JPH0420348A - 血管修復材およびその使用方法 - Google Patents

血管修復材およびその使用方法

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JPH0420348A
JPH0420348A JP2123863A JP12386390A JPH0420348A JP H0420348 A JPH0420348 A JP H0420348A JP 2123863 A JP2123863 A JP 2123863A JP 12386390 A JP12386390 A JP 12386390A JP H0420348 A JPH0420348 A JP H0420348A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、高吸水性繊維を用いた血管閉塞材に関し、動
脈瘤、動静脈奇形(AVM)などの血管障害の治療に好
適に用いられる血管修復材およびその用法に関する。
〈従来技術〉 手術侵襲を加えず、血管カテーテルを応用して血管障害
治療を行う血管的外科治療が行われている。
例えば、脳血管障害治療においては、微小なカテーテル
を超選択的に脳動脈患部に留置し、該カテーテルにより
導入される塞栓物質により異常血流を遮断して血管の修
復を行うもので、脳動脈瘤、動静脈奇形(AVM)など
の治療を目的としている。 脳動脈瘤は、成人100人
に1人が動脈血管内に有する瘤であり、直径的1mmか
ら約20mmのものまで広い形状分布を持ち、発生部位
も脳動脈の多枝に渡っている。 このうち約30%は破
裂せずに経過するが、約70%は破裂をきたし、クモ膜
下出血を起こすといわれている。 動静脈奇形は、最も
多く、またよく知られた脳血管奇形であり、蛇行、拡張
した流入および流出血管とそのあいだの動静脈吻合を有
する血管の集積からなっている。
塞栓術は、このような脳動脈患部を塞栓物質で閉塞し、
病変部の血流を止めて患部を固化し、治療するもので、
必要な場合はさらに固化した患部の摘出を行う。
脳血管は、他の部分とくらべ、外弾性膜を欠き、血管壁
が薄いため、血流の側圧に対して抵抗が弱く、また、頭
蓋内で血管は複雑に走行し、分岐部などにかかる応力に
よって障害が生じやすい。
このため、種々の塞栓材が研究されている。
従来、血管修復や閉塞用の液体として、シアノアクリレ
ート系の材料が多く用いられてきた(J、Biomed
、  Mater、  Res、、  17. 1l6
7−177(1983)、C,Harpers他)0 また最近では、エチレン−ビニルアルコール共重合体(
エバール■)のジメヂルスルボキシド(DMSO)溶液
を修復用の材料として用い、血液中でDMSOを拡散さ
せ、エバールOを析出させて血管を閉塞することが提案
されている(メディカルトリビューン、1989年10
月26日、46〜47頁)。
一方、カテーテルを用いて、動脈瘤内部で切り離し可能
なバルーンをふ(らませて動脈瘤を塞ぎ、バルーンを動
脈瘤内に留置する方法もとられている( Journa
l of Neurosurgery、 41125−
145(1974)、 F、A、5erbinenko
)。
ほかにも従来から用いられているものとして、ポリビニ
ルアルコール(PVA)スポンジ、金属コイル、アルコ
ールおよび縫合糸などが治療目的に応じて利用されてき
た。
〈発明が解決しようとする課題〉 シアノアクリレート系の従来の材料では、血管中で急速
に固化重合するため、塞栓物質の注入が難しく、注入終
了と同時にカテーテルをシースの外まで一気に抜去しな
ければならず、取り扱いが困難であり、閉塞状況が不十
分でも再注入できない。 また、生体への刺激も大きい
という問題があった。
エバールをDMSO溶媒にとかして用いる系は、動脈瘤
内部に析出したエバールの中心部に、いつまでも溶媒が
