JPH04208438A - ポリマー電着方法 - Google Patents

ポリマー電着方法

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JPH04208438A
JPH04208438A JP2419183A JP41918390A JPH04208438A JP H04208438 A JPH04208438 A JP H04208438A JP 2419183 A JP2419183 A JP 2419183A JP 41918390 A JP41918390 A JP 41918390A JP H04208438 A JPH04208438 A JP H04208438A
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film
belt
dispersion medium
organic liquid
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Donald S Sypula
ドナルド エス サイプラ
Joseph Mammino
ジョセフ マンミノ
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    • C25D1/00—Electroforming
    • C25D1/12—Electroforming by electrophoresis
    • C25D1/18—Electroforming by electrophoresis of organic material

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

〔発明が解決しようとする課題〕
上述の材料の幾つかはまだ有用であるけれども、改良さ
れた可撓性の自由固定性高分子フィルム、さらに詳細に
は、静電写真像形成部材のような種々の用途用の電着シ
ームレスベルトが求められている。本発明の目的は前述
の欠点を克服する改良された可撓性の自由固定性電着高
分子ベルトの製造方法を提供することである。本発明の
もう1つの目的は電着中のたれを回避する改良された可
撓性の自由固定性電蓄高分子ベルトの製造方法を提供す
ることである。本発明のさらにもう1つの目的は厚いフ
ィルムを得るのにポリマー材料の多数回電着を必要とし
ない改良された可撓性の自由固定性電着高分子ベルトの
製造方法を提供することである。本発明のさらにもう1
つの目的はフィルム硬化時間を短縮する改良された可撓
性の自由固定性電着高分子ベルトの製造方法を提供する
ことである。本発明のさらにもう1つの目的は費用高な
加工および設備スペースを必要としない改良された可撓
性の自由固定性電着高分子ベルトの製造方法を提供する
ことである。本発明のさらにもう1つの目的は装置の複
雑性とコストを最小にする改良された可撓性の自由固定
性電着高分子ベルトの製造方法を提供することである。 本発明のさらにもう1つの目的はシームのない改良され
た可撓性の自由固定性電蓄ベルトの製造方法を提供する
ことである。本発明のさらにもう1つの目的はマンドレ
ル上に薄い均一なコーティングを容易に形成する可撓性
の電着シームレスベルトの製造方法を提供することであ
る。本発明のさらにもう1つの目的はマンドレルから容
易に取外すことのできる可撓性固形電着シームレスベル
トの製造方法を提供することである。本発明のさらにも
う1つの目的はシーム検出装置の必要性のない可撓性の
電着シームレスベルトの製造方法を提供することである
。本発明のさらにもう1つの目的は高生産性で像形成シ
ステムでの書類のより大きい生産量を可能にする可撓性
電着ベルトの製造方法を提供することである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明の上記および他の目的は、少なくとも1つの他の
電極から離れて共軸的に置かれかつ該他の電極を取巻い
ている少なくとも1つのスリーブの電極を、有機液体分
散媒中の電気的に荷電した熱可塑性フィルム形成性ポリ
マー粒子の分散体を含む浴中で用いること;上記のポリ
マー粒子が少なくとも約35,000の重量平均分子量
を有しかつ電着温度下では上記有機液体分散媒に実質的
に不溶性であり昇温温度では上記有機液体分散媒に実質
的に可溶性であり凝集して粘稠なゾルコーティングを形
成すること;各電極に、ポリマー粒子の厚い実質的に均
一な電着物が上記スリーブ電極の内表面上に生成するま
で電界を掛けること;上記ポリマー粒子電着物およびこ
のポリマー粒子電着物に付着している残留液体分散媒と
を担持している上記スリーブ電極を上記浴から取出すこ
と;上記電着物を加熱して先ず上記ポリマー粒子を上記
残留有機液体分散媒中に溶解させて溶解ポリマー粒子の
凝集した連続粘稠ゾルコーティングを形成させること;
加熱を続行して上記残留有機液体分散媒を蒸発させかつ
連続した固化、円筒状乾燥ポリマーフィルムを形成させ
ること;および上記乾燥ポリマーフィルムを上記スリー
ブ電極の内表面から取出すことによって達成される。こ
の乾燥ポリマーフィルムはその後種々の層をコーティン
グできる。任意の適当な高分子量の極性または非極性の
熱可塑性フィルム形成性ポリマーを本発生において使用
できる。典型的な非極性熱可塑性フィルム形成性ポリマ
ーには、ポリフッ化ビニル〔例えば、E、  1.デュ
ポン社より入手できるテトラ−(Tedlar))、ポ
リフッ化ビニリデン〔例えば、ペンウォルト社より入手
できるカイナール(Kynar)202) 、およびポ
リ塩化ビニルのようなりロロ、ブロモまたはフルオロ置
換ポリビニル化合物;ポリエチレン、ポリプロピレン;
ポリエーテル;スチレン−ブタジェンコポリマー;ポリ
ブチレン等がある。典型的な極性熱可塑性フィルム形成
性ポリマーには、ポリアミド(例えば、ナイロン)、ポ
リカーボネート〔例えば、バイエルケミカル社から入手
できるマクロロン(Makrolon)5705、モー
ベイケミカル社より入手できるメルロン(Merl。 n)M39、ジェネラルエレクトリック社より入手でき
るレフサン(Lexan)145) 、ポリエステル(
例えば、グツドイヤータイヤアンドラバー社から入手で
きるPE−100およびPE−200) 、ポリスルホ
ン(例えば、ユニオンカーバイド社から入手できるP−
3500)、ポリスルフィド、セルロース樹脂、ポリア
リ−レート、アクリル類、ボリアリールスルホン、ポリ
フェニレンスルフィド、ポリウレタン、ポリイミド、エ
ポキシ、ポリ(アミド−イミド) (例えば、AMOC
Oケミカル社より入手できるトルロン(Torlon)
ポリマーAl83c)、コポリエステル〔例えば、イー
ストマンコダック社より入手できるコダール(Koda
r)コポリエステルPETG6763] 、ポリエーテ
ルスルホン、ポリエーテルイミド(例えばゼネラルエレ
クトリック社から入手できるウルテム(Ul tem)
)、ポリアリールエーテル等がある。ポリカーボネート
ポリマーは、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェノール)プロパン、  4.4’−ジヒドロキシ−ジ
フェニル1.1−エタン、  4. 4’−ジヒドロキ
シ−ジフェニル1.1−イソブタン、  4.4’−ジ
ヒドロキシ−ジフェニル−4,4−へブタン、 4.4
’−ジヒドロキシ−ジフェニル−2,2−ヘキサン、 
 4. 4’−ジヒドロキシ−トリフェニル−2,2,
2−エタン、  4. 4’−ジヒドロキシ−ジフェニ
ル−1,1−シクロヘキサン。 4.4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−β、β−デカヒ
ドロナフタレン、  4. 4’−ジヒドロキシ−ジフ
ェニルβ、β−デカヒドロナフタレンのシクロペンタン
誘導体、 4.4’−ジヒドロキシ−ジフェニル−スル
ホン等から調製し得る。適切なフィルム形成性熱可塑性
ポリマーは有機液体中で電気的に荷電した熱可塑性フィ
ルム形成性ポリマー粒子の分散体を形成し得るものでな
ければならない。本明細書で使用するときの゛分散体゛
なる表現は粒子間に直接の接触なしに液媒申分布した直
径1100u以下の平均粒度を有する微細粒子として定
義する。分散体は周知であり、文献、例えば、Jame
sS、HamptOn、  ”Hyperdisper
sant  Technology  For  No
nague。 us  Coating”、Modern  Pa1n
tand  Coatings、1985年7月、、4
6−54に広く記載されている、該文献の記載はすべて
本明細書に参考として引用する。本発明の方法で用いる
分散体はポリマー粒子凝集物を実質的に含むべきでない
。本明細書で使用するときの“実質的にポリマー粒子凝
集物を含まない°なる表現は分散体中のポリマー粒子の
平均粒径の2倍より大きい粒度のポリマー粒子凝集物を
何ら含まないものとして定義する。分散体中のポリマー
粒子の平均粒度の2倍より大きい粒度を有する凝集物は
スリーブ電極上に付着しベルト上に不規則表面を形成さ
せ得る。静電荷を獲得したのち、熱可塑性フィルム形成
性ポリマー粒子はまた電界の影響下に分散体の有機液媒
を通して移動して電極上に均一な粒子コーティングを形
成することのできるものでなければならない。熱可塑性
フィルム形成性ポリマー粒子はまた電着温度では有機液
体分散媒に実質的に不溶性であるが電極上に電着したの
ちの昇温下では有機液媒中に可溶性でなければならない
。加熱中、粒子は液媒によって溶解されて溶解ポリマー
粒子の粘稠な連続ゾル層を形成し、最終的には、連続の
加熱により有機液体分散媒を蒸発させたとき乾燥した連
続ポリマーフィルムを形成するものでなければならない
。必要に応じて、熱可塑性フィルム形成性ポリマー粒子
は、はんの部分重合だけさせて最終の硬化中にさらなる
反応に利用できる反応基を有するようにすることもでき
る。 これらの部分硬化ポリマー粒子は少なくとも約35,0
00の分子量を有し、その後、マンドレル上の粒子コー
ティングを加熱して粒子を凝結させゾルコーティングを
形成させ有機液体を蒸発させ乾燥フィルムを形成させた
とき、架橋、鎖延長または他の適当なメカニズムにより
反応してポリマーの重量平均分子量を増大させ得る。硬
化性のフィルム形成性ポリマーの典型的な例にはポリイ
ミド、ポリ (アミド−イミド)、ポリウレタン、エポ
キシ、ポリエステル、アクリル、アルキッド等の各プレ
ポリマーがある。使用するポリマーおよび触媒の性質に
もよるが、硬化は室温で(電着を室温以下で行った場合
)、あるいは加熱、光および/または他の放射線の適用
により行い得る。一般に、分散体中の熱可塑性フィルム
形成性ポリマー粒子は約0.01〜約10μmの平均粒
度を有して実際的な時間分散体中に帯留する。分散ポリ
マー粒子は固形であり得る。小直径と大表面積を有する
粒子は低表面積と大直径を有する粒子よりも良好な分散
体を形成する。分散ポリマー粒子は任意の適当な形状を
有し得る。典型的な形状には球形、楕円形、角形、針状
、板状、不規則形、多孔質で不規則形、侵透性で不規則
形等がある。任意の適当な添加剤をポリマー粒子組成物
および/または分散媒に添加し得る。例えば、添加剤は
電極の濡れを促進するため、導電性を調整するため、誘
電特性を変えるため、フィルムの取出しを容易にするた
め、分散体を安定化し凝集形成を防止するため、電着速
度を増大させるため、あるいは抗酸化剤、熱安定剤、硬
化剤、補強剤、染料または着色剤として機能するために
加え得る。一般に、分散体に添加するはく離剤、界面活
性剤および帯電調節剤の総添加量は分散体固形分の重量
基準で約10重量%以下である。添加剤は小量の任意の
適当なはく離剤を含んで電極上に形成させたポリマーフ
ィルムのはく離を容易にし得る。はく離促進添加剤をポ
リマー分散体中に入れ従って加工後のベルト中に存在す
る場合、添加剤はマンドレルへの接着力を低減させるこ
とによってはく離を促進する。添加剤はそれ自体でマン
ドレルからのベルトのはく離を必ずしも与えないがベル
トのマンドレルへの接着を弱めそれによってはがしによ
