JPH04147992A - 電着塗装性および加工性に優れた、複数の鉄―亜鉛合金めっき層を有する鉄―亜鉛合金めっき鋼板 - Google Patents
電着塗装性および加工性に優れた、複数の鉄―亜鉛合金めっき層を有する鉄―亜鉛合金めっき鋼板Info
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- JPH04147992A JPH04147992A JP2270171A JP27017190A JPH04147992A JP H04147992 A JPH04147992 A JP H04147992A JP 2270171 A JP2270171 A JP 2270171A JP 27017190 A JP27017190 A JP 27017190A JP H04147992 A JPH04147992 A JP H04147992A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、電着塗装性および加工性に優れた、複数の
鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合金めっき鋼板
に関するものである。
鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合金めっき鋼板
に関するものである。
鉄−亜鉛合金めっき鋼板は、耐食性および電着塗装性に
優れ、且つ、製造コストが安い等、多くの利点を有して
おり、自動車用鋼板等として広く使用されている。近年
、このような、鉄−亜鉛合金めっき鋼板の電着塗装性お
よび加工性に対する要求が、−段と高くなってきた。
優れ、且つ、製造コストが安い等、多くの利点を有して
おり、自動車用鋼板等として広く使用されている。近年
、このような、鉄−亜鉛合金めっき鋼板の電着塗装性お
よび加工性に対する要求が、−段と高くなってきた。
鉄−亜鉛合金めっき鋼板の表面上に対する塗膜の形成は
、一般に、鉄−亜鉛合金めっき層の表面上に、化成処理
によって燐酸塩被膜を形成し、次いで、カチオンタイプ
の電着塗装法により、燐酸塩被膜の上に所定の厚さの塗
膜を形成することにより行われる。
、一般に、鉄−亜鉛合金めっき層の表面上に、化成処理
によって燐酸塩被膜を形成し、次いで、カチオンタイプ
の電着塗装法により、燐酸塩被膜の上に所定の厚さの塗
膜を形成することにより行われる。
しかしながら、カチオンタイプの電着塗装法により、鉄
−亜鉛合金めっき層の表面上に塗膜を形成すると、電着
塗装時に発生しそして塗膜内に閉じ込められた水素ガス
によって、クレータ状のピンホールが発生する。このよ
うな塗膜に発生したクレータ状ピンホールは、塗装面の
外観上の欠陥になる。
−亜鉛合金めっき層の表面上に塗膜を形成すると、電着
塗装時に発生しそして塗膜内に閉じ込められた水素ガス
によって、クレータ状のピンホールが発生する。このよ
うな塗膜に発生したクレータ状ピンホールは、塗装面の
外観上の欠陥になる。
上述した問題を解決する、鉄−亜鉛合金めっき鋼板とし
て、特公昭58−15554号公報には、下記からなる
、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する、カチオンタイ
プの電着塗装、用鉄−亜鉛合金めっき鋼板が開示されて
いる。
て、特公昭58−15554号公報には、下記からなる
、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する、カチオンタイ
プの電着塗装、用鉄−亜鉛合金めっき鋼板が開示されて
いる。
鋼板の少なくとも1つの表面上に形成された、401F
t%超の亜鉛を含有する、めっき層の厚い、下層として
の鉄−亜鉛合金めっき層、および、下層としての鉄−亜
鉛合金めっき層の上に形成された、40wt!%以下の
亜鉛を含有する、上層としての鉄−亜鉛合金めっき層(
以下、先行技術1という)。
t%超の亜鉛を含有する、めっき層の厚い、下層として
の鉄−亜鉛合金めっき層、および、下層としての鉄−亜
鉛合金めっき層の上に形成された、40wt!%以下の
亜鉛を含有する、上層としての鉄−亜鉛合金めっき層(
以下、先行技術1という)。
このような鉄−亜鉛合金めっき鋼板によれば、下層とし
ての、めっきVの厚い鉄−亜鉛合金めっき層によって、
耐食性が向上し、そして、上層としての、鉄含有量の多
い鉄−亜鉛合金めっき層によって、電着塗装性が向上し
、且つ、クレータ状ピンホールの発生が防止される。
ての、めっきVの厚い鉄−亜鉛合金めっき層によって、
耐食性が向上し、そして、上層としての、鉄含有量の多
い鉄−亜鉛合金めっき層によって、電着塗装性が向上し
、且つ、クレータ状ピンホールの発生が防止される。
一方、自動車用鋼板等に使用される鉄−亜鉛合金めっき
鋼板には、プレスなどによって厳しい成形加工が施され
る。このような厳しい成形加工が施されると、鉄−亜鉛
合金めっき層の粉状の剥離即ちパウダリング、および、
鉄−亜鉛合金めっき層の鋼板からの剥離即ちフレーキン
グが発生する。
鋼板には、プレスなどによって厳しい成形加工が施され
る。このような厳しい成形加工が施されると、鉄−亜鉛
合金めっき層の粉状の剥離即ちパウダリング、および、
鉄−亜鉛合金めっき層の鋼板からの剥離即ちフレーキン
グが発生する。
上述した問題を解決する鉄−亜鉛合金めっき鋼板として
、特開平2−66148号公報には、下記からなる、複
数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する、耐パウダリング性
および耐フレーキング性に優れた鉄−亜鉛合金めっき鋼
板が開示されている。
、特開平2−66148号公報には、下記からなる、複
数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する、耐パウダリング性
および耐フレーキング性に優れた鉄−亜鉛合金めっき鋼
板が開示されている。
鋼板の少なくとも1つの表面上に形成された、12wt
%以下の鉄を含有する下層としての鉄−亜鉛合金めっき
層、および、前記下層としての鉄−亜鉛合金めっき層の
上に形成された、50wt%以上の鉄を含有し、表面摩
擦係数が0.22以下である、上層としての鉄系または
鉄−亜鉛系合金めっき層(以下、先行技術2という)。
%以下の鉄を含有する下層としての鉄−亜鉛合金めっき
層、および、前記下層としての鉄−亜鉛合金めっき層の
上に形成された、50wt%以上の鉄を含有し、表面摩
擦係数が0.22以下である、上層としての鉄系または
鉄−亜鉛系合金めっき層(以下、先行技術2という)。
上述した先行技術1には、次に述べるような問題がある
。即ち、下層を厚い合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に
よって形成し、そして、上層を鉄亜鉛合金電気めっき層
によって形成した場合、このようなめっき鋼板に対し、
プレスなどによって厳しい成形加工が施されると、下層
としての、厚い合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に、亀
裂や剥離が発生する。めっき層に亀裂や剥離が発生する
と、露出した鋼板によって、燐酸塩被膜の形成のための
化成処理時に、めっき層の溶解が促進される結果、燐酸
