JPH0418982A - 被処理水の電気化学的処理方法 - Google Patents

被処理水の電気化学的処理方法

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JPH0418982A
JPH0418982A JP12255190A JP12255190A JPH0418982A JP H0418982 A JPH0418982 A JP H0418982A JP 12255190 A JP12255190 A JP 12255190A JP 12255190 A JP12255190 A JP 12255190A JP H0418982 A JPH0418982 A JP H0418982A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱交換器用冷却水等の被処理水中に溶解して
いるカルシウム、マグネシウムあるいは珪素等の金属イ
オンを電気化学的に除去するための方法に関し、より詳
細には前記被処理水を三次元電極式電解槽に供給して電
気化学的に処理することにより前記カルシウム等の金属
イオンをその水酸化物又は酸化物として前記三次元電極
上に析出させて除去する被処理水の電気化学的処理方法
に関する。
(従来技術) 近年における特にマンション等の集合住宅あるいはビル
等の多数の企業が集合して形成される建築物の増加に伴
い、該建築物等に設置される各種冷暖房設備の設置台数
も飛躍的に増加している。
このような多数の冷暖房設備が設置されているマンショ
ン等では、通常該冷暖房設備の冷却水の熱交換器用設備
例えば熱交換器用タンクがその屋上に設置されている。
この冷却水も長期間使用を継続すると細菌や黴類が繁殖
したり、蒸発による水量減少分を補充する操作によって
次第に熱交換水のカルラシム及びマグネシウムイオン濃
度は増加する。
二〇熱交換器用冷却水中のカルシウム及び/又はマグネ
シウムイオン濃度が上昇すると、該イオンが前記熱交換
器の熱交換面に析出して熱交換効率を大幅に低下させ、
あるいは冷却水の循環用配管の内壁面に金属水酸化物が
析出して最悪の場合には前記配管を閉塞して冷却水の循
環が出来なくなる。
又天熱水にはカルシウム塩やマグネシウム塩を多く溶解
している硬水が多(、この硬水から飲料水を調製すると
得られる飲料水にもカルシウムやマグネシウムが溶解し
、その量が多いと飲料水の味を悪くする等の弊害が生ず
る。
これらのカルシウム塩やマグネシウム塩を冷却水や飲料
水から除去するには従来は煮沸処理やイオン交換処理等
の処理が行われているが、これらの処理は特に大量処理
を必要とする場合にはコスト的な負担が大きく、商業的
には行われていない。
従って従来は配管が閉塞する前に配管内の洗浄を行った
り、味の落ちた飲料水をそのまま飲むようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) このように熱交換器用冷却水や飲料水をはじめとする各
種被処理水に含まれるカルシウムやマグネシウム等の各
種イオン又は塩を、比較的容易にかつ大量の被処理水か
ら除去可能な手段は従来は存在せず、前記イオン等の存
在による欠点をそのまま甘受している。
(発明の目的) 本発明は、薬剤を使用したり手間の掛かる操作を必要と
することなく例えば熱交換器用冷却水等のカルシウムや
マグネシウム等のイオンや塩を含む被処理水から前記イ
オンを容易に除去出来る方法を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、カルシウム、マグネシウム及び珪素から選択
される1又は2以上の金属のイオンを含有する被処理水
を、電圧の印加により分掻した二次元電極を有する三次
元電極式電解槽に供給し、前記被処理水中の前記カルシ
ウム、マグネシウム及び珪素から選択される1又は2以
上の金属イオンをその水酸化物又は酸化物に変換し前記
三次元電極上に析出させて前記被処理水から除去する被
処理水の電気化学的処理方法である。なお本発明では電
極等の表面上で実質的な電気化学反応を生起しない場合
があるため本発明に使用される槽は電気化学的処理槽と
いうべきであるが、一般呼称に従って電解槽と称する。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、熱交換器用冷却水等のカルシウムやマグネシ
