JPH04194077A - ポリエステル繊維 - Google Patents

ポリエステル繊維

Info

Publication number
JPH04194077A
JPH04194077A JP32067890A JP32067890A JPH04194077A JP H04194077 A JPH04194077 A JP H04194077A JP 32067890 A JP32067890 A JP 32067890A JP 32067890 A JP32067890 A JP 32067890A JP H04194077 A JPH04194077 A JP H04194077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
oil
yarn
polyester fiber
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32067890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2550218B2 (ja
Inventor
Shoji Makino
昭二 牧野
Yoshimasa Shimizu
清水 芳正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP2320678A priority Critical patent/JP2550218B2/ja
Publication of JPH04194077A publication Critical patent/JPH04194077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550218B2 publication Critical patent/JP2550218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル繊維に関する。さらに詳しくは
、繊維製造時の製糸効率に優れ、しかも糊付製織時の製
織効率も良好なポリエステル繊維、特に低収縮性ポリエ
ステル繊維に関する。
(従来技術) 近年、合成繊維の製造における製糸技術の進歩はめざま
しく、高速ワインダーの開発に伴ない製糸速度は益々増
大の方向となっており、紡糸後引き続いて延伸を行なう
紡糸直接延伸プロセス(以下直延と称することがある)
も一般化してきていや・ しかし、製糸速度の増大に伴ない、走行糸条と各種糸導
(ローラー、ガイド等〉との擦過等が増大し、単糸切れ
を誘発して得られる糸の品位を損なうばかりでなく、所
定の物性特に熱収縮特性を付与するには従来以上に高温
の熱セットが必要となるため、油剤成分の発煙が多くな
り、がっポリエステルオリゴマーに由来するスカムのロ
ーラー表面への付着も増大して糸切れが多発するといっ
た問題点等をも含んでいる。
特にセール、テント等に用いられる産業資材用ポリエス
テル繊維は、通常の衣料用ポリエステル繊維に比べて糸
の寸法安定性が極めて重要であって、熱収縮率も極めて
小さいものが要求されている。したがって、上記熱セッ
トは、衣料用繊維に几べてより高温で行なう必要があり
、益々油剤成分の発煙が少なく(耐熱性)、オリゴマー
スカムの発生が少なく(耐オリゴマースカム性〉、がっ
高温高速時の潤滑性に優れた油剤が重要となってきてい
る。
一方、かかる製糸により得られた糸には、織・編工程を
通す場合、その製□織編の効率を高めるべく各々の工程
に合致した糊剤を付与(サイジング)することがしばし
ば行なわれることではあるが、この時製糸工程で付与し
た処理油剤が不適切であると、折角糸上に形成せしめた
糊皮膜を軟化せしめて糸の保護作用を低減せしめたり、
あるいは、“糊落ち”と称して織機の各所に糊剤が脱落
堆積して糸との摩擦を増大させ、毛羽や断糸を惹き起こ
して製織・編効率を阻害するといった問題を生じせしめ
る。
このために、過去において製糸油剤中にアマイド成分を
用いる提案がなされているが、最近の本発明者らの高速
製糸における検討によれば、かかる剤は上記糊付特性に
関しては良いものの、製糸油剤中にあまり多く用いると
耐熱性あるいは潤滑性を損なう結果となり、製糸効率に
阻害を及ぼすことが判明した。
本発明者らは、かかる問題点を解決するため、先に、高
分子量の一価アルコールエステルと、分子内に水酸基を
有する、多価アルコールの部分エステルとを配合した油
剤を付与したポリエステル繊維を提案したく特願平2−
125497号)。しかしながら、かかる油剤は耐熱性
