JPH04163370A - 蓄熱繊維 - Google Patents

蓄熱繊維

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JPH04163370A
JPH04163370A JP2289916A JP28991690A JPH04163370A JP H04163370 A JPH04163370 A JP H04163370A JP 2289916 A JP2289916 A JP 2289916A JP 28991690 A JP28991690 A JP 28991690A JP H04163370 A JPH04163370 A JP H04163370A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、相変化にともなって発生する潜熱を利用し
た繊維状のM熱体、すなわち蓄熱繊維に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
潜熱蓄熱材(以下、IP、c、Mlと称する。p、c。
N、はフェーズ・チェンジ・マチ−リアルの略)は、放
熱または吸熱の温度が一定しており、蓄熱密度が大きい
という特徴を持っている。このP、C,M。
の使用形態としては、容器に封入して用いるのが一般的
であるが、カプセル化したり、マトリックス中に分散さ
せ固定することが近年盛んに研究されている。
P、C,M、をマトリックス中に分散させ固定化したも
のの例として、架橋ポリエチレン樹脂ペレソI〜をP、
C,M、で膨潤さゼて固定化したものが提案されている
(特開昭62−187782号公報参照)他方、繊維に
蓄熱機能を持たせた例としてユニチカ株式会社が開発し
た「ソーラーα」がある。
この繊維は、芯と鞘に分かれた二重構造繊維で、鞘とな
る中空の繊維の芯の部分に炭化ジルコニウムが充填され
ている。炭化ジルコニウムは可視光線を吸収し、赤外線
を反射する特性がある。このため、太陽光の95%を占
める2μm以下の短波長のエネルギーを吸収、熱転換し
て材料中にエネルギーを蓄える。
〔発明が解決しようとする課題〕
」二足蓄熱機能を有する繊維は、炭化ジルコニウムの優
れた特性を持つ材料ではあるが、そのもの自身の蓄熱能
力は非常に小さいと言う欠点を有する。また、中空の繊
維を形成し、その中心部に炭化ジルコニウム粉末を充填
することにより製造するため製造方法(製造プロセス)
が煩雑となるという欠点も有する。
発明者らは、P、C,M、の大きな潜熱蓄熱量に着目し
、これを繊維化する方法を探索したところ、P。
C,M、とポリオレフィンの混合物を溶融状態で紡糸す
ることにより、蓄熱量の大きい繊維を簡単なプロセスで
製造できるという知見を得た。しかし、このようにして
得られた繊維は、潜熱蓄熱量が大きく、含有されている
P、C,M、の凝固−一融解というサイクル中において
も強度を保ち、もとの形状を保持するが、この凝固←融
解サイクル中にP。
C,M、の染み出しを起こすという問題を有する。繊維
からのP、C,M、の染みだしは、含有されているポリ
オレフィンの割合が大きくなればなる程、少なくなる傾
向にあるが、その分P、C,M、の割合が減り、単位体
積当たりの潜熱蓄熱量が減少する。また、蓄熱繊維をス
キーウェアなどの衣類などに用いる場合、染み出したP
、C,M、はよごれなどの原因となるためできるだけ染
み出しを防ぐ必要がある。
そこで、この発明は、蓄熱能力が大きく、簡単な製造方
法で製造できる蓄熱繊維であって、しかも、P、C,M
、の染み出しを防止することができる蓄熱繊維を提供す
ることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この発明は、p、c。
門、とポリオレフィンの溶融混合物を紡糸することによ
り得られる繊維の表面にP、C’、M、の染み出し防止
樹脂層が形成されている蓄熱繊維を提供する。
この発明で用いるP、C,M、としては、特に限定しな
いが、たとえば結晶性長鎖炭化水素、結晶性の脂肪酸、
結晶性の脂肪酸エステル、および、結晶性の脂肪族アル
コール等の結晶性有機化合物などが挙げられる。蓄熱材
の融点および凝固点(蓄熱温度)の選択は、用途などに
合わせて適宜行えばよい。
また、ポリオレフィンとしては、特に限定しないが、た
とえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸
ビニル共重合体などが挙げられる。この発明ではたとえ
