑になること、分離収集したグリース
の除去に手数がかかること等の問題を解決せんとするも
のであり、グリース阻集器の小型化と発生臭気の低減、
除去すべきグリース量の低減等を可能としたグリース阻
集器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、箱型の本体1
内にストレーナ2を備えた廃水受入室3とグリース分離
室4と水封トラップ6を備えた排水室5とを連通状に配
設して成るグリース阻集器に於いて、前記グリース分離
室4の下方部に透水性の板材より成る循環ガイド体16
を断面視に於いてハ状に配設すると共に、前記分離室4
の上方部に透水性の板材より成る複数の整流体17を廃
水面に対して傾斜状に並設し、前記循環ガイド体16の
下方に配設した空気噴射ノズル18より空気流を上向き
に噴出して、分離質4内の廃水Wを循環流とすることを
考案の基本構成とするものである。
内にストレーナ2を備えた廃水受入室3とグリース分離
室4と水封トラップ6を備えた排水室5とを連通状に配
設して成るグリース阻集器に於いて、前記グリース分離
室4の下方部に透水性の板材より成る循環ガイド体16
を断面視に於いてハ状に配設すると共に、前記分離室4
の上方部に透水性の板材より成る複数の整流体17を廃
水面に対して傾斜状に並設し、前記循環ガイド体16の
下方に配設した空気噴射ノズル18より空気流を上向き
に噴出して、分離質4内の廃水Wを循環流とすることを
考案の基本構成とするものである。
【0006】
【作用】グリース分離室4内へ流入した廃水Wは、まず
空気噴射ノズル18からの空気流Paによって強制浮上
し、次に空気流によって循環流となる。その結果、廃水
W内のグリースWaは空気流によって上方へ押し上げら
れることになり、より能率的に排水Wbから分離される
ことになる。即ち、廃水Wの上昇流は、グリース分離室
4内の循環ガイド体16に沿って上昇し、上昇通路Qを
通してガイド体16の上方へ抜ける。また、ガイド体1
6の上方へ出た廃水Wは、整流体17に沿って本体1の
側壁側へ流れ、更に下降通路Pbを通して下降し、分離
室4の底部へ回流してくる。廃水Wが前記ガイド体16
の先端部の比較的狭い上昇通路Qを通してガイド体16
の上方へ抜けるため、廃水Wと分離済のグリースWaと
の攪拌混合が起こり難いうえ、整流体17に沿って廃水
Wが整然と流れるため、分離済のグリースWaが廃水W
内へ攪拌混合されることは殆ど無い。グリースWaが除
去された排水Wbは、流出通路Gを通して排水室5内へ
流入し、水封トラップ6を通して外部へ放出されて行
く。
空気噴射ノズル18からの空気流Paによって強制浮上
し、次に空気流によって循環流となる。その結果、廃水
W内のグリースWaは空気流によって上方へ押し上げら
れることになり、より能率的に排水Wbから分離される
ことになる。即ち、廃水Wの上昇流は、グリース分離室
4内の循環ガイド体16に沿って上昇し、上昇通路Qを
通してガイド体16の上方へ抜ける。また、ガイド体1
6の上方へ出た廃水Wは、整流体17に沿って本体1の
側壁側へ流れ、更に下降通路Pbを通して下降し、分離
室4の底部へ回流してくる。廃水Wが前記ガイド体16
の先端部の比較的狭い上昇通路Qを通してガイド体16
の上方へ抜けるため、廃水Wと分離済のグリースWaと
の攪拌混合が起こり難いうえ、整流体17に沿って廃水
Wが整然と流れるため、分離済のグリースWaが廃水W
内へ攪拌混合されることは殆ど無い。グリースWaが除
去された排水Wbは、流出通路Gを通して排水室5内へ
流入し、水封トラップ6を通して外部へ放出されて行
く。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説
明する。図1は本考案に係る阻集器の基本構成を示す縦
断正面図であり、図2は図1のA−A視断面図である。
図に於いて1は本体、1a,1bは隔壁、2はストレー
ナ、3は廃水受入室、4はグリース分離室、5は排水
室、6は水封トラップ、7は廃水流入口、8は排水流出
口、9〜15は仕切体、16は循環ガイド体、17は整
流体、18は空気噴射ノズル、19は空気供給管であ
る。
明する。図1は本考案に係る阻集器の基本構成を示す縦
断正面図であり、図2は図1のA−A視断面図である。
図に於いて1は本体、1a,1bは隔壁、2はストレー
