JPH04206785A - 超電導三端子素子及びその製造方法 - Google Patents

超電導三端子素子及びその製造方法

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JPH04206785A
JPH04206785A JP2337114A JP33711490A JPH04206785A JP H04206785 A JPH04206785 A JP H04206785A JP 2337114 A JP2337114 A JP 2337114A JP 33711490 A JP33711490 A JP 33711490A JP H04206785 A JPH04206785 A JP H04206785A
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JP
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superconducting
forming
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film
source
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JP2337114A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Taruya
良信 樽谷
Shinichiro Saito
斎藤 真一郎
Tokumi Fukazawa
深沢 徳海
Kazumasa Takagi
高木 一正
Ushio Kawabe
川辺 潮
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は高速、低消費電力でスイッチング動作を行う超
電導スイッチング素子等、超電導エレクトロニクス分野
の超電導三端子素子及びその製造方法に係り、特にディ
ジタル回路、アナログ回路等に使用する超電導スイッチ
ング素子として好適な電界効果型の超電導三端子素子及
びその製造方法に関する。
【従来の技術】
電界効果型の超電導三端子素子はジョセフソン接合と比
較して、三端子であり、入出力分離が+  −分であり
、ゲート電極へ印加する電圧信号でスイッチング動作を
行え、かつ直流電源によって駆動できるという利点を有
している。 電界効果型の超電導三端子素子として最も一般的な素子
構造は、第2図の要部断面略図に示されるごとく、半導
体素子における電界効果トランジスタと同様の構造であ
る。すなわち、平面状の半導体基板1上にソース電極2
およびドレイン電極3と、前記両電極間にゲート絶縁膜
4を介してゲート絶縁膜の上にゲート電極膜5とが積層
される。 このような電界効果を用いた超電導三端子素子の構成例
としては、SiあるいはI nAs等の半導体基板1面
上にNbあるいはPb合金等の超電導薄膜を形成し、か
つこれら超電導薄膜を0. 1μm程度の非常に短いギ
ャップによって2個の領域に分かたれた構造の素子が作
製されている。この分れた領域がソース電極2およびド
レイン電極3となる。この素子においては、例えば(n
A sの半導体基板1上にソース2とドレイン3となる
べき2枚の超電導Nb膜を近接して配し、このギャップ
間に絶縁膜4を介してゲート電極膜5を挿入した構造と
なっている。すなわち、I n A s半導体基板1の
同一面上にソース2とトレイン3電極が並んで配された
構造となっている。 なお、このような超電導三端子素子に関連するものとし
ては、例ばフィジカルレヒューレターズ54巻2449
頁、1985年(PhysicalReview Le
llers、 Vol、54. p、2449.198
5)が挙げられる。
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の電界効果型超電導三端子素子を作製しようと
する場合、素子作製技術上非常に高度なパターン形成技
術を必要とする。 半導体基板1上にソース2とドレイン3となるべき超電
導薄膜を近接して配する場合、ソース2とトレイン3電
極間に超電導電流が流れるようにするためには、素子寸
法に関して以下の条件が必要である。すなわち、超電導
電流が流れるべき半導体部の長さ、つまりソース2、ド
レイン3間の距離に相当するチャネル長は、超電導コヒ
ーレンス長(超電導電極2.3から半導体4に滲みだし
て形成される超電導電子の深さ)の程度にする必要があ
る。チャネル長がコヒーレンス長より十分に長い場合に
は、ゲート電極5へ印加される電圧信号によってソース
2とトレイン3電極間の抵抗値は変化するが、ゲート電
圧信号がオンの状態においても、超電導電流が流れない
。電界効果型の超電導三端子素子の望ましいスイッチン
グ動作形態は電圧零の超電導状態と、有限電圧状態間の
スイッチングである。 超電導コヒーレンス長は、半導体部のキャリア濃度や移
動度あるいは平均自由行程にも依存するが、G a A
 sやI n A s等の高移動度半導体では01〜0
.5μm程度であり、Si半導体の場合には0.01〜
0.05μmである。このようなコヒーレンス長に対応
して、チャネル層の寸法は0.1μm前後の寸法にする
必要がある。このような微小な寸法形状を得るためには
電子ビーム露光法等の高度な微細パターン形成技術が必
要とされる。 電界効果型の超電導三端子素子を液体窒素温度程度の高
温で動作させようとする場合、電極2.3を構成する超
電導材料としては、酸化物系のものを用いる必要がある
。しかしながら、酸化物系の超電導材料を用いた超電導
三端子素子の作製工程においては、以下に述べるような
問題点が新たに発生してきた。 すなわち、高臨界温度の酸化物超電導体を用いた超電導
三端子素子を作製する場合、界面におけるカップリング
効率を高めるために、チャネル層にも酸化物系の半導体
を用いることが望まれる。 酸化物系の半導体の場合、−船釣に移動度か低く、0.