ウム等のイオンを含む被処理水を三次元電極式電解槽に
供給し、該電解槽に直流又は交流電圧を印加して電解に
よるガスを伴いあるいは伴わすに前屈被処理水を処理し
て前記被処理水から前記カルシウムやマグネシウムを除
去することを特徴とするものである。
水道水にはカルシウムイオンやマグネシウムイオンが含
有され水道水の配管の内壁へのこれらのイオンの析出に
よる配管の閉塞は大きな問題となっているが、多くの場
合水道水を水源として使用する熱交換器用冷却水中にも
カルシウムイオンやマグネシウムイオンが含有され、該
イオンは熱交換器の熱交換面に付着し易く付着すると冷
却水と被冷却水間の熱交換効率を低下させる。このよう
に熱交換器の性能を低下させる熱交換器用冷却水中のカ
ルシウムイオン及びマグネシウムイオンは、該冷却水を
電気化学的に処理を行うと三次元電極式電解槽の陰極や
三次元電極上で還元されて水酸化力ルウシムや水酸化マ
グネシウムとして該陰極面上へ析出して冷却水から除去
され前記熱交換面乙こ析出して熱交換効率を低下させる
ことがなくなる。又カルシウムやマグ名シウム以外にも
珪素イオンや塩が水道水中に溶解していることがあり、
該珪素イオンの存在も好ましくないが、この珪素イオン
を溶解した被処理水に本発明による電気化学処理を施す
と、該珪素イオンは酸化珪素に変換されて陰極上に析出
し、前記被処理水から除去される。
本発明方法に使用する電解槽は複極型固定床式三次元電
極電解槽とする。本発明による熱交換器用冷却水等の被
処理水の処理では、処理される該被処理水が電極あるい
は後述する誘電体あるいは粒子等と接触する機会が多い
ほど処理効率が上昇して効率良く前記カルシウムイオン
等が除去される。従って電極等の表面積が大きい複極式
固定床三次元電極電解槽を使用すると他の電解槽を使用
する場合よりも処理効率を上昇させることが出来、これ
により同一の処理効率を達成するために必要な装置サイ
ズを他の電解槽よりも小さくできる点で有利である。
本発明の三次元電極電解槽における三次元電極は、前記
被処理水が透過可能な多孔質材料、例えば粒状、球状、
フェルト状、織布状、多孔質ブロック状、多数の貫通孔
を形成した中実体等の形状を有する活性炭、グラファイ
ト、炭素繊維等の炭素系材料から、あるいは同形状を有
するニッケル、銅、ステンレス、鉄、チタン等の金属材
料、更にそれら金属材料に貴金属のコーティングを施し
た材料から形成された複数個の誘電体から成ることが好
ましく、該三次元電極は直流電場内に置かれ、両端に設
置した平板状又はエキスバンドメツシュ状やバーフォレ
ーティッドプレート状等の多孔板体から成る給電用陽陰
極間に直流電圧を印加して前記誘電体を分極させ該誘電
体の一端及び他端にそれぞれ正及び負の電荷が形成され
て分極する。
この他に給電用陽極及び陰極とは別個に、単独で陽極と
しであるいは陰極として機能する三次元材料を交互に短
絡しないように設置しかつ電気的に接続して複極型固定
床式電解槽とすることができる。なお前述の多数の貫通
孔を形成した中実体を三次元電極として使用する場合に
は、流通する冷却水の移動を妨害しないようにその開口
率を10%以上95%以下好ましくは20%以上80%
以下とし、貫通孔の開孔径は被処理液が透過できる程度
の孔径の微細孔とすることが好ましい。
前記誘電体として活性炭、グラファイト、炭素繊維等の
炭素系材料を使用しかつ陽極から酸素ガスを発生させな
がら被処理水を処理する場合には、前記誘電体が酸素ガ
スにより酸化され炭酸ガスとして溶解し易くなる。これ
を防止するためには前記誘電体の陽分極する側にチタン
等の基材上に酸化イリジウム、酸化ルテニウム等の白金
族金属酸化物を被覆し通常不溶性金属電極として使用さ
れる多孔質材料を接触状態で設置し、酸素発生が主とし
て該多孔質材料上で生ずるようにすればよい。
前記誘電体又は給電用陽陰極板外の陽極及び陰極を接近
させて電圧の低下を意図する際には、短絡防止のため電
気絶縁性のスペーサとして例えばを機高分子材料で作製
した網状スペーサ等を挿入することが好ましい。
処理すべき被処理液が流れる電解槽内に該被処理液が前
記誘電体や陽極又は陰極にに接触せずに流通できる比較
的大きな空隙があると被処理液の処理効率が低下するた
め、前記誘電体等は電解槽内の被処理液の流れがショー