ばこれらのポリオレフィンを架橋することなく使用する
のである。
ポリオレフィンとP、C,M、との割合は、特に限定は
ないが、たとえばポリオレフィン10〜70重量部、P
、C,M、 90〜30重量部(ただし、両者の合計量
は100重量部)とされる。この範囲を越えてポリオレ
フィンが多くなると単位重量当たりの潜熱量が非常に小
さくなることがあり、P、C,M。
が多くなると繊維または糸とならないことがあるポリオ
レフィンとP、C,M、の混合は、たとえば、両者をポ
リオレフィンの融点以上まで加熱し攪拌することにより
行われる。より均一な混合のためには、ニーダ−あるい
はローラー等の混合手段を用いるのが望ましい。
混合物からの紡糸は、たとえば、混合物を熔融状態のま
まノズルより押し出しつつ、引っ張ることにより行われ
るが、この方法に限定されるものではない。このように
して繊維が得られるが、この繊維の太さは、繊□維とし
て機能するように用途などに応じて適宜設定すればよく
特に限定はない。また、断面形状も円形に限らない。
このようにして得られた繊維は、ポリオレフィンのマト
リックス中にP、C,M、が分散された状態で存在して
おり、P、C,M、が溶解する温度となっても変形する
ことがなく、しかも、混合されたl)、C,肥の融点に
おいて潜熱をもとどおり有する。
この繊維からのP、C,M、の染み出しを防止するため
に、繊維の表面に染め出し防止樹脂層をコーティングな
どにより形成するのである。コーティングの方法は特に
限定しないが、水溶性エマルションをディッピングなど
により塗布する方法が安全性および作業性から考えて有
効である。
このような染み出し防止樹脂としては、(al紡糸され
た繊維の表面にピンポールレスの連続した塗膜を形成で
きること(成膜性を有すること)、(b)P、C,M、
として上述のものを用いる場合には、p、c。
■、が無極性の長鎖アルキル基の全成分または主成分と
するので、含有されているP、C,M、の染み出しを防
止するワンクスハリア性に優れた有極性の樹脂であるこ
と、(C)温度変化によるP、C,M、の凝固−融解に
伴う繊維の膨張収縮に耐え、かつ、蓄熱繊維の取り扱い
時に蓄熱繊維同士または蓄熱繊維と周りの物体との接触
による衝撃、擦傷に耐える機械的強度を有すること、が
必要である。
このような樹脂皮膜を繊維の1本1本に独立して形成す
る方法としては、上述のようなディッピング等が有用で
ある。紡糸された繊維をたとえば水溶性エマルションな
ど染み出し防止樹脂のコーテイング液に浸漬するなどし
て繊維表面にコーテイング液を付着させ、溶媒を揮散さ
せるなどして除去し、繊維表面に樹脂皮膜を形成する。
これらの作業は、連続的に行ってもよいし、ハツチ式で
行ってもよい。なお、溶媒の揮散ば、溶媒の沸点よりも
低い温度で行うのが好ましい。これにより染み出し防止
樹脂層が孔開きになるのを防ぎやすい。
染み出し防止樹脂層の厚みは、特に限定されないが、た
とえば、0.01〜0.21程度とされる。
これよりも厚いとコス1−がかかりすぎるおそれがあり
、薄いと染み出しを抑えられないことがあるコーテイン
グ液として、染み出し防止樹脂を有機溶剤に溶解してな
る液を用いる場合、その樹脂としては、」二辺のごとく
、ワックスバリア性、機械的性質に優れでいるほか、揮
発性の有機溶剤に熔解し、成膜性に優れたものでなし」
ればならない。P、C,M、として上記のものを用いる
場合には、1〕。
C,M、が無極性の長鎖アルキル基を全成分または主成
分とするので、ワックスバリア性の点からば有極性の樹
脂が好ましい。このような性能を満足する樹脂としては
、たとえば、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂
(ウレタンエラスI−マーも含む)、メタクリル樹脂、
ポリフェニレンオキサイド、変性ポリフェニレンオキサ
イF (変性PPE)、ポリスルホン、ニトリルゴムの
各単独物または2種以上のブレンド体が有用である。
前記有機溶剤としては、前記染み出し防止樹脂の良溶剤
で、かつ、揮発性の点からは沸点が150℃以下の溶剤
が好ましい。たとえば、テトラヒドロフラン(THF)
、ジクロロメタンなどが用いられるが、これらに限定さ
れない。
他方、コーテイング液としてエマルションを用いる場合
、たとえば、次のような樹脂骨格のエマルションが好ま
しいが、これらに限定するものではない。すなわち、樹
