JPH0414157B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0414157B2 JPH0414157B2 JP58080751A JP8075183A JPH0414157B2 JP H0414157 B2 JPH0414157 B2 JP H0414157B2 JP 58080751 A JP58080751 A JP 58080751A JP 8075183 A JP8075183 A JP 8075183A JP H0414157 B2 JPH0414157 B2 JP H0414157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- thermal conductivity
- tap hole
- coal
- gasifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
〔発明の利用分野〕
本発明は特に溶けた石炭灰を円滑に炉外に排出
する石炭のガス化炉に関する。 〔発明の背景〕 石炭ガス化炉には固定層,流動層,噴流層及び
溶融層方式があるが、石炭灰の溶融点以上の温度
でガス化する噴流層,溶融層方式は、石炭の大部
分を水素、一酸化炭素に転化でき、また灰をスラ
グとして排出できるため、化学原料,燃料,水素
等石炭ガスの用途拡大、石炭転換設備の環境への
適合性が大きい等の利点がある。この方式の運転
上の課題は、溶けた石炭灰(以後溶融スラグ)を
いかに安定に炉外に排出するかであり、特に溶融
スラグを冷却する際、固化により溶融スラグの通
路を閉塞させないことにある。 通常、溶融スラグはガス化室から冷却水で満た
されたスラグ冷却室へ落下させるが、ガス化室か
らの出口即ちスラグ流出孔(以下スラグタツプ孔
と称す)で固化し易い。このため、スラグタツプ
孔を閉塞させないために、例えば特開昭51−
76302号公報に示されるようなスラグタツプ孔を
バーナによつて加熱したり、あるいは特開昭57−
172986号公報に示されるごとく電気によつて加熱
するものがある。また、この他にガス化炉内へ添
加物を加えて溶融スラグの流動性をよくしたり、
更にはスラグタツプ孔からの輻射熱損失を防いだ
り、種々の方法が提案されている。 しかしながら、スラグタツプ孔を加熱するもの
は加熱するためにその分余計にエネルギーを必要
とし、好ましくない。また、添加物を加えるもの
は添加物を投入したり排出したりする煩雑さが伴
い、しかも炭種によつて添加量を調節する必要が
ある。更にまた、スラグタツプ孔の輻射熱損失を
防ぐためには構造が複雑になる欠点がある。 ガス化炉の機能としては、これらの手段を用い
なくても流下させられるのが理想であるが、これ
まで試みられた多くの方法でその困難さが示され
ている。スラグタツプ孔付近の温度はガス化反応
に伴う発生熱量、溶融スラグの持込む熱量と伝熱
及びスラグの持出す熱量を合せた損失熱量のバラ
ンスによつて決定される。ガス化炉の処理量が増
大すれば熱損失量の割合が減少し、スラグタツプ
孔付近の温度は高くなるので、溶融スラグの安定
流下に対して有利になるが、現状ではその規模の
ガス化炉は存在しない。またガス化方式、例えば
ガス化剤に酸素を用いるか空気を用いるか、常圧
で行うか加圧にしてコンパクトな炉にするか等に
より、また使用する石炭種により、同じ処理量で
もある場合にはスラグタツプ孔が閉塞することが
考えられる。いずれにしてもガス化炉としてはス
ラグ流下手段を有することが必要であるが、ガス
化炉の運転制御性、ガス化効率を損なわないよ
う、前記短所をできるかぎり軽減する必要があ
る。 〔発明の目的〕 本発明は上記欠点を改善しようとしてなされた
もので、その目的とするところは、特別な構造を
付加することなくガス化方式、石炭種が変つた場
合でもスラグを確実に流下できるガス化炉を提供
することにある。 〔発明の概要〕 即ち、本発明の特徴は、石炭を石炭灰の溶融温
度以上でガス化するガス化反応室と、このガス化
反応室で生じた溶融スラグをスラグ冷却室へ落下
させるスラグ流出孔を有するガス化炉において、
前記スラグ流出孔を形成するスラグタツプ部を熱
伝導率の異なる少なくとも2種類の材料で構成す
ると共に、該スラグ流出孔周辺のスラグと接触す
る部分を熱伝導率の大きい材料で形成し該熱伝導
率の大きい材料の外側を囲むように熱伝導率の小
さい材料を配し、かつ該熱伝導率の大きい材料は
前記ガス化反応室に面する面積を前記スラグ冷却
室に面する面積よりも大きくした石炭のガス化炉
にある。 〔発明の実施例〕 本発明の実施例の説明の前に、噴流層ガス化炉
