JPH0414103B2 - - Google Patents

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JPH0414103B2
JPH0414103B2 JP58155681A JP15568183A JPH0414103B2 JP H0414103 B2 JPH0414103 B2 JP H0414103B2 JP 58155681 A JP58155681 A JP 58155681A JP 15568183 A JP15568183 A JP 15568183A JP H0414103 B2 JPH0414103 B2 JP H0414103B2
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arginine
acyl derivative
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Baanaado Shirubaaringu Suchiibun
Shihosu Chiboo
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Johnson and Johnson Hospital Services Inc
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Johnson and Johnson Products Inc
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Publication of JPH0414103B2 publication Critical patent/JPH0414103B2/ja
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/44Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は口腔衛生保持に有用な組成物に関す
る。本発明は又この様な組成物の調整法並びに同
組成物を口腔衛生用に使用する為に適当な賦形剤
に混入させる方法に関する。更に詳細には、本発
明は、随意にフツ化物と組合わせて使用されるア
ルギニンのシアル誘導体及び口腔衛生保持に対す
るこれら誘導体の有用性に関する。 齲蝕や歯疾患は細菌が歯のまわりにプラクを形
成することに帰因することが証明されている。細
菌の生長並びに繁殖は歯の間にはさまつた食物小
片に存在によつて促進される。プラクやはさまつ
た食物小片を取り除くと、齠蝕が低下し、歯肉炎
が発生しにくくなり、更に概して口腔衛生が改善
されると共に口臭が減少する。 先の方法では、歯ブラシ、まゆ綿、つまようじ
等口から食物くずをきれいに取り去り歯からプラ
クを散り除く為に用いられる口腔衛生用機器の有
用性を唱えている。それは又、主にこれらの機器
と共に用いられるが歯みがきに化学作用を付与す
る例えばデンテイフリスやリンス等の効果をも唱
えている。これらに加えて、細菌作用及びプラク
形成を妨げる為に歯に種々の塗剤や密閉剤を塗抹
することが試みられてきた。口腔保護の為のもう
一つの重要な方法は、フツ化物イオンを直接歯の
エナメル質上に堆積させることが可能な種々のフ
ツ化物含有合剤を使用することである。これら
種々の方法の適用によつて口腔衛生保護上大きな
進歩を遂げたとはいえ、いずれも完璧な効果をも
たらすとは思われない。 口腔衛生改善の為の更に最近の方法は、口腔内
細菌はブドウ糖、蔗糖等の食用糖を代謝して酢
酸、プロピオン酸、乳酸等の有機酸に変えるとい
う認識に基づくものである。これら有機酸の生成
は結果としてプラクのPHの急速な低下をもたら
す。もしプラクのPHが約5.5かそれ以下のレベル
まで低下しその状態が少しでも長い期間続けば、
歯のエナメル質は溶け始める。この過程がもし長
期間繰り返されたならば、ついには齲蝕の発生に
つながるのである。PH低下を補正する為に、唾液
は、口中バクテリアによつてブドウ糖や蔗糖が代
謝された時にPH低下の程度や期間を緩和するPH上
昇因子を含んでいる。この因子はアルギニン含有
テトラペプチドであると確認された。この点に関
しては、例えば、Kleinberg、I.、Kanapka、J.
A.及びCraw、D.による「混合口腔区系(フロ
ラ)の代謝に対する唾液並びに唾液因子の効果」
を参照せよ。 齲蝕症の細菌的局面第巻、433〜464(1976年)
このPH上昇因子は、細菌細胞中に侵入して、有機
酸が形成されると同時にそれら有機酸を中和する
かあるいは有機酸が生成されない様に細菌の代謝
を変えていると思われている。 「齲蝕防止用口腔用合剤」と題する米国特許No.
2689170(King)は、活性要素として飽和脂肪族
モノアミノカルボン酸化合物の飽和高級アルキル
アシルアミドを含有する、齲蝕防止用口腔用合剤
を発表している。 「齲蝕に対する自然防御改善方法」と題する米
国特許No.4154813(Kleinberg)は、2から4個の
アミノ酸単位(このうち1個以上がアルギニンで
あるのペプチドであるPH上昇因子を与えることに
よつて齲蝕に対する人体の抵抗力を補う方法を発
表している。 「齲蝕防御改善法」と題する米国特許No.
