JPH0416360B2 - - Google Patents
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- JPH0416360B2 JPH0416360B2 JP55501042A JP50104280A JPH0416360B2 JP H0416360 B2 JPH0416360 B2 JP H0416360B2 JP 55501042 A JP55501042 A JP 55501042A JP 50104280 A JP50104280 A JP 50104280A JP H0416360 B2 JPH0416360 B2 JP H0416360B2
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- Japan
- Prior art keywords
- stripping
- coating
- composition
- vapor phase
- stripping composition
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B5/00—Cleaning by methods involving the use of air flow or gas flow
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- Paints Or Removers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
請求の範囲
1 被覆対象物の表面から有機コーチングを剥離
する方法であつて、主要成分としてハロゲン化炭
化水素又は炭化水素を含む剥離組成物を液体で存
在させ、前記表面を前記剥離組成物の気相雰囲気
と接触させ、前記接触の間、前記表面と前記剥離
組成物の気相が実質上周囲温度及び周囲圧力より
高くない温度及び圧力にあり、前記接触を液体状
で存在する剥離組成物がその沸点未満となる条件
で行うことを特徴とする方法。 2 前記接触が前記被覆対象物の表面において実
質上液状凝縮物の不存在で行われる請求の範囲第
1項記載の方法。 3 前記接触が、前記表面又は前記剥離組成物の
気相のいずれかが周囲温度以下に冷却される間に
行われる請求の範囲第1項記載の方法。 4 前記剥離組成物が主要成分としてクロロカー
ボン又は炭化水素を含む請求の範囲第1項記載の
方法。 5 前記コーチング剥離組成物が主要成分として
のクロロカーボンと、周囲温度で少なくとも約2
mmHgの蒸気圧を有する水、アンモニア、脂肪族
炭化水素アルキルアミン、カルボン酸、アルカノ
ール、アルキルエーテル、アルキルエステル、ア
ルキルニトリル、カルボン酸アミド、アルキルケ
トン、ベンゼン、低級アルキル及びハロゲン置換
ベンゼン、8個までの炭素原子を含むヘテロ芳香
族化合物及び揮発性の無機酸から選ばれた少なく
とも1種の添加成分との混合物から本質的になる
請求の範囲第1項記載の方法。 6 前記剥離組成物が周囲温度で通常液体であ
り、剥離組成物の気相の流れが、前記液体の剥離
組成物を沸点まで加熱することなく前記剥離組成
物の上に空気を吹き抜けさせることによつて形成
される請求の範囲第1項記載の方法。 7 前記有機コーチングがペイント、アスフアル
ト又はオイルを含んでなる請求の範囲第1項〜第
6項のいずれかに記載の方法。 8 さらに、剥離領域において前記表面を大気か
らシールすること、 前記気相剥離組成物を前記剥離領域内で循環さ
せること、及び 前記コーチングと前記表面の間の接着が実質的
に破壊されるまで前記剥離組成物の気相を前記表
面と接触させ続けること、 を含んでなる請求の範囲第1項〜第6項のいずれ
かに記載の方法。 9 有機コーチングが特に陸上の貯蔵タンク又は
船舶やはしけの船倉又はバラストタンクの内部を
含む大型建造物の内部コーチング表面から剥離さ
れ、 そしてさらに、 前記内部表面を剥離領域を形成するために大気
からシールすること、 実質的にほぼ周囲温度及び周囲圧力より高くな
い温度及び圧力で主要成分としてハロゲン化炭化
水素又は炭化水素を含む剥離組成物の気相の流れ
を形成すること、 前記内部表面に接触している前記剥離領域の中
へ前記剥離組成物の気相を投入すること、 前記剥離組成物の気相を前記剥離領域内で循環
させること、 前記コーチングと前記表面の間の接着が実質的
に破壊されるまで、前記剥離組成物の気相を実質
的にほぼ周囲温度及び周囲圧力より高くない温度
及び圧力において前記コーチング表面と接触させ
続けること、 からなる工程を含んでなる請求の範囲第1項〜第
6項のいずれかに記載の方法。 技術分野 本発明は被覆対象物から有機被膜(コーチン
グ)を剥離する方法に関するものである。さらに
詳しくは本発明は、有機樹脂を基にした組成物か
ら得られたコーチング及び又はペイント、シエラ
ツク、ニス、ラツカー等のような有機ビヒクルで
調製されたもの、更には種々の油やアスフアルト
などを剥離する方法に関するものである。本発明
の方法は特に不規則な表面をもつた対象物、およ
び陸上の貯蔵室やタンク、船の船倉やバラストタ
ンクのように大型建造物の内部において垂直面、
傾斜面をもつた広い表面から上記のようなコーチ
ングを除去するのに有益である。 背景技術 一般的に塗料は塗装面が僅かであれば、有機又
は無機溶媒、あるいはその混合物を用いることに
より、塗装物から剥離される。(参考文献−Kirk
−Othmer's,Encyclopedia of Chemical
Technology,Vol.14,PP485〜493,2nd
Edition John Wiley and sons,1967)。 多くの処方が使用されている塩素化炭化水素溶
剤の中で、メチレンクロライド(ジクロロメタ
ン)が特に効果的であることがわかつた。液体剥
離剤の成分は通常、増粘剤、リターダー洗浄剤の
ような添加剤を含んでいる。 有機溶媒で塗料や他のコーチングを剥離する処
方には、「こすり落し」又は「洗い落し」のタイ
プがある。普通、剥離組成物は前記の方法のいず
れかによつて、コーチング対象物に適用されしば
らくの間その状態にし、その後膨潤及び又は軟弱
化したコーチングは、「こすり落とし」の場合に
は、こすり落とすことによつて、「洗い落とし」
の場合には、水で洗い落としたり、及び又は濡れ
た布で拭くことにより、表面から除去される。 前記方法は、浸漬による適用の場合を除いて有
機溶剤が回収不可能なので比較的経費がかさむ。
更にすべての既知の方法は表面が大きい場合、一
般的に危険であり大いに経費がかさむ。加うるに
前記の処方でリターダーとして用いられるワツク
スは完全に除去することが困難であり、残滓ワツ
クスが引き続いてなされる表面のコーチング付着
の妨害剤となる。 Juddによる米国特許第2689198号、Nogueira
らによる米国特許第3794524号及びCooperらによ
る米国特許第3832235号において方法が記載され
ており、そこでは比較的小さな対象物から、塗料
が沸とうされた溶剤成分の蒸気に接触することに
より剥離される。これらの方法では熱い蒸気が塗
装表面で液化されるのである。 タンクを洗浄する方法はKearneyらによる米国
特許第3042553号に発表されているが、溶剤を沸
点まで加熱し、蒸気を得てタンクに供給され、表
面で凝縮して洗い落とされる。 しかしそのような方法は広範囲な表面の有機コ
ーチングの除去に対しては適用することが出来な
い。というのはかなりの時間、必要十分な溶剤を
還流させるために加熱する経費が妨げになると同
時に、規模が大きくなるにつれ、高価な耐溶剤装
置が必要になるからである。更に、大型金属製タ
ンク及び船舶のような建造物では部分的な温度差
は中位であつても有害である。 大型タンク及び他の大型建造物の塗装や他の保
護コーチングを除去することが、手間をとり不愉
快で、高価で、又、研摩噴射仕上の危険な作業で