塩結晶が異常に成長する。このように異常に成長した燐
酸塩結晶は、結晶水を多量に含有しており、この結晶水
が、電着塗装の塗膜焼き付は時に、燐酸塩結晶から離脱
しそして蒸発する。この結果、塗膜に気泡状欠陥が発生
する。
。即ち、下層を厚い合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に
よって形成し、そして、上層を鉄亜鉛合金電気めっき層
によって形成した場合、このようなめっき鋼板に対し、
プレスなどによって厳しい成形加工が施されると、下層
としての、厚い合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に、亀
裂や剥離が発生する。めっき層に亀裂や剥離が発生する
と、露出した鋼板によって、燐酸塩被膜の形成のための
化成処理時に、めっき層の溶解が促進される結果、燐酸
塩結晶が異常に成長する。このように異常に成長した燐
酸塩結晶は、結晶水を多量に含有しており、この結晶水
が、電着塗装の塗膜焼き付は時に、燐酸塩結晶から離脱
しそして蒸発する。この結果、塗膜に気泡状欠陥が発生
する。
二のような塗膜に発生した気泡状欠陥は、塗装面の外観
上の欠陥になる。
上の欠陥になる。
上述した先行技術2には、次に述べるような問題がある
。即ち、下層を、12wt%以下の鉄を含有する合金化
溶融鉄−亜鉛合金めっき層によって形成し、そして、上
層を、50wt%以上の鉄を含有する鉄−亜鉛合金電気
めっき層によって形成した場合、めっき層の粉状の剥離
即ちパウダリング、および、めっき層の鋼板からの剥離
即ちフレーキングは防止されても、上述した、塗膜に生
ずる気泡状欠陥を防止することはできない。むしろ、耐
パウダリング性および耐フレーキング性の防止のために
形成された、上層としての鉄系または鉄−亜鉛系合金電
気めっき層によって、気泡状欠陥の発生が促進されると
考えられる。
。即ち、下層を、12wt%以下の鉄を含有する合金化
溶融鉄−亜鉛合金めっき層によって形成し、そして、上
層を、50wt%以上の鉄を含有する鉄−亜鉛合金電気
めっき層によって形成した場合、めっき層の粉状の剥離
即ちパウダリング、および、めっき層の鋼板からの剥離
即ちフレーキングは防止されても、上述した、塗膜に生
ずる気泡状欠陥を防止することはできない。むしろ、耐
パウダリング性および耐フレーキング性の防止のために
形成された、上層としての鉄系または鉄−亜鉛系合金電
気めっき層によって、気泡状欠陥の発生が促進されると
考えられる。
従って、この発明の目的は、プレス等によって厳しい成
形加工が施されても、塗膜に、下層としての合金化溶融
鉄−亜鉛合金めっき層に発生した亀裂や剥離に基づく気
泡状欠陥が生ぜず、且つ、クレータ−状ピンホールも殆
ど生じない、優れた電着塗装性を有し、且つ、加工性に
優れた、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛
合金めっき鋼板を提供することにある。
形加工が施されても、塗膜に、下層としての合金化溶融
鉄−亜鉛合金めっき層に発生した亀裂や剥離に基づく気
泡状欠陥が生ぜず、且つ、クレータ−状ピンホールも殆
ど生じない、優れた電着塗装性を有し、且つ、加工性に
優れた、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛
合金めっき鋼板を提供することにある。
本発明者等は、上述した問題を解決すべ(、下層として
の合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、上層としての鉄
−亜鉛合金電気めっき層とからなる、複数の鉄−亜鉛合
金めっき層を有する鉄−亜鉛合金めっき鋼板の成形加工
時に、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に
亀裂や剥離が発生する原因について、調査および研究を
行った結果、次のことがわかった。下層としての合金化
溶融鉄−亜鉛合金めっき層は、熱的に形成されているの
で、めっき層中に内部応力は存在しない。
の合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、上層としての鉄
−亜鉛合金電気めっき層とからなる、複数の鉄−亜鉛合
金めっき層を有する鉄−亜鉛合金めっき鋼板の成形加工
時に、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に
亀裂や剥離が発生する原因について、調査および研究を
行った結果、次のことがわかった。下層としての合金化
溶融鉄−亜鉛合金めっき層は、熱的に形成されているの
で、めっき層中に内部応力は存在しない。
これに対し、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層は
、金属の析出により形成されているので、めっき層中に
大きな内部応力が存在している。
、金属の析出により形成されているので、めっき層中に
大きな内部応力が存在している。
この結果、上層としての、内部応力が大きい鉄−亜鉛合
金電気めっき層は、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合
金めっき層を、強(拘束する。従って、本来、鉄−亜鉛
合金電気めっき層よりも脆い合金化溶融鉄−亜鉛合金め
っき層は、−段と脆くなって、割れ易(なる。
金電気めっき層は、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合
金めっき層を、強(拘束する。従って、本来、鉄−亜鉛
合金電気めっき層よりも脆い合金化溶融鉄−亜鉛合金め
っき層は、−段と脆くなって、割れ易(なる。
更に、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層の内部応
力による、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき
層の拘束は、局部的に集中する。
力による、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき
層の拘束は、局部的に集中する。
この結果、成形加工時に、脆い合金化溶融鉄−亜鉛合金
めっき層は、鋼板から剥離しやすくなるために、前述し
た気泡状欠陥が、塗膜に発生する。
めっき層は、鋼板から剥離しやすくなるために、前述し
た気泡状欠陥が、塗膜に発生する。
上述したことから、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっ
き層の内部応力を分散させ、下層としての合金化溶融鉄
−亜鉛合金めっき層に対する拘束力を弱めれば、成形加
工時における、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金め
っき層の亀裂や剥離が防止され、塗膜に気泡状欠陥が発
生しなくなることがわかった。
き層の内部応力を分散させ、下層としての合金化溶融鉄
−亜鉛合金めっき層に対する拘束力を弱めれば、成形加
工時における、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金め
っき層の亀裂や剥離が防止され、塗膜に気泡状欠陥が発