01m2/Vs程度であるため、超電導コヒーレンス長
さはさらに短くなり、01〜lnmとなる。したがって
、酸化物系の半導体によってチャネル層を形成する場合
、上記コヒーレンス長さの値に対応して、チャネル層の
長さを考慮して数nmから数十nmの範囲の極めて短い
値にする必要がある。高精細パターンを形成する電子ビ
ーム露光法等の技術をもってしても、超電導薄膜のバタ
ン形成によって、このような短いチャネル層を得ること
は極めて困難である。 したがって、本発明の目的はかかる従来の問題点を解消
することにあり、その第1の目的は、チャネル層を構成
する半導体として金属系および酸化物系を問わず、かか
る短いチャネル層を要する電界効果型の超電導三端子素
子を容易に得ることのできる改良された素子構造を、そ
して第2の目的はその製造方法を、それぞれ提供するこ
とにある。さらに詳しくは、ソース、ドレインを構成す
る超電導電極膜に対して、0.1μm以下の微細なパタ
ーン形成及び加工技術を必要とせずに、実質的に微小な
チャネル長を実現し、かつゲートの電圧信号によってス
イッチング動作を行わせることのできる電界効果型の超
電導三端子素子構造及び製造方法を提供することにある
。特に超電導コヒーレンス長さが短く、作製が極めて困
難であるとみられる高臨界温度の酸化物系超電導材料を
用いた超電導三端子素子を得るための、素子構造および
製造方法をも同時に提供するものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者等は穫々実験検討
の結果、ゲート電極に印加する電圧信号によってスイッ
チング動作を行わせしめる電界効果型の超電導三端子素
子に関して、その素子構造及び製造方法につき以下のご
とき知見を得た。 すなわち、電界効果型の超電導三端子素子を超電導膜か
らなるソース及びドレイン電極と、半導体チャネル層と
、ゲート絶縁体薄膜を介して配設された超電導薄膜もし
くは常電導薄膜からなるゲート電極とによって構成する
が、この超電導三端子素子を積載する基板材に対して段
差を設けておき、この基板段差部を除く上段、下段領域
にそれぞれソース及びドレイン電極が配された構造とす
る。半導体チャネル層は基板のこの段差部に形成する。 ゲート絶縁膜及びゲート電極膜は段差部に設けられた半
導体チャネル層の上部、あるいは半導体チャネル層と基
板材との間に配される。 ソース及びドレイン電極膜には、例えばNb、N b 
N、 N b3s n等の金属系超電導材料、もしくは
Y−Ba−Cu酸化物、Bi−3r−Ca−Cu酸化物
等のCuを含む酸化物系超電導材料を用いる。半導体チ
ャネル層には、例えばSl、GaAs、InAs等の半
導体材料、La−Ba−Cu酸化物、Pr−Ba−Cu
酸化物、B1−3r−Cu酸化物等のCuを含む酸化物
系半導体材料とする。ゲート電極膜にはA1.Au等の
常電導金属材料、多結晶Si等の半導体材料、あるいは
上記金属系あるいは酸化物系超電導材料とする。ゲート
絶縁膜には、AI酸化物、Mg酸化物等典型的な酸化物
材料が望ましいが、窒化物系の絶縁膜でもよい。 半導体チャネル層の長さは、基板段差の高さあるいは段
差部の傾斜、ソース及びドレイン電極の膜厚、及びこれ
ら相互関係によって決める。 上述の如き電界効果型の超電導三端子素子の製造方法を
以下に述べる。ここでは酸化物系の超電導材料を例にと
って述べる。面方位が(110)であるS r T i
 03の単結晶を基板材として用いた。5rTiO+単
結晶基板の表面層における、半分の領域をイオンビーム
スパッタのごとき物理的エツチング方法によって除去し
た。これにより、5rTi03単結晶基板に段差を形成
した。段差ノ高すはコヒーレンス長を考慮してチャネル
長として必要な長さに対応した寸法とした。具体的には
数nmから1μmの間であった。 段差を形成した5rTi03単結晶基板に対して、段差