あるということが近年の工業上の現実である。船
舶のバラストタンクは通常水を搭載される故に錆
止め防止がなされる。そして最終的には塗装膜に
てコーチングされる。たまたまこの塗装コーチン
グが傷ついたり欠けたりした場合にはバラストタ
ンクの内部から塗装を除去し錆の発生、ついには
穴があくことを防ぐべく再塗装しなければならな
い。この問題は液化天然ガスを積む船舶には特に
重要である。船舶のバラストタンクは百万ガロン
あるいはそれ以上の容積をもち、その上にしばし
ば複雑な“蜂の巣”構造で噴射仕上者が作業する
に困難であり重労働である。又多量の噴射屑の排
除および処方も経費がかかる。 今日まで研摩噴射仕上が厳しい欠点を持つてい
るにかかわらず、実際的に広い表面より塗料を除
去する唯一の方法であり、水圧噴射時にはハンマ
ーにて叩くこともなされる。 積荷の種類を変えたり、構造的な修理をした
り、又は政府関係所管の監察に対処して、固定し
た貯蔵タンクまた鉄道、トラツクのタンク車およ
びタール、ピツチ、アスフアルト、石油および植
物油残留物のはしけや船舶船倉を洗浄する最も効
果的で非労働集約的な方法には大変な需要があ
る。これらのタンクおよび船倉のあるものは2千
万ガロン以上の容積を持つ。 今日それらは時にはシヤベルや他の道具でこす
り落すことが必要であるが主に手動製で水、水溶
性溶液又は乳剤を高圧噴射させて洗浄されてい
る。又苛性ソーダ溶液も用いられるが、費用が高
く、達成される洗浄度は限界線上もしくは不合格
になる。その残留物は通常廃物で、その処方も又
問題である。 発明の説明 本発明の主な目的はコーチング対象物から有機
コーチングを経済的な方法で剥離する方法の提供
であり、既知の剥離方法の問題点を回避したもの
である。 この発明の重要な目的は広い表面をもつもの、
即ち貯蔵タンク、船舶のバラストタンクおよび船
倉のような大型建造物の内部、更に様々な形状を
し、複雑な又は傾斜した表面をもつ対象物から有
機コーチングを既知の方法より、より経済的に、
作業者に安全に、公害問題も少なく、そして燃費
も少なく、更には後の再コーチングに障害となる
添加剤を使用しない方法によつて剥離する方法の
提供である。 さらに本発明の目的は有機コーチングおよび石
油製品や植物油を排出した後にタンクに残る残留
物を除去する方法を提供することである。 この発明の他の目的は一部ここで明らかにさ
れ、そして後に一部を叙述するであろう。 本発明の前記および他の目的に基ずけば我々の
発明は剥離組成物や剥離される表面が実質的に周
囲温度以上でなくてもコーチングと表面間の付着
をこわす性能を持つ気相の剥離組成物を対象表面
にもたらし、コーチング表面から有機コーチング
を剥離するものである。本発明の好ましい実施態
様の一つは気相の剥離組成物が周囲温度近辺で剥
離される表面に接触し、実質的には剥離表面で凝
縮される液体の剥離組成物が存在しないことであ
る。本発明のもう一つの好ましい実施態様は気相
の剥離組成物又は剥離される表面が周囲温度より
低くてもよいということである。 発明を実施する最良の形態 我々は単に気相剥離組成物作用によつて有機コ
ーチングが実質的に緩み、多くの場合完全に表面
から剥離されることを見い出した。有機コーチン
グは有機樹脂又は有機ビヒクル例えば金属や木の
表面に使用されるペイント、シエラツク、ニス、
ラツカー等に基づいたいずれかのコーチングを意
味する。この方法は表面を保護及び/又は強化の
ために使用される保護有機コーチングを除去する
ためにも用いられる。加うるに、この方法は通常
保護コーチングとは呼ばれないが、この説明の中
ではコーチングの意味に含まれる残留物コーチン
グを除去するにも使用することが出来る。残留物
コーチングは原油、バンカーC(No.6)重油、高
級パラフイン原油、アスフアルト、空気吹き込み
アスフアルトのようなもの及び減圧タール残留
物、すなわちある種の原油、タール、植物油等の
高真空蒸留残留物を含み、そしてそれらを積荷の
変更のためにか又は修理および海上保安監察等の
ために洗浄する必要がある時に船倉やタンクの表
面より除去しなければならない。 我々の発明に依れば剥離される表面はコーチン
グと表面間の付着が破壊されるか又はコーチング
が溶液となり床に流れるまで気相の剥離組成物と
接触させられる。 我々の方法の一つの実施態様においては気相剥
離組成物は実際上何らの凝縮をコーチング表面で
起さないような濃度、圧力、及び温度で接してい
る。従つてこの方法は実際上液化凝縮がなくて行
なわれる蒸気の吸着及び又は吸収はこの方法の間
コーチング内で起る。一般的に蒸気は高収率で回
収される。この方法には剥離化学物質がわずかの
蒸気圧を持つ限り、何らの理論的限界最低温度も
存在しない。経済的理由によりこの方法は室温附
近で用いるのが好ましい。 特別な条件に依存してコーチングの付着を破壊
し又は除去する所要時間は数分より数日にわた
る。我々は有機コーチングが、一般的に周囲温度
にて気相剥離組成物に接して、気相剥離組成物の
より高い濃度及びより高温における化学反応に予
想されるより速い速度からみて、より高い温度に
おける所要時間について予期されるよりも、はる
かに速く剥離されるということを見出した。 さらに驚くべきことに、我々は気相剥離組成物
あるいは剥離される表面が高温である時よりも低
温である方がより速くアスフアルト、油およびあ
る種の塗料のような石油製品が剥離されることを
見い出した。例えばアスフアルトは一定の気相剥
離組成物濃度で32℃又は36℃でよりも22℃でずつ
と速く剥離され、又No.6オイルは下地又は蒸気の
いずれかが冷却される時、より速く除去される。 剥離組成物を還流まで加熱する必要がないこ
と、および多くの場合、好ましくは本発明の方法
が実質的に環境温度かまたはそれより低い温度で
実施されるので、気体の剥離組成物を加熱するこ
とが全く不必要であるかもしくは望ましくないと
いうことが、本発明方法の特別の利点である。 この方法を周囲温度付近で運転する時、一般的
に周囲温度を少なくとも0℃付近に下げることが
望ましく、さもなければこの方法はある種のコー
チングの場合不都合にも遅いかも知れない。たと
え0℃以下であつても本方法は他の有効な方法よ
りも通常より優れた結果を示す。例えば剥離組成
物も剥離表面のいずれも周囲温度以上でなく、表
面あるいは剥離組成物のいずれかが周囲温度以下
に冷却させて、気相剥離組成物をコーチングに接
触させるのが好ましいのである。 我々の蒸気剥離方法に従つて処理された塗装表
面が気相剥離組成物から空気乾燥あるいは他の便
利な手段にて遊離される時、多くの場合塗装コー
チングは完全に剥れ落ちるか又は小さな塗装斑点
を残すのみで容易にこすり落すことが出来るとい
うことがわかる。多くの場合気相剥離組成物と接
触する表面は約75〜100%の遊離した目に見える
塗装残留物である。しかしながら気にいらない量
のコーチングが残留する時でも、その表面は研摩
噴射仕上単独によつて100%清浄な表面を得るの
に必要とされるものより実質的により短時間で、
100%清浄であるように研摩噴射仕上げがされ得
る。 油状又はタール状物質の表面を清浄にするのに
95〜100%の除去が通常達成される。 我々の発明の方法を通して蒸気はコーチングを
して物理的及び時には化学的な変化を受けせし
め、そして下地から脱しせしめるためにコーチン
グに吸着及び/又は吸収されるものと思われる。
多くのエポキシ、アルキツド、ポリウレタン及び
ポリエステルのコーテイングは容易にかつ経済的
に処理され又は売却される乾燥フレークを形成す
ることができ、これは我々の発明によれば実質上
液化凝縮の不存在で剥離組成物を処理するという
予想しなかつた利点である。表面が還流蒸気から
の液体又は凝縮液で処理される時、液状剥離組成
物がコーチングの溶解成分を浸出し、多くのコー
チングで粘着性の扱いにくい結果となり、それら
の洗浄は困難で実際上乾燥した薄片の除去より経
済的ではない。 油、アスフアルトそしてある種の塗料では、結
