JPH0414166B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0414166B2 JPH0414166B2 JP4685688A JP4685688A JPH0414166B2 JP H0414166 B2 JPH0414166 B2 JP H0414166B2 JP 4685688 A JP4685688 A JP 4685688A JP 4685688 A JP4685688 A JP 4685688A JP H0414166 B2 JPH0414166 B2 JP H0414166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- shafts
- serrations
- grooves
- induction hardening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はシヤフト類の高周波焼入法に関する。
従来の技術
シヤフト類の高周波移動焼入れを極力短時間に
行うために、シヤフト類或いは高周波焼入コイル
の移動速度のなるべく大きくするのが最近の傾向
である。しかし、シヤフト類の回転数が300rpm
で高周波焼入コイルの幅が10mmの場合、前記移動
速度を以前の3〜20mm/secから例えば50mm/sec
とすると、シヤフト類上の一点が高周波焼入コイ
ルを通過する時間は0.2秒で、その間にシヤフト
類は僅かに一回転するのみである。このような高
周波焼入れを行うと、シヤフト類の被加熱部分に
は、その円周方向に加熱むらが発生し、シヤフト
類の歪みが非常に大きくなる。これを防止するた
めに、シヤフト類の回転数を増加して、被加熱部
分が高周波焼入コイルを通過する間により多く回
転させて、被加熱部分に加熱むらが発生するのを
防止している。
行うために、シヤフト類或いは高周波焼入コイル
の移動速度のなるべく大きくするのが最近の傾向
である。しかし、シヤフト類の回転数が300rpm
で高周波焼入コイルの幅が10mmの場合、前記移動
速度を以前の3〜20mm/secから例えば50mm/sec
とすると、シヤフト類上の一点が高周波焼入コイ
ルを通過する時間は0.2秒で、その間にシヤフト
類は僅かに一回転するのみである。このような高
周波焼入れを行うと、シヤフト類の被加熱部分に
は、その円周方向に加熱むらが発生し、シヤフト
類の歪みが非常に大きくなる。これを防止するた
めに、シヤフト類の回転数を増加して、被加熱部
分が高周波焼入コイルを通過する間により多く回
転させて、被加熱部分に加熱むらが発生するのを
防止している。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、シヤフト類の長手方向に溝、凹
部または凸部等を形成してセレーシヨン(歯)や
スプライン等を設けたシヤフト類を高周波焼入れ
するときには、上記のようにシヤフト類の回転数
を大きくすると、セレーシヨンやスプライン等の
底部および片方の側面に冷却液が当たりにくくな
り、その結果セレーシヨンやスプライン等にはオ
ーバーピン径の変化や歯の倒れ等の問題を生じ
る。その理由を第2図によつて説明する。
部または凸部等を形成してセレーシヨン(歯)や
スプライン等を設けたシヤフト類を高周波焼入れ
するときには、上記のようにシヤフト類の回転数
を大きくすると、セレーシヨンやスプライン等の
底部および片方の側面に冷却液が当たりにくくな
り、その結果セレーシヨンやスプライン等にはオ
ーバーピン径の変化や歯の倒れ等の問題を生じ
る。その理由を第2図によつて説明する。
第2図はセレーシヨンに冷却液を噴射している
状態を示しており、シヤフト80には複数のセレ
ーシヨン81が形成されている。冷却液ジヤケツ
ト90から噴射された冷却液91は、セレーシヨ
ンの歯先81aに当たり、また冷却液92はシヤ
フト80が矢印Aの方向に回転していることか
ら、セレーシヨン81の側面81b(シヤフトの
回転方向側の側面)にも当たるので、歯先81a
および側面81bは適切に冷却される。しかし、
セレーシヨン81の側面81c(シヤフトの反回
転方向側の側面)においては、冷却液93がこの
側面を追いかけるようになることと、セレーシヨ
ン81が水車となつて冷却液をはね飛ばし、冷却
液が側面81cに当たることを妨げようとするの
