JPH04197864A - 車両のアンチスキッドブレーキ装置 - Google Patents

車両のアンチスキッドブレーキ装置

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JPH04197864A
JPH04197864A JP33355990A JP33355990A JPH04197864A JP H04197864 A JPH04197864 A JP H04197864A JP 33355990 A JP33355990 A JP 33355990A JP 33355990 A JP33355990 A JP 33355990A JP H04197864 A JPH04197864 A JP H04197864A
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晴樹 岡崎
Fumio Kageyama
景山 文雄
Toru Onaka
徹 尾中
Yoji Kurihara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両の制動時における過大な制動力を抑制
するアンチスキッドブレーキ装置、特に車輪速センサに
よって検出された車輪速に基づいてブレーキ油圧を周期
的に増減制御するようにした車両のアンチスキッドブレ
ーキ装置に関する。
(従来の技術) 車両のブレーキシステムには、制動時における車輪のロ
ックないしスキッド状態の発生の防止を目的としたアン
チスキッドブレーキ装置が装備されることがある。
一般に、この種のアンチスキッドブレーキ装置は、車輪
の回転速度を検出する車輪速センサと、ブレーキ油圧を
調整する電磁制御弁とを備え、制動時に上記車輪速セン
サによって検出された車輪速に基づく所定の速度変化率
(減速度)に従って当該車両の疑似車体速を低下させる
と共に、この疑似車体速に対して車輪速が所定の関係に
なるまで低下したときには、上記電磁制御弁を減圧制御
することにより制動圧を低下させ、制動圧の低下によっ
て車輪の回転速度が回復して、上記車輪速が疑似車体速
に対して所定の関係になるまで復帰したときには、上記
制御弁を増圧制御することにより制動圧を増大させるよ
うになっている。そして、このような一連の制動圧の制
御(以下、ABS制御という)を、例えば車両が停止す
るまで継続して行うことにより、当該車両の車速か所定
の勾配に従って低下することになって、急制動時におけ
る車輪のロックないしスキッド状態が防止されて、当該
車両を方向安定性を失わせることな(短い制動距離で停
止させることが可能となる。
ところで、この種のABS制御においては、確実な制御
性能を確保するために上記疑似車体速を高摩擦路面を想
定して低下させるようになっているが、その場合に、濡
れた路面のような路面摩擦係数が小さい路面においては
、制動圧変化の影響が鋭敏に現れて車輪にロックが発生
しやすくなるという問題がある。
このような問題に対しては、例えば特開昭58−194
647号公報に記載されているように、減圧している時
間が設定時間以上に達したときに、その後の疑似車体速
を低下させる割合を減少させるようにしたものがある。
これによれば、減圧している時間が長(なったときには
、低摩擦路面に対応した勾配で疑似車体速か低減するこ
とになるので、路面状況に応じた適切な制動圧の制御を
行うことが可能となる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記公報記載の従来技術においても、次
のような問題を生じる可能性がある。
すなわち、この種のABS制御においては、車輪速が疑
似車体速を上回ったときに、その車輪速に対応させて疑
似車体速を更新させるようになっているが、アイスバー
ンのような路面摩擦係数が特に小さい路面においては、
車輪速が疑似車体速に復帰する前に車輪にロックが発生
し、これに起因する車輪速の低下によって疑似車体速が
更新されない場合がある。
このような現象が継続的に発生すると、第9図に示すよ
うに、疑似車体速が所定の減速度に従って低下すること
になって、当該車両の実際の車速(実車体速)との間の
誤差が時間経過と共に拡大し、ABS制御終了時におけ
る実車体速と疑似車体速との間に大きな違い(VED 
)が生じることがあるのである。
この発明は、車両のアンチスキッドブレーキ装置におけ
る上記の事情にかんがみて、所謂カスケードロックの発
生を防止しうるようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) まず、本願の請求項1の発明(以下、第1発明という)
に係る車両のアンチスキッドブレーキ装置は、車輪の回
転速度を検出する車輪速検出手段と、ブレーキ油圧を調
整する油圧調整手段と、上記車輪速検出手段によって検
出された車輪速に基づいて当該車両の疑似車体速を算出
する疑似車体速算出手段と、制動時に該算出手段で算出
された疑似車体速と車輪速とを比較し、その比較結果に
基づいて上記ブレーキ油圧が増圧フェーズ、減圧フェー
ズ、減圧後の保持フェーズを含むサイクルに従って周期
的に増減するように上記油圧調整手段を作動させる制御
手段とを備えた構成において、上記車輪速検出手段によ