トバスしないように配置することが望ましい。
該三次元電極式電解槽に供給される被処理水が層流であ
ると横方向の液移動が少なく該被処理水が誘電体等の表
面と充分に接触することなく前記電解槽を通過すること
がある。特に被処理水中に含まれるカルシウムイオン等
は電極表面に接触しなければ水酸化物や酸化物に変換さ
れて電極上に析出することがない。従って被処理液中の
カルシウムイオン等が電極表面と十分に接触するように
該被処理水を500以上のレイノルズ数を有する乱流と
し、横方向の移動を十分に行わせてながら前記電解槽を
通過させることが望ましい。なおレイノルズ数とは、(
流体速度)×(流路の内径)÷(流体の運動粘性係数)
で表され、この値が大きいほど流体の乱流の程度が大き
くなる。
本発明では前記したカルシウムイオン等が対応する水酸
化物や酸化物に変換されるために十分な量の電流量が供
給されれば陽陰極間に印加される直流電圧の値は特に限
定されず、又変換されるカルシウムイオン等の量が僅少
であり電極表面に僅かに電位が生していれば処理は行わ
れる。従って本発明方法は電流が流れ電極表面でガス発
生が生ずる電解処理でも、又電流が流れず電極表面でガ
ス発生が生じない処理のいずれでもよいが、本発明方法
を実施する際には、実際に効率良(処理が行われている
ことを確認するため電流を流し、僅かのガスを発生させ
ながら電解処理することが望ましい。好ましい陽極電位
は+0.2から+1.4■(vs、5HE)で好ましい
陰極電位は−1,2V (vs、5HE)より責な範囲
でこの範囲内で僅かなガスを発生させながら被処理水の
電気化学的処理□を行うことができる。
水電解により発生するガスつまり酸素ガスと水素ガスは
通常爆発限界内の混合比で発生するため、比較的大きい
直流電圧を印加してガスが発生する場合は爆発の危険を
回避するために空気等の不活性ガスで希釈することがで
き、例えば電解槽出口に発生する電解ガスの分離手段と
分離後の該電解ガスを空気で希釈して電解ガス濃度が4
容量%以下になるよう希釈する手段を設置することがで
きるが、熱交換器用冷却水等を処理する電解槽は容量が
比較的小さく発生するガス量も少ないため、前記ガス分
離手段は設置しなくてもよい。
このような構成から成る三次元電極電解槽は、処理すべ
き被処理液の種類に応して該被処理水の処理が必要な箇
所に近接させて設置し、特に熱交換器用冷却水の場合に
は、ビルやマンションの屋上環に設置された熱交換器に
近接して設置し、熱交換器内の冷却水の一部を循環させ
て前記電解槽でカルシウムイオン等の除去を行った後に
前記熱交換器に戻すようにして使用することができる。
又本発明の電解槽では該電解槽に漏洩電流が生じ該漏洩
電流が電解槽から処理すべき被処理水を通して他の金属
製部材例えば熱交換器に流れ込み、該部材に溶出等の電
気化学的な腐食を生しさせることがある。そのため電解
槽内の給電用陽陰極が相対しない該電極背面部及び/又
は前記電解槽の出入口配管内に、被処理水より導電性の
高い部材をその一端を接地可能なように設置して前記漏
洩電流を遮断することができる。
又熱交換器用冷却水等には配管内を流れる間に固形の不
純物が混入することがあり、上記した電気化学的処理の
他に該不純物を除去するために熱交換器の前後好ましく
は前にフィルターを設置することが望ましい。
なお熱交換器用冷却水は適度な温度を有して黴や細菌等
の微生物が繁殖し易い環境にあり、他の被処理水も微生
物を含むことがある。
本発明により熱交換器用冷却水等の被処理水に直流電圧
を印加すると、該被処理水中のカルシウムイオン等が除
去されるだけでなく、該被処理水中にがんゆうされる被
処理水は液流動によって三次元電極式電解槽の三次元電
極に接触しそれらの表面で強力な酸化還元反応を受けて
その活動が弱まったり自身が死滅したりすると考えられ
る。従って本発明方法によるとカルシウムイオン等の除
去だけでなく、被処理水の殺菌又は防黴を同時に行うこ
とが出来る。
次に添付図面に基づいて本発明に使用できる電解槽の好
ましい例を説明するが、本発明方法に使用される電解槽
は、この電解槽に限定されるものではない。
第1図は、本発明の電解槽として使用可能な複極型固定
床式電解槽の一例を示す概略縦断面図、第2図は、第1
図の電解槽を熱交換器の前に設置した状態を示す概略図
である。
上下にフランジ1を有する円筒形の電解槽本体2の内部