生しなくなることがわかった。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであって
、鋼板の少なくとも1つの表面上に形成された、下層と
しての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、前記下層と
しての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層の上に形成され
た、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層とからなる
、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合金め
っき鋼板において、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層は、60w
t%以上の鉄を含有する、連続した鉄−亜鉛合金めっき
層からなるマトリックスと、前記マトリックス中に分散
して形成された、60wt%未満の鉄を含有する、斑点
状の鉄−亜鉛合金めっき部分とからなっており、または
、前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層は、60
wt%以上の鉄を含有し、そして、その全体にわたって
多数の微細な穴を有しており、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層中の、前記
マトリックスの面積が、前記上層としての鉄−亜鉛合金
電気めっき層全体の面積の50〜95wt%の範囲内で
あり、または、前記多数の微細な穴を有している上層と
しての鉄−亜鉛合金電気めっき層の面積が、前記穴を含
む全体面積の50〜95wt%の範囲内であり、そして
、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層のめっき量
が、前記鋼板の片面当たり1〜10g/m”の範囲内で
あることに特徴を有するものである。
、鋼板の少なくとも1つの表面上に形成された、下層と
しての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、前記下層と
しての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層の上に形成され
た、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層とからなる
、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合金め
っき鋼板において、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層は、60w
t%以上の鉄を含有する、連続した鉄−亜鉛合金めっき
層からなるマトリックスと、前記マトリックス中に分散
して形成された、60wt%未満の鉄を含有する、斑点
状の鉄−亜鉛合金めっき部分とからなっており、または
、前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層は、60
wt%以上の鉄を含有し、そして、その全体にわたって
多数の微細な穴を有しており、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層中の、前記
マトリックスの面積が、前記上層としての鉄−亜鉛合金
電気めっき層全体の面積の50〜95wt%の範囲内で
あり、または、前記多数の微細な穴を有している上層と
しての鉄−亜鉛合金電気めっき層の面積が、前記穴を含
む全体面積の50〜95wt%の範囲内であり、そして
、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層のめっき量
が、前記鋼板の片面当たり1〜10g/m”の範囲内で
あることに特徴を有するものである。
第1図は、この発明の鉄−亜鉛合金めっき鋼板の第1実
施態様を示す平面模式図、第2図は、その断面模式図で
ある。第1図および第2図に示すように、第1実施態様
の鉄−亜鉛合金めっき鋼板においては、鋼板1の表面上
に、めっき層が厚くそして鉄含有量が少ない、下層とし
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、下層として
の合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の上に形成された
、めっき層が薄(そして鉄含有量が多い、上層としての
鉄−亜鉛合金電気めっき層8とからなる、複数の鉄−亜
鉛合金めっき層が形成されている。
施態様を示す平面模式図、第2図は、その断面模式図で
ある。第1図および第2図に示すように、第1実施態様
の鉄−亜鉛合金めっき鋼板においては、鋼板1の表面上
に、めっき層が厚くそして鉄含有量が少ない、下層とし
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、下層として
の合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の上に形成された
、めっき層が薄(そして鉄含有量が多い、上層としての
鉄−亜鉛合金電気めっき層8とからなる、複数の鉄−亜
鉛合金めっき層が形成されている。
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層3は、連続した
鉄−亜鉛合金めっき層からなるマトリックス3aと、マ
トリックス3a中に分散している、マトリックス3aよ
りも鉄含有量の少ない、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部
分3bとからなっている。
鉄−亜鉛合金めっき層からなるマトリックス3aと、マ
トリックス3a中に分散している、マトリックス3aよ
りも鉄含有量の少ない、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部
分3bとからなっている。
第8図は、この発明の鉄−亜鉛合金めっき鋼板の第2実
施態様を示す平面模式図、第4図は、その断面模式図で
ある。第8図および第4図に示すように、第2実施態様
の鉄−亜鉛合金めっき鋼板においては、鋼板10表面上
に、めっき層が厚くそして鉄含有量が少ない、下層とし
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、下層として
の合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の上に形成された
、めっき層が薄くそして鉄含有量が多い、上層としての
鉄−亜鉛合金電気めっき層4とからなる、複数の鉄−亜
鉛合金めっき層が形成されている。
施態様を示す平面模式図、第4図は、その断面模式図で
ある。第8図および第4図に示すように、第2実施態様
の鉄−亜鉛合金めっき鋼板においては、鋼板10表面上
に、めっき層が厚くそして鉄含有量が少ない、下層とし
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、下層として
の合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の上に形成された