脂骨格の主成分が、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、NBRにトリルゴム)、
塩化ビニリデン樹脂、または、これら各樹脂の変性物で
あるエマルションである。これらのエマルションは、そ
れぞれ、単独で、変性されて、あるいは、混合して用い
られる。なお、ここでエマルションとは本来の意味での
エマルションだけでなく、サスペンション、ディスバー
ジョン、テラソクス等と称されるものをも含む。
エポキシ樹脂エマルションは、エポキシ樹脂を主成分と
するエマルションで、その合成例は、たとえば、特開昭
53−47454号公報、特開昭54−3024.9号
公報に記載されている。市販品としては、たとえば、大
日本インキ化学工業■から「パテラコールExp、38
5jという名前で出ている、変性エポキシ樹脂水性ディ
スバージョンがある。
ウレタン樹脂エマルションには、たとえば、ポリエーテ
ル、ポリエステルとジイソシアナートから得られるプレ
ポリマーを場合により、界面活性剤を用いて乳化した後
、1.2−シアミンのごとき2官能性化合物で鎖伸長し
た樹脂や、ブロックイソシアナートと、イワシアナ−1
〜基と反応性を有する官能基(たとえば、水酸基)を持
った樹脂の混合体からなる熱硬化性樹脂を主成分とする
エマルションなどがあり、その合成例は、特開昭50−
14727号公報、特開昭57−159858号公報、
特開昭58−132051号公報に記載されている。市
販品としては、たとえば、大日本インキ化学工業−から
「ボンデイソクシリース」という名前で出ている水分散
型ウレタン、[ハイトランシリーズ」という名前で出て
いるアイオノマー型水性ウレタンなどがある。
ポリエステル樹脂エマルションとしては、たとえば、大
日本インキ化学工業■から「ファインテックスESシリ
ーズ」という名前で出ている芳香族ポリエステルアイオ
ノマー水性ディスバージョンなどが使用される。
アクリル系エマルションとしては、たとえば、大日本イ
ンキ化学工業−から「ボンコート」の商品名で市販され
ている各種のコポリマー樹脂エマルションなどが使用さ
れる。
NBR系エマルションは、アクリロニトリル−ブタジェ
ンを主成分とするもので、たとえば、大日本インキ化学
工業■から「ラックスター」の商品名で市販されている
カルボキシル化NBRなどが使用される。
塩化ビニリデン樹脂エマルションは、たとえば、呉羽化
学工業−から1クレハロンラテツクス」の商品名で市販
されている塩化ビニリデン樹脂エマルションなどが使用
される。
これらのエマルションは、主成分である樹脂が有極性の
ものであるので、ワックスバリア性に優れている。上記
各種エマルションの中から、50〜80℃の乾燥温度で
造膜し、得られた皮膜の機械的性質が優れているものを
選択することが好ましい。コーテイング液としてエマル
ションを用いる場合も、コーティング処理はエマルショ
ンの溶媒の沸点よりも低い温度(たとえば、水の沸点l
OO℃よりも低い温度)で行うのが好ましい。また、こ
こで用いるエマルションは、染み出し防止樹脂が溶媒中
で独立して遊離している粒子(固体に限らない)となっ
ている。このため、溶媒が蒸発しつつ(乾燥しつつ)、
遊離している粒子が互いに融着して成膜し、染み出し防
止樹脂層を形成する。この際に、乾燥速度が速いと、融
着しきれないまま乾燥し、孔開きの皮膜を作ることがあ
る。したがって、コーテイング液としてエマルションを
用いる場合には、コーティング処理をエマルションの溶
媒の沸点よりも低く、かつ、自然乾燥温度で行うことが
より好ましい。このようにすると、孔開きの少ない染み
出し防止樹脂皮膜を作ることができる。自然乾燥温度は
、たとえば、加熱しないで乾燥を行う温度であり、15
〜25℃近辺の温度である。
なお、市販のエマルションは、一般に成膜性(造膜性)
を良くするために、同じタイプの樹脂であっても品番に
より乾燥皮膜が粘着性を有する(クツキーである)こと
がある。このようなエマルションをこの発明に用いると
、蓄熱繊維を巻き取ったときに繊維同士が粘着すること
により樹脂層が繊維から剥離したり、巻き取った蓄熱繊
維を引き出せなくなったりすることがある。このような
ことを防ぐため、乾燥皮膜が粘着性を有しないような品
番のエマルション市販品を選択することが好ましい。あ
るいは、粘着性を有しない品番のエマルションを、粘着
性のある乾燥皮膜を与えるエマルションと混合し、粘着
性を減少させることが好ましい。もちろん、混合に際し
ては、混合エマルションが安定となる組み合わせを選択