上端近傍及び下端近傍にはそれぞれメ・ノシュ状の給電
用陽極3と給電用陰極4が設けられている。電解槽本体
2は、長期間の使用又は再度の使用にも耐え得る電気絶
縁材料で形成することが好ましく、特に合成樹脂である
ポリエピクロルヒドリン、ポリビニルメタクリレート、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化エチレン、フェノール−ホルムアルデヒド[脂等が
好ましく使用できる。正の直流電圧を与える前記給電用
陽極3は、例えば炭素材(例えば活性炭、炭、コークス
、石炭等)、グラファイト材(例えば炭素繊維、カーボ
ンクロス、グラファイト等)、炭素複合材(例えば炭素
に金属を粉状で混ぜ焼結したもの等)、活性炭素繊維不
織布(例えばKE−1000フエルト、東洋紡株式会社
)、又はこれに白金、白金、パラジウムやニッケルを担
持させた材料、更に寸法安定性電極(白金族酸化物被覆
チタン材)、白金被覆チタン材、ニッケル材、ステンレ
ス材、鉄材等から形成される。又給電用陽極3に対向し
負の直流電圧を与える給電用陰極4は、例えば白金、ス
テンレス、チタン、ニッケル、ハステロイ、グラファイ
ト、炭素材、軟鋼あるいは白金族金属をコーティングし
た金属材料等から形成されている。
前記再給電用電極3.4間には複数個の、図示の例では
3個の固定床5が積層され、かつ該固定床5間及び該固
定床5と前記再給電用電極3.4間に4枚の多孔質の隔
膜あるいはスペーサー6が挟持されている。各固定床5
は電解槽本体2の内壁に密着し固定床5の内部を通過せ
ず、固定床5と電解槽本体2の側壁との間を流れる冷却
液の漏洩流がなるべく少な(なるように配置されている
隔膜を使用する場合には該隔膜として織布、素焼板、粒
子焼結プラスチック、多孔板、イオン交換膜等が用いら
れ、スペーサーとして電気絶縁性材料で製作された織布
、多孔板、網、棒状材等が使用される。
このような構成から成る電解槽2は、第2図に示すよう
にビルやマンション等の建築物11の屋上の熱交換器1
2に近接してフィルター13とともに設置される。該建
築物11の各階には所定の冷暖房装置が設置され、前記
熱交換器12のフィン14に接触して冷却された熱交換
器用冷却水は冷却水供給配管15を通して前記冷暖房設
備に供給されて該設備に使用される循環水を冷却した後
、ポンプ16により冷却水回収配管17を通して屋上に
循環されフィルター13を通って固体状不純物が除去さ
れた後、前記電解槽2に供給される。
該電解槽に供給された冷却水を第1図に矢印で示すよう
に下方から供給しながら通電を行うと、前記各固定床5
が図示の如く下面が正に上面が負に分極して固定床5内
及び固定床5間に電位が生し、該電解槽内を流通する冷
却水はこの電位により正又は負に分極された固定床5に
接触して該冷却水中の黴や細菌の殺菌及びカルシウムや
マグネシウムイオンの水酸化物としての析出除去等の改
質処理が行われて該電解槽2の上方から取り出されて、
第2図に示すように熱交換器に循環され、同様に熱交換
器用冷却水の処理が継続される。
第3図は、本発明に使用できる複極型固定床式電解槽の
他の例を示すもので、該電解槽は第1図の電解槽の固定
床5の給電用陰極4に向かう側つまり陽分極する側にメ
ソシュ状の不溶性金属材料7を密着状態で設置したもの
であり、他の部材は第1図と同一であるので同一符号を
付して説明を省略する。
直流や交流電圧が印加された固定床5でガス発生が佳う
場合には、酸素ガスが発生する固定床5の陽分極側が消
耗劣化する。図示の通りこの部分に不溶性金属材料7を
設置しておくと、該不溶性金属材料7の過電圧が固定床
5を形成する炭素系材料の過電圧より低いため殆どの酸
素ガスが前記不溶性金属材料7から発生し固定床5は殆
ど酸素ガスと接触しなくなるため、前記固定床5の溶解
は効果的に抑制される。又咳電解槽2に供給された熱交
換器用冷却水は第1図及び第2図の場合と同様に処理さ
れカルシウム除去等の処理が行われる。
第4図は、本発明に使用できる複極型固定床式電解槽の
他の例を示すものである。
上下にフランジ21を有する円筒形の電解槽本体22の
内部上端近傍及び下端近傍にはそれぞれメソシュ状の給
電用陽極23と給電用陰極24が設けられている。電解
槽本体22は、長期間の使用又は再度の使用にも耐え得
る電気絶縁材料特に合成樹脂で形成することが好ましい