を見込む方向及び位置に蒸発源あるいはスパッタリング
ターゲット等を配し、Cu酸化物等の酸化物半導体薄膜
を形成した。これにより半導体薄膜が基板段差部に堆積
されるようにする。 つぎに、5rTi03単結晶基板の段差を見込まない方
向に蒸発源あるいはスパッタリングターゲット等の成膜
源を配し、酸化物超電導薄膜を形成した。雰囲気圧力等
の成膜条件は段差部に膜成分が付着しないことであり、
このような条件を満足する成膜方法であれば、蒸着法、
スパッタリング法等何れの方法を用いても問題はない。 この場合は、段差部分が成膜源に対向せず背面に位置し
ているため、段差部に膜成分が付着せず、上、下段の平
坦部にのみ選択的に付着した。 さらにゲート絶縁膜としてMgOあるいは5rTj03
薄膜、LaGaO3,LaGaO3等の絶縁膜を基板段
差部の半導体薄膜上に形成した。 なお、ゲート絶縁膜は酸化物に限らず窒化物でもよいが
、下地の半導体層及びソース、ドレイン電極を構成する
超電導体が金属酸化物の場合には、信頼性の上から酸化
物系の絶縁膜が好ましい。 ついでこの絶縁膜上にAu等の金属薄膜をゲート電極膜
として形成することにより、電界効果型の超電導三端子
素子としての作製工程を完了した。 金属系の超電導材料を用いた超電導三端子素子も同様の
方法により作製することができた。本発明は、かかる知
見に基づいてなされたもので、以下に本発明の具体的な
目的達成手段について詳述する。 上記本発明の第1の目的は、 (1)、チャネル部を形成する半導体層に隣接して所定
間隔を置いて互いに離間して設けられた超電導薄膜から
なるソース及びドレイン電極と、少なくとも前記ソース
及びドレイン間に配設されたゲート絶縁膜と、前記ゲー
ト絶縁膜を介し前記半導体層上部もしくは下部に配設さ
れたゲート電極とから構成される電界効果型の超電導三
端子素子において、前記素子を積載する基板に前記超電
導薄膜の厚さよりも高い段差部が設けられ、前記ソース
及びドレイン電極が前記基板の段差によって同一平面か
らずれた位置に配設されると共に、前記チャネル部が基
板段差部に配設されてチャネル長が前記段差部の段差に
より規制されて成る超電導三端子素子により、達成され
る。より好ましくは、(2)、上記超電導薄膜からなる
ソース−ドレイン電極及び半導体層を、Cuを含む金属
酸化物層で構成して成る上記(1)記載の超電導三端子
素子により、また、 (3)、上記基板を、金属酸化物からなる絶縁性単結晶
基板で構成して成る上記(1)もしくは(2)記載の超
電導三端子素子により、さらにまた、(4)、上記ゲー
ト絶縁膜を金属酸化物膜で構成して成る上記(1)乃至
(3)何れか記載の超電導三端子素子により、達成され
る。 また、上記本発明の第2の目的は、 (5) 基板に上下の段差部を形成する工程と、前記段
差部を含み基板上に前記段差の高さよりも低い厚みの半
導体層を形成する工程と、前記段差部を除く基板上に超
電導薄膜を成膜し、ソース及びドレイン電極を形成する
工程と、少なくとも前記段差部上にゲート絶縁膜を形成
する工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成す
る工程とを有して成る超電導三端子素子の製造方法によ
り、達成される。より好ましくは、 (6)、上記超電導薄膜及び半導体層を形成する工程に
おける前記膜及び層のそれぞれの材質をCuを含む金属
酸化物層として成る上記(5)記載の超電導三端子素子
の製造方法により、また、(7)、上記基板を金属酸化
物からなる絶縁性単結晶基板で構成し、基板に上下の段
差部を形成する工程として、上段となる所定領域にレジ
ストパターンマスクを形成し、下段となる露出部を所定
の深さとなるまで選択エツチングする工程と成した上記
(5)記載の超電導三端子素子の製造方法により、また
