JPH0417554Y2 - - Google Patents
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- JPH0417554Y2 JPH0417554Y2 JP1986073951U JP7395186U JPH0417554Y2 JP H0417554 Y2 JPH0417554 Y2 JP H0417554Y2 JP 1986073951 U JP1986073951 U JP 1986073951U JP 7395186 U JP7395186 U JP 7395186U JP H0417554 Y2 JPH0417554 Y2 JP H0417554Y2
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- Japan
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- transparent
- resin layer
- layer
- adhesive sheet
- adherend
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- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、パスポートや身分証明書の写真の証
明や、封書、薬品容器等の包装品の封印、合格製
品の認証用などの証紙として貼着使用し、証明の
偽造、不正開封などを防止する再貼着防止粘着シ
ートに関する。
明や、封書、薬品容器等の包装品の封印、合格製
品の認証用などの証紙として貼着使用し、証明の
偽造、不正開封などを防止する再貼着防止粘着シ
ートに関する。
(従来の技術)
従来、再使用防止粘着シートとして、証明印、
封印などの印刷を備えた透明フイルム素材の裏面
に透明な剥離材層を部分的に設け、更にその全面
に金属蒸着層を設け、その裏面に粘着剤層と剥離
紙とを順次設けて成るものは知られているが、こ
れを被着体面に貼着使用した場合、その金属蒸着
層の介在により、被着体面に何等表示のない箇所
に貼着する場合は問題ないが、表示のある箇所に
貼着した場合は、その表示を透視できず、例えば
パスポートや身分証明書の写真の上に貼付しこれ
を証明するなどには使用できない欠点がある。
封印などの印刷を備えた透明フイルム素材の裏面
に透明な剥離材層を部分的に設け、更にその全面
に金属蒸着層を設け、その裏面に粘着剤層と剥離
紙とを順次設けて成るものは知られているが、こ
れを被着体面に貼着使用した場合、その金属蒸着
層の介在により、被着体面に何等表示のない箇所
に貼着する場合は問題ないが、表示のある箇所に
貼着した場合は、その表示を透視できず、例えば
パスポートや身分証明書の写真の上に貼付しこれ
を証明するなどには使用できない欠点がある。
出願人は、この欠点を解消するため、先の出願
である特開昭62−135879号(特願昭60−275961
号)において、透明フイルム表材と透明粘着剤層
との間に、粉末フイラーを混在させた透明な層内
剥離性樹脂層を介在させて成る再貼着防止粘着シ
ートを提案した。この提案の再貼着防止粘着シー
トにより、これを貼着した被着体面を透視でき
て、上記従来の欠点を除くことができると共に、
これを剥離するとき、層内剥離性樹脂層が層内で
分離するので、その表層剥離部分を下層に重ねて
貼着しなおしても、一旦剥離した上下層の分離界
面に空気が混入して、外観上、該分離界域は白つ
ぽく見えるので、これで不正に剥離されたことを
検知することができ、その目的を達成するように
したものである。
である特開昭62−135879号(特願昭60−275961
号)において、透明フイルム表材と透明粘着剤層
との間に、粉末フイラーを混在させた透明な層内
剥離性樹脂層を介在させて成る再貼着防止粘着シ
ートを提案した。この提案の再貼着防止粘着シー
トにより、これを貼着した被着体面を透視でき
て、上記従来の欠点を除くことができると共に、
これを剥離するとき、層内剥離性樹脂層が層内で
分離するので、その表層剥離部分を下層に重ねて