ってはく離するのを容易にし得る。これらの添加剤は典
型的にはフルオロ有機界面活性剤のような表面張力低減
材料である。これらの材料は、また、凝集の生成を防止
するための分散体の状態調節添加剤として機能し、フィ
ルム厚と電着時間との間に直線関係を確立しかつ電着中
に確かな電流を与え得る点で二重の機能を発揮する。 典型的なはく麺材料には、例えば、シリコーン、フルオ
ロ炭素、石けん、洗浄剤、界面活性剤等のようなモール
ドはく離剤[例えば、ユニオンカーバイド社から入手で
きるシルウェット(S i 1we t) L−750
0,シルウェットL−7602.GAF社より入手でき
るガーファック(GAFAC)RA600]がある。は
く離剤はポリマー粒子に加え得るがポリマーと相溶性で
なければならない。液体分散媒に添加する場合には、は
く離剤は液体分散媒と相溶性であるべきで相分離すべき
でない。 電極上のコーティングとしたときには、はく離剤は好ま
しくは液体分散媒中に可溶性でないものである。同様に
ポリマー粒子中のはく離剤も液体分散媒に実質的に不溶
性であるべきである。一般に、分散体に添加するはく離
剤の量は分散体固形分の総重量基準で約10%以下であ
る。好ましいのは、はく離剤は電着中およびその後の処
理操作において安定であることである。添加剤は少量の
界面活性剤を含んで分散体を安定化させ得るかおよび/
またはポリマー粒子上の表面電荷を変化させることがで
きる。界面活性剤は表面活性であり液体分散媒に加えて
粒子をコーティングし、立体的な反発作用により安定な
分散液の形成を促進し電荷を変化させる。安定な分散体
は沈降しない分散体かあるいはあるセジメンテーション
が起った場合に容易に分散できるものである。界面活性
剤は、例えば、任意の適当なカチオン、アニオンまたは
両性化合物であり得;これらは有機液体分散媒中で解離
して熱可塑性フィルム形成性粒子上に吸収されてこれら
粒子にアノードまたはカソードに移行するかどうかを決
定するネット表面重付を付与する。典型的な界面活性剤
にはフルオロ界面活性剤〔ゾニール(Zonyl)FS
C,E、  1.デュポン社より入手できる〕、フッ素
化アルキル第4級アンモニウム沃化物(FC−135,
3M社から入手できるカチオン界面活性剤)、カチオン
フルオロ界面活性剤〔モンフロー(Mon f lo 
r) −72、ICIアメリカン社より入手できる)等
がある。ゾニール界面活性剤は分子中にフルオロカーボ
ン鎖間の低相互作用により界面で配向する極端な傾向を
分子に与えるR基を有するものとして特徴付される。R
基は、例えば、フルオロ、フルオロメチル(CF3  
)、フルオロエチル(CFa CF2  )、フルオロ
プロピル(CF 3CF2CF2  )、フルオロブチ
ル(CFa CF2 CF2CF2)等であり得る。こ
れらのフルオロ界面活性剤は溶液の表面張力を極めて良
好に低下させる。また、例えば、ゾニールFSC界面活
性剤はカチオン性でありプロピレンカーボネートのよう
な有機分散媒中に可溶性であり解離してフルオロカーボ
ンR基とイオンタイプの負帯電種により正帯電イオン種
をもたらすものと考えられる。正帯電基は表面上に部分
解離した負帯電基を有するポリフッ化ビニルのような熱
可塑性フィルム形成性粒子上に吸収されるものと推定さ
れる。このことはポリフッ化ビニル粒子から立体的に放
射し凝集形成を防止しさらにポリフッ化ビニル粒子上に
正電荷を付加するフルオロカーボン基を与える。このこ
とはまポリフッ化ビニル粒子のカソードへの電着速度お
よび幾分かの非吸収解離カチオン界面活性剤による負帯
電種の増大をもたらし有機液体分散媒を通しての漏出電
流の増大をもたらす。分散体は分散体固形分の総重量基
準で約10重量%までの界面活性剤を含有し得る。フィ
ルム形成性粒子は液体分散媒中で電着のために十分な静
電荷を獲得しなければならない。帯電調節剤を添加して
電界の影響下に移動する静電荷の十分な獲得を促進する
ことができる。典型的な帯電調節剤には、例えば、ゾニ
ールFSC界面活性剤、FC−135フッ素化アルキル
第4級アンモニウムイオドのような前述したのと同じ洗
浄剤添加剤、およびカチオン性であり分散体の液相と混
和性である他のフルオロ有機界面活性剤等がある。一般
に、分散体に添加する帯電調節剤の相対量は分散体固形
分の重量基準で約10重量%までであり得る。この帯電
調節剤は上述したはく離剤または分散安定剤の機能のよ
うな他の機能も有し得る。十分な帯電調節剤を分散体に
加えて未凝集粒子のコーティング厚さによって制限を受
けない少なくとも約0.5μm/分の電着速度を得るの
に十分な電荷をフィルム形成性粒子に付与すべきである
。一般に、分散体固形分の重量基準で約0.001〜約
10重量%の帯電調節剤をフィルム形成性粒子が非極性
ポリマーである場合に使用する。必要ならば、帯電調節
剤の添加は極性ポリマーにおいては省略する。帯電調節
剤の添加は無凝集物コーティングも与え得る。即ち、低
級アルコール、例えばメタノール、エタノールおよびイ
ソプロパツール、並びにカチオン界面活性剤のような適
当な添加剤を含有させることはポリマー粒子の電着速度
を促進し凝集物の形成を最小にする。所望ならば、熱可
塑性フィルム形成性ポリマー粒子は充填剤粒子を含有し
得、この充填剤はポリマー粒子の電着前にポリマー粒子
に含有させ得る。任意の適当な充填剤粒子を添加し得る
。充填剤粒子は有機または無機であり得る。典型的な充
填剤粒子にはチタン酸バリウム、酸化錫、アンチモン錫
酸化物、ケイ酸カルシウム〔ニューヨークのプロセスド
ミネラルズ社のNYCO部から入手できるウオラストナ
イト200(Wollastonite  200))
、カーボンブラック、マグネタイト、ウルトラマリンブ
ルー、アルミン酸コバルトブルー、クロム−コバルト−
アルミネート、酸化クロム、フタロシアニングリーン、
キナクリドン、シアリライトイエロー顔料、酸化鉄、チ
タン−クロムオキサイド、バナジルフタロシアニン、酸
化亜鉛、カドミウムスルホセレナイドおよびこれらの混
合物等がある。典型的な混合方法にはロールミリング、
摩砕、機械的撹拌、溶融混合等がある。熱可塑性フィル
ム形成性ポリマー粒子に加える充填剤粒子の量は充填し
た熱可塑性フィルム形成性ポリマー粒子の総重量基準で
約50重量%程の高量であり得る。約50重量%を越え
る多量の充填剤はもろいフィルムを与え、それより小量
の充填剤は強いフィルムを与える。また、高含有量の導
電性粒子は分散体を電着において導電性にし過ぎる。必
要に応じて、自由固定性ポリマーフィルムは繊維材料の
ような任意の適当な補強材で補強することができる。典
型的な繊維材料には網状物(screens)、織布、
不織布、フェルト、織ったフィラメント、ランダムに分
散させたフィラメント等がある。フィラメントは電気絶
縁性または導電性であり得る。典型的な有機および無機
繊維にはファイバーガラス、ステンレススチールフィラ
メント、ナイロンの編んだシームレスチューブ、レーヨ
ン布、黄銅フィラメント、銅フィラメント、カーボンフ
ァイバー、セラミックファイバーおよびホイスカー、ウ
オラストナイトセルロース材料のような高アスペクト比
材料等がある。一般的には、繊維材料は電極に対して配
置させ、その後、熱可塑性フィルム形成性粒子を電極上
に電着させて繊維材料をカプセル化する。補強材料は自
由固定性フィルムのクリープに対する抵抗性を促進し、
モジュラス、破壊応力、導電性およびシールド性を増大
し得る。補強ベルトはベルトが円筒状電極の内表面上で
形成されるので平滑な外表面を有する。電極と接触して
いないベルト面は補強材よって生ずる織目を生じがちで
ある。補強材は最適の補強値において所望のベルトの厚
さよりも小さい厚さを有すべきである。また、補強材は
電着熱可塑性フィルム形成性ポリマー粒子の凝集温度で
寸法的に安定であるのが好ましい。さらに、補強材自体
は好ましくは強力であり引張時に容易に延伸しないもの
である。本発明の方法で用いる分散体は有機液体分散媒
中に分散させたフィルム形成性熱可塑性粒子を含む。ポ
リマー電着速度は分散体の濃度のような種々の要因に影
響を受ける。一般的には、分散体は分散体の総重量基準
で約0. 5〜約60重量%の熱可塑性フィルム形成性
ポリマー粒子を含み、残りが主として有機液体分散媒と
約10重量%までの添加剤である。最適の結果のために
は、分散体中のフィルム形成性熱可塑性粒子の量は分散
体の総重量基準で約10〜約20重量%である。典型的
な例においては、等容量の(1)プロピレンカーボネー
ト中の33重量%ポリフッ化ビニル(PVF)分散体と
(2)追加のプロピレンカーボネートとを混合してプロ
ピレンカーボネート巾約17重量%固形分ポリフッ化ビ
ニル(PVF)分散体を得ることによって調製した分散
体は一24ボルトにおいて3分間で80μm(3ミル)
の乾燥フィルムを与える。ポリフッ化ビニルの場合の熱
可塑性フィルム形成性ポリマー粒子の濃度が分散体の総
重量基準で約10重量%r1下!7低下した場合、雷着
凍彦は著しぐ范る一鶴可密性フィルム形成性ポリマー粒
子の濃度が約60重量%を越える場合には、電蓄速度は
高いがフィルム厚は不均一で均等でなくなりまたポリフ
ッ化ビニル粒子濃度変化に感応し過ぎ、かくして、工程
をコントロールするのが困難である。任意の適当な有機
液体分散媒を用いてフィルム形成性熱可塑性ポリマー粒
子を分散させることができる。有機液体分散媒は分散熱
可塑性フィルム形成性粒子を電着温度では溶解すべきで
ないがその少なくとも1つは昇温下で粒子を十分に溶解
して有機液体分散媒の溶媒成分の沸点以下の温度でゾル
を形成すべきである。一般に、熱可塑性粒子は有機液体
分散媒中の液体成分に電着中に用いる温度で実質的に不
溶性でなければならない。 さもないと粒子が凝集するからである。“実質的に不溶
性゛なる表現はポリマー粒子が有機液体分散媒中に電着
温度で凝結凝集物を形成しない不溶性の状態と定義する
。ポリフッ化ビニルのようなポリマーはプロピレンカー
ボネートのよう有機液体に室温で実質的に不溶性である
が、昇温下では凝集してゾルを形成し、このゾルは乾燥
時に固形フィルムを形成する。本明細書で使用するとき
の用語“ゾル°°はポリマーが液体分散媒中に分子的に
分散している高粘度混合物として定義する。使用するポ
リマーの高分子量および最小量の付着液体分散媒のため
に、昇温下での自由流動性希溶液よりもむしろ粘稠なゾ
ルコーティングが昇温下で形成される。フィルム形成性
熱可塑性ポリマー粒子は少なくとも約35,000の比
較的高重量平均分子量を有しまた電着粒子に付着する残
留液体分散媒の量は比較的少量であるので、粘稠なゾル
が昇温下に形成される。昇温下では、電着粒子は結合し
凝集して加熱中に連続の粘稠ゾルコーティングを形成す
る。加熱の続行は残留有機液体分散媒を蒸発させ、連続
した均質な乾燥ポリマー粒子が形成される。また、ゾル
形成は有機液体分散媒の溶媒成分の沸点以下で起るべき
である。即ち、ポリマーの分子量、液体分散媒成分およ
び昇温はたれ(sagging)を回避して高粘度ゾル
を得るように選定される。さらに詳細には、有機液体分
散媒の溶媒成分中の熱可塑性粒子の溶解性は加熱工程で
用いる温度で電着粒子の重量基準で約1重量%以上であ
って昇温(ゾル段階)下での凝集を促進すべきである。 さらに、有機液体分散媒の溶媒成分中での熱可塑性粒子
の溶解性が約1鳳凰%よりも大きい場合、付着溶媒中の
ポリマー粒子のそのような溶解性は電着粒子中に溶媒の
浸透をもたらして溶媒中で分子分散を形成し、これがゾ
ルを形成する。ポリマー分子間に存在する溶媒分子によ
り、ポリマー分子は同様な環境にある隣接のポリマー分
子と自由にからまい合い、かくして、凝集が起りゾルを
形成する。低粘度を有する完全溶解は、限られた量の残
留溶媒故にまた有機熱可塑性粒子のポリマー分子が十分
に大きく隣接のポリマー分子とのからまり合いから完全
に解放されないので起り得ない。高粘度は電極上に良好
なコーティングとフィルム形成のために必要な性質であ
る、何故ならば、低粘度のポリマー溶液は望ましくない
たれを生ぜしめるからである。フィルム形成においては
、必要とする最小の溶解性はポリマー粒子を連続ゾルに
凝集させるのに丁度十分であるべきである。即ち、ポリ
