JPH0420046Y2 - - Google Patents

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JPH0420046Y2
JPH0420046Y2 JP18172586U JP18172586U JPH0420046Y2 JP H0420046 Y2 JPH0420046 Y2 JP H0420046Y2 JP 18172586 U JP18172586 U JP 18172586U JP 18172586 U JP18172586 U JP 18172586U JP H0420046 Y2 JPH0420046 Y2 JP H0420046Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗装感を有する化粧板に関する。
〔従来の技術〕
従来、住宅部材を主として、ドア材、家具等に
装飾性を高めるための化粧板が多用されている。
この化粧板は主に絵柄等を印刷した化粧シートを
基材上に粘着した構成からなるものであり、この
種の化粧板としては例えば、熱硬化性樹脂化粧
板、ポリエステル化粧板、塩ビ化粧板、プリント
合板等が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記化粧板は以下に述べるよう
な問題点を有する。
1)メラミン化粧板、DAP化粧板等の熱硬化
性樹脂化粧板は、加熱加圧成型等により形成され
る木目模様等の絵柄と導管部等の絵柄が非同調の
ものが多いと共に表面樹脂層が薄く肉持感がな
く、2)ポリエステル化粧板は、表面樹脂層が厚
く肉持感はあるものの導管部等の絵柄を入れ木目
模様等の絵柄と同調させることが困難であり、
3)塩ビ化粧板は、導管部等の絵柄に相当する部
分がエンボス加工により凹部として形成されてい
るものの導管部の絵柄が印刷されていないと共に
凹部と木目模様等の絵柄とは非同調であり、4)
ウレタン塗装、アミノアルキツド塗装等が施され
たプリンタ合板は、印刷手段により木目模様等の
絵柄と導管部等の絵柄とをクロスマツト的に同調
させることが可能なものの肉持感を向上させるた
め表面樹脂層を厚くした場合は同調させることが
不可能となる等の問題点がある。
即ち、従来の化粧板は木目模様の絵柄と導管部
等の絵柄とが同調し、且つ同時に肉持感を有する
ものがなく、従つて塗装感が乏しく高級感に欠け
るものである。
本考案は、上記課題に鑑みなされたものであつ
て、木目模様等の絵柄と導管部等の絵柄とが同調
していると共に肉持感を兼ね備えた装飾感を有す
る化粧板を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本考案の塗装感を有する化粧板は表面に
印刷模様層を有する着色熱可塑性シート上に透明
熱可塑性シートを積層した積層体と、該積層体に
エンボス加工により形成された凹部及び該凹部に
形成された着色剤層とからなる化粧シートを基材
上に積層してなり、且つ上記化粧シートの表面に
透明樹脂層を形成して研磨を施した後、さらに透
明樹脂層を形成してなることを特徴とする塗装感
を有する化粧板を要旨とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の塗装感を有する化粧板の一実
施例を示すものであり、本考案化粧板1は第2図
に示すように表面に印刷模様層2を有する着色熱
可塑性シート3上に透明熱可塑性シート4を積層
した積層体5と、該積層体5にエンボス加工によ
り形成された凹部6及び該凹部6に形成された着
色剤層7とからなる化粧シート8を基材9上に積
層してなり、且つ上記化粧シート8の表面に透明
樹脂層10を形成して研磨を施した後、さらに透
明樹脂層11を形成した構成からなるものであ
る。
本考案における化粧シート8の形成に用いる着
色熱可塑性シート3としては、セロフアン、アセ
テート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルア
ルコール、ポリアミド等の熱可塑性樹脂からなる
シート;リン酸トリブチル、リン酸トリフエニ
ル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタ
ル酸ジブチル、フタル酸オクチル、アジピン酸ブ
チル、アジピン酸n−ヘキシル、アジピン酸n−
