JPH04150400A - 音像定位装置 - Google Patents
音像定位装置Info
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- JPH04150400A JPH04150400A JP2272727A JP27272790A JPH04150400A JP H04150400 A JPH04150400 A JP H04150400A JP 2272727 A JP2272727 A JP 2272727A JP 27272790 A JP27272790 A JP 27272790A JP H04150400 A JPH04150400 A JP H04150400A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S1/00—Two-channel systems
- H04S1/002—Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S2420/00—Techniques used stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
- H04S2420/01—Enhancing the perception of the sound image or of the spatial distribution using head related transfer functions [HRTF's] or equivalents thereof, e.g. interaural time difference [ITD] or interaural level difference [ILD]
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
「産業上の利用分野」
この発明は聴取者によって聴取される音の音像位置を制
御する音像定位装置に関する。 「従来の技術」 パイノーラル技術は音の臨場感を高品位に伝送あるいは
合成するものとして、最近再び注目されている。その背
景には、デジタル信号処理技術の発達とともに、大画面
テレビジョンや、いわゆるアーティフィシャルリアリテ
ィへの応用の要求が急速に高まっていることが考えられ
る。 パイノーラル信号の再生は、通常、ヘッドホンが使用さ
れる。ヘッドホンの使用は、ヘッドホンステレオの普及
によって、多くの人にとって抵抗のないものになっては
いるが、依然、スピーカによる再生が好まれる場合があ
る。 パイノーラル信号を左右2つのスピーカによって再生し
た場合には、一方のスピーカから発した音が共に左右の
耳に到達するため、いわゆるクロストークが発生する。 このため、パイノーラル信号を本来の音像位置を維持し
たまま耳元まで伝送することができないという問題があ
る。この問題を解決するために、パイノーラル信号に前
処理を施した上で左右のスピーカによって再生し、クロ
ストークを打ち消す方法が提案されている。以下、その
基本原理について詳述する。 通常の部屋は多くの反射音が存在するため、モデルが複
雑になってしまう。そこで、反射音を考慮しなくてよい
無響室での再生を考える。無響室で左右2つのスピーカ
を鳴らした場合、左右のスピーカから聴取者の左右の耳
までの音響伝達モデルは、第6図のように示すことがで
きる。 この図において、Hrrは右スピーカ1から発した音R
が右耳3に至るまでの伝播経路の伝達関数、Hrlは右
スピーカ1から発した音Rが左耳4に至るまでの伝播経
路の伝達関数、Hlrは左スピーカ2から発した音りが
右耳3に至るまでの伝播経路の伝達関数、Hllは左ス
ピーカ2から発した音りが左耳4に至るまでの伝播経路
の伝達関数を各々表している。なお、以下においては、
右スピーカ1から発し左耳4に至る音および左スピーカ
2から発し右耳3に至る音のことを、便宜上、クロスト
ーク成分と呼ぶ。 このモデルによれば、聴取者の右耳3よって聴取される
音ERおよび左耳4によって聴取される音ELは、下記
式(1)によって与えられる。 ここで、聴取者が両スピーカのほぼ正面に位置しており
、左右の伝達関数が対称であると見なせる場合には、 S = Hrr= H11・−・・・・・・== (2
)A = Hrl= Hlr −・−・・−−(3)
とおくことができ、上記式(1)は下記式(4)となる
。 表される逆行列が存在する。 ・・・・・・・・・・・ (5) このようにして得られる逆行列を左右の各チャネルのオ
ーディオ信号に施して、その結果を左右のスピーカ1お
よび2に入力したとすると、左右の各チャネルのオーデ
ィオ信号が聴取者の右耳3および左耳4に到達するに至
るまでの経路の伝達関数の行列は、 となる。すなわち、クロストークがキャンセルされ、右
チャネルの音および左チャネルの音は互に他方のチャネ
ルの音の影響を受けずに、聴取者の右耳および左耳に聴
取される。 ここで、 C= □ ・・−・・・・・・・・ (7)とおく
。そして、上記式(5) %式% なる置き換え操作を用いて変形することにより、下記式
(10)を得る。 ・・・・・・・・・・・・ (10) これはシュレーダーのモデルとして知られている。 この様な逆行列を実現するためのフィルタは、実際に音
の伝播経路の伝達関数SとAを測定したのち、Cと1/
Sを求めることにより実現することが可能である。この
ことが実現されれば、スピーカの特性と聴取者の頭部伝
達特性を含めて音の伝播経路の伝達関数が補正されるた
め、良い結果が得られるはずである。 「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、一般に、系のインパルス応答の測定値か
ら系の伝達関数を補正する逆フィルタを設計するのはそ
れほど容易ではなく、また、たとえ設計が可能であった