果として生じた溶液の蒸留により剥離組成物およ
びコーチング物質の両方の回収が可能である。 我々の発明の他の好ましい実施態様は処理され
る表面が実際上剥離領域を形成するために雰囲気
から隔離される。周囲温度付近かある場合には周
囲温度以下のガス状態の剥離組成物の流れは、剥
離領域に導入されコーチング表面に接触する。も
し剥離組成物が周囲温度で液体であるならば、ガ
ス流はエバポレイターにて液体の表面に空気を吹
込んで発生させ、剥離領域に導管にて導かれる。
剥離領域は好ましくはガス送風機の減圧側への帰
り管を持ち合せ、そこでは空気とガス状剥離組成
物が再循環されている。気相剥離組成物の分圧が
剥離領域で増加するにつれて、空が剥離領域より
流出するであろう。通常ガス状の剥離組成物の密
度は空気のそれよりも大きく、空気は普通剥離領
域の頭部近くより流出される。これは気相剥離組
成物の高濃度を生み出し、圧力の実質的増加の生
因を避けるのに用いられる。 エバポレイターは液状剥離組成物の過剰冷却を
避けるべく液状剥離組成物の蒸発熱を熱交換しな
ければならない。しかし一般的には気相剥離組成
物が導管および剥離領域で周囲温度もしくはそれ
以下であることが望ましい。コーチングの剥離が
低温でより速く進む場合には、蒸発熱は完全に熱
交換する必要がなく、蒸気はより冷却され、エネ
ルギーが節約出来るであろう。 又液状剥離組成物を塗装剥離領域の内部で蒸発
させることも可能であり、この場合は特別な蒸発
領域が必要でなくなる。 気相剥離組成物の循環方法はガスポンプ又は送
風機のようなものが望ましい。気相剥離組成物が
剥離領域を隈無く十分に循環する時、現プロセス
の効率は増大しそしてコーチングと表面の付着を
破壊する所要時間を減少させ得る。 剥離領域ではコーチングが気相剥離組成物を吸
着及び/又は吸収し、それによつて物理的及び/
又は化学的変化を起し、下地をゆるませ解かせ
る。それから気相剥離組成物は剥離領域よりポン
プ流出させ、コーチングから脱着させる。その気
相剥離組成物の除去の間に減圧調整バルブを通し
て代りに空気が塗装剥離領域に流出される。これ
により危険性のある減圧工程を避け、タンクの安
全性を保つことが出来る。気相剥離組成物は連続
的に剥離領域に導入され、又剥離領域の頭部から
高蒸気圧の成分を空気と共に連続的に除去するこ
とが望ましく、そしてそれは圧力調整バルブを約
1〜2psiに調整して、空気を実質的に除去し、よ
り高密度の剥離組成物の高濃度蒸気がベントする
まで続けられる。ベントされた化学蒸気は容易に
濃縮及び/又は木炭の吸着によつて回収して、再
使用し、空気汚染を避けることが出来る。気相剥
離組成物は又剥離領域より連続的に引抜き、回収
されたり、あるいはガス状態で保留されて、塗装
剥離領域に再循環されたり、あるいは剥離される
領域が2ケ所もしくは、それ以上の場合には、あ
る剥離領域より引抜いた気相剥離組成物は他の領
域に循環される。大規模な作業では送風機が用い
られて、蒸気を合理的な時間内に構造の隅々まで
分配させうる。 今日用いられているタイプの有機コーチングに
適した理想的な単一又は混合のガス状化合物はま
だ見い出されていない。通常、数回の単純な実験
で当業者の一人が効果的な化合物又は混合物を決
定する事が出来る。分圧が周囲温度で少くとも2
mmHgであるペイント、シエラツク、ニス、等を
剥離するのに有用であると知られる有機及び無機
化合物は我々の方法に用いることが出来る。実際
上、我々は相対的に高パーセントの低級クロロカ
ーボン、特に1〜3個の炭素原子及び1〜4個の
塩素原子を含んだクロロカーボンを含む混合物を
用いることを望む。メチレンクロライドは安全
性、経済性だけでなく、性能の関点から、特別に
有効な剥離剤である。しかしながら1,2−ジク
ロロアルカン及びクロロフオルムのような他のク
ロロアルカンも又利点をもつ。通常それらのクロ
ロカーボン混合物は有効で経済的であるばかりで
なく、火災爆発の危険性を減少させ、あるいは除
外させうる。メチレンクロライドを容量で約25〜
100%含む剥離組成物では、主要成分として、メ
チレンクロライドを含む配合がより望ましく、特
に経済性及び安全性を考慮しつつ、メチレンクロ
ライドを約70,80又は85〜100%を含む配合が用
いられる。 種々のコーチングでメチレンクロライドや他の
低級クロロアルカンの有効性を向上させることを
我々が見い出した化合物には、約8個までの炭素
原子を含む脂肪族炭化水素、水、蟻酸のような低
級カルボン酸、アンモニア、低級アルキルアミ
ン、低級アルカノール、及び低級アルキルエーテ
ル、エステル、ケトン、ニトリル、アミド、ベン
ゼン及び低アルキル及びハロゲン置換ベンゼンの
ようなアルエン及び揮発性無機酸がある。「低級」
という用語は1〜4の炭素原子を持つ化合物を意
味する。一般に気相成分は、約70〜95%のメチレ
ンクロライド、約1%の水、及び約4〜29%の上
記に述べたような他の化合物を含むのが極めて有
効である。又気相では低アルキルやジアルキルア
ミンがメチルクロライドの強力な活性剤であると
いうことがわかつた。メチレンクロライド約70〜
90容量%と10〜30%の33〜75%のエチレンアミン
水溶液を含む配合が特に有効である。一般に双極
子モーメントを持つ小さな分子及び酸性又は塩基
性の性質のものが単独またはメチレンクロライド
と組み合わせた場合剥離塗料に最も有効であるよ
うに思われる。 液相に均一な溶液を形成しない2種又はそれ以
上の成分を含む気相剥離組成物が選ばれる場合に
は、そのような各成分に対してはエバポレーター
を別個にすることが望ましい。 使用される剥離組成物の特定の量はコーチング
の性質及び厚さ、周囲温度及び選択された個々の
剥離組成物又剥離領域の容積及び処理されるコー
チング表面の面積に依存して、種々変化する。大
まかに言えば、使用される剥離組成物の重量と除
去されるコーチングの重量の割合は約0.5:1か
ら約4:1に渡るであろう。 もし剥離される領域が実際上大気よりシールす
ることが出来るならば、我々の発明により気相剥
離組成物で処理出来るコーチング構造のサイズや
複雑性に関して何らの実施上の上限もない。本方
法が圧力あるいは温度変化によつて構造に何らの
危険も損傷も与えないという事実が本方法の重要
な利点である。更に金属表面に関して上記に述べ
たような適切な剥離組成物を用いる場合は何らの
腐食問題も観察しなかつた。 使用する化学品の値段が今日安く、又ほとんど
の化学品が回収され再使用されるので、我々の方
法はきわめて経済的である。必要な設備は手頃な
値段で市販されており、入力必要度も低い。 我々の剥離方法の重要な利点は、作業者がある
種の石油製品のような危険なものである化学剥離
剤又はコーチングにさらされる必要がないことで
ある。その化学品は輸送容器から剥離システムま
で大気にほとんど又は全くさらされることなく移
送され、そして蒸気が空気と置換されるまで、作
業者は剥離領域に入る必要が全くない。 次のような例が更に本発明を説明するが、しか
しいかなる方法も本発明を限定するものと解釈し
てはいけない。下記の例において、又この説明全
体に渡り、もし指摘していないならば剥離組成物
のすべての比率は容量割合であり、溶媒と塗料コ
ーチングの相対割合は重量による。 例1 ペイントの剥離 研摩噴射仕上げしてNo.1ペイント(表1を見
よ)を2回塗り(0.3mm)でスプレーした16cm2の
スチール製の板を“スタンブラスト砂”(高炉残
余)を用いサンドブラスチングガン(4.8mm内径
ノズル)で5.6Kg/cm2の圧力で白い金属状態近く
になるまでグリツドブラストした所要時間は85秒
であつた。 ペイント表面の他の側はメチレンクロライド
(9ml)、90%の蟻酸(1ml)を即ち、MC:
FA:H2Oが9:0.9:0.1の溶液の割合を含むよ
うプラスチツクビーカーの中に入れた。14時間、
23℃でその蒸気にさらされた後、ほとんどの露出
エポキシコーチングは層剥離した断片となり、ビ