、めっき層が薄くそして鉄含有量が多い、上層としての
鉄−亜鉛合金電気めっき層4とからなる、複数の鉄−亜
鉛合金めっき層が形成されている。
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層4は、その全体
にわたって、多数の微細な穴4aを有しており、穴48
部分には、鉄含有量が少ない、下層としての合金化溶融
鉄−亜鉛合金めっき層2が露出している。
にわたって、多数の微細な穴4aを有しており、穴48
部分には、鉄含有量が少ない、下層としての合金化溶融
鉄−亜鉛合金めっき層2が露出している。
上述したように、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき
層3は、連続した鉄−亜鉛合金めっき層からなるマトリ
ックス3aと、マトリックス3aよりも鉄含有量の少な
い、斑点状の鉄−亜鉛合金めつき部分3bとからなって
おり、または、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層
4の全体にわたって、多数の微細な穴4aを有している
ので、その組織はミクロ的に不均一である。
層3は、連続した鉄−亜鉛合金めっき層からなるマトリ
ックス3aと、マトリックス3aよりも鉄含有量の少な
い、斑点状の鉄−亜鉛合金めつき部分3bとからなって
おり、または、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層
4の全体にわたって、多数の微細な穴4aを有している
ので、その組織はミクロ的に不均一である。
この結果、鉄−亜鉛合金電気めっき層8または4の内部
応力は分散される。従って、下層としての合金化溶融鉄
−亜鉛合金めっき層2に対する拘束力が弱まって、成形
加工時に生ずる、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金
めっき層2の亀裂が極めて微細になる結果、塗膜の気泡
状欠陥の発生が防止される。
応力は分散される。従って、下層としての合金化溶融鉄
−亜鉛合金めっき層2に対する拘束力が弱まって、成形
加工時に生ずる、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金
めっき層2の亀裂が極めて微細になる結果、塗膜の気泡
状欠陥の発生が防止される。
第1実施態様のめっき鋼板において、上層としての鉄−
亜鉛合金電気めっき層3における、連続した鉄−亜鉛合
金めっき層からなるマトリックス3aの鉄含有量は、e
owt%以上とし、そして、マトリックス3a中に分散
している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3bの鉄含
有量は、60wt%未満とすべきである また、第2実施態様のめっき鋼板において、多数の微細
な穴4aを有する、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっ
き層4の鉄含有量は、eowt%以上とすべきである。
亜鉛合金電気めっき層3における、連続した鉄−亜鉛合
金めっき層からなるマトリックス3aの鉄含有量は、e
owt%以上とし、そして、マトリックス3a中に分散
している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3bの鉄含
有量は、60wt%未満とすべきである また、第2実施態様のめっき鋼板において、多数の微細
な穴4aを有する、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっ
き層4の鉄含有量は、eowt%以上とすべきである。
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層8における、マ
トリックス3aの鉄含有量、および、上層としての多数
の微細な穴4aを有する鉄−亜鉛合金電気めっき層4の
鉄含有量が、60wt%未満では、塗膜に気泡状欠陥お
よびクレータ−状ピンホールが発生し、電着塗装性が劣
化する。
トリックス3aの鉄含有量、および、上層としての多数
の微細な穴4aを有する鉄−亜鉛合金電気めっき層4の
鉄含有量が、60wt%未満では、塗膜に気泡状欠陥お
よびクレータ−状ピンホールが発生し、電着塗装性が劣
化する。
第1実施態様のめっき鋼板における、上層としての鉄−
亜鉛合金電気めっき層3における、斑点状の鉄−亜鉛合
金めっき部分3bの鉄含有量が、60wt%以上では、
鉄−亜鉛合金電気めっき層3または4の内部応力の分散
効果が生ぜず、従って、下層としての合金化溶融鉄−亜
鉛合金めっき層2に対する拘束力を弱めて、成形加工時
に生ずる、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき
層2の亀裂を微細になし、塗膜の気泡状欠陥の発生を防
止することができない。
亜鉛合金電気めっき層3における、斑点状の鉄−亜鉛合
金めっき部分3bの鉄含有量が、60wt%以上では、
鉄−亜鉛合金電気めっき層3または4の内部応力の分散
効果が生ぜず、従って、下層としての合金化溶融鉄−亜
鉛合金めっき層2に対する拘束力を弱めて、成形加工時
に生ずる、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき
層2の亀裂を微細になし、塗膜の気泡状欠陥の発生を防
止することができない。
第1実施態様のめっき鋼板において、上層としての鉄−
亜鉛合金電気めっき層3中における、連続した鉄−亜鉛
合金めっき層からなるマトリックス3aの面積は、鉄−
亜鉛合金電気めっき層3の全体の面積の50〜95wt
%の範囲内となし、そして、マトリックス3a中に分散
している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3bの総面
積は、鉄−亜鉛合金電気めっき層8の全体の面積の5〜
50wt%の範囲内となすべきである。
亜鉛合金電気めっき層3中における、連続した鉄−亜鉛
合金めっき層からなるマトリックス3aの面積は、鉄−
亜鉛合金電気めっき層3の全体の面積の50〜95wt
%の範囲内となし、そして、マトリックス3a中に分散
している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3bの総面
積は、鉄−亜鉛合金電気めっき層8の全体の面積の5〜
50wt%の範囲内となすべきである。
また、第2実施態様のめっき鋼板において、上層として
の多数の微細な穴4aを有する鉄−亜鉛合金電気めっき
層4の面積は、穴4aを含めた全面積の50〜95wt
%の範囲内となし、そして、穴4aの部分の総面積は、
鉄−亜鉛合金電気めっき層4の、穴4aを含めた全面積
の5〜50wt!%の範囲内となすべきである。
の多数の微細な穴4aを有する鉄−亜鉛合金電気めっき
層4の面積は、穴4aを含めた全面積の50〜95wt
%の範囲内となし、そして、穴4aの部分の総面積は、
鉄−亜鉛合金電気めっき層4の、穴4aを含めた全面積
の5〜50wt!%の範囲内となすべきである。
マトリックス3aの面積、または、多数の微細な穴4a
を有する鉄−亜鉛合金電気めっき層4の面積が、全体の
面積の95wt%超であり、そして、マトリックス3a
中に分散している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3
