JPH04185618A - エチレン系共重合体およびその製造方法 - Google Patents

エチレン系共重合体およびその製造方法

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JPH04185618A
JPH04185618A JP31919690A JP31919690A JPH04185618A JP H04185618 A JPH04185618 A JP H04185618A JP 31919690 A JP31919690 A JP 31919690A JP 31919690 A JP31919690 A JP 31919690A JP H04185618 A JPH04185618 A JP H04185618A
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olefin
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尚志 物井
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佐々木 泰明
Zenichiro Izumi
善一郎 泉
Yutaka Yokoyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリオレフィン樹脂とのブレンドからなるオレ
フィン系熱可塑性エラストマー組成物に用いた場合、高
強度で流動性に優れ、かつ柔軟性、ゴム弾性に優れた熱
可塑性エラストマーを与えるエチレン系共重合体に関す
る。また新規なバナジウム系触媒を用いた粉体性状が良
好なエチレン系ランダム共重合体の製造方法に関する。
さらに詳しくは新規な高活性バナジウム触媒を用いて粉
体性状が良好なエチレン系ランダム共重合体を製造する
方法に関する。
〔従来の技術〕
ポリオレフィン樹脂とのブレンドからオレフィン系熱可
塑性エラストマー組成物に用いた場合に、優れた熱可塑
性エラストマーを与えるエチレン系共重合体に関しては
、すでに多くの提案がある。たとえば特開昭57−17
92N、特開昭59−2+5304、特開昭61−15
2753などに開示されたものがある。
また、エチレンとα−オレフィンまたはエチレンとα−
オレフィンとジオレフィンとの共重合によってランダム
性の優れたゴム状共重合体を製造する方法に関しては、
すでに多くの提案がある。
一般には、均一系バナジウム化合物と有機アルミニウム
とを組み合わせた触媒が使用されている。
最近ではチタン化合物あるいはチタン担持マグネシウム
化合物と有機アルミニウム化合物とを組み合わせた触媒
系を用いた製造法もいくつか提案されており、たとえば
特開昭56−53+12号公報、特開昭56−5311
3号公報、特開昭56−598]3号公報などに開示さ
れたものがある。
しかしながら、これらの従来技術は、いずれも以下の点
で満足しうるものとはいいがたい。すなわち、均一系バ
ナジウム化合物を触媒として製造したエチレンとα−オ
レフィンまたはエチレンとα−オレフィンとジオレフィ
ンとからなるランダム性に優れたゴム状共重合体を用い
た熱可塑性エラストマーは柔軟性、ゴム弾性に優れるも
のの強度、流動性が不足する。チタン化合物あるいはチ
タン担持マグネシウム化合物を触媒として製造した該ゴ
ム状共重合体を用いた熱可塑性エラストマーは強度、流
動性は優れるものの柔軟性に難がある。
さらに、上記エチレン系共重合体を製造するにあたり、
均一系バナジウム化合物からなる触媒は、触媒の活性寿
命が短いため、単位触媒当たりの重合体収率を充分に大
きくすることができない。また、充分に大きな分子量を
有する共重合体を得ることかできない。チタン系化合物
からなる触媒は重合時の失活は比較的少なく充分に大き
な分子量を有する共重合体を得ることができるが、エチ
レンとα−オレフィンとの共重合においては、−般にそ
れぞれの単独重合体が生成しやすく、共重合体か得られ
たとしても、その結合形式が主にブロック的であり、ラ
ンダム性の良いゴム状共重合体は得られない。この点に
関する改良技術はいくつか提案されているが、充分に満
足できるものとは言い難い。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題
点が改良されて、ポリオレフィン樹脂とブレンドして従
来技術では達成できなかった高流動性を維持し、なお加
硫ゴムに匹敵しうる強度、柔軟性、ゴム弾性に優れた熱
可塑性エラストマー組成物を与えるエチレン系共重合体
を提案することにある。さらに、上記エチレン系共重合
体を効率よく製造する方法を提案することにある。
〔課題を解決するだめの手段〕
上記課題を解決するために、鋭意検討した結果、特許請
求の範囲第1項記載のエチレン系共重合体を用いること
により前記目的が達成される事を見いたし本発明に到達
した。また、上記エチレン系共重合体を製造するにあた
り、特定のバナジウム触媒成分と有機アルミニウム成分
とからなる触媒を用いることによって前記課題が解決さ
れることを見いだし本発明に到達した。
すなわち、本発明は、 (1)下記の特性をもつエチレン系共重合体(イ) H
LMFRが0,5以下であること(ロ) ショアーAが
90以下であること(ハ) α−オレフィンの共重合割
合が5〜60モル%であること に) 13C−NMRスペクトルから計算したランダム
性指標ηが0.95以上であることおよび (2)バナジウム触媒成分と有機アルミニウム触媒成分
とからなる触媒を用いてエチレンとα−オレフィンとを
共重合することによってエチレン系共重合体を製造する
にあたり、前記バナジウム触媒成分としてハロゲン化バ
ナジウム化合物とケトン化合物との反応物をハロゲン化
アルミニウムもしくはハロゲン化ホウ素で処理すること
によって得られる固体触媒を用いて粉体性状が良好な上
記エチレン−α−オレフィンランダム共重合体の製造方
法および、上記エチレン−α−オレフィンランダム共重
合体45〜90重量部とポリオレフィン系樹脂55〜1
0重量部からなる組成物を硬化剤と共に動的に熱処理す
ることにより該エチレン系共重合体成分を部分架橋する
ことにより得られる熱可塑性エラストマーを提供するも
のである。
本発明におけるエチレン系共重合体とは、HLMFRが
0.5以下(]Is K−6758の230℃、21.