オクチル、セバシン酸ジブチル、塩素化ジフエニ
ル等の可塑性を有するポリ塩化ビニルからなるシ
ート等が挙げられる。
上記着色熱可塑性シート3の表面に設けられる
印刷模様層2は、通常ボケ版と称される版を用い
て木目模様等の絵柄を印刷したものであり、例え
ば木目柄の場合には木材の木肌と同一又は類似の
模様と色調に設けられ、また石目柄の場合には石
の地色と同一又は類似の模様と色調に設けられ
る。印刷に使用するインキとしては既知のものを
用いることができ、例えば、ビヒクルに染料又は
顔料等の着色剤、体質顔料を添加し、必要に応じ
て可塑剤安定剤、ワツクス、グリース、乾燥剤、
補助乾燥剤、硬化剤、増粘剤、分散剤、充填剤等
の添加剤を任意に添加して溶剤、希釈剤等で充分
に混練してなるインキ組成物等を用いることがで
きる。上記ビヒクルとしては既知のもの、例えば
アマニ油、大豆油、合成乾性油等の各種の油脂
類;ロジン、コパールダンマル、硬化ロジン、ロ
ジンエステル又は重合ロジン等の天然樹脂及び加
工樹脂類;ロジン変性フエノール樹脂、100%フ
エノール樹脂、マレイン酸樹脂、アルキツド樹
脂、石油系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル樹脂、
ポエアミド樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキツ
ド樹脂樹脂等の合成樹脂類;ニトロセルロース、
エチルセルロース等の繊維素誘導体;塩化ゴム、
環化ゴム誘導体、その他、膠、カゼイン、デキス
トリン、ゼイン等の固体バインダーと溶剤とより
なるビヒクルが挙げられる。印刷模様層2の形成
は上記インキを用いてグラビア印刷、フレキソ印
刷、シルク印刷等の印刷方法にて印刷形成する。
透明熱可塑性シート4は、表面に印刷模様層2
を設けた着色熱可塑性シート3上に積層するもの
であり、該シート4としては式着色熱可塑性シー
ト3と同様のシートを用いることができるが、該
シート4は印刷模様層2の上方に積層するため該
模様層2を透視することができるような透明なシ
ートであることが必要である。
本考案における化粧シート8は、所謂ワイピン
グシートと称されるものであり、第2図に示す如
く表面に印刷模様層2を有する着色熱可塑性シー
ト3上に透明熱可塑性シート4を積層した積層体
5に、上記シート4とシート3に及ぶ凹陥模様の
凹部6がエンボス加工により形成され、また該凹
部6には着色剤からなる着色剤層7がワイピング
して形成されたものである。
上記凹部6の形成は、例えば木材表面の如き凹
凸の状態を電鋳法によりうつしとつて導管部のエ
ンボス模様を形成してなるエンボス版、或いは木
材表面の如き凹凸の状態を写真製版法によりうつ
しとつて作成した原版を用いてフオトエツチング
法により導管部のエンボス模様を形成してなるエ
ンボス版等を用いて積層体5に加熱加圧成型して
凹陥模様となる凹部6を形成する。
着色剤層7は上記凹部6に着色剤を充填してな
るものであり、該着色剤としては塗料又はインキ
が用いられ、例えばセラツク、ダンマル、ロジ
ン、ロジンエステル等の天然樹脂又はその変性樹
脂類;ニトロセルロース、アセチルセルロース、
エチルセルロース、ベンジルセルロース等のセル
ロース誘導体類;フエノール系樹脂、尿素系樹
脂、フタル酸系樹脂、マレイン酸系樹脂、メラミ
ン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール、エポキシ系樹脂、シ
リコン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリウレタン系樹脂等の合成樹脂類;その
他塩化ゴム、環化ゴム、合成ゴム等のゴム誘導体
等をビヒクルの構成材料とし、ビヒクル中に着色
剤、沈降性硫酸バリウム等の体質顔料、可塑剤等
を添加してなる塗料又はインキを用いることがで
きる。尚、上記の樹脂のうちフエノール系樹脂、
尿素系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の熱
硬化性樹脂を用いた場合、着色剤層7が形成され
る部分の耐摩耗性や耐溶剤性が向上し、また上記
の塗料又はインキ中に紫外線硬化剤等を混入して
用いてもよく、その場合熱可塑性シートにワイピ
ング或いはコーテイングすることにより化粧シー
