JPH0416213A - 低級アルコールの分離法 - Google Patents

低級アルコールの分離法

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JPH0416213A
JPH0416213A JP11688590A JP11688590A JPH0416213A JP H0416213 A JPH0416213 A JP H0416213A JP 11688590 A JP11688590 A JP 11688590A JP 11688590 A JP11688590 A JP 11688590A JP H0416213 A JPH0416213 A JP H0416213A
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中谷 政之
Makoto Matsuo
信 松尾
Kanji Nakagawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、メタノールなどの低級アルコールを含む有
機物混合蒸気から、ガス分離膜を用いる膜分離法によっ
て、低級アルコールを工業的に分離する方法に関する。
この発明の方法においては、例えば、メタノール−エス
テル系化合物、メタノール−エーテル系化合物、メタノ
ール−脂肪族又は芳香族炭化水素系化合物などの有機物
混合蒸気からメタノールなどの低級アルコールを、効果
的に膜分離することができるのである。
[従来技術の説明] 従来、メタノールを含む有機物溶液から、メタノールを
分離する方法としては、蒸留法が一般的に採用されてい
る。
しかし、通常の蒸留法は、溶液を蒸発させて、蒸留塔で
分離する際に、極めて膨大な熱エネルギーを必要とする
という問題点があった。
また、通常の蒸留法では、分離不能な共沸混合物や、沸
点の接近している有機物混合/8′f!i、などの場合
には、極めて複雑な多数の工程で行う共沸ア留法、また
は、エントレーナを添加して分離又は精製を行う特殊な
蒸留分離法、あるいは、抽出蒸習性などを用いる必要が
あった。
さらに、近接沸点の有機混合物の場合も、共沸混合物で
の分離とほぼ同様の問題があった。
最近、従来の蒸留分離法と異なる有機物混合溶液などの
分離法として、有機物混合溶液を分離膜の供給側に直接
接触させて特定の有機物を選択的に浸透・透過させ、そ
して、分離膜の透過側(減圧)に特定の有機物を気化さ
せて、その蒸気を得て凝縮することによって、特定の有
機物を分離する浸透気化法(パーベーパレーシヨン)、
あるいは、有機物混合溶液を蒸発させて、その蒸気をガ
ス分離膜の供給側に供給して、ガス分離膜の透過側に特
定の有機物を選択的に透過させて、有機物を分離する膜
分離法などが、提案されている。
例えば、アルコール水溶液の分離法としては、特開昭6
0−99314号公報に、ポリアミド膜、セルロース膜
、シリコーン膜をガス分離膜として使用する方法が記載
されており、特開昭60−202705号公報に、セラ
ミンク膜をガス分離膜として使用する方法が記載されて
いて、さらに、特開昭63−267415号公報には、
ポリイミド膜をガス分離膜として使用する方法が記載さ
れている。
さらに、ポリイミド中空糸膜に関する有機物華気の透過
性について記載された文献(AIST=AFME、19
89.5.23. )があり、有機物混合蒸気の膜分離
の可能性が示唆されているけれども、それらの文献で用
いられたポリイミド中空糸膜を使用しても、有機物の蒸
気透過速度が低いので、実用的な分離法とならなかった
。
〔解決すべき問題点〕
この発明は、メタノール、エタノールなどの低級アルコ
ールを含む有機物混合蒸気から、ガス分離膜を用いるガ
ス分離法により、低級アルコールを分離する方法におい
て、低級アルコールが高い透過速度、しかも、高い選択
性で透過する特定の分離膜を使用して、低級アルコール
を効率的に分離する工業的なガス分離法を提供すること
である。
(問題点を解決する手段〕 すなわち、この発明は、25℃の分離度〔ヘリウムガス
の透過速度(PHe)と六フン化硫黄ガスの透過速度(
PSF、 )との比(P Hel P SF6 ) )
が2〜400であって、メタノールの80℃の透過速度
(PcHioH)が1. OX 10−’cm/c+f
t −seccmHg以上である、耐熱性の芳香族ポリ
マーからなるガス分離膜を使用して、 そのガス分離膜の一方側(供給側)に、炭素数1〜2の
低級アルコールを含む有機物混合蒸気を、60℃以上の
温度で接触させて、前記低級アルコールを前記ガス分離
膜の他方側(透過側)へ選択的に透過させることを特徴
とする低級アルコールの分離法に関する。
以下、この発明の各要件についてさらに詳しく説明する
。
この発明の分離法に使用するガス分離膜は、25℃の分
離度〔ヘリウムガスの透過速度と六フッ化硫黄ガスの透
過速度との比(P Hel P SFb ) )が2.