貼着しなおしても、一旦剥離した上下層の分離界
面に空気が混入して、外観上、該分離界域は白つ
ぽく見えるので、これで不正に剥離されたことを
検知することができ、その目的を達成するように
したものである。
(考案が解決しようとする問題点)
上記提案の再貼着防止粘着シートは、これを貼
着した被着体が白色や白色系統或いはこれに近い
淡色の材料で構成されており、前記の分離界域に
対応する被着体面に何等の印刷表示部が存しない
場合には、該分離界域の白つぽさは、その下面の
被着体面の白色や淡色系の無地と重なり、外観
上、見落とすおそれがあり、従つて不正に剥離し
た事実の検知を確実に行なうことができない不都
合がある。
着した被着体が白色や白色系統或いはこれに近い
淡色の材料で構成されており、前記の分離界域に
対応する被着体面に何等の印刷表示部が存しない
場合には、該分離界域の白つぽさは、その下面の
被着体面の白色や淡色系の無地と重なり、外観
上、見落とすおそれがあり、従つて不正に剥離し
た事実の検知を確実に行なうことができない不都
合がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の先に提案した再貼着防止粘着
シートの不都合を解消し、その検知を確実に行な
い得るこの種の粘着シートを提供することを目的
とするもので、透明フイルム表材と透明粘着剤層
との間に、粉末フイラーを混在させた透明な層内
剥離性樹脂層を介在させて成る再貼着防止粘着シ
ートにおいて、該層内剥離性樹脂層の下側に、不
透明な部分的な印刷表示部を設けて成る。
シートの不都合を解消し、その検知を確実に行な
い得るこの種の粘着シートを提供することを目的
とするもので、透明フイルム表材と透明粘着剤層
との間に、粉末フイラーを混在させた透明な層内
剥離性樹脂層を介在させて成る再貼着防止粘着シ
ートにおいて、該層内剥離性樹脂層の下側に、不
透明な部分的な印刷表示部を設けて成る。
(作用)
本考案の粘着シートは、素材全体が透明である
ので、被着体の表面の写真や文字などの表示の上
面に貼着してもこれを透視外観でき、例えば、パ
スポートなどの身分証明用の写真の上にこれを貼
着しても、写真が外観できその身分証明用として
使用できる。該粘着シートを被着体面から剥がす
べく、その透明フイルム表材を上方へ引き剥がす
と、上記層内剥離性樹脂層の上下面は透明フイル
ム表材面と粘着剤層面とに夫々強く接着している
ので、その樹脂層はその中間で容易に引き裂か
れ、しかもその分裂面は樹脂層に混在させた粉末
フイラーのために粗面になる。従つて、例えば、
パスポートなどの身分証明を偽造するため、写真
を貼り替える際或いは貼り替えた後、一旦剥がし
た透明フイルム表材を再貼着したとき、前記樹脂
層の分裂層の対向する引き裂き粗面の凹凸は、も
との状態にかみ合わず、且つその対向面間即ち分
離界面間に空気が介入するので、この部分は白つ
ぽく外観される。従つて、該粘着シートは、再貼
着使用したものであり、そのパスポート等は偽造
しようとしたこと或いは偽造したことが判る。
ので、被着体の表面の写真や文字などの表示の上
面に貼着してもこれを透視外観でき、例えば、パ
スポートなどの身分証明用の写真の上にこれを貼
着しても、写真が外観できその身分証明用として
使用できる。該粘着シートを被着体面から剥がす
べく、その透明フイルム表材を上方へ引き剥がす
と、上記層内剥離性樹脂層の上下面は透明フイル
ム表材面と粘着剤層面とに夫々強く接着している
ので、その樹脂層はその中間で容易に引き裂か
れ、しかもその分裂面は樹脂層に混在させた粉末
フイラーのために粗面になる。従つて、例えば、
パスポートなどの身分証明を偽造するため、写真
を貼り替える際或いは貼り替えた後、一旦剥がし
た透明フイルム表材を再貼着したとき、前記樹脂
層の分裂層の対向する引き裂き粗面の凹凸は、も
との状態にかみ合わず、且つその対向面間即ち分
離界面間に空気が介入するので、この部分は白つ
ぽく外観される。従つて、該粘着シートは、再貼
着使用したものであり、そのパスポート等は偽造
しようとしたこと或いは偽造したことが判る。
更に、本考案によれば、この場合、被着体面が
