JPH04187741A - 缶用鋼板およびその製法ならびに3ピース缶の製法 - Google Patents
缶用鋼板およびその製法ならびに3ピース缶の製法Info
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- JPH04187741A JPH04187741A JP31915690A JP31915690A JPH04187741A JP H04187741 A JPH04187741 A JP H04187741A JP 31915690 A JP31915690 A JP 31915690A JP 31915690 A JP31915690 A JP 31915690A JP H04187741 A JPH04187741 A JP H04187741A
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は3ピース缶用鋼板およびその製法ならびに3ピ
ース缶の製法に関する。
ース缶の製法に関する。
〈従来の技術〉
飲料缶、18℃缶、ベール缶などの缶は、形の上からは
丸缶、角缶なとがあり、構造上では2ピース缶と3ピー
ス缶に分類で籾る。
丸缶、角缶なとがあり、構造上では2ピース缶と3ピー
ス缶に分類で籾る。
2ピース缶は、Snめっきなどの処理を施した表面処理
鋼板にプレス加工、DI加工などの加工を施し、これに
蓋を取付けた2部品からなる缶であり、3ピース缶は表
面処理鋼板を曲げて端部を接合して缶胴をなし、これに
天蓋と底蓋を取付けた3部品からなる缶である。
鋼板にプレス加工、DI加工などの加工を施し、これに
蓋を取付けた2部品からなる缶であり、3ピース缶は表
面処理鋼板を曲げて端部を接合して缶胴をなし、これに
天蓋と底蓋を取付けた3部品からなる缶である。
従りて、3ピース缶は2ピース缶よりその製造工程数が
多くなり製造コストが高くなるものの、プレス加工、D
I加工などの強加工は行わないため、缶胴への美術的印
刷が可能であるという利点がある。
多くなり製造コストが高くなるものの、プレス加工、D
I加工などの強加工は行わないため、缶胴への美術的印
刷が可能であるという利点がある。
¥S2図に3ピース缶の製造工程を示す。
即ち、厚さ200〜400mm程度の連鋳スラブを熱間
により厚さ2〜4mm0熱延鋼板とした後、高温で巻取
って自己焼鈍させる。
により厚さ2〜4mm0熱延鋼板とした後、高温で巻取
って自己焼鈍させる。
次に、酸洗して表面の酸化スケールを除去してから冷間
圧延により厚さ0.1〜0.6mmの冷延鋼板とする。
圧延により厚さ0.1〜0.6mmの冷延鋼板とする。
ついて、箱焼鈍もしくは連続焼鈍を行って冷間圧延工程
で形成された圧延組m<wb維状状組織を回復し、再結
晶、結晶粒成長へと進め、所定の機械的性質を得る。
で形成された圧延組m<wb維状状組織を回復し、再結
晶、結晶粒成長へと進め、所定の機械的性質を得る。
その後、所定の調質度(Tl〜T6)を得るために調質
圧延して、表面処理原板とする。
圧延して、表面処理原板とする。
この表面処理原板は、Sn、Cr、Ni等の単独または
複数のめつき(ぶりきが−船釣)を施され、シャーライ
ンにて所定の長さに剪断される。
複数のめつき(ぶりきが−船釣)を施され、シャーライ
ンにて所定の長さに剪断される。
第3図はその様子を示したものである。
めフき鋼板10は、長手方向(圧延方向)が缶胴の曲げ
方向となるように切断せされて切板1が得られる。
方向となるように切断せされて切板1が得られる。
図中2は切断線、Lは切断長さを示す。
次に、切板1は、塗装ラインにおいて表裏面に塗装と焼
付けが施される。
付けが施される。
なお、缶外面に相当する面の塗装は、次工程の印刷を考
慮して白色塗料を塗るのが一般的である。
慮して白色塗料を塗るのが一般的である。
ついで、多色印刷と焼付けが施されるが、これら塗装・
印刷は、第3図に示した接合部には施されない。
印刷は、第3図に示した接合部には施されない。
次に切板1はスリットカットにより、1缶当りの大きさ
のブランクシート6(第3図は、上下2枚の場合を示す
)にされ、このシート6を円筒状もしくは角筒状に曲げ
る。
のブランクシート6(第3図は、上下2枚の場合を示す
)にされ、このシート6を円筒状もしくは角筒状に曲げ
る。
図中3はスリット線であり、角筒状に曲げ加工する場合
の曲げ線を4で示した。
の曲げ線を4で示した。
ブランクシート6の長手方向端部の接合部5を溶接もし
くは接着剤により重ね接合した後、フランジ加工、必要
に応じてネッキング加工、ビーディング加工を施して天
蓋と底蓋を取付けて缶11に仕上げる。
くは接着剤により重ね接合した後、フランジ加工、必要
に応じてネッキング加工、ビーディング加工を施して天
蓋と底蓋を取付けて缶11に仕上げる。
ここで、上記フランジ加工は、例えば天蓋13、底蓋1
4を巻締めにより取付けるために行うもので、その様子
を第4図に示した。
4を巻締めにより取付けるために行うもので、その様子
を第4図に示した。
図中12は缶胴部、17はフランジ部、18は巻締め部
である。
である。
また、前記ネッキング加工、ビーディング加工は缶強度
を上げる場合に行われる。
を上げる場合に行われる。
〈発明が解決しようとするtita>
上述のように3ピース缶の製造工程は複雑であるととも
に高価なめっき鋼板を用いていることからコストアップ
となり、より安価な3ピース缶用鋼板や、より簡単な3
ピース缶の製造法に対する要求が強まっている。
に高価なめっき鋼板を用いていることからコストアップ
となり、より安価な3ピース缶用鋼板や、より簡単な3
ピース缶の製造法に対する要求が強まっている。
この要求に応えるには下記に示すようないくつかの解決
すべき課題がある。
すべき課題がある。
(1)冷間圧延後の焼鈍には箱焼鈍法と連続焼鈍法とが
あり、前者は調質度がT1〜T3の軟質材、後者は、T