、 (8)、上記ゲート絶縁膜を形成する工程における膜の
材質を金属酸化物膜とし成る上記(5)記載の超電導三
端子素子の製造方法により、更にまた、(9)、上記段
差部の形成された基板上に半導体層を形成する工程と、
少なくとも前記半導体層の形成された段差部上にゲート
絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート
電極を形成する工程との成膜工程においては、何れも前
記段差部上に成膜されるように段差部を見込む方向に成
膜源を配置し、上記段差部を除く基板上に超電導薄膜を
成膜し、ソース及びドレイン電極を形成する工程におい
ては前記段差部を見込まない方向に成膜源を配置して、
それぞれ蒸着もしくはスパッタリングにより成膜する工
程として成る上記(5)乃至(8)何れか記載の超電導
三端子素子の製造方法により、達成される。なお、上記
段差部の形成された基板は、5rTi03単結晶のみな
らず、−その他の絶縁性の酸化物単結晶でもよく、セラ
ミッククス等の多結晶、場合によっては非晶質でもよい
。また、シリコンウェハで構成し、この段差部を含むシ
リコンウェハ上に、例えばMgOもしくは5rTi○3
膜の如き酸化膜を形成した基板であってもよい。
【作用】
以上の超電導三端子素子の構造および製造方法は以下の
理由により、電界効果による超電導−常電導間のスイッ
チングを可能にすると共に、製造容易な素子構造を与え
るものである。 電界効果型の超電導三端子素子に対して要求される特性
は、ゲート電圧を印加したときにソースとドレイン間が
超電導状態になって零電圧電流が流れ、ゲート電圧を印
加しない場合は常電導状態になって、電圧が発生するこ
とである。ソースとドレイン間が超電導状態になるため
には、ゲート電圧を印加した場合の半導体層における超
電導コヒーレンス長がチャネル長にほぼ等しいか、ある
いは数分の工程度の大きさであることが必要とされる。 これによりソースとドレイン間が超電導状態で繋がり、
超電導電流が流れる。 半導体層におけるコヒーレンス長さは、半導体層のキャ
リア濃度、移動度および動作温度に依存する。キャリア
濃度および移動度が高くなるに従って、コヒーレンス長
が長くなる。逆に動作温度を高くするに従って、コヒー
レンス長が短くなる。 従って移動度が低い酸化物半導体をチャネルに用いて、
液体窒素温度等の高温で動作させるためには、チャネル
長を0.1μm以下にする必要がある。 一方、本発明における超電導三端子素子の構造はチャネ
ル部に基板材の段差を利用していて、チャネル長はほぼ
段差の高さに等しいことから、段差の高さでチャネル長
を容易に規制することができる。段差によってソースと
ドレイン電極間を分離するためには、成膜方法や成膜条
件にも依存するが、主として段差の高さと電極膜厚との
相対比が確保されている必要がある。すなわち段差の高
さが少なくとも電極膜厚より大きいことが必要である。 従って電極膜厚を薄く成膜できれば、これに応じてチャ
ネル長を短くすることができる。 酸化物超電導薄膜におし1て(ま膜厚10nmlJ、下
でも固有の超電導臨界温度を発揮させること力;できる
。したがって本構造によってソースとドレイン電極間の
距離を10nm、あるし11まこれ以下:こすることが
原理的に可能である。このような短u”寸法を従来のパ
ターン形成および薄膜カロエ技術(こよって実現するこ
とは極めて困難である。以上の理由により、本発明にな
る素子構造および製造方法を用いることにより、金属系
の超電導材料のみならず、高臨界温度の酸化物系超電導
材料を用1.)だ電界効果型の超電導三端子素子を容易
(こ1尋ることができる。
【実施例] 以下、第1図を用いて本発明の一実施fl]を具体的に
説明する。 第1図は、素子の要部断面を示したもので、基板6とし
ては5rTi03の(110)置方イ立単結晶を用いた