4225579(Kleinberg)は、齲蝕予防用として、2
個から4個のアミノ酸単位(このうち1個以上が
アルギニンである)のプペチドを特許請求してい
る。これらのアルギニン含有ペプチドは、口中で
歯のプラクや細菌に浸透し、炭水化物代謝の結果
生成される酸に拮抗すると発表されている。 「新アルギニン誘導体並びにそれらの生成法と
使用法」と題する英国特許No.1352420(吉永等)
は、抗菌性、殺菌性を有するN〓−アシルアルギ
ニンを口腔衛生用に発表している。 「精神疲労治療用アルニギンカリウム・フオス
フオシトログルタミン酸含有薬剤及び同剤使用
法」と題する米国特許No.3809759(Bocher及び
Faure)は、精神疲労の体系的治療剤として、ア
ルニギンカリウム・フオスフオシトログルタミン
酸含有の顆粒、丸薬、錠剤、カプセル等の薬剤を
発表している。 「培養ストレプトマイセス株により産生される
2−メチル−L−アルニギン」と題する米国特許
No.4061542(Demny及びMaehr)では、表題化合
物を抗生抗菌剤として使用している。 「N〓−ナフタレンスルフオニイル−L−アル
ギニン誘導体とその薬用酸添加塩」と題する米国
特許No.4125619(岡本等)では、血栓症の防止抑制
用薬剤として表題化合物を使用している。 アルニギンの長鎖NG−アシル誘導体について
は化学文献に記述されている。例えば、Acta
Chim Acad.Sci.Hung44(1−2)、23−30(1965)
に記載されているGuttmann、St.並びにPless、
J.著「アルニギンのグアニジノ基の保護作用に関
して」を参照せよ。アシル基は一時的にアルニギ
ン分子上のNG位に位置して当座の防御保護因子
として働くが、その後適当な置換基がアルギニン
のN〓位に置換するとNG位から離脱する。すなわ
ちこれら防御基は、N〓位の窒素原子が化学反応
に関与している間はNG位が化学反応を受けない
ようにNG位を保護する役割をしている。 本発明の化合物が前述の従来法のものと異なる
のは、アルニギン分子の極性が脂質様置換基の存
在によつて緩和されている新奇のアルニギン誘導
体が使用されている点である。このアルニギン分
子の極性の緩和がこれらアルギニン誘導体が口内
細菌のリン脂質含有細胞壁に速かに浸透しこれら
細菌の酸産生を阻止することを可能にすると考え
られている。 従つて、本発明の一つの目的はアルギニンの新
規誘導体を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、アルギニン誘導体
含有の口腔適用組成物を提供することである。 本発明の更にもう一つの目的は、アルギニン誘
導体並びにフツ化物含有の口腔適用組成物を提供
することである。 本発明は更に、その様な化合物、組成物を調整
する方法を提示することを目的とする。 本発明の口腔用組成物は、化学式 で表わされるアルギニンのNG−アシル誘導体を
含有し、式中、yは0から約28までの整数でり、
約4から約18までの整数であるのが好ましく、8
から14までの整数であるのが最も好ましい。 上記アルギニンのNG−アシル誘導体中でyが
18以下であるものが好ましいのは、これら誘導体
が同列のより高級なものに較べて口腔細菌に対す
るより強い活性を有しているからである。 一般的に、アルギニンのNG−アシル誘導体は
先ずN〓−CbZ−L−アルギニンのナトリウム塩を
調整することによつて生成される。この塩は次に
2対1のモル比で脂肪酸の塩化物と反応させるが
1対1のモル比で脂肪酸のエチルエステル又はス
クシンイミジルエステルと反応させる。次に反応
混合物を氷水中に入れ氷酢酸で酸性化することに
よつて粗N〓−CbZ−NG−アシル誘導体を単離す
る。その後、この粗誘導体をメタノールから再結
晶させて精製し、N〓−CbZ基を接触水添分解によ
つて取り除く。 本発明はアルギニンのNG−アシル誘導体の薬
用塩をも包括し、これらの薬用塩は例えば、アル
ギニン分子の酸性部位(−COOH)を有機又は
無機塩と反応させて得られたものや、アシルアル
ギニン分子の塩基性アミノ部位又は塩基性グアニ
ジノ部位を有機又は無機酸と反応させて得られた
ものである。典型的な塩は化学式 で表わされ、式中、yは0から約28までの整数で
あり、MはH、Na、K、Mg、Ca、Ag、Ce、
Mn、Zn又は強有機塩基の残基であり、mとnは
0又は1、そしてHXはHCl、HNO3、H2SO4
CH3COOH又はグルコン酸 である。 本発明は、アルギニンのNG−アシル誘導体の