マー粒子は液体分散媒中に電着温度で実質的に不溶性で
あり、溶媒和温度に加熱したとき、粒子への十分な溶媒
浸透が起って隣接粒子でのでポリマー分子のからまり合
を起して凝結、凝集およびゾル形成を容易にする。溶媒
和温度以下では、ポリマー粒子は分離し、溶媒和温度以
上では、ポリマー粒子は残留溶媒中で分子分散を形成し
て混合しゾルを形成する。さらなる加熱は溶媒をゾルコ
ーティングから除去するのに必要である。有機液体分散
媒で用いる有機溶媒は商業的用途において好ましくは無
毒である。該溶媒は低蒸気圧、即ち、電着で用いる温度
よりも高い高沸点を有すべきである。有機液体分散媒は
また温度にかかわらず粒子に対しての非溶媒である他の
液体を含有する混合物を含み得る。しかしながら、混合
物はポリマー粒子を昇温下で可溶化し凝集してゾルを形
成する十分な溶媒液を含有すべきである。例えば、有機
液体分散媒は30%の溶媒と約70重量%の非溶媒を含
み得る。非溶媒(温度にかかわらず)が有機液体分散媒
中に存在する場合、非溶媒は溶媒よりも低温で蒸発すべ
きである。溶媒または非溶媒分散液媒成分はまたはく離
削、帯電調節剤または界面活性剤としても機能する。 溶媒成分は室温でもすべての液体非溶媒成分の沸点まで
の温度でもポリマー粒子を溶解しない。しかしながら、
溶媒はポリマー分子を加熱工程で達成される昇温下で溶
媒和し分子分散させるべきである。即ち、プロピレンカ
ーボネートのような比較的高沸点溶媒が大いに望ましい
。高沸点溶媒は電着温度で分散媒を与え、昇温下でゾル
形成を行い、コーティングを水平化するように十分長く
残存させそしてコーティングからの溶媒除去をポリマー
の溶媒和温度以上の温度でさらに加熱して低残留量の溶
媒のみが得られた乾燥ポリマーフィルム中に残存するよ
うにしたときに合理的な加熱時間後に可能にする。しか
しながら、ゾル形成温度よりも低い乾燥温度も、例えば
、感熱性プロセス要素を用いた場合、ゾル形成後に使用
できる。即ち、゛乾燥ポリマーフィルムパなる表現は完
全に乾燥したフィルムおよび低残留量の液体分散媒物質
を含有するフィルムを包含するものとする。さらに詳細
には、固化した乾燥ポリマーフィルムは固化した乾燥ポ
リマーフィルムの総重量基準で約5重量%以下の残留液
体分散媒物質を含有する。即ち、溶媒の重要な性質は、
昇温下で溶媒がポリマー粒子の分離状態から凝集状態へ
の変換を容易にすることである。前述したまたは後述す
る教示によれば、溶媒和温度と潜溶媒の可溶性パラメー
ターとの関係は実験によって容易に測定できる。ポリマ
ーと有機液体分散媒との典型的な組合せには、ポリフッ
化ビニルとプロピレンカーボネート、イソホロン、N−
メチルピロリドン、N〜、N−ジメチルホルマミド、ブ
チロールアセトン、ジメチルフタレート、アセトフェノ
ン、アセチルトリエチルシトレート、アニリン、nブチ
ルレブユリネート、ジベンジルエーテル、ジブチルフマ
レート、ジ−n−ブチルマレート、ジブチルフタレート
、ジ−n−ブチルサクシネート、ジブチルタータレート
ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ジエチルフタレ
ート、ジエチルマレート、ジエチルフタレート、ジエチ
ルセバケート、ジメチルアジペート、ジオクチルアジペ
ート、エチルレヴユリネート、キノリン、0−トルイジ
ン、トリアセチン、トリブチルシトレート、トリブチル
ホスフェート、トリエチルシトレートまたはトリエチル
ホスフェートとである。ポリフッ化ビニルと使用溶媒の
典型的な溶媒和温度/溶解性パラメーター関係はブチル
カルビノール(77℃/10)、ジエチルフタレート(
155℃/10.1)、ジメチルフタレート(148℃
/10.3)、イソホロン(139℃/9゜9)、N−
メチルピロリドン(122℃/11.3)、N、 N−
ジメチルホルマミド(103℃712.3)、ブチロー
ルアセトン(118℃/13Lプロピレンカーボネート
(128℃/13.2)である。ポリマーと有機液体分
散媒との組合せのもう1つの例はポリフッ化ビニリデン
とブチロールアセトン、イソホロン、カルピトールアセ
テート、メチルイソブチルケトン、n−ブチルアセテー
ト、シクロヘキサン、ジアセトンアルコール、ジイソブ
チルケトン、エチルアセトアセテート、トリエチルアセ
テート、プロピレンカーボネート、またはジメチルフタ
レートである。さらに別の例にはプロピレンカーボネー
ト有機液体分散媒とナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニル−ポリ塩化ビニリデン、またはポリ塩化ビニリ
デン−ポリアクリロニトリルのポリマーとである。典型
的な例においては、プロピレンカーボネート中のPVF
の電着コーティングは約128℃のおよその溶媒和温度
に加熱して均質な粘稠ゾルコーティングを形成させ次い
で約180℃に加熱して乾燥固形フィルムを形成させる
。プロピレンカーボネートの沸点は約242℃である。 これらの条件はすぐれたベルトの形成をもたらす。ポリ
マー粒子の溶媒和温度は電着温度より上であり、ゾルコ
ーティングの乾燥温度は粒子の溶媒和温度よりも上で液
体分散媒の沸点より下であった。分散体は実質的に水を
含むべきでない、水は最終フィルム中にポリマーの凝集
物および凝塊物を形成させるからである。 水はまた電着速度を干渉し遅延させる。本明細書で使用
するときの“°実質的に水を含まない′なる表現は液体
分散媒の総重量基準で約10重量%以下であることを意
味する。一般に、分散体混合物は十分な導電性を有して
フィルム厚と電着時間との間に直線関係を支持すべきで
ある。分散体混合物の好ましい導電性は最適の電流と粒
子電着速度において約4X10−8〜約1.0XIO−
3モ一/cmである。約4X10−8モ一/cmより低
い導電性では、分散媒中の分散ポリマー粒子は維持する
のが難しく粒子凝集が生じ得る。約lXl0−3モー/
Cmより高い導電性では、有機液媒のイオン伝導性が大
きくなり過ぎ、漏出電流が分散媒を介して多大の電流ま
たは電荷の移行を生ずる。最小粒子移動は粒子がイオン
に比しサイズ的に大きいので、即ち、イオンは多数倍小
さいので生ずる。ポリマー粒子は電着中の電流のいかな
る有意の部分にも貢献しないようである。電着中の電流
の殆んどは溶媒を介しての漏出に基づきイオン伝導によ
るものと考えられる。必要ならば、分散体混合物は追加
の材料で修正できる。即ち、例えば、分散体の導電性は
分散体混合物中に少量の前述した界面活性剤のような添
加剤または比較的多量の第2有機液体を含有させること
によって所望値に変えることができる。そのような第2
有機液体の例はアルコールである。アルコールの添加は
導電性を変化させそれによって導電性の調整を満足でき
るポリマー粒子電着が生ずるレベルに行うことができる
。 有機液体相のこの導電性の変化は液体分散媒中のポリマ
ー粒子表面上にあるイオン種に基づくものと考えられて
いる。対向電荷がポリマー上にありポリマー上にもっと
電荷を与えそれによって移動を促進させる。しかしなが
ら、分散体の測定電流と高導電性は溶媒中のイオンに基
づく。分散ポリマー粒子は電極に移動するが到着時に粒
子の絶縁性に基づき完全には電荷交換しない。電極と接
触しない領域のポリマー粒子上にある電荷はそのまへて
粒子を電極に保持する。電極を分散体から取出し、導電
性液体を電極上の粒子に供給した場合、電荷交換が起り
粒子はその接着をゆるめ導電性液体によって洗い去るで
あろう。これは絶縁性液体では生じない。典型的な混合
物においては、約100m1のメタノールのような低級
アルコールを約350m1のプロピレンカーボネートを
含む約450m1のポリフッ化ビニル分散体(プロピレ
ンカーボネート中約33重量%のPVF、 E、  1
.デュポン社より入手できる)に加えてこの分散体をよ
り導電性としている。分散体が絶縁性過ぎてポリマー粒
子電着プロセスを繰返して複数の自由固定性ポリマーフ
ィルムを同じ分散体温から製造する場合、凝集物は分散
体中の局在電荷によって形成する傾向にある。これらの
凝集物は電極上に付着しフィルムに粗い粒状の織目を与
える。 即ち、メタノールのようなアルコールはポリマー粒子を
よりイオン性とし安定な電流により高電着速度をもたら
すものと考えられる。電流はフィルム蓄積が粒子の絶縁
性により制限されないので安定である。電着中に流れる
電流は主として漏出電流でありカソードに移動し電荷交
換を受けるポリマー粒子によるものではない。他の適当
な低級アルコールもまたポリマー粒子上の表面電荷のイ
オン化度または導電性を調整するのに用いることができ
る。上述したように、分散体混合物の好ましい導電性は
約4X10−8〜約1.0XIO−3モ一/cmである
。典型的なアルコールにはメタノール、エタノール、イ
ソプロパツールおよびエチレングリコールがある。アル
コールは1〜3個の炭素原子を含有すべきである。−般
に、分散体に加える低沸点アルコールの量は最小にして
フィルム中に捕捉されたアルコールに基づく加熱中のフ
ィルム中の小泡形成を回避すべきである。1つの具体的
な好ましい分散体は約4.5重量部のプロピレンカーボ
ネートと約1重量部のメタノールで希釈した約4.5重
量部のプロピレンカーボネート中ポリフッ化ビニルの3
3重量%固形分分散体(テドラール4000.E。 ■、デュポン社より入手できる)を含む。この組成は良
好な電着速度と高品質フィルムを与えフィルム厚が電着
中に制限を受けないので好ましい。アルコールの代りに
、有機液体分散媒と他の有機液体添加剤との適当な混合
物も使用できる。典型的な有機液体添加剤にはジメチル
アジペート、ジメチルグルタレート、ジメチルサクシネ
ート酢酸、ギ酸、モノエタノールアニン、ジェタノール
アミン、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン
、ジメチルアミノエタノール等である。内部表面または
そのすぐ近くに導電性表面を有する任意の適当な円筒状
電極スリーブ材料を電極として使用できる。電極は好ま
しいのは使用する処理温度で寸法的にまた熱的に安定で
あることである。電極はまた分散体で用いる有機液体分
散媒に不溶性であるべきでありまた熱可塑性フィルム形
成性粒子または分散体混合物中の他の成分と化学的に反
応すべきでない。電極はコーティングなしでもよく、必
要ならば、目的のシームレスベルトを形成するのに用い
るコーティングを施す前に適当なはく離コーティングで
コーティングしても良い。典型的な金属電極材料にはア
ルミニウム、ステンレススチール、ニッケル、クロム、
銅、金、黄銅等がある。典型的な高分子電極材料には、
導電性材料をコーティングまたは充填したポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、これらのコポ
リマー、ナイロン、フルオロポリマー等がある。 典型的な無機またはセラミック電極材料には、必要に応
じ導電性コーティングをコーティングしたガラス、グラ
ファイト、カーボン、クレー等がある。電極は押出、モ
ールディング、ブロー成型、射出成型、注型等により成
型して所望の形成を得ることができる。最良のはく離の
ためには、電極表面またはその上のコーティングは約3
1ダイン/ c m以下の臨界表面張力を有する。スチ
ール、ニッケル、アルミニウム、クロム、金またはグラ
ファイトの外表面を有する電極は、これら電極が加熱し
冷却したのち完成フィルムのはく離に貢献するので特に
好ましい。全体がニッケル、スチールまたはアルミニウ
ムからなる電極は自己支持性電極として用いることので
きる材料の例である。あまり望ましくないけれども、電
極は使い捨てであってもよく、例えば、電着ベルトの取
出し中に破壊させても良い。電極を破壊すべきときには
、破壊は電極を溶解するかあるいは電極と化学反応する
がベルトとはそうでない液体を用いることによるように
自由固定性ベルトに悪影響を与えないで行うべきである
。 電極はまた非導電性領域を備えてスプロケット孔、タイ
ミングマークまたは他の所望の有孔を形成させることが
できる。典型的なスプロケット孔および有孔は大きさで
数mmないし約25μmであり得る。さらにまた、模様
付表面を有する自由固定性フィルムも平滑表面よりもむ