。5rTi03基板表面の半分をレジスト材で覆い、S
Faを用いた反応性イオンビームエツチング法によって
露出した5rTi03基板表面部分のエンチングを行っ
た。SF6のイオンビームはマイクロ波による励起法に
よって中性粒子をイオン化し、SF6イオンを磁場によ
り収束し、かつ電界により加速することによって得た。 なお、エソチング工程におけるS r T i 03基
板の還元を防止するために、SF6に50%の酸素ガス
を混合した。レジスト材を除去することにより5rTi
03基板6の段差形成工程を完了する。段差の高さは1
100nとした。 5rTi03基板6の段差部を中心として、素子のチャ
ネル層1として用いるLa−Ba−Cu酸化物薄膜の形
成を行った。La−Ba−Cu酸化物薄膜は高周波マグ
ネトロンスノくツタリング法によって成膜し、段差部に
対して十分に堆積されるように基板とターゲツト材の配
置を行った。すなわち、ターゲツト材の全面から基板段
差部を見込める位置に5rTi03基板を配置した。こ
のために5rTi03基板をターゲットの中心上の位置
に置き、かつ段差部の面がターゲツト面に対向するよう
に水平面から傾けた角度に配置した。 膜形成時の雰囲気ガスはArと酸素の50%ずつの混合
ガスとし、全圧力は0.4Paとした。 ターゲツト材はLa−Ba−Cu酸化物の円板状焼結体
とした。電源として周波数13.56MHzの高周波を
用い、投入電力は100Wとした。膜形成時の基板温度
は550℃〜700℃の範囲とした。このような条件に
よって段差部での膜厚50nmの半導体層としてLa−
Ba−Cu酸化物薄膜を得た。La−Ba−Cu酸化物
薄膜は抵抗の温度係数が負の半導体的な特性を示す。 さらにソース2およびドレイン3電極として用いるYB
a−Cu酸化物超電導薄膜の形成を行った。Y−Ba−
Cu酸化物薄膜はLa−Ba−Cu酸化物薄膜と同じく
高周波マグネトロンスパッタリング法によって形成した
。成膜条件もLa−Ba−Cu酸化物薄膜の場合とほぼ
同様である。 ただし、SrTiO3基板の段差部にY−Ba−Cu酸
化物薄膜が付着するのを防止するために、La−Ba−
Cu酸化物薄膜の成膜時とは基板の配置を変え、ターゲ
ツト材の全面からは基板段差部を見込めない位置に5r
Ti03基板を配置した。このために基板をターゲット
の中心力)らずらせた位置に配し、5rTi03基板の
上段に位置する高い方の面がターゲットの中心に近し1
側になるようにした。以上の条件によって膜厚50nm
のY −B a −Cu酸化物薄膜を形成した。Y−B
a −Cu酸化物薄膜は80にの超電導臨界温度を有す
る。 このLa−Ba−Cu酸化物およびY−Ba−Cu酸化
物薄膜のソース2およびドレイン3電極膜に相当するパ
タンをレジスト膜パタンの形成、さらにはSF6および
酸素の混合ガスを用いた反応性イオンビームエツチング
法によって得た。Y−Ba−Cu酸化物薄膜のソース2
およびドレイン3電極膜間の間隔は約50nmである。 つぎにS r T i 03薄膜をLa−Ba−Cu酸
化物薄膜1上に形成して、ゲート絶縁膜4として供した
。S r T i 03薄膜4は高周波マグネトロンス
パッタリング法によって形成した。成膜条件は先に述べ
たLa−Ba−Cu酸化物薄膜の場合と同様である。こ
れにより段差部における膜厚が200nmの5rTi0
3薄膜4を得た。 さらにゲート電極膜5として、5rTi03薄膜4上に
Au薄膜を形成した。Au薄膜のゲート電極膜5として
のパターンはLa  Ba  Cu酸化物薄膜等の場合
と同じく、SF、および酸素の混合ガスを用いた反応性
イオンビームエツチング法によって形成した。以上の工
程により電界効果による超電導三端子素子の工程を終了
した。 以上の方法により作製した超電導三端子素子のソースと