残存したり、血管中で析出した物質は、血液の乱流によ
って微小な小片が飛散しやすく、また、動脈瘤出口から
血管中にはみ出した部分は、分岐部の流れにそって付着
するという問題がある。
また、溶媒のDfASOは、化学物質であるため、臨床
応用が限定される場合もあり(第旨回日本バイオマテリ
アル学会大会予稿集(1989)68、ll−22岩田
博夫ばか)、さらに樹脂製の機器に障害を与えるなど、
望ましい溶媒ではない。
また、バルーンを用いる場合では、バルーンと瘤内部と
の反応が弱いので、樹内部空腔が充分埋まらないで、わ
ずかでも内腔が残った場合再発の危険性が高い。 でき
るだけバルーンを多く埋めようとすると動脈瘤の形を変
えることになり、動脈瘤破裂の危険がある。 また、バ
ルーンをカテーテルから切り離すときにひっばる力をか
けねばならないという問題がある。
その他、PVAなとの材料を用いる場合も、カテーテル
を用いて血管内に注入するさいに抵抗が生じたりするな
ど、治療上問題点が多い。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、従来技術における問題点を解決し、カ
テーテル先端において、固まりがある程度の硬さと弾力
性をもち、片端からちぎれて飛び散ったり、血流にふり
回されて不必要な個所に移動せず、動脈瘤壁に付着して
、瘤の形をかえずに内腔を埋め、しかもカテーテルの抜
去が容易である血管修復材およびその使用方法を提供し
ようとする。
また、本発明の血管修復材とは、上記動脈瘤における塞
栓物質に限らず、動静脈奇形などの血管奇形、動静脈病
、止血、腫瘍の治療などにおいても好適な材料および使
用方法を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、吸水量が10ml/g以上である高吸水性繊
維を有する血管修復材、およびこれを病巣血管内に挿入
し、病巣内の血流を閉塞する血管修復材の使用方法を提
供する。
高吸水性繊維の形状は、内径が3mm以下の管腔を通過
することが可能であるのが好ましい。
また、高吸水性繊維は、血液で容易に溶ける結着剤で結
着されたり、血液凝固性を付与されたものであるのが良
い。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明の血管修復材を、第1図に示す好適実施例を用い
て説明する。
本発明の血管修復材10は、吸水量が10m I2/ 
g以上の高吸水性繊維1を有する。
高吸水性繊維は、高吸水性ポリマーを繊維状に形成した
ものであれば、特に限定されない。
高吸水性ポリマーは、水溶性ポリマーをわずかに架橋し
て自重の数百倍もの水を吸収しヒドロゲルを形成する高
分子としたものであり、ポリアクリル酸やその共重合体
の塩等が例示される。
高吸水性ポリマーを繊維状にするには、溶融状態でノズ
ルで成形したり、フィルムに成形し、破砕したりする方
法が用いられる。
高吸水性繊維として、特殊な方法で超吸水加工した外層
とアクリル繊維である内層をもつ2層構造を有する繊維
を用いると、水に接触するとすみやかに吸水して膨潤し
、しかも繊維物性は芯のアクリル繊維で維持されるので
、吸水してもほとんど物性が低下せず好適である(特開
昭61−47873号公報)。 このような高吸水性繊
維は例えば商標ランシール0として東洋紡績株式会社に
より市販されている。
高吸水性繊維の吸水量は10 m j27 g以上ある
ことが必要である。 これ以下では、本発明の効果が得
られない。 例えば商標ランシール−FOの高吸水性繊
維の吸水量は蒸留水で150mj2/gである。
高吸水性繊維は、単独で用いてもよいし、2以上の種類
の混合物であってもよい、また必要により他の天然繊維
や合成繊維を本発明の目的に反しない量で混合してもよ
い。
血管修復材とする場合に、高吸水性繊維だけを用いても
よいが、好ましくは、第1図および第2図で示すように