及び耐スカム性を改善して製糸効率を向上させるものの
、長時間の運転により熱ローラー表面の汚れが発生する
等、未だ不充分な点があるものであった。
(発明の目的〉 本発明は、上記背景に鑑みなされたもので、その目的は
、製糸工程においては耐熱性、耐オリゴマースカム性及
び潤滑性に優れ、かつ製織工程においては“糊落ち”、
スカムを誘発せず良好な製織効率の得られるポリエステ
ル繊維を提供することにある。
(発明の構成〉 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果
、特定の一価アルコールエステル、特定の芳香族エステ
ル、及び分子内に水酸基を有するトリグリセライドのエ
チレンオキサイド付加物を特定量配合した油剤を付与す
ることにより、従来にない高耐熱性と潤滑性及び優れた
糊付特性とを同時に改善することができ、極めて高品位
のポリエステル繊維が得られることを見い出し本発明に
到達した。
すなわち、本発明によれば、 ポリエステル繊維の表面に、下記(A)、(Bl及び(
C)成分を必須成分として含有し、その夫々の含有量が
油剤有効成分に対して下記(i)〜(iii)式を同時
に満足する油剤が0.3〜1.0重量%付着しているこ
とを特徴とするポリエステル繊維(A)成分 常温で液状であって、分子量が550〜750の脂肪族
一価アルコールエステル (B)成分 次式で表わされる常温で液状の芳香族エステル [但し、R1,R2は炭素数8〜25のアノレキIし基
、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、n、m(よ1又は
2の整数を表わす。] (C)成分 常温で液状であって、分子内に水酸基を1個以上有する
トリグリセライドのアルキレンオキシド付加物 (i)  WA +WB :20〜75(ii)Wc−
2〜15 (iii) WA/WB =95/ 5〜60/40[
但し、WA 、WB及びW。は、夫々(A)、 (B)
及び(C)成分の油剤有効成分に対する含有量(重量%
)を表わす。] が提供される。
本発明のポリエステル繊維に付与せしめるン由斧1の必
須成分である脂肪族一価アルコールエステlしくA)は
、一価の高級アルコールと、一価又は二価の脂肪族カル
ボン酸とから得られるエステル化合物であって、その分
子量は550〜750、好ましくは600−L7ooで
、かつ常温で液状を示す必要がある。具体的には、一価
の高級アルコールとして炭素数20〜34の高級アルコ
ールを用い、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸
等の高級脂肪酸又はアジピン酸、セバシン酸、チオジプ
ロピオン酸等の二塩基酸を用いた、モノ又はジエステル
化合物をあげることができ、イソエイコシルステアレー
ト、イソベンタコシルパルミテート、イソベンタコシル
オレート、イソペンタコシルエルシネート2等のモノエ
ステル、又はジイソステアリルチオジプロピオネート、
ジオレイルアジペート。
ジイソステアリルセバケート等のジエステルを例示する
ことができる。
ここにおいて、分子量が750を越えるか又は常温で固
体状になる脂肪族一価アルコールエステル、あるいはト
リグリセライドであるヤシ油、ナタネ油等の水酸基を有
さない多価アルコールエステルのみをA成分として用い
た場合には、製織時の糊落ちが増大したり、製糸時に走
行糸と糸導との摩擦が増大して単糸切れが発生するよう
になり好ましくない。
また、分子量が550未満の脂肪族一価アルコールエス
テルでは、製糸時の熱により揮散し易くなって発煙が生
じ作業環境汚染の要因となるだけでなく、熱ローラ−、
糸導等にタールを形成して単糸切れ等の要因ともなるな
め好ましくない。
本発明で用いられる油剤の必須成分である芳香族エステ
ル(B)は、下記一般式で表わされる、ビスフェノール
Aにアルキレンオキサイドを付加した後脂肪族モノカル
ボン酸でエステル化したジエステル化合物である。
式中、R1及び汝は炭素数8〜25のアルキル基、Aは
炭素数2〜4のアルキレン基、n、mは1又は2の整数
を表わす。R1,R2の炭素数が8未満の場合には、潤
滑性が低下して耐擦過性が劣化し、原糸羽毛も増大する
傾向にある。一方、炭素数が25を越える場合には、工
業的に入手し難いので好ましくない。また、アルキレン
オキサイドの付加モル数(n又はm)がOの場合には、
該芳香族エステルの性状が常温で固状となるなめ、サイ
ジング工程での糊剤の付着性が阻害され、一方3以上の
場合には親水性が増加して糊皮膜を可塑化するため、せ