ナ、3は廃水受入室、4はグリース分離室、5は排水
室、6は水封トラップ、7は廃水流入口、8は排水流出
口、9〜15は仕切体、16は循環ガイド体、17は整
流体、18は空気噴射ノズル、19は空気供給管であ
る。
【0008】前記本体1はステンレス若しくはFRP等
により箱型に形成されており、その内部には補強材(図
示省略)が適宜に配設されている。また、本体1の上方
には蓋体(図示省略)が着脱自在に設けられており、更
に本体1の内部には、隔壁1a,1bによって廃水受入
室3、グリース分離室4、排水室5が夫々形成されてい
る。
により箱型に形成されており、その内部には補強材(図
示省略)が適宜に配設されている。また、本体1の上方
には蓋体(図示省略)が着脱自在に設けられており、更
に本体1の内部には、隔壁1a,1bによって廃水受入
室3、グリース分離室4、排水室5が夫々形成されてい
る。
【0009】前記グリース分離室4を形成する隔壁1
a,1bの内側面には、後述する吸水性の板材より成る
仕切体9,10が配設されている。また、分離室4の底
面には、前記仕切体9と一定の間隔を置いて透水性の板
材より成る仕切体11が立設されており、両仕切体9,
11の間に廃水Wの流入通路Sが形成されている。
a,1bの内側面には、後述する吸水性の板材より成る
仕切体9,10が配設されている。また、分離室4の底
面には、前記仕切体9と一定の間隔を置いて透水性の板
材より成る仕切体11が立設されており、両仕切体9,
11の間に廃水Wの流入通路Sが形成されている。
【0010】一方、グリース分離室4の中央下方部に
は、2枚の傾斜状に配設した透水性の板材より成る循環
ガイド体16,16が本体1の長辺側の側壁1c,1c
に沿って対向状に支持固定(即ち、側断面視に於いてハ
状に支持固定)されており、両循環ガイド体16,16
の上方端の間隙が循環流の上昇通路Qとなっている。
は、2枚の傾斜状に配設した透水性の板材より成る循環
ガイド体16,16が本体1の長辺側の側壁1c,1c
に沿って対向状に支持固定(即ち、側断面視に於いてハ
状に支持固定)されており、両循環ガイド体16,16
の上方端の間隙が循環流の上昇通路Qとなっている。
【0011】また、前記循環ガイド体16,16の下方
端には、これに沿って仕切体12,13が竪向に(即
ち、本体1の長辺側側壁1cと平行状に)配設されてお
り、当該仕切体12,13と本体1の長辺側側壁1c間
に循環廃水Wの下降通路Pbが形成されている。
端には、これに沿って仕切体12,13が竪向に(即
ち、本体1の長辺側側壁1cと平行状に)配設されてお
り、当該仕切体12,13と本体1の長辺側側壁1c間
に循環廃水Wの下降通路Pbが形成されている。
【0012】尚、循環ガイド体16,16を側断面視に
於いて傾斜状に支持固定しているのは、汚水上昇流中の
気泡との接触面積を増加させると共に、上昇通路Qを狭
めることにより、流速を上げ循環流を確実に起こすため
と、強制浮上により分離された油脂分Waが排水Wbと
攪拌混合されないようにするためである。
於いて傾斜状に支持固定しているのは、汚水上昇流中の
気泡との接触面積を増加させると共に、上昇通路Qを狭
めることにより、流速を上げ循環流を確実に起こすため
と、強制浮上により分離された油脂分Waが排水Wbと
攪拌混合されないようにするためである。
【0013】また、前記グリース分離室4の上方には、
四角状の透水性の板材より成る整流体17が一定のピッ
チで傾斜状に配設され、適宜の支持機構を介して配設固
定されている。当該整流体17は、主として分離室4内
の上方を前後方向(本体1の短辺方向)へ流れる循環流
の流れを整流するものであり、循環流中の気泡との接触
面積を増加すると共に、浮上分離したグリースWaと廃
水Wとの攪拌混合を防止する機能及び整流効果によって
廃水Wと同時に流入した汚濁物質が図2の左右回収口W
cへ集まり、堆積物の回収を容易にする機能とを有し、
図1に示す如き傾斜姿勢で支持固定されている。また、
本実施例に於いては4枚の整流体17,17を使用して
いるが、複数枚の整流体17を図3のように配設組合せ
する構成としてもよい。加えて、本実施例では1枚の透
水性板材を利用しているが、複数枚のボードを積層して
比較的厚目の透水性ガイド体16や透水性仕切体9〜1
5とすることも可能である。
四角状の透水性の板材より成る整流体17が一定のピッ