61cg荷重の値を表す。)好ましくは0.3以下、特
に好ましくは01以下、ショアーAが90以下、好まし
くは80以下、特に好ましくは70以下、α−オレフィ
ンの共重合割合が゛5〜60モル%、好ましくは10〜
40モル%、13C−NMRスペクトルから計算したラ
ンダム性指標ηが095以上のものである。
エチレン共重合体のHLMFRを05以下にする理由は
架橋に際してのゲル化効率をよくすること、ゴム弾性に
有利な絡み合いを増やし、欠陥となる分子鎖末端を少な
くすることで熱可塑性エラストマーのゴム弾性、強度を
大きくするためである。
同じく、エチレン共重合体のショアーAを90以下、α
−オレフィンの共重合割合を5〜60モル%、13C−
NMRスペクトルから計算したランダム性指標ηを0゜
95以上にする理由は熱可塑性エラストマーとして充分
なゴム弾性、柔軟性を得るためである。
また、本発明において用いられるハロゲン化バナジウム
化合物の具体例としては四塩化バナジウム、四臭化バナ
ジウム、三塩化バナジウム、三臭化バナジウム、三沃化
バナジウム、オキシ三塩化バナジウムなどがあげられる
が、なかでも三塩化バナジウムが好ましく用いられる。
ケトン化合物としては下記一般式(1)で示されるもの
、 R’ −C−R2(I) (式中、RおよびR2は炭素数が多くとも10個のアル
キル基またはシクロアルキル基を示し、R1とR2は同
一のものであってもよく、異なっでも良い。) またはシクロペンタノン、シクロヘキサノン等の環状ケ
トンが用いられる。なかでも好ましい例としてはアセト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、ジイソブチルケトンおよびメチルシクロ
ヘキサノンなどが挙げられる。
バナジウム化合物とケトン化合物との反応は、たとえば
ケトン化合物中でケトン化合物の沸点ないしそれ以下の
温度で行なわれる。過剰のケトン化合物は減圧下に除去
することによって反応物が得られる。
上記で得られた反応物を処理するために用いられるハロ
ゲン化アルミニウムの具体例としては三塩化アルミニウ
ム、三臭化アルミニウム、三沃化アルミニウムが挙げら
れ、ハロゲン化ホウ素の具体例としては三塩化ホウ素、
三臭化ホウ素および三沃化ホウ素が挙げられる。ハロゲ
ン化アルミニウムまたはハロゲン化ホウ素の使用量はバ
ナジウム原子1モルあたり1〜30モルであり、好まし
くは4〜20モルである。処理条件としては、処理温度
を0〜100℃、好ましくは20〜60℃に選び、通常
は溶媒の存在下で行なわれる。溶媒としては上記反応物
を溶解するものが好ましく、ハロゲン化炭化水素が好ま
しく使用される。ハロゲン化アルミニウムまたはハロゲ
ン化ホウ素による処理によって得られた沈澱物を処理溶
媒として用いた溶媒で充分に洗浄後、減圧で乾燥するこ
とにより固体触媒が得られる。
上記のようにして得られた固体触媒と組み合わせて重合
に用られる有機アルミニウム化合物としては、トリメチ
ルアルミニウム、トルエチルアルミニウム、トリイソブ
チルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウムなどのト
リアルキルアルミニウムが好ましい。
以上のようにして形成された触媒を用いて、エチレンと
α−オレフィンとの共重合を行うことによって本発明の
重合を達成することができる。
エチレンと共重合する場合に使われるα−オレフィンと
しては、炭素数が多くとも20個、好ましくは12個の
α−オレフィンであり、その代表例としては、プロピレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−114−メチルペンテン−
1およびオクテン−1が挙げられる。さらに、必要に応
じて用いられるジオレフィンとしては、ブタジェン、1
.4−ヘキサジエン、エチリデンノルボルネン、ジシク
ロペンタジェンなどが挙げられる。この際、得られるエ
チレン系共重合体中に占める上記のα−オレフィンの共
重合割合は一般には5〜60モル%であり、10〜40
モル%が好ましい。ジオレフィンの共重合割合は多くと
も10モル%であり、とりわけ5モル%以下が望ましい
本発明の方法を実施するにあたり、重合方法としては、
スラリー重合や溶液重合のような液相重合や気相重合な