っかく糸上に形成せしめた糊皮膜の保護作用が低減して
製織・製編効率が悪化するといった問題が生じる。
通常好ましく用いられる(B)成分としては、例えばエ
チレンオキサイド2モル付加ビスフェノールAのジラウ
レートをあげることができる。
本発明において用いられる油剤には、上記に詳述した(
Al成分と(B)成分との合計が、油剤有効成分に対し
て20〜75重量%、好ましくは30〜65重量%含ま
れている必要がある。この含有量が20重量%未満の場
合には、高速製糸に要求される潤滑性を付与することが
できず単糸切れの発生が増加する傾向にあり、また製織
時の“糊落ち”等の問題に対する改善効果も少ない。一
方、75重量%を越える場合には、油剤系の乳化安定性
に難点を生じるので好ましくない。
また、本発明においては、(A)成分と(B)成分との
重量比(A、/B)が9515〜60/40の範囲内に
あることが必要である。B成分の割合がAとBの合計量
に対して5重量%未満の場合には油剤の耐熱性が低下し
、逆に40重量%を越える場合には糸の摩擦が高くなっ
たり、後加工で糊付製織する際、糸上べの糊皮膜の接着
性が低下したり、糊皮膜の凝集力を弱めてサイジング効
果を弱めてしまう結果となる。
本発明で用いられる油剤のもう一つの必須成分である分
子内に水酸基を有するトリグリセライドのアルキレンオ
キシド付加物は、常温で液状であることが必要である。
また、その含有量は油剤の有効成分に対して2〜15重
量%、好ましくは5〜10重量%含まれる必要がある。
本発明は、かかるグリセライドのアルキレンオキサイド
付加物がポリエステルオリゴマー(主として環状トリマ
ー)との相溶性に優れ、ポリエステル繊維製造時に加熱
等の処理によって析出されるオリゴマーを油剤系に溶解
させるためと推定されるが、ローラー、糸導ガイド等へ
のオリゴマースカム堆積を抑制する効果が大きいことを
見い出したものである。したがって、使用量があまりに
少なすぎるとこれらの効果が発現せず、一方多すぎると
前述A成分の効果(耐糊落ち性〉を減するとともに、走
行糸と糸導との摩擦も増大して単糸切れが増加する傾向
にあるので、その使用量は上述のとおり2〜15重量%
とする必要がある。
また、分子内に水酸基を有さない、もしくは常温で固体
状のグリセライドアルキレンオキサイド付加物の場合に
は、熱セツト後の冷却ローラー上にオリゴマーの堆積が
生じ易く、このため糸の走行性を欠くことになって単糸
切れが発生したり、糊落ちが増大したり、製糸時の走行
糸と糸導との摩擦が増大したりするなめ好ましくない。
また、(C)成分において付加されているアルキレンオ
キサイドは、炭素数が2〜4のアルキレンオキサイドで
あって特にエチレンオキサイドが好ましい。またその付
加モル数は、水酸基を有するグリセライドに対して4〜
30モル、特に8〜15モルが望ましい。付加モル数が
この範囲をはずれる場合にはポリエステルオリゴマーの
溶解性が低下するためと推定されるが、オリゴマースカ
ム堆積の抑制効果は低減する傾向がある。
かかるC成分としては、例えば硬化しマシ油のアルキレ
ンオキサイド付加物、及びこれらの脂肪族モノカルボン
酸モノエステル又はジエステルをあげることができる。
具体的には、P OE (81硬化ヒマシ油エーテル(
POE (n)はオキシエチレンオキシドの付加モル数
が平均nモルであることを示す。以下同様) 、 PO
E (12>硬化ヒマシ油エーテル、P OE (25
+硬化しマシ油ジラウレート等が好ましい。
本発明で用いられる油剤には、さらに下記に示す(D+
酸成分び(E)成分を夫々1重量%以上併用しているこ
とが特に好ましい。かかる成分のうち<D)成分は、そ
のホスフェートアニオン部分くホスフェート残基)が糸
導等の金属表面に配向し、一方アミンカチオン部分く有
機アミン残基)が繊維表面に配向するため、これが前述
の(A)〜(C)成分と相まって、高接圧下での摩擦を
低減せしめるものと推定される。そして、それ故にロー
ラー表面へのスカム堆積が減少するとともに、延伸性が
向上して延伸糸の毛羽が減少し、さらには繊維の耐摩耗
性が向上するといった効果が発現されているものと推定
される。
かかる(D+酸成分しては、燐酸部分エステルと有機ア
ミンとからなる塩が用いられる。
好ましく用いられる燐酸部分エステルとしては、C8〜
22の高級アルコール、 C8〜22のアルキル基を有
するフェノール、及びこれらのアルキレンオキサイド付
加物(10モル以下)から選ばれる少なくとも1種の、
燐酸部分エステルがあげられ、例えばオクチルアルコー