白色又は淡色系の無地で、その上方に前記の分離
界面が存しても、樹脂層の下側に予め部分的に施
された不透明な印刷表示部の存在によつて、該表
示部は当初の鮮明さを失い、白つぽい着色面とし
て観者に容易に認識し得られ、その偽造の検知を
確実になし得る。
白色又は淡色系の無地で、その上方に前記の分離
界面が存しても、樹脂層の下側に予め部分的に施
された不透明な印刷表示部の存在によつて、該表
示部は当初の鮮明さを失い、白つぽい着色面とし
て観者に容易に認識し得られ、その偽造の検知を
確実になし得る。
(実施例)
次に本考案の実施例を添付図面につき説明す
る。第1図は、本考案の実施例の再貼着防止粘着
シートAを示し、該粘着シートAは、透明フイル
ム表材1と透明粘着剤層2との間に透明な層内剥
離性樹脂層3を介在させ、該剥離性樹脂層3の下
側に不透明な部分的な印刷表示部5を設けて成
る。
る。第1図は、本考案の実施例の再貼着防止粘着
シートAを示し、該粘着シートAは、透明フイル
ム表材1と透明粘着剤層2との間に透明な層内剥
離性樹脂層3を介在させ、該剥離性樹脂層3の下
側に不透明な部分的な印刷表示部5を設けて成
る。
該印刷表示部5は、赤色などの濃色の文字や図
形などを部分的に印刷した表示部から成り、予め
透明粘着剤層2の表面又は層内剥離性樹脂層3の
下面に印刷したのち、両層2,3を重ねることに
より両層2,3の間に介在するように設けられ
る。第1図において、該表示部5は、その所定寸
法形状のシートAの図面に沿つた全幅に亘る適宜
太さの線の多数本をその図面の紙面と直角方向に
所定間隔を存し平行に設けた外観上全体として縞
模様として見られるものに形成したものである。
尚、該粘着剤層2の外面は、剥離紙4を仮粘着さ
れて製品とする。該透明フイルム表材1の表面又
は裏面には、その所定箇所に、必要に応じ、証明
用その他所望の文字、図形などの表示(図示しな
い)を印刷する。
形などを部分的に印刷した表示部から成り、予め
透明粘着剤層2の表面又は層内剥離性樹脂層3の
下面に印刷したのち、両層2,3を重ねることに
より両層2,3の間に介在するように設けられ
る。第1図において、該表示部5は、その所定寸
法形状のシートAの図面に沿つた全幅に亘る適宜
太さの線の多数本をその図面の紙面と直角方向に
所定間隔を存し平行に設けた外観上全体として縞
模様として見られるものに形成したものである。
尚、該粘着剤層2の外面は、剥離紙4を仮粘着さ
れて製品とする。該透明フイルム表材1の表面又
は裏面には、その所定箇所に、必要に応じ、証明
用その他所望の文字、図形などの表示(図示しな
い)を印刷する。
該透明フイルム表材1は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化
ビニルなどの透明な合成樹脂材料から成る。該層
内剥離性樹脂層3は、ポリエステル樹脂、変性ナ
イロン樹脂、塩素化エチレンビニルアルコール、
塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、エ
チレンビニルアルコール、酢酸ビニル、アクリル
樹脂、セルロース樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、塩化ビニル樹脂、塩酢酸ビニル共重合体な
どの透明な合成樹脂バインダーを主材とし、これ
に無定形シリカ、ガラスビーズなどの粉末フイラ
ー、例えば平均粒径0.5〜5μの粉末フイラーを混
練混在せしめたものである。粉末フイラーは、透
明、不透明を問わないが、透明フイラーが好まし
い。配合比は、合成樹脂バインダー100重量部に
対し、フイラーは10〜150重量部の配合がよい。
フイラー10重量%未満の添加では、後記する該層
3の引裂き分離によつて生じる分裂面の粗面化が
不充分となり、再重合貼着時の不透明性の生成が
不充分で再貼着の確認が不正確となりがちであ
る。一方、150重量部を越える添加では、該樹脂
層3の透明感が出にくくなる。
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化