4〜T6の硬質材を得るのに用いられるが、最近ではヒ
ートパターンの改善によりT2.5、T3クラスでも連
続焼鈍で製造可能となってぎている。
あり、前者は調質度がT1〜T3の軟質材、後者は、T
4〜T6の硬質材を得るのに用いられるが、最近ではヒ
ートパターンの改善によりT2.5、T3クラスでも連
続焼鈍で製造可能となってぎている。
従って、さらに連続化を進め、T1クラスも連続焼鈍に
よりできればコストダウンにつながる。
よりできればコストダウンにつながる。
(2)上述のように塗装・焼付けは切板の状態で行う場
合は各切板毎、かつ表裏2回分を塗装ラインに通す必要
がある(2コート2ベーク・2回塗装2回焼付け)。
合は各切板毎、かつ表裏2回分を塗装ラインに通す必要
がある(2コート2ベーク・2回塗装2回焼付け)。
そこでこの切板状態での塗装・焼付けではなく、帯板の
状態で塗装・焼付けして、その後、切板にする方法が考
えられる。
状態で塗装・焼付けして、その後、切板にする方法が考
えられる。
この方法では、缶内面に相当する面の塗装と缶外面に相
当する面の塗装を連続して施し、次の焼付けは表裏同時
に行う(2コート1ヘーク)ことが可能となる。
当する面の塗装を連続して施し、次の焼付けは表裏同時
に行う(2コート1ヘーク)ことが可能となる。
そして、同じ塗装ラインで塗装・焼付は後の切断を行う
ことにより、工程の簡略化と連続化が実現できることに
なる。
ことにより、工程の簡略化と連続化が実現できることに
なる。
しかしながら、第3図に示したように、塗装は接合部5
(通常両接合幅6mm程度)を外して施さなければなら
ず、塗装制御が非常に困難であり、また塗装が可能であ
るとしても接合部5の中間(3mm)位置で高速移動中
の帯板を切断するのは困難である。
(通常両接合幅6mm程度)を外して施さなければなら
ず、塗装制御が非常に困難であり、また塗装が可能であ
るとしても接合部5の中間(3mm)位置で高速移動中
の帯板を切断するのは困難である。
このように塗装範囲、切断位置の制御精度か悪いと次の
ようなトラブルにつながる。
ようなトラブルにつながる。
例えば、接合部に塗料が存在する場合には、そのまま重
ね溶接すると塗料が燃焼し、爆飛現象が生じてナケット
が正常に形成されないばかりか穴があくことがある。
ね溶接すると塗料が燃焼し、爆飛現象が生じてナケット
が正常に形成されないばかりか穴があくことがある。
また、接着剤による接合の場合には十分な接着強度が得
られない。
られない。
逆に、本来塗装すべきところに塗装されない場合には、
接合は問題ないが耐錆性、耐食性等の点で問題となる。
接合は問題ないが耐錆性、耐食性等の点で問題となる。
(3)ぶりきに代わる低コストの缶用素材としてはティ
ンフリー鋼板、薄Snめっき鋼板、Niめっき鋼板があ
るが、いずれも調質圧延後のめっき処理を必要とし、こ
れ以上のコストダウンは望めない。
ンフリー鋼板、薄Snめっき鋼板、Niめっき鋼板があ
るが、いずれも調質圧延後のめっき処理を必要とし、こ
れ以上のコストダウンは望めない。
更なる低コストの缶用素材として、特開昭59−145
076号公報には、防錆性、直接塗装性に優れた調質圧
延油を使用してなる缶用鋼板が提案されている。
076号公報には、防錆性、直接塗装性に優れた調質圧
延油を使用してなる缶用鋼板が提案されている。
この缶用鋼板は、調質圧延油の成分としてF D A
(Food and Drug Administra
tion)で認可された物質を用いているため、飲食物
用の缶用素材として使用できるものである。
(Food and Drug Administra
tion)で認可された物質を用いているため、飲食物
用の缶用素材として使用できるものである。
しかしながら溶接缶として使用する場合には、表面の鉄
酸化膜の接触抵抗が高いため、酸化膜を除去しながら溶
接する方法がとられている。 また、飲食用毎の中でも
美術缶としては使用できるが、中に液体の入る飲料缶と
して用いた場合の耐食性は不十分なものであり缶用鋼板
としての用途が限られていた。
酸化膜の接触抵抗が高いため、酸化膜を除去しながら溶
接する方法がとられている。 また、飲食用毎の中でも
美術缶としては使用できるが、中に液体の入る飲料缶と
して用いた場合の耐食性は不十分なものであり缶用鋼板
としての用途が限られていた。
本発明は上述した従来技術の課題を解決し、安価で高品
質の缶用鋼板およびその製法ならびに3ピース缶の製法
を提供することを目的としている。
質の缶用鋼板およびその製法ならびに3ピース缶の製法
を提供することを目的としている。
く課題を解決するための手段〉
上記目的を達成するために本発明の第1の態様によれば
、重量比で、Co0.004重量%以下、Si:0.0
2重量%以下、Mn:0305〜0.30重量%、p:
o、020重量%以下、S・0.020重量%以下、N
・0.0050重量%以下、Afl:0.02〜0.2
重量%、Nb:0.01重量%以下、残部がFeおよび
不可避的不純物の組成を有し、 表層にNi/(Fe+Nt)の重量比が0.02〜0.
5で厚さが10〜5000人のFe−Ni合金層を有し
、前記Fe−Ni合金層上に防錆油膜を乾燥重量で1〜
100 l11g/m”形成してなることを特徴とする
缶用鋼板が提供される。
、重量比で、Co0.004重量%以下、Si:0.0
2重量%以下、Mn:0305〜0.30重量%、p:
o、020重量%以下、S・0.020重量%以下、N
・0.0050重量%以下、Afl:0.02〜0.2
重量%、Nb:0.01重量%以下、残部がFeおよび
不可避的不純物の組成を有し、 表層にNi/(Fe+Nt)の重量比が0.02〜0.
5で厚さが10〜5000人のFe−Ni合金層を有し
、前記Fe−Ni合金層上に防錆油膜を乾燥重量で1〜
100 l11g/m”形成してなることを特徴とする
缶用鋼板が提供される。
また、本発明の第2の態様によれば、重量比でC:0.