0〜400、好ましくは2. O〜300程度、さらに
好ましくは2.2〜280程度であって、メタノールの
80℃の透過速度(PCI3OH)が1、 OX 10
 ”’CTI/c+fl −sec  −cmt1g以
上、好ましくは1.5 X 10−’〜5 X 10−
3cj/ai−sec −cmHg、さらに好ましくは
2.0X10−’ 〜3X10−3cj/aA −se
c  −cttrHg程度である、耐熱性の芳香族ポリ
マーからなるガス分離膜である。
前記のガス分離膜は、ヘリウムガスの透過速度(PHe
)が、0.8 X 10−’ctA/ci −sec 
 ・cmHg以上、特に1.OX 10−’〜25 X
 10−’ctA/c+fl ・sec・cmHg程度
であって、前述のガス分離性能を有するものであること
が好ましい。
前記のガス分離膜は、例えば、芳香族ポリアミド、芳香
族ポリイミド、ポリフェニレンスルホン、ポリフェニレ
ンエーテル、ポリアクリルニトリルなどの耐熱性の芳香
族ポリマーで形成されていて、しかも、前述の特定のガ
ス分離性能を有しており、また、極めて薄い緻密層(厚
さ0. OOO1〜1.0μm程度)が分離膜の厚さ方
向の一部(例えば、表層部)に形成されている、耐熱性
芳香族ポリマーからなる非対称性のガス分離膜であれば
よい。
この発明では、前述のガス分離性能を有して、芳香族ポ
リイミドからなる非対称性のガス分離膜が、耐熱性、お
よび、耐溶剤性の上で好適である。
前記の芳香族ポリイミドは、芳香族テトラカルボン酸成
分と芳香族ジアミン成分とを略等モル、重合およびイミ
ド化して得られる、フェノール系溶媒に可溶性の芳香族
ポリイミドであることが好適である。
前記の芳香族テトラカルボン酸成分としては、例エバ、
ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ジフェ
ニルエーテルテトラカルボン酸、ジフェニルスルホンテ
トラカルボン酸、ヘンシフエノンテトラカルボン酸、ジ
フェニルプロパンテトラカルボン酸、ジフェニルへキサ
フルオロプロパンテトラカルボン酸、または、それらの
酸二無水物、あるいは、それらの酸のエステル化物など
を主として(少なくとも80モル%、特に90モル%以
上の割合で)含有することが好ましい。
前記の芳香族ジアミン成分としては、例えば、(a)ジ
アミノジフェニルエーテル類、ジアミノジフェニルチオ
エーテル類、ジアミノジフェニルスルホン類、ジアミノ
ジフェニルメタン類、ジアミノジフェニルプロパン類、
ジアミノジベンゾチオフェン類、ジアミノチオキサンチ
ン類、ジアミノベンゾフェノン類などの「ヘンゼン環を
2個有する芳香族ジアミン化合物j、 礎)ジ(アミノフェノキシ)ベンゼン類、ジ(アミノフ
ェニル)ベンゼン類などの「ヘンゼン環を3個有する芳
香族ジアミン化合物」、 (C)ジ(アミノフェノキシ)−ジフェニルスルホン類
、ジ(アミノフェノキシ)−ジフェニルメタン類、ジ(
アミノフェノキシ)−ジフェニルプロパン類、ジ(アミ
ノフェノキシ)−ジフェニルエーテル類、ジ(アミノフ
ェノキシ)−ビフェニル類などのrヘンゼン環を4個有
する芳香族ジアミン化合物1などを主として(少なくと
も60モル%、特に70モル%以上の割合で)含有して
いることが好ましい。
前記の芳香族ジアミン成分は、0−、ト、又はpフェニ
レンジアミン、4−メチル−I−フェニレンシアミンな
どのフェニレンジアミン類、3,5−ジアミノ安息香酸
、2.6−ジアミノ安息香酸なとのrヘンゼン環を1個
有する芳香族ジアミン化合物」、2゜6−ジアミツビリ
ジンなどを少くない割合(約20モル%以下、特に10
モル%以下の割合)で含有されていてもよい。
前記の芳香族ポリイミドからなるガス分離膜は、例えば
、芳香族ポリイミドのフェノール系溶媒溶液を使用して
、その溶液の薄膜(平膜状、中空糸状)を、溶液流延法