ル、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソス
テアリルアルコール。
ノニルフェノール等のリン酸モノ又はジエステル、又は
、これら高級アルコール、アルキルフェノールに、エチ
レンオキサイド及び、/又はプロピレンオキサイド等を
10モル以下付加させたポリオキシアルキレングリコー
ルモノアルキルエーテル、ポリオキシアルキレングリコ
ールモノアルキルフェニルエーテル等のリン酸モノ又は
ジエステルがあげられる。
また、上記燐酸部分エステルと併用される有機アミンと
しては、下記一般式で示される有機アミンが好ましい。
但し、R1’は08〜2゜の飽和又は不飽和のアルキル
基、R2’ 、 R3’は夫々水素又は01〜5のアル
キル基、A′はC2−4のアルキレン基、n’ 、 m
’は夫々m’ +n’ −〇〜10を満足する整数を示
す。
R1’の炭素数が7以下では極圧潤滑性能が低下く摩擦
が増大)するし、一方炭素数が23以上では商業的に入
手し難くなるなめ好ましくない。なお、R2’ 、 R
3’は共にアルキル基の場合がより望ましい。
なお、具体的な(D)成分としては、前述のリン酸モノ
又はジエステルと、ステアリルアミン、ラウリルメチル
アミン及びこれらのエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド付加物、さらにはオクチルジメチルアミン、ラ
ウリルジメチルアミン。
オレイルジメチルアミン、インステアリルジメチルアミ
ン、ラウリルジエチルアミン等との反応生成物を例示す
ることができる。
本発明においては、上述の如<(D)成分が高接圧下で
の摩擦を低減させているものの、該成分は加熱により着
色し易いので、(E)成分を併用することが望ましい。
かかる(E)成分としては、そのホスフェート残基が前
記(D+酸成分ホスフェート残基と同じであっても、ま
た異なっていてもよく、例えば、08〜22の高級アル
コール、C8〜22のアルキル基を有するフェノール、
及びこれらのアルキレンオキサイド付加物(10モル以
下)から選ばれる少なくとも1種の燐酸部分エステルの
アルカリ金属塩をあげることができる。なかでも、ラウ
リルホスフェートカリウム塩、イソセチIレホスフェー
トカリウム塩、インステアリルホスフェートナトリウム
塩等が望ましい。
一方、油剤に上記(DJ酸成分び(E)成分を含有せし
めると、高温加熱時(例えば延伸後熱セット時)に該油
剤から(E)成分が非相溶成分として遊離され、加熱ロ
ーラー、熱板等にスカムが堆積し易くなるといった問題
が発生する場合がある。かかる問題は、用いるfE)成
分の中和度を低下させればよいが、この場合には高接圧
下での摩擦低減の効果が減少し、かつ糸導等に使用され
ている金属類の腐蝕を惹起するといった別の問題が発生
する。
かかる問題点は、(F)成分 )(0(CH2CH20)、H(但しn=11〜20の
整数)を併用することにより解消されることが見い出さ
れた。すなわち、該化合物は極性の高い有機化合物であ
るため、前記(El成分の遊離析出を抑制してスカムの
発生を抑制するものと考えられる。好ましく用いられる
(F)成分としては、エチレングリコール及びジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール等の低分子量エ
チレンオキサイド重合体をあげることができるが、あま
りに分子量が大きくなりすぎると油剤の粘度をあげるこ
ととなり、毛羽発生、断糸の要因ともなるので重合度と
しては20以下が望ましい。
また、かかる(F)成分の含有量は、油剤有効成分に対
して10重量%以下、好ましくは2〜5重量%が望まし
い。この範囲を越えて使用しても、相溶性の向上は認め
られず、むしろ油剤の乳化安定性を損なう結果となるの
で好ましくない。
本発明のポリエステル繊維は、上述の通り、(A)、(
Bl及び(C)成分を必須成分とし、(i)〜(iii
)式を同時に満足する範囲で含有する油剤、好ましくは
、さらに(D)、 (E)及び(F)成分を含有する油
剤が付着した繊維であるが、その他に本発明の目的を損
なわない範囲で他の油剤成分を含有した油剤が付着され
ても良いことはいうまでもない。かかる配合剤としては
、例えば、耐熱性を有する千オニステル系平滑剤、エマ
ルジョンとして用いるための乳化剤、静電気防止のため
の制電剤、耐熱性改善のための抗酸化剤、さらには油剤
の極圧潤滑性を高めたり油膜強度を高めたりするための
有機もしくは無機の添加剤等をあげることができる。