接着剤2を用いて高吸水性繊維1を生体内にカテーテル
等を用いて導入しやすい任意の形状に形成する。 形状
としては第1図に示す短い糸状でもよいし、第2図に示
す粒子状でもよく、ほかにも棒状、シート状、球状、楕
円状、紡錘形など、カテーテルなどによって血管内に導
入しやすいものであればよい。 また、形成するための
方法としては、結着剤による結着、カプセル封入、編み
込み、撚る、などを適宜組み合わせればよい。
結着剤としては、血液中で容易に溶けるものが好ましく
、デキストラン、プルラン、ヒアルロン酸、ラクトース
等の多糖類やオリゴ糖、ブドウ糖、マンニトールなどの
単糖類、ほかにタンパク質、水溶性高分子等の水溶性物
質が例として挙げられる。
特に、直径が3mm以下、より好ましくは1mm以下さ
らに0.5m1n以下の短い糸状にした場合、カテーテ
ル内の移動がしゃす(なる。
また、形成された形状は3 m m以下、より好ましく
は1mm以下の内径の管腔を通過できるものがよい。 
また、これらの結着剤をそれぞれ単独もしくは複数以上
組み合わせて用いることにより、カテーテル内部での繊
維の膨潤を抑制、あるいは遅延させることができるので
カテーテル内で容易に操作することが可能である。 高
吸水性繊維をこのように形成すると、細いカテーテルを
通過するのが容易となり、血液中に留置されると結着剤
が溶け、充分に広がり膨潤して病巣血管内を埋める。
また、血液凝固性を有する材質で作成された繊維を用い
たり、または高吸水性繊維に、フィブリノゲン、トロン
ビン、Ca 2 +イオンなどの凝固因子を付与するこ
とにより血液の凝固が促進される。
また、用いられる繊維が生体内で経時的に崩壊して、最
終的に分解、吸収されるものであれば、治療が終了した
のち、生体に対する長期的な悪影響を心配することな(
好適に用いることができる。
く作用〉 以下に本発明の血管修復材を用いて病巣内の血流を閉塞
する方法を説明する。
第3図は、血管7のY字形分岐部に動脈瘤6が形成され
た病巣を示す模式図である。 はじめに、血管7内にデ
ユープ3を挿入しチューブ先端を動脈瘤6内に誘導する
。 本発明の血管修復材10をチューブ3に挿入し、ガ
イドワイヤ4を操作して、血管修復材10を押しながら
デユープ先端方向に移動させ、血管修復材10を動脈瘤
6内部に留置する。 動脈瘤6の大きさ、形状によって
、用いる血管修復材の形状や個数を適切に選択する。 
その後、デユープ3とガイドワイヤ4からなるカテーテ
ル5を血管から抜き去る。
血管修復材は、血液と接触するとただちに表面を覆って
いる結着剤2が血液中に溶解し、内部の高吸水性繊維1
が膨潤しはじめ、繊維状の部分がほぐれ、血液中で容易
に広がって動脈瘤6の内腔を塞ぐ。
本発明の血管修復材10は、結着剤2で固めて用いると
、細いカテーテル5内を通過して容易に移動させること
ができる。 また、血液中で容易に膨潤し、動脈瘤6に
もすな外圧を加えることなく、動脈瘤6中を閉塞できる
。 動脈瘤6内で水を吸収して膨潤した高吸水性繊維は
、弱い生体反応(血栓形成)を惹起し治療に有効である
。 また、カテーテル5の抜去が容易である。
〈実施例〉 以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明は、これらに限定されない。
(実施例1) 高吸水性繊維(ランシールF、5dX51mm、東洋紡
績■)の綿状の塊を伸しつつよじってゆき、細い糸状に
した。 これを40%デキストラン水溶液に浸漬し、室
温で乾燥させる。 乾燥しかけた状態で再びよじってゆ
き、最終的に外径0.5mmの糸状材料を得た。 6m
mずつの長さに切断して本発明の血管修復材を得た。
(実施例2) 第5図に示す分岐部11に動脈瘤の形をした摺部14が
ネック13を介して形成された7字型の血管12のモデ
ル20を作製した。 血管]2の内径は4.0mm、摺
部14の最大径は5.5mm、ネック13の内径は2.
