JPH041708B2 - - Google Patents

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JPH041708B2
JPH041708B2 JP57229216A JP22921682A JPH041708B2 JP H041708 B2 JPH041708 B2 JP H041708B2 JP 57229216 A JP57229216 A JP 57229216A JP 22921682 A JP22921682 A JP 22921682A JP H041708 B2 JPH041708 B2 JP H041708B2
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JP
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recording
recording material
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ink
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JP57229216A
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Toshuki Kawanishi
Yukio Tabata
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH041708B2 publication Critical patent/JPH041708B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通電転写用記録材料に関し、詳しくは
無騒音タイプライター、電子計算機の印字、電子
計算機のアウトプツトあるいは模写電送の記録等
の印字記録に有用な通電転写用記録材料に関す
る。
電子計算機やフアクシミリなどが次第に高性能
化したのに伴なつて、その端末装置であるプリン
ターも重要な地位を占めるようになつている。こ
の端末装置としては大別して、インパクトプリン
ター(機械式プリンター)、ノンインパクトプリ
ンターとに区分され、更に後者の記録方式として
は(1)電子写真、(2)感熱記録、(3)放電記録、(4)感熱
転写、(5)通電転写などが知られている。しかしな
がら、前者のインパクトプリンターはその機構
上、発生する騒音を避けることができないといつ
た欠陥がある。
一方、後者(ノンインパクトプリンター)にお
ける記録方式においても、騒音が生じない点で有
利であるがいろいろな問題を有している。即ち、
電子写真方式では帯電−露光−現像−転写−クリ
ーニングの5工程を要しプロセスが複雑である
上、良質の転写像が常時得られるかについての信
頼性、装置の小型化に欠点がある。感熱記録方式
ではそこで使用される感熱記録材料の保存性に未
だ難点が見受けられ、また感熱記録材料自体が加
工紙で普通紙が使用できない欠点がある。放電記
録方式は普通紙への放電転写が可能なことでは有
利であるが、放電破壊により生じる臭いや燃えカ
スが発生するという欠点がある。また、感熱転写
方式は熱ヘツドを用いているため、高密度画像が
得られにくく(10本/mm程度が限度である)、更
には記録速度が遅い(1msec/dot程度が限度で
ある)等の欠点がある。
同じノンインパクトプリンターの方式でも上記
のものとは異なり、通電転写方式(通電転写記録
方式)は、普通紙に高密度画像が得られ、記録速
度も速く、またこの方式で採用される装置もコン
パクトにできるといつた利点をもつている。そう
したことから、この方式に使用される通電転写材
料(通電転写用記録材料)更には方式の一層の改
良に関する提案がいくつかなされている。
その一例をあげると、()特開昭54−87234号
公報では、導電性基体上に着色材料と、前記基体
を損傷しない溶媒中に可溶でありかつ前記基体よ
りも低い軟化点を有する熱可塑性重合体樹脂とを
主体とした転写層が設けられた通電転写材料、が