どが可能である。スラリー重合法は、エチレンとα−オ
レフィン等を不活性溶媒または重合モノマー溶媒に溶解
させて実施することができる。その際の不活性溶媒とし
ては、イソブタン、n−ヘキサン、n−へブタン、シク
ロヘキサン、ケロシンなどの炭化水素溶媒が用いられる
共重合体の分子量は必要に応じて、水素を用いることに
より、任意に調節できる。重合温度は一20〜120℃
、好ましくは0〜60℃である。なお、本発明の重合を
実施する際に、バナジウム系触媒の活性促進剤として公
知のハロゲン化炭化水素を重合系に添加してもよい。好
ましいハロゲン化炭化水素の具体例としてはC(J’ 
 、CHCj? 3゜CHC1、CHCCI  、CF
Cl3およびCF  ClCCl23などが挙げられる
。促進剤の使用量は助触媒1モルに対して0402〜5
モル、好ましくは005〜2モルである。
熱可塑性エラストマーを得るためのエチレン−α−オレ
フィンランダム共重合体 (a)成分とポリオレフィン
樹脂(b)成分の混合比率は (Il)成分45〜90
重量部、 (b)成分55〜10重量部((a)+(b
)=+00重量部)であり、(a)成分が45重量部未
満では得られる熱可塑性エラストマーが硬くなりすぎて
もはやエラストマーと言えず、一方90重量部を越える
と柔軟性、ゴム弾性、強度は維持できるものの流動性が
低下し過ぎ、成形性が悪化する。(8)成分が60重量
部以上では流動性を改善するために、軟化剤を添加する
ことが好ましい。
本発明の(b)成分を構成するポリオレフィン系樹脂と
しては、1種またはそれ以上のモノオレフィンの高圧法
、中圧法または低圧法のいずれかによる重合から得られ
る結晶性の高分子量の固体生成物を包含する。満足すべ
きオレフィンの例は、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、2−メチル−1−プ
ロペン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、5−メチル−1−ヘキセンおよびそれらの混
合物であり、好ましくは、ポリプロピレン系樹脂である
ポリプロピレン系樹脂きは、アイソタクチックホモポリ
プロピレンまたはエチレン、ブテン−1、ヘキセン−1
等のα−オレフィンとプロピレンのランダムあるいはブ
ロック共重合体であって結晶成分がポリプロピレンであ
るかまたはこれに他のポリオレフィンをブレンドしたも
のである。
この成分は熱可塑性エラストマーの耐熱性、機械的強度
および流動性の向上に寄与するものであり、この目的の
ためにDSC(示差走査熱量計)で測定した融点(融解
の最大ピーク温度)が155℃以上に存在するものが好
ましい。軟化剤は本発明の熱可塑性エラストマーの流動
性、柔軟性を改善するために必要に応じて添加されるも
ので、パラフィン系、ナフテン系、芳香族系、ポリブテ
ン系等のオイルがあるが、本発明の目的にはパラフィン
系、ナフテン系、ポリブテン系オイルが好ましい。
本発明で目的とする熱可塑性エラストマー組成物は(a
L  (N各成分、必要に応じて軟化剤の存在下に架橋
剤を添加し、動的に熱処理することにより得られる。
例えば、特公昭53−342]0号公報にみられるよう
にゴム成分を架橋しておき、ポリオレフィン樹脂とブレ
ンドする方法、特公昭53〜21021号公報にみられ
るようにゴム成分とプラスチック成分を混合しつつ架橋
する方法、特公昭52−37953号公報のようにゴム
成分とプラスチック成分を混合機中で予め充分にブレン
ドしたのちに部分硬化する程度の架橋剤を添加し、更に
混線を続ける方法等の技術が提案されている。以上のど
の方法を用いても良好な性能の熱可塑性エラストマーを
得ることができる。この際に使用する架橋剤として種々
のものがあるが、得られたエラストマーの性質が、良好
な圧縮永久歪が得られる、汚染性がない、耐熱性がよい
などの点で有機過酸化物による架橋が望ましい。
(a)、  (b)の各成分、必要に応じて軟化剤の存
在下に有機過酸化物を添加し、動的に熱処理する場合に
は、(b)成分は有機過酸化物で架橋されない(分子切
断を起こす)ポリプロピレン系樹脂が好ましい。ここで
用いられる有機過酸化物としては、例えば、ジクミルペ
ルオキシド、ジー1eN −ブチルペルオキシド、2.