ビニルなどの透明な合成樹脂材料から成る。該層
内剥離性樹脂層3は、ポリエステル樹脂、変性ナ
イロン樹脂、塩素化エチレンビニルアルコール、
塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、エ
チレンビニルアルコール、酢酸ビニル、アクリル
樹脂、セルロース樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、塩化ビニル樹脂、塩酢酸ビニル共重合体な
どの透明な合成樹脂バインダーを主材とし、これ
に無定形シリカ、ガラスビーズなどの粉末フイラ
ー、例えば平均粒径0.5〜5μの粉末フイラーを混
練混在せしめたものである。粉末フイラーは、透
明、不透明を問わないが、透明フイラーが好まし
い。配合比は、合成樹脂バインダー100重量部に
対し、フイラーは10〜150重量部の配合がよい。
フイラー10重量%未満の添加では、後記する該層
3の引裂き分離によつて生じる分裂面の粗面化が
不充分となり、再重合貼着時の不透明性の生成が
不充分で再貼着の確認が不正確となりがちであ
る。一方、150重量部を越える添加では、該樹脂
層3の透明感が出にくくなる。
一般には、粉末フイラーの配合は、20〜100重
量部が好ましい。
量部が好ましい。
上記の合成樹脂バインダーと粉末フイラーとを
上記の配合量で混練して得た混合物は、前記の透
明フイルム表材1の裏面に所望厚さに、通常1〜
10μの厚さに、既知の塗工法、印刷法などにより
その全面に又は後記する変形例のように部分的に
塗布してその樹脂層3を形成する。尚、この混合
物に、そのフイラーの分散性を良くするため、或
いは層内剥離性を容易にするため、分散材やワツ
クスなどを少量混入することができる。
上記の配合量で混練して得た混合物は、前記の透
明フイルム表材1の裏面に所望厚さに、通常1〜
10μの厚さに、既知の塗工法、印刷法などにより
その全面に又は後記する変形例のように部分的に
塗布してその樹脂層3を形成する。尚、この混合
物に、そのフイラーの分散性を良くするため、或
いは層内剥離性を容易にするため、分散材やワツ
クスなどを少量混入することができる。
かくして、透明フイルム表材1と樹脂層3と
は、互いに強固に一体に結着されるが、必要に応
じ、その相互の密着性を高めるため、その透明フ
イルム表材1の裏面に、図示しないが、予め透明
なアンカーコート層を設けてもよい。該透明な粘
着剤層2は、アクリル系樹脂を主体とする従来公
知の透明の粘着剤から成り、前記の樹脂層3の外
面に適宜厚さに塗布することにより形成される。
は、互いに強固に一体に結着されるが、必要に応
じ、その相互の密着性を高めるため、その透明フ
イルム表材1の裏面に、図示しないが、予め透明
なアンカーコート層を設けてもよい。該透明な粘
着剤層2は、アクリル系樹脂を主体とする従来公
知の透明の粘着剤から成り、前記の樹脂層3の外
面に適宜厚さに塗布することにより形成される。
かくして、本考案の全体が透明な素材から成る
粘着シートAが得られ、そのままパスポートなど
の身分証明用として適用できる。尚、該粘着シー
トAは、第2図示のように、被着体6例えばパス
ポートの紙面6に貼着の身分証明用の写真6aの
上面を被覆して貼着するべく使用され、該写真を
透視することができる。この実施例で、透明フイ
ルム表材1と透明な層内剥離性樹脂層3との間の
接着強度、該樹脂層3と透明な粘着剤層2との間
の接着強度、透明な粘着剤層2と被着体6との接
着強度、該樹脂層3と印刷表示部5層との間の接
着強度及び印刷表示部5層と透明な粘着剤層2と
の間の接着強度は、いずれも該樹脂層3の層内剥
離強度よりも大きく、予め設定されている。従つ
て、この状態から写真6aを別人のものに貼り替
えるべく、該粘着シートAの表材1の一端をつま
み、上方へ引き上げるときは、該樹脂層3の内部
において剥離し、第2図示のように、その一端に
おいて上下に分離する。この場合、該樹脂層3に
は、予め粉末フイラー3aを混在しているので、
その上下の分離面はその無数の粉粒3aによつて
明らかに凹凸のある粗面3b,3bとして生成さ
れる。従つて、この状態から、再び粘着シートA