ドレイン間の電圧−電流特性はゲート電圧を印加しない
場合、超電導電流が流れず、かつ高抵抗状態となった。 これに対して負のゲート電圧を印加した場合、数十μA
以上の超電導電流が流れ、電圧状態における抵抗も小さ
くなった。このような素子特性は液体窒素温度近傍まで
観測された。すなわちゲート電圧によってソース2とド
レイン3間の超電導−常電導スイッチングを行わせるこ
とができた。 このような素子特性は論理回路および記憶回路等のディ
ジタル回路や、A−D変換器等のアナログ回路のスイッ
チング素子としての特性を有していて、本超電導三端子
素子を組み合わせる二と:こよりこれら回路が構成され
る。 本発明に力でかる超電導三端子素子は以上述べた素子構
造のみならず、半導体チャネル層、ゲート絶縁膜及びゲ
ート電極の上下関係を逆転した素子構造に対しても有効
であり、同様の方法により作製できる。 さらに超電導薄膜としてY −B a −Cu酸化物ノ
ミならず、その他B1−3r−Ca−Cu酸化物、Tl
−Ba−Ca−Cu酸化物等等地Cuを含む酸化物超電
導材料、さらにはNb、NbN等の金属系超電導材料を
用いることによっても素子を構成できることは言うまで
もない。さらに半導体層としてL a −B a −C
u酸化物以外にPr−Ba−Cu酸化物等の酸化物半導
体、あるいはSi、GaAs等の典型的な半導体材料を
用いることによっても素子を構成でき、同様の素子特性
および素子機能を有する。 また、基板6としてシリコンウェハを用い、これを選択
的にエツチングして所定の段差を設け、段差部を含む基
板上に絶縁膜としてMgOもしくはS r T i 0
3薄膜、LaGaO3,LaGaO3等を形成したもの
を用いて上記実施例と同様のプロセスで素子を形成した
ところ、スイッチング素子として上記実施例と同様の特
性が得られた。 【発明の効果】 上述の如く、本発明にかかる超電導三端子素子及びその
製造方法の効果を総括すると以下の通りである。 (1)、チャネルとして移動度の小さい酸化物半導体を
用いた場合に必要とされる0、1μm以下のチャネル長
を、高度な微細パターンニングあるいは加工技術を要す
ることなく、平易なプロセスで容易に製造可能な素子構
造である。 (2)、チャネル長の寸法は、素子設計上の必要性に応
じて基板に設ける段差の高さと、ソース、ドレイン電極
を構成する超電導層の膜厚とを所定値に設定することに
より規制することが可能であり、10nmのレヘルまで
設定可能である。 (3)、これにより、液体ヘリウム温度だけでなく、数
十にの高温度においても超電導状態と電圧状態間のスイ
ッチングが可能となる。 (4)6以上の素子構造及び特性はディジタル回路やア
ナログ回路のスイッチング素子としての特性を有してい
る。したがって、論理回路、記憶回路、ディジタル・ア
ナログ変換回路等の能動素子として用いれば、素子の機
能を十分に発揮し優れた回路素子を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる超電導三端子素子の断面図、第
2図は従来構造の超電導三端子素子の断面構造図である
。 〈符号の説明〉 1・・半導体層、 2・・・ソース電極、 3・・ドレイン電極、 4・・ゲート絶縁膜、 5・ゲート電極膜、 6 基板。 と−F′し4ン釘セ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、チャネル部を形成する半導体層に隣接して所定間隔
    を置いて互いに離間して設けられた超電導薄膜からなる
    ソース及びドレイン電極と、少なくとも前記ソース及び
    ドレイン間に配設されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶
    縁膜を介し前記半導体層上部もしくは下部に配設された