って検出された車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定す
る路面摩擦係数推定手段と、この推定手段によって推定
された路面摩擦係数が小さいときに、少なくとも減圧後
の保持フェーズから増圧フェーズもしくは減圧フェーズ
から増圧フェーズへ移行したときの上記制御手段による
増圧制御を禁止する増圧禁止手段とを設けたことを特徴
とする。
また、本願の請求項2の発明(以下、第2発明という)
に係る車両のアンチスキッドブレーキ装置は、車輪の回
転速度を検出する車輪速検出手段と、ブレーキ油圧を調
整する油圧調整手段と、上記車輪速検出手段によって検
出された車輪速に基づいて当該車両の疑似車体速を算出
する疑似車体速算出手段と、制動時に該算出手段で算出
された疑似車体速と車輪速とを比較し、その比較結果に
基づいて上記ブレーキ油圧が増圧フェーズ、減圧フェー
ズ、減圧後の保持フェーズを含むサイクルに従って周期
的に増減するように上記油圧調整手段を作動させる制御
手段とを備えた構成において、上記車輪速検出手段によ
って検出された車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定す
る路面摩擦係数推定手段と、この推定手段によって推定
された路面摩擦係数が小さいときに、減圧後の保持フェ
ーズから増圧フェーズもしくは減圧フェーズから増圧フ
ェーズへ移行したときの上記制御手段による増圧制御を
禁止する増圧禁止手段と、上記車輪が加速中でないとき
に上記増圧禁止手段の作動を解除する増圧禁止解除手段
とを設けたことを特徴とする。
そして、本願の請求項3の発明(以下、第3発明という
)に係る車両のアンチスキッドブレーキ装置は、車輪の
回転速度を検出する車輪速検出手段と、ブレーキ油圧を
調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出手段によって
検出された車輪速に基づいて当該車両の疑似車体速を算
出する疑似車体速算出手段と、制動時に該算出手段で算
出された疑似車体速と車輪速とを比較し、その比較結果
に基づいて上記ブレーキ油圧が増圧フェーズ、減圧フェ
ーズ、減圧後の保持フェーズを含むサイクルに従って周
期的に増減するように上記油圧調整手段を作動させる制
御手段とを備えた構成において、上記車輪速検出手段に
よって検出された車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定
する路面摩擦係数推定手段と、この推定手段によって推
定された路面摩擦係数が小さいときに、少なくとも減圧
後の保持フェーズから増圧フェーズもしくは減圧フェー
ズから増圧フェーズへ移行したときの上記制御手段によ
る増圧制御を禁止する増圧禁止手段と、上記疑似車体速
に対する後輪車輪速の比率が所定値よりも大きく、かつ
該後輪が加速中でないときに上記増圧禁止手段の作動を
解除する増圧禁止解除手段とを設けたことを特徴とする
(作    用) 上記第1〜第3発明によれば、ABS制御中における路
面摩擦係数が小さいときには、減圧フェーズもしくは減
圧後の保持フェーズに引き続いた増圧フェーズのとき上
記増圧禁止手段が、制御手段による制動圧の増圧制御を
禁止することになるので、車輪の回転数が上昇し続ける
ことになって車輪速か疑似車体速を上回ることになる。
これにより、アイスバーンのような低摩擦路面において
も、疑似車体速が確実に更新されることになって、カス
ケードロックの発生が確実に防止されることになる。
また、第2発明によれば、当該車輪が加速中でないとき
、例えば制動圧の減圧によって一旦上昇した車輪速が路
面抵抗を受けて低下するときには、上記増圧禁止手段の
作動が解除されることになるので、制動不良の発生も防
止されることになる。
さらに、第3発明によれば、車輪速の変化が緩やかな後
輪に対しては、上記増圧禁止手段の作動を疑似車体速に
対する後輪車輪速の比率、すなわち後輪のスリップ状態
も考慮して解除するようになっているので、誤判断が防
止されることになる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図に示すように、この実施例に係る車両は、左右の
前輪1,2が従動輪、左右の後輪3.4が駆動輪とされ
、エンジン5の出力トルクが自動変速機6からプロペラ
シャフト7、差動装置8および左右の駆動軸9.10を
介して左右の後輪3.4に伝達されるようになっている
そして、上記各車輪1〜4には、これらの車輪1〜4と
一体的に回転するディスク1la−14aと、制動圧の
供給を受けて、これらのディスクlla〜14aの回転
を制動するキャリパ1lb−14bなどで構成されるブ
レーキ装置11〜14がそれぞれ備えられていると共に
、これらのブレーキ装置11 =14を制動操作させる
ブレーキ制御システム15が設けられている。
このブレーキ制御システム15は、運転者によるブレー
キペダル16の踏込力を増大させる倍力装置17と、こ
の倍力装置17によって増大された踏込力に応じた制動
圧を発生させるマスターシリンダ18とを有する。そし
て、このマスターシリンダ18から導かれた前輪用制動
圧供給ライン19が2経路に分岐されて、これらの前輪
用分岐制動圧ライン1.9a、19bが左右の前輪1.