を貼着し上方から透明フイルム表材1面を押圧し
て前記の樹脂層3の上下分離層の対向粗面3b,
3bを圧着合体しても、該粉粒3aの介在によ
り、その対向粗面の凹凸面のかみ合いは、もとの
位置でかみ合わず而もその対向粗面3b,3b間
に空気が介入した状態で合着されるので、その再
貼着した粘着シートAを外観するときは、その樹
脂層3の層内剥離粗面3b,3bの合着部即ち一
旦分離した分離界域は、白つぽく見える。これに
より、該粘着シートAが一旦剥離され再貼着され
た事実を確認することができ、その改ざんを予防
することができる。しかも、この場合、本考案に
よれば、該樹脂層3の下面に予め印刷表示部5が
設けられているので、前記分離界域の下方に当た
る印刷表示部5は、当初の濃色鮮明な色から、白
つぽい不鮮明な色に変わり、これが明らかに外観
されるので、改ざんの検知を確実に行なうことが
できる。
粘着シートAが得られ、そのままパスポートなど
の身分証明用として適用できる。尚、該粘着シー
トAは、第2図示のように、被着体6例えばパス
ポートの紙面6に貼着の身分証明用の写真6aの
上面を被覆して貼着するべく使用され、該写真を
透視することができる。この実施例で、透明フイ
ルム表材1と透明な層内剥離性樹脂層3との間の
接着強度、該樹脂層3と透明な粘着剤層2との間
の接着強度、透明な粘着剤層2と被着体6との接
着強度、該樹脂層3と印刷表示部5層との間の接
着強度及び印刷表示部5層と透明な粘着剤層2と
の間の接着強度は、いずれも該樹脂層3の層内剥
離強度よりも大きく、予め設定されている。従つ
て、この状態から写真6aを別人のものに貼り替
えるべく、該粘着シートAの表材1の一端をつま
み、上方へ引き上げるときは、該樹脂層3の内部
において剥離し、第2図示のように、その一端に
おいて上下に分離する。この場合、該樹脂層3に
は、予め粉末フイラー3aを混在しているので、
その上下の分離面はその無数の粉粒3aによつて
明らかに凹凸のある粗面3b,3bとして生成さ
れる。従つて、この状態から、再び粘着シートA
を貼着し上方から透明フイルム表材1面を押圧し
て前記の樹脂層3の上下分離層の対向粗面3b,
3bを圧着合体しても、該粉粒3aの介在によ
り、その対向粗面の凹凸面のかみ合いは、もとの
位置でかみ合わず而もその対向粗面3b,3b間
に空気が介入した状態で合着されるので、その再
貼着した粘着シートAを外観するときは、その樹
脂層3の層内剥離粗面3b,3bの合着部即ち一
旦分離した分離界域は、白つぽく見える。これに
より、該粘着シートAが一旦剥離され再貼着され
た事実を確認することができ、その改ざんを予防
することができる。しかも、この場合、本考案に
よれば、該樹脂層3の下面に予め印刷表示部5が
設けられているので、前記分離界域の下方に当た
る印刷表示部5は、当初の濃色鮮明な色から、白
つぽい不鮮明な色に変わり、これが明らかに外観
されるので、改ざんの検知を確実に行なうことが
できる。
この実施例の粘着シートAは、被着体が、商品
の包装箱、封書などの場合でも、その封口部や印
刷部を被覆して貼着して使用でき、この場合もそ
の印刷部を外観透視でき、また被着体面が白色や
黄色などの淡色系であつても、該シートAに印刷
表示部5を有するため、その不正剥離後の再重合
貼着した事実は、該印刷表示部5が不鮮明な白つ
ぽい表示となるために、その事実が容易に検知で
きる。
の包装箱、封書などの場合でも、その封口部や印
刷部を被覆して貼着して使用でき、この場合もそ
の印刷部を外観透視でき、また被着体面が白色や
黄色などの淡色系であつても、該シートAに印刷
表示部5を有するため、その不正剥離後の再重合
貼着した事実は、該印刷表示部5が不鮮明な白つ
ぽい表示となるために、その事実が容易に検知で
きる。
第3図は、他の実施例を示し、その構成は、該
樹脂層3を該透明フイルム表材1の裏面に部分的
に施したもので、その裏面の粘着剤層2は、該樹
脂層3を塗布しない部分において該表材1の裏面
に直接塗布されている点で上記の実施例とは異な
る。更に、この実施例においては、該印刷表示部
5は、該樹脂層3の裏面からその側面を介して該