なお、油剤をポリエステル繊維に付与する時点は紡出糸
条が固化した時点以降であればいずれであってもよいが
、通常は引き取りローラーより前の時点で糸条に付与す
る。
付与する好ましい手段としては、上述の油剤を水系エマ
ルジョンとなし、計量オイリングノズルを介して付与す
る方法をあげることができるが、付与量は、油剤純分と
して繊維重量に対して0.3〜1.0重量%とする必要
があり、かくすることにより得られる繊維の製織効率等
が改善される。この付与量が0.3重量%未満の場合に
は充分な効果が得られず、一方1,0重量%を越える場
合にはそれ以上効果は増大しないばかりか余分の油剤が
ローラー、糸導等に付着して好ましくない。
また、本発明で用いられる油剤は高温で熱処理されるポ
リエステル繊維に適用した場合その効果を発揮するもの
である。したがって、本願では高温で熱セットする必要
のあるポリエステル繊維、特に150℃における乾熱収
縮率が5%以下の低収縮性ポリエステル繊維を対象とす
る場合、その効果が特に大きい。乾熱収縮率が15%を
越える場合には、製糸時に高温の熱処理を施す必要は必
ずしもないので、本発明にかかる油剤を必ずしも用いる
必要はない。
(発明の効果) 本発明のポリエステル繊維には、高接圧下での摩擦が小
さくかつ耐熱性、ポリエステルオリゴマー溶解性の良好
な油剤が付与されているなめ、高速で製糸し高温で熱セ
ットする際に、耐熱性、耐スカム性及び潤滑性に優れた
性能を発揮し、良好な製糸効率が得られる。また、該繊
維を糊付して製織する際、糊落ち等が発生せず良好な製
織効率が得られるものである。
(実施例) 以下本発明を実施例によりさらに詳述する。
なお、実施例において、耐熱性、熱セットローラー上白
粉汚れ、耐オリゴマースカム性、原糸毛羽、耐擦過性、
糊皮膜性状及び糊落ち性は夫々下記の方法により評価し
た。
(1)耐熱性 製糸する際、220’Cに加熱された熱セツトローラー
から発生する煙の状態、及び該熱ローラー表面の汚れ発
生(付着油剤の熱劣化)状況を   −目視し、次の基
準により判定した。
耐ローラー汚れ性   グレード 汚れ発生少 二  〇 中  :   △ 多  :   × 耐発煙性       グレード 発煙少 二  〇 中  二    △ 多  :   × (2)耐オリゴマースカム性 実施例に示した方法により製糸し、製糸開始1日後の、
220℃に加熱した熱セツトローラー直後にある冷ロー
ラーに付着するオリゴマースカムの発生状態を目視し、
次の基準で判定した。
グレード オリゴマースカム殆んどなし: ○ 少〜中  : △ 多   :  × (3)白粉汚れ 上記(2)と同様、製糸開始1日後の220℃に加熱し
た熱セツトローラー上の汚れのうち油剤劣化以外の白粉
状の汚れ具合を目視にて次の基準で判定した。
グレード 白粉汚れ殆んどなし    二 〇 少、中     : △ 多           :  × (4)原糸毛羽 原糸を160本採取して、各々20万m間の毛羽〈単糸
切れ)の個数をカウント積算し、これがら106m当り
の毛羽個数を求め、下記に示す3段階で評価した。
毛羽個数(り/106m)  グレード0〜0.2: 
 ◎ 0.2〜0.5二  〇 0.5〜2.O:  △ 2.0以上    : × (5)耐擦過性 繊維と金属(F/M)及び繊維と繊維(F/F〉の耐擦
過性を、夫々次表の測定法にしたがって評価しな。
評価判定基準 毛羽発生状態    グレード 毛羽はとんどなし : ◎) 微少毛羽有    : ○ 毛羽大      : △ 断糸       : × (6)糊皮膜性状の評価 繊維の糊付けを施した時の該繊維上の糊皮膜物性をみる
代用評価として、次のモデル実験により評価した。
ポリビニルアルコールとポリアクリル酸エステルを主体
とした糊剤と油剤とを、有効成分比で5/1の混合水溶
液をガラス板上に流して風乾及び熱処理を施してキャス
ティングフィルムを得た。該フィルムから短冊状にサン
プリングして引張試験を行ない次の基準で評価した。
油剤と混合しない糊剤のみから得たフィルムサンプル対
比、皮膜強力が30%以上、あるいは伸びが250%以
下のものを「○」とし、この範囲を外れるものを「×」
とした。
(7)“糊落ち”性の評価 実際の製織工程での゛′糊落ち”現象に対する代用特性
として、サイジング糸条の糸軸方向に作用する摩擦に対
して、糸条表面の糊皮膜の一部が糸表面より剥離する剥
離頻度をもって評価した。
ポリビニルアルコールとポリアクリル酸エステルを主体
とした糊剤で、目標付着量5.0重量%となるよう通常
のローラーサイジング方法により、ポリエステル繊維を