における溶融スラグの固化について第1図及び第
2図を用いて説明する。 微粉炭2は窒素ガス、空気等で搬送され、バー
ナ3からガス化炉9のガス化室4に吹き込まれ
る。ガス化剤1(酸素又は空気)は同様にバーナ
3を通して供給され、バーナ3の先端で微粉炭と
混合される。ガス化炉9はガス化室4、スラグ冷
却室6等よりなり、耐火断熱壁8でおおわれてい
る。微粉炭はガス化剤とガス化室4で反応し、水
素,一酸化炭素に豊むガスに転化される。生成ガ
ス5はガス化室4を出た後、排熱回収室又は水冷
却室(いずれも図示せず)に導かれる。一方、ガ
ス化室4で溶融した石炭灰はガス化炉内壁を伝わ
り、スラグタツプ孔7を通つてスラグ冷却室6に
落下し、さらにスラグ水冷容器(図示せず)に入
る。11はスラグタツプ孔7から溶融スラグが流
れる様子をテレビカメラ(図示せず)等により観
察する観察窓である。次にスラグタツプ孔7から
スラグが流れる様子の一例を第2図に示す。溶融
スラグ10はスラグタツプ孔7のガス化室4側か
らいきおいよく流れてくるが、スラグタツプ孔7
の中間12付辺で流れが弱まり、スラグタツプ孔
7を離れる時には動きが鈍くなつた状態で滴下す
る。ガス化条件、スラグタツプ孔形状を種々変化
させてスラグの流れる様子を調べた結果、スラグ
の流下、固化はスラグタツプ孔7のスラグ冷却室
側6の温度T2に支配されることが明らかとなつ
た。太平洋炭(北海道炭)の場合、T2が1400℃
以下になると、スラグタツプ孔7のスラグ冷却室
6側から固化が始まる。この場合でも、ガス化室
4からは溶融スラグが流れ込んでくることから、
T2が1400℃以下でも、スラグタツプ孔7のガス
化室4側の温度T1は常にスラグが流れる条件を
満たしている。1400℃という温度は太平洋炭の溶
融スラグの粘度を200〜250ポアズにする温度であ
る。すなわち、溶融スラグを流すためにはその粘
度を常に200ポアズ以下になるような温度に保つ
ことが必要である。 以上の結果から次のことが明らかになる。 (1) 溶融スラグをガス化室からスラグ冷却室空間
に落下させるには、溶融スラグが接触している
スラグタツプ部のうち、溶融スラグが最後にタ
ツプ部をはなれる場所の温度TSTを低下させな
いことが必要である。 (2) TSTは溶融スラグの粘度を200ポイズ以下に
する温度である。 前記(1)が達成できない最大の原因はスラグタツ
プ孔7からの伝熱による放熱量が、スラグタツプ
孔7への伝熱量に比べて相対的に多いためであ
る。スラグタツプ孔7への伝熱はガス化室4の高
温ガスからの輻射及び溶融スラグ10からの伝導
によるもので、両者は石炭処理量、ガス化温度が
定まれば決定される。したがつてスラグタツプ孔
7の温度を低下させないためにはスラグタツプ孔
7からの放熱量を抑えることである。スラグタツ
プ孔7からの放熱はスラグタツプ孔7から耐火断
熱壁8への伝導、スラグ冷却室6への熱伝達によ
つて発生する。したがつて、これらの放熱を抑え
るような手段が必要であり、本発明ではスラグタ
ツプ孔のうち、溶融スラグが空間へまさに離れん
とする部分のみを、熱伝導率の高い材質とし、そ
れ以外のタツプ部は熱伝導率の低い材質としたも
のである。 次に本発明の一実施例を第3図によつて説明す
る。ガス化室4及びスラグ冷却室6の形状は第2
図と同様であるがスラグタツプ孔7を熱伝導率の
大きい高熱伝導性部12と高熱伝導性部12より
熱伝導率の小さい低熱伝導性部13に分けて構成
し、高熱伝導性部12のガス化室4に面する面積
をスラグ冷却室6に面する面積より大きくなるよ
うに低熱伝導性部13で高熱伝導性部12を支持
している。高熱伝導性部12に使用する材料はセ
ラミツクス,耐火レンガ金属材料、あるいはセラ
ミツクスと金属材料の複合材料で熱伝導率の高い
ものである。セラミツクスはアルミナ系(Al2O3
≧99%)が好適である。例えばAl2O3=99%のセ
ラミツクスの1000℃における熱伝導率は14〜
18kcal/m・h・℃である。炭化ケイ素系は熱伝
導率はアルミナ系の約3〜4倍大きいが、酸化雰
囲気では溶融する場合があるので、アルミナ系の
セラミツクスで表面をコーテイングする必要があ
る。耐火レンガではアルミナ−クロム系やアルミ
ナ−クロム−マグネシア系が好適である。これら
の熱伝導率は3〜6kcal・m・h・℃とアルミナ
セラミツクスより小さいが、溶融スラグに対する
耐侵食性に優れる。炭化ケイ素系の耐火レンガは
やはり酸化雰囲気に弱い。金属材料の場合は高融
点物質が前程条件となり、タングステン,モリブ
デン等が好適である。これらの熱伝導率は前記非