透明フイルム表材1の裏面にかけて延長したもの
とした点で先の実施例と異なる。この粘着シート
Aでは、透明フイルム表材1と該粘着剤層2との
接着強度及び該表材1と該印刷表示部5層との接
着強度は、被着体と粘着剤層2との接着強度より
も大きく予め設定しておく。
樹脂層3を該透明フイルム表材1の裏面に部分的
に施したもので、その裏面の粘着剤層2は、該樹
脂層3を塗布しない部分において該表材1の裏面
に直接塗布されている点で上記の実施例とは異な
る。更に、この実施例においては、該印刷表示部
5は、該樹脂層3の裏面からその側面を介して該
透明フイルム表材1の裏面にかけて延長したもの
とした点で先の実施例と異なる。この粘着シート
Aでは、透明フイルム表材1と該粘着剤層2との
接着強度及び該表材1と該印刷表示部5層との接
着強度は、被着体と粘着剤層2との接着強度より
も大きく予め設定しておく。
かくして、該粘着シートAを、第3図示のよう
に、該被着体6の写真6aを被覆するように貼着
した状態から剥離するときは、図示のように、該
被着体6に貼着の粘着剤層2より剥離されると同
時に該透明の層内剥離性樹脂層3もその内部で図
示のように分離してその対向する分離粗面3b,
3bを生ずる。従つて、これを再貼着しても、該
粗面3b,3b部分即ち分離界面で不透明となり
再貼着使用したことが確認できるが、この場合、
印刷表示部5の分離界面の下面に相当する部分5
aは、白つぽく不鮮明な表示となるに対し、その
透明フイルム表材1の下面に相当する部分5b
は、当初の鮮明な着色表示と対比観察されるの
で、更にその不正剥離後の再貼着使用の事実が検
知できる。
に、該被着体6の写真6aを被覆するように貼着
した状態から剥離するときは、図示のように、該
被着体6に貼着の粘着剤層2より剥離されると同
時に該透明の層内剥離性樹脂層3もその内部で図
示のように分離してその対向する分離粗面3b,
3bを生ずる。従つて、これを再貼着しても、該
粗面3b,3b部分即ち分離界面で不透明となり
再貼着使用したことが確認できるが、この場合、
印刷表示部5の分離界面の下面に相当する部分5
aは、白つぽく不鮮明な表示となるに対し、その
透明フイルム表材1の下面に相当する部分5b
は、当初の鮮明な着色表示と対比観察されるの
で、更にその不正剥離後の再貼着使用の事実が検
知できる。
更に、本考案の粘着シートAにおいて、一旦完
全に剥離されて裏面全面に樹脂層3の分離粗面3
bとなつたシートAを、任意の被着体に貼着して
も、その粗面3bと被着体との間に空気が介在し
且つ粒子の反射等により、外観上不透明に白つぽ
く見えて、その再貼着使用の事実が判る。また、
粉フイラー3aの介在で被着体面への接着力が低
下し、再貼着使用を不適にすることができる。
全に剥離されて裏面全面に樹脂層3の分離粗面3
bとなつたシートAを、任意の被着体に貼着して
も、その粗面3bと被着体との間に空気が介在し
且つ粒子の反射等により、外観上不透明に白つぽ
く見えて、その再貼着使用の事実が判る。また、
粉フイラー3aの介在で被着体面への接着力が低
下し、再貼着使用を不適にすることができる。
次に更に詳細な実施例を説明する。
実施例 1
厚さ50μの透明な塩化ビニルフイルム表材の裏
面に、バインダーとしてアクリル系樹脂100重量
部と粉末フイラーとして平均粒径1μの無定形シ
リカ50重量部とを混練したものをグラビア印刷に
より塗布し、2μ厚さの透明な層内剥離性樹脂層
を形成し、この樹脂層の表面に、所定箇所に、文
字、線状、点状、縞状等の図形など所望の印刷表
示を鮮明濃色の赤色インキなどにより適当な印刷
機により転写印刷した後、その樹脂層の全面に、
20μの厚さの透明なアクリル系粘着剤層を塗布形
成して、本考案の再貼着防止粘着シートを得た。
この粘着シートを包装紙などの紙製被着体に貼着
後、該フイルム表材を剥がしたところ、該透明な
層内剥離性樹脂層が層内剥離した。再び該フイル
ム表材を押圧し、分離樹脂層を一体に重合結着し
たが、外観したところ、もとの透明性を失い、一
旦剥離した部分において白つぽく見え、また、そ
の下面の印刷表示部も白つぽく不鮮明に見えた。