    ゲート電極とから構成される電界効果型の超電導三端子
    素子において、前記素子を積載する基板に前記超電導薄
    膜の厚さよりも高い段差部が設けられ、前記ソース及び
    ドレイン電極が前記基板の段差によって同一平面からず
    れた位置に配設されると共に、前記チャネル部が基板段
    差部に配設されてチャネル長が前記段差部の段差により
    規制されて成る超電導三端子素子。 2、上記超電導薄膜からなるソース−ドレイン電極及び
    半導体層をCuを含む金属酸化物層で構成して成る請求
    項1記載の超電導三端子素子。 3、上記基板を金属酸化物からなる絶縁性単結晶基板で
    構成して成る請求項1もしくは2記載の超電導三端子素
    子。 4、上記ゲート絶縁膜を金属酸化物膜で構成して成る請
    求項1乃至3何れか記載の超電導三端子素子。 5、基板に上下の段差部を形成する工程と、前記段差部
    を含み基板上に前記段差の高さよりも低い厚みの半導体
    層を形成する工程と、前記段差部を除く基板上に超電導
    薄膜を成膜し、ソース及びドレイン電極を形成する工程
    と、少なくとも前記段差部上にゲート絶縁膜を形成する
    工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工
    程とを有して成る超電導三端子素子の製造方法。 6、上記超電導薄膜及び半導体層を形成する工程におけ
    る前記膜及び層のそれぞれの材質をCuを含む金属酸化
    物層として成る請求項5記載の超電導三端子素子の製造
    方法。 7、上記基板を金属酸化物からなる絶縁性単結晶基板で
    構成し、基板に上下の段差部を形成する工程として、上
    段となる所定領域にレジストパターンマスクを形成し、
    下段となる露出部を所定の深さとなるまで選択エッチン
    グする工程と成した請求項5記載の超電導三端子素子の
    製造方法。 8、上記ゲート絶縁膜を形成する工程における膜の材質
    を金属酸化物膜とし成る請求項5記載の超電導三端子素
    子の製造方法。 9、上記段差部の形成された基板上に半導体層を形成す
    る工程と、少なくとも前記半導体層の形成された段差部
    上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜
    上にゲート電極を形成する工程との成膜工程においては
    、何れも前記段差部上に成膜されるように段差部を見込
    む方向に成膜源を配置し、上記段差部を除く基板上に超
    電導薄膜を成膜し、ソース及びドレイン電極を形成する
    工程においては前記段差部を見込まない方向に成膜源を
    配置して、それぞれ蒸着もしくはスパッタリングにより
    成膜する工程として成る請求項5乃至8何れか記載の超
    電導三端子素子の製造方法。 10、上記段差部に形成された基板が、シリコンと酸化
    物薄膜の積層膜を形成して成る請求項5乃至8何れか記
    載の超電導三端子素子の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63245975A (ja) * 1987-04-01 1988-10-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 超電導体装置
JPS63245972A (ja) * 1987-04-01 1988-10-13 Hitachi Ltd 弱結合型ジヨセフソン素子
JPH01102974A (ja) * 1987-10-16 1989-04-20 Hitachi Ltd 超伝導デバイス

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