提案されている。ここでは、好ましい基体(即
ち、ベース層)として導電性カーボンブラツクの
粒子を含むポリカーボネート樹脂が例示されてい
る。しかし、ここに開示されている通電転写材料
は、転写層(即ち、インク層)が良好な耐摩擦性
を有しているものの、ベース層の機械的強度及び
耐熱性にいまだ難点が見受けられる。
()特公昭55−12394号、特開昭53−7246号、
特開昭56−8276号、特公昭55−12393号などの公
報では、いずれも異方導電性ベース層又はメタル
分散通電層に導電性インク層を設けた二層構成の
通電転写紙が記載されているが、ここでの異方導
電性ベース層は特殊で高価な金属粉等の材料や複
雑な製造手段を用いてつくられているためコスト
が高い。また、金属粉の均一分散が困難であるた
め、不均質系ベースとなりドツト形状がくずれ解
像力が低下する欠点がある。
他に、従来の多くの通電転写用記録材料の電極
針と接する層の耐熱性及び強度が十分ではなかつ
たため、十分なドツト濃度を出す条件(高印加電
圧−電流)の時に熱による損傷を受けスタイラス
が汚れやすかつた。逆に、高耐熱性にすると可撓
性が不足してシートが引裂かれやすくなり電極針
走査をスムースに行うことが困難であつた。更
に、複数層構成の記録材料は、転移するインクと
ともにベース層の一部が転移するため、ドツト濃
度ムラやドツト形状ムラなどが生じ単層タイプの
ものに比べてドツト品質がやや劣る欠点もあつ
た。
加えて、前記のとおり、従来の通電転写用記録
材料にあつては、電極針と接する層の強度が十分
でなかつたため、製造時、カートリツジセツト時
あるいは搬送時等における取扱いに、かなりの注
意を要しているのが実情であつた。
本発明の目的は、十分なドツト濃度が得られド
ツト品質、機械的強度、耐久性及び耐熱性に優れ
た通電転写用記録材料を提供するものである。本
発明の他の目的は、取り扱いの容易な通電転写用
記録材料を提供するものである。
即ち、本発明は記録体と通電転写用記録材料と
を重ねて配置し、その記録材料に帰路電極を接触
し且つ記録材料表面に記録電極針を接触させ電圧
を印加して記録材料に通電せしめ、インクを前記
記録体上に転移せしめる通電転写記録法において
使用される前記記録材料が、記録電極側からベー
ス層及びインク層からなる二層構造又はベース
層、中間層及びインク層からなる三層構造であ
り、かつ、ベース層は一般式−NH−Ar1
NHCO−Ar2−CO−(ただし、Ar1、Ar2は同一
又は異なつてもよい二価芳香族基である)(以下
芳香族ポリアミドという)及びカーボンブラツク
を主成分としていることを特徴としている。
以下に、本発明を添附の図面に基づきながらさ
らに詳細に説明する。第1図はベース層B11及
びインク層I13の二層構造からなる本発明記録
材料1の断面図、第2図はベース層B11、中間
層M12及びインク層I13の三層構造からなる
本発明記録材料1′の断面図である。ここで、中
間層12は必要により設けられるものである。
各層に要求される主な機能は、(イ)ベース層11
でジユール熱を発生させるタイプのものと、(ロ)イ
ンク層13でジユール熱を発生させるタイプのも
のとでは電気抵抗Rの点で異なるが、これら両タ
イプのものに共通していえることは、電極針側の
ベース層11は熱によるダメージ及びスタイラス
汚れを防止しなければならないことから高耐熱性
であり、インク層13は軟化点が低いことであ
る。中間層12が設けられた記録材料にあつて前
記(ロ)のタイプのものでは、ベース層11及びイン
ク層13よりもこの中間層12の方が発熱の主要
をなし、従つて、この場合の中間層12は少なく
とも可撓性のあるフイルム層をもつて形成され
る。中間層12を設けることはいろいろな面で有
利であり、このことは後の説明により追々理解さ
れるであろう。
上記の機能を十分に発揮させるには、第1図に
示した記録材料では各層の電気抵抗Rを、前記(イ)
のタイプのものについてはRI>RBとする必要が
あり、前記(ロ)のタイプのものについてはRB>RI
とする必要がある。一方、第2図に示した記録材
料では各層の電気抵抗Rを、前記(イ)のタイプのも
のについてはRM≧RI>RB又はRI>RM>RBとする