面に、バインダーとしてアクリル系樹脂100重量
部と粉末フイラーとして平均粒径1μの無定形シ
リカ50重量部とを混練したものをグラビア印刷に
より塗布し、2μ厚さの透明な層内剥離性樹脂層
を形成し、この樹脂層の表面に、所定箇所に、文
字、線状、点状、縞状等の図形など所望の印刷表
示を鮮明濃色の赤色インキなどにより適当な印刷
機により転写印刷した後、その樹脂層の全面に、
20μの厚さの透明なアクリル系粘着剤層を塗布形
成して、本考案の再貼着防止粘着シートを得た。
この粘着シートを包装紙などの紙製被着体に貼着
後、該フイルム表材を剥がしたところ、該透明な
層内剥離性樹脂層が層内剥離した。再び該フイル
ム表材を押圧し、分離樹脂層を一体に重合結着し
たが、外観したところ、もとの透明性を失い、一
旦剥離した部分において白つぽく見え、また、そ
の下面の印刷表示部も白つぽく不鮮明に見えた。
実施例 2
厚さ38μの透明なポリエチレンテレフタレート
フイルム表材の裏面に、アンカーコートとして厚
さ0.8μのポリエステル系樹脂を塗布形成し、次い
で、そのアンカーコート面に、バインダーとして
アクリル樹脂100重量部と粉末フイラーとして平
均粒径2μの無定形シリカ20重量部を混練したも
のを塗布し、3μ厚さの透明な層内剥離性樹脂層
を所定箇所に部分的に形成し、その樹脂層の表面
とフイルム表材の樹脂層を形成しない面とにまた
がり、朱色の証明印用文字を印刷した後、その樹
脂層の全面に亘り、20μ厚さのアクリル系粘着剤
層を形成して再貼着防止粘着シートを得た。この
粘着シートを所定寸法形状の証明用シートとし
て、台紙上に貼つた写真を完全に被覆し、且つか
の証明用文字が写真の縁をまたぐ位置として台紙
上に貼着した。写真は、該シートを透して明瞭に
見えた。次いで、これを一旦剥離後再貼着したと
ころ、該証明用文字の半部は鮮明な朱文字に、他
の半部は白つぽく不鮮明に見え、剥離されたこと
が明瞭に検証された。
フイルム表材の裏面に、アンカーコートとして厚
さ0.8μのポリエステル系樹脂を塗布形成し、次い
で、そのアンカーコート面に、バインダーとして
アクリル樹脂100重量部と粉末フイラーとして平
均粒径2μの無定形シリカ20重量部を混練したも
のを塗布し、3μ厚さの透明な層内剥離性樹脂層
を所定箇所に部分的に形成し、その樹脂層の表面
とフイルム表材の樹脂層を形成しない面とにまた
がり、朱色の証明印用文字を印刷した後、その樹
脂層の全面に亘り、20μ厚さのアクリル系粘着剤
層を形成して再貼着防止粘着シートを得た。この
粘着シートを所定寸法形状の証明用シートとし
て、台紙上に貼つた写真を完全に被覆し、且つか
の証明用文字が写真の縁をまたぐ位置として台紙
上に貼着した。写真は、該シートを透して明瞭に
見えた。次いで、これを一旦剥離後再貼着したと
ころ、該証明用文字の半部は鮮明な朱文字に、他
の半部は白つぽく不鮮明に見え、剥離されたこと
が明瞭に検証された。
(考案の効果)
このように本考案によるときは、透明フイルム
表材とその裏側に施される透明粘着剤層との間
に、粉末フイラーを混在させた透明な層内剥離性
樹脂層を介在せしめ、且つその層内剥離性樹脂層
の下側に不透明な部分的な印刷表示部を設けて粘
着シートを構成したので、素材全体が透明のた
め、これを被着体の表示部や写真面の上面に貼着
しても、外部から表示部や写真を透視でき、パス
ポートなどの身分証明用写真の証明用に貼着使用
でき、該粘着シートを剥がすときには、その層内
剥離性樹脂層が層内剥離するので、これを再貼着
しても一旦層内剥離した部分は、外観したとき白
つぽく見えて当初の透明性を欠き、再貼着使用し
た事実が確認でき、証明書の偽造、包装箱や封書
の封口の不正な開封事実を知ることができるが、
特に、その層内剥離性樹脂層の下側に部分的に施
した不透明の印刷表示部が存するので、前記の剥
離によつて、該印刷表示部の色が白つぽく不鮮明
となつて外観され、被着体が淡色無地の材料であ
つても上記の再貼着使用の事実の検知が更に容易
確実に行なえる効果を有する。
表材とその裏側に施される透明粘着剤層との間
に、粉末フイラーを混在させた透明な層内剥離性