するのが好ましいことは言うまでもない。
染み出し防止樹脂としては、繊維としての柔軟性などを
損なわないようなものが好ましい。
〔作   用〕
潜熱蓄熱量の大きいP、C,M、をポリオレフィンと混
合し、紡糸することにより作製される蓄熱繊維は、混合
されているP、C,M、の融点以上の温度となっても変
形することがなく、しかも、その融点における潜熱を保
っている。
また、表面にP、C,M、の染み出し防止樹脂層が形成
されていることにより、P、C,M、の凝固←融解サイ
クル中にP、C,M、が染みだしてくるのが防がれる。
また、製造プロセスも、P、C,M、とポリオレフィン
の混合、紡糸、樹脂層の形成という簡単なものである。
したがって、この発明の蓄熱繊維は、蓄熱量の大きな繊
維であり、その製造プロセスも簡単である。
〔実 施 例〕
第1図は、この発明の蓄熱繊維に用いる繊維の1例を模
式的に表す。この繊維1は、P、C,M、とポリオレフ
ィンの溶融混合物を紡糸することにより得られる。第2
図は、この発明の蓄熱繊維の1実施例を模式的に表す。
この蓄熱繊維10は、第1図に示す繊維1を芯とし、l
]、C,M、の染み出しを防止するための樹脂層2を鞘
とする。樹脂層2ば、繊維1の表面に上記コーテイング
液をコーティングし、溶媒を除去して成膜させることに
より形成される。第2図では、表現の都合上、樹脂層2
の一部を除いて繊維1が露出するように描かれている。
第1.2図では、表現の都合上、幅太く誇張してt苗か
れている。
なお、この発明は、第1図および第2図に示したものに
限定されない。
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示す
が、この発明は下記実施例に限定されない。なお、1%
」および1部」は、それぞれ、1重量%」および「重量
部」のことである。
一実施例1− P、C,M、とじて日本精螺■製のパラフィン(融点5
2°C)を、ポリオレフィンとして昭和電工@製の高密
度ポリエチレン「ショウレックス86006M」 (融
点128°C)を用いた。
前記パラフィンを70部、前記ポリエチレンを30部の
割合でビー力に入れ、オイルハスにより150°Cに加
熱しつつ混合した。次に、この混合物をニーグーにより
約30分間混練して均一に分散させた後、熔融状態のま
まガラス製注射器に入れ、前記混合物を押し出しつつ、
端部より引っ張ることにより紡糸し、冷却した。
作製された繊維の直径は、約0.5 mmであった。
第1図は上記方法により作製した繊維1の簡単な斜視図
である。
この繊維1の表面に樹脂層2をコーティングにより形成
し、M熱繊維10を得た。第2図は上記方法により作製
した蓄熱繊維10の簡単な斜視図である。
コーティングは、大日本インキ化学工業@製の水溶性エ
ポキシ樹脂エマルションEXP−385と水溶性ウレタ
ン樹脂エマルションEXP−382のブレンド溶液中に
前記繊維1をディッピングすることにより行った。ブレ
ンド溶液の溶媒を乾燥除去して成膜し、樹脂層2を形成
した。樹脂層2の厚みも含めた蓄熱繊維全体の直径は0
.6酊であった。長さは2mにしたが、いくらでも長く
することが可能であった。
上記実施例1で作製した繊維1と蓄熱繊維IOを、30
℃←→70°Cの寒熱繰り返し200回にかけ、その前
後の重量を測定してそれらの染み出し率を計算すること
により比較を行った。結果を第1表に示す。ただし、染
み出し率の計算は次式を用いて行った。
第   1   表 第1表にみるように、この発明の蓄熱繊維は、P、C,
M、の染み出しがなかった。
〔発明の効果〕
この発明によれば、蓄熱量が大きく 、P、C,M、の
染み出しが少なく、簡単なプロセスで製造できる蓄熱繊
維を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の蓄熱繊維に用いる繊維の1例を模
式的に表す斜視図、第2図は、この発明の蓄熱繊維の1
実施例を模式的に表す斜視図である。 1・・・繊維 2・・・樹脂層 1o・・・蓄熱繊維代
理人 弁理士  松 本 武 彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 潜熱蓄熱材とポリオレフィンの溶融混合物を紡糸す
    ることにより得られる繊維の表面に潜熱蓄熱材の染み出
    し防止樹脂層が形成されている蓄熱繊維。
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