ーカーの中に落ちた。そのプレートを23℃の空気
中に4時間放置した。処理した16cm2の表面はそれ
から前に述べた装置および条件を用いて白に金属
状になるまでグリツドブラストした。この場合に
は5秒もかからない早い一掃で、処理しないコー
チングの必要時間のたつた6%であつた。 例2−15 種々のペイントの剥離 例15を除いて異なつたペイントでコーチングさ
れた試験板を、液体剥離組成物の容器の上部に、
又は液体剥離組成物のたまりを持つ栓つきジヤ
ー、デシケーター又は薄層クロマトグラフイー
(TLC)の小室のような密封の容器の内部にコー
チングされた試験板を入れて、気相剥離組成物に
さらした。すべての場合において試験板は液状剥
離組成物に接することなく、コーチングの除去は
ただ気相の剥離組成物の作用によつた。 例15においては、コーチングしたスチール板を
ガス導入管および引抜き管を持ち、大気をしや断
した4の受器の中に置いた。気相の剥離組成物
は連続的に隅々に循環した。 例8と9の試験板は木製であるが他のものはす
べて金属製である。又すべての例はそれぞれ特有
の周囲温度で遂行されたが、例7aおよび7bでは
剥離組成物のたまりを持つTLCの小室は粉砕氷
の中に置いて、0℃に冷却した。吸取紙を用いて
容器中の気相と液相間の平衡状態になるのを早め
させた。 例2−15の剥離の条件および結果は表2に示し
た。表2のペイント参照番号は表1のペイント番
号であり、例題のすべての剥離ペイントは同じも
のと見なされる。測定されたペイントの厚さは、
表2のペイント引用番号の下に括弧で示してあ
る。 次のような略語がすべての例での剥離配合の成
分に用いられた。 MC:メチレンクロライド
PCE:パークロロエチレン FA:蟻酸 DMF:ジメチルホルムアミド MEK:メチルエチルケトン
CLF:クロロホルム EA:エチルアミン HEX:ヘキサン
する方法であつて、主要成分としてハロゲン化炭
化水素又は炭化水素を含む剥離組成物を液体で存
在させ、前記表面を前記剥離組成物の気相雰囲気
と接触させ、前記接触の間、前記表面と前記剥離
組成物の気相が実質上周囲温度及び周囲圧力より
高くない温度及び圧力にあり、前記接触を液体状
で存在する剥離組成物がその沸点未満となる条件
で行うことを特徴とする方法。 2 前記接触が前記被覆対象物の表面において実
質上液状凝縮物の不存在で行われる請求の範囲第
1項記載の方法。 3 前記接触が、前記表面又は前記剥離組成物の
気相のいずれかが周囲温度以下に冷却される間に
行われる請求の範囲第1項記載の方法。 4 前記剥離組成物が主要成分としてクロロカー
ボン又は炭化水素を含む請求の範囲第1項記載の
方法。 5 前記コーチング剥離組成物が主要成分として
のクロロカーボンと、周囲温度で少なくとも約2
mmHgの蒸気圧を有する水、アンモニア、脂肪族
炭化水素アルキルアミン、カルボン酸、アルカノ
ール、アルキルエーテル、アルキルエステル、ア
ルキルニトリル、カルボン酸アミド、アルキルケ
トン、ベンゼン、低級アルキル及びハロゲン置換
ベンゼン、8個までの炭素原子を含むヘテロ芳香
族化合物及び揮発性の無機酸から選ばれた少なく
とも1種の添加成分との混合物から本質的になる
請求の範囲第1項記載の方法。 6 前記剥離組成物が周囲温度で通常液体であ
り、剥離組成物の気相の流れが、前記液体の剥離
組成物を沸点まで加熱することなく前記剥離組成
物の上に空気を吹き抜けさせることによつて形成
される請求の範囲第1項記載の方法。 7 前記有機コーチングがペイント、アスフアル
ト又はオイルを含んでなる請求の範囲第1項〜第
6項のいずれかに記載の方法。 8 さらに、剥離領域において前記表面を大気か
らシールすること、 前記気相剥離組成物を前記剥離領域内で循環さ
せること、及び 前記コーチングと前記表面の間の接着が実質的
に破壊されるまで前記剥離組成物の気相を前記表
面と接触させ続けること、 を含んでなる請求の範囲第1項〜第6項のいずれ
かに記載の方法。 9 有機コーチングが特に陸上の貯蔵タンク又は
船舶やはしけの船倉又はバラストタンクの内部を
含む大型建造物の内部コーチング表面から剥離さ
れ、 そしてさらに、 前記内部表面を剥離領域を形成するために大気
からシールすること、 実質的にほぼ周囲温度及び周囲圧力より高くな
い温度及び圧力で主要成分としてハロゲン化炭化
水素又は炭化水素を含む剥離組成物の気相の流れ
を形成すること、 前記内部表面に接触している前記剥離領域の中
へ前記剥離組成物の気相を投入すること、 前記剥離組成物の気相を前記剥離領域内で循環
させること、 前記コーチングと前記表面の間の接着が実質的
に破壊されるまで、前記剥離組成物の気相を実質
的にほぼ周囲温度及び周囲圧力より高くない温度
及び圧力において前記コーチング表面と接触させ
続けること、 からなる工程を含んでなる請求の範囲第1項〜第
6項のいずれかに記載の方法。 技術分野 本発明は被覆対象物から有機被膜(コーチン
グ)を剥離する方法に関するものである。さらに
詳しくは本発明は、有機樹脂を基にした組成物か
ら得られたコーチング及び又はペイント、シエラ
ツク、ニス、ラツカー等のような有機ビヒクルで
調製されたもの、更には種々の油やアスフアルト
などを剥離する方法に関するものである。本発明
の方法は特に不規則な表面をもつた対象物、およ
び陸上の貯蔵室やタンク、船の船倉やバラストタ
ンクのように大型建造物の内部において垂直面、
傾斜面をもつた広い表面から上記のようなコーチ
ングを除去するのに有益である。 背景技術 一般的に塗料は塗装面が僅かであれば、有機又
は無機溶媒、あるいはその混合物を用いることに
より、塗装物から剥離される。(参考文献−Kirk
−Othmer's,Encyclopedia of Chemical
Technology,Vol.14,PP485〜493,2nd
Edition John Wiley and sons,1967)。 多くの処方が使用されている塩素化炭化水素溶
剤の中で、メチレンクロライド(ジクロロメタ
ン)が特に効果的であることがわかつた。液体剥
離剤の成分は通常、増粘剤、リターダー洗浄剤の
ような添加剤を含んでいる。 有機溶媒で塗料や他のコーチングを剥離する処
方には、「こすり落し」又は「洗い落し」のタイ
プがある。普通、剥離組成物は前記の方法のいず
れかによつて、コーチング対象物に適用されしば
らくの間その状態にし、その後膨潤及び又は軟弱
化したコーチングは、「こすり落とし」の場合に
は、こすり落とすことによつて、「洗い落とし」
の場合には、水で洗い落としたり、及び又は濡れ
た布で拭くことにより、表面から除去される。 前記方法は、浸漬による適用の場合を除いて有
機溶剤が回収不可能なので比較的経費がかさむ。
更にすべての既知の方法は表面が大きい場合、一
般的に危険であり大いに経費がかさむ。加うるに
前記の処方でリターダーとして用いられるワツク
スは完全に除去することが困難であり、残滓ワツ
クスが引き続いてなされる表面のコーチング付着
の妨害剤となる。 Juddによる米国特許第2689198号、Nogueira
らによる米国特許第3794524号及びCooperらによ
る米国特許第3832235号において方法が記載され
ており、そこでは比較的小さな対象物から、塗料
が沸とうされた溶剤成分の蒸気に接触することに
より剥離される。これらの方法では熱い蒸気が塗
装表面で液化されるのである。 タンクを洗浄する方法はKearneyらによる米国
特許第3042553号に発表されているが、溶剤を沸
点まで加熱し、蒸気を得てタンクに供給され、表
面で凝縮して洗い落とされる。 しかしそのような方法は広範囲な表面の有機コ
ーチングの除去に対しては適用することが出来な
い。というのはかなりの時間、必要十分な溶剤を
還流させるために加熱する経費が妨げになると同
時に、規模が大きくなるにつれ、高価な耐溶剤装
置が必要になるからである。更に、大型金属製タ
ンク及び船舶のような建造物では部分的な温度差
