JPH0417257Y2 - - Google Patents

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JPH0417257Y2
JPH0417257Y2 JP1986070850U JP7085086U JPH0417257Y2 JP H0417257 Y2 JPH0417257 Y2 JP H0417257Y2 JP 1986070850 U JP1986070850 U JP 1986070850U JP 7085086 U JP7085086 U JP 7085086U JP H0417257 Y2 JPH0417257 Y2 JP H0417257Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両自動塗装装置用局所排気装置に関
し、詳しくは建屋内において塗装ガンと共に移動
し、そこで発生する塗料ミストを吸入して屋外へ
除去する装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、例えば電車等の大型車両の塗装は建屋
内で塗装ガンを移動させながらスプレー塗装によ
り行なわれている。その際、建屋内に浮遊する塗
料が過濃になると、建屋内壁や被塗装物等に余分
な塗料が付着したり、更には作業衛生上好ましく
ない等の不都合な事態が生じるため、建屋内に飛
散する余分の塗料ミストを捕集する必要がある。
従来、上述したような建屋内の空気の洗浄化を
行なうために、その効率を考えて、塗料ミストの
発生場所すなわち塗装ガンの横で且つ被塗装物の
前に当る場所に移動ダクトを配設し、これにより
捕集した塗料ミストを固定ダクトへ送つて排気し
ていた。そして第8図の概要図に示すように、移
動ダクト2は、そのフイルター4のついた先端部
を塗装ガン3の周囲にめぐらし、後端部を固定ダ
クト6の内部に挿入したまま、走行台車10に支
えられながら塗装ガン3と共に移動するようにな
つていた。この移動ダクト2と固定ダクト6との
連通部1を第9図ないし第11図を用いて更に詳
しく説明すると、断面が第9図で示されるよう
な、弾力性のゴムシール板7,7aを2枚部分的
に重ねて張りめぐらしたものを底板とする固定ダ
クト6に、第10図(第8図の−線断面図)
及び第11図(第8図のXI−XI線断面図)に示
すように移動ダクト2の後端部を差し込んでなる
ものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記従来の移動ダクトと固定ダク
トの連通部には以下のような問題があつた。
即ち、第11図に示すように移動ダクト2の差
込みによつて、二枚のゴムシール板7及び7aの
間に間〓5が生じてしまい、この間〓5からも空
気が固定ダクト6内に入るため、固定ダクト6の
下流に設けられた排気フアンによる吸引力が移動
ダクト2に充分に及ばないという問題があつた。
そのため排気フアンをより強力に作動させること
によつて吸引力を増しても、満足する程の塗料ミ
スト捕集効果は得られず、しかもそれには多量の
電力を消費するという問題があつた。
またゴムシール板7,7aは移動ダクト2の差
込みにより生じる間〓5を小さくするような性質
のゴム材からなるが、移動ダクト5の往復移動に
よつて急角度変形−復元を何回も繰り返すためゴ
ムシール板7,7aは早期に塑性変形し、永久歪
が残り、ゴム自体の劣化も早まり、ダクト連通部
には耐久性からも問題があつた。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的とするところは充分な塗料
ミスト捕集効果を有し且つ耐久性にもまた操作成
にも優れた車両自動塗装装置用局所排気装置を提
供することである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案に係る車両自
動塗装装置用局所排気装置は固定ダクトを塗装ガ
ンの移動方向に据え付け、かつ移動ダクトを塗装
ガンの周囲に該ガンと共に移動可能に配置し、そ
して両ダクトを連通ボツクスにより接続して成
り、前記固定ダクトは樋形のダクト本体の上部に
蓋ベルトを張設してなり、また前記連通ボツクス