0041i量%以下、Si:0.02重量%以下、Mn
: 0.05〜0.30重量%、P:0.020重量
%以下、S:0.020重量%以下、N:0050 重量%以下、Aj2:0.02〜0.2ji量%、Nb
:0.01重量%以下、残部がFeおよび不可避的不純
物より成る連続鋳造スラブに熱間圧延および冷間圧延を
施し、 これに、0. 02〜0. 5g/m”のNiめっきを
施し、 ひきつづき還元性雰囲気中で連続焼鈍してNiを素地鋼
板中へ拡散浸透させ、鋼板表層にNi/(Fe+Ni)
の重量比がOO2N2.5で厚さが10〜5000人の
Fe−Ni合金層を形成させ、 次に防錆圧延油を用いて調質圧延を施し、前記鋼板表面
に乾燥重量で1〜100 mg/m2の防錆油膜を形成
することを特徴とする缶用鋼板の製法が提供される。
0041i量%以下、Si:0.02重量%以下、Mn
: 0.05〜0.30重量%、P:0.020重量
%以下、S:0.020重量%以下、N:0050 重量%以下、Aj2:0.02〜0.2ji量%、Nb
:0.01重量%以下、残部がFeおよび不可避的不純
物より成る連続鋳造スラブに熱間圧延および冷間圧延を
施し、 これに、0. 02〜0. 5g/m”のNiめっきを
施し、 ひきつづき還元性雰囲気中で連続焼鈍してNiを素地鋼
板中へ拡散浸透させ、鋼板表層にNi/(Fe+Ni)
の重量比がOO2N2.5で厚さが10〜5000人の
Fe−Ni合金層を形成させ、 次に防錆圧延油を用いて調質圧延を施し、前記鋼板表面
に乾燥重量で1〜100 mg/m2の防錆油膜を形成
することを特徴とする缶用鋼板の製法が提供される。
また、本発明の第3の態様によれば、缶用鋼板の表裏に
対し幅方向両端部の所定幅を除いて塗装を施し焼付けし
、所定の長さに切断し、さらにブランキングしてブラン
キングシートとし、前記ブランキングシートを圧延方向
に対し直角方向に曲げて前記非塗装部を重ね接合してか
らフランジ加工により天蓋と底蓋を取付けて仕上げるこ
とを特徴とする3ピース缶の製法が提供される。
対し幅方向両端部の所定幅を除いて塗装を施し焼付けし
、所定の長さに切断し、さらにブランキングしてブラン
キングシートとし、前記ブランキングシートを圧延方向
に対し直角方向に曲げて前記非塗装部を重ね接合してか
らフランジ加工により天蓋と底蓋を取付けて仕上げるこ
とを特徴とする3ピース缶の製法が提供される。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
まず、本発明に至る経緯について述べる。
本発明者らは研究の結果、前述した帯板塗装における接
合部問題は、製缶時の曲げ方向を従来の圧延方向から圧
延方向に対し直角の方向に変更することにより解決でき
ることに想到した。
合部問題は、製缶時の曲げ方向を従来の圧延方向から圧
延方向に対し直角の方向に変更することにより解決でき
ることに想到した。
これを第1図に示すが、前述した′43図と同一部位に
は同一記号を付しである9 帯板10の幅方向両端部の斜線部分は接合部5である。
は同一記号を付しである9 帯板10の幅方向両端部の斜線部分は接合部5である。
図中2は切断線で板幅方向に設けられ所定の長さしに切
断される。
断される。
スリット線3でスリットカットされたブランクシート6
は円筒状または曲げ線4で角筒状に曲げ加工される。
は円筒状または曲げ線4で角筒状に曲げ加工される。
これにより塗装は帯板10の両端部に位置する接合部5
を外して帯板1の長手方向に連続して施せばよいので、
塗装問題は簡単に解決できることになる。
を外して帯板1の長手方向に連続して施せばよいので、
塗装問題は簡単に解決できることになる。
ところが、このようにして製造したブランクシート6を
曲げ加工、シーム溶接してフランジ加工を行ったところ
、熱影響部(HAZ)で割れる頻度が非常に高くなるこ
とがねかりた。
曲げ加工、シーム溶接してフランジ加工を行ったところ
、熱影響部(HAZ)で割れる頻度が非常に高くなるこ
とがねかりた。
そこで、このHAZ割れを無くすべく、溶接条件(加熱
温度、電極輪の加圧力、重ね代等)を種々変えて実験を
行ったところ、重ね部の総厚みが大きい程HAZ割れ発
生頻度が高く、かつ溶接条件の最適化により総厚みを薄
くしてHAZ割れを無くすことは困難であり、さらに従
来の圧延方向に曲げて胴部を重ね溶接してもHAZ割れ
は発生せず、圧延方向と直角の方向でHAZ割れが発生
するのは帯板の異方性にあると考えられた。
温度、電極輪の加圧力、重ね代等)を種々変えて実験を
行ったところ、重ね部の総厚みが大きい程HAZ割れ発
生頻度が高く、かつ溶接条件の最適化により総厚みを薄
くしてHAZ割れを無くすことは困難であり、さらに従
来の圧延方向に曲げて胴部を重ね溶接してもHAZ割れ
は発生せず、圧延方向と直角の方向でHAZ割れが発生
するのは帯板の異方性にあると考えられた。
そこで、この異方性について検討した結果、次のような
ことが判明した。
ことが判明した。
即ち、異方性は焼鈍後の調質圧延の影響により現われる
が、焼鈍後の結晶粒径が大きい場合には異方性は殆ど現
われず、逆に結晶粒径が小さいと異方性が大きく表われ
る。
が、焼鈍後の結晶粒径が大きい場合には異方性は殆ど現
われず、逆に結晶粒径が小さいと異方性が大きく表われ
る。
また、調質圧延での圧下率を高くしても、焼鈍後の結晶
粒径が大き゛ければ異方性は表われないことがわかった
。
粒径が大き゛ければ異方性は表われないことがわかった
。
そして、焼鈍後の結晶粒径を大きくするためには生産性
、耐食性等を考慮すればC量を極力少なくし、かつMn
% S、Nなどを少なくした極低炭素鋼を素材として連