ト8の品質の安定化、生産の効率化を図ることが
できる。
着色剤層7の形成は、上記塗料又はインキを用
いてロールコート或いはナイフコートにて積層体
5の凹部6にコート後、ドクターブレード或いは
ワイピングペーパー等でかきとり、積層体5の凸
部にコーテイングされた塗料又はインキを除去
し、凹部6のみ塗料又はインキを残すように充填
する。ここに於いて着色剤が凹部6のみに残るよ
うに塗料又はインキ組成物の粘度、ロールの回転
数、ドクターの角度、厚み、シートスピード、ワ
イピイングペーパーのスピード、ゴムロールの硬
度等を調整することが必要である。着色剤層7の
色調は、例えば木目柄の場合には導管部と同一若
しくは類似であり、また石目柄の場合には割目と
同一若しくは類似であることが好ましい。
本考案化粧板1は、上記構成からなる化粧シー
ト8を基材9上に積層してなると共に、積層した
化粧シート8の表面に透明樹脂層10を形成し、
該樹脂層10の表面を研磨し、さらに透明樹脂層
11を形成して得ることができる。
上記基材9としては、例えば合板、木材、パー
チクルボード、繊維板、石膏ボード、板紙、石膏
ボード紙、パーライトボード、珪カル板、石綿ス
レート板、GRC板、鉄板、アルミニウム板等の
通常の化粧板の基材として使用されるものを用い
ることができ特に限定されない。
化粧シート8は、第1図に示されるように例え
ば接着剤層12を介して基材9に貼り合わせて積
層することができ、化粧シート8と基材9を貼り
合わるのための接着剤としてはユリア樹脂、エチ
レン酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニルエマルジヨン、
ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂
等の単独又は共重合体樹脂等が挙げられ、また上
記樹脂中にコーンスターチ、炭酸カルシウム等の
増量剤を添加して使用することができる。接着剤
層12は、上記樹脂を用いてロールコーター法、
リバースコーター法、スプレー法等にて塗布して
形成し、また化粧シート8と基材9の貼り合わせ
は、冷圧プレス、高圧プレス、連続ラミネート等
により行うことができる。
透明樹脂層10は、化粧板の表面保護、特に化
粧シートに多量の樹脂塗料を塗布した場合の有機
溶剤アタツクを防止するために設けるものであ
り、該層10の材質としては、ポリウレタン樹
脂、アミノアルキツド樹脂、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ジアクリルフタレート樹脂、メラ
ミン樹脂、エポキシ樹脂、フエノール樹脂等が挙
げられ、特にポリウレタン樹脂が作業性、化粧シ
ートへの有機溶剤アタツクの防止性等において好
ましい。透明樹脂層10の形成は、上記樹脂を用
いてナチユラルコート法、リバースロールコート
法、グラビアコート法、バーコート法、スプレー
コート法、メツシユロールコート法、フローコー
ト法、ナイフコート法、スクリーンコート法、ボ
トムコート法等のコート法によりコート後、乾燥
して固化させる。樹脂の塗布量は1〜3g/尺2
(乾燥時)が好ましい。
本考案化粧板1は、さらに重ねて設ける透明樹
脂層11の密着性及び塗装表面の平滑性改善のた
め透明樹脂層10の表面を研磨し、その研磨方法
としてはサンダー若しくはバフロール等による研
磨方法等が挙げられる。
研磨して得られた化粧板の表面状態は、いわゆ
るサンダーストツプと呼ばれるものであり、表面
を研磨した上記透明樹脂層10上に、さらに透明
樹脂層11を形成する。上記樹脂層11は透明樹
脂層10の形成に使用する同様の樹脂材質を用
い、同一のコート方法にて塗布形成され、上記材
質において作業性及び塗布感を付与する効果の点
でポリウレタン樹脂が好ましい。また、樹脂材質
の塗布量は3〜10g/尺2が好ましい。
本考案における透明樹脂層10,11は2つに
分けて塗布形成されるものであるため、1層のみ
の透明樹脂層として構成するものに比べ、1回の
樹脂材質の塗布量を少なくすることができ、その
結果、乾燥が速く溶剤の浸透を防止することがで
きるとともに、繰り返して塗布することにより塗
布感に優れるという利点がある。
〔実施例〕
以下、具体的実施例を挙げて本考案を更に詳細
に説明する。
ウオールナツト材の木肌部の最も明るい色(黄