5−ジメチル−2,5−ジー(leロープチルペルオキ
シ)ヘキサン、1.3−ビス−(fe++−ブチルペル
オキシ−イソプロピル)−ベンゼン、1eft−ブチル
クミルペルオキシド等を挙げることかできる。
有機過酸化物の配合量は(a)、 (b)、更にこれに
軟化剤を加えた試料100重量部に対し、0.1〜2重
量部、好ましくは0.5ないし1.0重量部である。
配合量が0.1重量部未満であると(a)成分の架橋度
が小さすぎる結果、本発明の熱可塑性エラストマーの耐
熱性および圧縮永久歪や反発弾性等のゴム的性質が不十
分となる。一方、2重量部を越える配合では、(b)成
分の過度の分子切断により熱可塑性エラストマーの引張
り破断強度、破断伸びが低下する。
有機過酸化物を動的に熱処理する際に、架橋助剤を用い
ることができる。ここで用いられる架橋助剤として例え
ば、イオウ、p−キノンジオキシム、p、p’−ジベン
ゾイルキノンジオキシム、エチレングリコールジメタク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート
、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレー
ト、無水マレイン酸を挙げることができる。配合量とし
ては有機過酸化物と等量ないし2倍量が好ましい。
本発明の熱可塑性エラストマーにおいては、性能を損な
わない範囲で、タルク、カーボンブラック、シリカ、炭
酸カルシウム等の無機充填剤を配合することができる。
更に、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤等の安定
剤、滑剤、帯電防止剤、難燃化剤等の添加剤を配合する
ことができる。
溶融混線装置としては、解放型のミキシングロールや非
解放型のバンバリーミキサ−1押出機、ニーグー、連続
ミキサー等従来より公知のものが使用できる。これらの
うちでは、非解放型の装置を用いるのが好ましく、窒素
等の不活性ガス雰囲気中で混練することが好ましい。ま
た本発明のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体
ゴムは良好な粉体性状で得られるので二軸押出機等の連
続型混練装置に直接フィードできるために製造コストを
安価にできる利点を有する。
次に実施例及び比較例をあげて、本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例及び比較例において、共重合体
中のプロピレン含量%(Fp)は日本電子型G5X40
0を用いて、Rg7らの方法(Mac+omolecu
les、  10.  (4L  773(1977)
)に基づき13C−NMRを測定することにより求めた
。ハイロードメルトフローレート(以下rHLMFRJ
という)は月S K−6758に従い、温度230℃お
よび荷重21.6kgの条件で測定した。ショアーA硬
度はASTM D−676−49に従い測定した。ラン
ダム性指標ηは次式により求めた。
η= (EP)c/ (EP)b ここで、(EP)cとは上記Rayらの方法に基づき、
13C−’NMRスペクトルから求めたエチレン−プロ
ピレン連鎖のダイアト分率、(EP)bとは13C−N
MRから求めた共重合体中のエチレンモノマー分率Eお
よびプロピレンモノマー分率Pを用いてBernoul
li仮定(「共重合」第1巻反応解析1・2・2倍風館
)を想定して次式によって計算した値である。
(EP)b=2xExP η=1は完全ランダム共重合体、η=0は完全ブロック
共重合体であることを示す。従って、ηが1に近いほど
ランダム性が大きく、0に近いほどブロック性が大きい
〔実 施 例〕
実施例 1 (固体触媒の調製) 窒素置換した300m1の三ツロフラスコに三塩化バナ
ジウム5gとメチルエチルケトン! 00 mlを仕込
み、115℃で2時間反応した。ついで過剰のメチルエ
チルケトンを減圧下で留去することによって反応物を得
た。そこへ1.2−ジクロルエタン125m1を加え反
応物を溶解した後に、三塩化アルミニウム5gを添加し
70℃で2時間処理することにより沈澱物を得た。この
沈澱物を1.2−ジクロルエタンで充分に洗浄すること
によって固体触媒を得た。
(エチレンとプロピレンとの共重合) 充分に窒素置換した1゜51のオートクレーブにプロピ