口腔用組成物を、口腔衛生用の口内洗浄液、噴霧
剤、デンテイフリス、ゲル、粉、溶液、ローシヨ
ン、ワニス、ひし形の飴、チユーインガム、除放
剤等の形で提供する。 本発明は更に、アルギニンのNG−アシル誘導
体と共にフツ化ナトリウム、フツカ亜鉛、フツ化
第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリウム、酸性
リン酸フツ化物、フツ化アンモニウム、重フツ化
アンモニウム、フツ化アミン等のフツ化物を含有
する口腔用組成物を提供する。 アルギニンのNG−アシル誘導体を下記の方法
に従つて調整する。 N〓−CbZ−L−アルギニンをエノール中でナト
リウムエトキシドと反応させた後蒸発乾燥させる
ことによつてN〓−CbZ−L−アルギニンのナトリ
ウム塩を得る。この乾燥ナトリウム塩をN,N−
ジメチルホルムアミド中に溶解して調整した溶液
を5℃まで冷却した後、この冷溶液に脂肪酸塩化
物のDMF溶液を滴々添加して酸塩化物とN〓−
CbZ−L−アルギニンナトリウム塩との比が1対
2の混合物を生成する。次にこの反応混合物を室
温にして24時間撹拌した後、氷水中に注ぎ込むこ
とによつて冷却希釈し、更に氷酢酸を用いてPHを
5に合わせることによつて固体生成物が沈澱す
る。この沈澱固体は洗浄して風乾した後、エタノ
ール等の有機溶媒から再結晶させる。この再結晶
固体は純粋なN〓−CbZ−NG−アシルアルギニン
であり、これをエタノールと氷酢酸との混合液中
に溶解させる。次にこの溶液中にパラジウム担持
炭素触媒を加えた後、混合物を水素雰囲気中で振
り動かすと接触水添分解によつてN〓−CbZ基がは
ずされる。その後この溶液をろ過してろ過物を蒸
発乾燥させた後、固体残分を95%エタノール液か
ら再結晶させると、期待のアルギニンのNG−ア
シル誘導体が得られる。 本発明の化合物及びそれら化合物を含有する口
腔用組成物の生成法に関しては下記の諸例を参考
にすることによつて一層完全な理解が得られるで
あろうが、これらの諸例は単なる例示であつてこ
れらに限定されるものではない。 実施例 1 NG−デカノイルアルギニンの生成法 50.00g(0.1622モル)のNG−CbZ−L−アルギ
ニンを100mlの無水エタノール中に懸濁させた後、
これに3.73g(0.162モル)の金属ナトリウムと
100mlの無水エタノールを反応させて得られたナ
トリウムエトキシドの溶液を加えた。この混合物
を固体がすべて溶解するまで室温にて勢いよく撹
拌した後、その溶液を先ず40℃で回転蒸発器を用
いて、次に室温で真空中にてよい完全な乾燥を行
うことによつて蒸発乾燥させて、N〓−CbZ−L−
アルギニンのナトリウム塩を白色固体として得
た。こうして得られた生成物を200mlの乾燥N,
N−ジメチルフオルムアミド中に溶解して、自動
撹拌器、乾燥管、添加用ロート付き13首フラ
スコ中に入れた後、反応混合物を氷浴を使つて5
℃の温度に保ちながら、15.47g(0.0811モル)
の塩化デカノイルを25mlの乾燥DMF中に溶解し
た溶液を1.5時間かかつて滴々添加した。添加が
完了した後、この混合物を徐々に室温まで温め、
室温で24時間撹拌した。次に、この混合物をろ過
して不溶性物質を取り除いた後、口液を1000gの
氷水混合物中に注ぎ込み、得られた透明な黄色溶
液を氷酢酸で酸性にした(この過程で溶液のPHを
9から5に変化させた)。この段階で沈澱した固
体は即座に粘着性を帯びビーカーの壁や底に固着
した。次に、水と氷を注ぎ出した後、湿潤固体を
約1000mlの無水メタノールで処理した。次にこの
混合物を加熱板上で全固形分が溶解するまで加熱
した後、ゆつくりと室温まで冷却した。この冷却
過程中に結晶化した固形物をろ過収集したとこ
ろ、化学式 で表わされる純粋なN〓−CbZ−NG−デカノイル
アルギニンであると同定された。次に、化合物
()(2.77g、5.99モル)を30mlの氷酢酸と100
mlの無水エタノールの混液中に溶解させた後、こ
の溶液に、10mlの氷酢酸中に0.25gの10%パラジ
ウム担持活性化炭素を懸濁させた懸濁液を加え
た。この混合物を、水素ガスを継続的に混合物表
面に吹きつけながら勢いよく撹拌することによつ
て、水素ガスで処理した。この時、接触水添分解
作用の検査は、放出ガスを飽和水酸化バリウム溶
液中に引き入れることによつて二酸化炭素放出の
停止を検査することによつて行つた。反応完了
後、、混合物をシーライトを用いてろ過して触媒
を取り除いた後、ろ液を最初に40℃で回転蒸発器
上で、最終的には室温で真空中で蒸発乾燥させ