、押出し法などによって形成し、次いで、その薄膜を比
較的低温の特定の凝固液と接触させてその薄膜を凝固さ
せて平膜状又は中空糸状の非対称性のガス分離膜を形成
する湿式製膜法なとで製造することができる。
この発明の分離法において、前述の耐熱性の芳香族ポリ
マーからなるガス分離膜を使用して、そのガス分離膜の
一方側(供給側)に、炭素数1〜2の低級アルコール(
メタノール等)を含む有機物混合蒸気を、60℃以上、
好ましくは60〜200℃1特に好ましくは65〜16
0“C程度の温度で接触させて、前記低級アルコールを
前記ガス分離膜の他方側(透過側)へ選択的に透過させ
ることによって、メタノールなどの低級アルコールを分
離するのである。
この発明の分離法としては、例えば、 )前述の平膜状又は中空系状のガス分離膜が内蔵されて
いるガス分離膜モジュールに、メタノール、エタノール
などの低級アルコールを含有する有機物混合物の蒸気を
供給し、そして、前記有機物混合物の蒸気をガス分離膜
モジュール内の前記ガス分離膜の供給側と直接に接触さ
せ、11)前記のガス分離膜の透過側を、必要であれば
、キャリヤーガス(スイープガス)を流しながら、ある
いは、ガス分離膜モジュールの外部に設置された減圧ポ
ンプ(又は真空ポンプ)などと連結して減圧状態として
おき、前記の有機物混合物の蒸気から、前記のガス分離
膜を介して、低級アルコール蒸気を選択的に透過させて
分離し、ii)最後に、前記のガス分離膜の供給側から
ガス分MIAモジュールの外部へr低級アルコール濃度
の低下した有機物混合物の蒸気(未透過蒸気)jを取り
出して回収し、また、同様に、ガス分離膜の透過側から
は、ガス分離膜モジュールの外部へ前記のガス分離膜を
透過した「低級アルコール濃度の向上した蒸気(透過蒸
気)」を取り出し、また、必要であれば、それらの未透
過蒸気および透過蒸気を冷却し凝縮して回収するのであ
る。
この発明では、ガス分離膜モジュールへ供給される低級
アルコールを含む有機物混合蒸気は、低級アルコールと
、常圧(大気圧)および50℃で液体状態である有機化
合物との混合物(有機物混合溶液も含む)の蒸気であれ
ばよい。
この発明では、前記の有機物混合蒸気は、メタノール、
エタノールなどの低級アルコールと、有機化合物との組
成比が、特に、限定されるものではなく、任意の組成比
(低級アルコールの含有割合)であってもよい。
前記有機化合物としては、例えば、 (a)  n−ペンタン、n−ヘキサン、n−へブタン
、n−オクタン、イソオクタンなどの脂肪族炭化水素類
、 ■) ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロ
ロエタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素
、塩化メチレン、臭化エチルなどのハロゲン化脂肪族炭
化水素類、 (C)  シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサンなどの脂環式炭化水素類、(d)  ヘン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、 (e)  フルオロヘンゼンなどのハロゲン化芳香族炭
化水素、 (f)  アセトニトリル、アクリロニトリルなどのニ
トリル類、 (鎖 メチル−tert−ブチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、メチルプロピルエーテル、エチルプロピルエ
ーテル、ブチルエチルエーテル、ブチルビニルエーテル
などのエーテル類、 (5)ギ酸エステル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ビ
ニル、ギ酸イソブチル、酢酸イソプロピル、プロピオン
酸メチルなどのエステル類、および、(i)  アセト