としても数十タップ以上のFIRフィルタ(有限インパ
ルス応答デジタルフィルタ)が必要になる。 この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり
、装置構成が小規模で有り、かつ、簡単なパラメータ操
作によりクロストークを制御することができる音像定位
装置を提供することを目的とする。 「課題を解決するための手段」 第1の発明は、右チャネルオーディオ信号および左チャ
ネルオーディオ信号に所定の処理を施して右チャネルス
ピーカおよび左チャネルスピーカに供給することにより
、各スピーカから発した音が聴取者によって聴取された
場合に認識される音像位置を制御する音像定位装置にお
いて、前記右スピーカおよび左スピーカと前記聴取者の
右耳および左耳との間に形成される4経路における他の
経路と交差しない2経路を主経路とし、交差する2経路
をクロストーク経路とし、前記主経路における音の伝播
遅延時間と前記クロストーク経路における音の伝播遅延
時間の差をTとし、前記主経路を音が伝播するときの減
衰量に対する前記クロストーク経路を音が伝播するとき
の減衰量の比をkとし、時間Tだけ信号を遅延させる遅
延処理をz−Tとした場合、前記右チャネルオーディオ
信号および前記左チャネルオーディオ信号に対し、 なる行列を乗じて前記左右のスピーカに供給することを
特徴としている。 第2の発明は、右チャネルオーディオ信号および左チャ
ネルオーディオ信号に所定の処理を施し1〇 − て右チャネルスピーカおよび左チャネルスピーカに供給
することにより、各スピーカから発した音が聴取者によ
って聴取された場合に認識される音像位置を制御する音
像定位装置において、前記右スピーカおよび左スピーカ
と前記聴取者の右耳および左耳との間に形成される4経
路における他の経路と交差しない2経路を主経路とし、
交差する2経路をクロストーク経路とし、前記主経路に
おける音の伝播遅延時間と前記クロストーク経路におけ
る音の伝播遅延時間の差をTとし、前記主経路を音が伝
播するときの減衰量に対する前記クロストーク経路を音
が伝播するときの減衰量の比をkとし、時間Tだけ信号
を遅延させる遅延処理をz−Tとし、前記主経路および
クロストーク経路からなる音の伝達系に対応した第1の
行列を とした場合に、この第1の行列に乗じた場合に該乗算結
果による行列の第1行第1列要素および第2行第2列要
素を1とするようにパラメータi。 Jamが制御される第2の行列 を前記右チャネルオーディオ信号および左チャネルオー
ディオ信号に乗じて供給することを特徴としている。 「作用」 上記第1の発明によれば、右チャネルオーディオ信号お
よび左チャネルオーディオ信号が聴取者の右耳および左
耳に至るまでの伝達関数の行列が実効的に、単位行列、 とされ、クロストークがキャンセルされる。また、第2
の発明によれば、右チャネルオーディオ信号および左チ
ャネルオーディオ信号が聴取者の右耳および左耳に至る
までの伝達関数の行列が、となり、クロストークを生じ
せしめる上記要素αがパラメータ1+J+mを変化させ
ることにより制御される。 「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の詳細な説明する。
御する音像定位装置に関する。 「従来の技術」 パイノーラル技術は音の臨場感を高品位に伝送あるいは
合成するものとして、最近再び注目されている。その背
景には、デジタル信号処理技術の発達とともに、大画面
テレビジョンや、いわゆるアーティフィシャルリアリテ
ィへの応用の要求が急速に高まっていることが考えられ
る。 パイノーラル信号の再生は、通常、ヘッドホンが使用さ
れる。ヘッドホンの使用は、ヘッドホンステレオの普及
によって、多くの人にとって抵抗のないものになっては
いるが、依然、スピーカによる再生が好まれる場合があ
る。 パイノーラル信号を左右2つのスピーカによって再生し
た場合には、一方のスピーカから発した音が共に左右の
耳に到達するため、いわゆるクロストークが発生する。 このため、パイノーラル信号を本来の音像位置を維持し
たまま耳元まで伝送することができないという問題があ
る。この問題を解決するために、パイノーラル信号に前
処理を施した上で左右のスピーカによって再生し、クロ
ストークを打ち消す方法が提案されている。以下、その
基本原理について詳述する。 通常の部屋は多くの反射音が存在するため、モデルが複
雑になってしまう。そこで、反射音を考慮しなくてよい
無響室での再生を考える。無響室で左右2つのスピーカ
を鳴らした場合、左右のスピーカから聴取者の左右の耳
までの音響伝達モデルは、第6図のように示すことがで
きる。 この図において、Hrrは右スピーカ1から発した音R
が右耳3に至るまでの伝播経路の伝達関数、Hrlは右
スピーカ1から発した音Rが左耳4に至るまでの伝播経
路の伝達関数、Hlrは左スピーカ2から発した音りが
右耳3に至るまでの伝播経路の伝達関数、Hllは左ス
ピーカ2から発した音りが左耳4に至るまでの伝播経路
の伝達関数を各々表している。なお、以下においては、
右スピーカ1から発し左耳4に至る音および左スピーカ
2から発し右耳3に至る音のことを、便宜上、クロスト
ーク成分と呼ぶ。 このモデルによれば、聴取者の右耳3よって聴取される
音ERおよび左耳4によって聴取される音ELは、下記
式(1)によって与えられる。 ここで、聴取者が両スピーカのほぼ正面に位置しており
、左右の伝達関数が対称であると見なせる場合には、 S = Hrr= H11・−・・・・・・== (2
)A = Hrl= Hlr −・−・・−−(3)
とおくことができ、上記式(1)は下記式(4)となる
。 表される逆行列が存在する。 ・・・・・・・・・・・ (5) このようにして得られる逆行列を左右の各チャネルのオ
ーディオ信号に施して、その結果を左右のスピーカ1お