続焼鈍する方法が最適であるとの結論に達し本発明に到
ったものである。
、耐食性等を考慮すればC量を極力少なくし、かつMn
% S、Nなどを少なくした極低炭素鋼を素材として連
続焼鈍する方法が最適であるとの結論に達し本発明に到
ったものである。
本発明の缶用鋼板(極低炭素鋼)の成分および限定理由
は次の通りである。
は次の通りである。
まず、C量はこの発明の最も重要な因子であり、結晶粒
を均一に粗大化するためには0.004重量%以下にす
る必要がある。
を均一に粗大化するためには0.004重量%以下にす
る必要がある。
一般にC量が少ない領域では鋼中C量によって結晶粒径
が一義的に決まることが知られているが、C量が同じで
も大きな結晶粒の横に小さな結晶粒が存在する、いわゆ
る混粒組織となることがあり、この場合には小径の結晶
粒により異方性が現われる。
が一義的に決まることが知られているが、C量が同じで
も大きな結晶粒の横に小さな結晶粒が存在する、いわゆ
る混粒組織となることがあり、この場合には小径の結晶
粒により異方性が現われる。
C量を0.004重量%以下にすれば、混粒組織の発生
を防止することができる。
を防止することができる。
Siは耐食性等を低下させるので、002重量%以下と
した。
した。
Mnは熱間圧延脆性化を防止するために0.05重量%
以上とし、0.30重量%を超えると冷間圧延性が悪く
なりまた析出物も多くなるので0.30重量%以下とし
た。 特に、析出物が多いと結晶粒の粗大化を阻害する
ので好ましくない。
以上とし、0.30重量%を超えると冷間圧延性が悪く
なりまた析出物も多くなるので0.30重量%以下とし
た。 特に、析出物が多いと結晶粒の粗大化を阻害する
ので好ましくない。
Pは多く含まれると耐食性等を劣化させるので、0.0
20重量%以下とした。
20重量%以下とした。
同じくSも耐食性等を劣化させるばかりか、熱間圧延脆
性を悪くし析出物が多くなるので、0.020重量%以
下とした。
性を悪くし析出物が多くなるので、0.020重量%以
下とした。
Nは多く含まれると延性が悪くなるとともに、析出物も
多くなるので0.0050重量%以下とした。
多くなるので0.0050重量%以下とした。
AJ2はAnキルト鋼を得るために製鋼段階で添加して
いるが、高価なA1を多く添加すると不経済であり、一
方少ないと十分脱酸されないので、0.02〜0.2重
量%とじた。
いるが、高価なA1を多く添加すると不経済であり、一
方少ないと十分脱酸されないので、0.02〜0.2重
量%とじた。
Nbは連続焼鈍における再結晶温度を下げる効果を有す
るものの、炭化物、窒化物を形成するので0.01重量
%以下とした。
るものの、炭化物、窒化物を形成するので0.01重量
%以下とした。
以上まとめると、出発素材としてCが
0.004重量%以下の極低炭素鋼を用いると、焼鈍も
連続焼鈍が可能となり結晶粒も粗大化して調質圧延によ
る異方性をなくすことができ、従って従来の切板塗装か
ら帯板塗装が可能となるから、3ピース缶の製造工程を
大幅に連続化できる。
連続焼鈍が可能となり結晶粒も粗大化して調質圧延によ
る異方性をなくすことができ、従って従来の切板塗装か
ら帯板塗装が可能となるから、3ピース缶の製造工程を
大幅に連続化できる。
さて、缶用素材としてはぶりきが主流であり、コストダ
ウンをはかったものとしてはティンフリー鋼板、薄Sn
めりき鋼板、Niめフき鋼板があるものの、これ以上コ
ストダウンをはかるのは困難である。
ウンをはかったものとしてはティンフリー鋼板、薄Sn
めりき鋼板、Niめフき鋼板があるものの、これ以上コ
ストダウンをはかるのは困難である。
最も安価にするには、極論すればめっきを施さずに裸鋼
板を使用することが考えられるが、現実には裸鋼板を塗
装、焼付けするまでに錆が発生しこのまま塗装すると塗
装密着性が悪い。
板を使用することが考えられるが、現実には裸鋼板を塗
装、焼付けするまでに錆が発生しこのまま塗装すると塗
装密着性が悪い。
また、錆が発生する前に塗装、焼付けを実施しても、板
端部から発生する糸状錆(filiformcorro
sion)を防止することはできない。
端部から発生する糸状錆(filiformcorro
sion)を防止することはできない。
3ピース缶用素材としては、耐錆性、塗装密着性、塗装
後耐食性および溶接性等が要求される。
後耐食性および溶接性等が要求される。
このような要求を満足し、かつ低コスト化を達成できる
3ピース缶用素材としては、従来めっき鋼板と裸鋼板と
の中間に位置するものが最適であると考えられ、本発明
者らはNiめつき拡散処理鋼板に注目した。
3ピース缶用素材としては、従来めっき鋼板と裸鋼板と
の中間に位置するものが最適であると考えられ、本発明
者らはNiめつき拡散処理鋼板に注目した。
この鋼板は、Niめっきを施した後、焼鈍を行い、Ni
を拡散させることによフて、NiとFeが完全に合金化
し、耐食性に優れたFe−Ni合金層を形成することが
できる。
を拡散させることによフて、NiとFeが完全に合金化
し、耐食性に優れたFe−Ni合金層を形成することが
できる。
このFe−Ni合金層は、それ自体非常に耐食性に優れ
ており、さらにNiよりFeに電位が近いため、仮に素
地鉄まで達するきずなどが入った場合でもFeの溶出が
起こりに<<、耐食性に優れている。
ており、さらにNiよりFeに電位が近いため、仮に素
地鉄まで達するきずなどが入った場合でもFeの溶出が
起こりに<<、耐食性に優れている。
しかしながら、Niめっき拡散処理鋼板は溶接が困難で
あるという欠点がある。
あるという欠点がある。