しろその成型表面上に模様を有する電極を用いて製造し
得る。電極の内部は形状的に円筒状である。電極はまた
はく離性の導電性コーティングを有して自由固定性外表
面上の導電性領域の均一層または線、ドツトもしくは孔
の模様を形成させても良い。さらに、電極を円筒体の縁
部に沿った1端または両端で模様付して縁部補強のため
のその領域で増大した厚さを有するフィルムを製造する
かあるいは内方向または外方向に突出して駆動ロールの
端部のエッチガイドフランジに対して接触させることに
よりエンドレスベルトを案内または輸送するようにする
ことができる。縁部での厚さは、例えば、フィルム厚さ
の5倍まででありフィルムを横切って約3cmまでの距
離で延びている。即ち、フィルム形成性ポリマー粒子が
付着する電極表面は本発明の方法で形成されたベルトル
ープ用の成型表面として機能する。典型的な例において
は、ベルトは平滑表面円筒状ニッケル電極の内表面上に
25ダイン/cmの表面張力を有するポリフッ化ビニリ
デン(PVDE)  (これはニッケル電極から自己は
く離性である)を用いて形成する。電極を最終の自由固
定性フィルムを形成するのに用いる分散体と接触させる
前に適当なはく離剤でコーティングする場合には、コー
ティング電極の外表面とポリマー間の表面張力関係はポ
リマーフィルムがその後電極表面から最終の自由固定性
フィルムを形成させた後ではく離できるように選択すべ
きである。一般に、はく離材料は任意の適当なタイプか
ら選択できる。これらのはく離材料には、電極上にコー
ティングした固形の再使用可能な高分子材料、電極にコ
ーティングとして施した液体または分散体および分散体
または分散体成分に添加してはく離を促進させる液体ま
たは粉末がある。典型的なはく離材料にはシリコーン〔
例えば、E−155シリコーンはく剤コーティングおよ
びF−546触媒で硬化させた5WSF−544、共に
SWSシリコーンズ社(ワーカーズシリコーンズ社に社
名変更された)、およびダウコーニング(Dow  C
orning)20、ダウコーニング社より入手できる
〕 ;ポリフッ化ビニリデン(例えば、カイナール72
01、カイナール301F、カイナール202および力
にナール301F、ペンウォルト社より入手できる)、
ポリテトラルオロエチレン(例えば、テフロン、E、 
 1.デュポン社より入手できる)および充填ポリテト
ラフルオロエチレン(例えば、テフロンS、 E、  
1.デュポン社より入手できる)のようなフルオロカー
ボンポリマー;ポリエチレン;ポリプロピレン;フェノ
ール樹脂;ポリフェニレンスルフィド樹脂;炭化水素〔
例えば、フレコート(Frekote44) 、フリー
コート社より入手できる);石けん;洗浄剤;およびこ
れらの混合物等である。はく離コーティングを用いる場
合、はく離コーティングは好ましくは清浄な電極表面に
施す。はく離コーティングを塗布する前の金属研磨その
後の化学洗浄、溶媒洗浄、および脱脂のような通常の工
業的手順を使用できる。電極表面の初期条件により、汚
れ、さび、ミルスケール、ペイント、オイル等を除去す
ることが望ましい。 はく離コーティングの電極表面への接着は砂吹付けによ
りあるいは亜鉛マンガン、りん酸鉄、クロム酸塩等の金
属基体上で典型的に用いるコーティングの転換により改
善することができる。任意の適当な方法を用いてはく離
剤を電極に施すことができる。典型的なコーティング方
法にはデイツプコーティング、スプレーコーティング、
ブラシコーティング、棒コーティング、流動コーティン
グ、スピンコーティング等がある。はく離コーティング
の他の重要な特徴には導電性、耐溶剤性、温度安定性お
よび耐久性がある。はく離コーティングは好ましくはこ
れらの性質のすべてを有する。一般に、はく離コーティ
ングの導電性は少なくとも約lXl0−5モー/cmで
あるべきである。電気絶縁性をはく離コーティング材料
は任意の適当な導電性添加剤を加えることによって導電
性とすることができる。典型的な導電性添加剤にはカー
ボンブラック、金属粒子、金属酸化物、導電性繊維、グ
ラファイト、ポリアセチレン等がある。典型的な例にお
いて、シリコーンエラストマーおよびシリコーン樹脂に
カーボンブラックを含有させてこれらのシリコーン材料
を導電性とした。カーボンブラック含有シリコーンは最
終はく離コーティングの総重量基準で約10重量%の含
有量で良好な結果を与える。これはコーティングに粗い
表面外観をを与え、この外観ははく離コーティングの電
極への接着を増大する。電荷交換は電界が存在して粒子
を保持している限り必要でない。ポリマー粒子は小さい
電場の影響下に移動するが、ポリマー粒子は著しい電荷
を有する。漏出電流は流れ得るがその強さは重要でない
ようである。はく離コーティングの厚さは連続で好まし
くは約2μm以下であるべきで、最適の厚さは約1μm
以下である。本発明の方法で製造した自由固定性熱可塑
性ベルトは薄く可撓性であるべきである。一般に、約5
00μm(20ミル)程の大きい厚さを有する厚い自由
固定性ポリマーベルトの全体的工程は本発明の方法によ
り著しく簡素化された。約75μmまでのフィルム厚は
比較的短い電着時間で得ることができる。可撓性ベルト
の厚さは経済性およびフィルムが最終製品中の唯一の層
を構成するかどうかのような多くの要因による。即ち、
フィルムは約500μ工程の厚い実質的厚さまたは約5
μ工程の薄さであり得る。フィルムが静電写真像形成部
材、例えば、電子写真像形成部材で使用するベルトであ
る場合、フィルムの厚さは最終装置に何らの影響も与え
ないように選択しなければならない。薄過ぎる基体は分
裂して貧弱な耐久性を示し得る。基体が過度に厚い場合
には、サクル操作中の早期の破損および不要な材料によ
る高コストがしばしば見られる。約35,000〜約1
.500,000の分子量を有するポリフッ化ビニル、
ポリアミド−イミド、ポリイミド、ポリウレタンおよび
ポリフッ化ビニリデンのような非晶質ポリマーを含む絶
縁性基体は、得られたフィルムが機械的に強く静電写真
像形成部材の製造におけるような何らかのその後塗布し
たコーティングで用いた溶媒に暴露したときクレージン
グとクラッキングに耐えるので特に好ましい。ベルトは
導電性層または絶縁層を含み得る。電着フィルムが絶縁
性であり静電写真像形成部材で用いるようにした場合、
この電着フィルムは導電性層のような1種以上の追加の
層で通常コーティングする。一般に、本発明の電着方法
は、少なくとも1つの他の電極から離れて共軸的に置か
れている少なくとも1つのスリーブ電極を、有機液体分
散媒中の電気的に荷電した熱可塑性フィルム形成性ポリ
マー粒子の分散体を含む浴中で用いること;上記のポリ
マー粒子が少なくとも約35,000の重量平均分子量
を有しかつ電着温度下では上記有機液体分散媒に実質的
に不溶性であり昇温温度では上記有機液体分散媒に実質
的に可溶性であり凝集して粘稠なコーティングを形成す
ること;各電極に、ポリマー粒子の厚い実質的に均一な
電着物が上記スリーブ電極の内表面上に生成するまで電
界を掛けること;上記ポリマー粒子電着物およびこのポ
リマー粒子電着物に付着している残留有機液体分散媒を
担持している上記スリーブ電極を上記浴から取出すこと
;上記電着物を加熱して先ず上記ポリマー粒子を上記残
留有機液体分散媒中に溶解させて溶解ポリマー粒子の凝
集した連続粘稠ゾルコーティングを形成させること;加
熱を続行して上記残留有機液体分散媒を蒸発させかつ連
続した固化、乾燥円筒形ポリマーフィルムを形成させる
こと;および上記連続した乾燥ポリマーフィルムを上記
スリーブ電極の内表面から取出すことを含む。電極間の
距離は典型的には約1〜約30cmである。一般に、電
極間隔は電着物の品質に有意の効果を有しないようであ
る。しかしながら、電極の制限空隙は効率が実利的な点
以下になった場合に存在するようである。各電極に加え
る電圧は電極間の間隔、電着物が形成する電極の付着領
域、分散体の電気抵抗、粒子上の電荷および温度のよう
な種々の要因による。電極間隔が約14.6cmあり電
着領域が約3,442.2cm2である典型的な例にお
いては、電圧は例えば、約5〜約24ボルトであり得る
。一般に、十分な電圧は少なくとも約0. 5μm/分
の適切な電圧速度が得られる時に電極に加える。最適の
電圧は使用材料によって変わる。好ましくは、使用可能
加電圧範囲の下限は凝集物の形成を最小にすることを優
先する。分散体の濃度は電着速度に影響する。例えば、
PVF分散体の分散濃度を指数2まで増大させると、フ
ィルム厚は3分間の電着時間で一24ボルトで約25μ
mから50μmに増大した。即ち、分散体中の粒子の濃
度は分散体の総重量基準で好ましくは約1〜約35重量
%である。PVEにおいては、最適範囲は分散体の総重
量基準で約10〜約20重量%である。本発明固形自由
固定性フィルムを形成させるための熱可塑性フィルム形
成性ポリマー粒子の電着は電着コーティングのたれ無し
で、均一な厚いポリマーフィルムを製造できる点で特異
な方法である。その理由は本方法が電極表面上にポリマ
ー粒子の高固形分コーティングを形成し、このコーティ
ングはポリマー粒子に付着している分散媒の電気特性お
よび粒子の表面電荷によってそこに保持されているとい
うことであると考えられる。これをその後加熱してポリ
マー粒子を有機液体分散媒中に加溶化させたとき、粒子
は凝集してゾルである極めて高粘度溶液を形成する。こ
の粘度は少なくとも約35,000の高分子量を有する
ポリマーと加熱中に利用できる限られた量の溶媒に1部
基づく。これらの条件下でのポリマーゾルコーティング
はたれることなく、従って、均一な厚さのフィルムが形
成される。さらなる加熱はフィルムから有機液体分散媒
を除去し、フィルムは冷却後電極から取り出す。特に好
ましい電着法は熱可塑性フィルム形成性粒子が付着する
研磨した内表面を有する円筒状電極の方法を含む。導電
性ロンドを円筒状電極の仮想軸に沿って他の電極として
配置する。この対電極を有機液体分散媒中の熱可塑性フ
ィルム形成性粒子の分散体中に浸漬する。熱可塑性フィ
ルム形成性粒子は円筒状電極の内表面上に低電圧を電極
に加えたときに電着する。例えば、直径26.97cm
 (10,62インチ)と長さ152.4cm(16イ
ンチ)を有する円筒状電極の内表面上にシームレスベル
トを形成させるポリフッ化ビニルの電着においては、典
型的な操作条件は約7分間の電着時間での約24ボルト
の低電圧と約25mAの電流を含む。適当量の熱可塑性
フィルム形成性粒子を円筒状電極の内表面上に電着させ
たあと、円筒状電極を分散体から取り出しオーブン中に
入れる。電着粒子は粒子に付着している残留液体分散媒
を含有している。円筒状電極の各末端は任意の適当な手
段例えばキャップでカバーして残留凝集用溶媒が蒸発す
るのを遅延させ、溶媒和を容易にしかつ完全凝集とゾル
の形成を確立する。加熱中、熱可塑性フィルム形成性粒
子は残留有機液体分散媒に昇温度で可溶性となり均一な
連続ゾルフィルムを形成する。次いで、円筒体上の末端
シールを取外して残留溶媒の蒸発を容易にする。1端ま
たは両端をその後開放して急速乾燥を容易にする。さら
なる加熱により、残留有機液体分散媒はフィルムから蒸
発して円筒状電極の内面上に固化した円筒状の均質乾燥
フィルムを残存させる。蒸発が実質的に終えたとき、円
筒状電極をオーブンから取り出し室温に冷却して、その
後、シームレスベルトを円筒状電極の内側から取り出す
。この方法は正確な大きさと厚さの可撓性シームレスベ
ルトを製造するのに使用できる。薄いベルトは感光体基
体、誘電性受入れ体のような種々の像形成システムに適
している。必要に応じて、追加の熱可塑性フィルム形成
性ポリマー粒子、有機液体分散媒および/または添加剤
を分散体に加え多数の自由固定性ポリマーフィルムの製
造中に同じ浴かつ消費した材料を補給し分散体を一定容
量に保つことができる。ポリマー粒子の厚い電着層はた
れることなしに厚い、固形の均一フィルムに形成させる
。電極表面上のポリマー粒子のコーティングを電極の内
表面上にポリマー粒子上の表面電荷により保持する。加
熱時に、ポリマー粒子は有機液体分散媒中に可溶化され
て凝集し、たれに耐える高粘度のゾルコーティングを形