よび2に入力したとすると、左右の各チャネルのオーデ
ィオ信号が聴取者の右耳3および左耳4に到達するに至
るまでの経路の伝達関数の行列は、 となる。すなわち、クロストークがキャンセルされ、右
チャネルの音および左チャネルの音は互に他方のチャネ
ルの音の影響を受けずに、聴取者の右耳および左耳に聴
取される。 ここで、 C= □ ・・−・・・・・・・・ (7)とおく
。そして、上記式(5) %式% なる置き換え操作を用いて変形することにより、下記式
(10)を得る。 ・・・・・・・・・・・・ (10) これはシュレーダーのモデルとして知られている。 この様な逆行列を実現するためのフィルタは、実際に音
の伝播経路の伝達関数SとAを測定したのち、Cと1/
Sを求めることにより実現することが可能である。この
ことが実現されれば、スピーカの特性と聴取者の頭部伝
達特性を含めて音の伝播経路の伝達関数が補正されるた
め、良い結果が得られるはずである。 「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、一般に、系のインパルス応答の測定値か
ら系の伝達関数を補正する逆フィルタを設計するのはそ
れほど容易ではなく、また、たとえ設計が可能であった
としても数十タップ以上のFIRフィルタ(有限インパ
ルス応答デジタルフィルタ)が必要になる。 この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり
、装置構成が小規模で有り、かつ、簡単なパラメータ操
作によりクロストークを制御することができる音像定位
装置を提供することを目的とする。 「課題を解決するための手段」 第1の発明は、右チャネルオーディオ信号および左チャ
ネルオーディオ信号に所定の処理を施して右チャネルス
ピーカおよび左チャネルスピーカに供給することにより
、各スピーカから発した音が聴取者によって聴取された
場合に認識される音像位置を制御する音像定位装置にお
いて、前記右スピーカおよび左スピーカと前記聴取者の
右耳および左耳との間に形成される4経路における他の
経路と交差しない2経路を主経路とし、交差する2経路
をクロストーク経路とし、前記主経路における音の伝播
遅延時間と前記クロストーク経路における音の伝播遅延
時間の差をTとし、前記主経路を音が伝播するときの減
衰量に対する前記クロストーク経路を音が伝播するとき
の減衰量の比をkとし、時間Tだけ信号を遅延させる遅
延処理をz−Tとした場合、前記右チャネルオーディオ
信号および前記左チャネルオーディオ信号に対し、 なる行列を乗じて前記左右のスピーカに供給することを
特徴としている。 第2の発明は、右チャネルオーディオ信号および左チャ
ネルオーディオ信号に所定の処理を施し1〇 − て右チャネルスピーカおよび左チャネルスピーカに供給
することにより、各スピーカから発した音が聴取者によ
って聴取された場合に認識される音像位置を制御する音
像定位装置において、前記右スピーカおよび左スピーカ
と前記聴取者の右耳および左耳との間に形成される4経
路における他の経路と交差しない2経路を主経路とし、
交差する2経路をクロストーク経路とし、前記主経路に
おける音の伝播遅延時間と前記クロストーク経路におけ
る音の伝播遅延時間の差をTとし、前記主経路を音が伝
播するときの減衰量に対する前記クロストーク経路を音
が伝播するときの減衰量の比をkとし、時間Tだけ信号
を遅延させる遅延処理をz−Tとし、前記主経路および
クロストーク経路からなる音の伝達系に対応した第1の
行列を とした場合に、この第1の行列に乗じた場合に該乗算結
果による行列の第1行第1列要素および第2行第2列要
素を1とするようにパラメータi。 Jamが制御される第2の行列 を前記右チャネルオーディオ信号および左チャネルオー
ディオ信号に乗じて供給することを特徴としている。 「作用」 上記第1の発明によれば、右チャネルオーディオ信号お
よび左チャネルオーディオ信号が聴取者の右耳および左
耳に至るまでの伝達関数の行列が実効的に、単位行列、 とされ、クロストークがキャンセルされる。また、第2
の発明によれば、右チャネルオーディオ信号および左チ
ャネルオーディオ信号が聴取者の右耳および左耳に至る
までの伝達関数の行列が、となり、クロストークを生じ
せしめる上記要素αがパラメータ1+J+mを変化させ
ることにより制御される。 「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の詳細な説明する。
【第1実施例】
第1図はこの発明の第1実施例による音像定位装置の構
成を示すブロック図である。本実施例は、左右のスピー
カから聴取者の各耳までの音の伝播経路を第2図に示す
ようにモデリングするものである。すなわち、本実施例
においては、主経路たる右スピーカ1から聴取者の右耳
3までの経路および左スピーカ2から聴取者の左耳4ま
での経路の伝達関数Sを共に1とした。また、クロスト
ーク経路たる右スピーカ1から聴取者の左耳4までの経
路および左スピーカ2から聴取者の右耳3までの経路に
対応する共通の伝達関数Aを、A=に−2−・・・・
(11) とした。上記式(11)において、kは上記主経路にお
ける音の減衰量に対する上記クロストーク経路における
音の減衰量の比である。また、z−1は主経路を音が伝
播するときの伝播遅延時間とクロストーク経路を音が伝
播するときの伝播遅延時間との差に相当する遅延時間を
有する遅延回路である。この遅延回路は、例えば一定周
波数のサンプリングクロックによって駆動されるn段の
シフトレジスタによって実現することができる。 ここで、遅延段数nと係数にの設定方法について説明す
る。 〈遅延段数nおよび係数にの計算例〉 今、第3図に示すように、聴取者の頭の中心が原点Oに
あり、左右の耳が各々X軸上の点X8およびX4にあり
