JPH0416517B2 - - Google Patents

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JPH0416517B2
JPH0416517B2 JP18444887A JP18444887A JPH0416517B2 JP H0416517 B2 JPH0416517 B2 JP H0416517B2 JP 18444887 A JP18444887 A JP 18444887A JP 18444887 A JP18444887 A JP 18444887A JP H0416517 B2 JPH0416517 B2 JP H0416517B2
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JP
Japan
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plate
housing
gear
grease
rubber
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JP18444887A
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JPS6429496A (en
Inventor
Katsuya Sano
Takeshi Hasegawa
Shozo Ikejima
Akitoshi Ito
Michihiro Sakamaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Asia Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dow Corning Asia Ltd, NipponDenso Co Ltd filed Critical Dow Corning Asia Ltd
Priority to JP18444887A priority Critical patent/JPS6429496A/ja
Publication of JPS6429496A publication Critical patent/JPS6429496A/ja
Publication of JPH0416517B2 publication Critical patent/JPH0416517B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/3605Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by their material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、減速機の緩衝装置に関し、さらに詳
しくいえば駆動ギヤ等の金属製部材の腐蝕を生じ
させることなく弾性部材の疲労寿命性を向上させ
た減速機の緩衝装置に関する。 [従来の技術] 従来の減速機の緩衝装置としては、第1図およ
び第2図に示すように、ハウジング8と、ハウジ
ング8内に回転自在に収納されたウオームからな
る駆動ギヤ6と、駆動ギヤ6を駆動する入力軸5
と、駆動ギヤ6と噛合しハウジング8内に回転自
在に収納されたウオームギヤからなる従動ギヤ3
と、従動ギヤ3と一体的に回転する第1金属プレ
ート2と、ハウジング8内に回転自在に収納され
第1金属プレート2に対向して配置された第2金
属プレート7と、第1金属プレート2及び第2金
属プレート7の間に配置され第1金属プレート2
及び第2金属プレート7を連結する弾性部材1
と、第2金属プレート7に連結された出力軸4
と、からなるものが知られている。なお、第1と
第2の金属プレートは金属の代りに樹脂を用いる
ことも知られている。 そして上記装置においてモータ駆動部のウオー
ムとウオームギヤの摺動を円滑にする為、鉱油系
グリースを用いており、そのことからグリースの
近傍にある弾性部材は耐鉱油性のゴム材質として
NBR、クロロプレンゴム(CR)等が一般的に使
用されている。 [発明が解決しようとする問題点] 上記装置では機械的に高トルクが働き、この高
トルクの回転をロツクした時にこの高トルクを弾
性部材が吸収する必要がある。従つてこの弾性部
材には大きなストレスが負荷されるので、用いら
れるグリースにより膨潤して劣化することを避け
る必要がある。しかし弾性部材としてNBR等の