必要があり、前記(ロ)のタイプのものについては
RM≧RB>RI又はRB>RM>RIとする必要がある。
こうした関係によつて、殊に第2図に表わされ
た記録材料では、中間層12をベース層11とイ
ンク層13との接着に役立たしめたり、あるい
は、発熱の主要部分を中間層12にもつてきてベ
ース層11での発熱を軽減し、熱によるベース層
11のダメージやスタイラス汚れ等の問題を解決
せしめるとともにスタイラスとの接触抵抗も低減
されるため、ドツト抜けなどが少なくなり、か
つ、ドツトはインク層13中にスタイラス直下部
に集中的に電流が流れることからシヤープなまま
である、等の効果がもたらされる。
また、中間層にはベース層11と剥離しやすい
材料が用いられれば、一層望ましい記録材料を得
ることが可能となる。即ち、第3図に示したよう
に、スタイラス6からの電流による発熱がスタイ
ラス6直下に集中した時に中間剥離層12′の熱
の集中した部分だけがベース層11と剥離してイ
ンク層13とともに記録体2に転移する。これに
よつてドツト品質がシヤープで均一な濃度にでき
るのである。
各層を形成する材料は次のとおりである。
ベース層11は高耐熱性が要求されることは勿
論、さきに述べたように、記録材料(インクシー
ト、インクリボン)の機械的強度特に引裂強度並
びに耐熱性を向上させて、インクシート又はイン
クリボンの製造時、カートリツジセツト時あるい
は搬送時等の取扱いを容易なものとし、更には、
ベース層表面の通電によるダメージを少ないもの
とする意味から、本発明では特にバインダーとし
ての芳香族ポリアミドと、主として導電剤である
カーボンブラツクとを主成分としたシート状物が
使用されている。ここで、芳香族ポリアミドとカ
ーボンブラツクとの割合は、重量比で、前者70〜
97%、後者3〜30%が適当である。
芳香族ポリアミドには、例えば特開昭53−
35797号公報に記載されているものが用いられう
る。具体的には、ポリ(m−フエニレンイソフタ
ルアミド)、ポリ(m−フエニレンテレフタルア
ミド)、ポリ(p−フエニレンイソフタルアミ
ド)、ポリ(p−フエニレンテレフタルアミド)、
などが代表例としてあげられる。中でも、ポリ
(m−フエニレンイソフタルアミド)、ポリ(m−
フエニレンテレフタルアミド)は湿式法(流延
法)を用いてフイルム形成させる場合、多くの溶
媒に溶けかつ高濃度に溶解させることができるこ
とから有用であり、因に、前記溶媒としてはジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−
メチル−2−ピロリドンなどが好適である。
いずれにしても、上記の芳香族ポリアミドは単
独で用いられても二種以上が併用されてもかまわ
ない。また、これらベース層11を形成する樹脂
バインダー成分(芳香族ポリアミド)の軟化点
は、180℃以上であることが望ましい。
中間層12又は中間剥離層12′には軟化点150
℃以上の樹脂が適している。軟化点が150℃より
低い樹脂が用いられるとフイルム形成能が小さ
く、十分な強度のシートにならず通電時に発生す
る熱で軟化したり溶融したりしてフイルム形成層
としての役目を果すことができなくなる。
ここで中間層12に使用可能な樹脂は、例えば
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロ
ニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリ
ロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化
ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−スチ
レン共重合体、メタクリル酸エステル−アクリロ
ニトリル共重合体、メタクリル酸エステル−塩化
ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−ス
チレン共重合体、ウレタンエラストマー、ナイロ
ン−シリコン系樹脂、ニトロセルロース−ポリア