成する。凝集工程は残留溶媒が存在してゾルの形成を容
易にすることを必要とする。これを促進するために、円
筒状電極の末端をカバーして溶媒蒸発を遅延させる。カ
バーの程度は使用温度、溶媒中でのポリマーの可溶化度
 等の多くの要因による。即ち、加熱中のドラム末端部
のカバーは凝集した粘稠均質ゲル層を確立するに好まし
い。次いで、末端  を取り除いて溶媒を蒸発させる。 必要に応じて、−段または各段傾斜加熱手順を用いて処
理時間を短縮させる。真空乾燥も温度の上昇なしで乾燥
時間を改善するのに使用できる。さらにまた、第2溶媒
による溶媒抽出も第2溶媒がポリマーを溶解しない限り
用い得る。連続の加熱は有機液体分散媒を得られる連続
フィルムから除去する。凝集時間はポリマーを電着させ
る電極の厚さに高度に依存する。大きい壁厚は長い加熱
時間を要する。薄壁電極が、粒子の電着層を核層の両面
に対する加熱よりより迅速に加熱できるので好ましい。 速すぎる加熱はフィルム中に小泡を形成させる。加熱が
遅すぎると、不均一層が生ずる。加熱速度は小泡の形成
なしで合理的な時間で十分に多量の溶媒を蒸発させであ
るーフィルムを形成させるのに十分であるべきである。 ベルトの電極への接着に貢献する力はポリマーを電極上
に湿潤させるような成分を含む。この湿潤成分は酸/塩
基反応、パンデルクール力、静電吸引および表面エネル
ギー関係のような要因により誘導し得る。 これらの接着力に打勝つように作用し電極からのベルト
のはく離を促進する力は冷却工程中のベルトのゆるみに
由来する力である。ベルトは電極の内表面上に形成され
るので、乾燥し冷却したのちの電着ポリマーの収縮がベ
ルトのはく離を極めて容易にする。最初にポリマー粒子
を電極上で均一な連続ゾル層に凝集させる加熱は昇温下
で起る。さらに加熱して電着層を乾燥させ次いで冷却す
るときに、ベルトは収縮する。これによりベルトと電極
間の力を開放する。この力がベルトを電極に保持してい
る接着力よりも冷却の結果として大きい場合に、ベルト
は電極からはく離する。はく離は不粘着材料を電極、フ
ィルムコーティングまたはその両方に供給することによ
って増強される。電極とベルト間の表面エネルギーの差
異はベルトを電極に保持している接着力に貢献する主要
成分であるようである。乾燥、架橋、および電極と最終
フィルムの両方の膨張係数によるベルト材料の収縮はフ
ィルムの電極からのはく離を容易にするのに用い得る。 電極からはく離するのが難しいフィルム材料においては
、フィルムをはく離コーティングでコーティングした円
筒状スリーブ電極の内表面上に電着させるのが好ましい
。必要ならば、流体をフィルムを電極からはく離する前
のフィルムと電極の間に導入して電極と電着フィルム間
の接着を低減させ得る。流体は電極表面とベルトの間に
電極の1端または両端で導入させた空気または液体の1
以上の噴流を含み得る。流体噴流は加熱または室温でや
り得る。さらにまた、・流体の噴流はベルトと電極間に
電着ベルト材料をベルトの固形コーティング層の見掛す
るよりも上の温度にしながら注入することもできる。使
用する場合、液体浴中への浸漬によるコーティング電極
の急冷はコーティングの冷却とベルトを電極からはく離
する前にコーティングと電極の間に流体を導入すること
の2つの目的をはたし得る。水浴からの水はベルトと電
極間に浸入し延伸で  してはく離を与える。イオン化
空気または湿潤空気もベルト上の静電荷を中和すること
によりベルトの電極からのはく離を促進するのに使用で
きる。さらに、超電 エネルギーを電極および/または
ベルトに当ててベルトのはく離を容易にすることもでき
る。ベルトは、必要に応じ、水単独、石ケンと水または
溶媒による洗浄およびエアーインビンジメント等による
ような任意の適当な方法によってコーティング前に清浄
化して残留はく麺材料、汚れ、オイル、繊維等の表面汚
染物を除去し得る。クリーニング後、形成させたベルト
は必要に応じて、コロナ処理、エツチング火炎処理等を
行ってその後の塗布層の接着を改善することもできる。 電極上に形成させたベルトは該電着フィルムにスプレー
、ブラシ掛は等の適当なコーティング方法により電着フ
ィルムがまだ電極上にある間に塗布した単一層または複
数層を含み得る。即ち、静電写真像形成ベルトにおいて
は、電着基体層たは個々の基体層と基平面層の組合せ機
能を有する単一層を、円筒状電極上に、ブロッキング層
、光生成層、輸送層、およびオーバーコーテイング層の
塗布ありまたは無しで、電着層の円筒状電極からの分離
前に形成させることができる。追加の層は電蓄ベルトに
ベルトを電極から取出した後に塗布できる。種々の層を
ベルトの形成後ベルトに塗布できる。導電性層は静電写
真像形成部材の基平面として望ましい。前述したように
あるいは後述するように、導電性材料を最初の電着コー
ティング中に含有させてもよくあるいはその後の塗布層
として塗布しても良い。さらに詳細には、導電性層は分
散させた導電性粒子を含有するフィルム形成性バインダ
ーを含み得る。必要に応じて、シームレス基体自体をポ
リマーバインダー材料中に所望の導電性を与えるに十分
な含有量で導電性材料を含有させることによって導電性
とすることができる。典型的な導電性粒子含有量は層の
総重量基準で10〜約35重檄%である。典型的な導電
性粒子にはカーボンブラック、ポリアセチレン、アンチ
モンまたはインジウムでドーピングしたSnO3,1電
性酸化亜鉛等の無機または有機材料がある。導電付層組
成物は、例えば、前述または後述の非導電性層で用し゛
るポリマーのようなフィルム形成性バインダー中に労働
させた微分割アルミニウム、チタン、ニッケル、クロム
、黄銅、金、ステンレススチール、カーボンブラック、
グラファイト等のようなスプレー可能な組成物である。 溶媒をスプレー可能な組成物中のバインダー用に使用す
る場合、溶媒は好ましくは電着ポリマーフィルムまたは
電極に悪影響を与えるべきでない。ポリマーフィルムの
電着前の電極に塗布する場合、導電性層は電極からはく
離可能でなければならない。はく離は電極にはく曙コー
ティングをコーティングするか、はく離削を導電付層組
成物に添加するかによる等の任意の通常の方法によって
行い得る。導電性層は厚さにおいて最終ベルトの所望の
用途によって実質的に広い範囲に亘って変化し得る。導
電性層の満足できる厚さは、導電性層を前以って形成さ
せた電着ポリマーフィルムに塗布した場合、−aに約0
803〜約20μmの範囲である。可撓性の静電写真像
形成部材が所望される場合、導電性層は約0.03μm
程の薄さまたは約5μ1程の厚さであり得る。厚すぎる
導電性層はむだな材料となりがちでありベルトの可撓性
に悪影響を与え、一方、不当に薄い導電性層は均一に導
電性となり得ない。本発明の電着ポリマーフィルムを静
電写真像形成部材で使用したい場合には、他の層は本発
明のフィルムを電極からはく離する前または後に導電性
層に塗布できる。導電性層に塗布する層はプロキング層
、接着層、光導電性層またこれらの層の追加の層を含む
または含まない組合せを含み得る。任意の適当な単数ま
たは複数のブロッキング層を本発明の像形成部材コーテ
ィングの1つとして塗布できる。典型的なブロッキング
層には、水またはメタノール中に溶解させたゼラチン〔
例えば、ノックスゼラチン社から入手できるゼラチン2
25、カーポセット(carboset515)(BF
、グツドリッチケミカル社)〕、ポリビールアルコール
、ポリアミド、ガンマ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン等の単独または混合物がある。ブロッキング層は一
般に約0.01〜約2μmの厚さ範囲にあり好ましくは
約0. 1〜約1μmの厚さを有する。これら範囲以外
の厚さも本発明の目的が達成される限り使用できる。ブ
ロッキング層は任意の適当な液体キャリヤーによって塗
布し得る。典型的な液体キャリヤーには水、メタノール
、イソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、ケト
ン類、エステル類、炭化水素類等がある。任意の適当な
接着層を本発明の像形成部材コーティングの1つとして
塗布できる。典型的な接着層にはポリエステル(例えば
、デュポン41. 000. E、  1.デュポン社
より入手できる)。2−ビニルビシジン、4−ビニルピ
リジン等がある。接着層は一般に約0.05〜約2μm
の範囲にあり、好ましくは約0. 1〜約1μmの厚さ
を有する。これら範囲外の厚さも本発明の目的が達成さ
れる限り使用できる。接着層は任意の適当な液体キャリ
ヤーによって塗布し得る。典型的な液体キャリヤーには
塩化メチレン、メタノール、イソプピルアルコール、ケ
トン類、エステル類、炭化水素類、テトラヒドロフラン
等がある。任意の適当な単数または複数の光導電性層を
本発明の像形成部材コーティングの1つとして塗布でき
る。光導電性層は無機または有機の光導電性材料を含み
得る。典型的な無機光導電性材料には非晶質セレン、セ
レン−テルル、セレン−テルル−ひ素、セレン−ひ素の
ようなセレン合金、ハロゲンドーピングセレン合金、カ
ドミニウムフルホセレニド、カドミウムセレニド、硫化
カドミウム、酸化亜鉛、二酸化チタン等がある。無機光
導電性材料はフィルム形成性ポリマーバインダー中に通
常分散させる。典型的な有機光導電体には、フタロシア
ニン類、キナフクドン類、ビラシラン類、ポリビニルカ
ルバゾール−2,4,7−トリニトロフルオレノン、ア
シドラセン、アゾ、ジアゾ、ビスアゾ、スクアリリウム
、ペリレンの顔料等がある。多くの有機光導電体材料も
樹脂バインダー中に分散させた粒子として使用できる。 任意の適当な多層光導電体も本発明の像形成部材におい
て使用できる。多層光導電体は少なくとも2つの電気作
動層即ち、光生成層(即ち、電荷発生層)および電荷輸
送層を含む。電荷発生層および電荷輸送層並びに他の層
は任意の適当な順序で塗布して正または負のいずれかの
帯電感光体を製造できる。例えば、電荷発生層は米国特
許第4,265,990号に例示されているように電荷
輸送層の前に塗布できるし、あるいは電荷輸送層を米国
特許第4,346,158号に記載されているように電
荷発性層の前に塗布できる。これらの米国特許の記載は
すべて参考として本明細書に引用する。光生成層は無機
または有機組成物等を含む単一層または多数層を含み得
る。発生体層の1つの例は米国特許第3. 121゜0
06号に記載されており、光導電性無機化合物の微分割
粒子を電気絶縁性有機樹脂バインダー中に分散させてい
る。上記米国特許に開示された有用なバインダー材料に
は光導電性粒子によって発生した注入電荷キャリヤーを
何ら有意の距離輸送し得ない材料である。即ち、光導電
性粒子はサイクル操作で必要とする電荷 散を行う目的
のためには層全体を通して実質的に連続した粒子−粒子
接触でなければならない。即ち、約50容量%の光導電
性粒子を急速放電のための十分な光導電性粒子−粒子接
触を得るために通常必要とする。光生成層の例には、三
方晶セレン、米国特許第3,357,989号に記載さ
れているV形の無金属フタロシアニンのよ゛うな種々の
フタロシアニン、銅フタロシアニンのような金属フタロ
シアニン、デュポン社より商品名モナストラルレッド、
モナストラルバイオレットおよびモナストラルレッドY
として入手できるモナクリドン類、米国特許第3,44
2.781号に開示されている置換2,4−ジアミノー
トリアジン類、および商品名インドファーストダブルス
カーレット、インドファーストバイオレットL−7B、
インドファーストブリリアントスカーレットおよびイン
ドファーストオレンジとして市販されている互換芳香族
モノン類がある。少なくとも2つの電気作動層を有する
感光性部材の例には、米国特許筒4,265,990号
、第4,233,884号、第4.306,008号、
および第4,299,897号に開示されている電荷発
生層とジアミン含有電荷輸送層との部材;米国特許筒3
,895,944号に開示されている塗料発生体層とオ
キサジアゾール、ピラシラン、イミダゾール、ブロモピ
レン、ニトロクルオレンおよびニトロナフタルイミド誘
導体含有電荷輸送層yの部材;米国特許筒4,150.