チで傾斜状に配設され、適宜の支持機構を介して配設固
定されている。当該整流体17は、主として分離室4内
の上方を前後方向(本体1の短辺方向)へ流れる循環流
の流れを整流するものであり、循環流中の気泡との接触
面積を増加すると共に、浮上分離したグリースWaと廃
水Wとの攪拌混合を防止する機能及び整流効果によって
廃水Wと同時に流入した汚濁物質が図2の左右回収口W
cへ集まり、堆積物の回収を容易にする機能とを有し、
図1に示す如き傾斜姿勢で支持固定されている。また、
本実施例に於いては4枚の整流体17,17を使用して
いるが、複数枚の整流体17を図3のように配設組合せ
する構成としてもよい。加えて、本実施例では1枚の透
水性板材を利用しているが、複数枚のボードを積層して
比較的厚目の透水性ガイド体16や透水性仕切体9〜1
5とすることも可能である。
【0014】前記分離室4内の各仕切体、循環ガイド体
及び整流体は(イ)廃水Wの循環通路を形成すること、
(ロ)循環流を整流すること、(ハ)廃水W内の有機物
の分解に有効な微生物を吸着保持すること、及び(ニ)
内部に水分を保つことにより、グリーストラップ槽内の
温度や水素イオン濃度等の環境変化による微生物の死滅
を防止すること等の機能を果たすものである。そのた
め、各仕切体、ガイド体16及び整流体17を形成する
板材は高い透水率と保水性を有するものが望ましく、本
実施例に於いては、定水法(保持水深10cm)による
透水率が約0. 16cm/secで、保水率が9. 4%
の透水タイルが使用されている。即ち、当該各透水タイ
ルは約25mmの厚さを有しており、且つその外表面に
は幅3〜6mm、深さ5〜10mm程度の竪溝が並行状
に20〜30mmのピッチで形成されており、その外表
面積の増加が図られている。
及び整流体は(イ)廃水Wの循環通路を形成すること、
(ロ)循環流を整流すること、(ハ)廃水W内の有機物
の分解に有効な微生物を吸着保持すること、及び(ニ)
内部に水分を保つことにより、グリーストラップ槽内の
温度や水素イオン濃度等の環境変化による微生物の死滅
を防止すること等の機能を果たすものである。そのた
め、各仕切体、ガイド体16及び整流体17を形成する
板材は高い透水率と保水性を有するものが望ましく、本
実施例に於いては、定水法(保持水深10cm)による
透水率が約0. 16cm/secで、保水率が9. 4%
の透水タイルが使用されている。即ち、当該各透水タイ
ルは約25mmの厚さを有しており、且つその外表面に
は幅3〜6mm、深さ5〜10mm程度の竪溝が並行状
に20〜30mmのピッチで形成されており、その外表
面積の増加が図られている。
【0015】前記空気噴射ノズル18は循環ガイド体1
6の下方に配設されており、ノズル孔より空気流を上向
きに噴出し、分離室4内の廃水Wを所謂循環流として分
離室4内の各透水タイルの外表面へ流通接触させると共
に、各透水ボードに吸着された微生物へ気泡を供給す
る。尚、本実施例では、約0. 1m3 の分離室4内へ
0. 10〜0. 20kg/cm2 の圧力でもって、30
〜40l/minの空気流が、ノズル18から連続的に
噴出されている。
6の下方に配設されており、ノズル孔より空気流を上向
きに噴出し、分離室4内の廃水Wを所謂循環流として分
離室4内の各透水タイルの外表面へ流通接触させると共
に、各透水ボードに吸着された微生物へ気泡を供給す
る。尚、本実施例では、約0. 1m3 の分離室4内へ
0. 10〜0. 20kg/cm2 の圧力でもって、30
〜40l/minの空気流が、ノズル18から連続的に
噴出されている。
【0016】次に、本考案に係るグリース阻集器の作動
について説明する。廃水流入口7から取り入れられた廃
水Wは、ストレーナ2で固形物を除去されたあと、流入
通路Sを通してグリース分離室4内へ流入する。分離室
4の中央底部に設けた空気噴射ノズル18からは、所定
量の空気流が上向きに噴出されており、これにより、廃
水Wは矢印の如き循環流となり、上昇通路Qを通して上
昇すると共に、下降通路Pbを通して下降する。廃水W
が循環する間に、グリースWaと排水Wbとは分離さ
れ、分離されたグリースWaは分離室の上方に両側面よ
り順次貯留されていく。
について説明する。廃水流入口7から取り入れられた廃
水Wは、ストレーナ2で固形物を除去されたあと、流入
通路Sを通してグリース分離室4内へ流入する。分離室
4の中央底部に設けた空気噴射ノズル18からは、所定
量の空気流が上向きに噴出されており、これにより、廃
水Wは矢印の如き循環流となり、上昇通路Qを通して上
昇すると共に、下降通路Pbを通して下降する。廃水W
が循環する間に、グリースWaと排水Wbとは分離さ
れ、分離されたグリースWaは分離室の上方に両側面よ
り順次貯留されていく。
【0017】この時、廃水Wが上昇流となることによ
り、内部のグリース成分は強制的に上方へ押し上げら
れ、その結果グリース成分の分離性能が大幅に向上す
る。また、廃水Wの分離室4の上方部に於ける水平方向
の流れが整流されるため、廃水Wと分離済のグリースW
aと攪拌混合が皆無となり、分離性能が向上する。更
に、グリースWaの貯留量が増加してグリースレベルO
Lが低下しても、循環ガイド体16によって上昇通路Q
が狭められているのでグリースWaと排水Wbとが区画
されることになり、両者の攪拌混合が実質的に防止され
る。
り、内部のグリース成分は強制的に上方へ押し上げら
れ、その結果グリース成分の分離性能が大幅に向上す
る。また、廃水Wの分離室4の上方部に於ける水平方向
の流れが整流されるため、廃水Wと分離済のグリースW
aと攪拌混合が皆無となり、分離性能が向上する。更
に、グリースWaの貯留量が増加してグリースレベルO
Lが低下しても、循環ガイド体16によって上昇通路Q
が狭められているのでグリースWaと排水Wbとが区画
されることになり、両者の攪拌混合が実質的に防止され
る。
【0018】試験の結果によれば、同一の内容積の本体
1を用い且つ同一流量の廃水Wを連続処理した場合、本
件考案では、従前のグリース収集器(グリース収集率9
0%)に比較してその収集能力が約5%(グリース収集
率95%)上昇することが実証されている。また、空気
流を廃水W内へ噴出することにより、特別に好気性微生
物を植付けない場合に於いても、所謂曝気効果により臭
気の発生量が相当に低下する。更に、有機物を分解する
好気性微生物を各透水板材に付着せしめた場合には、阻
集されたグリースが自然分解されると共に、各ボードが
具備する透水性と保水性によって、万一本体1内の微生
物の生息環境が変化しても微生物が死滅することは無
い。
1を用い且つ同一流量の廃水Wを連続処理した場合、本
件考案では、従前のグリース収集器(グリース収集率9
0%)に比較してその収集能力が約5%(グリース収集
率95%)上昇することが実証されている。また、空気
流を廃水W内へ噴出することにより、特別に好気性微生
物を植付けない場合に於いても、所謂曝気効果により臭
気の発生量が相当に低下する。更に、有機物を分解する
好気性微生物を各透水板材に付着せしめた場合には、阻
集されたグリースが自然分解されると共に、各ボードが
具備する透水性と保水性によって、万一本体1内の微生
物の生息環境が変化しても微生物が死滅することは無
い。
【0019】分離室4内でグリースWaが分離除去され
た排水Wbは、流出通路Gを通して排水室5内へ入り、
水封トラップ6を介して排水流出口8から外部へ排出さ
れて行く。
た排水Wbは、流出通路Gを通して排水室5内へ入り、
水封トラップ6を介して排水流出口8から外部へ排出さ
れて行く。
【0020】
【考案の効果】本考案に於いては、グリース分離室4の
中央下方部に透水性と保水性を備えた板材より成る循環
ガイド体16を断面視に於いてハ状に配設し、その下方
に配置した空気噴射ノズル18から空気流を上向きに噴
射する構成としている。その結果、廃水Wが循環流とな
り且つその上昇過程に於いて含まれるグリースWa成分
が上方へ押し上げられるため、グリースWaの分離効率
が大幅に向上する。また、循環ガイド体16によって廃
水Wの上昇通路Qが狭められているため、分離済のグリ
ースWaとガイド体16下方の廃水Wとが実質的に分離
された状態となる。その結果、分離済のグリースWaと
廃水との攪拌混合が減少し、グリースの分離性能が大幅
に向上する。更に、分離室4の上方部に整流体17を配
設しているため、分離室4の上方部に於ける循環流によ
る分離済みグリースの攪拌混合が大幅に減少し、グリー
スの分離性能が向上する。
中央下方部に透水性と保水性を備えた板材より成る循環
ガイド体16を断面視に於いてハ状に配設し、その下方
に配置した空気噴射ノズル18から空気流を上向きに噴
射する構成としている。その結果、廃水Wが循環流とな
り且つその上昇過程に於いて含まれるグリースWa成分
が上方へ押し上げられるため、グリースWaの分離効率
が大幅に向上する。また、循環ガイド体16によって廃
水Wの上昇通路Qが狭められているため、分離済のグリ
ースWaとガイド体16下方の廃水Wとが実質的に分離
された状態となる。その結果、分離済のグリースWaと
廃水との攪拌混合が減少し、グリースの分離性能が大幅
に向上する。更に、分離室4の上方部に整流体17を配
設しているため、分離室4の上方部に於ける循環流によ
る分離済みグリースの攪拌混合が大幅に減少し、グリー
スの分離性能が向上する。
【0021】そのうえ、分離室4内の仕切体やガイド
体、整流体を透水性と保水性に優れた板材を用いて形成
しているため、有機物分解用の微生物を植付けた場合に
於いてはその吸着性が高まると共に、万一微生物の生息
環境が変化しても微生物の死滅を防止することができ
る。また、有機物分解用微生物を特別に植付けしない場
合でも、嫌気性微生物による有機物の分解が自然に行わ
れ、臭気等の発生が極めて少なくなる。その結果、特に
複雑な気密機構を用いなくても、臭気洩れによる悪影響
を防止することが出来る。本考案は上述の通り、グリー
ス分離性能の向上とこれによる装置の小型化等の点で優
れた実用的効用を奏するものである。
体、整流体を透水性と保水性に優れた板材を用いて形成
しているため、有機物分解用の微生物を植付けた場合に
於いてはその吸着性が高まると共に、万一微生物の生息
環境が変化しても微生物の死滅を防止することができ
る。また、有機物分解用微生物を特別に植付けしない場
合でも、嫌気性微生物による有機物の分解が自然に行わ
れ、臭気等の発生が極めて少なくなる。その結果、特に
複雑な気密機構を用いなくても、臭気洩れによる悪影響
を防止することが出来る。本考案は上述の通り、グリー
ス分離性能の向上とこれによる装置の小型化等の点で優
れた実用的効用を奏するものである。
【図1】本考案に係るグリース阻集器の縦断正面図であ
る。
る。
【図2】本考案に係るグリース阻集器の縦断側面図であ
る。
る。
【図3】整流体の他の実施例を示す縦断側面図である。
【図4】従前のグリース阻集器の縦断正面図である。
【図5】従前のグリース阻集器の縦断側面図である。
1は本体、1a,1bは隔壁、3は廃水受入室、4はグ
リース分離室、5は排水室、6は水封トラップ、7は廃
水流入口、8は排水流出口、9,10,11,12,1
3,14,15は仕切体、16は循環ガイド体、17は
整流体、18は空気噴射ノズル、19は空気供給管、W
は廃水、Waはグリース、Wbは排水、Sは廃水流入通
路、Qは上昇通路、Pbは下降通路、Gは排水流出通
路、OLはグリースレベル、WLは廃水レベル。
リース分離室、5は排水室、6は水封トラップ、7は廃
水流入口、8は排水流出口、9,10,11,12,1
3,14,15は仕切体、16は循環ガイド体、17は
整流体、18は空気噴射ノズル、19は空気供給管、W
は廃水、Waはグリース、Wbは排水、Sは廃水流入通
路、Qは上昇通路、Pbは下降通路、Gは排水流出通
路、OLはグリースレベル、WLは廃水レベル。
Claims (3)
- 【請求項1】 箱型の本体(1)内にストレーナ(2)
を備えた廃水受入室(3)とグリース分離室(4)と水
封トラップ(6)を備えた排水室(5)とを連通状に配
設して成るグリース阻集器に於いて、前記グリース分離
室(4)の下方部に透水性の板材より成る循環ガイド体
(16)を断面視に於いてハ状に配設すると共に、前記
分離室(4)の上方部に透水性の板材より成る複数の整
流体(17)を廃水面に対して傾斜状に並設し、前記循
環ガイド体(16)の下方に配設した空気噴射ノズル
(18)より空気流を上向きに噴出して、分離室(4)
内の廃水(W)を循環流とすることを特徴とするグリー
ス阻集器。 - 【請求項2】循環ガイド体(16)及び整流体(17)
を透水性タイルとした請求項1に記載のグリース阻集
器。 - 【請求項3】循環ガイド体(16)及び整流体(17)
を、有機物を分解する微生物を吸着せしめた循環ガイド
