JPH04203205A - 蒸気タービン用主弁の耐摩耗力向上方法 - Google Patents

蒸気タービン用主弁の耐摩耗力向上方法

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JPH04203205A
JPH04203205A JP33203190A JP33203190A JPH04203205A JP H04203205 A JPH04203205 A JP H04203205A JP 33203190 A JP33203190 A JP 33203190A JP 33203190 A JP33203190 A JP 33203190A JP H04203205 A JPH04203205 A JP H04203205A
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川本 和夫
Tadao Yashiki
忠雄 屋敷
Chisato Teraoka
寺岡 千里
Toshiya Nishimura
利也 西村
Takuo Yoshikawa
吉川 卓夫
Masaharu Fujiwara
昌晴 藤原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、火力・原子力タービンの蒸気加減弁や、大容
量火力タービンのインターセプト弁等に代表される蒸気
タービンの主弁の耐摩耗ノJ向」二方法に関する。
従来の技術 火力・原子力タービンの主弁では、蒸気の漏洩を防止す
るために、主弁に複数個のシールリングが装着されたプ
ラグ弁が使われる。
第5図は、従来より用いられている蒸気タービンの一例
を示す断面図である。
第5図において、Jはプツシ、であり、2はこのブツシ
ュ1に案内されて上下に摺動する弁棒て、外周に螺旋溝
2aが形成されている。この弁体2の先端2bは円錐状
に形成され、同じく先端が円錐状に形成された保持金3
の円錐面に当接している。
この保持金3は、主弁4に螺着されると共にピン5によ
って一体に形成されている。
また、主弁4の下端には弁体6が六角穴付きボルトによ
って取り付けられており、弁棒2が下方に移動して弁が
全閉したとき弁ケーシング7の弁座8に当接する。
さらに、主弁4の」二部には複数(図では2個)のシー
ルリング9が取りイ」けられている。このシールリング
9は、リング自身の弾性でブツシュ13の内面との間に
適切な面圧を保持して主弁4の動きに応じて」1下に摺
動すると共に漏洩防止効果を=2− 高めている。
また、弁ケーシング7の上部にはボンネット10がボル
ト11によって嵌着され、ボンネット10にはピン12
によってブツシュ13が取り付けられ、さらにビン14
によってマフラー15が取り付けられており、このマフ
ラー15の下端は弁ケーシング7の溝7aに装着されて
いる。
そして、マフラー15には、主弁4が微開時、高速の蒸
気流によって発生する騒音を防止するため、蒸気通路]
5Hの下部に多数の小口径穴15bが形成されている。
主弁4の穴4aはバランス穴であり、ブツシュ1の溝1
aとボンネット10の溝10aは漏洩蒸気の抽出部であ
る。また、弁棒2の下端部2cは球面状に形成され、主
弁4の球面部に当接している。
なお、第5図は弁全開時を示し、矢印は蒸気の流れ方向
を示している。
また、第6図は第5図の■部を拡大して示す図で、シー
ルリング9の中央部には溝9aが形成されている。
上記の構成において、主弁4をブツシュ13に沿って円
滑に摺動させ、かつ、全閉時の密封効果を図るために、
主弁4は保持金3の円錐面を介して弁棒2に吊着され、
弁棒2の下端部2cは主弁4と球面で接触している。
一方、マフラー15の蒸気通路1.5aを経て流入する
蒸気の流れは必ずしも主弁4の軸心に対して対称ではな
い。また、主弁4のリフトにより流れのパターンは複雑
に変化する。これは三次元ポテンシャル流れとしては不
連続流れとなり、流れの中にじよう乱が発生するために
よるもので、その様相はタービンの負荷、即ち主弁4の
リフトによって変化すると共に同一のリフトでも周期的
に変動する場合がある。この非対称流れは主弁4を揺動
させると共に旋回さぜるトルクを誘起する。
発明が解決しようとする課題 以」二述べた従来技術は、しかし、次のような問題点が
あった、 すなわち、主弁4が旋回すると、第6図に示すように、
シールリング溝4bの」二部4cやシールリング9の」
二部9bが摩耗して、その部分に段差が発生する場合が
あった。これは、シールリング9自身の弾性によるブツ
シュ13への面圧による抵抗が、蒸気の圧力によりシー
ルリング9の」二面に発生するシールリング9とシール
リング溝4bの摺動抵抗より大きいため、シールリング
溝4bがシールリング9に対して円周方向に摺動旋回す
るためによるものである。
なお、シールリング9の下面とシールリング溝4bとの
間には隙間Sが形成されている。
前記段差は単に蒸気漏洩の原因となるばかりでなく、甚
だしい時にはスティックして、主弁4の円清な動きを阻
害する場合があった。そして、この現象は負荷の変化や
発停の頻度が大きいほど熱変形と作動回数が重複して発
生し易くなると言う問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するために
なされたもので、シールリングが接する部分のシールリ
ング溝の硬度を部分的に向上することにより、摩耗によ
る段差形成の防止を図った主弁の耐摩耗力向」三方法を
提供することを目的と=4− する。
課題を解決するための手段 」−記の課題を解決するために、本発明は、ブツシュと
該ブツシュの内周を複数のシールリングを介して摺動す
る主弁において、前記シールリングを収納するシールリ
ング溝は主弁側に形成されると共に、前記シールリング
が内圧を受けて前記シールリング溝の側面と接する側及