bの総面積、または、穴4a部分の総面積が、全体の面
積の5wt!%未満では、鉄−亜鉛合金電気めっき層8
または4の内部応力の分散効果が生ぜず、従って、下層
としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2に対する拘
束力を弱めて、成形加工時に生ずる、下層としての合金
化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の亀裂を微細になし、塗
膜の気泡状欠陥の発生を防止することができない一方、
マトリックス3aの面積、または、多数の微細な穴4a
を有する鉄−亜鉛合金電気めっき層4の面積が、全体の
面積の50wt%未満であり、そして、マトリックス3
a中に分散している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分
3bの総面積、または、穴48部分の総面積が、全体の
面積の50wt%超では、電着塗装性が劣化し、塗膜に
発生するクレータ状ピンホールを防止することができな
くなる。
を有する鉄−亜鉛合金電気めっき層4の面積が、全体の
面積の95wt%超であり、そして、マトリックス3a
中に分散している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3
bの総面積、または、穴4a部分の総面積が、全体の面
積の5wt!%未満では、鉄−亜鉛合金電気めっき層8
または4の内部応力の分散効果が生ぜず、従って、下層
としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2に対する拘
束力を弱めて、成形加工時に生ずる、下層としての合金
化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の亀裂を微細になし、塗
膜の気泡状欠陥の発生を防止することができない一方、
マトリックス3aの面積、または、多数の微細な穴4a
を有する鉄−亜鉛合金電気めっき層4の面積が、全体の
面積の50wt%未満であり、そして、マトリックス3
a中に分散している、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分
3bの総面積、または、穴48部分の総面積が、全体の
面積の50wt%超では、電着塗装性が劣化し、塗膜に
発生するクレータ状ピンホールを防止することができな
くなる。
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層3または4のめ
っき量は、鋼板の片面当たり1〜10g/m”の範囲内
とすべきである。上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき
層3または4のめっき量が、鋼板の片面当たり1 ge
m”未満では、電着塗装性が劣化し、塗膜にクレータ状
ピンホールが発生しやすくなる。一方、めっき量が、鋼
板の片面当たり10g/m2を超えると、加工性が劣化
する。
っき量は、鋼板の片面当たり1〜10g/m”の範囲内
とすべきである。上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき
層3または4のめっき量が、鋼板の片面当たり1 ge
m”未満では、電着塗装性が劣化し、塗膜にクレータ状
ピンホールが発生しやすくなる。一方、めっき量が、鋼
板の片面当たり10g/m2を超えると、加工性が劣化
する。
下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の鉄含
有量は、7〜15wt%の範囲内とすることが好ましい
。下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の鉄
含有量が7wt%未満では、耐食性が劣化する。一方、
鉄含有量が15wt%超では、加工性が劣化する。
有量は、7〜15wt%の範囲内とすることが好ましい
。下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2の鉄
含有量が7wt%未満では、耐食性が劣化する。一方、
鉄含有量が15wt%超では、加工性が劣化する。
下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2のめっ
き量は、鋼板の片面当たり30〜120g/m”である
ことが好ましい。下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金
めっき層2のめっき量が、鋼板の片面当たり30g/m
”未満では、耐食性が劣化する。−方、めっき量が、鋼
板の片面当たり120g/m”を超えると、加工性が劣
化する。
き量は、鋼板の片面当たり30〜120g/m”である
ことが好ましい。下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金
めっき層2のめっき量が、鋼板の片面当たり30g/m
”未満では、耐食性が劣化する。−方、めっき量が、鋼
板の片面当たり120g/m”を超えると、加工性が劣
化する。
次に、この発明の、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有す
る鉄−亜鉛合金めっき鋼板の製造方法の一例について説
明する。
る鉄−亜鉛合金めっき鋼板の製造方法の一例について説
明する。
鋼板を、溶融亜鉛めっき洛中を通過させ、過剰の亜鉛を
鋼板の表面から除去しながら、溶融亜鉛めっき浴中から
抽出する。次いで、その表面に亜鉛めっき層が形成され
た鋼板を加熱して、亜鉛めっき層と鋼板とを合金化させ
、亜鉛めっき層を、鉄−亜鉛合金めっき層に変える。
鋼板の表面から除去しながら、溶融亜鉛めっき浴中から
抽出する。次いで、その表面に亜鉛めっき層が形成され
た鋼板を加熱して、亜鉛めっき層と鋼板とを合金化させ
、亜鉛めっき層を、鉄−亜鉛合金めっき層に変える。
上述した公知の溶融亜鉛めっき法によって、亜鉛めっき
層と鋼板とを合金化させる際における、亜鉛めっき層が
形成された鋼板の加熱を、通常の加熱温度よりも低温の
420〜520℃の温度によって行う。この結果、鉄−
亜鉛合金めっき層中に、微細な凹凸を有する柱状結晶(
ζ相)が生成し、鋼板の表面上に、下層としての、表面
に微細な凹凸を有する合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層
が形成される。
層と鋼板とを合金化させる際における、亜鉛めっき層が
形成された鋼板の加熱を、通常の加熱温度よりも低温の
420〜520℃の温度によって行う。この結果、鉄−
亜鉛合金めっき層中に、微細な凹凸を有する柱状結晶(
ζ相)が生成し、鋼板の表面上に、下層としての、表面
に微細な凹凸を有する合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層
が形成される。
次いで、上記により表面に微細な凹凸を有する合金化溶
融鉄−亜鉛合金めっき層が形成された鋼板に対し、スキ
ンパス圧延を施して調圧する。この結果、鋼板の、スキ
ンパスロールとの接触部は平坦化され、平坦化された表
面の中に微細な凹凸を有する領域が島状に点在する、ミ