、左右のスピーカがY軸から角度θをなす軸上であって
原点Oから距離rだけ隔たった点SPに有るものとする
。また、頭の中心から各耳までの距離10X41および
+ OX Sは共に等しいと見なすことができるので、
これをeとする。この場合、スピーカがら左耳までの距
離l5PX41とスピーカから右耳までの距離5PXs
lO差dは下記式(12)によって与えられる。 d= SP X41 IsP Xs= ((
r−sinθ+e )” +(r−cosθ) J
1/2− [(r−sinθ−e )’ +(r−c
osθ) 2]1/2・・・・・・・・・・・・(12
) 従って、空気中での音速Vとし、上記遅延回路を駆動す
るサンプリングクロックの周波数をfsとすると、上記
遅延段数nは下記式(13)により求められる。 n=d/ (v −f s) ===−・
・・・・ (13)−例として、音速■を330 m
/ s e c 、サンプリング周波数fsを48kH
zとし、距離rが1.5m、角度θが30°の場合につ
いて計算すると、距離差dは0.07m、それに対応す
る遅延段数nは10となる。 係数にとしては、以下説明するように、クロストーク経
路を介して到達する音と主経路を介して到達する音の音
圧比を設定する。一般に、音源の音の強さをA[m”/
s]、音源の角周波数をω[rad/s]、媒質の密度
を/l)[kg/m”l、波長定数をh[rad/m]
とすると、音源から距離rだけ隔たった地点での音圧p
は、球面波の場合、 ・・・・・・・ (14) となる。従って、スピーカから距離rだけ隔たった地点
における音圧Pと、距離r′だけ隔たった地点における
音圧P°との比は、 ・・・・・・・・・・・ (15) となる。ここで、スピーカからの音波が球面波とすれば
、音圧比は距離rおよびr′の比になるはずである。し
かし、実測により音圧比を測定したところ、上記のよう
に距離の比より計算した値の約2分の1程度であった。 これは、スピーカからの音波は球面波ではないし、また
、聴取者の頭等の影響によると思われる。従って、上記
係数にとして、実測による音圧比を用いるのが適当であ
る。 実測では、はぼに=0.5とすればよいことがわかった
。 このようにして遅延段数nおよび係数kが求められた。 そして、これらのパラメータを用いて以下説明するよう
に上記クロストークをキャンセルし得る音像定位装置を
設計した。 まず、S=1およびC= −= k−z−れを前掲式(
10)に代入することにより、下記式(16)に示すク
ロストークキャンセルに必要な−,,−、−(16) 第1図に示す音像定位装置は、上記式(16)に対応し
た信号処理を行うものである。この図において、格子型
回路10は上記式(16)における第1番目の行列に対
応するものであり、右チャネルオーディオ信号R0およ
び左チャネルオーディオ信号L0に遅延処理を施すn段
の遅延回路11および13、各々遅延回路11および1
3の各出力に係数−kを乗算する乗算器12および14
、右チャネルオーディオ信号R,と乗算器15の出力を
加算する加算器15、左チャネルオーディオ信号L0と
乗算器12の出力を加算する加算器16からなる。また
、加算器15の出力が供給される加算器21.2n段の
遅延回路22、各々人力信号に係数kを乗算する乗算器
23および24からなるループ回路20と、加算器16
の出力が供給される加算器31.2n段の遅延回路32
、各々入力信号に係数kを乗算する乗算器33および3
4からなるループ回路30は、上記式(16)における
第2番目の行列の第1行第1列要素および第2行第2列
要素に対応するものである。 このような音像定位装置を左右のスピーカの前段に介挿
することにより、右チャネルオーディオ信号R0による
音および左チャネルオーディオ信号L0による音を、実
効的に独立に聴取者の左右の耳に伝達することができる
。 上記において、−例として挙げた条件設定に従い、第1
図において係数k = 0.5、遅延段数n=10とし
た場合の信号処理を行うプログラムをDSP (デジタ
ル信号プロセッサ)にプログラミングした。そして、左
右各チャネルのオーディオ信号に対し、このDSPによ
る処理を施して左右のスピーカに供給したところ、クロ
ストークがなく、各チャネルの音がかなり耳もとで鳴っ
ているように聴こえることがわかった。 さて、第1図の音像定位装置において、遅延段数nを一
定値に固定した場合について考える。この場合、右耳か
らの距離と左耳からの距離の差が遅延段数nに対応した
一定距離となるような軌跡、すなわち、第3図において
、聴取者の右耳および左耳の位置X、、X、を焦点F、
F’ とする双曲線上にスピーカが位置する場合にクロ
ストークがキャンセルされる。 このような双曲線を本実施例による音像定位装置の設計
例に基いて求める。双曲線の標準型は、(x/a)2−
(y/b)2=1 、、、、、、、、、、、、(17
)と表される。これをyについて解くと、y:±b/a
−(x2−a2)”’ ==−・=・ (18)とな
る。焦点をF、F’ 、双曲線がX軸と交わる点をA、
A’ とすると、 a=OA=OA’ (ただし、Oは原点)・・・・・
・・・・・・(19) e=OF=OF’ =(a’−b”)”” −=
=−=・(20)なる関係が成立する。ここで、eは聴
取者の頭の中心から左耳あるいは右耳までの間隔である
。また、双曲線上の任意の点をSPとした場合、焦点F
から点SPまでの距離と焦点F゛から点SPまでの距離
との差は常に一定値2aとなる。クロストークがキャン
セルされるためには、上記2aが遅延段数nに対応した
距離dである必要がある。 従って、上記式(20)にa = d / 2を代入し
、bについて解き、下記式(21)を得る。 b = (e ” =(d / 2) ”) ””
−・・・・・−・・−(21)例えば、e=0.07m
、 d=0.07m (本実施例における遅延段数n