ミド樹脂、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−ア
クリロニトリル共重合体、ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニル
ブチラール、セルロース誘導体(セルロースアセ
テートブチレート、セルロースダイアセテート、
セルローストリアセテート、セルロースプロピオ
ネート、ニトロセルロース等)、ポリカーボネー
ト、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリエステ
ル樹脂、クロロビニルエーテル−アクリル酸エス
テル共重合体、アミノ樹脂、各種の台成ゴム系の
熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等である。他に
酢酸セルロースに可塑剤を加えたもの、ポリカー
ボネート、硬化していないポリエステル(溶液タ
イプ)、ポリビニルアルコール、ナイロン、スチ
レン−ブタジエン共重合体(低スチレンタイプ)、
スチレン−アクリル共重合体、スチレンに可塑剤
を加えたもの、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラールおよびこれらに可塑性
付与剤を加えたものが良い。
可撓性付与剤としては、フタル酸エステル、リ
ン酸エステル、脂肪酸エステル、グリコール類、
油脂類などがある。
また、中間剥離層12′には、インクの転移を
助ける目的で剥離効果のある樹脂が選択され、従
つて、シリコーン樹脂系、メチルメタクリレー
ト、ポリエチレン、ポリプロピレン、フツ素含有
ポリマー系、ポリビニルアルコール、ポリエステ
ル(対セルロース系)セルロース系樹脂(対ポリ
エステル)、酸化ケイ素、炭酸マグネシウム等無
機酸化物炭酸塩を含むバインダー系、塩化ゴムな
どの他、市販の剥離剤(商品名キロンC:ミリス
チン酸クロミツククロライド)などが用いうる。
前記の中間層12(中間剥離層12′を含む)
においては、そこでの発熱をより効率的に行なわ
しめるには比較的高抵抗(104〜106Ω)としてお
くことが好ましく、ドツトをシヤープならしめる
には比較的低抵抗(100〜103Ω)としておくこと
が好ましい。
一方、インク層13を形成する樹脂としては、
軟化点ないし融点が50〜200℃好ましくは60〜120
℃のもので、例えば低分子ポリスチレン、スチレ
ン−ブチルメタクリレート共重合体、低分子ポリ
アミドなどがあげられ、更にはこれらにカルナバ
ワツクスなどのワツクス類、アマニ油などの油脂
類、各種変性のロジン類などを添加したものが良
い。インク層13は通電を電極針の形状(直径お
よび丸型)に忠実に行なわしめ、同時に低エネル
ギーで溶融して記録体2へ転移する役割をもつこ
とから、そこで用いられる樹脂は前記範囲内にあ
る軟化点ないし融点を有していることが必要であ
る。軟化点ないし融点が50℃より低いと搬送中や
圧接により地汚れを生じるようになり、逆に200
℃より高いと低エネルギーで溶融して良好な熱転
移インクを構成しなくなる。
また、インク層13には着色成分が添加分散さ
れるが、この着色成分(着色顔料、着色染料)
は、その周囲に存在する樹脂(バインダー)の一
部とともに熱転移インクを構成するものである。
こうした着色成分としてはカーボンブラツク(特
にフアーネス型カーボンブラツク、アセチレンブ
ラツク、ランプブラツクなど)の他に、カラー用
の有機又は無機染料・顔料としてフタロシアニ
ン、アルカリブルー、スピリツトブラツク、ベン
ジジンイエロー、フアーストレツド、クリスタル
バイオレツト、酸化鉄、硫化カドミウムなどが例
示できる。
本発明記録材料を作成するに際しては、ベース
層11およびインク層13あるいはベース層1
1、中間層12(中間剥離層12′を含む)およ
びインク層13のそれぞれの電気抵抗を前記の関
係に合致させるために、各種の有機又は無機の導
電材料が上記各層に適当量添加される。そうした
導電材料としては導電性カーボンブラツク(この
ものは着色成分としても最適である)をはじめと
して、通常のカーボンブラツク、グラフアイト、
オイルブラツクなどが代表例としてあげられる。