従来材料ではその疲労寿命性に限界があり、特に
駆動におけるモータの高出力化の望まれる現在に
おいて、その疲労寿命性の向上が望まれている。 弾性部材の疲労寿命性の向上を図る為には、ゴ
ム材料自体の疲労寿命性が優れている必要があ
り、既存ゴム材料の中ではNR(天然ゴム)系の
ものが、高温ではエチレン−プロピレンゴムが最
も優れている。 しかしNR系ゴムおよびエチレン−プロピレン
ゴムは鉱油系グリースに対し大きく劣化する為、
ゴムクツシヨンの疲労寿命の向上を考慮した場合
に、この鉱油系グリースとNR系ゴム又はエチレ
ン−プロピレンゴムとの組合せは、好ましくない
ことが判明した。このため、他のゴムやグリース
を選定することが必要となるが、本発明が対象と
する減速機の緩衝装置においては、金属性のギヤ
にも大きなトルクが作用するため、金属製部材に
腐蝕を生じさせないことが必要条件である。 本発明は、上記観点においてなされたものであ
り、駆動ギヤ等の金属製部材の腐蝕を生じさせる
ことなく弾性部材の疲労寿命性を向上させた減速
機の緩衝装置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明の減速機の緩衝装置は、ハウジングと、
該ハウジング内に回転自在に収納された金属部を
有する駆動ギヤと、該駆動ギヤを駆動する入力軸
と、該駆動ギヤと噛合し上記ハウジング内に回転
自在に収納された従動ギヤと、該従動ギヤと一体
的に回転する第1プレートと、上記ハウジング内
に回転自在収納され上記第1プレートに対向して
配置された第2プレートと、該第1プレート及び
該第2プレートの間に配置され該第1プレート及
び該第2プレートを連結する弾性部材と、該第2
プレートに連結された出力軸と、上記ハウジング
内に保持され少なくとも上記駆動ギヤに付着され
たグリース組成物と、からなる減速機の緩衝装置
において、以下にのべるグリース組成物を用いる
ことを特徴とする。 このグリース組成物、ポリオキシアルキレン及
びエーテル誘導体のうちの少なくとも一種を基油
とするグリース主成分と、コハク酸、コハク酸無
水物、炭化水素基置換コハク酸、炭化水素基置換
コハク酸無水物、コハク酸エステル及び炭化水素
基置換コハク酸エステルのうちの一種から成る副
成分と、を含み、上記グリース主成分及び上記副
成分の全量を100重量部とする場合上記副成分は
1〜30重量部配合されるものである。なお、グリ
ース主成分としては基油のみならず増稠剤も必須
である。 上記基油の一種であるポリオキシアルキレンと
はエチレンオキサイド等を重合させたジオールで
あり、これとしては、ポリオキシエチレン、ポリ
(オキシプロピレンオキシエチレン)、ポリ(オキ
シブチレンオキシエチレン)、ポリ(オキシペン
チレンオキシエチレン)、ポリオキシプロピレン、
ポリ(オキシペンチレンオキシプロピレン)など
を挙げることができる。 ポリオキシアルキレンのエーテル誘導体として
は、ポリオキシアルキレンのモノ又はジアルキル
エーテル又はポリオキシアルキレンとグリセリン
を縮合したエーテル誘導体等とすることができ
る。そして、この中には、例えば後に述べるポリ
オキシプロピレングリコールモノブチルエーテル
が含まれる。 ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルと
しては、ポリオキシプロピレンモノブチルエーテ
ル、ポリオキシプロピレンモノプロピルエーテ
ル、ポリオキシブチレンモノブチルエーテル、ポ
リオキシエチレンオキシプロピレンモノプロピル
エーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレン
モノペンチルエーテルなどを挙げることができ
る。 グリセリンと縮合したこのエーテル誘導体であ
るグリセリン(ポリオキシアルキレン)エーテル
としては、グリセリントリ(ポリオキシエチレ
ン)エーテル、グリセリントリ(ポリオキシプロ
ピレン)エーテル、グリセリントリ[ポリ(オキ
シエチレンオキシプロピレン)]エーテル、など
を挙げることができる。 以上のうち、本発明において基油として前述の
ポリオキシアルキレンのエーテル誘導体のうちポ
リオキシプロピレンモノブチルエーテルを用いる
ことが、入手容易であるので好ましい。 そして、このような基油を用いて増稠剤により
グリース主成分を得る。 この増稠剤としては、種々の脂肪酸金属塩を用
いることができ、その具体例としては例えば12−
オキシステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、