2におけるブレーキ装置11.12のキャリパlla、
12aにそれぞれ接続されていると共に、左前輪lのブ
レーキ装置11に通じる一方の前輪用分岐制動圧ライン
19aには、電磁式の開閉弁20aと、同じく電磁式の
リリーフ弁20bとからなる第1バルブユニツト20が
設置され、また右前輪2のブレーキ装置12に通じる他
方の前輪用分岐制動圧ライン19bにも、上記第1バル
ブユニツト20と同様に、電磁式の開閉弁21aと、同
じく電磁式のリリーフ弁21bとからなる第2バルブユ
ニツト21が設置されている。
一方、上記マスターシリンダ18から導かれた後輪用制
動圧供給ライン22には、上記第1、第2バルブユニッ
ト20.21と同様に、電磁式の開閉弁23aと、同じ
く電磁式のリリーフ弁23bとからなる第3バルブユニ
ツト23が設置されていると共に、この後輪用制動圧供
給ライン22は、上記第3バルブユニツト23の下流側
で2経路に分岐されて、これらの後輪用分岐制動圧ライ
ン22a、22bが左右の後輪3,4におけるブレーキ
装置13,1.4のキャリパ】3b。
14bにそれぞれ接続されている。すなわち、本実施例
におけるブレーキ制御システム15は、上記第1バルブ
ユニツト20の作動によって左前輪lにおけるブレーキ
装置11の制動圧を可変制御する第1チヤンネルと、第
2バルブユニツト21の作動によって右前輪2における
ブレーキ装置12の制動圧を可変制御する第2チヤンネ
ルと、第3バルブユニツト23の作動によって左右の後
輪3,4における両ブレーキ装置13.14の制動圧を
可変制御する第3チヤンネルとが設けられて、これら第
1〜第3チヤンネルが互いに独立して制御されるように
なっている。
そして、上記ブレーキ制御システム15には上記第1〜
第3チヤンネルを制御するコントロール二二ット24が
備えられ、このコントロールユニット24は、ブレーキ
ペダル16の0N10FFを検出するブレーキスイッチ
25からのブレーキ信号と、各車輪の回転速度をそれぞ
れ検出する車輪速センサ26〜29からの車輪速信号と
を入力し、これらの信号に応じた制動圧制御信号を第1
〜第3バルブユニツト20.21.23にそれぞれ出力
することにより、左右の前輪1.2および後輪3,4の
スリップに対する制動制御、すなわちABS制御を第1
〜第3チヤンネルごとに並行して行うようになっている
。すなわち、コントロールユニット24は、上記各車輪
速センサ26〜29からの車輪速信号が示す車輪速に基
づいて上記第1〜第3バルブユニツト20,21.23
における開閉弁20a、21a、23aとリリーフ弁2
0b。
2 l b、23bとをそれぞれデユーティ制御によっ
て開閉制御することにより、スリップの状態に応じた制
動圧で前輪1,2および後輪3,4に制動力を付与する
ようになっている。なお、第1〜第3バルブユニット2
0,21.23における各リリーフ弁20b、21b。
23bから排出されたブレーキオイルは、図示しないド
レンラインを介して上記マスターシリンダ18のリザー
バタンク18aに戻されるようになっている。
そして、ABS非制御状態においては、上記コントロー
ルユニット24からは制動圧制御信号が出力されず、し
たがって図示のように第1〜第3バルブユニット20,
21.23におけるリリーフ弁20b、21b。
23bがそれぞれ閉保持され、かつ各ユニット20゜2
1.23の開閉弁20a、21a、23aがそれぞれ開
保持されることになって、ブレーキペダル16の踏込力
に応じてマスターシリンダ18で発生した制動圧が、前
輪用制動圧供給ライン19および後輪用制動圧供給ライ
ン22を介して左右の前輪1,2および後輪3゜4にお
けるブレーキ装置11〜14に対して供給され、これら
の制動圧に応じた制動力が前輪1,2および後輪3,4
に対してダイレクトに付与されることになる。
次に、上記コントロールユニット24が行うブレーキ制
御の概略を説明する。
すなわち、コントロールユニット24は、上記センサ2
6〜29からの信号が示す車輪速に基づいて各車輪ごと
の加速度および減速度をそれぞれ算出する。ここで、加
速度ないし減速度の算出方法を説明すると、コントロー
ルユニット24は、車輪速の前回値に対する今回値の差
分をサンプリング周期△t(例えば7 m s )で除
算した上で、その結果を重力加速度に換算した値を今回
の加速度ないし減速度として更新する。
また、コントロールユニット24は所定の悪路判定処理
を実行して、走行路面が悪路か否かを判定する。この悪
路判定処理は、例えば次のように実行される。つまり、
コントロールユニット24は、例えば後輪3,4の減速
度ないし加速度が一定時間内に所定の上限値もしくは下
限値を超えた回数が設定値以内ならば悪路フラグFaを
0に維持すると共に、加速度および減速度を示す値が、
一定時間内に上記上限値および下限値を超えた回数が設
定値以上ならば走行路面が悪路であると判定して悪路フ
ラグF工を1にセットする。
そして、コントロールユニット24は、上記第3チヤン
ネル用の車輪速および加減速度を代表させる後輪3,4
を選択する。本実施例においては、スリップ時における
後輪3,4の両車輪速センサ28゜29の検出誤差を考
慮して両車輪速のうちの小さいほうの車輪速が後輪車輪
速として選択され、また該車輪速から求めた加速度およ
び減速度が後輪減速度および後輪加速度として選択され
ることになる。
さらに、コントロールユニット24は、上記各チャンネ
ルごとの路面摩擦係数を推定すると共に、それと平行し
て当該車両の疑似車体速を算出する。
コントロールユニット24は、上記車輪速センサ28.