クロ的な不均一性が生ずる。
融鉄−亜鉛合金めっき層が形成された鋼板に対し、スキ
ンパス圧延を施して調圧する。この結果、鋼板の、スキ
ンパスロールとの接触部は平坦化され、平坦化された表
面の中に微細な凹凸を有する領域が島状に点在する、ミ
クロ的な不均一性が生ずる。
二のようにして、表面に微細な凹凸を有する、下層とし
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層が形成された鋼板
に対し、所定量の鉄イオンおよび亜鉛イオンを含有する
酸性電気めつき浴中において、所定の電流密度により電
気めっき処理を施し、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛
合金めっき層の上に、上層としての鉄−亜鉛合金電気め
っき層を形成する。
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層が形成された鋼板
に対し、所定量の鉄イオンおよび亜鉛イオンを含有する
酸性電気めつき浴中において、所定の電流密度により電
気めっき処理を施し、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛
合金めっき層の上に、上層としての鉄−亜鉛合金電気め
っき層を形成する。
このとき、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき
層の表面には、上述したように、微細な凹部が形成され
ているので、この凹部には、めっき電流が集中しにくい
。従って、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金電気め
っき層の平坦部に、鉄−亜鉛合金電気めっき層が形成さ
れやすくなる。
層の表面には、上述したように、微細な凹部が形成され
ているので、この凹部には、めっき電流が集中しにくい
。従って、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金電気め
っき層の平坦部に、鉄−亜鉛合金電気めっき層が形成さ
れやすくなる。
この結果、第1図および第2図に示すような、下層とし
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、60wt%
以上の鉄を含有する、連続した鉄−亜鉛合金めっき層か
らなるマトリックス3a、および、60wt%未満の鉄
を含有する斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3bからな
る、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層8とが、鋼
板lの表面上に形成された鉄−亜鉛合金めっき鋼板、ま
たは、第3図および第4図に示すような、下層としての
合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、その全体わたっ
て多数の微細な穴4aを有し、穴4aの部分に、下層と
しての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2が露出してい
る、60wt%以上の鉄を含有する上層としての鉄−亜
鉛合金電気めっき層4とが、鋼板10表面上に形成され
た鉄−亜鉛合金めっき鋼板が製造される。
ての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、60wt%
以上の鉄を含有する、連続した鉄−亜鉛合金めっき層か
らなるマトリックス3a、および、60wt%未満の鉄
を含有する斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分3bからな
る、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層8とが、鋼
板lの表面上に形成された鉄−亜鉛合金めっき鋼板、ま
たは、第3図および第4図に示すような、下層としての
合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2と、その全体わたっ
て多数の微細な穴4aを有し、穴4aの部分に、下層と
しての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2が露出してい
る、60wt%以上の鉄を含有する上層としての鉄−亜
鉛合金電気めっき層4とが、鋼板10表面上に形成され
た鉄−亜鉛合金めっき鋼板が製造される。
なお、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層2
の、鉄含有量およびめっき量は、めっき浴の成分組成お
よび温度、めっき浴中に浸入される鋼板の温度、合金化
温度等によって調整され、そして、上層としての鉄−亜
鉛合金電気めっき層3の、鉄含有量およびめっき量は、
めっき浴の成分組成、めっき電流密度等によって調整さ
れる。
の、鉄含有量およびめっき量は、めっき浴の成分組成お
よび温度、めっき浴中に浸入される鋼板の温度、合金化
温度等によって調整され、そして、上層としての鉄−亜
鉛合金電気めっき層3の、鉄含有量およびめっき量は、
めっき浴の成分組成、めっき電流密度等によって調整さ
れる。
また、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層中の、連
続した鉄−亜鉛合金めっき層からなるマトリックスの面
積と、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分の面積との比、
または、多数の微細な孔の面積比は、下層としての合金
化溶融鉄−亜鉛合金めっき層中のζ相の量、調圧率およ
び上層めっき層形成時の電流密度等により調整される。
続した鉄−亜鉛合金めっき層からなるマトリックスの面
積と、斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分の面積との比、
または、多数の微細な孔の面積比は、下層としての合金
化溶融鉄−亜鉛合金めっき層中のζ相の量、調圧率およ
び上層めっき層形成時の電流密度等により調整される。
なお、この発明の、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有す
る鉄−亜鉛合金めっき鋼板の製造は、上述した方法に限
られるものではない。
る鉄−亜鉛合金めっき鋼板の製造は、上述した方法に限
られるものではない。
次に、この発明にかかる鉄−亜鉛合金めっき鋼板を、実
施例により、比較例と対比しながら説明する。
施例により、比較例と対比しながら説明する。
板厚0.8mmの冷延鋼板の表面を、通常のアルカリ脱
脂および電解洗浄によって清浄した。次いでこのように
清浄した冷延鋼板の表面上に、第1表に示す下層めっき
層の形成条件(合金化溶融亜鉛めっき処理条件)および
上層めっき層の形成条件(電気めっき処理条件)によっ
て、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層とからなる、第
2表および第8表に示す、この発明の範囲内の2層のめ
っき層を有する鉄−亜鉛合金めっき鋼板の供試体(以下
、本発明供試体という)Nctl〜20を調製した。