前記再給電用電極23.24間には、導電性材料例えば
炭素系材料で形成された多数の固定床形成用粒子25と
該固定床形成用粒子25より少数の例えば合成樹脂製の
絶縁粒子28とがほぼ均一に混在している。該絶縁粒子
28は、前記給電用陽極23及び給電用陰極24が完全
に短絡することを防止する機能を有している。
このような構成から成る電解槽に下方から矢印で示すよ
うに熱交換器用冷却水を供給しながら通電を行うと、前
記各固定床形成用粒子25が給電用陽極23側が負に又
給電用陰極24側が正に分極して表面積が真人な三次元
電極として機能し、第1図及び第3図の電解槽と同様に
して前記冷却水中の微性物の滅菌やカルシウムイオンや
マグネシウムイオンの除去等の改質処理が行われて該電
解槽の上方から取り出される。
(実施例) 以下に本発明方法による熱交換器用冷却水改質処理の実
施例を記載するが、該実施例は本発明を限定するもので
はない。
夫1班上 透明な硬質ポリ塩化ビニル樹脂製の高さ400ym、内
径600−のフランジ付円筒形である第1図に示した電
解槽を第2図に示すように、クーリンゲタワードフィル
タ設備間に設置した。該電解槽内には、炭素繊維から成
る直径600mm、厚さIO[Ilの固定床15個を、
開口率80%で直径600mm及び厚さ1.2=のポリ
エチレン樹脂製隔膜16枚で挟み込み、上下両端の隔膜
にそれぞれ白金をその表面にメツキしたチタン製である
直径580mm厚さ1.0mmのメソシュ状給電用陽極
及び給電用陰極を接触させて設置した。
熱交換器用冷却水を10トン/1の速度で前記電解槽に
給電し、かつ前記給電用電極間に第1表に示す電解電圧
を印加して前記冷却水の処理を行った。該処理操作にお
ける肉眼観察による発生ガスの有無、電解槽通過前後の
冷却水のカルシウム及びマグネシウムイオン濃度、細菌
数及び消費電力量を第1表に纏めた。
第1表から熱交換器用冷却水は電解槽で処理されること
によりカルシウム及びマグネシウムイオン濃度及び細菌
数が大幅に減少することが判る。
第 表 30日経過後に通電を停止し電解槽を解体して固定床の
状態を観察したところ変化は見られなかった。
夫旌拠I 実施例1の電解槽本体及び給電用電極間水用し、該給電
用電極間に、粒径5〜10aoのグラファイト粒子と硬
質ポリ塩化ビニル樹脂製で粒径5〜10−の絶縁粒子を
重量比4:1で均一に混合した混合粒子を充填し、第4
図に示す電解槽を構成し二の電解槽を実施例1と同様に
クーリングタワ4こ近接させて設置し、同様の条件で熱
交換器クーリングタワー用冷却水の処理を行い、該処理
操作における肉眼観察による発生ガスの有無、電解槽通
過前後の冷却水のカルシウム及びマグネシウムイオン濃
度、細菌数及び消費電力量のそれぞれ結果を第2表に纏
めた。
第2表から熱交換器用冷却水のカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度及び細菌数は電解槽で処理されることに
より大幅に減少することが判る。
L裕拠l 実施例1の電解槽を使用し、供給する熱交換器用冷却水
のレイノルズ数を変化させて滅菌率及びカルラシム及び
マグネシウムイオンの除去率への影響を調べた。その結
果を第3表に示した。なお前記冷却水の電解槽入口での
細菌数は約413000個/l、カルラシム及びマグネ
シウムイオンは全体で33ppmであった。
第3表から、レイノルズ数が500未満であると第 表 第 表 殺菌率「〔(入口細菌数)−(出口細菌数)〕÷(入口
細菌数> xioo 」が不十分で電解槽出口から排出
される処理済被処理水中にかなりの細菌が残存するが、
レイノルズ数が500以上になるとほぼ完全に滅菌され
た被処理水が電解槽から取り出されることが判る。又被
処理水のカルラシム及びマグネシウムイオン濃度も33
ppmから10ppm未満に減少することが判る。
(発明の効果) 本発明方法は、カルシウム、マグネシウム及び珪素等の
イオンを含有する被処理水を三次元電極式電解槽に供給
し、前記被処理水中の前記カルシウム、マグネシウム及
び珪素から選択される1又は2以上のイオンをその水酸
化物又は酸化物に変換し前記三次元電極上に析出させて
前記被処理水から除去する被処理水の電気化学的処理方
法である(請求項1)。
水道水に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオ
ン等の配管の内壁への水酸化物等としての析出による配
管の閉塞は大きな問題となっているが、本発明方法によ
ると前記カルシウムイオンを含有する被処理水を真人な
表面積を有する分極した三次元電極式電解槽に供給する
と、前記イオンは分極した三次元電極上で還元されて水
酸化力ルウシムや水酸化マグネシウムとして該陰極面上
へ析出して被処理水冷却水から除去され、それと同時に
被処理水に含まれる微生物の滅菌も行われる。
本発明方法では前述の通り真人な表面積を有する三次元
電極を使用するため卓越したイオン除去効率が達成され
、かつ電解槽に被処理水を供給するという比較的簡単な
操作で大量の被処理水を処理することが出来る。
本発明方法は被処理水が熱交換器用冷却水の場合に特に
効果があり(請求項2)、カルシウムイオン、マグネシ
ウムイオンあるいは珪素イオンがその水酸化物又は酸化
物として熱交換面に析出して熱交換効率を低下させるこ
とがなくなり、かつ熱交換器の配管の閉塞も防止する。
又被処理水を三次元電極式電解槽にレイノルズ数が50
0以上になるように供給すると(請求項3)、前記被処
理水が横方向にも十分移動して前記三次元電極に十分に
接触して該被処理水の電気化学的な処理を効率良(行う
ことが出来る。
更に本発明方法で発生する電解ガスは爆発限界内の酸素
ガス及び水素ガスの混合ガスとなり密閉系で処理を行う
と爆発の危険がある。従って電解槽の出口近傍に電解に
より発生するガスの分離手段及び分離されたガスの希釈
手段を設けて、爆発の危険を回避することができる(請
求項4)。
更に本発明の電解槽では該電解槽に漏洩電流が生じ該漏
洩電流が他の金属製部材例えば熱交換器に流れ込み、該
部材に溶出等の電気化学的な腐食を生じさせることがあ
る。これを防止するためには給電用陽陰極が相対しない
適切な箇所に、被処理水より導電性の高い部材をその一
端を接地可能なように設置して前記漏洩電流を遮断する
ことが好ましい(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の電解槽として使用可能な複極型
固定床式電解槽の一例を示す縦断面図、第2図は、第1
図の電解槽の設置状況を示す概略図、第3図は、他の複
極型固定床式電解槽の一例を示す縦断面図、第4図は、
更に他の複極型固定床式電解槽の一例を示す縦断面図で
ある。 1. 3. 5 ・ 7 ・ 11・ 13・ 15・ 17・ 21・・フランジ 2.22・・電解槽本体23・・給
電用陽極 4.24・・給電用陰極・・固定床  6・
・・スペーサー ・・不溶性金属材料 ・・建築物 12・・・熱交換器 ・・フィルター 14・・・フィン ・・冷却水供給用配管 16・・・ポンプ・・冷却水回
収用配管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルシウム、マグネシウム及び珪素から選択され
    る1又は2以上の金属のイオンを含有する被処理水を、
    電圧の印加により分極した三次元電極を有する三次元電
    極式電解槽に供給し、前記被処理水中の前記カルシウム
    、マグネシウム及び珪素から選択される1又は2以上の
    金属イオンをその水酸化物又は酸化物に変換し前記三次
    元電極上に析出させて前記被処理水から除去する被処理
    水の電気化学的処理方法。
  2. (2)被処理水が熱交換器用冷却水である請求項1に記
    載の方法。
  3. (3)被処理水を500以上のレイノルズ数で三次元電
    極式電解槽を流通させながら前記被処理水の処理を行う
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. (4)その出口近傍に電解により発生するガスの分離手
    段及び分離されたガスの希釈手段が設けられた電解槽を
    使用する請求項1から3までのいずれかに記載の方法。
  5. (5)三次元電極式電解槽内の給電用陽陰極が相対しな
    い該給電用電極背面及び/又は前記電解槽の出入口配管
    内に、被処理水より導電性の高い部材をその一端を接地
    可能に設置して処理を行う請求項1から4までのいずれ
    かに記載の方法。
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