29からの信号から求めた後輪車輪速および上記各車輪
速センサ26,27からの信号が示す左右の各前輪1,
2の車輪速と疑似車体速とから第1〜第3チヤンネルに
ついてのスリップ率をそれぞれ算出するのであるが、そ
の場合に、次の関係式、スリップ率=(車輪速/疑似車
体速)X100を用いてスリップ率が算出される。つま
り、疑似車体速に対する車輪速の偏差が大きくなるほど
スリップ率が小さくなって、当該車輪のスリップ傾向が
大きくなる。
続いて、コントロールユニットは上記第1〜第3チヤン
ネルの制御に用いる各種の制御閾値を設定する。
ここで、制御閾値の設定処理の概略について説明すると
、この制御閾値の設定処理は例えば次のようにして行わ
れる。すなわち、コントロールユニット24は、予め車
速域と路面摩擦係数とに応じて設定した各種の制御閾値
から、摩擦係数値と疑似車体速とに対応する制御閾値を
選択すると共に、これらの制御閾値を上記悪路判定処理
の判定結果などに応じて補正する。ここで、制御閾値と
しては、例えばABS非制御状態を示すフェーズ0から
増圧後の保持状態を示すフェーズ■への移行判定用の0
−2減速度閾値&2、増圧状態を示すフェーズIから上
記フェーズ■への移行判定用の1−2減速度閾値BI2
、上記フェーズ■から減圧状態を示すフェーズ■への移
行判定用の2−3減速度閾値%、このフェーズ■から減
圧後の保持状態を示すフェーズ■への移行判定用の3−
5減速度閾値&、フェーズVからフェーズ■への増圧判
定用の5−1スリップ率閾値%、第1サイクル用の初期
スリップ率閾値B1などが、車速域と路面摩擦係数とに
応じてそれぞれ設定されている。この場合、制動力に大
きく影響する減速度閾値は、路面摩擦係数が大きいとき
のブレーキ性能と、路面摩擦係数が小さいときの制御応
答性とを高水準で両立させるために、摩擦係数値のレベ
ルが小さくなるほど、つまり路面摩擦係数が小さくなる
ほどOGに近づくように設定されている。
また、第2、第3チヤンネルについても、同様にして制
御閾値が設定される。
そして、コントロールユニット24は、各チャンネルご
とのロック判定処理と、上記第1〜第3バルブユニツト
20,21.23に対する制御量を規定するためのフェ
ーズ決定処理と、カスケード判定処理とを行うようにな
っている。
ここで、上記ロック判定処理について説明すると、概路
次のようなものとなる。例えば左前輪用の第1チヤンネ
ルに対するロック判定処理においては、コントロールユ
ニット24は、まず第1チヤンネル用の継続フラグF[
、ON+の今回値を前回値としてセットした上で、次に
疑似車体速■8と車輪速W1とが所定の条件(例えば、
V < 5 Km/ H,W、 < 7.5 Km/H
)を満足するか否かを判定し、これらの条件を満足する
ときに継続フラグF。lおよびロックフラグF1.)K
Iをそれぞれ0にリセットする一方、満足していなけれ
ばロックフラグFい、がIにセットされているか否かを
判定する。ロックフラグFい、が1にセットされていな
ければ、所定の条件のとき(例えば疑似車体速V3が車
輪速W1より大きいとき)にロックフラグFl、XIに
1をセットする。
一方、コントロールユニット24は、ロックフラグFl
j)Klが1にセットされていると判定したときには、
例えば第1チヤンネルのフェーズ値P1がフェーズVを
示す5にセットされ、かつスリップ率S1  が90%
より大きいときに継続フラグFい、に1をセットする。
なお、第2、第3チヤンネルに対しても同様にしてロッ
ク判定処理が行われる。
また、上記フェーズ決定処理の概略を説明すると、コン
トロールユニット24は、当該車両の運転状態に応じて
設定したそれぞれの制御閾値と、車輪加減速度やスリッ
プ率との比較によって、ABS非制御状態を示すフェー
ズ0、ABS制御時における増圧状態を示すフェーズT
、増圧後の保持状態を示すフェーズ■、減圧状態を示す
フェーズ■、急減圧状態を示すフェーズ■および減圧後
の保持状態を示すフェーズ■を選択するようになってい
る。
そして、コントロールユニット24は、各チャンネルご
とに設定されたフェーズ値に応じた制御量を設定した上
で、その制御量に従った制動圧制御信号を第1〜第3バ
ルブユニツh 20,21.23に対してそれぞれ出力
する。これにより、第1〜第3バルブユニット20,2
1.23の下流側における前輪用分岐制動圧ライン19
a、19bおよび後輪用分岐制動圧ライン22a、22
bの制動圧が、増圧あるいは減圧したり、増圧もしくは
減圧後の圧力レベルに保持されたりする。
上記路面摩擦係数の推定処理は、具体的には例えば第2
図のフローチャートに従って次のように行われる。
すなわち、コントロールユニット24はステップS1で
各種データを読み込んだ上で、ステップS2 てABS
フラグF6が1にセットされているか否かを判定する。
つまり、ABS制御中かどうか判定するのである。この
ABSフラグFABsは、例えば上記第1〜第3チヤン
ネルのロックフラグF1.I)K1.FLOPK2.F
LDK3のどれかが1にセットされたときに1にセット
され、またブレーキスイッチ25がONからOFF状態
に切り変わったときなどにはOにリセットされるように
なっている。そして、コントロールユニット24は、A
BSフラグF、がlにセットされていないと判定したと
きには、ステップSに進んで摩擦係数値MU、として高
摩擦路面を示す3をセットする。
また、コントロールユニット24は、上記ステップ&に
おいてABSフラグF、が1にセットされていると判定
したとき、すなわちABS制御中と判定したときには、
ステップS4に進んで前サイクル中の減速度DW、が一