びシールリング溝に挟まれたブツシュに対向する部分に
窒化処理を施したものである。
作用 」1記の手段によれば、シールリングが接する側のシー
ルリング溝の側面に窒化処理を施しているので、接触部
分の摩耗が減少する。
実施例 以下図面を参照して本発明の一実施例について詳細に説
明する。
第1図(a、 )は本実施例による主弁4の全体形状を
示す図、第1図(b)は該主弁4に形成されたシールリ
ング溝4bの一部分の拡大図であり、主弁4の材質は1
2% クロム鋼である。そして、本実施例では、第1図
(b)に示す拡大図の表面のX印をイχjした(B)、
(D)の部分に窒化処理を施した。
この窒化処理は、太き(分けて(1)前処理、(2)窒
化処理、(3)検査、の工程により行った。したがって
、この工程に従って以下に説明する。
(1)前処理 ■ 脱脂洗浄・・・処理品の表面に付着した油分及び錆
などの除去を行う(洗浄剤としてはトリクレンやアルコ
ール類を使用)。
■ 活性化処理(活性化処理箇所は第1図(b)のX印
を付した部分)・・・窒化処理を行う表面に水溶性塩化
金属化合物の溶液を塗布する(これは、窒化処理中に処
理品の表面に酸化被膜が発生するのを防止する)。
■ 窒化防止・・・ねじ部7嵌め合い部等の窒化不要部
に窒化防止材(セルナイト液)を塗布する。
■ 装入・・・アンモニアガスが処理品全体に均等に流
動するように炉内に品物を並べる(同時にテストクーポ
ンをシールリング溝部に装入)。
(2)窒化処理 常温状態から560±10℃に昇温し、40〜50時間
(装入量により変動)保持し、炉冷して200°Cて取
り出す。なお、この間炉中にアンモニアカスを流入させ
ておく。
(3)検査 ■ 外観・・・窒化層生成部の色かにぷい灰色になって
いるか、変形、傷等がないかを目視にて確認する。
■ 表面硬さ・・・ビッカース硬さHv800(ショア
硬さH588)以上であることを確認。
■ 窒化確認・・・同時に装入したテストクーポンを破
断し1表面より0.2mmの位置でHv550(H57
0)以上であることを確認。
次に、下記の表は上記の窒化処理部と不要部のショア硬
度(Hs)を測定した結果を示すものて、この表中(1
)、 (3)、 (5)、 (7)は第2図に示す円周
上の測定箇所を示し、(A)〜(D)は第1図に示す各
位置を示している。
表 この表によれば、窒化処理を施した(B )、 (D 
)の部分はショア硬さ()−Is)88〜91、非窒化
部はショア硬さ(Hs)44〜46であり、2倍程度に
硬度が向」二し、かつ、はぼ均一で良好な窒化処理が行
われていることを示している。
なお、硬さの測定にはエコーチップ硬度計を用いた。
次に、第3図は縦軸にビッカース硬度(Hv)を、横軸
に窒化表面からの深さ(mm)を示すもので、窒化がお
よそ0.3mmまで確実に到達していることを示してい
る。
」1記の窒化処理により、主弁4のシールリング溝4b
の比摩耗量は、1〜8 X 10−5mm2/ kgf
からI X 10−9mm2/ kgf以下へと減少し
、シールリング9の比摩耗量は2−8 X 10−’m
m2/ kgfから5X 10−’−8X 10−8m
m2/ kgf以下へと著シ<減少した。
なお、窒化処理を行っていないシールリング9側の比摩
耗量も減少したのは、主弁4の摩耗金属粉が大巾に減少
し、摺動時にこの金属粉がシールリング9の研磨剤とな
らなくなったためによるものである。
また、シールリング溝4bに挟まれたブツシュ13への
対向部(D)を窒化するのは、製品の硬度を測定し、窒
化が確実に行われたことを確認するためである。
最後に、第4図は主弁及びシールリングの窒化前後の比
摩耗量の減少効果を示している。
なお、本実施例においてはシールリングを2個として示
したが、シールリングは2個以上であっても良(、さら
に主弁の形状も図示の例に限るものではない。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、シール1ノングが
接する側のシールリング溝の側面に窒化処理を施したの
で、シールリングやその装着溝の摩耗によるスティック
現象がなくなり、主弁の信頼性の向上と保守費低減に顕
著な効果を奏する。4
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例による主弁の全体形状
を示す図、第1図(b)は該主弁に形成したシールリン
グ溝の一部分の拡大図、第2図は窒化処理部と不要部の
ショア硬度の測定における円周」二の測定箇所を示す図
、第3図はビッカース硬度と窒化表面からの深さとの関
係を示す図、第4図は主弁及びシールリングの窒化前後
の比摩耗量の減少効果を示す図、第5図は従来より用い
られている蒸気タービンの一例を示す断面図、第6図は
第5図の■部を拡大して示す図である。 1・・ブツシュ、2・・弁棒、3・・保持金、4・・主
弁、4a・・バランス穴、4b・・シールリング溝、5
・・ピン、6・・弁体、7・・ケーシング、8・・弁座
、9・・シールリング、10・・ホンネット、11・・
ポルト、12・・ピン、13・・ブツシュ、14・・ピ
ン、15・・マフラー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ブッシュと該ブッシュの内周を複数のシールリングを介
    して摺動する主弁において、前記シールリングを収納す
    るシールリング溝は主弁側に形成されると共に、前記シ
    ールリングが内圧を受けて前記シールリング溝の側面と
    接する側及びシールリング溝に挟まれたブッシュに対向
    する部分に窒化処理を施すことを特徴とする主弁の耐摩
    耗力向上方法。
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