で、側面81cの冷却が不十分となる。また、前
記したセレーシヨン81の水車効果は、冷却液が
セレーシヨン81の底部81dに当たることも妨
げようとするので、底部81dも冷却不充分にな
る。この結果前記オーバーピン径の変化や歯の倒
れ等の問題が発生する。
状態を示しており、シヤフト80には複数のセレ
ーシヨン81が形成されている。冷却液ジヤケツ
ト90から噴射された冷却液91は、セレーシヨ
ンの歯先81aに当たり、また冷却液92はシヤ
フト80が矢印Aの方向に回転していることか
ら、セレーシヨン81の側面81b(シヤフトの
回転方向側の側面)にも当たるので、歯先81a
および側面81bは適切に冷却される。しかし、
セレーシヨン81の側面81c(シヤフトの反回
転方向側の側面)においては、冷却液93がこの
側面を追いかけるようになることと、セレーシヨ
ン81が水車となつて冷却液をはね飛ばし、冷却
液が側面81cに当たることを妨げようとするの
で、側面81cの冷却が不十分となる。また、前
記したセレーシヨン81の水車効果は、冷却液が
セレーシヨン81の底部81dに当たることも妨
げようとするので、底部81dも冷却不充分にな
る。この結果前記オーバーピン径の変化や歯の倒
れ等の問題が発生する。
本発明は以上のことに鑑みてなされたもので、
シヤフト類のセレーシヨンやスプライン等にオー
バーピン径の変化や歯の倒れ等が発生しないシヤ
フト類の高周波焼入法を提供することを目的とし
ている。
シヤフト類のセレーシヨンやスプライン等にオー
バーピン径の変化や歯の倒れ等が発生しないシヤ
フト類の高周波焼入法を提供することを目的とし
ている。
課題を解決するための手段
以上の問題点を解決するため、本発明は、シヤ
フト類の長手方向に溝、凹部または凸部等が形成
されている部分と形成されていない部分とを有す
るシヤフト類を回転しながら移動焼入れするシヤ
フト類の高周波焼入法において、前記溝、凹部ま
たは凸部等が形成されている部分では、高周波焼
入コイルユニツト或いはシヤフト類の移動速度
と、シヤフト類の回転数とを、前記溝、凹部また
は凸部等が形成されていない部分における前記移
動速度と回転数とに比べてそれぞれ小さくしてい
る。
フト類の長手方向に溝、凹部または凸部等が形成
されている部分と形成されていない部分とを有す
るシヤフト類を回転しながら移動焼入れするシヤ
フト類の高周波焼入法において、前記溝、凹部ま
たは凸部等が形成されている部分では、高周波焼
入コイルユニツト或いはシヤフト類の移動速度
と、シヤフト類の回転数とを、前記溝、凹部また
は凸部等が形成されていない部分における前記移
動速度と回転数とに比べてそれぞれ小さくしてい
る。
作 用
シヤフト類を回転し、高周波焼入コイルに通電
し且つ冷却液ジヤケツトから冷却液を噴射した状
態で、シヤフト類が高周波焼入コイルユニツトを
通過するようにシヤフト類或いは高周波焼入コイ
ルユニツトが移動される。溝、凹部または凸部等
が形成されている部分が高周波焼入コイルユニツ
トを通過するときには、高周波焼入コイルユニツ
ト或いはシヤフト類の移動速度と、シヤフト類の
回転数とは、前記溝、凹部または凸部等が形成さ
れていない部分における前記移動速度と回転数と
に比べてそれぞれ小さくされている。
し且つ冷却液ジヤケツトから冷却液を噴射した状
態で、シヤフト類が高周波焼入コイルユニツトを
通過するようにシヤフト類或いは高周波焼入コイ
ルユニツトが移動される。溝、凹部または凸部等
が形成されている部分が高周波焼入コイルユニツ
トを通過するときには、高周波焼入コイルユニツ
ト或いはシヤフト類の移動速度と、シヤフト類の
回転数とは、前記溝、凹部または凸部等が形成さ
れていない部分における前記移動速度と回転数と
に比べてそれぞれ小さくされている。
実施例
第1図は、本発明の一実施例を示す説明図であ
つて、両端部分にセレーシヨンが設けられたシヤ
フトと高周波焼入コイルユニツトの縦断正面の端
面図を示す。
つて、両端部分にセレーシヨンが設けられたシヤ
フトと高周波焼入コイルユニツトの縦断正面の端
面図を示す。
10は高周波焼入れをしようとするシヤフトで
ある。シヤフト10の一方の端部付近である部分
Pには、シヤフト10の長手方向に溝を形成して
セレーシヨン(歯)11が設けられており、他方
の端部付近である部分Rにも同様なセレーシヨン
12が形成されている。シヤフト10の部分Q
は、セレーシヨンが形成されていない部分であ