た。その後、この乾燥残分を95%エタノールで再
結晶させて1.94g(83.3%)のNG−デカノイルア
ルギニンを、化学式 で表わされる酢酸塩の形で得た。 上述と全く同じ方法で下記のアルギニンのNG
−アシル誘導体を得た。 NG−オクタノイルアルギニン(C8) NG−ノナノイルアルギニン(C9) NG−ウンデカノイルアルギニン(C11) NG−ラウロイルアルギニン(C12) NG−ミリストイルアルギニン(C14) NG−パルミトイルアルギニン(C16) NG−スエアロイルアルギニン(C18) NG−エイコサノイルアルギニン(C20) N〓−CbZ−L−アルギニンのナトリウム塩を、
希望の脂肪酸の酸塩化物ではなくエチルエステル
かスクシンイミジルエステルと反応させることに
よつてもアルギニンのNG−アシル誘導体を生成
することができる。実施例2及び3でこれを示
す。 実施例 2 実施例1に述べた方法で12.03g(0.0390モル)
のN〓−CbZ−L−アルギニンからN〓−CbZ−L−
アルギニンのナトリウム塩を得た後、これを50ml
のDMF中に溶解した。そうして得た溶液中に
10.00g(0.039モル)のエチルミリスチン酸を
滴々15分間で添加し、その後、10mlのDMFをす
ばやく添加した。この反応混合物を室温で48時間
撹拌した後、1000gの氷水混合物中に注ぎ込み、
更に得られた塩基性混合物(PH12)を氷酢酸でPH
5の酸性にしたところ、ただちに淡黄色のわずか
に粘着性の固体が沈澱した。この沈澱物を重力ろ
過し45℃の乾燥器中で乾燥させた後、その乾燥固
体を無水メタノールから再結晶させて純粋なN〓
−CbZ−NG−ミリストイルアルギニンを得た。こ
うして得た化合物を氷酢酸とエタノールの50対50
混合物中に溶解した後、実施例1と同様に接触水
添分解を行つた。 実施例 3 実施例1に述べた方法で12.03g(0.0390モル)
のN〓−CbZ−L−アルギニンからN〓−CbZ−L−
アルギニンのナトリウム塩を得た後、これを50ml
のDMF中に溶解した。こうして得た溶液中に、
12.69g(0.039モル)のサクシニミイデイル・ミ
リスチン酸を滴々15分間で添加し、その後、10ml
のDMFをすばやく添加した。この反応混合物を
室温で24時間撹拌した後、1000gの氷水混合物中
に注ぎ込み、更に得られた塩基性混合物(PH12)
を氷酢酸でPH5の酸性にしたところ、ただちに淡
黄色のわずかに粘着性の固体が沈澱した。この沈
澱物を重力ろ過し45℃の乾燥器中で乾燥させた
後、その乾燥固体を無水エタノールから再結晶さ
せて純粋なN〓−CbZ−NG−ミリストイルアルギ
ニンを得た。その後、こうして得た化合物を氷酢
酸とエタノールの50対50混合物中に溶解した後、
実施例1と同様に接触水添分解を行つた。 本発明の代表的化合物の口腔用組成物中での効
力の目安として、これら化合物がS.mutans菌に
よる糖からの酸産生を低下させる効果を測定する
為に分析を行つた。 解糖阻害剤の分析評価 本分析は、Streptococcus mutans 6715菌によ
るシヨ糖代謝に基づく酸産生速度を測定する。分
析用溶液はPH5.5の窒素含有リン酸緩衝液10.0ml
からなる。この溶液中に8×109個のS.mutans
6715細菌を加えた後、50μの25×10-3 シヨ糖
液を添加する。その後これに既知容量の10mg/ml
試験用アルギニン誘導体溶液を添加した後、酸性
産生速度を、5×10-3 KOH溶液を自動的に
添加しながら、PH−stat.で記録する。 表は、表示化合物の酸阻止活性を表わす。
【表】 ギニン
アルギニンのNG−アシル誘導体をフツ化物例
えばフツ化ナトリウム、フツ化亜鉛、フツ化第1
スズ、モノフルオロリン酸ナトリウム、酸性リン
酸フツ化物、フツ化アンモニウム、重フツ化アン
モニウム、フツ化アンモニウム等と組み合わせて
用いると、いずれの化合物を単独で用いるより
も、齧歯動物に於る齲歯発生の予防により効果的
である。NaF及びアルギニンのNG−アシル誘導
体のいづれも、これらを−定の試験条件下で単独
で使用した時、齧歯動物に於る齲歯発生防止に効
果的ではあつたが、これらの二成分を組み合わせ
て使用すると、抗齲蝕活性が非常に向上した。試
験結果は表にまとめられている。
【表】 シルアルギニンを取り除いたものと
同じである。
−般的に、アルギニンのNG−アシル誘導体濃
度は有効量から飽和量なければならないが、フツ
化物イオンの濃度はわずか0.0001%〜10%でよ
い。 アルギニンのNG−アシル誘導体の濃度は0.05