そこで、種々実験を行った結果、塗装焼付けを行わない
場合には、この鋼板は溶接可能であるが、塗装焼付tプ
を行うと溶接が困難となることがわかった。
場合には、この鋼板は溶接可能であるが、塗装焼付tプ
を行うと溶接が困難となることがわかった。
即ち、塗装焼付は時にFe酸化物が形成され、溶接性を
低下させるものと考えられる。
低下させるものと考えられる。
そこで特に塗装焼付は後にFe酸化物を形成させない方
法として、さらにめっきすることが考えられるが、低コ
ストで製造することができないだけでなく、さらに異種
めっきを行うことは、そのめフき量が少ない場合には、
この新たなめっき金属とFe−Ni合金の間で電池を形
成し、耐食性を低下させる原因となる。
法として、さらにめっきすることが考えられるが、低コ
ストで製造することができないだけでなく、さらに異種
めっきを行うことは、そのめフき量が少ない場合には、
この新たなめっき金属とFe−Ni合金の間で電池を形
成し、耐食性を低下させる原因となる。
そこで本発明者らは、Niめっき後焼鈍によってNi拡
散処理を施した鋼板に、次いで防錆性に優れた圧延油を
用いたウェットスキンバスを行うことによって、Fe酸
化物の形成を少なくできることを見出した。
散処理を施した鋼板に、次いで防錆性に優れた圧延油を
用いたウェットスキンバスを行うことによって、Fe酸
化物の形成を少なくできることを見出した。
これは次の理由によるものと考えられる。
即ち、調質圧延時には、鋼板表面に多数の歪が入るが、
この歪部にFe酸化物が形成されやすく、従って調質圧
延時に防錆性を有する調質圧延油を供給しながら圧延す
れば、酸化物の生成を抑制することができる。 また、
同様の理由で、糸状錆も防止できる。
この歪部にFe酸化物が形成されやすく、従って調質圧
延時に防錆性を有する調質圧延油を供給しながら圧延す
れば、酸化物の生成を抑制することができる。 また、
同様の理由で、糸状錆も防止できる。
なお、調質圧延後に防錆油を塗布することは一般的であ
るが、この方法では十分な溶接性は得られなかった。
るが、この方法では十分な溶接性は得られなかった。
本発明の3ピース缶用鋼板の表層に形成されるFe−N
i合金層におけるNi/(Fe+N1)(7)重量比は
0.02〜0.5、好ましくは0.05〜0.20であ
る。
i合金層におけるNi/(Fe+N1)(7)重量比は
0.02〜0.5、好ましくは0.05〜0.20であ
る。
Ni拡散層におけるNi/(Fe+Ni)の重量比が0
.02未満であると、Fe−Ni合金層自体の耐食性が
不十分となり、また0、 5を超えると素地鋼板まで
に達するようなすりきす等の欠損を生じた場合、この欠
損から素地鋼板の溶解が著しくなる。
.02未満であると、Fe−Ni合金層自体の耐食性が
不十分となり、また0、 5を超えると素地鋼板まで
に達するようなすりきす等の欠損を生じた場合、この欠
損から素地鋼板の溶解が著しくなる。
また、このFe−Ni合金層の厚さは10〜5000人
、好ましくは200〜5000人である。
、好ましくは200〜5000人である。
Fe−Ni合金層の厚さが10人未満であると、耐食性
が不十分となり、5000人を超えると、通常Fe−N
i合金は硬く脆いため、得られる鋼板を用いて溶接缶を
製造する場合、缶胴のフランジ加工等の成形加工時に欠
陥が発生し易く、耐食性も低下する恐れがある。
が不十分となり、5000人を超えると、通常Fe−N
i合金は硬く脆いため、得られる鋼板を用いて溶接缶を
製造する場合、缶胴のフランジ加工等の成形加工時に欠
陥が発生し易く、耐食性も低下する恐れがある。
上記Fe−Nf合金層上に形成される防錆油膜に用いら
れる防錆油としては、鋼板の調質圧延工程において、通
常用いられる直接塗装可能な防錆油であればよく、特に
限定されない。
れる防錆油としては、鋼板の調質圧延工程において、通
常用いられる直接塗装可能な防錆油であればよく、特に
限定されない。
特に、防錆油として、
(a ) F D A (Food and Drug
Administra−tionの略称)バラグラフ
NO,178−3910に規定される石油ワックスおよ
び/または合成ワックスおよび/またはラノリンを10
〜60重量%、 (b)FDAパラグラフNO,178−3910に規定
される脂肪酸を5〜40重量%、 (c)FDAパラグラフNO,17B−3910に規定
されるトリエタノールアミンを5〜30重量%、 (d)FDAパラグラフNo、 178−3910に規
定される鉱物油を10〜40重量%、 (e)非イオン系活性剤のポリエチレングリコールモノ
ステアレートおよび/またはFDAパラグラフNO,1
78−3400に規定される非イオン系活性剤を1〜2
0重量% を水溶溶媒に分散乳化させた組成油、具体的には、特開
昭59−145076号公報に記載された組成油を用い
れば、非常に衛生的で、飲食物用缶材として好適な3ピ
ース缶用鋼板を得ることができる。
Administra−tionの略称)バラグラフ
NO,178−3910に規定される石油ワックスおよ
び/または合成ワックスおよび/またはラノリンを10
〜60重量%、 (b)FDAパラグラフNO,178−3910に規定
される脂肪酸を5〜40重量%、 (c)FDAパラグラフNO,17B−3910に規定
されるトリエタノールアミンを5〜30重量%、 (d)FDAパラグラフNo、 178−3910に規
定される鉱物油を10〜40重量%、 (e)非イオン系活性剤のポリエチレングリコールモノ
ステアレートおよび/またはFDAパラグラフNO,1
78−3400に規定される非イオン系活性剤を1〜2