味を帯びた茶系統の色)の着色不透明ポリ塩化ビ
ニルシートに、塩化ビニール樹脂系のグラビアイ
ンキ(色は上記ウオールナツト材の導管部以外の
部分の色と同系統の色である。)をグラビア印刷
にて、木肌部のやや濃い色(黒味を帯びた茶系統
の色)のボケ版(線数150/インチ、版深約25μ)
を用いて印刷した。次いで、上記着色不透明ポリ
塩化ビニルシート上に透明ポリ塩化ビニルシート
を積層して積層体を形成した。
次いで上記積層体にウオールナツト材の板表面
より電鋳法により該板表面の導管模様をうつしと
つて導管部の模様を形成してなるエンボス版を用
いてエンボス加工(温度150℃線圧1t、スピード
10m/min)し、凹陥模様を凹設した。
次いで上記凹部に塗装ウオールナツト材の導管
部の色と同系統の色(黒色系統)の二液ウレタン
系樹脂からなるワイピング用インキをロールコー
トにて凹部を含む積層体の表面にコートし、ドク
ターブレードにて凸部についてインキを除去し、
凹部のみにインキを残すようにワイピングペーパ
ーにて凸部に残るインキを略完全に除去して化粧
シートを形成した。
上記化粧シートを、アクリルエチレン酢酸ビニ
ル共縮合タイプの接着剤を用いて厚さ5mmの合板
に貼り合わせて積層する。
次いで化粧シートの表面にポリウレタン樹脂を
リバースコーターにて塗布し、乾燥(40℃、1時
間)し、しかる後、塗布して形成した透明樹脂層
の表面をサンダー(#400の研磨紙)にて研磨を
行つた。さらに研磨された層表面にポリウレタン
樹脂をロールコーターにて塗布し、乾燥(70℃、
10分)して本考案の化粧板を得た。
上記化粧板は、木目模様等の絵柄と凹部となつ
た導管部等の絵柄とが正確に同調していると共
に、肉持感を有し、高級感溢れるものであつた。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の化粧板は導管部
等の絵柄をエンボス加工により形成した凹部に形
成しているため印刷模様層に形成された木目模様
等の絵柄と正確に同調したものとなり、且つ化粧
シートの表面に透明樹脂層を形成して研磨を施し
た後、さらに透明樹脂層を形成してなるため肉持
感のあるものとなる。その結果、本考案の化粧板
は従来の化粧シートと比べて優れた塗装感を有す
ると共に高級感を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案塗装感を有する化粧板の縦断面図、第2図は化
粧シートの一例を示す縦断面図である。 1……塗装感を有する化粧板、2……印刷模様
層、3……着色熱可塑性シート、4……透明熱可
塑性シート、5……積層体、6……凹部、7……
着色剤層、8……化粧シート、9……基材、10
……透明樹脂層、11……透明樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に印刷模様層を有する着色熱可塑性シート
    上に透明熱可塑性シートを積層した積層体と、該
    積層体にエンボス加工により形成された凹部及び
    該凹部に形成された着色剤層とからなる化粧シー
    トを基材上に積層してなり、且つ上記化粧シート
    の表面に透明樹脂層を形成して研磨を施した後、
    さらに透明樹脂層を形成してなることを特徴とす
    る塗装感を有する化粧板。
JP18172586U 1986-11-26 1986-11-26 Expired JPH0420046Y2 (ja)

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JP18172586U JPH0420046Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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JPS6387028U JPS6387028U (ja) 1988-06-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008055721A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート

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