=10相当)であるとすると、a=0.035 [m
] b=0.078 [m ] となる。従って、スピーカを双曲線 (x / 0.035)”−(Ylo、078)’=
1の上に配置すれば、適当なkを選ぶことにより、クロ
ストークを消去することができる。この場合、漸近線(
上記式(18)におけるy=±(b / a)X)は、
X軸と約24°の角度をなし、原点O(聴取者の頭)か
らスピーカが約0.5m以上離れた場合、スピーカの位
置はほぼ漸近線にあると見なすことができる。一般的に
、両耳間の時間差はスピーカーの角度だけを考慮すれば
良い。 第4図は上記第1図の変形例を示すものである。 前掲式(16)において、第1番目の行列および第2番
目の行列の順序を入替えても、乗算結果として単位行列
が得られる。第4図は第1図の構成における格子型回路
10とループ回路20および30の順序を入替えたもの
であり、第1図の構成と全く等価な信号処理を行う。た
だし、第4図の構成の場合、乗算器12および14へ入
力すべき各信号を遅延回路22および32の中間タップ
点、すなわち、遅延回路の前半の遅延回路22aおよび
32a(共に遅延段数n)の各出力から得ることができ
るので、第1図における遅延回路11および13を省略
することができる。 なお、上記実施例において、係数kを0.5とする場合
には、乗算に替えてシフト演算にすることができる。こ
の場合、演算コストを低減することができる。また、本
実施例による音像定位装置は、デジタル素子のみならず
、アナログ素子によっても容易に実現可能である。
成を示すブロック図である。本実施例は、左右のスピー
カから聴取者の各耳までの音の伝播経路を第2図に示す
ようにモデリングするものである。すなわち、本実施例
においては、主経路たる右スピーカ1から聴取者の右耳
3までの経路および左スピーカ2から聴取者の左耳4ま
での経路の伝達関数Sを共に1とした。また、クロスト
ーク経路たる右スピーカ1から聴取者の左耳4までの経
路および左スピーカ2から聴取者の右耳3までの経路に
対応する共通の伝達関数Aを、A=に−2−・・・・
(11) とした。上記式(11)において、kは上記主経路にお
ける音の減衰量に対する上記クロストーク経路における
音の減衰量の比である。また、z−1は主経路を音が伝
播するときの伝播遅延時間とクロストーク経路を音が伝
播するときの伝播遅延時間との差に相当する遅延時間を
有する遅延回路である。この遅延回路は、例えば一定周
波数のサンプリングクロックによって駆動されるn段の
シフトレジスタによって実現することができる。 ここで、遅延段数nと係数にの設定方法について説明す
る。 〈遅延段数nおよび係数にの計算例〉 今、第3図に示すように、聴取者の頭の中心が原点Oに
あり、左右の耳が各々X軸上の点X8およびX4にあり
、左右のスピーカがY軸から角度θをなす軸上であって
原点Oから距離rだけ隔たった点SPに有るものとする
。また、頭の中心から各耳までの距離10X41および
+ OX Sは共に等しいと見なすことができるので、
これをeとする。この場合、スピーカがら左耳までの距
離l5PX41とスピーカから右耳までの距離5PXs
lO差dは下記式(12)によって与えられる。 d= SP X41 IsP Xs= ((
r−sinθ+e )” +(r−cosθ) J
1/2− [(r−sinθ−e )’ +(r−c
osθ) 2]1/2・・・・・・・・・・・・(12
) 従って、空気中での音速Vとし、上記遅延回路を駆動す
るサンプリングクロックの周波数をfsとすると、上記
遅延段数nは下記式(13)により求められる。 n=d/ (v −f s) ===−・
・・・・ (13)−例として、音速■を330 m
/ s e c 、サンプリング周波数fsを48kH
zとし、距離rが1.5m、角度θが30°の場合につ
いて計算すると、距離差dは0.07m、それに対応す
る遅延段数nは10となる。 係数にとしては、以下説明するように、クロストーク経
路を介して到達する音と主経路を介して到達する音の音
圧比を設定する。一般に、音源の音の強さをA[m”/
s]、音源の角周波数をω[rad/s]、媒質の密度
を/l)[kg/m”l、波長定数をh[rad/m]
とすると、音源から距離rだけ隔たった地点での音圧p
は、球面波の場合、 ・・・・・・・ (14) となる。従って、スピーカから距離rだけ隔たった地点
における音圧Pと、距離r′だけ隔たった地点における
音圧P°との比は、 ・・・・・・・・・・・ (15) となる。ここで、スピーカからの音波が球面波とすれば
、音圧比は距離rおよびr′の比になるはずである。し
かし、実測により音圧比を測定したところ、上記のよう
に距離の比より計算した値の約2分の1程度であった。 これは、スピーカからの音波は球面波ではないし、また
、聴取者の頭等の影響によると思われる。従って、上記
係数にとして、実測による音圧比を用いるのが適当であ
る。 実測では、はぼに=0.5とすればよいことがわかった
。 このようにして遅延段数nおよび係数kが求められた。 そして、これらのパラメータを用いて以下説明するよう
に上記クロストークをキャンセルし得る音像定位装置を
設計した。 まず、S=1およびC= −= k−z−れを前掲式(
10)に代入することにより、下記式(16)に示すク
ロストークキャンセルに必要な−,,−、−(16) 第1図に示す音像定位装置は、上記式(16)に対応し
た信号処理を行うものである。この図において、格子型
回路10は上記式(16)における第1番目の行列に対
応するものであり、右チャネルオーディオ信号R0およ
び左チャネルオーディオ信号L0に遅延処理を施すn段
の遅延回路11および13、各々遅延回路11および1
3の各出力に係数−kを乗算する乗算器12および14
、右チャネルオーディオ信号R,と乗算器15の出力を