0重量% を水溶溶媒に分散乳化させた組成油、具体的には、特開
昭59−145076号公報に記載された組成油を用い
れば、非常に衛生的で、飲食物用缶材として好適な3ピ
ース缶用鋼板を得ることができる。
この防錆油膜は、前記Fe−Ni合金層の上に乾!!i
量で1〜100 mg/m2.好ましくは1〜23mg
/l112形成される。
量で1〜100 mg/m2.好ましくは1〜23mg
/l112形成される。
防錆油膜を1〜100 mg/m2の範囲に形成すれば
、防錆性、溶接性、さらには直接塗装性に優れた3ピー
ス缶用鋼板を得ることができる。
、防錆性、溶接性、さらには直接塗装性に優れた3ピー
ス缶用鋼板を得ることができる。
また、防錆油として前記組成物を用いて飲食缶用の3ピ
ース缶用鋼板とする場合には、飲食用缶材に対してはそ
の塗布量の上限も制限されているため、乾燥重量で1〜
23 mg/m2の範囲とするのが好ましい。
ース缶用鋼板とする場合には、飲食用缶材に対してはそ
の塗布量の上限も制限されているため、乾燥重量で1〜
23 mg/m2の範囲とするのが好ましい。
本発明による3ピース缶用鋼板を製造するにあたっては
、まず前記成分組成を有する連鋳スラブに、常法により
熱間圧延、冷間圧延を施す。
、まず前記成分組成を有する連鋳スラブに、常法により
熱間圧延、冷間圧延を施す。
次いで、鋼板表面に0.02〜0.5g/m2のNiめ
っきを施し、ひきつづき還元性雰囲気中で連続焼鈍して
Niを素地鋼板中へ拡散浸透させて鋼板表層にNi/(
Fe+Ni)の重量比が0.02〜0.5で厚さ10〜
5000人のFe−Ni合金層を形成した後、連続して
防錆圧延油を用いて調質圧延を施し、前記鋼板表面に乾
燥重量で1〜100 mg/m2の防錆油膜を形成させ
ればよい。
っきを施し、ひきつづき還元性雰囲気中で連続焼鈍して
Niを素地鋼板中へ拡散浸透させて鋼板表層にNi/(
Fe+Ni)の重量比が0.02〜0.5で厚さ10〜
5000人のFe−Ni合金層を形成した後、連続して
防錆圧延油を用いて調質圧延を施し、前記鋼板表面に乾
燥重量で1〜100 mg/m2の防錆油膜を形成させ
ればよい。
なお、前記Niめっき量が0.02g/m2未満である
と、耐食性が低下し、0.5g/m’を超えるとそれ以
上の耐食性の向上効果が得られず、コスト的に不利とな
る。
と、耐食性が低下し、0.5g/m’を超えるとそれ以
上の耐食性の向上効果が得られず、コスト的に不利とな
る。
また、前記還元性雰囲気としては、特に制限されず、例
えばN2とH2の混合雰囲気等が挙げられ、連続焼鈍は
、通常650〜750℃で30秒〜10分間行われる。
えばN2とH2の混合雰囲気等が挙げられ、連続焼鈍は
、通常650〜750℃で30秒〜10分間行われる。
調質圧延処理は常法に従って行うことができ、特に制限
されない。
されない。
この調質圧延工程において前記防錆油を用いて圧延を行
うことによって製缶前に脱脂する必要がなく、また塗油
工程を備える必要がないため経済的であるだけでなく、
溶接性に優れた3ピース缶用鋼板を得ることができる。
うことによって製缶前に脱脂する必要がなく、また塗油
工程を備える必要がないため経済的であるだけでなく、
溶接性に優れた3ピース缶用鋼板を得ることができる。
さらに、本発明を最も効果的に行なうために、Niめっ
き設備を連続焼鈍ラインの前に設け、焼鈍ラインの出側
に調質圧延設備を設けるのがよい。
き設備を連続焼鈍ラインの前に設け、焼鈍ラインの出側
に調質圧延設備を設けるのがよい。
めっき焼鈍調質圧延を1つのラインとしてつなぎ一挙に
仕上げることによって、連続化による大幅なコストダウ
ンが可能となる。
仕上げることによって、連続化による大幅なコストダウ
ンが可能となる。
また、各設備がつながっているために、めつき−焼鈍調
質圧延の工程を時間をおくことがなく連続して行うこと
ができ、Fe酸化物等の形成を防止することができ、溶
接性、耐食性向上効果がさらに大となる。
質圧延の工程を時間をおくことがなく連続して行うこと
ができ、Fe酸化物等の形成を防止することができ、溶
接性、耐食性向上効果がさらに大となる。
勿論、本発明では極低炭素鋼を素材として連続焼鈍法に
より製造しているので、低炭素鋼を素材とした箱焼鈍法
と比べ、不純物の表面濃化もなく耐錆性の点で有利とな
る。
より製造しているので、低炭素鋼を素材とした箱焼鈍法
と比べ、不純物の表面濃化もなく耐錆性の点で有利とな
る。
〈実施例〉
以下に本発明を実施例に基づ籾具体的に説明する。
(実施例1)
第1表に示す製造条件で製造した連鋳製スラブを用い熱
間圧延機で3mm板厚の熱延鋼帯とし、続いて冷間圧延
機で0.323mm。
間圧延機で3mm板厚の熱延鋼帯とし、続いて冷間圧延
機で0.323mm。
0.34mm、0.38mm板厚の冷延鋼帯とした。
続いて、連続焼鈍でNiめっき拡散処理を施したもの、
施さないものをつくり、次に調質圧延にて、前記0.3
8mm、0.34mmのものは防錆油A、Bを用い0.
32mm厚に、また01323mmのものはまったく防
錆油を用いないで調質圧延した後、そのまま巻き取り圧
延方向に対して直角方向の曲げになるように、切板に剪
断後、塗装、印刷焼付けを施したものおよび調質圧延後
、連続して帯状で圧延方向に対して直角方向の曲げにな
るようにして、塗装、印刷焼付けを施した後、切板に剪
断し、中間電極に銅ワイヤーを使用するワイヤーシーム
溶接機を用いて溶接して181缶の胴に成型し、さらに
引き続きダイフランシャーでフランジ加工を行い、フラ
ンジ割れ評価を行フた。
施さないものをつくり、次に調質圧延にて、前記0.3
8mm、0.34mmのものは防錆油A、Bを用い0.