0mmとした。 この血管モデル20の上流側を、第4
図に示す流入管(内径5.0mm)15を介して、ロー
ラーポンプ16 (MED  TECK製 MARK−
1,7)に接続した。 一方血管モデル20の下流側に
は排出管17を接続して、蒸留水を、流量104  n
+j2/mjn、流速13 、8 cm/secで潅流
した。 流入管16のローラーポンプ側にYコネクタ1
8をとりつけ、Yコネクタ18の一方をローラーポンプ
16と連通し、他方をチューブ装入口19とした。 流
入管15のモデル20側にはエアー抜き部21を設けた
この実験系に内径0.65mmのオレフィン製チューブ
22をチューブ装入口19より挿入し、デユープ22の
先端をモデルの摺部14へ誘導した。 実施例1により
作った血管修復材をチューブ22内に挿入し、ガイドワ
イヤにて血管修復材をチューブ22内部に押し込んで、
さらにガイドワイヤを押して血管修復材をモデル20の
摺部14内に留置した。 血管修復材は水と接触すると
ただちに膨潤しはじめ、さらに撚じられた繊維がほどけ
る力によって、摺部14内に広がり瘤内部を塞いだ。 
血管修復材は、留置後5分後には、瘤内部をほぼ完全に
塞いだ。 この間血管修復材はすべて摺部14内にとど
まり、水流によって持ち去られる現象は生じなかった。
 またチューブ22の抜去も容易であった。
(比較例1) 修復用材料として、エバール(クララKK。
EP、F2O3)の10wt%ジメヂルスルホキシド溶
液を、実施例2と同様の実験系を用いて同様のモデル2
0の摺部14内に挿入した。
溶液から析出したエバール25が摺部14を塞いだもの
のネック13から余分にあふれた溶液からエバールが析
出して、分岐した管壁23に付着した。 摺部14内部
は、透明で、溶媒のジメチルスルホキシド24が残留し
、はとんど固化することはなかった。
(比較例2) 修覆用材料として、高吸水性繊維のかわりに、エジプト
綿(直径10〜20μm)を繊維として用いたほかは実
施例1と同様にして作製した。 実施例2と同様の実験
系を用いて同様のモデル20の摺部14内に挿入した。
瘤内部に留置して水と接触させてもほどけて広がること
もなく、膨潤も生じなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の血管修復材の好適実施例を示す断面
図である。 第2図は、本発明の血管修復材の他の実施例を示す断面
図である。 第3図は、本発明の詳細な説明する模式図である。 第4図は、実施例の実験系を説明する模式図である。 第5図は、第4図に示す破線部分の拡大平面図であり、
7字形の血管モデルを説明する模式符号の説明 1・・・高吸水性繊維、 2・・・結着剤、 3・・・チューブ、 4・・・ガイドワイヤ、 5・・・カテーテル、 6・・・動脈瘤、 7・・・血管、 10・・・血管修復材、 11・・・分岐部、 12・・・血管、 13・・・ネック、 14・・・摺部、 15・・・流入管、 16・・・ローラーポンプ、 17・・・排出管、 18・・・Yコネクタ、 19・・・チューブ挿入口、 20・・・モデル、 21・・・エアー抜き部、 22・・・チューブ、 23・・・管壁、 24・・・ジメチルスルホキシド、 25・・・析出したエバール FIG。 FIG、3 FIG、5 20X。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸水量が10ml/g以上である高吸水性繊維を
    有することを特徴とする血管修復 材。
  2. (2)前記高吸水性繊維が、形成されてなる形状は、内
    径が3mm以下の管腔を通過することが可能な形状であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の血管修復材。
  3. (3)前記高吸水性繊維が、血液で容易に溶ける結着剤
    で結着されてなる請求項1または2に記載の血管修復材
  4. (4)前記高吸水性繊維が、血液凝固性を付与されたも
    のであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の血管修復材。
  5. (5)吸水量が10ml/g以上である高吸水性繊維を
    病巣(nidus)血管内に挿入し、病巣内の血流を閉
    塞することを特徴とする血管修復材の使用方法。
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