リノール酸などの有機酸との金属塩(Ca、Li、
Al、Ba、等)を挙げることができるが、特に12
−ヒドロキシステアリン酸リチウムを用いること
が好ましい。これは耐熱性向上のためである。こ
の増稠剤の割合の大小により、得られるグリース
組成物の稠度が変わるので、要求される稠度に応
じてこの使用割合が調整される。 上記炭化水素基(R)置換コハク酸R−CH
(CH2CO2H)CO2Hとしては、Rが炭素数8〜20
のものとすることができ、その無水物、そのエス
テルにおいても同様とすることができる。またこ
の炭化水素基(R)は飽和基のアルキル基でも、
不飽和基のアルケニル基等であつてもよい。 この副成分の割合は、グリース主成分と副成分
の合計100重量部に対して副成分が1〜30重量部
とされるが、この割合が1重量部未満では、得ら
れるグリース組成物に目的とする優れた防錆性が
得られず、また30重量部を越えると、得られるグ
リース組成物が流動性を帯びてグリース組成物と
して使用し得ないものとなる。 上述の本発明で用いるグリース組成物(以下単
にグリコール系グリース組成物と称す。)におい
ては、以上のグリース主成分及び副成分のほか
に、添加成分を配合することができ、その例とし
ては、酸化防止剤、固体潤滑剤、その他を挙げる
ことができる。 酸化防止剤としては、1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエ
ニル)ブタン、4,4−ブチリデンビス(3−メ
チル−5−t−ブチルフエノール)、n−オクタ
デシル−3−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−
ブチルフエニル)プロピオネート、3,5−t−
ジ−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、2,6−
ジ−t−ブチルフエノール、その他のフエノール
系の酸化防止剤を用いることができる。これらの
酸化防止剤はグリース主成分と副成分の合計100
重量部に対して0.1〜15重量部の割合で使用する
のが好ましい。 固体潤滑剤としては、ポリテトラフルオロエチ
レン、メラミンシアヌレート付加物、その他を用
いることができ、更に二硫化モリブデン、二硫化
タングステン、窒化ホウ素、フツ化黒鉛、その他
を併用することもできる。 弾性部材は、天然ゴム(NR)系ゴム又はエチ
レン−プロピレンゴムから成るものとすることが
できる。このうちNR系ゴムは特別な高温時を除
いて普通の温度では疲労寿命性が極めて優れかつ
上記グリコール系グリース組成物により劣化をう
けないので極めて好ましい。このうち天然ゴム
100%のゴムがさらに好ましい。 ここでNR系とは全体を100重量%とする場合、
NRを50重量%以上含むものをいい、例えばNR
(100%)、NRとSBRのブレンド、NRとBRのブ
レンド、NRとCRのブレンド、又はNRと2以上
のゴム成分とのブレンド等が挙げられる。またエ
チレン−プロピレンゴムは特別な高温時(120℃
以上)の疲労寿命が優れ、かつ本発明で用いるグ
リコール系グリース組成物により劣化をうけない
ので好ましい。また高温時の疲労寿命性が優れる
のは、耐酸化性、耐候性および耐熱性に優れるか
らである。このエチレン−プロピレンゴムとは、
エチレンとプロピレンの二元共重合体(EPM)、
又はジエノモノマーを少量配合して重合させた三
元共重合体(EPDM)をいう。このうち、
EPDMは、硫黄加硫が可能であり、耐酸化性、
耐熱性にも優れるので、より好ましい。 駆動ギヤは金属製のウオームギヤであり、従動
ギヤはエンジニヤリングプラスチツク製のヘリカ
ルギヤであるものとすることができる。このエン
ジニアリングプラスチツクとしては、ポリアセタ
ール、ナイロン又はポリカーボネート等を用いる
ことができる。 [発明の効果] 本発明において用いられるグリース組成物とし
ては鉱油系グリースはなく、ポリオキシアルキレ
ン系グリース組成物(単にグリコール系グリース
組成物ともいう)を用いている。これはNR系ゴ
ム又はエチレン−プロピレンゴムさらにはその他
のゴムも劣化させない。一方このグリコール系グ
リース組成物は吸湿性が比較的大きいので、本装
置に用いられる金属部材を腐蝕させ易い、そこで
この腐蝕を防止するために本組成物にはコハク酸
等の副成分(防錆剤)が所定量配合されている。 以上より本緩衝装置においては上記グリース組
成物をもつので、弾性部材材料として、疲労寿命