レン350 g 、上記で得られた固体触媒8■を仕込
んだ後、トリイソブチルアルミニウム2mmolをエチ
レンで圧入することにより重合を開始した。重合は、エ
チレン濃度を!8mo1%に保つように供給することに
より、25℃で30分間継続した。ついで内容ガスを系
外に放出することにより、重合を終結した。その結果、
102gのゴム状共重合体が得られた。この共重合体の
Fp=41%、HLMF R=0.30 (g/][1
m1n)、ショアーA=62、ランダム性指標77 =
 0.9837、嵩比重=0.31g/ml。
平均粒径は320μ、粒度分布は0.1〜0.5mに9
5%であった。
比較例 1 実施例1においてメタルエチルケトンを使用せず、三塩
化バナジウム40■を用いた他は実施例1と同様にエチ
レンの重合を行った。結果は表1に示す。
実施例 2 実施例1において、エチレン濃度を29mo1%に保つ
以外は、実施例1と同様にエチレンとプロピレンとの共
重合を行った。その結果、ゴム状共重合体が96g得ら
れた。この共重合体のFp=32%、HLMFR=Q、
Il (g/]0m1n)、ショアーA;68、ランダ
ム性指標η=0.9741、平均粒径は310μ、粒度
分布は0.1〜0.5膿に96%であった。
実施例 3 実施例1において、エチレン濃度をIOmo1%に保つ
以外は、実施例1と同様にエチレンとプロピレンとの共
重合を行った。その結果、ゴム状共重合体力月67g得
られた。この共重合体のFp=55%、HLMFR=0
.12 (g/]0m1n)、ショアーA=64、ラン
ダム性指標η1.9855、平均粒径は320μ、粒度
分布は0.1〜0.5mmに95%であった。
実施例 4〜7 実施例1においてメチルエチルケトンの代わりに表1に
示したケトン化合物を用い、調製条件を表1に示したよ
うに変える他は実施例1と同様に固体触媒を調製しエチ
レンとプロピレンとの共重合を行った。その結果は表1
に示す。
実施例 8 実施例1において、コモノマーとして、さらにエチリデ
ンノルボルネンをプロピレンに対して1.4mo1%添
加した以外は、同様にして、エチレンとプロピレンとエ
チリデンノルボルネンとの共重合を行った。その結果、
ゴム状共重合体が54g得られた。この共重合体は、F
p =4[1%、HLMF R−0,4(g/]、0m
1n)であり、沃素価は10であった。
実施例 9 (エチレンとブテン−1との共重合) 窒素置換した3、01のステンレス製オートクレーブに
、実施例1で調製した固体触媒20■および1嘘のイソ
ブタンを仕込み、内温を80℃に昇降した。
ブテン−1を130g仕込み、エチレンをエチレン分圧
が14kg/cnfになるまで圧入した。ついで、トリ
イソブチルアルミニウム4 Ha lを窒素で圧入する
ことにより、重合を開始した。重合は、エチレンを分圧
力臼4kg/cdに維持するように供給しながら、1時
間継続した。得られたエチレン−ブテン−1共重合体は
240gであり、HLMFR=0、5 (g / l0
m1n)、密度=0.98g/mlであった。
さらに以下では、上記エチレン系共重合体を用いて熱可
塑性エラストマーを製造した実施例を示した。なお、上
記実施例に示されていない測定方法は次の通りである。
メルトフローレート(以下rMFRJという)は月S 
K−6758に従い、温度230℃および荷重2]、 
6kgの条件で測定した。ハイロードメルトフローレー
ト(以下rHLMFRJという)は月S K−6758
に従い、温度230℃および荷重2.15kgの条件で
測定した。引張り破断強度、伸びはIts K−63旧
に従い測定した。ゲル分率は試料を23℃のシクロヘキ
サン中に48時間浸し、不溶性成分量を決定することに
より求めた。このとき、初期重量から、ゴム以外のシク
ロヘキサン可溶性成分、例えば、軟化剤、可塑剤、およ
びシクロヘキサンに可溶の樹脂成分の重量を差し引いた
浸漬前および浸漬後の重量を使用する。
実施例 IO (組成物の製造) 東洋精機製ラボプラストミル、バンバリーミキサ−75
ccを用いて、ポリプロピレン(昭和電工型5SA51
0、M F R= 0.5)、実施例1で述べたエチレ
ン系共重合体、パラフィンオイル(出光興産型PW38
0)各20部、40部、40部を165℃で5分間、ロ
ーター回転数6Orpmで予め均一に分散した後に、架