987号に開示された発生体層とヒドラゾン含有電荷輸
送層との部材;並びに、米国特許筒3. 837. 8
51号に記載の発生体層とトリアリールピラゾリン化合
物含有電荷輸送層との部材等がある。これら米国特許の
記載はすべて本明細書に引用する。光導電性化合物およ
び/または顔料および樹脂バインダー材料を含有する光
生成層は厚さにおいて一般に約0.1〜約5μmの範囲
にあり好ましくは約0.3〜約1μmの厚さを有する。 上記範囲外の厚さも本発明の目的が達成される限り使用
できる。光生成性化合物または顔料はフィルム形成性ポ
リマーバインダー組成物中に種々の色で存在し得る。例
えば、約10〜約60容量%の光生成性顔料を約40〜
約90容量%のフィルム形成性バインダー組成物中に分
散させ得、好ましくは、約20〜約30容量%の光生成
性顔料を約80〜約70容量%のフィルム形成性ポリマ
ーバインダー組成物中に分散させ得る。光導電性化合物
および/または顔料の粒度は付着固化層の厚さよりも小
であるべきで、好ましくは約0.01〜約0. 5μm
にあってより良好なコーティング均一性で与える。任意
の適当な輸送層を本発明の像形成部材コーティングの1
つとして塗布して多層型感光体を製造できる。輸送層は
フィルム形成性ポリマーバインダーと電荷輸送材料とを
含有する。好ましい多層型光導電体は光導電性材料の層
を含む電荷発生層と約25〜約75重量%の下記の式を
有する1種以上の化合物を分散させた約20,000〜
約120.000の分子量を有するポリカーボネートの
連続電荷輸送層とを含む。
【化1】 基、ナフチル基およびポリフェニル基からなる群より選
ばれた芳香族基であり、R4は置換または非置換のジフ
ェノール基、ジフェノールエーテル基、1〜18個の炭
素原子を有するアルキル基、および3〜12個の炭素原
子を有する脂環式基からなる群より選ばれ、Xは1〜約
4個の炭素原子を有するアルキル基および塩素からなる
群より選ばれる)。上記光導電性層は正孔の光生成およ
び正孔の注入能力を示し、電荷輸送層は光導電性層が正
孔を光生成しこの光生成正孔を注入するスペクトル領域
では実質的に非吸収性であるが光導電性層からの光生成
正孔の注入を支持しかつこれらの正孔を電荷輸送層を通
して輸送し得る。電荷発生層からの光生成正孔の注入を
支持しこれらの正孔を電荷輸送層を通して輸送すること
のできる輸送層用の上記の式で示されるような電荷輸送
芳香族アミンおよびその他のアミンの例には、不活性バ
インダー中に、分散させたN、 N’−ビス(アルキル
フェニル)−〔1,1’−ビフェニル’] −4,4’
−ジアミン(ニーに、アルキルは1例えば、メチル、エ
チル、プロピル、n−ブチル等である)、N、N’−ジ
フェニル−N、 N’−ビス(クロロフェニル)−(1
,1’ビフエニル) −4,4’−ジアミン、N、 N
’−ジフェニル−N、 N−ビス(5′−メチルフェニ
ル) −(1゜1′−ビフェニル)−4,4’−ジアミ
ン等がある。これら輸送材料の幾つかの例は、例えば、
5toka等に付与された米国特許筒4,265,99
0号に記載されており、その記載はすべて参考として本
明細書に引用する。電荷発生層からの光生成正孔の注入
を支持しこれらの正孔を電荷輸送層を通して輸送するこ
とのできる電荷輸送層の他の例には、不活性樹脂バイン
ダー中に分散させたトリフェニルメタン、ビス(4−ジ
エチルアミン−2−メチルフェニル)フェニルメタン、
4′−4“−ビス(ジエチルアミノ)−2’  2″−
ジメチルトリフエラルメタン等がある。例えば、米国特
許筒3,121゜006号に記載されている材料のよう
な多くの不活性樹脂材料を電荷輸送層において使用でき
、該米国特許の記載はすべて参考として本明細書に引用
する。電荷輸送層用の樹脂バインダーは電荷発生層で用
いる樹脂バインダーと同一であり得る。典型的な樹脂バ
インダーには、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリアリールエ
ーテル、ボリアリールスルホン、ポリブタジェン、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリイミド、ポリメチルペンテン、ポリフ
ェニレンスルフィド、ポリ酢酸ビニル、ポリシロキサン
、ポリアクリレート、ポリビニルアセタール、ポリアミ
ド、ポリイミド−アミノ樹脂、フェニレンオキサイド樹
脂、テレフタル酸樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂
、ポリスチレンとアタフロニトリルコボリマー、ポリ塩
化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、アクリ
レートコポリマー、アルキッド樹脂、セルロース系フィ
ルム形成体、ポリ(アミド−イミド)、スチレン−ブタ
ジェンコポリマ、塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマ
ー、酢酸ビニル−塩化ビニリデンコポリマー、スチレン
−アルキッド樹脂等がある。これらのポリマーはブロッ
ク、ランダム、または交互コポリマーであり得る。一般
に、固化輸送層の厚さは約5〜約100μmであるが、
この範囲外の厚さも使用できる。電荷輸送層は電荷輸送
層上の静電荷を照射の不存在では静電潜像の形成と保持
を妨げるに十分な速度で導電しない程度に絶縁体である
べきである。一般に、固化電荷輸送層対電荷発生層の厚
さの比は好ましくは約2:1〜200 : 1に維持さ
れるが、ある場合には400 : 1程に大きい。必要
に応じ、感光体はまたオーバーコーテイングを含み得る
。任意の適当なオーバーコーテイングを本発明の感光体
の製造において使用できる。典型的なオーバーコーテイ
ングには、例えば、米国特許第4,565,760号に
記載されているシリコーンオーバーコーテイング、ポリ
アミドオーバーコーテイング〔例えば、E、1.デュポ
ン社より入手できるエルバミド(EIvamido)]
 、例えば、米国特許第4,426,435号に記載さ
れているバインダー中に分散させた酸化錫粒子、例えば
、米国特許第4゜315.980号に記載されているバ
インダー中のメタロセン化合物、バインダー中のアシチ
モンー錫粒子、米国特許第4,515,882号に記載
されている電荷注入粒子を含む連続バインダー相中の電
荷輸送分子、およびポリウレタンオーバーコーテイング
等がある。米国特許第4,565,760号、第4,4
26,435号、第4,315,980号および第4,
515,882号の記載はすべて参考として本明細書に
引用する。オーバーコーテイング材料の選択は製造した
特定の感光体、保護品質および所望の電気的性能による
であろう。一般には、塗布したオーバーコーテイングは
約0.5〜約10μmの厚さを有する。ベルトを製造し
た後、ベルトを各感光体層をコーティングするための組
立てマンドレルのような適当なマンドレルまたはライナ
ー上に組付ける。 フィルム形成性ポリマーを含む任意の適当なコーティン
グ材料をベルト上に溶液、分散液、エマルジョンまたは
懸濁液から任意の適当な方法により付着させ得る。しか
しながら、付着コーティングはベルト上でコーティング
を固化させる前は実質的に均一な薄い流体コーティング
を形成すべきである。コーティングを付着させる典型的
な方法にはスプレーコーティング、デイツプコーティン
グ、ワイヤー巻き捧コーティング、粉末コーティング、
静電スプレー法、音波スプレー法、ブレードコーティン
グ法等がある。コーティングをスプレーによってコーテ
ィングする場合、そのようなスプレーはガスの助力あり
またはなしで行い得る。スプレーは静電スプレー法にお
けるように機械的および/または電気的助力によって助
長し得る。材料およびプロセスパラメーターはスプレー
コーティング操作においては相互依存である。幾つかの
プロセスパラメーターには推進ガス圧、溶液流動速度、
二次ガスノズル圧、ガン対基体距離、ガン移動速度およ
びマンドレル回転速度がある。材料パラメーターには、
例えば、乾燥性に影響する溶媒混合物、溶解固形分の濃
度、溶解固形分の組成(例えば、モノマー、ポリマー)
、および分散液または溶液を用いたときの分散固形分の
濃度がある。塗布コーティングは均一で滑かでありかつ
内包ガス小泡等の欠点を含むべきでない。一般に、液体
キャリヤーをコーティング層で用いる場合、下地層の各
々の乾燥は後の層の塗布前が望ましい。好ましいのは下
地各層の乾燥を後の層の塗布前に行うことであり、それ
はそのような乾燥が液体キャリヤーをより迅速に除去し
ふくれの形成を回避するからである。後の塗布層のフィ
ルム形成性ポリマー材料と液体キャリヤーの組合せの表
面張力は乾燥下地コーティングの表面張力よりも低い表
面張力を好ましくは有して下地コーティング上に薄い実
質的に均一な流体コーティングを確立すべきである。こ
の方法は任意の適当な薄い自由固定性のシームレスベル
トを製造するのに使用できる。これらのベルトは輸送ベ
ルト、紙取扱いベルト、真空伝動体、動力伝達ベルト、
光学装置、またはシームの存在が好ましくない他の用途
のような任意の適当な目的において使用できる。 本発明の方法はまたシームレス基体、導電性基平面およ
び1つ以上の光導電性層を含むシームレス有機感光体の
製造を可能にする。本発明の方法はシームレス有機感光
体をわずかの2ステーシヨンで製造するのに使用でき、
それによって各種の層の塗布間の取扱いおよびクリーニ
ング操作を減じ得る。これは収率の改善をもたらしかつ
汚染および欠陥源を最小にすることによるコストを低減
させる。 〔実施例〕 以下、本発明を特定の好ましい実施態様に
ついて対照実施例と照して詳細に説明するが、これらの
実施例は単に例示を目的とし本発明の範囲を制限するも
のでないことに留意されたい。部およびパーセントは特
に断わらない限り重量による。以下の実施例の殆んどに
おいてポリマーフィルムの電着において用いた装置は、
電気絶縁性ガラス11容器、壁厚約6ミル(152,4
μm)を有する8、4cm (3,3インチ)径ニッケ
ルベルト形成用スリーブマンドレル電極、および1.2
7cm(0,5インチ)径のステンレススチールまたは
グラファイトロッド対向電極を含んでいた。スリーブと
ロッドの長さは電気的接続を行えるように容器の底部か
ら容器頂部の上まで十分に延びていた。液体分散媒中の
固形熱可塑性フィルム形成性ポリマー粒子の分散体を容
器内に分散体全容量が約800m1であるように加えた
。 ポリマー粒子は約35,000以上の分子量、約0.0
1〜約10μmの平均粒度を有し、電着温度で液体分散
媒に実質的に不溶であった。分散体の導電度は約4×1
0〜8〜約1.0XIO−3モ一/cmであった。特に
断わらない限り、以下の実施例で述べる分散体は濃縮形
の供給源から得た。帯電調節剤、状態調節剤、はく離削
および/または他の成分は示したように幾つかの分散体
に添加した。一般的には、帯電調節剤は非極性ポリマー
の幾つかの分散体に添加して分散体中にポリマー粒子の
平均粒度の2倍以上の粒度を有するポリマー粒子凝集物
を実質的に含まないようにした。各成分の混合および分
散促進は各材料を約9mmの平均粒径を有するガラスピ
ーズを半分充填した1クエート(0,9461)びん中
でロールミリングすることによって行った。ベルト形成
用スリーブマンドレル電極を容器に入れ、対向電極をベ
ルト形成用マンドレルの内側に対向電極が中心にありそ
の長さ全体に亘ってマンドレルと共軸するように入れた
。出力源(モデルABC100Oケプロ、ケプコ社より
入手できる)の負側をベルト形成用マンドレル電極に連
結してカソードとし、正側を金属またはグラファイトロ
ッドに連結してアノードとした。電着は周囲温度で所定
の加電圧で特定時間行い、その後、内側表面上に電着コ
ーティングを有するベルト形成用スリーブマンドレル電
極を容器から取出し、オーブン中に、ポリマー粒子を均
一な粘稠ゾル層に凝集し次いで蒸発により溶媒を除去す
るのに十分な温度と時間入れた。次にスリーブマンドレ
ル電極上のベルトを周囲温度に冷却した。ベルトをスリ
ーブマンドレル電極から手ではがして自由固定性フィル
ムを得た。特に断わらない限り、上記の材料、手順およ
び装置を以下の実施例1〜20において行った実験にお
いて使用した。 〔実施例1〕 プロピレンカーボネート溶媒中に約33
重量%の固形分を含有する熱可塑性フィルム形成性ポリ
フッ化ビニル(タイプ44−1000.E、1.デュポ
ン社より入手できる)粒子分散体をプロピレンカーボネ
ートで希釈して17重量%固形分分散体を調製した。こ
の分散体を前述のような電極形状と関係を有する容器に
入れた。出力源の出力を24ボルトにセットし加電圧時
間を10分とした。オーブン加熱は180℃でベルト形
成用マンドレルの各末端部閉鎖で5分、各末端部開放で
10分間行った。ベルトはベルト形成用マンドレルから
室温への冷却後はがすのが難かしかった。ベルト厚は約
76μm(3ミル)であり、ベルト形成用スリーブマン
ドレル電極表面と緊密に接 してなかった面上に多くの
PVF凝集物を含んでいた。ある凝集物はポリフッ化ビ
ニル粒子の平均粒度の10倍以上もありベルトの厚さ全
体に広がり電極面上に欠陥を生じた。上記は電着ベルト
フィルム製造方法を示すけれども、以下の実施例はベル
トの品質がいかに改善できたかを示す。業者によって供
給された材料の電着は分散体および最終ベルト中の凝集
物粒子のために貧弱な品質を与えた。電着速度は時間と
共に低下したので、上記方法はベルトの厚さが電着時間
に比例してなくて限られた厚さであった。 〔実施例2〕 ベルトを実施例1で記載した方法で製造したが、電着時
間は2分であった。完成ベルトは41μm (1,6ミ
ル)の厚さを有していた。ベルトはベルト形成用マンド
レルからはがすのが難しく、またポリマー凝集物欠陥に
よって覆われていた。実施例1の方法と比較すると、ベ
ルトの厚さは電着時間と比例していない。第2のベルト
を電極間に48ボルトを3分間加えることによって製造
した。これにより、38.1μm(1,5ミル)の厚さ
を有するベルトを得たが、24ボルトの電着電圧と比較
したとき、より大きい凝集物を多く含んでいた。このこ
とは高電着電圧がより大きい凝集物により累進的により
貧弱な品質のベルトフィルムを生成することを示してい
る。浴化学性も電着中の凝集物の形成に影響するので、
所望電圧は使用する特定の分散体により変動し得る。 〔実施例3〕 ベルトを実施例1で記載したようにして
製造したが、メタノールを状態調節添加剤として加え凝
集物を含まないベルトを製造した。凝集物を含まないベ
ルトフィルムを製造し電着時間とフィルム厚間に直線関
係を示す分散体の組成は次のとおりである。 A)組成: 17.2%wtloO%固形分のPVF79.5%wt
  プロピレンカーボネート3.29%wt  メタノ
ール B)組成: 17.46%wt  100%固形分のPVF7.5.