ン、メチルエチルケトン、ブクノン、シクロヘキサノン
などのケトン類、 (j)  二硫化炭素などを挙げることができる。
この発明では、有機物混合蒸気として、メタノールと、
エーテル類、エステル類、脂肪族炭化水素、又は、芳香
族炭化水素との有機物混合蒸気が特に好適に挙げること
ができ、そして、低級アルコールと前述の複数の有機化
合物との混合物の茶気を使用することもでき、また、低
級アルコールと前記有機化合物との共沸組成混合物の蒸
気を使用することもできる。
この発明では、ガス分離膜へ供給する有機物混合蒸気は
、供給温度が、60 ’C以上、特に60℃〜200℃
の温度であることが好ましく、また、供給圧が、大気圧
〜50kg/cd、特に大気圧〜30kg/cd、特に
大気圧〜20kg/ctll程度であることが好ましい
。
この発明の分離法においては、ガス分離膜モジュールへ
有機物混合蒸気を供給して分離を行う際に、ガス分離膜
の透過側の圧は、ガス分離膜の供給側の圧よりもある程
度低くする必要があるが、特に500トール(torr
 )以下、さらに好ましくは200トール以下の減圧状
態であることが好ましい。
前記のガス分離膜モジュールは、その構造、形式などに
ついて、特に限定されないが、例えば、プレートマント
フレーム型モジュール、スパイラル型モジュール、中空
糸型モジュールなどを好適に挙げることができる。
[実施例] 以下、この発明の分離法に関する実施例を示し、この発
明をさらに詳しく説明する。
参考例1〜7の芳香族ポリイミドの製造において使用さ
れる、芳香族テトラカルボン酸成分および芳香族ジアミ
ン成分に用いられる「各化合物」の略記号を以下に示す
。
〔テトラカルボン酸成分] 5−BPDA ; 3,3’ 、4.4’−ビフェニル
テトラカルボン酸−無水物 a−BPDA ; 2,3,3°、4゛−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物 DSDA 、 3.3’、4.4“−ジフェニルスルホ
ンテトラカルボン酸二無水物 6FD八;2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ルへキサフルオロプロパンニ無水物 〔芳香族ジアミン成分〕 TSN  ;2,s−ジメチル−3,7−ジアミツジフ
エニレンスルホン、2,6−シメチルー3,7−ジアミ
ツジフエニレンスルホン、4,6−ジメチル3、7−ジ
アミツジフエニレンスルホンの異性体混合物 DADE ; 4, 4’−ジアミノジフェニルエーテ
ルDADM ; 4.4’−ジアミノジフェニルメタン
DABへ;3,5−ジアミノ安息香酸 TPEQ i L4−ビス(4−アミノフェノキシ)ヘ
ンゼン AD八 ;9,10−ヒ゛ス(4−アミノフェニル)ア
ントラセン HFIP ; 2, 2−ビス(4−アミノフェニル)
へキサフルオロプロパン HFMIP ; 2,2−ビス(3−アミノ−4−メチ
ルフェニル)ヘキサフルオロプロパン 参考例1〜7 〔ポリイミド製のガス分離中空糸膜の製造〕第1表に示
す仕込み比(組成、モル%)からなるテトラカルボン酸
成分(酸成分)と芳香族ジアミン成分(ジアミン成分)
とを略等モル使用して、パラクロルフェノールの有機極
性溶媒中、重合温度180℃で、第1表に示す重合時間
、重合およびイミド化してポリイミド溶液を製造した。
前述のようにして生成した各ポリイミド溶液のポリマー
濃度および溶液粘度(100℃の回転粘度;ボイズ)を
第1表にそれぞれ示す。
前述のようにして得られたポリイミド溶液を使用して、
凝固液(アルコール水溶液、O″C)中に中空糸状体を
押し出し、中空糸を引取り速度10m/分で引き取るこ
とによって中空糸を形成する半乾式の湿式製膜法を行っ
た後、アルコールおよび脂肪族炭化水素で洗浄し、乾燥
して第1表に示す熱処理温度で60分間処理して、第1