性の大きなNR系ゴム又は耐候性、性熱性に優れ
るるため高温時の疲労寿命性に優れたEPDM等
のエチレン−プロピレンゴムを用いることができ
る。従つて駆動ギヤ等の金属製部材が腐蝕される
ことがなく、従来と比べて弾性部材の疲労寿命
性、ひいては本発明装置の耐久性能を一層向上さ
せることができる。 [実施例] 以下、実施例により本発明を説明する。 (1) 減速機の緩衝装置の構成 以下の各実施例に共通して用いられる減速機の
緩衝装置の機械的構成部分は、第1図および第2
図に示すように、ハウジング11と駆動ギヤ6と
入力軸5と従動ギヤ3と第1プレート2と第2プ
レート7と弾性部材1と出力軸4と、少なくとも
駆動ギヤ6と従動ギヤ3との間に塗布されたグリ
コール系グリース組成物(図示せず)とから成
る。 駆動ギヤ6は、金属製ウオームギヤであり、金
属製ハウジング部分11a内に回転自在に収納さ
れている。入力軸5は、ウオームギヤ6と一体で
ある。従動ギヤ3は、ヘリカルギヤでありウオー
ムギヤと噛合しハウジング内に回転自在に収納さ
れており、材料はポリアセタールから成る。第1
プレート2は、ヘリカルギヤ3の凹部内に挿入さ
れており、ヘリカルギヤ3と一体的に回転する。
第2プレート7は、ハウジング11内に回転自在
に収納され第1プレート2に対向して配置されて
いる。弾性部材1は、第1プレート2及び第2プ
レート7の間に接合され第1プレート2及び第2
プレート7を連結する。出力軸4は、第2プレー
ト7に連結される。グリコール系グリース組成物
は、少なくともウオームギヤ6及びヘリカルギヤ
3の間に充填、配置されている。12は界磁に永
久磁石をつた通常の直流モータである。 (2) 弾性部材の材質 弾性部材は、モータロツク時、すなわち出力軸
4の回転が外力で拘束された時、ウオームギヤと
ヘリカルギヤが噛み合うギヤ部分に連続的又は断
続的に負荷される衝撃力を緩和するため用いられ
る。 第3図に各種ゴム材料(NR、NBR、IIR、
CR)の疲労寿命を示す。試験条件としては、JIS
−K6301に準拠し、ダンベル1号片の試験片を用
いて試験は120℃の雰囲気、5Hz下で行なつた。
この図から最も疲労寿命に対し優れているのは
NR系ゴムである。一方特別な高温雰囲気下
(120℃以上)では、耐熱性、耐候性等に優れたエ
チレン−プロピレンゴムの方がNRゴムよりも疲
労寿命(耐久性)に優れることもある。 よつて本発明の以下の実施例では弾性部材の材
質としてNRゴム又はエチレン−プロピレンゴム
を用いる。 (3) グリース組成物 第4図に各種ゴム材料(NR、CR、NBR)の
従来用いられる鉱油系グリースに対する耐グリー
ス性を試験した結果を示す。なお鉱油系グリース
の中には、本発明で用いるポリオキシアルキレン
系グリース組成物は含まれない。試験条件は、鉱
油系グリースを用い、浸漬温度が80℃である。 鉱油系グリースに対しNRゴムは、大きく膨潤
し、NBR、CRはほとんど膨潤しない。なお、第
4図では示していないがエチレン−プロピレンゴ
ムも大きく膨潤する。従つて鉱油系グリースの近
傍にNRひいてはNR系ゴム又はエチレン−プロ
ピレンゴムの弾性部材を適用することはできな
い。 エチレン−プロピレンゴム又はNR系ゴムに影
響のないグリース組成物としては、ポリオキシア
ルキレン系グリース組成物(グリコール系グリー
ス組成物)が一般的に知られている。しかし、こ
のグリコール系グリース組成物は鉱油系グリース
組成物に比べ吸湿性が非常に大きいため、近傍の
金属部材を発錆させる問題点がある。従つてこの
グリコール系グリース組成物を使用する場合、防
錆剤の添加が不可欠となり、最適なものを種々検
討した。 第1表にグリコール系グリース組成物の防錆剤
の種類による錆発生の試験結果を示す。 試験方法は、第1図に示すモータを用い、80
℃、湿度95%、100時間後の外観調査によつた。
なお上述した本発明に用いる特定のグリコール系
グリース組成物の増稠剤としては、リチウム石鹸
(12−ヒドロキシステアリン酸リチウム)を使用
し、主成分としては、ポリオキシプロピレングリ
コールモノブチルエーテルを使用し、副成分は第
1表の防錆剤の欄に記載したものを使用した。そ
してその塗布量は2〜4gであり、この塗布は、
ウオームギヤに付着させて行なう。 この第1表における錆結果は、5点数法の目視
チエツクにより評価し、0点は錆無し、1点は点
錆が少し有り、2点は点錆が幾つか有り、3点は
やや錆が有り、4点はかなり多くの錆が有り、5