は中位であつても有害である。 大型タンク及び他の大型建造物の塗装や他の保
護コーチングを除去することが、手間をとり不愉
快で、高価で、又、研摩噴射仕上の危険な作業で
あるということが近年の工業上の現実である。船
舶のバラストタンクは通常水を搭載される故に錆
止め防止がなされる。そして最終的には塗装膜に
てコーチングされる。たまたまこの塗装コーチン
グが傷ついたり欠けたりした場合にはバラストタ
ンクの内部から塗装を除去し錆の発生、ついには
穴があくことを防ぐべく再塗装しなければならな
い。この問題は液化天然ガスを積む船舶には特に
重要である。船舶のバラストタンクは百万ガロン
あるいはそれ以上の容積をもち、その上にしばし
ば複雑な“蜂の巣”構造で噴射仕上者が作業する
に困難であり重労働である。又多量の噴射屑の排
除および処方も経費がかかる。 今日まで研摩噴射仕上が厳しい欠点を持つてい
るにかかわらず、実際的に広い表面より塗料を除
去する唯一の方法であり、水圧噴射時にはハンマ
ーにて叩くこともなされる。 積荷の種類を変えたり、構造的な修理をした
り、又は政府関係所管の監察に対処して、固定し
た貯蔵タンクまた鉄道、トラツクのタンク車およ
びタール、ピツチ、アスフアルト、石油および植
物油残留物のはしけや船舶船倉を洗浄する最も効
果的で非労働集約的な方法には大変な需要があ
る。これらのタンクおよび船倉のあるものは2千
万ガロン以上の容積を持つ。 今日それらは時にはシヤベルや他の道具でこす
り落すことが必要であるが主に手動製で水、水溶
性溶液又は乳剤を高圧噴射させて洗浄されてい
る。又苛性ソーダ溶液も用いられるが、費用が高
く、達成される洗浄度は限界線上もしくは不合格
になる。その残留物は通常廃物で、その処方も又
問題である。 発明の説明 本発明の主な目的はコーチング対象物から有機
コーチングを経済的な方法で剥離する方法の提供
であり、既知の剥離方法の問題点を回避したもの
である。 この発明の重要な目的は広い表面をもつもの、
即ち貯蔵タンク、船舶のバラストタンクおよび船
倉のような大型建造物の内部、更に様々な形状を
し、複雑な又は傾斜した表面をもつ対象物から有
機コーチングを既知の方法より、より経済的に、
作業者に安全に、公害問題も少なく、そして燃費
も少なく、更には後の再コーチングに障害となる
添加剤を使用しない方法によつて剥離する方法の
提供である。 さらに本発明の目的は有機コーチングおよび石
油製品や植物油を排出した後にタンクに残る残留
物を除去する方法を提供することである。 この発明の他の目的は一部ここで明らかにさ
れ、そして後に一部を叙述するであろう。 本発明の前記および他の目的に基ずけば我々の
発明は剥離組成物や剥離される表面が実質的に周
囲温度以上でなくてもコーチングと表面間の付着
をこわす性能を持つ気相の剥離組成物を対象表面
にもたらし、コーチング表面から有機コーチング
を剥離するものである。本発明の好ましい実施態
様の一つは気相の剥離組成物が周囲温度近辺で剥
離される表面に接触し、実質的には剥離表面で凝
縮される液体の剥離組成物が存在しないことであ
る。本発明のもう一つの好ましい実施態様は気相
の剥離組成物又は剥離される表面が周囲温度より
低くてもよいということである。 発明を実施する最良の形態 我々は単に気相剥離組成物作用によつて有機コ
ーチングが実質的に緩み、多くの場合完全に表面
から剥離されることを見い出した。有機コーチン
グは有機樹脂又は有機ビヒクル例えば金属や木の
表面に使用されるペイント、シエラツク、ニス、
ラツカー等に基づいたいずれかのコーチングを意
味する。この方法は表面を保護及び/又は強化の
ために使用される保護有機コーチングを除去する
ためにも用いられる。加うるに、この方法は通常
保護コーチングとは呼ばれないが、この説明の中
ではコーチングの意味に含まれる残留物コーチン
グを除去するにも使用することが出来る。残留物
コーチングは原油、バンカーC(No.6)重油、高
級パラフイン原油、アスフアルト、空気吹き込み
アスフアルトのようなもの及び減圧タール残留
物、すなわちある種の原油、タール、植物油等の
高真空蒸留残留物を含み、そしてそれらを積荷の
変更のためにか又は修理および海上保安監察等の
ために洗浄する必要がある時に船倉やタンクの表
面より除去しなければならない。 我々の発明に依れば剥離される表面はコーチン
グと表面間の付着が破壊されるか又はコーチング
が溶液となり床に流れるまで気相の剥離組成物と
接触させられる。 我々の方法の一つの実施態様においては気相剥
離組成物は実際上何らの凝縮をコーチング表面で
起さないような濃度、圧力、及び温度で接してい
る。従つてこの方法は実際上液化凝縮がなくて行
なわれる蒸気の吸着及び又は吸収はこの方法の間
コーチング内で起る。一般的に蒸気は高収率で回
収される。この方法には剥離化学物質がわずかの
蒸気圧を持つ限り、何らの理論的限界最低温度も
存在しない。経済的理由によりこの方法は室温附
近で用いるのが好ましい。 特別な条件に依存してコーチングの付着を破壊
し又は除去する所要時間は数分より数日にわた
る。我々は有機コーチングが、一般的に周囲温度
にて気相剥離組成物に接して、気相剥離組成物の
より高い濃度及びより高温における化学反応に予
想されるより速い速度からみて、より高い温度に
おける所要時間について予期されるよりも、はる
かに速く剥離されるということを見出した。 さらに驚くべきことに、我々は気相剥離組成物
あるいは剥離される表面が高温である時よりも低
温である方がより速くアスフアルト、油およびあ
る種の塗料のような石油製品が剥離されることを
見い出した。例えばアスフアルトは一定の気相剥
離組成物濃度で32℃又は36℃でよりも22℃でずつ
と速く剥離され、又No.6オイルは下地又は蒸気の
いずれかが冷却される時、より速く除去される。 剥離組成物を還流まで加熱する必要がないこ
と、および多くの場合、好ましくは本発明の方法
が実質的に環境温度かまたはそれより低い温度で
実施されるので、気体の剥離組成物を加熱するこ
とが全く不必要であるかもしくは望ましくないと
いうことが、本発明方法の特別の利点である。 この方法を周囲温度付近で運転する時、一般的
に周囲温度を少なくとも0℃付近に下げることが
望ましく、さもなければこの方法はある種のコー
チングの場合不都合にも遅いかも知れない。たと
え0℃以下であつても本方法は他の有効な方法よ
りも通常より優れた結果を示す。例えば剥離組成
物も剥離表面のいずれも周囲温度以上でなく、表
面あるいは剥離組成物のいずれかが周囲温度以下
に冷却させて、気相剥離組成物をコーチングに接
触させるのが好ましいのである。 我々の蒸気剥離方法に従つて処理された塗装表
面が気相剥離組成物から空気乾燥あるいは他の便
利な手段にて遊離される時、多くの場合塗装コー
チングは完全に剥れ落ちるか又は小さな塗装斑点
を残すのみで容易にこすり落すことが出来るとい
うことがわかる。多くの場合気相剥離組成物と接
触する表面は約75〜100%の遊離した目に見える
塗装残留物である。しかしながら気にいらない量
のコーチングが残留する時でも、その表面は研摩
噴射仕上単独によつて100%清浄な表面を得るの
に必要とされるものより実質的により短時間で、
100%清浄であるように研摩噴射仕上げがされ得
る。 油状又はタール状物質の表面を清浄にするのに
95〜100%の除去が通常達成される。 我々の発明の方法を通して蒸気はコーチングを
して物理的及び時には化学的な変化を受けせし
め、そして下地から脱しせしめるためにコーチン
グに吸着及び/又は吸収されるものと思われる。
多くのエポキシ、アルキツド、ポリウレタン及び
ポリエステルのコーテイングは容易にかつ経済的
に処理され又は売却される乾燥フレークを形成す
ることができ、これは我々の発明によれば実質上
液化凝縮の不存在で剥離組成物を処理するという
予想しなかつた利点である。表面が還流蒸気から
の液体又は凝縮液で処理される時、液状剥離組成
物がコーチングの溶解成分を浸出し、多くのコー