表に示す形状(中空糸の内径及び膜厚)を有する芳香族
ポリイミドからなる非対称性の中空糸分離膜をそれぞれ
製造した。
〔ガス分離膜モジュールの製造] 前述のようにして製造された長さ7. 5 cmの各中
空糸分離膜を4本束ねて糸束を形成し、その糸束の一方
の端部をエポキシ樹脂で封止し、中空系束エレメントを
作成し、有機物混合蒸気を供給する導入口と、未透過物
の取り出し口および透過物の取り出し口を有する容器内
へ前記中空系束エレメントを内設して、ガス分離膜モジ
ュールをそれぞれ製造した。
参考例8 〔ポリスルホン製のガス分離中空糸膜の製造]ポリスル
ホン(住人化学工業■製、P−3500)12重量部を
、N、N−ジメチルアセトアミド88重量部に溶解した
ポリスルホン溶液を使用して、中空糸紡糸ノズル〔オリ
フィス・イン・チューブ、芯液として純水(25℃)を
用いる〕から、大気(約IC11の間隔)中を経由して
、凝固液(純水、0℃)中に中空糸状体を押し出し、中
空糸の引き取り速度10m/分で引き取ることによって
、中空糸を形成する半乾式の湿式製膜法を行った後、純
水で洗浄した。
前述のようにして得られた湿潤中空糸膜を25℃で乾燥
した後、130℃で1時間加熱処理し、外径600μm
および内径300μmのポリスルホンからなる中空糸膜
を製造した。
〔ガス分離膜モジュールの製造〕
前述のようにして製造された長さ7.5amの中空糸分
離液を4本束ねて糸束を形成したほかは、参考例1と同
様にしてガス分離膜モジュールを製造した。
参考例9 [ポリアミド製のガス分離膜(平膜)の製法]で示され
る反復単位を有するポリアミド18重量部と塩化リチウ
ム5重量部を、N、N−ジメチルアセトアミド100重
量部に溶解したポリアミド溶液を調製した。
前記のポリアミド溶液をガラス板上に流延し、ドクター
ナイフを用いて厚さ0.2 nunの均一な厚さの液状
の薄膜を形成し、凝固液(純水、5℃)中に浸漬し、湿
潤状態のポリアミド膜を製造した。
前記の湿潤状態のポリアミド膜を25℃で乾燥した後1
50℃で1時間加熱処理し、ポリアミFからなる平膜状
のガス分離膜を製造した。
前述のようにして製造されたポリアミドからなる平膜状
のガス分離膜を、有機物混合蒸気の導入口と未透過物の
取り出し口と透過物の取り出し口とを有する容器の内部
に内設したガス分離膜モジュールを製造した。
〔ガス分離膜の蒸気透過性能の測定試験〕参考例1〜9
で得られたガス分離膜について、それぞれ純ガスを用い
てヘリウムガスの透過速度(PHe)と、六フッ素硫黄
の透過速度(PSF&)と、窒素ガスの透過速度(PN
z)を、25℃の測定温度、0.5〜3kg1cdGの
供給圧力で、測定した。
それぞれのガス分離膜について、ヘリウムの透過速度(
PHe)、および、選択透過性(分離度)(P He/
 P SF、およびP He/ P Nz )を第2表
に示す。
第2表 8  ポリスルホン 22.0   2.39  ポリ
アミド   3.4   5.5実施例1〜9および比
較例1 メタノール及びメチル−tert−ブチルエーテルの混
合溶液を、大気圧下、蒸発器で気化させて、第3表に示
す組成の「メタノール蒸気とメチル−tert−ブチル
エーテル蒸気との混合蒸気」を製造し、さらに、ヒータ
ーで加熱することにより、第3表に示す温度とした混合
蒸気を、前記の参考例1〜9で製造した各ガス分離膜モ
ジュールに供給し、そのモジュールに内蔵されている糸
束エレメントを構成している中空糸膜(ポリイミド製ま
たはポリスルホン製)の供給側(中空糸膜の外側)の表
面に接触させ、中空糸膜の透過側(中空糸膜の内側)を
3m+Hgの減圧に維持して、前記混合蒸気をガス分離
した。
前述のようなガス分離において、ガス分離用容器の透過
物の取り出し口から得られた「メタノール蒸気の濃度の
高い透過蒸気」をドライアイスエタノールトラップで凝