20Gより小さいか否かを判定すると共に、YESと判
定したときにはステップ&に進んで同じく前サイクル中
の加速度AW、がIOGより大きいか否かを判定した上
で、NOと判定したときにステップ&を実行して摩擦係
数値MU、とじて低摩擦路面を示すlをセットする。
一方、コントロールユニット24は、上記ステップS4
  において減速度DW、が一20Gより小さくないと
判定したときには、ステップ&をスキップしてステップ
Sに移り、加速度AW、が20Gより大きいか否かを判
定し、YESと判定したときにはステップ&を実行して
摩擦係数値MU、として3をセットする一方、NOと判
定したときにはステップ&を実行して摩擦係数値MU、
として中摩擦路面を示す2をセットする。
一方、上記疑似車体速の算出処理は、具体的には第3図
のフローチャートに従って次のように行われる。
すなわち、コントロールユニット24は、ステップT、
で各種データを読み込んだ上で、ステップT。
で上記センサ26〜29からの信号が示す車輪速W1〜
W4の中から最高車輪速WMxを決定すると共に、ステ
ップT3で該車輪速WMxのサンプリング周期△tあた
りの車輪速変化量△WMXを算出する。
次いで、コントロールユニット24は、ステップT4を
実行して第4図に示すマツプから各チャンネルごとの摩
擦係数値を代表する摩擦係数値MUに対応する車体速補
正値CvRを読み出すと共に、ステップT5でこの車体
速補正値CVRより上記車輪速変化量△MMXが小さい
か否かを判定する。そして、車輪速変化量△W、が上記
車体速補正値C□より小さいと判定したときには、ステ
ップT6を実行して疑似車体速v、Rの前回値から上記
車体速補正値C,を減算した値を今回値に置き換える。
したがって、疑似車体速V3が上記車体速補正値Cいに
応じた所定の勾配で減少することになる。
一方、コントロールユニット24は、上記ステップT、
において車輪速変化量△WMxが車体速補正値CvRよ
り大きいと判定したとき、すなわち上記最高車輪速Wユ
が過大な変化を示したときには、ステップT7に移って
疑似車体速vRから最高車輪速WMXを減算した値が所
定値v0より大きいか否かを判定する。つまり、最高車
輪速W、と疑似車体速vRとの間に大きな開きがないか
どうかを判定するのである。そして、大きな開きがない
ときには、上記ステップT6を実行して疑似車体速v、
lの前回値から上記車体速補正値CvRを減算した値を
今回値に置き換える。
また、コントロールユニット24は、最高車輪速Wユと
疑似車体速V8との間に大きな開きが生じたときには、
ステップT、を実行して最高車輪速WMxを疑似車体速
vRに置き換える。
このようにして、当該車両の疑似車体速vRが各車輪速
W1〜W4に応じてサンプリング周期△tごとに更新さ
れていく。
そして、本発明の特徴部分であるカスケード判定処理は
、例えば第1チヤンネルについては第5図のフローチャ
ートに従って次のように行われる。
すなわち、コントロールユニット24は、まずステップ
U1を実行して各種データを読み込んだ上で、ステップ
U2でフェーズ値已の今回値が増圧状態を示すlにセッ
トされているか否かを判定し、YESと判定したときに
はステップU3に進んで上記フェーズ値已の前回値が減
圧状態を示す3にセットされているか否かを判定する。
Noと判定したときには、ステップU4に進んで上記フ
ェーズ値P1の前回値が減圧後の保持状態を示す5であ
ったか否かを判定する。そして、上記ステップUa 、
 U4においてYESと判定したときには、ステップU
、を実行して継続フラグFQ)Nlの今回値がOか否か
を判定し、Noと判定したとき、すなわち継続フラグF
COTIIがlであるときには、ステップU6に進んで
該フラグFCxNlの前回値がOか否かを判定する。す
なわち、第1チヤンネルが制御開始直後の第1サイクル
から第2サイクルに移行したかどうかを判定するのであ
る。YESと判定したときには、コントロールユニット
24は次にステップU、を実行して、右前輪用の第1チ
ヤンネルの継続フラグF工がOになっているか否かを判
定する。つまり、上記第1チヤンネルが最初に第2サイ
クルに移行したかどうかを判定するのである。そして、
YESと判定したときには、ステップU8を実行して第
1チヤンネルのカスケードフラグFcい、の値を1にセ
ットする。これにより、第1チヤンネルが最初に第2サ
イクルへ移行したときには、摩擦係数値MU、の値にか
かわらずカスケードフラグF1が強制的に1にセットさ
れることになる。
また、コントロールユニット24は、上記ステップU、
においてNoと判定したとき、すなわち制御サイクルが
第2サイクル以降であると判定したときには、ステップ
U、に進んで摩擦係数値MU、の値が1か否かを判定す
る。YESと判定したとき、すなわち低摩擦路面である
と判定したときには、ステップU1゜で前輪lが減速し
ているか否かを判定した上で、減速していないと判定し
たときにはステップUllを実行してカスケードフラグ
FCAslの値を1にセットする一方、減速していると
判定したときにはステップU12を実行してカスケード
フラグF。4の値をOにクリヤする。
一方、コントロールユニット24は上記ステップU、に
おいて摩擦係数値MU、の値が1ではないと判定したと
きには、ステップUI3に移って摩擦係数値MU、の値
が3か否かを判定する。そして、摩擦係数値M U+の
値が3ではないとき、すなわち中摩擦路面を示す2であ
ると判定したときには、ステップU14を実行して第1
チヤンネルにおける第1バルブユニツト20の開閉弁2
0aのデユーティON時間の積算和、すなわち増圧実行