金属材料の10倍以上であるが、ガス,溶融スラグ
による腐食,侵食防止のためセラミツクスによる
コーテイングが必要である。 一方低熱伝導性部に使用する材料はセラミツク
ス,断熱レンガで熱伝導率の低いものである。セ
ラミツクスはジルコニア系が好適である。例えば
ZrO2=90%のセラミツクスは熱伝導率は1〜
2kcal・m・h・℃である。断熱レンガではアル
ミナ−シリカ系で0.5〜0.8kcal・m・h・℃のも
のがあるが、耐熱性が弱く、1500℃以上では変質
してもろくなる。 第3図の構造で高熱伝導性部にAl2O3=99.5%
のセラミツクス、低熱伝導部にZrO2=91%のセ
ラミツクスを用いた場合とそれぞれ単独を用いた
場合のスラグタツプ孔付近温度とスラグ流下状態
の関係を表に示す。なおガス化炉本体の耐火断熱
壁8はAl2O3=95%の流し込み耐火キヤスタブル
とAl2O3=43%,SiO2=47%の流し込み断熱キヤ
スタブルで整形した。
する石炭のガス化炉に関する。 〔発明の背景〕 石炭ガス化炉には固定層,流動層,噴流層及び
溶融層方式があるが、石炭灰の溶融点以上の温度
でガス化する噴流層,溶融層方式は、石炭の大部
分を水素、一酸化炭素に転化でき、また灰をスラ
グとして排出できるため、化学原料,燃料,水素
等石炭ガスの用途拡大、石炭転換設備の環境への
適合性が大きい等の利点がある。この方式の運転
上の課題は、溶けた石炭灰(以後溶融スラグ)を
いかに安定に炉外に排出するかであり、特に溶融
スラグを冷却する際、固化により溶融スラグの通
路を閉塞させないことにある。 通常、溶融スラグはガス化室から冷却水で満た
されたスラグ冷却室へ落下させるが、ガス化室か
らの出口即ちスラグ流出孔(以下スラグタツプ孔
と称す)で固化し易い。このため、スラグタツプ
孔を閉塞させないために、例えば特開昭51−
76302号公報に示されるようなスラグタツプ孔を
バーナによつて加熱したり、あるいは特開昭57−
172986号公報に示されるごとく電気によつて加熱
するものがある。また、この他にガス化炉内へ添
加物を加えて溶融スラグの流動性をよくしたり、
更にはスラグタツプ孔からの輻射熱損失を防いだ
り、種々の方法が提案されている。 しかしながら、スラグタツプ孔を加熱するもの
は加熱するためにその分余計にエネルギーを必要
とし、好ましくない。また、添加物を加えるもの
は添加物を投入したり排出したりする煩雑さが伴
い、しかも炭種によつて添加量を調節する必要が
ある。更にまた、スラグタツプ孔の輻射熱損失を
防ぐためには構造が複雑になる欠点がある。 ガス化炉の機能としては、これらの手段を用い
なくても流下させられるのが理想であるが、これ
まで試みられた多くの方法でその困難さが示され
ている。スラグタツプ孔付近の温度はガス化反応
に伴う発生熱量、溶融スラグの持込む熱量と伝熱
及びスラグの持出す熱量を合せた損失熱量のバラ
ンスによつて決定される。ガス化炉の処理量が増
大すれば熱損失量の割合が減少し、スラグタツプ
孔付近の温度は高くなるので、溶融スラグの安定
流下に対して有利になるが、現状ではその規模の
ガス化炉は存在しない。またガス化方式、例えば
ガス化剤に酸素を用いるか空気を用いるか、常圧
で行うか加圧にしてコンパクトな炉にするか等に
より、また使用する石炭種により、同じ処理量で
もある場合にはスラグタツプ孔が閉塞することが
考えられる。いずれにしてもガス化炉としてはス
ラグ流下手段を有することが必要であるが、ガス
化炉の運転制御性、ガス化効率を損なわないよ
う、前記短所をできるかぎり軽減する必要があ
る。 〔発明の目的〕 本発明は上記欠点を改善しようとしてなされた
もので、その目的とするところは、特別な構造を
付加することなくガス化方式、石炭種が変つた場
合でもスラグを確実に流下できるガス化炉を提供
することにある。 〔発明の概要〕 即ち、本発明の特徴は、石炭を石炭灰の溶融温
度以上でガス化するガス化反応室と、このガス化
反応室で生じた溶融スラグをスラグ冷却室へ落下
させるスラグ流出孔を有するガス化炉において、
前記スラグ流出孔を形成するスラグタツプ部を熱
伝導率の異なる少なくとも2種類の材料で構成す
ると共に、該スラグ流出孔周辺のスラグと接触す
る部分を熱伝導率の大きい材料で形成し該熱伝導
率の大きい材料の外側を囲むように熱伝導率の小
さい材料を配し、かつ該熱伝導率の大きい材料は
前記ガス化反応室に面する面積を前記スラグ冷却
室に面する面積よりも大きくした石炭のガス化炉
にある。 〔発明の実施例〕 本発明の実施例の説明の前に、噴流層ガス化炉
における溶融スラグの固化について第1図及び第
2図を用いて説明する。 微粉炭2は窒素ガス、空気等で搬送され、バー