樹脂層を介在せしめ、且つその層内剥離性樹脂層
の下側に不透明な部分的な印刷表示部を設けて粘
着シートを構成したので、素材全体が透明のた
め、これを被着体の表示部や写真面の上面に貼着
しても、外部から表示部や写真を透視でき、パス
ポートなどの身分証明用写真の証明用に貼着使用
でき、該粘着シートを剥がすときには、その層内
剥離性樹脂層が層内剥離するので、これを再貼着
しても一旦層内剥離した部分は、外観したとき白
つぽく見えて当初の透明性を欠き、再貼着使用し
た事実が確認でき、証明書の偽造、包装箱や封書
の封口の不正な開封事実を知ることができるが、
特に、その層内剥離性樹脂層の下側に部分的に施
した不透明の印刷表示部が存するので、前記の剥
離によつて、該印刷表示部の色が白つぽく不鮮明
となつて外観され、被着体が淡色無地の材料であ
つても上記の再貼着使用の事実の検知が更に容易
確実に行なえる効果を有する。
第1図は本考案の実施例の截断側面図、第2図
はその作用状態の截断側面図、第3図は本考案の
他の実施例の作用状態の截断側面図である。 1……透明フイルム表材、2……透明粘着剤
層、3……透明層内剥離性樹脂層、3a……粉末
フイラー、3b……粗面、5……不透明な部分的
印刷表示部、A……再貼着防止粘着シート、6…
…被着体、6a……写真。
はその作用状態の截断側面図、第3図は本考案の
他の実施例の作用状態の截断側面図である。 1……透明フイルム表材、2……透明粘着剤
層、3……透明層内剥離性樹脂層、3a……粉末
フイラー、3b……粗面、5……不透明な部分的
印刷表示部、A……再貼着防止粘着シート、6…
…被着体、6a……写真。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 透明フイルム表材と透明粘着剤層との間に、
粉末フイラーを混在させた透明な層内剥離性樹
脂層を介在させて成る再貼着防止粘着シートに
おいて、該層内剥離性樹脂層の下側に、不透明
な部分的な印刷表示部を設けて成る再貼着防止
粘着シート。 2 該印刷表示部は、文字、図形などの所望の不
透明な部分的な表示部から成る実用新案登録請
求の範囲1に記載の粘着シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986073951U JPH0417554Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986073951U JPH0417554Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62186947U JPS62186947U (ja) | 1987-11-27 |
| JPH0417554Y2 true JPH0417554Y2 (ja) | 1992-04-20 |
Family
ID=30918739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986073951U Expired JPH0417554Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0417554Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007206447A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 封緘用シール |
| JP2010120174A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Yupo Corp | 再利用防止フィルム積層体 |
-
1986
- 1986-05-19 JP JP1986073951U patent/JPH0417554Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62186947U (ja) | 1987-11-27 |
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