点は全面に錆が有る場合である。 第1表の結果より本発明に用いるグリコール系
グリースの副成分(防錆剤)としてはコハク酸が
極めて有効である。ここで鉱油系グリースの防錆
【表】
【表】 剤として多く用いられている塩基性スルホネー
ト、アミン系添加剤は鉱油系グリース組成物に対
して防錆効果は大きいが、グリコール系グリース
組成物に対しては防錆効果がほとんどないことが
判明した。 次に第1表のものからコハク酸の添加量のみを
変化させて試験し、その結果を第2表に示す。な
お錆試験方法は上記と同様にして行ない、熱安定
性の試験は80℃、湿度95%下、100時間経過後、
目視による稠度評価により行なつた。この表より
錆の発生結果とグリースの熱安定性のバランスか
らコハク酸の添加量は1〜30重量部が適正であ
る。なお、グリース主成分の基油としてポリオキ
シプロピレングリコールモノブチルエーテル以外
の前述のポリオキシアルキレン及びその誘導体の
うちの少なくとも一種を使用し、副成分としてコ
ハク酸以外の前述のコハク酸エステル等のコハク
酸系防錆剤を用いたものについても、第1表と第
2表と同様の試験を行なつたが、いずれも同様の
結果が得られた。 以上、本発明に用いるグリコール系グリース組
成物はポリオキシアルキレン及びそのエーテル誘
導体のうちの少なくとも一種を基油とするグリー
ス主成分と、コハク酸、コハク酸無水物、炭化水
素基置換コハク酸、炭化水素基置換コハク酸無水
物、コハク酸エステル及び炭化水素基置換コハク
酸エステルのうちの一種から成る副成分とを含
み、上記主成分及び副成分の全量を100重量部と
する場合、上記副成分は1〜30重量部配合されて
いる。 [実施例 1] 実施例1は第1表においてコハク酸を用いた例
である。すなわち基油としてポリオキシプロピレ
ングリコールモノブチルエーテル100重量部、増
稠剤としてリチウム石鹸(12−ヒドロキシステア
リン酸リチウム)10.6重量部、副成分としてコハ
ク酸2.25重量部を用いた。 この実施例1のグリース組成物に対する各弾性
部材材料(NR系、NBR、エチレンプロピレン
ゴムとしてのEPDM)の耐膨潤性を試験し、そ
結果を第5図に示す。この図によれば500時間の
浸漬後であつても、NBRおよびEPDMののみな
らずNR系ゴムにもほとんど影響を及ぼさない。
さらにこの実施例1のグリース組成物と従来の鉱
油系グリース組成物について熱安定性、潤滑特性
等のグリース性能について試験し、その結果を第
3表に示した。この表にれば本実施例1のグリー
ス組成物は、従来の鉱油系グリース組成物と同等
以上の品質がある。ここで蒸発量は100℃、24時
間後のものを用い、ロクサーチ4球摩耗痕試験方
法は1200rpm、40Kg、1時間下で行なつた。低温
トルクは−40℃下で行ない、起動トルクは
JSK2220に準じた試験方法で評価を行なつた。 本発明よる緩衝装置(弾性部材;NR,グリー
ス;実施例1のグリース組成物)と従来の緩衝装
置(弾性部材;NBR,グリース;鉱油系グリー
ス)におけるモータを用いた弾性部材の捩り耐久
試験結果を第4表に示す。なお試験条件は、雰囲
気温度が80℃、弾性部材1の形状が第2図に
【表】
【表】 示すように、平板形、捩りトルクが±120Kg・cm
である。 第4表より実施例1で用いた緩衝装置における
耐久寿命は、従来に比べ約3倍の向上が可能と
る。 [実施例 2] この実施例2は、第5表に示すようにコハク酸
化合物を副成分とし、ポリオキシプロピレングリ
コールモノブチルエーテルをグリース主成分の基
油とするグリース組成物を減速機内に塗布したも
のである。 以下おいて実施例2の1、2の2、2の3の如
く、防錆剤等の検討をした結果を説明する。 まず40℃おける動粘度が60cst.のポリオキシプ
ロピレングリコールモノブチルエーテル100重量
部と、増稠剤として第5表に示した12−ヒドロキ
システアリン酸リチウム(リチウム石鹸)とを製
造釜に仕込、撹拌しながら195℃まで昇温した。
これを100℃まで冷却した上、第5表に記載の防
錆剤及び酸化防止剤を加え、
【表】 充分に撹拌混合した後室温で冷却し、さらにロー
ルミルで均質に混練して実施例2で用いる種々の
グリース組成物を得た。 以上の実施例2及び比較例1〜5で用いるグリ
ース組成物を試料とし、その各々について以下の
測定及び試験を行なつた。その結果を第6表に示
す。 稠度の測定は、JIS K−2220に準拠して混和稠
度を求めた。離油度の測定は、JIS R−2220に準
拠して、100℃で24時間経過したときの離油度を