ナ3からガス化炉9のガス化室4に吹き込まれ
る。ガス化剤1(酸素又は空気)は同様にバーナ
3を通して供給され、バーナ3の先端で微粉炭と
混合される。ガス化炉9はガス化室4、スラグ冷
却室6等よりなり、耐火断熱壁8でおおわれてい
る。微粉炭はガス化剤とガス化室4で反応し、水
素,一酸化炭素に豊むガスに転化される。生成ガ
ス5はガス化室4を出た後、排熱回収室又は水冷
却室(いずれも図示せず)に導かれる。一方、ガ
ス化室4で溶融した石炭灰はガス化炉内壁を伝わ
り、スラグタツプ孔7を通つてスラグ冷却室6に
落下し、さらにスラグ水冷容器(図示せず)に入
る。11はスラグタツプ孔7から溶融スラグが流
れる様子をテレビカメラ(図示せず)等により観
察する観察窓である。次にスラグタツプ孔7から
スラグが流れる様子の一例を第2図に示す。溶融
スラグ10はスラグタツプ孔7のガス化室4側か
らいきおいよく流れてくるが、スラグタツプ孔7
の中間12付辺で流れが弱まり、スラグタツプ孔
7を離れる時には動きが鈍くなつた状態で滴下す
る。ガス化条件、スラグタツプ孔形状を種々変化
させてスラグの流れる様子を調べた結果、スラグ
の流下、固化はスラグタツプ孔7のスラグ冷却室
側6の温度T2に支配されることが明らかとなつ
た。太平洋炭(北海道炭)の場合、T2が1400℃
以下になると、スラグタツプ孔7のスラグ冷却室
6側から固化が始まる。この場合でも、ガス化室
4からは溶融スラグが流れ込んでくることから、
T2が1400℃以下でも、スラグタツプ孔7のガス
化室4側の温度T1は常にスラグが流れる条件を
満たしている。1400℃という温度は太平洋炭の溶
融スラグの粘度を200〜250ポアズにする温度であ
る。すなわち、溶融スラグを流すためにはその粘
度を常に200ポアズ以下になるような温度に保つ
ことが必要である。 以上の結果から次のことが明らかになる。 (1) 溶融スラグをガス化室からスラグ冷却室空間
に落下させるには、溶融スラグが接触している
スラグタツプ部のうち、溶融スラグが最後にタ
ツプ部をはなれる場所の温度TSTを低下させな
いことが必要である。 (2) TSTは溶融スラグの粘度を200ポイズ以下に
する温度である。 前記(1)が達成できない最大の原因はスラグタツ
プ孔7からの伝熱による放熱量が、スラグタツプ
孔7への伝熱量に比べて相対的に多いためであ
る。スラグタツプ孔7への伝熱はガス化室4の高
温ガスからの輻射及び溶融スラグ10からの伝導
によるもので、両者は石炭処理量、ガス化温度が
定まれば決定される。したがつてスラグタツプ孔
7の温度を低下させないためにはスラグタツプ孔
7からの放熱量を抑えることである。スラグタツ
プ孔7からの放熱はスラグタツプ孔7から耐火断
熱壁8への伝導、スラグ冷却室6への熱伝達によ
つて発生する。したがつて、これらの放熱を抑え
るような手段が必要であり、本発明ではスラグタ
ツプ孔のうち、溶融スラグが空間へまさに離れん
とする部分のみを、熱伝導率の高い材質とし、そ
れ以外のタツプ部は熱伝導率の低い材質としたも
のである。 次に本発明の一実施例を第3図によつて説明す
る。ガス化室4及びスラグ冷却室6の形状は第2
図と同様であるがスラグタツプ孔7を熱伝導率の
大きい高熱伝導性部12と高熱伝導性部12より
熱伝導率の小さい低熱伝導性部13に分けて構成
し、高熱伝導性部12のガス化室4に面する面積
をスラグ冷却室6に面する面積より大きくなるよ
うに低熱伝導性部13で高熱伝導性部12を支持
している。高熱伝導性部12に使用する材料はセ
ラミツクス,耐火レンガ金属材料、あるいはセラ
ミツクスと金属材料の複合材料で熱伝導率の高い
ものである。セラミツクスはアルミナ系(Al2O3
≧99%)が好適である。例えばAl2O3=99%のセ
ラミツクスの1000℃における熱伝導率は14〜
18kcal/m・h・℃である。炭化ケイ素系は熱伝
導率はアルミナ系の約3〜4倍大きいが、酸化雰
囲気では溶融する場合があるので、アルミナ系の
セラミツクスで表面をコーテイングする必要があ
る。耐火レンガではアルミナ−クロム系やアルミ
ナ−クロム−マグネシア系が好適である。これら
の熱伝導率は3〜6kcal・m・h・℃とアルミナ
セラミツクスより小さいが、溶融スラグに対する
耐侵食性に優れる。炭化ケイ素系の耐火レンガは
やはり酸化雰囲気に弱い。金属材料の場合は高融
点物質が前程条件となり、タングステン,モリブ
デン等が好適である。これらの熱伝導率は前記非
金属材料の10倍以上であるが、ガス,溶融スラグ
による腐食,侵食防止のためセラミツクスによる
コーテイングが必要である。 一方低熱伝導性部に使用する材料はセラミツク