加算する加算器15、左チャネルオーディオ信号L0と
乗算器12の出力を加算する加算器16からなる。また
、加算器15の出力が供給される加算器21.2n段の
遅延回路22、各々人力信号に係数kを乗算する乗算器
23および24からなるループ回路20と、加算器16
の出力が供給される加算器31.2n段の遅延回路32
、各々入力信号に係数kを乗算する乗算器33および3
4からなるループ回路30は、上記式(16)における
第2番目の行列の第1行第1列要素および第2行第2列
要素に対応するものである。 このような音像定位装置を左右のスピーカの前段に介挿
することにより、右チャネルオーディオ信号R0による
音および左チャネルオーディオ信号L0による音を、実
効的に独立に聴取者の左右の耳に伝達することができる
。 上記において、−例として挙げた条件設定に従い、第1
図において係数k = 0.5、遅延段数n=10とし
た場合の信号処理を行うプログラムをDSP (デジタ
ル信号プロセッサ)にプログラミングした。そして、左
右各チャネルのオーディオ信号に対し、このDSPによ
る処理を施して左右のスピーカに供給したところ、クロ
ストークがなく、各チャネルの音がかなり耳もとで鳴っ
ているように聴こえることがわかった。 さて、第1図の音像定位装置において、遅延段数nを一
定値に固定した場合について考える。この場合、右耳か
らの距離と左耳からの距離の差が遅延段数nに対応した
一定距離となるような軌跡、すなわち、第3図において
、聴取者の右耳および左耳の位置X、、X、を焦点F、
F’ とする双曲線上にスピーカが位置する場合にクロ
ストークがキャンセルされる。 このような双曲線を本実施例による音像定位装置の設計
例に基いて求める。双曲線の標準型は、(x/a)2−
(y/b)2=1 、、、、、、、、、、、、(17
)と表される。これをyについて解くと、y:±b/a
−(x2−a2)”’ ==−・=・ (18)とな
る。焦点をF、F’ 、双曲線がX軸と交わる点をA、
A’ とすると、 a=OA=OA’ (ただし、Oは原点)・・・・・
・・・・・・(19) e=OF=OF’ =(a’−b”)”” −=
=−=・(20)なる関係が成立する。ここで、eは聴
取者の頭の中心から左耳あるいは右耳までの間隔である
。また、双曲線上の任意の点をSPとした場合、焦点F
から点SPまでの距離と焦点F゛から点SPまでの距離
との差は常に一定値2aとなる。クロストークがキャン
セルされるためには、上記2aが遅延段数nに対応した
距離dである必要がある。 従って、上記式(20)にa = d / 2を代入し
、bについて解き、下記式(21)を得る。 b = (e ” =(d / 2) ”) ””
−・・・・・−・・−(21)例えば、e=0.07m
、 d=0.07m (本実施例における遅延段数n
=10相当)であるとすると、a=0.035 [m
] b=0.078 [m ] となる。従って、スピーカを双曲線 (x / 0.035)”−(Ylo、078)’=
1の上に配置すれば、適当なkを選ぶことにより、クロ
ストークを消去することができる。この場合、漸近線(
上記式(18)におけるy=±(b / a)X)は、
X軸と約24°の角度をなし、原点O(聴取者の頭)か
らスピーカが約0.5m以上離れた場合、スピーカの位
置はほぼ漸近線にあると見なすことができる。一般的に
、両耳間の時間差はスピーカーの角度だけを考慮すれば
良い。 第4図は上記第1図の変形例を示すものである。 前掲式(16)において、第1番目の行列および第2番
目の行列の順序を入替えても、乗算結果として単位行列
が得られる。第4図は第1図の構成における格子型回路
10とループ回路20および30の順序を入替えたもの
であり、第1図の構成と全く等価な信号処理を行う。た
だし、第4図の構成の場合、乗算器12および14へ入
力すべき各信号を遅延回路22および32の中間タップ
点、すなわち、遅延回路の前半の遅延回路22aおよび
32a(共に遅延段数n)の各出力から得ることができ
るので、第1図における遅延回路11および13を省略
することができる。 なお、上記実施例において、係数kを0.5とする場合
には、乗算に替えてシフト演算にすることができる。こ
の場合、演算コストを低減することができる。また、本
実施例による音像定位装置は、デジタル素子のみならず
、アナログ素子によっても容易に実現可能である。
【第2実施例】
第5図はこの発明の第2実施例による音像定位装置の構
成を示すブロック図である。本実施例は、クロストーク
成分を調整することにより、音像の位置をスピーカから
耳元まで連続的に変化させるようにしたものである。以
下、その原理について説明する。 上述した第4図の構成の音像定位装置を左右のスピーカ
の前段に介挿した場合に行われるクロストークキャンセ
ルの原理は、下記式(22)に示す行列乗算によって表
現される。 この式において、左辺第2番目の行列は左右のスピーカ
から聴取者の両耳に至るまでの経路のモデルの伝達関数
の行列、左辺第1番目の行列は第2番目の行列の逆行列
である。 本実施例においては、上記式(22)の左辺第1番目の
行列に相当する手段として、左辺第2番目の逆行列では
なく、下記式(23)に示す行列を右チャネルオーディ
オ信号R0および左チャネルオーディオ信号L0に対し
作用させる。 の行列に相当する信号処理を行うものである。この音像
定位装置においては、ループ回路20における遅延回路
22aの出力に乗算器41によって係数−jを乗算した
結果とループ回路30における遅延回路32bの出力に
乗算器44によって係数量を乗算した結果が加算器46
によって加算されて加算器16に入力される。また、ル
ープ回路20における遅延回路22bの出力に乗算器4
2によって係数iを乗算した結果とループ回路30にお
ける遅延回路32aの出力に乗算器43によって係数−