時間tゆが所定値T、 (例えば、25m5)に達した
か否かを判定し、該時間t。2が所定値T0に達したと
きにステップU1.に進んで減速度DW、が所定値G、
 (例えば、−4G)より大きいか否かを判定する。そ
して、YESと判定したときには、ステップLLaを実
行してカスケードフラグF(jJ+の値を1にセットす
る。これは、ブレーキペダル16の踏込量が小さい状態
でロックした場合に、ブレーキ油圧の初期値がことによ
る増圧不足を回避するためである。
コントロールユニット24は、上記ステップu+gにお
いて減速度DW、が所定値T0よりも大きくないと判定
したときには、ステップU17を実行して前輪lが減速
しているか否かを判定し、YESと判定したときにはス
テップUfgを実行してカスケードフラグF、、1の値
を0にクリヤする。
さらに、コントロールユニット24は、上記ステップU
2. U、においてそれぞれNOと判定したときには、
ステップU19を実行してカスケードフラグFCASI
の値を0にクリヤするようになっている。
なお、右前輪用の第2チヤンネルに対しても同様なカス
ケード判定処理が行われるようになっている。
一方、後輪用の第3チヤンネルに対するカスケード判定
処理は、第6図のフローチャートに従ったものとなる。
すなわち、コントロールユニット24は、まずステップ
v1を実行して各種データを読み込んだ上で、ステップ
v2でフェーズ値P、の今回値が増圧状態を示す1にセ
ットされているか否かを判定し、YESと判定したとき
にはステップV、に進んで上記フェーズ値P3の前回値
が減圧状態を示す3にセットされているか否かを判定す
る。NOと判定したときには、ステップV、に進んで上
記フェーズ値P3の前回値が減圧後の保持状態を示す5
であったか否かを判定する。そして、上記ステップV3
. V4においてYESと判定したときには、ステップ
■5を実行して継続フラグF。)N3の今回値がOか否
かを判定し、Noと判定したとき、すなわち継続フラグ
FO)N3が1であるときには、ステップV6に進んで
該フラグF。、13の前回値が0か否かを判定する。す
なわち、第3チヤンネルが制御開始直後の第1サイクル
から第2サイクルに移行したかどうかを判定するのであ
る。YESと判定したときには、ステップV、を実行し
て第3チヤンネルのカスケードフラグFCA53の値を
1にセットする。これにより、第3チヤンネルが最初に
第2サイクルへ移行したときには、摩擦係数値MU、の
値にかかわらずカスケードフラグF。AS3が強制的に
1にセットされることになる。
また、コントロールユニット24は、上記ステップv6
においてNOと判定したとき、すなわち第2サイクル以
降であると判定したときには、ステ・ノブ■、に進んで
摩擦係数値MU、の値が1か否かを判定する。YESと
判定したとき、すなわち低摩擦路面であると判定したと
きには、ステップv9で後輪3.4が減速しているか否
かを判定した上で、減速していないと判定したときには
ステップV1oを実行してカスケードフラグFCASI
Iの値を1にセットする一方、減速していると判定した
ときにはステップV1、で第3チヤンネルのスリップ率
83が所定値S。(例えば、98%)以上か否かを判定
し、YESと判定したときにはステップ■12を実行し
てカスケードフラグFcAs3の値をOにクリヤする。
一方、コントロールユニット24は上記ステップ■、に
おいて摩擦係数値MU、の値が1ではないと判定したと
きには、ステップV13に移って摩擦係数値MU、の値
が3か否かを判定する。そして、摩擦係数値MUsの値
が3ではないとき、すなわち中摩擦路面を示す2である
と判定したときには、ステップv14を実行して第3チ
ヤンネルにおける第3バルブユニツト23の開閉弁23
aのデユーティON時間の積算和、すなわち増圧実行時
間t。2が所定値T。(例えば、25 m、 s )に
達したか否かを判定し、該時間tDZが所定値T0に達
したときにステップv11こ進んで後輪減速度D WR
が所定値G0(例えば−4G)より大きいか否かを判定
する。そして、YESと判定したときには、ステップ■
16を実行してカスケードフラグFcA33の値を1に
セットする。
コントロールユニット24は、上記ステップV1Bにお
いて後輪減速度DWRが所定値T0よりも大きくないと
判定したときには、ステップv17を実行して両後輪3
.4が減速しているか否かを判定し、YESと判定した
ときにはステップviaで上記スリップ率&が所定値5
以上か否かを判定すると共に、YESと判定したときに
はステップV(gを実行してカスケードフラグF。4の
値をOにクリヤする。
さらに、コントロールユニット24は、上記ステップV
、 、 V、においてそれぞれNoと判定したときには
、ステップU2oを実行してカスケードフラグFCAS
3の値を0にクリヤするようになっている。
次に、第1チヤンネルに対するABS制御を例に本実施
例の作用を説明する。
すなわち、減速時のABS非制御状態において、ブレー
キペダル16の踏込操作によってマスターシリング18
で発生した制動圧が徐々に増圧し、例えば第7図(c)
に示すように、左前輪1の車輪速W。
の変化量、すなわち減速度DW、が一3Gに達したとき
には、同図(a)に示すように、第1チヤンネルにおけ
るロックフラグFIj)K+が1にセットされ、当該時
刻t、からABS制御に移行することになる。この制御
開始直後の第1サイクルにおいては、上記したように摩
擦係数値MU、は高摩擦路面を示す3にセットされてい
ることから、コントロールユニット24は、高摩擦路面
に対応した各種の制御閾値を設定することになる。
そして、コントロールユニット24は、上記車輪速W1