 84%wt  プロピレンカーボネート6.70%w
t  メタノール C)組成: 17.8%wt100%固形分のPVF72.02%w
t  プロピレンカーボネート10.2%wt  メタ
ノール ベルトは180℃でベルト形成マンドレル各末端部カバ
ーで5分間、各末端部開設で20分間のオーブン加熱に
より製造した。A)の分散体は凝集物なしのベルトフィ
ルムを与えた。より低濃度のメタノールである以外に同
じ組成を有する同様な分散体は凝集物を有するベルトフ
ィルムを形成した。C)の分散体は凝集物なしのベルト
フィルムを与えた。より高濃度のメタノールである以外
は同じ組成を有する同様の分散体はフィルム中の内包メ
タノールによる小泡を含むベルトフィルムを与えた。 B)の分散体は凝集物なしのベルトフィルムを形成し、
フィルム厚と電着時間の関係は140〜8.0分の時間
範囲に亘って直線であった。約55.9μm(3,2ミ
ル)の厚さが1分の電着時間で得られ、8.0分の電着
時間で330.2am (13,0ミル)が得られた。 以上により、メタノールを状態調節添加剤として用いた
PVF分散体においては、メタノールの最適濃度範囲は
分散体混合物の総重量基準で約3〜約10重量%である
ことが確立された。 〔実施例4〕 分散体を実施例1で記載したようにして
調製したが、酢酸を状態調節添加剤として用いた。酢酸
量は熱可塑性フィルム形成性粒子のポリフッ化ビニル分
散体の総重量基準で0.1重量%であった。加電圧は9
分間で28ボルトであった。オーブン乾燥時間はマンド
レル各末端閉鎖で5分間、マンドレル末端開放で20分
間であった。これによって63,5μm(2,5ミル)
厚を有する凝集物なしのフィルムを得たが、マンドレル
から除去することはできなかった。本実施例はある状態
調節添加剤が金属表面に対するベルト接着の増大を生じ
ることおよび分散体の電着前にマンドレルにはく離コー
ティングを塗布しなければならずさもないとマンドレル
に接着するであろうことを示す。 〔実施例5〕 ベルトを実施例1で記載したようにして
製造したが、フルオロ界面活性剤(FSC,1,E、デ
ュポン社より入手できる)を状態調節剤として使用した
。FSCの量は分散体の総重量基準で0.125重量%
であり、この量は熱可塑性フィルム形成性粒子固形分の
鉤 75重量%に相当した。加電圧は24ポルトであり
時間は3分であった。これにより、凝集物がないしかも
より大きい厚さを有するベルトフィルムが得られた。 FSCなしで製造したフィルムは48.26μm(1゜
9ミル)の厚さを有していたのに対し、FSCありでは
96.5μm(3,8ミル)であり、これは約2x厚さ
増大係数であった。同じ電圧ど電着時間を用いて、固形
分の総重量基準で0.25重量%のFSC(分散体の総
重量基準で0.042重量%)の添加により製造したフ
ィルムは凝集物を含まず約88.26μm(3,47ミ
ル)の厚さを有しており、これは低量のFSCは薄目の
ベルトフィルムを をることを示していた。FSC濃度
のX増加係数、0.042対0.125重量%はわずか
に1.085Xのフィルム厚増大(96,5μm対88
.3μm)係数を与えたに過ぎなかった。各ベルトフィ
ルム清浄で良好な品質を有していた。また、各フィルム
は実施例1〜3に比較したとき、マンドレルからより容
易にはく離した。 〔実施例6〕 ベルトを実施例1で記載したようにして
製造したが、ベルト形成マンドレル電極は直径26.9
7cm (10,62インチ)を有するシームレスニッ
ケルスリーブであった。熱可塑性フィルム形成性ポリマ
ー分散体は9.45重量%のポリフッ化ビニル樹脂、8
6重量%のプロピレンカーボネート溶媒および4.5重
量%の状態調節剤としてのメタノールとを含有していた
。 電着電圧は40ボルトであり、この電圧を2分の電着時
間で加えた。オーブン乾燥は170℃でベルト形成用マ
ンドレル末端閉鎖で5分間、ベルト形成用マンドレル開
放で10分間であった。マンドレルから取り出した後の
ベルトフィルムの厚さは31.75μm(1,25ミル
)であった。このことは大きい直径のベルト形成用マン
ドレル電極により大きい径のベルトフィルムが得られる
ことを示している。 〔実施例7〕 ベルトを実施例6で記載したようにして
製造したが、フヨン硬化剤(F−546,ワーカ−ケミ
カル社より入手できる)を含むシリコーン樹脂(F−5
44、ワーカーケミカルズ社から入手できる)からなる
はく離削をベルト形成相スリーブマンドレル電極の内表
面上に塗布した。このはく離コーティングは再使用可能
であり多くのベルトフィルムの製造に使用できた。電着
分散体は9.4重量%のポリフッ化ビニル樹脂、86重
量%のプロピレンカーボネート溶媒および4.5重量%
の状態調節添加剤としてのメタノールを含んでいた。電
着は30ポルトの加電圧および9分の電着時間で行った
。オーブン乾燥はマンドレル末端閉鎖で5分、マンドレ
ル末端開放で15分であった。ベルトフィルムは末端部
の地なし後完全に自己はく離性であり、76.2μm(
3ミル)の厚さを有していた。ベルト形成用マンドレル
からベルトフィルムの許容できる自己はく離を形成する
ことを示す他の非再使用性はく離コーティングは、フロ
リダ州ポカラトンのフレコート社からのフレコート33
.44および700、ミシガン州ミツドランドのダウケ
ミカル社からのダウ20シリコーンはく離液、およびワ
ーカ−社からのE−155であった。ベルト製造時毎1
0に適するこれらの材料は、電着工程前に、製造業者の
推奨に従って、スリーブマンドレルの内表面に塗布しオ
ーブン乾燥させた。熱可塑性フィルム形成性粒子分散体
は17,5重量%のポリフッ化ビニル樹脂、72.2重
量%のプロピレンカーボネートおよび7.5重量%の状
態調節添加剤としてのメタノールでからなっていた。 許容し得るフィルム厚を与えた電着電位は30〜80ポ
ルトであり、オーブン乾燥は180℃でベルト形成用マ
ンドレル閉鎖で5分間、溶媒を変色させるための末端開
放で15分間で行った。各々、厚さ約76.2μmを有
するベルトが各はく離コーティングで得られた。ただし
、各はく離コーティングは各ベルト製造毎に再供給した
。 〔実施例8〕 電着を実施例1で記載した容器形状を用
いて行ったが、アノードとカソードは幅0,75インチ
(19,05mm)および厚さ約6ミル(152,4μ
m)を有するフラットアルミニウム電極であった。各電
極は電気接続のために容器の底部から頂部の上まで延び
ていた。熱可塑性フィルム形成性粒子分散体は1:1容
量比のメチルエチルケトンと塩化メチレン溶媒のキャリ
ヤー液体混合物中に分散させたポリカーボネート樹脂粉
末(メルロンM−31、モーベイケミカル社より入手で
きる)からなっていた。この分散体は3.57重量%の
ポリカーボネート樹脂と96.43重量%のキャリヤー
液体を含有していた。電着は900ボルトの加電圧で5
分間行った。電極上の付着物質は厚さ約127μm(5
ミル)であった。このことはポリカーボネート粉末が電
着したことを示す。 〔実施例9〕 電着を実施例8で記載したようにして行
ったが、熱可塑性フィルム形成性ポリマー粒子は33゜
2重量%の透明ポリウレタン粉末コーティング(VED
OCVP−180、オハイオ州りレペランドのフェロ社
より入手できる)、66.4重量%のキャリヤー液体と
してのn−へブタンおよび0.33重量%の状態調節剤
としてのアニオン界面活性剤(FC−120フルオラツ
ド、3M社より入手できる)からなっていた。電着は1
0分間行い、次いで、180℃で2分間オーブン加熱を
行った。電着はアノード上で起り、付着フィルムは厚さ
約20μmであった。このことはポリウレタン粉末が電
着したことを示す。 〔実施例10〕  ベルトを実施例6で記載したように
して製造したが、熱可塑性フィルム形成性ポリマー分散
体は24.85重量%のポリフッ化ビニリデン(カイナ
ール8VDF、タイプ2O2、ペンウォルト社より入手
できる)と70.7重量%プロピレンカーボネート溶媒
からなっていた。カイナール2O2は4.4重量%のマ
イカを充填剤として含有する。電着は90ポルトで10
分間行い、次いで、オーブン乾燥を270℃でベルト形
成用マンドレル末端閉鎖10分、末端開放10分で行っ
た。ベルトフィルムはベルト形成マンドレル電極から脱
イオン水に約20分浸漬することによって行った。マン
ドレル電極からはく離後のベルトフィルム厚は72.3
7μm(2,85ミル)であった。ベルトはマイカ充填
剤のために白色であり良好な品質を有していた。 〔実施例11〕  ベルトを実施例1で記載したように
して製造したが、熱可塑性フィルム形成性ポリマー分散
体は16.37重量%のポリフッ化ビニリデン(カイナ
ール7201.ペンウォルト社より入手できる)と88
゜63重量%のプロピレンカーボネート溶媒からなって
いた。電着は90ポルトの電圧で20分間行った。オー
ブン加熱は180℃でベルト形成用マンドレル末端閉鎖
1分間、末端開放10分間であった。フィルムはベルト
形成用マンドレルからはく離した。ベルトは63.5μ
m(2,5ミル)の強さを有し、良好な透明性と良好な
表面品質を有していた。 〔実施例12〕  ベルトを実施例1で記載したように
して製造したが、熱可塑性フィルム形成性ポリマー分散
体は4.9重量%のポリフッ化ビニル樹脂、94.8重
量%のプロピレンカーボネート溶媒および0.306重
量%のバナジルフタロシアニン顔料からなっていた。電
着は29ボルトの電圧で3分間行った。オーブン加熱は
180℃でベルト形成用マンドレル末端閉鎖5分間、末
端開放10分間であった。フィルム形成用マンドレルか
らはく離した後のフィルム厚は88.9μm(3,5ミ
ル)であった。このことはフタロシアニンタイプの顔料
が充填剤材料としてベルトフィルム内に共電着したこと
を示している。 〔実施例13)  ベルトを実施例1で記載したように
して製造したが、分散体は16.3重量%のポリフッ化
ビニル樹脂、80.4重量%のプロピレンカーボネート
溶媒および3.3重量%のクラストナイト200 (フ
ァイザー社より入手できる)補強用充填剤とのロールミ
ル処理混合物であった。電着は24ポルトで3分間行い
、180℃でフィルム形成用マンドレル末端閉鎖5分間
、末、端開放10分でオーブン加熱した。ベルト形成用
マンドレルからはく離後のベルトフィルムは127μm
 (5ミル)の厚さを有していた。フィルムは不透明で
あり、表面品質は良好であった。分析学に基づく重量分
析はフィルムが殆んど比例的含有量のクラストナイト2
00を含み従って、ポリフッ化ビニルとの共電着が起っ
たことを示した。同様な結果を与えることを示した他の