jを乗算した結果が加算器45によって加算されて加算
器16に人力される。他の部分については、第4図の構
成と同様である。 ここで、第5図の構成と、上記式(23)との対応につ
いて説明すると、乗算器42の出力を加算器45および
15を介してループ回路20の出力に足し込むようにし
たことにより、式(23)における第1行第1列要素が
実現されており、乗算器44の出力を加算器46および
16を介してループ回路30の出力に足し込むようにし
たことにより、式(23)における第2行第2列要素が
実現されている。また、乗算器41の出力を加算器46
および16を介してループ回路30の出力に足し込むよ
うにしたことにより、式(23)における第1行第2列
要素が実現されており、乗算器43の出力を加算器45
および15を介してループ回路20の出力に足し込むよ
うにしたことにより、式(23)における第2行第1列
要素が実現されている。 以下、本実施例における信号処理について説明する。本
実施例によれば、スピーカから左右の耳までの伝達関数
は、 ・・・・・・・・ (24) となり、伝達関数SおよびAとして、 1−mt、z−2n 1−m2・z−2″ ・・・・・・・・・ (25) ・・・・・・・・・・・・ (26) が得られる。ここで、 j −k −i =m”、m=にとした場合、i=k・
(j−k) ・・・・・・・・・・・・(27)と
なるようにjおよびiを選択すると、上記式(21)に
おける伝達関数Sは1、すなわち、全域通過フィルタと
なる。また、上記式(26)における伝達関数Aは、 1−に−に−z−” (k−j)・z−’+klj−k)・k−z−”・−〜
−(28) となり、j=にの時にはA=0、i=oの時にはA=に
−z−”となる。すなわち、j=にの時、クロストーク
は完全に打ち消され、j=Oの時通常のスピーカ再生と
同じクロストーク成分を発生することがわかる。しかも
、iを式(27)に従って決めれば伝達関数Sの特性を
全帯域通過に保つことができる。 「発明の効果」 以上説明したように、第1の発明によれば、小規模な装
置構成で有り、かつ、簡単なパラメータ操作により、ク
ロストークをキャンセルすることができるという効果が
得られる。また、第2の発明によれば、クロストークの
量を制御することができ、多様な音像位置を実現するこ
とができるという効果が得られる。
成を示すブロック図である。本実施例は、クロストーク
成分を調整することにより、音像の位置をスピーカから
耳元まで連続的に変化させるようにしたものである。以
下、その原理について説明する。 上述した第4図の構成の音像定位装置を左右のスピーカ
の前段に介挿した場合に行われるクロストークキャンセ
ルの原理は、下記式(22)に示す行列乗算によって表
現される。 この式において、左辺第2番目の行列は左右のスピーカ
から聴取者の両耳に至るまでの経路のモデルの伝達関数
の行列、左辺第1番目の行列は第2番目の行列の逆行列
である。 本実施例においては、上記式(22)の左辺第1番目の
行列に相当する手段として、左辺第2番目の逆行列では
なく、下記式(23)に示す行列を右チャネルオーディ
オ信号R0および左チャネルオーディオ信号L0に対し
作用させる。 の行列に相当する信号処理を行うものである。この音像
定位装置においては、ループ回路20における遅延回路
22aの出力に乗算器41によって係数−jを乗算した
結果とループ回路30における遅延回路32bの出力に
乗算器44によって係数量を乗算した結果が加算器46
によって加算されて加算器16に入力される。また、ル
ープ回路20における遅延回路22bの出力に乗算器4
2によって係数iを乗算した結果とループ回路30にお
ける遅延回路32aの出力に乗算器43によって係数−
jを乗算した結果が加算器45によって加算されて加算
器16に人力される。他の部分については、第4図の構
成と同様である。 ここで、第5図の構成と、上記式(23)との対応につ
いて説明すると、乗算器42の出力を加算器45および
15を介してループ回路20の出力に足し込むようにし
たことにより、式(23)における第1行第1列要素が
実現されており、乗算器44の出力を加算器46および
16を介してループ回路30の出力に足し込むようにし
たことにより、式(23)における第2行第2列要素が
実現されている。また、乗算器41の出力を加算器46
および16を介してループ回路30の出力に足し込むよ
うにしたことにより、式(23)における第1行第2列
要素が実現されており、乗算器43の出力を加算器45
および15を介してループ回路20の出力に足し込むよ
うにしたことにより、式(23)における第2行第1列
要素が実現されている。 以下、本実施例における信号処理について説明する。本
実施例によれば、スピーカから左右の耳までの伝達関数
は、 ・・・・・・・・ (24) となり、伝達関数SおよびAとして、 1−mt、z−2n 1−m2・z−2″ ・・・・・・・・・ (25) ・・・・・・・・・・・・ (26) が得られる。ここで、 j −k −i =m”、m=にとした場合、i=k・
(j−k) ・・・・・・・・・・・・(27)と
なるようにjおよびiを選択すると、上記式(21)に
おける伝達関数Sは1、すなわち、全域通過フィルタと
なる。また、上記式(26)における伝達関数Aは、 1−に−に−z−” (k−j)・z−’+klj−k)・k−z−”・−〜
−(28) となり、j=にの時にはA=0、i=oの時にはA=に
−z−”となる。すなわち、j=にの時、クロストーク
は完全に打ち消され、j=Oの時通常のスピーカ再生と
同じクロストーク成分を発生することがわかる。しかも
、iを式(27)に従って決めれば伝達関数Sの特性を
全帯域通過に保つことができる。 「発明の効果」 以上説明したように、第1の発明によれば、小規模な装
置構成で有り、かつ、簡単なパラメータ操作により、ク