求めた。蒸発量の測定は、直径40mmのシヤーレに
15gの試料のグリースを入れ、蓋をせずに120℃
の恒温槽に放置し、100時間経過後に出して秤量
し、蒸発による減量の値を求めた。防錆性試験
は、冷間圧延鋼板「SPCC」の表面を240番のサ
ンドペーパーで研磨し、溶剤で十分洗浄した後に
試料のグリースをごく薄く塗り伸ばし、更にガー
ゼによつて試料のグリースがガーゼに付着しなく
なるまで拭い、温度80℃、相対湿度95%の条件で
放置して錆が発生するまでの時間を求めた。 摩耗痕試験は、高速4球試験を用い、回転数
1200rpm、荷重40Kgで1時間運転したときに生じ
た摩耗痕の平均径を測定した。また融着荷重試験
は、シエル4球試験機を用い、回転数1500rpmで
1分間運転し、焼付が発生する最低の荷重の大き
さを求めた。 ゴム浸漬試験は、各々NR、NBR、CRおよび
EPDMよりなる試験用ゴム片を、試料のグリー
ス中に80℃で100時間浸漬し、その後JIS K−
6301(加硫ゴム試験方法)に準拠して、各ゴム片
について体積の変化および硬さの変化を求めた。 第6表の結果から、本発明の実施例2に用いた
各グリース組成物は、そのいずれのものも、潤滑
性およびゴム浸漬試験において十分満足すべき特
性を有し、かつ非常に優れた防錆性を有する。即
ち、防錆剤としては所定のコハク酸化合物が有効
であることを示している。これに対し、比較例1
〜5に用いたグリース組成物は、潤滑性およびゴ
【表】 防錆性について、〓*〓はその時間以上であること
を示す。
ム浸漬試験においては実用可能な特性を有しては
いるが、防錆性の低いものである。特に比較例4
および比較例5においては、その結果は不十分な
ものであり、本実施例2に用いたものと比較する
と防錆性に歴然たる差異がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の各実施例で用いられた減速機
の緩衝装置の機械的構成を示す一部断面図であ
る。第2図は第1図に示す減速機の緩衝装置の
−断面図である。第3図は各種ゴムのゴムひず
みと疲労寿命の関係を示すグラフである。第4図
は、各種ゴムで行なわれた、従来のグリース組成
物を用いた耐グリース性の試験結果を示すグラフ
である。第5図は実施例1で用いるグリース組成
物を用いて行なわれた各種ゴムの浸漬時間に対す
る体積変化率の変化を示すグラフである。 1……弾性部材、2,7……プレート、3……
ヘリカルギヤ(従動ギヤ)、4……出力軸、5…
…入力軸、6……ウオーム歯ギヤ(駆動ギヤ)、
8……ハウジング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングと、該ハウジング内に回転自在に
    収納された金属部を有する駆動ギヤと、該駆動ギ
    ヤを駆動する入力軸と、上記駆動ギヤと噛合し上
    記ハウジング内に回転自在に収納された従動ギヤ
    と、該従動ギヤと一体的に回転する第1プレート
    と、上記ハウジング内に回転自在に収納され該第
    1プレートに対向して配置された第2プレート
    と、該第1プレート及び該第2プレートの間に配
    置され該第1プレート及び該第2プレートを連結
    する弾性部材と、該第2プレートに連結された出
    力軸と、上記ハウジング内に保持され少なくとも
    上記駆動ギヤに付着されたグリース組成物と、か
    らなる減速機の緩衝装置において、 上記グリース組成物は、ポリオキシアルキレン
    及びそのエーテル誘導体のうちの少なくとも一種
    を基油とするグリース主成分と、コハク酸、コハ
    ク酸無水物、炭化水素基置換コハク酸、炭化水素
    基置換コハク酸無水物、コハク酸エステル及び炭
    化水素基置換コハク酸エステルのうちの一種から
    成る副成分と、を含み、 上記グリース主成分及び上記副成分の全量を
    100重量部とする場合上記副成分は1〜30重量部
    配合されることを特徴とする減速機の緩衝装置。 2 弾性部材は、天然ゴム系ゴム又はエチレン−
    プロピレンゴムから成る特許請求の範囲第1項記
    載の減速機の緩衝装置。 3 駆動ギヤは金属製のウオームギヤであり、従
    動ギヤはエンジニヤリングプラスチツク製のヘリ
    カルギヤである特許請求の範囲第2項記載の減速
    機の緩衝装置。
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