は、その天井板より上側において、一群のローラ
または軸を左右の側板間に弓形の滑り面を形成す
るように並列架設してなり、そして連通ボツクス
を固定ダクトのダクト本体と蓋ベルトの間に介在
させて同ダクト本体上を移動自在に設置し、これ
と共に連通ボツクスを側板の通気口により前記移
動ダクトと、また底部の排気口により前記固定ダ
クトと連通させてなり、並びに連通ボツクスの前
端部および後端部において、押圧ローラにより前
記蓋ベルトを前記のローラまたは軸に密接せしめ
て成ることを特徴とする。
以下に本考案を更に詳しく説明する。
上記固定ダクトは断面凹形ないしは略U字形の
ダクト本体の上部に蓋ベルトを張設してなるもの
で固定された排気ダクトの所要区間(移動ダクト
の移動範囲とほぼ同じか僅かに広い区間)だけそ
うなつていればよい。また蓋ベルトの垂れ下りを
防止するために支持用通気部材、例えばハシゴ状
の枠や金網等をダクト本体の上部に設け、その上
に蓋ベルトを張設してもよい。
蓋ベルトは樋形のダクト本体に蓋をして外部と
は非通気状態とするもので、該ベルトの取付けに
当つては、連通ボツクスの上部に掛け渡した後、
固定ダクトに緊張させて敷設し、ベルトの先端部
と後端部のみを固定して中央部や両側端部等のそ
の他の部位は固定せずに取付ければよい。該ベル
トは非通気性かつ可撓性の材料でできていればよ
く、例えばゴムベルトのような伸縮性を有するも
のが好ましい。
連通ボツクスは、塗装ガンの移動方向に据え付
けられた固定ダクトと、塗装ガンの周囲に塗装ガ
ンと共に移動可能に配置された移動ダクトとを接
続する要素である。
この連通ボツクスは、天井板、左右の側板およ
び必要により底板より成る函体であつて、固定ダ
クトのダクト本体と蓋ベルトの間に介在させたと
き、ダクト本体上を滑り移動できる構造であれば
よく、その形状および大きさは基本的に任意であ
る。従つて直方体のような六面体に限られない。
また、容易に移動できるように、ローラ等を連通
ボツクスの下面に取り付けかつボツクス移動用の
軌道を固定ダクトの本体上部に設けてもよく、さ
らに脱線防止用の支持具を連通ボツクスまたは固
定ダクトに設けてもよい。
そして連通ボツクスの介在により、固定ダクト
は、該ボツクス底部の排気口そして該ボツクスの
側板の通気口を通じて、移動ダクトと連通する構
造となつている。
また連通ボツクスは、その天井板より上側にお
いて、一群のローラまたは軸を左右の側板間に弓
形の滑り面を形成するように並列架設し、蓋ベル
トがそのローラまたは軸の列の上を通るようにな
つている。
さらに連通ボツクスは、その前端部および後端
部において、蓋ベルトを介して上記のローラまた
は軸、好ましくは最前列および最後列のものに対
して押圧するローラを夫々取り付け、該押圧ロー
ラの押圧力により蓋ベルトをローラまたは軸に密
接せしめて成る。
(作用) ゴム板2枚の部分重ね構造をなす固定ダクトの
底部に、移動ダクトの基端部を挿入する従来構成
に代えて、上記のような構成としたため、移動ダ
クトと固定ダクトの連通部に当たる連通ボツクス
には外気が流れ込む空〓がないため、排気用フア
ンによる吸引力が弱まることなく移動ダクトに及
ぶことになる。
加えて、本考案では、外気が連通ボツクス付近
の固定ダクト内に侵入するのを防止することがで
きる。連通ボツクスの介在により、その前方側お
よび後方側においては、蓋ベルトが固定ダクトの
ダクト本体より離れて〓間が生じ易いが、押圧ロ
ーラにより蓋ベルトを連通ボツクスの前後両端部
のローラまたは軸に密接せしめてなるので、かか
る〓間の発生が防止される。
また連通ボツクスの蓋ベルトとの接触部位には
ローラまたは軸が設けてあるため、連通ボツクス
の移動、即ちそれに接続した移動ダクトの移動が
容易となる。
特に、本考案では、一群のローラまたは軸が弓
形の滑り面を形成するように並列してなるので、
連通ボツクス(移動ダクト)を、張設された蓋ベ
ルトにより強い抵抗を受けることなく、ダクト本
体上に移動することができる。
更に蓋ベルトが高弾性材料であつてよいため、
又連通ボツクスの形状設計で急角度に変形しない
ようにできるためダクト連通部の耐久性を向上さ
せることができる。