脂および電解洗浄によって清浄した。次いでこのように
清浄した冷延鋼板の表面上に、第1表に示す下層めっき
層の形成条件(合金化溶融亜鉛めっき処理条件)および
上層めっき層の形成条件(電気めっき処理条件)によっ
て、下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層とからなる、第
2表および第8表に示す、この発明の範囲内の2層のめ
っき層を有する鉄−亜鉛合金めっき鋼板の供試体(以下
、本発明供試体という)Nctl〜20を調製した。
比較のために、この発明の範囲外のめつき層を有する、
第4表に示す比較用鉄−亜鉛合金めっき鋼板の供試体(
以下、比較用供試体という)&1〜5を調製した。
第4表に示す比較用鉄−亜鉛合金めっき鋼板の供試体(
以下、比較用供試体という)&1〜5を調製した。
このようにして調製された本発明供試体および比較用供
試体の各々について、電着塗装性および加工性を、以下
に述べる性能試験によって調査した。その試験結果を第
2〜4表に併せて示す。
試体の各々について、電着塗装性および加工性を、以下
に述べる性能試験によって調査した。その試験結果を第
2〜4表に併せて示す。
(1) 電着挟装性試験
a、気泡状欠陥試験
本発明供試体および比較用供試体の各々の表面上に、浸
漬処理によって燐酸塩被膜を形成した後、下記条件によ
ってカチオンタイプの電着塗装を施した。
漬処理によって燐酸塩被膜を形成した後、下記条件によ
ってカチオンタイプの電着塗装を施した。
電圧 : 260V
浴温 ・ 27℃
供試体面積/陽極面積=1/1
塗膜の厚さ : 20μm
焼き付は温度= 270℃
焼き付は時間= 10分
上記のようにして電着塗装を施した供試体の塗膜に生じ
た気泡状欠陥を、目視によって調べ、下記によって評価
した。
た気泡状欠陥を、目視によって調べ、下記によって評価
した。
O: 気泡状欠陥なし
△ : 気泡状欠陥 1〜10個
× : 気泡状欠陥 10個超
す、クレータ−状ピンホール試験
本発明供試体および比較用供試体の各々の表面上に、浸
漬処理によって燐酸塩被膜を形成した後、下記条件によ
ってカチオンタイプの電着塗装を施した。
漬処理によって燐酸塩被膜を形成した後、下記条件によ
ってカチオンタイプの電着塗装を施した。
電圧 : 280V
浴温 ・ 27℃
供試体面積/陽極面積:1/1
塗膜の厚さ : 20μm
焼き付は温度: 170℃
焼き付は時間: 25分
上記のようにして電着塗装を施した供試体の塗膜に生じ
たクレータ−状ピンホールを、目視によって調べ、下記
によって評価した。
たクレータ−状ピンホールを、目視によって調べ、下記
によって評価した。
○ : クレータ−状ピンホール 20個以下△ :
クレータ−状ピンホール 20〜100個× : クレ
ータ−状ピンホール 100個超(2)加工性試験 供試体を第5図に示したドロービード試験機を使用して
しごき、めっき被膜の単位面積当たりの剥離量を、以下
に述べる方法により測定した。
クレータ−状ピンホール 20〜100個× : クレ
ータ−状ピンホール 100個超(2)加工性試験 供試体を第5図に示したドロービード試験機を使用して
しごき、めっき被膜の単位面積当たりの剥離量を、以下
に述べる方法により測定した。
即ち、第5図に概略断面図で示すような、所定長さの実
質的に水平な突条5aを有する雄ダイス5と、雄ダイス
5の突条5aと向き合った所定長さの実質的に水平な溝
6aを有する雌ダイス6とからなるドロービード試験機
を使用し、供試体7を、上述したドロービード試験機の
雄ダイス5と雌ダイス6との間の間隙内に垂直に挿入し
、雄ダイス5と雌ダイス6とを、500Kgfの圧力で
押しつけ、そして、矢印に示すように上方に引き抜いて
しごいた。このようにしてしごかれた供試体7に接着テ
ープを貼り次いでこれを剥がして、めっき被膜の剥離量
を測定した。なお、雄ダイス5の突条5aの先端は0,
5R,雌ダイス6の肩はIR,そして、雄ダイス5の突
条5aおよび雌ダイス6の溝6aの幅は40mm、供試
体7の幅は30+nmであった。
質的に水平な突条5aを有する雄ダイス5と、雄ダイス
5の突条5aと向き合った所定長さの実質的に水平な溝
6aを有する雌ダイス6とからなるドロービード試験機
を使用し、供試体7を、上述したドロービード試験機の
雄ダイス5と雌ダイス6との間の間隙内に垂直に挿入し
、雄ダイス5と雌ダイス6とを、500Kgfの圧力で
押しつけ、そして、矢印に示すように上方に引き抜いて
しごいた。このようにしてしごかれた供試体7に接着テ
ープを貼り次いでこれを剥がして、めっき被膜の剥離量
を測定した。なお、雄ダイス5の突条5aの先端は0,
5R,雌ダイス6の肩はIR,そして、雄ダイス5の突
条5aおよび雌ダイス6の溝6aの幅は40mm、供試
体7の幅は30+nmであった。
第4表から明らかなように、上層としての鉄−亜鉛合金
電気めっき層中の、マトリックスの鉄含有量が、この発
明の範囲を外れて少ない比較用供試体嵐1の場合には、
塗膜中にクレータ−状ピンホールが多量に発生し、電着
塗装性が悪かった。
電気めっき層中の、マトリックスの鉄含有量が、この発
明の範囲を外れて少ない比較用供試体嵐1の場合には、
塗膜中にクレータ−状ピンホールが多量に発生し、電着
塗装性が悪かった。
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層中の、斑点状の
鉄−亜鉛合金めっき部分の鉄含有量が、マトリックスの
鉄含有量と同じである比較用供試体N12は、塗膜中に
気泡状欠陥が多量に発生し、電着塗装性が悪かった。
鉄−亜鉛合金めっき部分の鉄含有量が、マトリックスの
鉄含有量と同じである比較用供試体N12は、塗膜中に
気泡状欠陥が多量に発生し、電着塗装性が悪かった。
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層中のマトリック
スの面積が、この発明の範囲を外れて大きい比較用供試
体Nα3の場合には、塗膜中に気泡状欠陥が多量に発生
し、電着塗装性が悪かった。
スの面積が、この発明の範囲を外れて大きい比較用供試
体Nα3の場合には、塗膜中に気泡状欠陥が多量に発生
し、電着塗装性が悪かった。
上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層のめっき量が、
この発明の範囲を外れて少ない比較用供試体Nα4の場
合には、塗膜中にクレータ−状ピンホールが多量に発生
し、電着塗装性が悪かった。
この発明の範囲を外れて少ない比較用供試体Nα4の場
合には、塗膜中にクレータ−状ピンホールが多量に発生
し、電着塗装性が悪かった。
そして、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層のめっ
き量が、この発明の範囲を外れて多い比較用供試体Nα
5の場合には、塗膜中に気泡状欠陥が多量に発生し、電
着塗装性が悪く、且つ、加工性も悪かった。
き量が、この発明の範囲を外れて多い比較用供試体Nα
5の場合には、塗膜中に気泡状欠陥が多量に発生し、電
着塗装性が悪く、且つ、加工性も悪かった。
これに対して、第2表および第3表から明らかなように
、本発明供試体&1〜20は、何れも、塗膜に気泡状欠
陥が発生せず、そして、クレータ−状ピンホールの発生
も少なく、電着塗装性に優れており、且つ、加工性も優
れていた。