糊付して、サイジング糸を得た。次に、このサイジング
糸20本を等間隔に配列し、両端が乱れないように固定
端子を設置し、これを第1図及び第2図に示す如く一端
をチャック4によって固定し、多端に25g/本の加重
6を掛け、滑車5を通し試料全体に張力を与える。図に
1いて1,2及び3は10α間隔に設置された筬であっ
て可動台7に固定され、該可動台7は糸軸と平行にSa
n巾に亘って往復運動ができる。試料サイジング糸は図
2に示すように中央部筬2において108°の開角度を
もつように仕掛ける。
次いで、可動台7を左右に往復運動させ、10往復させ
た後に筬と糸条の擦過部分における糊皮膜の剥離状態を
注意深く観察し、剥離した試料本数の全試料20本当り
の割合をもって次のグレード付けで表わした。
なお、ここでは各3回の結果の平均をもって判定した。
剥離本数割合   グレード 25%未満  二  〇 25〜50%  :  △ 50%を越える:  × (8)総合評価 下記四段階で表わした。
極めて良好  二  〇 良好     :  ○ やや不十分  :  △ 不可     ・  × 実施例1 固有粘度が1.00のポリエチレンテレフタレートを溶
融吐出して48フイラメントの糸条となしな。
この糸条をオイリングローラを介して表−1に示す油剤
エマルジョンを油剤純分にして糸重量の0.5重量%と
なるように付与した。その後引取りローラにて600m
/分で引取りながら90℃で予熱した後、該引取りロー
ラーと延伸熱セツトローラーとの間で5.0倍に延伸し
ながら220℃で熱セットし、しかる後空ローラーを経
由して巻取り250d/48f 、強度8.OK/d、
 150℃乾収5%の延伸糸を得た。
この時得られた延伸糸をもって前述の測定法により評価
した結果を表−2にまとめな。
本結果より明らかなように、本発明の範囲の油剤が付着
しているポリエステル繊維は、耐熱性。
潤滑性に優れ、かつ製織工程での糊特性に優れ、製糸及
び後加工性に顕著な効果が得られる。
実施例2 実施例1において、実験〜α6で使用した油剤の付着量
を変更する以外は実施例1と同様に処理した。この時得
られた結果を表−3にまとめた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、糊落ち特性を評価するに用いた装置
の該略図であり、第1図は側面図、第2図は平面図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエステル繊維の表面に、下記(A)、(B)及
    び(C)成分を必須成分として含有し、その夫々の含有
    量が油剤有効成分に対して下記(i)〜(iii)式を
    同時に満足する油剤が0.3〜1.0重量%付着してい
    ることを特徴とするポリエステル繊維。 (A)成分 常温で液状であつて、分子量が550〜750の脂肪族
    一価アルコールエステル (B)成分 次式で表わされる常温で液状の芳香族エステル ▲数式、化学式、表等があります▼ [但し、R_1、R_2は炭素数8〜25のアルキル基
    、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、n、mは1又は2
    の整数を表わす。] (C)成分 常温で液状であって、分子内に水酸基を1個以上有する
    トリグリセライドのアルキレンオキシド付加物 (i)W_A+W_B=20〜75 (ii)W_C=2〜15 (iii)W_A/W_B=95/5〜60/40[但
    し、W_A、W_B及びW_Cは、夫々(A)、(B)
    、及び(C)成分の油剤有効成分に対する含有量(重量
    %)を表わす。] 2、油剤が、下記(D)及び(E)成分を油剤有効成分
    に対して夫々1重量%以上含有し、かつ下記(F)成分
    を10重量%以下含有する請求項1記載のポリエステル
    繊維。 (D)成分 アルキルホスフェート及び/又はアルキレンオキシド付
    加アルキルホスフェートと、アルキルアミン及び/又は
    そのアルキレンオキシド付加物との塩 (E)成分 アルキルホスフェートのアルカリ金属塩 (F)成分 下記式で表わされるグリコール ▲数式、化学式、表等があります▼ [但し、n=1〜20を表わす。]
JP2320678A 1990-11-27 1990-11-27 ポリエステル繊維 Expired - Fee Related JP2550218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2320678A JP2550218B2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 ポリエステル繊維