(実施例) 以下に本考案の車両自動塗装装置用局所排気装
置の一実施例を図面を用いて詳細に説明する。な
お下記実施例により本考案は何ら限定されるもの
ではない。
第4図ないし第7図は本実施例において使用さ
れる電車塗装用の塗装装置9を示すもので、第4
図は側面図、第5図は部分平面図で走行台車10
の上からみた図、第6図は第4図の−線断面
図、第7図は第4図の−線断面図である。こ
の塗装装置9は建屋内に配置されておりその上部
には建屋内を水平移動できる走行台車10が設け
られている。塗装ガン3は走行台車10から吊設
された左右のレシプロケータ11,12に取付け
られており、走行台車10による水平移動とレシ
プロケータによる上下移動の両作用を受けて移動
しながら塗装を行う。
なお図中、13は走行台車用レール、14は走
行台車車輪、15は走行台車駆動部、16はレシ
プロケータ駆動部、17はカム装置取付ボツク
ス、18はレシプロ旋回装置、19はレシプロ移
動装置、20は塗装ガン引上装置、21は車両天
井部を塗装するためのトツプ塗装ガン、22はそ
のガンを移動させるためのトツプレシプロケー
タ、23はトツプレシプロケータ駆動部、24は
高電圧発生器、25は高電圧切替器、26は塗料
供給装置、27は被塗装物(電車)の配置位置を
示す。またA−B間(第7図)は塗装ガン3の上
下移動範囲、C及びD(第5図)はそれぞれ左レ
シプロケータ12及び右レシプロケータ11の最
前進位置、E−F間(第6図)はトツプ塗装ガン
21の左右移動範囲を示す。
このようにしてなる塗装装置9を配置した建屋
内には、塗料ミストを除去するための排気装置が
設けられている。該排気装置は第7図に示すよう
に、建屋に固定された固定ダクト6、該固定ダク
トに沿つて移動することのできる連通ボツクス3
0、及び塗料ミストを吸引する移動ダクト2から
なつている。なお移動ダクト2は第7図からも判
るようにレシプロケータ12を間にしてその両側
に配置された右ダクト2a及び左ダクト2bを途
中から合流させたもので、矢印(→)に示すよう
に吸気し、そこには図示しないフイルターが取り
付けられている。
該移動ダクト2はレシプロケータ12と同様
に、走行台車10に固定されており、塗装ガン3
と共に横方向に移動する。図中28は排気ダンパ
ー、29はフレームであり、第7図中では省略し
て示してないが、移動ダクト2は連通ボツクス3
0を介して固定ダクト6に連通しており、その連
通部を第1図ないし第3図を用いて更に詳しく説
明する。
第1図の一部切欠側面図及び第2図の部分断面
図に示すように、固定ダクト6は、その天井部が
パンチングメタル31で通気性となつており、そ
の上に蓋をするようにゴムベルト32を張設した
ものである。そしてパンチングメタル31とゴム
ベルト32の間に連通ボツクス30がある。該連
通ボツクス30は第1図から判るように短い湾曲
ダクトのような形のボツクスであり、30aがそ
の天井板、30bが底板、30cが側板である。
該連通ボツクス30の二つの排気口は固定ダクト
6のパンチングメタル31に開口している。
連通ボツクス30の両側板30c,30cの上
部には等間隔に軸受が加工されており、それら軸
受間に一群のローラ33,33……が弓形の滑り
面を形成するように並列架設されている。前記ゴ
ムベルト32は該ローラ33,33……の上を通
るようになつており、また、連通ボツクス30の
前後両端部に夫々設けた別の押圧ローラ34,3
4……によつて、上方より最前列および最後列の
ローラ33,33に押えつけられているため、ゴ
ムベルト32が連通ボツクス30の介在によつて
パンチングメタル31から離れず〓間が生じるこ
とがない。第3図はゴムベルトを取り除いて、連
通ボツクス30を、その上から見た平面図であ
り、37は連通ボツクスの排気口を示す。
移動ダクト2の後端開口部は、連通ボツクス3
0の側板30cに設けられた通気口38に合わせ
て固定されて、通気ボツクス30に連通してい
る。なお第1図中、35は補強枠、36は予備フ
アン駆動用モータであり、固定排気ダクトの下流
にはダクト内に空気を吸引するためのフアン(図
示せず)が設けられている。
上記のようにしてなる排気装置は、その移動ダ