、本発明供試体&1〜20は、何れも、塗膜に気泡状欠
陥が発生せず、そして、クレータ−状ピンホールの発生
も少なく、電着塗装性に優れており、且つ、加工性も優
れていた。
以上述べたように、この発明によれば、プレス等によっ
て厳しい成形加工が施されても、塗膜に、下層としての
合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に発生した亀裂や剥離
に基づく気泡状欠陥が生ぜず、且つ、クレータ−状ピン
ホールも殆ど生じない、優れた電着塗装性を有し、且つ
、加工性に優れた、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有す
る鉄−亜鉛合金めっき鋼板が得られる、工業上、有用な
効果がもたらされる。
て厳しい成形加工が施されても、塗膜に、下層としての
合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層に発生した亀裂や剥離
に基づく気泡状欠陥が生ぜず、且つ、クレータ−状ピン
ホールも殆ど生じない、優れた電着塗装性を有し、且つ
、加工性に優れた、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有す
る鉄−亜鉛合金めっき鋼板が得られる、工業上、有用な
効果がもたらされる。
第1図は、この発明の鉄−亜鉛合金めっき鋼板の第1実
施態様を示す平面模式図、第2図は、その断面模式図、
第3図は、この発明の鉄−亜鉛合金めつき鋼板の第2実
施態様を示す平面模式図、第4図は、その断面模式図、
第5図は加工性試験に使用したドロービード試験機の概
略断面図である。 図面において、 1・−・・鋼板、 2・−・・合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層、3・−・
・鉄−亜鉛合金電気めっき層、3a・−・・マトリック
ス、 3b・・・・斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分、4・−
鉄一亜鉛合金電気めっき層、 4a・・−穴、 5・・・・雄ダイス、 5a・−・−突条、6
・−・−雌ダイス、 6a−溝、7・・・・供
試体。
施態様を示す平面模式図、第2図は、その断面模式図、
第3図は、この発明の鉄−亜鉛合金めつき鋼板の第2実
施態様を示す平面模式図、第4図は、その断面模式図、
第5図は加工性試験に使用したドロービード試験機の概
略断面図である。 図面において、 1・−・・鋼板、 2・−・・合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層、3・−・
・鉄−亜鉛合金電気めっき層、3a・−・・マトリック
ス、 3b・・・・斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分、4・−
鉄一亜鉛合金電気めっき層、 4a・・−穴、 5・・・・雄ダイス、 5a・−・−突条、6
・−・−雌ダイス、 6a−溝、7・・・・供
試体。
Claims (4)
- 1.鋼板の少なくとも1つの表面上に形成された、下層
としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、前記下層
としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層の上に形成さ
れた、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層とからな
る、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合金
めっき鋼板において、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層が、60w
t%以上の鉄を含有する、連続した鉄−亜鉛合金めっき
層からなるマトリックスと、前記マトリックス中に分散
して形成された、60wt%未満の鉄を含有する、斑点
状の鉄−亜鉛合金めっき部分とからなっており、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層中の、前記
マトリックスの面積が、前記上層としての鉄−亜鉛合金
電気めっき層全体の面積の50〜95wt%の範囲内で
あり、そして、前記斑点状の鉄−亜鉛合金めっき部分の
総面積が、前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層
全体の面積の5〜50wt%の範囲内であり、そして、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層のめっき量
が、前記鋼板の片面当たり1〜10g/m^2の範囲内
であることを特徴とする、電着塗装性および加工性に優
れた、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合
金めっき鋼板。 - 2.鋼板の少なくとも1つの表面上に形成された、下層
としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層と、前記下層
としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層の上に形成さ
れた、上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層とからな
る、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合金
めっき鋼板において、 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層は、60w
t%以上の鉄を含有しており、そして、その全体にわた
って、多数の微細な穴を有しており、前記多数の微細な
穴を有している上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層
の面積が、前記穴を含む全体面積の50〜95wt%の
範囲内で、前記穴の部分の総面積が、前記上層としての
鉄−亜鉛合金電気めっき層の、前記穴を含む全体面積の
5〜50wt%の範囲内であり、そして 前記上層としての鉄−亜鉛合金電気めっき層のめっき量
が、前記鋼板の片面当たり1〜10g/m^2の範囲内
であることを特徴とする、電着塗装性および加工性に優
れた、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合
金めっき鋼板。 - 3.前記下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層
の鉄含有量が、7〜15wt%の範囲内である、請求項
1または2に記載の鉄−亜鉛合金めっき鋼板。 - 4.前記下層としての合金化溶融鉄−亜鉛合金めっき層
のめっき量が、前記鋼板の片面当たり30〜120g/
m^2である、請求項1または2に記載の鉄−亜鉛合金
めっき鋼板。
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Patent Citations (1)
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