橋剤(カヤへキサAD:化薬ヌーリー製、2.5−ジメ
チル−2,5−ジー (t−ブチルペルオキシ)−ヘキ
サン)および架橋助剤(トリアリルイソシアヌレート)
を各1.2部、2.4部加えて、145℃、 80+p
mにて7分間混練し、さらに180℃にて7分間溶融混
線を続けた後にサンプルを取り出し、230℃でホット
プレスすることにより、試験片を作成した。この組成物
のMFR=0.09(g/]0m1n)、HL M F
 R= 737 (g / ]0+n1n)、ショアー
A=72、引張り破断強度=82 (kg/car)、
伸び=260(%)、ゲル分率=24.9(%)であっ
た。
柔軟で強度、流動性に優れた熱可塑性エラストマーが製
造できた。
実施例 11 エチレン系共重合体として実施例3で述べたものを用い
た他は実施例10と同様に組成物を製造した。この組成
物のMF R=IJ? (g/]0m1n)、HLMF
 R=I49g (g/10m1n)、ショアーA=6
7、引張り破断強度=64 (kg/ad) 、伸び=
 350 (%)、ゲル分率=22.9(%)であった
。高流動性で柔軟性に優れた熱可塑性エラストマーが製
造できた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のエチレン系共重合体をポ
リオレフィン樹脂とのブレンドからなるオレフィン系熱
可塑性エラストマー組成物に用いると、高強度で流動性
に優れ、かつ柔軟性、ゴム弾性に優れた熱可塑性エラス
トマーが得られる。
また、本発明のエチレン系共重合体の製造方法によれば
、粉体性状の良いエチレン系ランダム共重合体を効率良
く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法における触媒調製のフローチ
ャート図である。 第  1  図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンと炭素原子数が3〜20の範囲にあるα
    −オレフィンとからなる実質上線状構造を有するエチレ
    ン−α−オレフィンランダム共重合体であり、かつ下記
    (イ)〜(ニ)の要件を充たすことによって特徴づけら
    れるエチレン系共重合体。 (イ)HLMFRが0.5以下であること (ロ)ショアーAが90以下であること (ハ)α−オレフィンの共重合割合が5〜60モル%で
    あること (ニ)^1^3C−NMRスペクトルから計算したラン
    ダム性指標ηが0.95以上であること
  2. (2)バナジウム触媒成分と有機アルミニウム触媒成分
    とからなる触媒を用いてエチレンとα−オレフィンとを
    共重合することによってエチレン系共重合体を製造する
    にあたり、前記バナジウム触媒成分としてハロゲン化バ
    ナジウム化合物とケトン化合物との反応物をハロゲン化
    アルミニウムもしくはハロゲン化ホウ素で処理すること
    によって得られる固体触媒を用いることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項記載のエチレン系共重合体の製造
    方法。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載のエチレン系共重合体
    成分45〜90重量部とポリオレフィン系樹脂55〜1
    0重量部からなる組成物を硬化剤とともに動的に熱処理
    することにより該エチレン系共重合体成分を部分架橋す
    ることにより得られる熱可塑性エラストマー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08269135A (ja) * 1995-03-03 1996-10-15 Union Carbide Chem & Plast Technol Corp 熱可塑性エラストマー
JP2000506820A (ja) * 1996-03-11 2000-06-06 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー 均一オレフィンポリマーから作られる発泡ガスケット

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