クト2を移動させると連通ボツクス30が固定ダ
クト6上を摺動し、また移動ダクト2、連通ボツ
クス30、固定ダクト6は外気の入り込む空〓を
作ることなく絶えず連通することとなり、塗料ミ
ストを塗装建屋外へ効率良く排出する。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案の排気
装置は以下の効果を奏する。
まず排気装置の吸入口から排出口まで、特に連
通ボツクス自体そしてその前端部付近および後端
部付近において、途中空気の流入する個所が無い
ため吸入口における吸引力が劣えず強力に排気す
ることができる。
また移動ダクトの移動が極めて容易となり、ま
た固定ダクトとの連通部の耐久性が飛躍的に向上
するため排気装置の補修、交換を不要とする。
即ち、経済的で仕上り良好な車両塗装に貢献す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本考案の移動式局
所排気装置の一実施例の要部を示すもので其其一
部切欠側面図、部分断面図、及び略平面図、第4
図、第5図、第6図及び第7図は一実施例におい
て使用した塗装装置を示すもので其々側面図、部
分平面図、第4図の−線略断面図、及び同
−線断面図、第8図、第9図、第10図及び第
11図は従来の排気装置を示すもので其々概要
図、第8図の−線断面図、同X−X線断面
図、及び同XI−XI線断面図である。 図中、2……移動ダクト、3……塗装ガン、6
……固定ダクト、9……塗装装置、10……走行
台車、11……右レシプロケータ、12……左レ
シプロケータ、30……連通ボツクス、31……
パンチングメタル、32……ゴムベルト、33…
…ローラ、37……排気口、38……通気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定ダクトを塗装ガンの移動方向に据え付け、
    かつ移動ダクトを塗装ガンの周囲に該ガンと共に
    移動可能に配置し、そして両ダクトを連通ボツク
    スにより接続して成り、前記固定ダクトは樋形の
    ダクト本体の上部に蓋ベルトを張設してなり、ま
    た前記連通ボツクスは、その天井板より上側にお
    いて、一群のローラまたは軸を左右の側板間に弓
    形の滑り面を形成するように並列架設してなり、
    そして連通ボツクスを固定ダクトのダクト本体と
    蓋ベルトの間に介在させて同ダクト本体上を移動
    自在に設置し、これと共に連通ボツクスを側板の
    通気口により前記移動ダクトと、また底部の排気
    口により前記固定ダクトと連通させてなり、並び
    に連通ボツクスの前端部および後端部において、
    押圧ローラにより前記蓋ベルトを前記のローラま
    たは軸に密接せしめて成ることを特徴とする車両
    自動塗装装置用局所排気装置。
JP1986070850U 1986-05-12 1986-05-12 Expired JPH0417257Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986070850U JPH0417257Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12

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JPS62183578U JPS62183578U (ja) 1987-11-21
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855982Y2 (ja) * 1980-05-09 1983-12-22 日本国有鉄道 移動塗装装置における塗料ミスト排気装置
JPS58151476U (ja) * 1982-04-05 1983-10-11 株式会社小松製作所 塗装装置

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JPS62183578U (ja) 1987-11-21

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