実際に本発明の記録材料を製造するには、各層
に必要な材料を適当な溶媒中に分散又は溶解した
ものをガラス板、金属板等の上に順次塗布乾燥す
ればよく、膜厚がインク層13は1〜10μm好ま
しくは2〜4μm、中間層12は5〜20μm好まし
くは5〜10μm、ベース層11は0.5〜10μm好ま
しくは3〜5μmとなるよう形成した後、ガラス
板、金属板等から剥離すれば良い。剥離性のある
中間剥離層12′を設ける場合には、膜厚はイン
ク層13については前記と同じ、中間剥離層1
2′は0.5〜5μm好ましくは1〜3μm、ベース層1
1は5〜20μm好ましくは5〜10μmである。
また、前記溶媒としては、さきに記載したジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−
メチル−2−ピロリドンの他に、テトラヒドロフ
ラン、1,2−ジクロルエタン、メチルエチルケ
トン、トルエン、石油エーテル、酢酸エチル、ジ
メチルホルムアミド、メタノールなどが例示でき
る。
このようにして製造された通電転写用記録材料
により通電転写記録を行なうには、例えば第3図
に示した従来法と同様に、インク層13を記録体
2と密着させ、中間層12(又は、中間剥離層1
2′)を介したベース層11に帰路電極4を接触
せしめ、また、このベース層11に記録印加電圧
5からの電流信号を記録針3をとおして矢印で表
わされた6の記録電流のごとく通電すればよい
〔但し、前記(ロ)の場合〕。
記録材料1′に通電がなされると、記録針直下
の電流密度は最大であり帰路電極4は記録針3よ
りも広い接触面積をもつているので、帰路電極4
に近づくにつれて電流が拡がり電流密度が小さく
なる。この通電により発生するジユール熱でイン
クが軟化ないし融解して記録体2に転移する。こ
こに、記録体2上には電流信号に対応した画像が
形成される。
通電の条件、走査線数などは画像形成に大きく
影響するが、一般には10〜200V、通電時間0.05
〜1msec、走査線数3〜20本/mm程度である。記
録材料1′と記録体2とは完全に密着させる。本
発明記録材料は電流を比較的強く流した場合でも
すべての着色成分が記録体2上に転移してしまう
ことはないので、繰り返しの使用が可能である。
上記の通電転写記録法は、第2図に示した記録
材料1′に基づいて説明しているが、第1図に示
した記録材料1についても同様である。
以上のように、本発明記録材料の使用によれ
ば、普通紙等の記録体上に良質の画像が低記録エ
ネルギーをもつて迅速に形成される。これは、記
録材料をベース層およびインク層の二層構造又は
ベース層、中間層およびインク層の三層構造とし
各々の役割を機能分離したこと、及び、望ましく
は中間層を剥離性のあるもの(中間剥離層)にす
ることによつてすぐれた画像品質が得られること
が明らかとなつたのである。
更に、本発明記録材料におけるベース層は、従
来のような特殊かつ高価な異方導電性ベース層と
は構成をまつたく異にしており、単に導電材料を
含有する均一分散層でよいため、特殊な異方導電
性ベース層よりも均一である分だけ記録針の形状
に忠実な良品質のドツト記録ができるという効果
がある。
加えて、本発明記録材料ではベース層の機械的
強度(とくに引裂強度)及び耐熱性を大きくした
ことにより、一層良質でシヤープなドツト記録が
信頼性よく得られるものである。
次に実施例及び比較例を示す。なお、部はすべ
て重量部である。
実施例 1 ポリ(m−フエニレンテレフタルアミド 9部 カーボンブラツク(ケツチエンブラツク、日本イ
ーシー社製) 1部 塩化カルシウム 5部 N−メチル−2−ピロリドン 85部 からなる混合物をボールミルで120時間分散した
ものを、ガラス板上にギヤツプ200μmのブレー
ドを用いて流延塗布し、110℃の乾燥機中で1時
間乾燥した後、約5℃の冷水中に1分間浸漬しガ
ラス板上から剥離した。次いで、約20℃の流水中
で水洗してから湿潤状態において、縦横それぞれ
の方向に2倍ずつ延伸し、更に、300℃で10分間
熱処理を行なつて、厚さ約20μm、電気抵抗
60KΩのベース層シートを得た。続いて、この上