チングで粘着性の扱いにくい結果となり、それら
の洗浄は困難で実際上乾燥した薄片の除去より経
済的ではない。 油、アスフアルトそしてある種の塗料では、結
果として生じた溶液の蒸留により剥離組成物およ
びコーチング物質の両方の回収が可能である。 我々の発明の他の好ましい実施態様は処理され
る表面が実際上剥離領域を形成するために雰囲気
から隔離される。周囲温度付近かある場合には周
囲温度以下のガス状態の剥離組成物の流れは、剥
離領域に導入されコーチング表面に接触する。も
し剥離組成物が周囲温度で液体であるならば、ガ
ス流はエバポレイターにて液体の表面に空気を吹
込んで発生させ、剥離領域に導管にて導かれる。
剥離領域は好ましくはガス送風機の減圧側への帰
り管を持ち合せ、そこでは空気とガス状剥離組成
物が再循環されている。気相剥離組成物の分圧が
剥離領域で増加するにつれて、空が剥離領域より
流出するであろう。通常ガス状の剥離組成物の密
度は空気のそれよりも大きく、空気は普通剥離領
域の頭部近くより流出される。これは気相剥離組
成物の高濃度を生み出し、圧力の実質的増加の生
因を避けるのに用いられる。 エバポレイターは液状剥離組成物の過剰冷却を
避けるべく液状剥離組成物の蒸発熱を熱交換しな
ければならない。しかし一般的には気相剥離組成
物が導管および剥離領域で周囲温度もしくはそれ
以下であることが望ましい。コーチングの剥離が
低温でより速く進む場合には、蒸発熱は完全に熱
交換する必要がなく、蒸気はより冷却され、エネ
ルギーが節約出来るであろう。 又液状剥離組成物を塗装剥離領域の内部で蒸発
させることも可能であり、この場合は特別な蒸発
領域が必要でなくなる。 気相剥離組成物の循環方法はガスポンプ又は送
風機のようなものが望ましい。気相剥離組成物が
剥離領域を隈無く十分に循環する時、現プロセス
の効率は増大しそしてコーチングと表面の付着を
破壊する所要時間を減少させ得る。 剥離領域ではコーチングが気相剥離組成物を吸
着及び/又は吸収し、それによつて物理的及び/
又は化学的変化を起し、下地をゆるませ解かせ
る。それから気相剥離組成物は剥離領域よりポン
プ流出させ、コーチングから脱着させる。その気
相剥離組成物の除去の間に減圧調整バルブを通し
て代りに空気が塗装剥離領域に流出される。これ
により危険性のある減圧工程を避け、タンクの安
全性を保つことが出来る。気相剥離組成物は連続
的に剥離領域に導入され、又剥離領域の頭部から
高蒸気圧の成分を空気と共に連続的に除去するこ
とが望ましく、そしてそれは圧力調整バルブを約
1〜2psiに調整して、空気を実質的に除去し、よ
り高密度の剥離組成物の高濃度蒸気がベントする
まで続けられる。ベントされた化学蒸気は容易に
濃縮及び/又は木炭の吸着によつて回収して、再
使用し、空気汚染を避けることが出来る。気相剥
離組成物は又剥離領域より連続的に引抜き、回収
されたり、あるいはガス状態で保留されて、塗装
剥離領域に再循環されたり、あるいは剥離される
領域が2ケ所もしくは、それ以上の場合には、あ
る剥離領域より引抜いた気相剥離組成物は他の領
域に循環される。大規模な作業では送風機が用い
られて、蒸気を合理的な時間内に構造の隅々まで
分配させうる。 今日用いられているタイプの有機コーチングに
適した理想的な単一又は混合のガス状化合物はま
だ見い出されていない。通常、数回の単純な実験
で当業者の一人が効果的な化合物又は混合物を決
定する事が出来る。分圧が周囲温度で少くとも2
mmHgであるペイント、シエラツク、ニス、等を
剥離するのに有用であると知られる有機及び無機
化合物は我々の方法に用いることが出来る。実際
上、我々は相対的に高パーセントの低級クロロカ
ーボン、特に1〜3個の炭素原子及び1〜4個の
塩素原子を含んだクロロカーボンを含む混合物を
用いることを望む。メチレンクロライドは安全
性、経済性だけでなく、性能の関点から、特別に
有効な剥離剤である。しかしながら1,2−ジク
ロロアルカン及びクロロフオルムのような他のク
ロロアルカンも又利点をもつ。通常それらのクロ
ロカーボン混合物は有効で経済的であるばかりで
なく、火災爆発の危険性を減少させ、あるいは除
外させうる。メチレンクロライドを容量で約25〜
100%含む剥離組成物では、主要成分として、メ
チレンクロライドを含む配合がより望ましく、特
に経済性及び安全性を考慮しつつ、メチレンクロ
ライドを約70,80又は85〜100%を含む配合が用
いられる。 種々のコーチングでメチレンクロライドや他の
低級クロロアルカンの有効性を向上させることを
我々が見い出した化合物には、約8個までの炭素
原子を含む脂肪族炭化水素、水、蟻酸のような低
級カルボン酸、アンモニア、低級アルキルアミ
ン、低級アルカノール、及び低級アルキルエーテ
ル、エステル、ケトン、ニトリル、アミド、ベン
ゼン及び低アルキル及びハロゲン置換ベンゼンの
ようなアルエン及び揮発性無機酸がある。「低級」
という用語は1〜4の炭素原子を持つ化合物を意
味する。一般に気相成分は、約70〜95%のメチレ
ンクロライド、約1%の水、及び約4〜29%の上
記に述べたような他の化合物を含むのが極めて有
効である。又気相では低アルキルやジアルキルア
ミンがメチルクロライドの強力な活性剤であると
いうことがわかつた。メチレンクロライド約70〜
90容量%と10〜30%の33〜75%のエチレンアミン
水溶液を含む配合が特に有効である。一般に双極
子モーメントを持つ小さな分子及び酸性又は塩基
性の性質のものが単独またはメチレンクロライド
と組み合わせた場合剥離塗料に最も有効であるよ
うに思われる。 液相に均一な溶液を形成しない2種又はそれ以
上の成分を含む気相剥離組成物が選ばれる場合に
は、そのような各成分に対してはエバポレーター
を別個にすることが望ましい。 使用される剥離組成物の特定の量はコーチング
の性質及び厚さ、周囲温度及び選択された個々の
剥離組成物又剥離領域の容積及び処理されるコー
チング表面の面積に依存して、種々変化する。大
まかに言えば、使用される剥離組成物の重量と除
去されるコーチングの重量の割合は約0.5:1か
ら約4:1に渡るであろう。 もし剥離される領域が実際上大気よりシールす
ることが出来るならば、我々の発明により気相剥
離組成物で処理出来るコーチング構造のサイズや
複雑性に関して何らの実施上の上限もない。本方
法が圧力あるいは温度変化によつて構造に何らの
危険も損傷も与えないという事実が本方法の重要
な利点である。更に金属表面に関して上記に述べ
たような適切な剥離組成物を用いる場合は何らの
腐食問題も観察しなかつた。 使用する化学品の値段が今日安く、又ほとんど
の化学品が回収され再使用されるので、我々の方
法はきわめて経済的である。必要な設備は手頃な
値段で市販されており、入力必要度も低い。 我々の剥離方法の重要な利点は、作業者がある
種の石油製品のような危険なものである化学剥離
剤又はコーチングにさらされる必要がないことで
ある。その化学品は輸送容器から剥離システムま
で大気にほとんど又は全くさらされることなく移
送され、そして蒸気が空気と置換されるまで、作
業者は剥離領域に入る必要が全くない。 次のような例が更に本発明を説明するが、しか
しいかなる方法も本発明を限定するものと解釈し
てはいけない。下記の例において、又この説明全
体に渡り、もし指摘していないならば剥離組成物
のすべての比率は容量割合であり、溶媒と塗料コ
ーチングの相対割合は重量による。 例1 ペイントの剥離 研摩噴射仕上げしてNo.1ペイント(表1を見
よ)を2回塗り(0.3mm)でスプレーした16cm2の
スチール製の板を“スタンブラスト砂”(高炉残
余)を用いサンドブラスチングガン(4.8mm内径
ノズル)で5.6Kg/cm2の圧力で白い金属状態近く
になるまでグリツドブラストした所要時間は85秒
であつた。 ペイント表面の他の側はメチレンクロライド
(9ml)、90%の蟻酸(1ml)を即ち、MC:
FA:H2Oが9:0.9:0.1の溶液の割合を含むよ