充填剤にはアメトロクォーツ556フアイバー、クラス
トナイト325.400クラストクップ10014.1
0クラストクツプ110014(いずれも、ファイザー
社より入手できる)、チタン酸バリウムにューヨーク州
ペンヤンのフェロ社より入手できる)、酸化錫(スエア
ライト社)      錫酸化物にュージャージー州、
フレシントンのマグネシウムエレクトロン社)がある。 〔実施例14〕  ベルトを実施例1で記載した方法で
製造したが、電着用に用いた熱可塑性フィルム形成性ポ
リマー分散体は11.7重量%のPVF、8743重量
%のプロピレンカーボネートキャリヤー液体、1.0重
量%のカーボンブラックおよび0.75重量%のFC−
135フルオロ界面活性剤からなっていた。オーブン加
熱は180℃で30分間、フィルム形成用マンドレル開
放のみであった。マンドレルからはく離後のベルトフィ
ルムは63.5μm(2,5ミル)の厚さを有しており
、全体を通じて黒色であり外側表面で良好な表面品質を
有していた。コーティングの表面抵抗は約106オーム
ーcmであった。 〔実施例15〕  ベルトを実施例14で記載したよう
にして製造したが、熱可塑性フィルム形成性ポリマー分
散体は16.26重量%のポリフッ化ビニル樹脂、82
゜3重量%のプロピレンカーボネート溶媒および1.4
1重量%のカーボンブラックからなっていた。コンディ
ショニング添加剤は、0.75重量%の界面活性剤(E
C135フルオロ)であった。電着は24ポルトで3分
間行った。コーティングマンドレルをその後180℃で
30分間フィルム形成用マンドレル末端上のカバーなし
でオーブン加熱した。マンドレルからはく離後のフィル
ムは124.5μm(49ミル)の厚さを有し均一な厚
さを有する良好な表面品質を有していた。電着は実施例
14との比較して高固形分含有量で行い、厚さ増大係数
は11.69から16.26の樹脂%重量増加(1,3
9Xの係数)において1.96xであった。このことは
高固形分のカーボンブラックを含む熱可塑性フィルム形
成性分散体がより厚目のベルトフィルムを与えることを
示す。 〔実施例16〕  ベルトを実施例3で記載したように
して製造したが、ベルト形成用マンドレルは12.85
5cm(4,75インチ)の直径を有していた。また、
分散体は6.5重量%の樹脂固形分91.9重量%のプ
ロピレンカーボネート溶媒および1.3重量%のブラッ
クパールス2500カーボンブラックからなる分散体を
コーティングとしてベルト形成用マンドレルの内側表面
に電着工程の前にブラシ塗装によって塗布した。このコ
ーティングを180℃でマンドレル末端閉鎖5分、末端
開放10分でオーブン加熱して導電性層を形成させた。 この導電性層は電着ベルトの外表面上に実際は存在する
であろう。次いで、ベルト形成用マンドレルを実施例3
の組成り)と同じ熱可塑性フィルム形成性PVF粒子の
分散体中に浸漬した。電着は、24ボルトの電圧で時間
3分で行なった。電着後、付着PVFコーティングを1
80℃でマンドレル末端を封鎖して5分間、末端開放で
10分間オーブン加熱した。最終のベルトはカーボンブ
ラック含有コーティングに良好に接着した76.2μm
(3,0ミル)の厚さを有していた。取り出したベルト
は外側表面上で黒色であり約10,000オーム/sq
以下の表面抵抗を有していた。このことは厚いポリフッ
化ビニルベルトフィルムを薄い導電性外表面を有して製
造できることを示す。 〔実施例17〕  ベルトを実施例3で記載したように
して分散体組成り)を用いて製造したが、マンドレルは
12.065cm (4,75インチ)の直径を有して
いた。電着は24ポルトの電圧で時間3分で行った。凝
集し室温に冷却後、カーボンブラック含有ポリフッ化ビ
ニル分散体をブラシ塗装により電着フィルムの内側表面
に塗布した。カーボンブラック含有分散体は実施例16
で用いたのと同じ組成を有していた。この内部コーティ
ングを180℃でマンドレル末端封鎖5分間、末端開放
10分間で凝集させた。マンドレルからはく離接の合計
厚さは133.4μm(5,25ミル)であった。この
ことはベルトフィルムがベルトの内側表面上に導電性層
を有して製造できることおよび導電性層が無カーボンブ
ラック層に良好に接着していることを示す。 〔実施例18〕 ベルトを実施例6で記載したようにし
て製造したが、厚さ12ミル(304,8μm)を有す
る軽アルミニウムクロスの網(スクリーン)をベルト形
成用スリーブマンドレルの内側に熱可塑性フィルム形成
性粒子の電着前および電着中に内側表面と接触させて置
いた。使用した分散体は15.06重量%のポリフッ化
ビニル、84.94重量%のプロピレンカーボネートお
よび0.75重量%のフルオロ界面活性剤(FC−13
5)からなっていた。電着時間は13分であった。この
フィルム形成用マンドレルを末端封鎖で5分間、末端開
放で10分間オーブン加熱した。網で補強してない領域
のベルトの厚さは76μm(3,0ミル)であった。 般的には、304.8μm(12ミル)である網の厚さ
が補強ベルトの全体の厚さを占めるが、このことは内部
フィラメント状材料によるベルトの補強の原理を示す。 ステンレススチルのような他の網材料も同様の結果を与
えた。 〔実施例19〕  ベルトを実施例1で記載したように
して製造したが、使用した分散体は25重量%のポリフ
ッ化ビニル樹脂固形分と75重量%のプロピレンカーボ
ネート溶媒からなっていた。3分間の電着により、厚さ
96.5μm(3,8ミル)を有するベルトフィルムを
製造した。16.9重量%のポリフッ化ビニル樹脂固形
分を含有する分散体から3分間の電着時間を用いて前以
って製造した電着ベルトは厚さ48.4μm(1,9ミ
ル)の厚さを有するベルトフィルムを与えた。固形分増
大係数は1.8Xであり、これはおよそ2.OXのベル
トフィルム厚増大を与えた。このことは一定電着時間に
おけるフィルム厚の固形分濃度依存性を示す。 〔実施例20〕  ベルトを実施例6で記載したように
して製造したが、マンドレルからの取出の後、ベルトを
有機材料からなる感光体用の基体として用い、各有機材
料はベルトの外側表面上にスプレーコーティングした。 基平面コーティングはアクリルポリマー(デュポン社か
ら968080)中に分散させた約15重量%のカーボ
ンブラックからなり、1μm圧の電気ブロッキング層は
ポリアミド樹脂(ヘンケル社からのマクロタルト630
0)であり、2μm厚の発生体層はポリビニルカルバゾ
ールバインダー中に30重量%の三方晶セレンを含有し
、そして20μm厚の電荷輸送層はポリカーボネート樹
脂(メルロンH−19、モーペイ社より入手できる)中
に40重量%のN、 N’−ビス(メチルフェニル)[
1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミンを含有し
ていた。完成感光体装置は良好な電子写真サイクル操作
特性を示した。本発明を特定の好ましい実施態様につい
て説明して来たが、本発明はこれらに限定するものでは
なく、むしろ当業者であれば、本発明の精神および特許
請求の範囲における変形および修正がなされ得ることを
理解されるであろう。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 〔請求項1〕少なくとも1つの他の電極から離れて共軸
    的に置かれかつ該他の電極を取巻いている少なくとも1
    つのスリーブ電極を、実質的に水を含まない有機液体分
    散媒中の電気的に荷電した熱可塑性フィルム形成性ポリ
    マー粒子の分散体を含む浴中で用いること;上記のポリ
    マー粒子が少なくとも約35,000の重量平均分子量
    を有しかつ電着温度下では上記有機液体分散媒に実質的
    に不溶性であり昇温乾燥温度では上記有機液体分散媒に
    実質的に可溶性であり凝集して粘稠なコーティングを形
    成すること;各電極に、ポリマー粒子の厚い実質的に均
    一な電着物が上記スリーブ電極の内表面上に生成するま
    で電界を掛けること;上記ポリマー粒子電着物およびこ
    のポリマー粒子電着物に付着している残留有機液体分散
    媒とを担持している上記スリーブ電極を上記浴から取出
    すこと;上記電着物を加熱して先ず上記ポリマー粒子を
    上記残留有機液体分散媒中に溶解させて溶解ポリマー粒
    子の凝集した連続粘稠コーティングを形成させること;
    加熱を続行して上記残留有機液体分散媒を蒸発させかつ
    連続した固化、乾燥ベルト型ポリマーフィルムを形成さ
    せること;上記連続した固化乾燥ベルト型ポリマーフィ
    ルムを冷却すること;および上記連続した固化乾燥ベル
    ト型ポリマーフィルムを上記スリーブ電極の内表面から
    取出すことを特徴とする自由固定性ベルト型フィルムの
    電着形成方法。
  2. 〔請求項2〕少なくとも1つの他の電極から離れて共軸
    的に置かれかつ該他の電極を取巻いている少なくとも1
    つのスリーブ電極を、実質的に水を含まない有機液体分
    散媒中の電気的に荷電した熱可塑性フィルム形成性ポリ
    マー粒子の分散体を含む浴中で用いること;上記のポリ
    マー粒子が少なくとも約35,000の重量平均分子量
    を有しかつ電着温度下では上記有機液体分散媒に実質的
    に不溶性であり昇温乾燥温度では上記有機液体分散媒に
    実質的に可溶性であり凝集して粘稠コーティングを形成
    すること;各電極に、ポリマー粒子の厚い実質的に均一
    な電着物が上記スリーブ電極の内表面上に生成するまで
    電界を掛けること;上記ポリマー粒子電着物およびこの
    ポリマー粒子電着物に付着している残留有機液体分散媒
    とを担持している上記スリーブ電極を上記浴から取出す
    こと;上記電着物を加熱して先ず上記ポリマー粒子を上
    記残留有機液体分散媒中に溶解させて溶解ポリマー粒子
    の凝集した連続粘稠コーティングを形成させること;加
    熱を続行して上記残留有機液体分散媒を蒸発させかつ連
    続した固化、乾燥ベルト型ポリマーフィルムを形成させ
    ること;上記連続した固化乾燥ベルト型ポリマーフィル
    ムを上記スリーブ電極の内表面から取出すこと;上記フ
    ィルム上に導電性層を塗布すること;電荷発生層を施す
    こと;および電荷輸送層を施すことを特徴とする自由固
    定性ベルト型フィルムの電着形成方法。
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