に オリゴスチレン(軟化点65℃) 85部 カーボンブラツク(ケツチエンブラツク、日本イ
ーシー社製) 15部 シクロヘキサン 900部 からなる混合物をボールミルで24時間分散したも
のを、ギヤツプ100μmのブレードを用いて塗布
し、ドライヤーにより100℃で1分間乾燥して、
厚さ約5μmのインク層を形成した。
このようにしてつくられたインクシート(通電
転写用記録材料)全体の電気抵抗は5KΩであり、
また、このものの機械的強度は、引張強度1200
g/20μm、引裂強度150g/20μmで、十分な強
度を有しているのが確められた。
このインクシートに、直径約60μmの記録電極
が8本/mmの密度で2列千鳥状に配列されたマル
チスタイラスを用いて、信号電圧150V、印加時
間0.1msecの条件で記録を行なつたところ、普通
紙(記録体)上に16ドツト/mmの高解像でドツト
濃度1.4の、鮮明かつ高濃度の文字が得られた。
また、このインクシートを用いて一万文字の記
録を繰り返し行なつても、マルチスタイラスの表
面には何等の付着も認められなかつた。これは、
このインクシートにおけるベース層の熱変形温度
が250〜300℃と高く、その結果、ベース層の熱に
よる付着が起らなかつたものと考えられる。
実施例 2 ポリ(m−フエニレンイソフタルアミド 9部 カーボンブラツク(ケツチエンブラツク、日本イ
ーシー社製) 1部 塩化カルシウム 2部 ジメチルアセトアミド 88部 からなる混合物をベース層シート用材料として使
用した以外は、実施例1とまつたく同様にしてイ
ンクシートを作成した。但し、ここではベース層
シートは厚さが約15μm、電気抵抗100KΩとし、
インク層は厚さが約3μmとし、インクシート全
体の電気抵抗が10KΩとなるようにした。
次いで、このインクシートを巾6.35mmにスリツ
トしカートリツジに収納してから実施例1と同じ
条件で記録したところ、普通紙上に16ドツト/mm
の高解像でドツト濃度1.2の、鮮明かつ高濃度の
文字が得られた。
また、この文字品質は一万文字の繰り返し記録
を行なつても同じであつた。これは、実施例1に
記述したのと同様に、ベース層の熱変形温度が高
いことによるものと考えられる。なお、このスリ
ツトされたインクリボンの機械的強度は、引張強
度950g/15μm、引裂強度180g/15μmであつ
た。
比較例 1 トリアセテートセルロース 93部 カーボンブラツク(ケツチエンブラツク、日本イ
ーシー社製) 7部 塩化メチレン 1400部 からなる混合物をボールミルで24時間分散したも
のを、ポリエステルフイルム上にギヤツプ300μ
mのプレートで流延塗布し、ドライヤーにより70
℃で1分間乾燥して、電気抵抗100KΩ、厚さ約
15μmのベース層を形成した。次いで、このベー
ス層上に実施例1と同じようにしてインク層(但
し、厚さは約3μm)を形成した後、前記ベース
層及びインク層を一体的にポリエステルフイルム
から剥離してインクシートを得た。この比較のイ
ンクシート全体の電気抵抗は5KΩであつた。
続いて、このインクシートを用いて実施例1と
同じ条件で記録したところ、ドツト濃度1.2でシ
ヤープな文字が普通紙上に得られた。また、この
インクシートにおけるベース層の熱変形温度は
180℃程度であるため、若干のマルチスタイラス
の汚れが見られたが、繰り返し一万文字の記録ま
では前記の文字品質は確保された。
しかしながら、このインクシートの機械的強強
度は、引張強度500g/15μm、引裂強度20g/
15μmと弱く、巾6.35mmにスリツトしてリボンと
する際には切断したり、また、そのインクリボン
がカートリツジ内で記録時に切断したりすること
の多いのが確められた。
比較例 2 ポリカーボネート 9部 カーボンブラツク(ケツチエンブラツク、日本イ
ーシー社製) 1部 1,2−ジクロロエタン 100部 からなる混合物をボールミルで24時間分散したも
のをベース層シート用材料とした以外は、実施例
1とまつたく同様にして比較のインクシートを作
成した。但し、ここではベース層は厚さが約15μ
m、電気抵抗50KΩとし、インク層は厚さが約3μ
mとし、インクシート全体の電気抵抗が4KΩと
なるようにした。