うプラスチツクビーカーの中に入れた。14時間、
23℃でその蒸気にさらされた後、ほとんどの露出
エポキシコーチングは層剥離した断片となり、ビ
ーカーの中に落ちた。そのプレートを23℃の空気
中に4時間放置した。処理した16cm2の表面はそれ
から前に述べた装置および条件を用いて白に金属
状になるまでグリツドブラストした。この場合に
は5秒もかからない早い一掃で、処理しないコー
チングの必要時間のたつた6%であつた。 例2−15 種々のペイントの剥離 例15を除いて異なつたペイントでコーチングさ
れた試験板を、液体剥離組成物の容器の上部に、
又は液体剥離組成物のたまりを持つ栓つきジヤ
ー、デシケーター又は薄層クロマトグラフイー
(TLC)の小室のような密封の容器の内部にコー
チングされた試験板を入れて、気相剥離組成物に
さらした。すべての場合において試験板は液状剥
離組成物に接することなく、コーチングの除去は
ただ気相の剥離組成物の作用によつた。 例15においては、コーチングしたスチール板を
ガス導入管および引抜き管を持ち、大気をしや断
した4の受器の中に置いた。気相の剥離組成物
は連続的に隅々に循環した。 例8と9の試験板は木製であるが他のものはす
べて金属製である。又すべての例はそれぞれ特有
の周囲温度で遂行されたが、例7aおよび7bでは
剥離組成物のたまりを持つTLCの小室は粉砕氷
の中に置いて、0℃に冷却した。吸取紙を用いて
容器中の気相と液相間の平衡状態になるのを早め
させた。 例2−15の剥離の条件および結果は表2に示し
た。表2のペイント参照番号は表1のペイント番
号であり、例題のすべての剥離ペイントは同じも
のと見なされる。測定されたペイントの厚さは、
表2のペイント引用番号の下に括弧で示してあ
る。 次のような略語がすべての例での剥離配合の成
分に用いられた。 MC:メチレンクロライド
PCE:パークロロエチレン FA:蟻酸 DMF:ジメチルホルムアミド MEK:メチルエチルケトン
CLF:クロロホルム EA:エチルアミン HEX:ヘキサン
【表】
ス
【表】
【表】
例16 タンク内部のペイントの剥離
1.85×1.85×1.85mのスチール製のタンクをサ
ンドブラストで研摩し、内部をNo.7ペイントで乾
燥膜厚で0.23mmになるようスプレーペイントし
た。数ケ月後そのペイントを次のように剥離し
た。 GM3−53ガスポンプの出口側に2基のスチー
ルエバポレーターである容器A及びBを直列に
2.5cmのスチール製パイプおよび耐薬品製のプラ
スチツクホースで接続した。エバポレーターは円
筒形のスチール製容器でガラスの覗き窓を持ち、
上部に2.5cmのパイプの入口、出口を備え、湯煎
の中に入れてある。出口のパイプは試験タンクの
下部に接続した。タンクの上部からパイプが送風
機の入口側に接続されている。又タンクの出口は
T字管にてベントパイプに接続した。剥離剤MC
(16)およびFA(3)が容器AとBにそれぞ
れ注入されて、送風機が動き、約280/minの
空気を剥離剤の表面を吹き抜けタンクに通した。
室温は1〜21℃と様々であるが、試験中ほぼ室温
で蒸気の流れを維持するのに十分な加熱を行なつ
た。ポンンプを8時間動かすと、タンクの壁はほ
とんど露出し、ペイントの薄片が天井から落ち
た。タンクは大気をしや断して一昼夜放置した。
その後ではわずかなゆるんだペイントの断片のみ
が壁および天井に見られるのみであつた。 ベントを開放し、容器AとBを氷と水のスラツ
シで冷却し、ガスポンプの回転を逆転させた。剥
離蒸気を室温で置換し、用いられたほとんどの試
薬を回収することが出来た。タンクのハツチを開
け、乾燥したペイント薄片(11.5Kg)を真空掃除
機にてすばやく除去した。内部表面の精密な検査
ではいくらかの小さな斑点がいかり模様で、そし
て隅の穴や溶接部分に残つているのみであつた。
ペイントの99%以上は除去され表面は研摩噴射仕
上げすることなく再塗装するのに十分きれいなも
のであつた。 例17−24および比較例17c−21c 種々の支持体温度でのアスフアルトおよびオイ
ルコーチングの剥離 12.5cm×0.9cmの重量既知の試験管を下塗層で
コーチングし、上記に述べた特定の液状剥離組成
物の気相の中につり下げられた。金属箔で容器を
おおい室温で保つた。 この発明の事実を例証するために、試験管の一
つを室温の22℃に保つか又は水道水で冷却して約
21℃に保つた。 比較目的のために最初の試験管と同じ方法でコ
ーチングし容器の中につり下げた二番目の試験管
を暖かい水の流れを内部に通して暖めた。 各々の試験管の外表面から除去された下塗層の
量を、ガラス容器の中で気相にさらした後で測定
した。即ち一定時間後試験管を乾燥し、その目方
を測る方法か又は吸着及び/又は吸収した気体を
蒸発した後に試験管から落ちたコーチングの量を
測定するかのいずれかによつた。 液体に浸した吸取紙はその場合に気相を飽和状
態に保つのを助長したが、しかしながらこれらす
べての例および比較例において気相の濃度は可能
な最高濃度よりもずつと低く、メチレンフロライ
ドの場合には約50%であつた。 コーチング、その量、気相剥離組成物および
種々な温度でのコーチングの除去パーセントが表
3に示されており、その中でRGおよびABはそ
れぞれ屋根用および空気吹込みアスフアルトを意
味する。
ンドブラストで研摩し、内部をNo.7ペイントで乾
燥膜厚で0.23mmになるようスプレーペイントし
た。数ケ月後そのペイントを次のように剥離し
た。 GM3−53ガスポンプの出口側に2基のスチー
ルエバポレーターである容器A及びBを直列に
2.5cmのスチール製パイプおよび耐薬品製のプラ
スチツクホースで接続した。エバポレーターは円
筒形のスチール製容器でガラスの覗き窓を持ち、
上部に2.5cmのパイプの入口、出口を備え、湯煎
の中に入れてある。出口のパイプは試験タンクの
下部に接続した。タンクの上部からパイプが送風
機の入口側に接続されている。又タンクの出口は
T字管にてベントパイプに接続した。剥離剤MC
(16)およびFA(3)が容器AとBにそれぞ
れ注入されて、送風機が動き、約280/minの
空気を剥離剤の表面を吹き抜けタンクに通した。
室温は1〜21℃と様々であるが、試験中ほぼ室温
で蒸気の流れを維持するのに十分な加熱を行なつ
た。ポンンプを8時間動かすと、タンクの壁はほ
とんど露出し、ペイントの薄片が天井から落ち
た。タンクは大気をしや断して一昼夜放置した。
その後ではわずかなゆるんだペイントの断片のみ
が壁および天井に見られるのみであつた。 ベントを開放し、容器AとBを氷と水のスラツ
シで冷却し、ガスポンプの回転を逆転させた。剥
離蒸気を室温で置換し、用いられたほとんどの試
薬を回収することが出来た。タンクのハツチを開
け、乾燥したペイント薄片(11.5Kg)を真空掃除
機にてすばやく除去した。内部表面の精密な検査
ではいくらかの小さな斑点がいかり模様で、そし
て隅の穴や溶接部分に残つているのみであつた。
ペイントの99%以上は除去され表面は研摩噴射仕
上げすることなく再塗装するのに十分きれいなも
のであつた。 例17−24および比較例17c−21c 種々の支持体温度でのアスフアルトおよびオイ
ルコーチングの剥離 12.5cm×0.9cmの重量既知の試験管を下塗層で
コーチングし、上記に述べた特定の液状剥離組成
物の気相の中につり下げられた。金属箔で容器を
おおい室温で保つた。 この発明の事実を例証するために、試験管の一
つを室温の22℃に保つか又は水道水で冷却して約
21℃に保つた。 比較目的のために最初の試験管と同じ方法でコ
ーチングし容器の中につり下げた二番目の試験管
を暖かい水の流れを内部に通して暖めた。 各々の試験管の外表面から除去された下塗層の
量を、ガラス容器の中で気相にさらした後で測定
した。即ち一定時間後試験管を乾燥し、その目方
を測る方法か又は吸着及び/又は吸収した気体を
蒸発した後に試験管から落ちたコーチングの量を