ロストークをキャンセルすることができるという効果が
得られる。また、第2の発明によれば、クロストークの
量を制御することができ、多様な音像位置を実現するこ
とができるという効果が得られる。
第1図はこの発明の第1実施例による音像定位装置の構
成を示すブロック図、第2図は同実施例における左右ス
ピーカから聴取者の両耳に至る系のモデルを示す図、第
3図は同実施例における聴取者とスピーカとの位置関係
を説明する図、第4図は同実施例の変形例のブロック図
、第5図はこの発明の第2実施例いよる音像定位装置の
構成を示すブロック図、第6図は左右スピーカから聴取
者の両耳に至る系の一般的なモデルを示す図である。 11、 13. 22. 32−・−・・・・・・遅延
回路、15.16,21.31・・・・・・・・加算器
、12.14,23,24,33.34−−−−−−−
一乗算器。
成を示すブロック図、第2図は同実施例における左右ス
ピーカから聴取者の両耳に至る系のモデルを示す図、第
3図は同実施例における聴取者とスピーカとの位置関係
を説明する図、第4図は同実施例の変形例のブロック図
、第5図はこの発明の第2実施例いよる音像定位装置の
構成を示すブロック図、第6図は左右スピーカから聴取
者の両耳に至る系の一般的なモデルを示す図である。 11、 13. 22. 32−・−・・・・・・遅延
回路、15.16,21.31・・・・・・・・加算器
、12.14,23,24,33.34−−−−−−−
一乗算器。
Claims (2)
- (1)右チャネルオーディオ信号および左チャネルオー
ディオ信号に所定の処理を施して右チャネルスピーカお
よび左チャネルスピーカに供給することにより、各スピ
ーカから発した音が聴取者によって聴取された場合に認
識される音像位置を制御する音像定位装置において、 前記右スピーカおよび左スピーカと前記聴取者の右耳お
よび左耳との間に形成される4経路における他の経路と
交差しない2経路を主経路とし、交差する2経路をクロ
ストーク経路とし、前記主経路における音の伝播遅延時
間と前記クロストーク経路における音の伝播遅延時間の
差をTとし、前記主経路を音が伝播するときの減衰量に
対する前記クロストーク経路を音が伝播するときの減衰
量の比をkとし、時間Tだけ信号を遅延させる遅延処理
をZ^−^Tとした場合、前記右チャネルオーディオ信
号および前記左チャネルオーディオ信号に対し、 ▲数式、化学式、表等があります▼ なる行列を乗じて前記左右のスピーカに供給することを
特徴とする音像定位装置。 - (2)右チャネルオーディオ信号および左チャネルオー
ディオ信号に所定の処理を施して右チャネルスピーカお
よび左チャネルスピーカに供給することにより、各スピ
ーカから発した音が聴取者によって聴取された場合に認
識される音像位置を制御する音像定位装置において、 前記右スピーカおよび左スピーカと前記聴取者の右耳お
よび左耳との間に形成される4経路における他の経路と
交差しない2経路を主経路とし、交差する2経路をクロ
ストーク経路とし、前記主経路における音の伝播遅延時
間と前記クロストーク経路における音の伝播遅延時間の
差をTとし、前記主経路を音が伝播するときの減衰量に
対する前記クロストーク経路を音が伝播するときの減衰
量の比をkとし、時間Tだけ信号を遅延させる遅延処理
をz^−^Tとし、 前記主経路およびクロストーク経路からなる音の伝達系
に対応した第1の行列を ▲数式、化学式、表等があります▼ とした場合に、この第1の行列に乗じた場合に該乗算結
果による行列の第1行第1列要素および第2行第2列要
素を1とするようにパラメータi,j,mが制御される
第2の行列▲数式、化学式、表等があります▼ を前記右チャネルオーディオ信号および左チャネルオー
ディオ信号に乗じて前記左右のスピーカに供給すること
を特徴とする音像定位装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2272727A JPH07105999B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 音像定位装置 |
| US08/226,261 US5384851A (en) | 1990-10-11 | 1994-04-11 | Method and apparatus for controlling sound localization |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2272727A JPH07105999B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 音像定位装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04150400A true JPH04150400A (ja) | 1992-05-22 |
| JPH07105999B2 JPH07105999B2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=17517940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2272727A Expired - Fee Related JPH07105999B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 音像定位装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5384851A (ja) |
| JP (1) | JPH07105999B2 (ja) |
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