続いて、このインクシートを巾6.35mmスリツト
しカートリツジに収納してから実施例1と同じ条
件で記録したところ、普通紙上に初期のうちはド
ツト濃度1.1〜1.2の比較的シヤープな文字が得ら
れたが、100〜1000文字記録を繰り返すとドツト
濃度は0.5〜1.0と低下してくるのが認められた。
繰り返し記録後にマルチスタイラスの表面を観
察すると、そこにはベース層の熱による付着がみ
られた。これは、ベース層の熱変形温度が約120
℃と低いために生じたものと考えられる。
実施例 3 実施例2と同じベース層(厚さ約15μm、電気
抵抗100KΩ)上に シリコーン樹脂 95部 ケツチエンブラツク 5部 キシレン 900部 からなる液をギヤツプ50μmのブレードで塗布
し、80℃で1分間乾燥して約2μm厚の中間層を
形成した。更に、この中間層上に 低分子スチレン 80部 ケツチエンブラツク 20部 シクロヘキサン 900部 からなる液をギヤツプ100μmのブレードで塗布
し、70℃で1分間乾燥して約3μm厚のインク層
を形成しインクシートを作成した。因に、このイ
ンクシート全体の電気抵抗は9KΩであつた。
続いて、このインクシートに実施例1で用いた
のと同じ装置で信号電圧100V、印加時間0.1m
secの条件で記録を行なつたところ、普通紙(記
録体)上にドツト濃度1.5のシヤープな文字が記
録された。また、このインクシートに用いて一万
文字繰り返し記録を行なつた後も同様な印字品質
が得られた。
なお、このインクシートの場合、テストで確認
していないが、通電による発熱の主要部は中間層
が受けもつていると推定される(第4図参照)の
で、実施例1および実施例2に記述したものより
も、繰り返し記録文字数が可能となつたと考えら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る記録材料の二
例の断面図、第3図及び第4図は記録の概要を表
わした図である。 1,1′……通電転写用記録材料、2……記録
体、3……スタイラス、4……帰路電極、5……
記録印加電圧、6……記録電流、11……ベース
層、12……中間層、12′……中間剥離層、1
3……インク層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録体と通電転写用記録材料とを重ねて配置
    し、その記録材料に帰路電極を接触し且つ記録材
    料表面に記録電極針を接触させ電圧を印加して記
    録材料に通電せしめ、インクを前記記録体上に転
    移せしめる通電転写記録法において使用される前
    記記録材料が、記録電極側からベース層及びイン
    ク層からなる二重構造又はベース層、中間層及び
    インク層からなる三層構造であり、かつ、ベース
    層は一般式−NH−Ar1−NHCO−Ar2−CO−
    (ただし、Ar1、Ar2は同一又は異なつてもよい二
    価芳香族基である)を有する芳香族ポリアミド及
    びカーボンブラツクを主成分としていることを特
    徴とする通電転写用記録材料。
JP57229216A 1982-12-28 1982-12-28 通電転写用記録材料 Granted JPS59120495A (ja)

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JP57229216A JPS59120495A (ja) 1982-12-28 1982-12-28 通電転写用記録材料
US06/566,234 US4536437A (en) 1982-12-28 1983-12-28 Electrothermic non-impact recording material
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JPS62218169A (ja) * 1986-03-20 1987-09-25 Asahi Chem Ind Co Ltd 熱転写プリンタ−用リボン
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