32mm厚に、また01323mmのものはまったく防
錆油を用いないで調質圧延した後、そのまま巻き取り圧
延方向に対して直角方向の曲げになるように、切板に剪
断後、塗装、印刷焼付けを施したものおよび調質圧延後
、連続して帯状で圧延方向に対して直角方向の曲げにな
るようにして、塗装、印刷焼付けを施した後、切板に剪
断し、中間電極に銅ワイヤーを使用するワイヤーシーム
溶接機を用いて溶接して181缶の胴に成型し、さらに
引き続きダイフランシャーでフランジ加工を行い、フラ
ンジ割れ評価を行フた。
また、原板鋼板については防錆性評価、塗装鋼板につい
ては耐食性評価、糸状錆性評価、塗料密層性評価を行っ
た。 そして、溶接性評価も行った。 それぞれの結果
を第1表に示す。 これらの結果から、本発明鋼板は比
較鋼板に比べ圧延方向に対し直角方向の曲げを行っても
HAZ割れが発生せず、帯板塗装化が可能になる優れた
鋼板であることが明らかであり、さらに裸鋼板の耐錆性
、塗料密着性に優れることが明らかである。
ては耐食性評価、糸状錆性評価、塗料密層性評価を行っ
た。 そして、溶接性評価も行った。 それぞれの結果
を第1表に示す。 これらの結果から、本発明鋼板は比
較鋼板に比べ圧延方向に対し直角方向の曲げを行っても
HAZ割れが発生せず、帯板塗装化が可能になる優れた
鋼板であることが明らかであり、さらに裸鋼板の耐錆性
、塗料密着性に優れることが明らかである。
使用したNiめフき浴および焼鈍条件は下記の通りであ
る。
る。
Niめっき浴
組成:
硫酸ニッケル 250 g / 11塩化ニツ
ケル 45g/f ホウ酸 30g/j2 浴温度 60を 電流密度 5 A/dm2焼鈍条件 雰囲気: NHXガス雰囲気(10%H2+90%N2
) 焼鈍温度: 750を 防錆圧延油は、下記の組成のものを用いた。
ケル 45g/f ホウ酸 30g/j2 浴温度 60を 電流密度 5 A/dm2焼鈍条件 雰囲気: NHXガス雰囲気(10%H2+90%N2
) 焼鈍温度: 750を 防錆圧延油は、下記の組成のものを用いた。
この試料のNiめっき量、表層におけるN i / (
N i + F e )比、ならびに防錆性、耐食性、
Tビール試験による塗料密着性、および高速溶接性を下
記の方法に従って測定または評価した。 また比較のた
めにぶりき(比較例6)、TFS (比較例7)および
薄Snめっき鋼板(比較例8)についても、同様の測定
およ ′び評価を行なった。
N i + F e )比、ならびに防錆性、耐食性、
Tビール試験による塗料密着性、および高速溶接性を下
記の方法に従って測定または評価した。 また比較のた
めにぶりき(比較例6)、TFS (比較例7)および
薄Snめっき鋼板(比較例8)についても、同様の測定
およ ′び評価を行なった。
Niめっき量
蛍光X線を用いて測定した。
Nf (Ni+Fe比
GDSを用いて重量比で深さ方向に調べた。
肱」L代
乾湿サイクル試験機を用い、温度25℃相対湿度50%
の乾燥状態と温度50℃相対湿度98℃の湿潤状態を3
0分ごとに祿返す条件下に、試料を暴露し、1週間後の
試料表面における錆の発生個数を測定し、下記の基準で
防錆性を評価した。
の乾燥状態と温度50℃相対湿度98℃の湿潤状態を3
0分ごとに祿返す条件下に、試料を暴露し、1週間後の
試料表面における錆の発生個数を測定し、下記の基準で
防錆性を評価した。
基1JL旦
試料の表面にエポキシフェノール系塗料を5μmの厚さ
に塗装後、対角線にXのスクラッチを入れ、これを乾湿
サイクル試験機を用い温度25℃、相対湿度50%の乾
燥状態と温度50℃、相対湿度98%の湿潤状態とを3
0分ごとに繰返す条件下に試料を暴露し、2か月夜に糸
状錆の発生を観察し、錆の程度により下記5段階に分は
評価した。
に塗装後、対角線にXのスクラッチを入れ、これを乾湿
サイクル試験機を用い温度25℃、相対湿度50%の乾
燥状態と温度50℃、相対湿度98%の湿潤状態とを3
0分ごとに繰返す条件下に試料を暴露し、2か月夜に糸
状錆の発生を観察し、錆の程度により下記5段階に分は
評価した。
◎:糸状腐食なし
Q:僅かな糸状腐食
Δ:中位の糸状腐食
X:やや激しい糸状腐食
*:激しい糸状腐食
耐食性
試料の表面にエポキシフェノール系塗料を5μmの厚さ
に塗装後、これを用いて90℃のトマトジュース70m
Aをホットバックした。
に塗装後、これを用いて90℃のトマトジュース70m
Aをホットバックした。
このホットバックを55℃で10日間経過した後、取り
出して、腐食状態を観察し、下記の基準で耐食性を評価
した。
出して、腐食状態を観察し、下記の基準で耐食性を評価
した。
線径が約1.5mmφの銅ワイヤーを溶接電極として用
い、2枚の試料を定加圧下に重ね合わせ、溶接電極を移
動しながら溶接速度20m/分で電気抵抗溶接を施した
。
い、2枚の試料を定加圧下に重ね合わせ、溶接電極を移
動しながら溶接速度20m/分で電気抵抗溶接を施した
。
このとき、溶接部が十分な強度を有し、かつスプラッシ
ュの発生がないという条件から決められる溶接電流と加
圧力の適正な範囲の大きさより溶接性を評価した。
ュの発生がないという条件から決められる溶接電流と加
圧力の適正な範囲の大きさより溶接性を評価した。
塗料密着性
2枚の試料の表面に、それぞれエポキシフェノール系塗
料を5μmの厚さに塗装した後、塗装面同士を厚さ40
μmのナイロンI2フィルムを挟んで加圧して接着し、
引張試験片を作成した。 この試験片について、引張試
験機を用いてTビール試験に供し接着強度を測定し、塗
料密着性の指標とした。
料を5μmの厚さに塗装した後、塗装面同士を厚さ40
μmのナイロンI2フィルムを挟んで加圧して接着し、
引張試験片を作成した。 この試験片について、引張試
験機を用いてTビール試験に供し接着強度を測定し、塗
料密着性の指標とした。
〈発明の効果〉
本発明は以上説明したように構成されているので、本発
明の缶用鋼板は、調質圧延後原板のままで塗装印刷を施
すまでに発錆することがなく、調質圧延後、帯状で直接
塗装、印刷を施すこともできる。
明の缶用鋼板は、調質圧延後原板のままで塗装印刷を施
すまでに発錆することがなく、調質圧延後、帯状で直接
塗装、印刷を施すこともできる。
また、このような塗装板を用いて、高速溶接を行うに際
しても、適正溶接電流範囲が広いので、事前に研削する
こともなく、安定して高速溶接作業ができる。
しても、適正溶接電流範囲が広いので、事前に研削する
こともなく、安定して高速溶接作業ができる。
また、缶胴を製造するにあたって圧延方向に対して直角
方向に曲げ溶接し、かつフランジ加工を施しても、熱影
響部で割れることもなく、またこれにより帯状塗装が可
能となるから、製造工程の短縮やコストダウンを図るこ
とができる。
方向に曲げ溶接し、かつフランジ加工を施しても、熱影
響部で割れることもなく、またこれにより帯状塗装が可
能となるから、製造工程の短縮やコストダウンを図るこ
とができる。
また、焼鈍前Niめっき拡散処理および防錆油調質圧延
によって、耐食性、耐錆性、塗料密層性等が大幅に改善
され、従来、調質圧延後電気めっきを施していたものと
同等になフている。 従って、製造工程の短縮やコスト
ダウンを図ることができる。
によって、耐食性、耐錆性、塗料密層性等が大幅に改善
され、従来、調質圧延後電気めっきを施していたものと
同等になフている。 従って、製造工程の短縮やコスト
ダウンを図ることができる。
また、調質圧延後連続して塗装印刷を施すことによって
、より品質を安定することができる。
、より品質を安定することができる。
なお、本発明の原板を用いて従来のようなめっきを施し
ても何ら問題はなく、かえって従来よりめっ暫しやすい
傾向も見られた。
ても何ら問題はなく、かえって従来よりめっ暫しやすい
傾向も見られた。
第1図は、本発明の缶用鋼板の塗装および切断位置を説
明するための平面図である。 第2図は、3ピース缶の製造工程の説明図である。 ′fS3図は、従来の3ピース缶用鋼板の塗装および切
断位置の説明図である。 第4図は、缶のフランジ加工の説明図である。 符号の説明 1・・・切板、 2・・・切断線、 3・・・スリット線、 4・・・曲げ線、 5・・・接合部、 6・・・ブランクシート、 10・・・めっき鋼板(帯板)、 11・・・缶、 12・・・缶胴部、 13・・・天蓋、 14・・・底蓋、 17・・・フランジ部、 18・・・巻締め部 FIG、1 F I G、 2 F I G、 4
明するための平面図である。 第2図は、3ピース缶の製造工程の説明図である。 ′fS3図は、従来の3ピース缶用鋼板の塗装および切
断位置の説明図である。 第4図は、缶のフランジ加工の説明図である。 符号の説明 1・・・切板、 2・・・切断線、 3・・・スリット線、 4・・・曲げ線、 5・・・接合部、 6・・・ブランクシート、 10・・・めっき鋼板(帯板)、 11・・・缶、 12・・・缶胴部、 13・・・天蓋、 14・・・底蓋、 17・・・フランジ部、 18・・・巻締め部 FIG、1 F I G、 2 F I G、 4
Claims (3)
- (1)重量比で、C:0.004重量%以下、Si:0
.02重量%以下、Mn:0.05〜0.30重量%、
P:0.020重量%以下、S:0.020重量%以下
、N:0.0050重量%以下、Al:0.02〜0.
2重量%、Nb:0.01重量%以下、残部がFeおよ
び不可避的不純物の組成を有し、 表層にNi/(Fe+Ni)の重量比が 0.02〜0.5で厚さが10〜5000ÅのFe−N
i合金層を有し、前記Fe−Ni合金層上に防錆油膜を
乾燥重量で1〜100mg/m^2形成してなることを
特徴とする缶用鋼板。 - (2)重量比でC:0.004重量%以下、Si:0.
02重量%以下、Mn:0.05〜0.30重量%、P
:0.020重量%以下、S:0.020重量%以下、
N:0.0050重量%以下、Al:0.02〜0.2
重量%、Nb:0.01重量%以下、残部がFeおよび
不可避的不純物より成る連続鋳造スラブに熱間圧延およ
び冷間圧延を施し、 これに、0.02〜0.5g/m^2のNiめっきを施
し、 ひきつづき還元性雰囲気中で連続焼鈍して Niを素地鋼板中へ拡散浸透させ、鋼板表層にNi/(
Fe+Ni)の重量比が0.02〜0.5で厚さが10
〜5000ÅのFe−Ni合金層を形成させ、 次に防錆圧延油を用いて調質圧延を施し、前記鋼板表面
に乾燥重量で1〜100mg/m^2の防錆油膜を形成
することを特徴とする缶用鋼板の製法。 - (3)請求項1記載の缶用鋼板の表裏に対し幅方向両端
部の所定幅を除いて塗装を施し焼付けし、所定の長さに
切断し、さらにブランキングしてブランキングシートと
し、前記ブランキングシートを圧延方向に対し直角方向
に曲げて前記非塗装部を重ね接合してからフランジ加工
により天蓋と底蓋を取付けて仕上げることを特徴とする
3ピース缶の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31915690A JPH04187741A (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 缶用鋼板およびその製法ならびに3ピース缶の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31915690A JPH04187741A (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 缶用鋼板およびその製法ならびに3ピース缶の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04187741A true JPH04187741A (ja) | 1992-07-06 |
Family
ID=18107063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31915690A Pending JPH04187741A (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 缶用鋼板およびその製法ならびに3ピース缶の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04187741A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11117085A (ja) * | 1997-10-09 | 1999-04-27 | Nippon Steel Corp | 溶接性、耐食性、密着性に優れた溶接缶用鋼板 |
| FR2804130A1 (fr) * | 2000-01-26 | 2001-07-27 | Usui Kokusai Sangyo Kk | Produit d'acier a haute resistance a la fatigue et son procede de fabrication |
| JP2007254847A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Nippon Steel Corp | 高純度Ni拡散メッキ鋼板の製造方法 |
| JP6451919B1 (ja) * | 2017-07-28 | 2019-01-16 | Jfeスチール株式会社 | 電池外筒缶用鋼板、電池外筒缶および電池 |
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| EP4640927A4 (en) * | 2022-12-20 | 2026-04-29 | Posco Co Ltd | PLATED STEEL SHEET AND ITS MANUFACTURING PROCESS |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP31915690A patent/JPH04187741A/ja active Pending
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| US11946121B2 (en) | 2017-07-28 | 2024-04-02 | Jfe Steel Corporation | Steel sheet for battery outer tube cans, battery outer tube can and battery |
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