測定するかのいずれかによつた。 液体に浸した吸取紙はその場合に気相を飽和状
態に保つのを助長したが、しかしながらこれらす
べての例および比較例において気相の濃度は可能
な最高濃度よりもずつと低く、メチレンフロライ
ドの場合には約50%であつた。 コーチング、その量、気相剥離組成物および
種々な温度でのコーチングの除去パーセントが表
3に示されており、その中でRGおよびABはそ
れぞれ屋根用および空気吹込みアスフアルトを意
味する。
【表】
例25および26:種々の温度での気相剥離組成物に
よるオイルの剥離 この例においては、コーチングの温度はコーチ
ングした試験管の内部に水を循環させて一定に保
つた。そして空気の濃度は一定であるが剥離蒸気
の温度を変化させた。コーチングした試験管はア
ルミ箔で軽くおおつた小さなタンクの内につるし
た。水道水を試験管の中に流した。30%MCを含
む空気流は一定レベルに保つた液状MCに空気を
13/分であわ立てることによつて発生させ、78
℃の銅コイルヒーターで加熱し、タンクの中央に
送風した。例26ではタンクは水浴で12℃に冷却し
たが一方例25ではタンクは全体を大気中にさらし
た。 試験管にコーチングした一本が非常に薄く、白
地色の上の赤十字のマークが見ることができる
時、剥離は中止され、ほとんど透明な試験管に残
つたコーチングの量が決定された。その結果は表
4に示す。
よるオイルの剥離 この例においては、コーチングの温度はコーチ
ングした試験管の内部に水を循環させて一定に保
つた。そして空気の濃度は一定であるが剥離蒸気
の温度を変化させた。コーチングした試験管はア
ルミ箔で軽くおおつた小さなタンクの内につるし
た。水道水を試験管の中に流した。30%MCを含
む空気流は一定レベルに保つた液状MCに空気を
13/分であわ立てることによつて発生させ、78
℃の銅コイルヒーターで加熱し、タンクの中央に
送風した。例26ではタンクは水浴で12℃に冷却し
たが一方例25ではタンクは全体を大気中にさらし
た。 試験管にコーチングした一本が非常に薄く、白
地色の上の赤十字のマークが見ることができる
時、剥離は中止され、ほとんど透明な試験管に残
つたコーチングの量が決定された。その結果は表
4に示す。
【表】
例27−30 周囲温度及びそれ以下での気相剥離組
成物による剥離 ある種の物質でコーチングした試験管を容器の
中で気相の剥離組成物にさらし、一つは周囲温度
に置き(A)、一つは特定の温度に冷却した。各々の
例の条件と結果は表5に示す。 かくて本方法の一実施態様において剥離組成物
又は剥離される表面を周囲温度より約10℃〜約70
℃低い温度、より好ましくは周囲温度より約20℃
〜約50℃低い温度に冷却することが特に有利なこ
とである。従つて本発明の好ましい実施態様にお
いてこの方法は好ましくは約−40℃〜約8℃、よ
り望ましくは−20℃〜0℃で遂行されることであ
る。
成物による剥離 ある種の物質でコーチングした試験管を容器の
中で気相の剥離組成物にさらし、一つは周囲温度
に置き(A)、一つは特定の温度に冷却した。各々の
例の条件と結果は表5に示す。 かくて本方法の一実施態様において剥離組成物
又は剥離される表面を周囲温度より約10℃〜約70
℃低い温度、より好ましくは周囲温度より約20℃
〜約50℃低い温度に冷却することが特に有利なこ
とである。従つて本発明の好ましい実施態様にお
いてこの方法は好ましくは約−40℃〜約8℃、よ
り望ましくは−20℃〜0℃で遂行されることであ
る。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/US1980/000414 WO1981002858A1 (en) | 1980-04-02 | 1980-04-02 | Vapor stripping process |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57500328A JPS57500328A (ja) | 1982-02-25 |
| JPH0416360B2 true JPH0416360B2 (ja) | 1992-03-23 |
Family
ID=22154284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55501042A Expired JPH0416360B2 (ja) | 1980-04-02 | 1980-04-02 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0049240B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0416360B2 (ja) |
| AU (1) | AU5995980A (ja) |
| DE (1) | DE3072068D1 (ja) |
| WO (1) | WO1981002858A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US2689198A (en) * | 1948-11-10 | 1954-09-14 | Lyon Inc | Method for removing paint from painted articles |
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| US2967121A (en) * | 1957-04-17 | 1961-01-03 | Texaco Inc | Method of wax removal |
| US3042553A (en) * | 1959-10-20 | 1962-07-03 | Detrex Chem Ind | Method of and apparatus for cleaning tanks of vehicles |
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| US3391085A (en) * | 1965-10-28 | 1968-07-02 | Army Usa | Composition for stripping durable, adherent coatings |
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-
1980
- 1980-04-02 EP EP19800900863 patent/EP0049240B1/en not_active Expired
- 1980-04-02 WO PCT/US1980/000414 patent/WO1981002858A1/en not_active Ceased
- 1980-04-02 JP JP55501042A patent/JPH0416360B2/ja not_active Expired
- 1980-04-02 AU AU59959/80A patent/AU5995980A/en not_active Abandoned
- 1980-04-02 DE DE8080900863T patent/DE3072068D1/de not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0049240A1 (en) | 1982-04-14 |
| WO1981002858A1 (en) | 1981-10-15 |
| JPS57500328A (ja) | 1982-02-25 |
| AU5995980A (en) | 1981-10-26 |
| EP0049240B1 (en) | 1988-01-20 |
| DE3072068D1 (en) | 1988-02-25 |
| EP0049240A4 (en) | 1983-04-18 |
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