ス,断熱レンガで熱伝導率の低いものである。セ
ラミツクスはジルコニア系が好適である。例えば
ZrO2=90%のセラミツクスは熱伝導率は1〜
2kcal・m・h・℃である。断熱レンガではアル
ミナ−シリカ系で0.5〜0.8kcal・m・h・℃のも
のがあるが、耐熱性が弱く、1500℃以上では変質
してもろくなる。 第3図の構造で高熱伝導性部にAl2O3=99.5%
のセラミツクス、低熱伝導部にZrO2=91%のセ
ラミツクスを用いた場合とそれぞれ単独を用いた
場合のスラグタツプ孔付近温度とスラグ流下状態
の関係を表に示す。なおガス化炉本体の耐火断熱
壁8はAl2O3=95%の流し込み耐火キヤスタブル
とAl2O3=43%,SiO2=47%の流し込み断熱キヤ
スタブルで整形した。
本発明によれば、特別な構造を付加することな
くスラグタツプ孔における溶融スラグの固化が防
止でき、このためスラグを確実に流下できるので
石炭ガス化炉の安定操業が行える。
くスラグタツプ孔における溶融スラグの固化が防
止でき、このためスラグを確実に流下できるので
石炭ガス化炉の安定操業が行える。
第1図は石炭ガス化炉の説明図、第2図はガス
化炉スラグタツプ部の断面とスラグ流下の概念を
示す図、第3図乃至第5図は本発明なるスラグタ
ツプ部の各実施例における断面図を示すものであ
る。 1……ガス化剤、2……石炭、4……ガス化
室、6……スラグ冷却室、7……スラグタツプ
孔、12……高熱伝導性部、13……低熱伝導性
部。
化炉スラグタツプ部の断面とスラグ流下の概念を
示す図、第3図乃至第5図は本発明なるスラグタ
ツプ部の各実施例における断面図を示すものであ
る。 1……ガス化剤、2……石炭、4……ガス化
室、6……スラグ冷却室、7……スラグタツプ
孔、12……高熱伝導性部、13……低熱伝導性
部。
Claims (1)
- 1 石炭を石炭灰の溶融温度以上でガス化するガ
ス化反応室と、このガス化反応室で生じた溶融ス
ラグをスラグ冷却室へ落下させるスラグタツプ孔
を有するガス化炉において、前記スラグタツプ孔
を形成するスラグタツプ部を熱伝導率の異なる少
なくとも2種類の材料で構成すると共に、該スラ
グタツプ孔周辺のスラグと接触する部分を熱伝導
率の大きい材料で形成し該熱伝導率の大きい材料
の外側を囲むように熱伝導率の小さい材料を配
し、かつ該熱伝導率の大きい材料は前記ガス化反
応室に面する面積が前記スラグ冷却室に面する面
積よりも大きくなるようにしたことを特徴とする
石炭のガス化炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8075183A JPS59206487A (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 石炭のガス化炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8075183A JPS59206487A (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 石炭のガス化炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59206487A JPS59206487A (ja) | 1984-11-22 |
| JPH0414157B2 true JPH0414157B2 (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=13727105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8075183A Granted JPS59206487A (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | 石炭のガス化炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59206487A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012124590A1 (ja) * | 2011-03-15 | 2012-09-20 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | 石炭ガス化方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61206657U (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-27 | ||
| CN102041098B (zh) * | 2010-12-30 | 2013-01-23 | 云南煤化工集团有限公司 | 一种固定床熔渣气化炉 |
| KR102641684B1 (ko) * | 2023-08-08 | 2024-02-28 | 에스오씨기술지주 주식회사 | 슬래그 배출장치 |
-
1983
- 1983-05-11 JP JP8075183A patent/JPS59206487A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012124590A1 (ja) * | 2011-03-15 | 2012-09-20 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | 石炭ガス化方法 |
| JP2012193247A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 石炭ガス化方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59206487A (ja) | 1984-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4707163A (en) | Gasification of coal dust | |
| KR20090095651A (ko) | 용탕에 열을 제공하면서 용탕을 이송하기 위한 방법 및 장치 | |
| EP0301763B1 (en) | Continuous casting furnace and die system of modular design | |
| US7090707B1 (en) | Combustion chamber design for a quench gasifier | |
| JPH0414157B2 (ja) | ||
| AU2019387395B9 (en) | Reactor and process for gasifying and/or melting of feed materials | |
| CA1178051A (en) | Gas-blast pipe for feeding reaction agents into metallurgical melts | |
| US9181503B2 (en) | Method for the heat treatment of material in a reactor having a wall acting as self-crucible | |
| US4473379A (en) | Process for maintaining heat protective layers of solidified synthetic slag within a slagging coal gasifier | |
| JP5027861B2 (ja) | 廃棄物溶融炉の耐火物構造 | |
| CN102459123B (zh) | 用于气化炉的氧化铝-氧化镁材料 | |
| CN100404652C (zh) | 用于煤、焦气化的分级式气化炉 | |
| JP3975024B2 (ja) | 低質燃料の燃焼・ガス化炉 | |
| JPS58194986A (ja) | 多段噴流床式ガス化炉 | |
| JP4723893B2 (ja) | 廃棄物溶融炉の炭化珪素質キャスタブル耐火物の炉内稼働面の酸化防止方法 | |
| US5058126A (en) | Silicon carbide beam as refractory in an open-arc furnace | |
| JPS58110981A (ja) | 水冷式耐火炉 | |
| JPS61117180A (ja) | 噴流層石炭ガス化炉用熱電対保護管 | |
| GB2205634A (en) | Treating furnace slag | |
| JPH043437B2 (ja) | ||
| JPS61235493A (ja) | ガス化炉のスラグ排出装置 | |
| JPS61197690A (ja) | 石炭のガス化装置 | |
| JP2002356725A (ja) | Zn・Pb製錬用フラッシュ還元炉とその操業方法 | |
| JPS6123251B2 (ja) | ||
| JPS5851985B2 (ja) | フライアシユ雲中での灰分含有燃料のガス化装置 |