から算出したスリップ率S1、減速度DW、、加速度A
W、と上記各種の制御閾値とを比較する。この場合、初
期スリップ率閾値すが例えば90%にセットされている
とすると、スリップ率S1が96%を示すときには、コ
ントロールユニット24は、同図(d)に示すように、
フェーズ値P1を0から2に変更する。したがって、制
動圧は、同図(e)に示すように、増圧直後のレベルで
維持されることになる。そして、例えば上記スリップ率
S1が90%より低下したときには、コントロールユニ
ット24はフェーズ値P1を2から3に変更する。これ
により、第1バルブユニツト20のリリーフ弁20bが
所定のデユーティ率に従って0N10FFすることにな
って、同図(e)に示すように、当該時刻−から制動圧
が所定の勾配で従って減少することになって制動力が徐
々に低下すると共に、それに伴って前輪lの回転力が回
復し始める。
さらに制動圧の減圧が続いて前輪lの車輪速Wlから求
めた減速度DW、および加速度AW、がそれぞれ0にな
ったときには、コントロールユニット24はフェーズ値
P1を3から5に変更する。したがって、同図(e)に
示すように、当該時刻(から制動圧が減圧後のレベルで
維持されることになる。
そして、フェーズ■の状態が続いてスリップ率S1が9
0%を超えたときには、コントロールユニット24は、
同図(b)に示すように、継続フラグFatを1にセッ
トする。これにより、第1チヤンネルにおけるABS制
御は、当該時刻−から第2サイクルに移行することにな
る。その場合に、コントロールユニット24は、フェー
ズ値P、を強制的にIに変更するようになっている。
そして、このフエーズエへの移行直後には、第1バルブ
ユニツト20の開閉弁20bが、第1サイクルにおける
フェーズVの持続時間に基づいて設定された初期急増圧
時間Tやに応じて100%のデユーティ率で開閉される
ことになって、同図(e)に示すように、制動圧が急勾
配で増圧されることになる。また、初期急増圧時間TP
7が終了してからは、上記開閉弁20aが所定のデユー
ティ率に従って0N10FFされることになって、制動
圧が上記勾配よりも緩かな勾配に従って徐々に上昇する
ことになる。
一方、第2サイクル以降においては、第2図のフローチ
ャートに示すように、前サイクルにおける減速度DW、
や加速度AW、などに応じて適切な摩擦係数値MU、が
決定されると共に、これらの摩擦係数値MU、に応じた
制御閾値が選択されることになるので、走行状態に応じ
た緻密な制動圧の制御が行われることになる。
コントロールユニット24は、第2サイクルにおけるフ
ェーズVの状態において、例えばスリップ率S1が5−
1スリツプ率閾値賑より大きいと判定したときには、フ
ェーズ値P1を1にセットして第3サイクルに移行する
ことになる。
そして、上記第1〜第3チヤンネルのうち、例えば第1
チヤンネルが最初に第2サイクルへ移行したとすると、
コントロールユニット24は第1チヤンネルに対するカ
スケードフラグFCJJ+の値を1にセットする(第5
図、ステップU6〜U6参照)。したがって、第8図(
e)に示すように、増圧状態を示すフェーズIであるに
もかかわらず制動圧の上昇が抑制されることになって、
同図(a)に示すように左前輪lの回転数が上昇し続け
て車輪速W1が疑似車体速vRを上回ることになる。こ
れにより、疑似車体速v、lが上記車輪速W1に一致す
るように更新される共に、その後摩擦係数値MUの値に
応じた所定の勾配で低減されることになる。そして、上
記左前輪1の車輪速W1が低下し始めた所定状態のとき
に、コントロールユニット24は上記カスケードフラグ
F。Ailの値を0にクリヤする。したがって、制動圧
が同図(e)に示すように、増圧することになる。
これにより、制動圧が減圧時に過度に低下することがな
(なって、ブレーキ性能の低下も回避されることになる
さらに、第2サイクルから第3サイクルへ移行するとき
に、この第1チヤンネルにおける摩擦係数値MU、の値
が低摩擦路面を示すlにセットされていたとすると、コ
ントロールユニット24はカスケードフラグFCA51
の値をlにセットする。したがって、この場合において
も制動圧の増圧が停止することになって、上記と同様に
左前輪lの回転数が上昇し続けて車輪速W1が疑似車体
速vRを上回ることになる。これにより、疑似車体速V
Rが上記車輪速W1に一致するように更新される共に、
その後摩擦係数値MUの値に応じた所定の勾配で低減さ
れることになって、実車体速から大きく離れることがな
くなる。
なお、フェーズ■からフェーズ■へ切り替わる場合にも
、上記の条件を満足すれば制動圧の増圧が抑制されるこ
とになる。
(発明の効果) 以上のように本発明に係る車両のアンチスキンドブレー
キ装置によれば、ABS制御中における路面摩擦係数が
小さいときには、減圧フェーズもしくは減圧後の保持フ
ェーズに引き続いた増圧フ、r−一ズのとき上記増圧禁
止手段が、制御手段による制動圧の増圧制御を禁止する
ことになるので、車輪の回転数が上昇し続けることにな
って車輪速が疑似車体速を上回ることになる。これによ
り、アイスバーンのような低摩擦路面においても、疑似
車体速が確実に更新されることになって、カスケードロ
ックの発生が確実に防止されることになる。
また、第2発明によれば、当該車輪が加速中でないとき
、例えば制動圧の減圧によって一旦上昇した車輪速が路
面抵抗を受けて低下するときには、上記増圧禁止手段の
作動が解除されることになるので、制動不良の発生も防
止されることになる。
さらに、第3発明によれば、車輪速の変化が緩やかな後
輪に対しては、上記増圧禁止手段の作動を疑似車体速に