縮して、凝縮物を捕集し、一方、中空糸膜の未透過側(
供給側)から得られた未透過蒸気は、前記蒸発器に戻し
循環して使用しながら混合蒸気のガス分離を行った。
前述のトラップで捕集した凝縮物の重量を測定し、そし
て、凝縮液中に内部標準液を加え、TCD−ガスクロマ
トグラフィーによって、メタノール蒸気の透過速度(P
CIIOH) 、および、分離係数〔メタノール蒸気の
透過速度(PCH,O)I ) /メチルーtert−
ブチルエーテル蒸気の透過速度(PMTBE) )を算
出し、その結果を第3表に示す。
第3表〔メタノールとメチル tert−ブチルエーテル(WrBE)との混合蒸気〕
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 参考例1 (11 参考例2 参考例3 参考例4 22.2 22.6 19.2 19.8 92.70 97.20 98.00 99.95 実施例7 比較例1 実施例8 実施例9 参考例7 参考例1(3) 参考例8 参考例9 ■9.8 19.8 22.6 23.0 99.95 99.95 8 +、40 89.29 5.5 0.57 2.2 12.6 実施例10〜11 参考例1(1)で製造したガス分離膜モジュールを使用
し、第4表に示す温度及び濃度のrメタノールと酢酸ビ
ニルとの混合蒸気」を使用したほかは、実施例1と同様
な方法で混合蒸気の蒸気透過性能の測定試験を行い、そ
の結果を第4表に示す。
実施例12および比較例3 参考例1(1)または参考例1(3)で製造したガス分
離膜モジュールを使用して、第5表に示す温度及び濃度
のrメタノールとトルエンとの混合蒸気jを使用したほ
かは、実施例1と同様な方法で混合蒸気の蒸気透過性能
の測定試験を行い、その結果を第5表に示す。
実施例13 参考例7で製造したガス分離膜モジュールを使用して、
第6表に示す温度及び濃度の「メタノールとn−ヘキサ
ンとの混合蒸気Jを使用したほかは、実施例1と同様な
方法で混合蒸気の蒸気透過性能の測定試験を行い、その
結果を第5表に示す。
実施例n 参考例2  115 35.0比較例2 参
考例H3+  115 35.2比較例3 参考例1(3) 66.4 91.5 86.0 98.0 0.68 0.025 20.1 11.3 24.2 〔本発明の作用効果〕 この発明の低級アルコールの分離法は、特定のガス透過
性能を有する耐熱性ポリマーからなるガス分離膜(通常
の水素、ヘリウム、窒素、酸素、−酸化炭素、二酸化炭
素などの低原子量の気体の混合気体に対しては実質的に
分離性能を有していない多孔質膜)を使用して、rエタ
ノールなどの低級アルコールと有機化合物との混合蒸気
1から、低級アルコールを選択的に透過させて、分離す
ることができ、従来、蒸留法では極めて困難であるとさ
れたr低級アルコールと共沸混合蒸気1などから、低級
アルコールを分離することも容易に行うことができる。
特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 25℃の分離度(ヘリウムガスの透過速度(PHe)と
    六フッ化硫黄ガスの透過速度(PSF_6)との比(P
    He/PSF_6)〕が2〜400であって、メタノー
    ルの80℃の透過速度(PCH_3OH)が1.0×1
    0^−^4cm^3/cm^2・sec・cmHg以上
    である、耐熱性の芳香族ポリマーからなるガス分離膜を
    使用して、 そのガス分離膜の一方側に、炭素数1〜2の低級アルコ
    ールを含む有機物混合蒸気を、60℃以上の温度で接触
    させて、前記低級アルコールを前記ガス分離膜の他方側
    へ選択的に透過させることを特徴とする低級アルコール
    の分離法。
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