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2320678A JP2550218B2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 ポリエステル繊維

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04194077A true JPH04194077A (ja) 1992-07-14
JP2550218B2 JP2550218B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=18124112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2320678A Expired - Fee Related JP2550218B2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 ポリエステル繊維

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2550218B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997000350A1 (en) * 1995-06-19 1997-01-03 Henkel Corporation Lubricant for air entanglement replacement
JPH0949166A (ja) * 1995-08-01 1997-02-18 Chisso Corp 耐久親水性繊維、布状物及び成形体
US6468655B1 (en) 1998-01-29 2002-10-22 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Smooth polyester fiber
WO2004033784A1 (de) * 2002-10-09 2004-04-22 Textilma Ag Garne, vorzugsweise polyestergarn für die verarbeitung in textilmaschinen, insbesondere webmaschinen, sowie ein verfahren zur herstellung des garns und ein mit dem garn hergestelltes textilerzeugnis
JP2004292961A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Takemoto Oil & Fat Co Ltd 合成繊維処理剤及び合成繊維の処理方法
JP6080331B1 (ja) * 2016-06-28 2017-02-15 竹本油脂株式会社 合成短繊維用処理剤、ポリエステル系短繊維及びその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56112572A (en) * 1980-02-13 1981-09-04 Unitika Ltd Oil agent composition for synthetic fiber
JPS56118968A (en) * 1980-02-15 1981-09-18 Toray Industries Production of polyester fiber
JPS60185821A (ja) * 1984-03-01 1985-09-21 Nippon Ester Co Ltd 難燃性ポリエステル繊維の製造法
JPS61124680A (ja) * 1984-11-19 1986-06-12 帝人株式会社 ポリエステル繊維用紡績油剤組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56112572A (en) * 1980-02-13 1981-09-04 Unitika Ltd Oil agent composition for synthetic fiber
JPS56118968A (en) * 1980-02-15 1981-09-18 Toray Industries Production of polyester fiber