る。21は高周波焼入コイルであり、22は加熱
された部分に冷却液を噴射する冷却液ジヤケツト
であつて、高周波焼入コイル21と冷却液ジヤケ
ツト22とは、一つの高周波焼入コイルユニツト
20として組立てられている。
ある。シヤフト10の一方の端部付近である部分
Pには、シヤフト10の長手方向に溝を形成して
セレーシヨン(歯)11が設けられており、他方
の端部付近である部分Rにも同様なセレーシヨン
12が形成されている。シヤフト10の部分Q
は、セレーシヨンが形成されていない部分であ
る。21は高周波焼入コイルであり、22は加熱
された部分に冷却液を噴射する冷却液ジヤケツト
であつて、高周波焼入コイル21と冷却液ジヤケ
ツト22とは、一つの高周波焼入コイルユニツト
20として組立てられている。
シヤフト10の高周波焼入れを行うには、冷却
液ジヤケツト22から冷却液を噴射し、且つ高周
波焼入コイル21に通電しながら、シヤフト10
を矢印Bの方向に移動させて、高周波焼入コイル
21と冷却液ジヤケツト22とを通過させる(高
周波焼入コイルユニツト20を矢印Bと反対方向
に移動させてもよい)。
液ジヤケツト22から冷却液を噴射し、且つ高周
波焼入コイル21に通電しながら、シヤフト10
を矢印Bの方向に移動させて、高周波焼入コイル
21と冷却液ジヤケツト22とを通過させる(高
周波焼入コイルユニツト20を矢印Bと反対方向
に移動させてもよい)。
部分Qを焼入れする場合には前記移動とシヤフ
ト10の回転はともに高速で行う。部分Pを焼入
れする場合には、部分Qの焼入れのときに比べて
シヤフト10の前記回転数を小さくし、それに応
じて移動速度も小さくする。部分Rの焼入れは部
分Pと同様に行う。なお、部分Qを焼入れする場
合には高周波焼入コイルの出力を上昇させる。
ト10の回転はともに高速で行う。部分Pを焼入
れする場合には、部分Qの焼入れのときに比べて
シヤフト10の前記回転数を小さくし、それに応
じて移動速度も小さくする。部分Rの焼入れは部
分Pと同様に行う。なお、部分Qを焼入れする場
合には高周波焼入コイルの出力を上昇させる。
このように焼入れすると、部分Pが高周波焼入
コイルユニツト20を通過する間の回転数を、部
分Qが高周波焼入コイルユニツト20を通過する
間の回転数より小さくするとともに移動速度も小
さくしているので、部分P全体の冷却むらが少な
くなる。即ち、冷却液がセレーシヨン11の歯先
と回転方向側の側面に適切に当たるのは勿論、反
回転方向側の側面にもよく当たることができ、ま
たセレーシヨン11の水車効果の減少により、セ
レーシヨン11の底部にも冷却液がよく当たる。
従つてセレーシヨン11の側面と底部に歪みが発
生することを防止できる。部分Rについても同様
である。
コイルユニツト20を通過する間の回転数を、部
分Qが高周波焼入コイルユニツト20を通過する
間の回転数より小さくするとともに移動速度も小
さくしているので、部分P全体の冷却むらが少な
くなる。即ち、冷却液がセレーシヨン11の歯先
と回転方向側の側面に適切に当たるのは勿論、反
回転方向側の側面にもよく当たることができ、ま
たセレーシヨン11の水車効果の減少により、セ
レーシヨン11の底部にも冷却液がよく当たる。
従つてセレーシヨン11の側面と底部に歪みが発
生することを防止できる。部分Rについても同様
である。
上記はセレーシヨンがシヤフトの両端部分に設
けられた例であるが、セレーシヨンの設けられた
部分はシヤフトの何処であつてもよい。
けられた例であるが、セレーシヨンの設けられた
部分はシヤフトの何処であつてもよい。
また上記はセレーシヨンが形成されたシヤフト
の高周波焼入法について説明したが、本発明の高
周波焼入法は、スプラインが設けられたシヤフト
にも適用できる。また、一般的に溝、凹部または
凸部等がシヤフト類の長手方向に形成されたシヤ
フト類にも適用できることは勿論である。
の高周波焼入法について説明したが、本発明の高
周波焼入法は、スプラインが設けられたシヤフト
にも適用できる。また、一般的に溝、凹部または
凸部等がシヤフト類の長手方向に形成されたシヤ
フト類にも適用できることは勿論である。
発明の効果
以上説明したように、本発明によれば、シヤフ
ト類の長手方向に溝、凹部または凸部等を形成し
てセレーシヨンやスプライン等を設けたシヤフト
類の高周波移動焼入れにおいて、溝、凹部または
凸部等を形成した部分では、高周波焼入コイルユ
ニツト或いはシヤフト類の移動速度と、シヤフト
類の回転数とを、溝、凹部または凸部等を形成し
てない部分に比べて小さくしているので、セレー
シヨンやスプライン等の側面や底部に冷却液が適
切に当たる。従つて、セレーシヨンやスプライン
等のオーバーピン径の変化や歯の倒れ等の問題を
発生することがない。
ト類の長手方向に溝、凹部または凸部等を形成し
てセレーシヨンやスプライン等を設けたシヤフト
類の高周波移動焼入れにおいて、溝、凹部または
凸部等を形成した部分では、高周波焼入コイルユ
ニツト或いはシヤフト類の移動速度と、シヤフト
類の回転数とを、溝、凹部または凸部等を形成し
てない部分に比べて小さくしているので、セレー
シヨンやスプライン等の側面や底部に冷却液が適
切に当たる。従つて、セレーシヨンやスプライン
等のオーバーピン径の変化や歯の倒れ等の問題を
発生することがない。
第1図は本発明の一実施例を示す説明図であつ
て、両端部分にセレーシヨンが設けられたシヤフ
ト類と高周波焼入コイルユニツトの縦断正面の端
面図であり、第2図はセレーシヨンに冷却液を噴
射している状態を示す。 10……シヤフト、11,12……セレーシヨ
ン、20……高周波焼入コイルユニツト、21…
…高周波焼入コイル、22……冷却液ジヤケツ
ト。
て、両端部分にセレーシヨンが設けられたシヤフ
ト類と高周波焼入コイルユニツトの縦断正面の端
面図であり、第2図はセレーシヨンに冷却液を噴
射している状態を示す。 10……シヤフト、11,12……セレーシヨ
ン、20……高周波焼入コイルユニツト、21…
…高周波焼入コイル、22……冷却液ジヤケツ
ト。
Claims (1)
- 1 シヤフト類の長手方向に溝、凹部または凸部
等が形成されている部分と形成されていない部分
とを有するシヤフト類を回転しながら移動焼入れ
するシヤフト類の高周波焼入法において、前記
溝、凹部または凸部等が形成されている部分で
は、高周波焼入コイルユニツト或いはシヤフト類
の移動速度と、シヤフト類の回転数とを、前記
溝、凹部または凸部等が形成されていない部分に
おける前記移動速度と回転数とに比べてそれぞれ
小さくすることを特徴とするシヤフト類の高周波
焼入法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4685688A JPH01222024A (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | シャフト類の高周波焼入法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4685688A JPH01222024A (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | シャフト類の高周波焼入法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01222024A JPH01222024A (ja) | 1989-09-05 |
| JPH0414166B2 true JPH0414166B2 (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=12758980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4685688A Granted JPH01222024A (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | シャフト類の高周波焼入法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01222024A (ja) |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP4685688A patent/JPH01222024A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01222024A (ja) | 1989-09-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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