〜10%が好ましく、フツカ物イオンの濃度は
0.001〜1.0%が好ましい。最も好ましいアルギニ
ンのNG−アシル誘導体の濃度は0.5〜5%で、最
も好ましいフツ化物イオンの濃度は0.01〜0.1%
である。アルギニンのNG−アシル誘導体とフツ
カ物イオンのいずれもこれ以上濃度を高めてもさ
しつかえないが、そうしたからといつても何も特
別な利点は得られない。 現在上記組成物の担体としてポリオール含有水
成賦形剤が好ましいとされているが、種々のアル
コール、ポリオール、ジメチルスルフオキサイド
の如き非水組成物も適当な担体として使用するこ
とができる。 本発明の組成物は口内洗浄液、墳霧剤、デンテ
イフリス、ゲル、粉、溶液、ローシヨン、ワニ
ス、ひし形の飴、チユーインガム、徐放剤、又は
その他口腔用に適する剤型として提供される。本
発明の組成物調整に使用する薬用物質は、アルギ
ニンのNG−アシル誘導体とフツ化物イオンの双
方と調和するような口腔用組成物中にたいてい使
用されているものであればよい。 本発明に伴つて、これら組成物は、歯ブラシ、
綿棒、含浸歯科用まゆ綿等の器具で、最低1日1
回歯の煩側と舌側の両方をていねいにみがくこと
によつて、歯に供給される。上記組成物はひし形
飴かチユーインガムの形で虫歯予防に適用するの
が最も好ましく、ひし形飴の場合は口中で10〜15
分以上かかつて溶かし、ガムの場合は毎食後30〜
45分以上これを噛む。 次に掲げる実例も本発明の典型的口腔用組成物
である。 実施例 4 (マウスリンス) W/W% グリセロール、U.S.P. 10〜40 NG−アシルアルギニン 0.1〜5 フツ化ナトリウム(NaF) 0.2 香味料 1.0 防腐剤 0.3 プルロニツクF−108 2.0 水にて全量を100部に調整 アルギニンのNG−アシル誘導体を80℃で撹拌
を続けながら水に溶かす。残りの成分をグリセロ
ールに溶解した後、室温にて調整済NG−アシル
アルギニン溶液と混合する。 実施例 5 (ゲル状デンテイフリス) W/W% プルロニツクF−127 20.0 香味料 0.8 防腐剤 0.3 NG−アシルアルギニン 2.0 水にて全量を100部に調整。 実施例 6 (ゲル状デンテイフリス) W/W% NG−アシルアルギニン 2.0 NaF 0.2 プルロニツクF−127 20.0 香味料 0.8 防腐剤 0.3 水にて全量を100部に調整。 実施例5及び6のゲルの調製法を下記に示す。 NG−アシルアルギニンを80℃に於て連続的に
撹拌しながら50mlの水に溶解させた。アルギニン
誘導体が溶解した段階で、その溶液を室温まで冷
却し、NaF(添加例に於ては)及び防腐剤を添加
した。別個にプルロニツクF−127及香味料を4
℃にて溶解させ作成した溶液を室温まで温めた
後、それを連続的に撹拌しながらアルギニン含有
溶液中に混合した。こうして得られた混合物を均
質化した後、必要に応じてNaOH又はHClを添加
してゲルのPHを5.5に調節した。 実施例 7 (ペースト状デンテイフリス) W/W% NG−アシルアルギニン 1〜5 NaF 0.2 グリセロール 15.0 ソルビトール 10.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 焦性燐酸カルシウム 40.0 プロピレングリコール 10.0 香味料 1.0 防腐剤 0.3 プルロニツクF−127 10.0 水にて全量を100部に調整。 NG−アシルアルギニンを80℃に於てグリセロ
ール、ソルビトール、プロピレングリコール、プ
ルロニツクF−127、水の混合物中に溶解後、PH
を5.5に調整して、香味料、NaF、防腐剤及びラ
ウリル硫酸ナトリウムを添加した。その後、室温
で連続的に撹拌しながらこの混合物中に焦性燐酸
カルシウムを混合して、得られた混合物をローラ
ーミルで均質にした。この混合物調整に於ては、
フツ化ナトリウム化合物添加は任意であり、フツ
化物無含有デンテイフリス調整に際しては省略し
てもよい。 実施例 8 (粉状デンテイフリス) W/W% NG−アシルアルギニン 1〜5 香味料 4.0 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 サツカリン 0.4 みがき粉にて全量を100部に調整。 実施例 9 (ひし形の飴) W/W% NG−アシルアルギニン 1〜5 ソルビトール 20.0 マンニトール 20.0 澱 粉 12.0 香味料 2.0 防腐剤 0.4 サツカリン 0.2 ステアリン酸マグネシウム 0.8 タルク 0.5 コーンシロツプにて全量を100部に調整。 実施例9の混合物を均質に顆粒化した後、加圧
してひし形の飴を作成した。 以上本発明に関して具体例を掲げて記述した
が、本分野の専門家から見れば明らかなように、
本発明の様々な変更も可能であり、本発明ほ原理
と真の主旨から逸脱することなく、それらの変更
を代用することも可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 化学式 (式中yは0から28までの整数)を有するアルギ
    ニンのNG−アシル誘導体と、この誘導体の薬用
    塩。 2 該薬用塩がアルカリ金属塩、アルカリ土類金
    属塩、両性金属塩、重金属塩、有機塩基塩、有機
    酸塩、無機酸塩のうちのいづれかである、特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。 3 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG−オ
    クタノイルアルギニンである、特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 4 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG−ノ
    ナノイルアルギニンである、特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 5 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG−デ
    カノイルアルギニンである、特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 6 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG−ウ
    ンデカノイルアルギニンである、特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 7 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG−ラ
    ウロイルアルギニンである、特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 8 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG−ミ
    リストイルアルギニンである、特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 9 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG−パ
    ルミトイルアルギニンである、特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 10 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ステアロイルアルギニンである、特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 11 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    エイコサノイルアルギニンである、特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 12 アルギニンのNG−アシル誘導体を製造す
    る方法であつて、 N〓−CbZ−Lアルギニンのナトリウム塩を調製
    する工程と、 上記N〓−CbZ−Lアルギニンのナトリウム塩を
    2対1のモル比で塩酸化物と反応させて粗製N〓
    −CbZ−NGアシル誘導体を得る工程と、 上記の反応混合物を氷水中に注ぎ、ついで氷酢
    酸で酸性化することによつて上記の粗製誘導体を
    単離する工程と、 有機溶媒からの再結晶によつて上記粗製誘導体
    を精製する工程と、 接触水添分解によつてN〓−CbZ基を除去する工
    程 とを備えたアルギニンのNG−アシル誘導体を製
    造する方法。 13 アルギニンのNG−アシル誘導体を生成す
    る方法であつて、先ずN〓−CbZ−L−アルギニン
    のナトリウム塩を調整し、この化合物を1モルに
    対して1モルの割合のエチルエステルと反応させ
    て粗N〓−CbZ−NG−アシル誘導体を得、次にこ
    の反応混合物を氷中水に注ぎ込み氷酢酸で酸性化
    することによつて該粗誘導体を単離し、有機溶媒
    から再結晶させる方法で該粗誘導体を精製した
    後、接触水添分解によつてN〓−CbZ基を取り除く
    方法。 14 アルギニンのNG−アシル誘導体を生成す
    る方法であつて、先ずN〓−CbZ−L−アルギニン
    のナトリウム塩を調整し、この化合物を1モルに
    対して1モルの割合のスクシンイミジルエステル
    と反応させて粗N〓−CbZ−NG−アシル誘導体を
    得、次にこの反応混合物を氷水中に注ぎ込み氷酢
    酸で酸性化することによつて該粗誘導体を単離
    し、有機溶媒から再結晶させる方法で該粗誘導体
    を精製した後、接触水添分解によつてN〓−CbZ
    を取り除く方法。 15 化学式 で表わされるアルギニンのNG−アシル誘導体
    (式中、yは0から28までの整数である)又はそ
    の薬用塩の有効量を薬用担体中に混合してなる口
    腔衛生用組成物。 16 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    オクタノイルアルギニンである、特許請求の範囲
    第15項記載の組成物。 17 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ノナノイルアルギニンである、特許請求の範囲第
    15項記載の組成物。 18 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    デカノイルアルギニンである、特許請求の範囲第
    15項記載の組成物。 19 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ウンデカノイルアルギニンである、特許請求の範
    囲第15項記載の組成物。 20 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ラウロイルアルギニンである、特許請求の範囲第
    15項記載の組成物。 21 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ミリストイルアルギニンである、特許請求の範囲
    第15項記載の組成物。 22 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    バルミトイルアルギニンである、特許請求の範囲
    第15項記載の組成物。 23 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ステアロイルアルギニンである、特許請求の範囲
    第15項記載の組成物。 24 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    エイコサノイルアルギニンである、特許請求の範
    囲第15項記載の組成物。 25 該薬用担体がデンテイフリスである、特許
    請求の範囲第15項記載の組成物。 26 該薬用担体がロゼンジである、特許請求の
    範囲第15項記載の組成物。 27 薬用担体中にさらに0.0001%〜10%のフツ
    化塩を含有する特許請求の範囲第15項記載の組
    成物。 28 該薬用担体がマウスリンスである、特許請
    求の範囲第27項記載の組成物。 29 該薬用担体がデンテイフリスである、特許
    請求の範囲第27項記載の組成物。 30 前記担体が薬用ポリオール含有賦形剤であ
    り、前記式中yは4から18までの整数であり、こ
    の賦形剤中に0.05〜10%の前記NG−アシル誘導
    体又はその薬用塩及びさらに0.001〜1.0%のフツ
    化塩を含有してなる特許請求の範囲第15項記載
    の組成物。 31 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ラウロイルアルギニンである、特許請求の範囲第
    30項記載の組成物。 32 該アルギニンのNG−アシル誘導体がNG
    ミリストイルアルギニンである、特許請求の範囲
    第30項記載の組成物。
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