体及び整流体とした請求項1に記載のグリース阻集器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4493592U JPH0712472Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | グリース阻集器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4493592U JPH0712472Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | グリース阻集器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH064188U JPH064188U (ja) | 1994-01-18 |
| JPH0712472Y2 true JPH0712472Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=12705340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4493592U Expired - Lifetime JPH0712472Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | グリース阻集器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712472Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4493592U patent/JPH0712472Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH064188U (ja) | 1994-01-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5665307B2 (ja) | 有機性排水処理装置および有機性排水処理方法 | |
| US4950396A (en) | Biological sewage treatment plant | |
| RU1836301C (ru) | Устройство дл очистки сточных вод | |
| JP3374766B2 (ja) | 有機性排水の嫌気性処理装置 | |
| KR101204395B1 (ko) | 하.폐수의 처리장치 | |
| JP3374746B2 (ja) | 有機性排水の嫌気性処理装置 | |
| JPH064188U (ja) | グリース阻集器 | |
| JP3505599B2 (ja) | 廃水処理装置 | |
| EP1631527A2 (en) | A system and method for treating wastewater using coir filter | |
| JP2992981B1 (ja) | グリストラップの油類・有機物分解処理装置 | |
| JPH04134594U (ja) | グリーストラツプ | |
| JPS6221360Y2 (ja) | ||
| CN111320340A (zh) | 一种用于处理垃圾中转站压沥液的生物反应器 | |
| JPH0614880Y2 (ja) | 汚水処理装置 | |
| JPH0633826Y2 (ja) | 活魚水槽類の水浄化装置 | |
| JPH01155997A (ja) | 生活排水の浄化方法およびその装置 | |
| SU1481210A1 (ru) | Аэротенк-осветлитель колонного типа | |
| JPH0647589Y2 (ja) | 水槽類の浄化装置 | |
| RU15295U1 (ru) | Биореактор-фильтр для очистки сточных вод | |
| KR20240020047A (ko) | 와류챔버 구조가 개선된 음압에 의한 오염공기 정화장치 | |
| JPH0632823B2 (ja) | 接触ばっき式汚水処理装置 | |
| JPS6110797Y2 (ja) | ||
| KR900008562B1 (ko) | 여과지 거품수집 및 제거장치 | |
| JPS632156Y2 (ja) | ||
| JPS6010714Y2 (ja) | 浄化槽 |