対する後輪車輪速の比率、すなわち後輪のスリップ状態
も考慮して解除するようになっているので、誤判断が防
止されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る実施例を示すもので、第】図は本発
明に係るアンチスキッドブレーキ装置が装備された車両
の全体概略構成図、第2図は路面摩擦係数の推定処理を
示すフローチャート図、第3図は疑似車体速の算出処理
を示すフローチャート図、第4図は該算出処理で用いる
マツプの説明図、第5゜第6図はそれぞれカスケード判
定処理を示すフローチャート図、第7.第8図は本実施
例の作用を示すタイムチャート図である。また、第9図
は従来の問題点の説明図である。 1.2・・・前輪、3,4・・・後輪、20,21.2
3・・・バルブユニット(油圧調整手段)、24・・・
コントロールユニット(制御手段、疑似車体速算出手段
、路面摩擦係数推定手段、増圧禁止手段、増圧禁止解除
手段)、26〜29・・・車輪速センサ(車輪速検出手
段)。 手続補正書 平成 4年 1月14日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、ブ
    レーキ油圧を調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出
    手段によって検出された車輪速に基づいて当該車両の疑
    似車体速を算出する疑似車体速算出手段と、制動時に該
    算出手段で算出された疑似車体速と車輪速とを比較し、
    その比較結果に基づいて上記ブレーキ油圧が増圧フェー
    ズ、減圧フェーズ、減圧後の保持フェーズを含むサイク
    ルに従って周期的に増減するように上記油圧調整手段を
    作動させる制御手段とが備えられた車両のアンチスキッ
    ドブレーキ装置であって、上記車輪速検出手段によって
    検出された車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定する路
    面摩擦係数推定手段と、この推定手段によって推定され
    た路面摩擦係数が小さいときに、少なくとも減圧後の保
    持フェーズから増圧フェーズもしくは減圧フェーズから
    増圧フェーズへ移行したときの上記制御手段による増圧
    制御を禁止する増圧禁止手段とが設けられていることを
    特徴とする車両のアンチスキッドブレーキ装置。
  2. (2)車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、ブ
    レーキ油圧を調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出
    手段によって検出された車輪速に基づいて当該車両の疑
    似車体速を算出する疑似車体速算出手段と、制動時に該
    算出手段で算出された疑似車体速と車輪速とを比較し、
    その比較結果に基づいて上記ブレーキ油圧が増圧フェー
    ズ、減圧フェーズ、減圧後の保持フェーズを含むサイク
    ルに従って周期的に増減するように上記油圧調整手段を
    作動させる制御手段とが備えられた車両のアンチスキッ
    ドブレーキ装置であって、上記車輪速検出手段によって
    検出された車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定する路
    面摩擦係数推定手段と、この推定手段によって推定され
    た路面摩擦係数が小さいときに、減圧後の保持フェーズ
    から増圧フェーズもしくは減圧フェーズから増圧フェー
    ズへ移行したときの上記制御手段による増圧制御を禁止
    する増圧禁止手段と、上記車輪が加速中でないときに上
    記増圧禁止手段の作動を解除する禁止解除手段とが設け
    られていることを特徴とする車両のアンチスキッドブレ
    ーキ装置。
  3. (3)車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、ブ
    レーキ油圧を調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出
    手段によって検出された車輪速に基づいて当該車両の疑
    似車体速を算出する疑似車体速算出手段と、制動時に該
    算出手段で算出された疑似車体速と車輪速とを比較し、
    その比較結果に基づいて上記ブレーキ油圧が増圧フェー
    ズ、減圧フェーズ、減圧後の保持フェーズを含むサイク
    ルに従って周期的に増減するように上記油圧調整手段を
    作動させる制御手段とが備えられた車両のアンチスキッ
    ドブレーキ装置であって、上記車輪速検出手段によって
    検出された車輪速に基づいて路面摩擦係数を推定する路
    面摩擦係数推定手段と、この推定手段によって推定され
    た路面摩擦係数が小さいときに、少なくとも減圧後の保
    持フェーズから増圧フェーズもしくは減圧フェーズから
    増圧フェーズへ移行したときの上記制御手段による増圧
    制御を禁止する増圧禁止手段と、上記疑似車体速に対す
    る後輪車輪速の比率が所定値よりも大きく、かつ該後輪
    が加速中でないときに上記増圧禁止手段の作動を解除す
    る禁止解除手段とが設けられていることを特徴とする車
    両のアンチスキッドブレーキ装置。
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