JPS60185821A (ja) * 1984-03-01 1985-09-21 Nippon Ester Co Ltd 難燃性ポリエステル繊維の製造法
JPS61124680A (ja) * 1984-11-19 1986-06-12 帝人株式会社 ポリエステル繊維用紡績油剤組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997000350A1 (en) * 1995-06-19 1997-01-03 Henkel Corporation Lubricant for air entanglement replacement
JPH0949166A (ja) * 1995-08-01 1997-02-18 Chisso Corp 耐久親水性繊維、布状物及び成形体
US6468655B1 (en) 1998-01-29 2002-10-22 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Smooth polyester fiber
WO2004033784A1 (de) * 2002-10-09 2004-04-22 Textilma Ag Garne, vorzugsweise polyestergarn für die verarbeitung in textilmaschinen, insbesondere webmaschinen, sowie ein verfahren zur herstellung des garns und ein mit dem garn hergestelltes textilerzeugnis
JP2004292961A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Takemoto Oil & Fat Co Ltd 合成繊維処理剤及び合成繊維の処理方法
JP6080331B1 (ja) * 2016-06-28 2017-02-15 竹本油脂株式会社 合成短繊維用処理剤、ポリエステル系短繊維及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2550218B2 (ja) 1996-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5061384A (en) Heat-resistant lubricant compositions for processing synthetic fibers
JPH04194077A (ja) ポリエステル繊維
JP3222215B2 (ja) 紡績用ポリエステル繊維処理用油剤
JP2962925B2 (ja) ポリエステル繊維の高速製糸方法
JP2520496B2 (ja) ポリエステル繊維用油剤及びそれを付着してなるポリエステル繊維
JP3488563B2 (ja) 合成繊維処理剤およびこれを付与する合成繊維の製造法
JP4397935B2 (ja) パラ型芳香族ポリアミド短繊維
JP2505570B2 (ja) ポリエステル繊維
JP3086153B2 (ja) 合成繊維の延伸仮撚方法
JPH06346368A (ja) 合成繊維用処理剤
JPS60151385A (ja) 仮撚用合成繊維フイラメント処理用油剤
JPH0232395B2 (ja)
US4929366A (en) Finish compositions for synthetic yarns
JP2874311B2 (ja) 合成繊維用処理剤
CN100537887C (zh) 对位芳香族聚酰胺短纤维
JP3420086B2 (ja) 合成繊維の延伸仮撚方法
JP3720162B2 (ja) 合成繊維用処理剤
JPH0127195B2 (ja)
JP2901815B2 (ja) ポリエステルシボ織物の製造方法
JP3296127B2 (ja) 産業資材用ポリエステル繊維
JPS6350529A (ja) 合成繊維の延伸仮撚方法
JPH06299468A (ja) 牽切加工用フィラメント原糸
KR910002682B1 (ko) 드로 와퍼(draw warper)용 합성섬유 처리제
JPH05117969A (ja) 牽切加工用フイラメント原糸
JPS60151384A (ja) 仮撚用合成繊維フイラメント処理用油剤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees