JPH0420933B2 - - Google Patents

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JPH0420933B2
JPH0420933B2 JP59069844A JP6984484A JPH0420933B2 JP H0420933 B2 JPH0420933 B2 JP H0420933B2 JP 59069844 A JP59069844 A JP 59069844A JP 6984484 A JP6984484 A JP 6984484A JP H0420933 B2 JPH0420933 B2 JP H0420933B2
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JP
Japan
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adhesive
weight
core material
molded product
silica
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JP59069844A
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Isao Fujiwara
Hiroshi Hirai
Yoshinori Asaumi
Yoshihiko Yotsuyanagi
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Konishi Co Ltd
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Konishi Co Ltd
Otsuka Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60212432A publication Critical patent/JPS60212432A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、合成樹脂成型品と多孔質芯材との接
着方法に関する。 発明の背景 従来、木材工業の分野では、天然銘木、プリン
ト紙、樹脂フイルム等のシート又はフイルム状物
質を合板等の木質材料に積層した化粧板を表面材
料として、組立加工して家具、住器、建材等を生
産することが一般的であつた。ところが、これら
の化粧板は平面状であるため、単調で立体感や重
量感に乏しく、意匠も自ずから制約を受けざるを
得なかつた。そこで、立体感や重量感を付与し、
多様な意匠性を得る為の手段として、予め成型加
工することで立体化した樹脂成型品を表面材料と
して用い、その形状に対応する多孔質芯材をはめ
こめば、高度な意匠性を備えた家具、住器、建材
を世に提供できる。ここで言う合成樹脂成型品と
は、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂、メラミン
樹脂等の熱硬化性樹脂等広範な合成樹脂から任意
に選ばれ、必要に応じて木目調その他を印刷して
表面を美粧化した素材を意味する。又、多孔質芯
材とは、合板、原木、集成材、チツプボード、繊
維板等の木質材料、ダンボール等の紙質材料等の
有機質材料、石コウボード、硅酸カルシウム板、
スレート板等の無機質材料である多孔質物質を意
味する。この様な多孔質芯材を用いれば、取扱い
が簡便で安全性が高く接着作業のしやすいエマル
ジヨンタイプと呼ばれる水分散型の接着剤が利用
できる利点がある。これらの接着には、接着剤を
被着体の片方又は両方に塗工して圧着させる方法
が利用でき、接着剤の揮発主成分である水は、多
孔質芯材に吸収、拡散して行き、乾燥固化した接
着層が形成される。しかし、合成樹脂成型品(こ
れを単に成型品と略す)とそれに対応する形状の
多孔質芯材(これを単に芯材と略す)を作製する
に当り、成型品が凹型形状、凸型形状若しくは平
板形状又はこれらを組合せた形状等の種々の形状
をしていること、成型品の加工条件、芯材を切削
等加工するときの加工精度、加工限界に基づき、
両者を一体化させるときに通常必ず空隙部分や空
洞部分を生じる。ここで言う空隙とは、両者の形
状の寸法精度等により生じた不整合又は芯材素材
表面の凹凸によるもので、1mm程度以下の隙間を
意味する。又、空洞とは、芯材の加工限界や成型
品が複雑な形状を有する場合に設計時から存在す
る芯材との隙間である。 これら接着に使用する通常の水分散型接着剤
は、揮発成分としての水分を約半量以上含有する
為乾燥後体積収縮を生じるので、充填接着を必要
とする部分の接着用としては適当でなく、多大な
支障を来たしていた。即ち、上述の如く成型品と
芯材に空隙部分があれば、当然乍らその部分の接
着に支障を来たし、全体として接着有効面積の乏
しい接着状態を呈する傾向がある。また空洞部分
がある場合、成型品裏面又は芯材表面に接着剤を
塗工して接着剤皮膜を形成せしめて厚みづけをし
て成型品の材質の補強をするのであるが、乾燥後
の体積収縮により形成される皮膜が薄く、これら
接着剤皮膜が柔軟な為充分な補強効果が得られる
状態とは言い難い。従つて、これら接着剤を使用
した成型品と芯材との接着物を、例えば和洋タン
スの前扉、抽出等の家具部材として使用した場
合、充填接着性が不充分であるため指や手で押え
た時に不快なきしみ音を生じたり、又空洞部分の
補強が充分でないため強度に乏しく、簡単に凹ん
でしまうという欠点を生じる。このような状態と
なれば、家具に本来必要とされる重厚感や高級イ
メージが払拭されてしまい、品質的価値の低下は
致命的となる。更に、充填接着されていない部分
がスポツト的に存在すれば、直射日光やストーブ
等の暖房機の熱履歴により未接着部分がふくれや
変形を生じ、これら現象が発生したなら美観を生
命とする家具等の致命的な欠陥と言つても過言で
はない。 このような難点を解消する目的で、水分散型接
着剤に炭酸カルシウムやアルミナを主成分とする
無機系充填剤や、セルロース粉末、小麦粉等の有
機系充填剤を配合することにより、充填接着性は
改良されるが、充填剤の混和の影響により接着有
効成分である接着剤成分の比率が相対的に低減化
される為、本来必要な接着力が著しく低下すると
言う難点が生じ、何ら有効な解決手段とはならな
かつた。 本発明者は、上記現状に鑑み、成型品と芯材の
接着に当り、強力な接着力と充填接着の両方を可
能とし、又空洞部分の厚みづけによる補強も可能
にできる接着方法の確立を目的に鋭意研究を重ね
た。 その結果、ウレタン系ポリマー及びビニル系ポ
リマーを主成分とする樹脂水分散液にシリカ分50
重量%以上のシリカ系充填剤を配合して成る接着
剤を用いる場合には、乾燥後の接着層の体積収縮
が殆んどないこと、接着有効成分が相対的に低減
しているにもかかわらず意外にも樹脂水分散液単
独時よりも接着力(はくり強度)が向上している
こと、空洞部分を厚みづけして補強する場合の補
強効果が向上していること等を見出し、本発明を
完成するに至つた。特に注目すべき点は、本発明
で用いる接着剤においては、上記補強効果の向上
から考えて接着層が硬くなつていることが明らか
であるが、一般的接着理論(通常、接着層が硬く
なればはくり強度は低下し、接着層が柔くなれば
はくり強度は高くなる)に反して接着強度が向上
していることである。 発明の構成 本発明は、合成樹脂成型品と多孔質芯材とを一
体化する際の空隙又は空洞を有する接着部分に対
して、ウレタン系ポリマー及びビニル系ポリマー
を主成分とする樹脂水分散液にシリカ分50重量%
以上のシリカ系充填剤を配合して成る接着剤を用
いて、接着することを特徴とする合成樹脂成型品
と多孔質芯材との接着方法に係る。 本発明に使用するウレタン系ポリマーとして
は、例えば特公昭42−24192号、特公昭42−19278
号、特公昭53−38760号、特公昭40−27349号に示
されるものが使用できる。具体的には、芳香族又
は脂肪族イソシアネート系化合物とポリエステル
又はポリエーテル系化合物とをウレタン化反応さ
せて得たウレタン樹脂である。製法は、限定され
ないが、分子内にカルボキシル基、スルホン酸基
等の酸基を含有するものが、架橋剤により架橋で
きるので好ましい。すなわち成型品の樹脂の種類
や芯材の含水率が高い時、直射日光等の熱履歴の
影響でふくれや変形の発生することが予測される
為、ウレタン系ポリマーに架橋可能な官能基を与
え、架橋剤を作用させることで耐熱性、耐水性が
向上し、ふくれや変形等の防止に有効である。ウ
レタン系ポリマー中好ましいものは、各種合成樹
脂に広範な接着性を示すポリエステル系ウレタン
ポリマーで、特に好ましいものはこれらポリマー
にカルボキシル基を含有せしめたものである。 ビニル系ポリマーとは、一般式
【式】 〔式中、Xは水素原子、ハロゲン原子又は低級ア
ルキル基を示す。Yは水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、−OCOR基(Rは低級アルキル基を示
す)、−COOR′基(R′は炭素数1〜8のアルキル
基を示す)又はフエニル基を示す。〕で表わされ
る化合物の重合体をいう。具体的には、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル及びアクリロ
ニトリルを含むビニル系単量体、例えばエチレ
ン、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、スチレン等の少なくとも1種を重合させたも
のである。これら単量体を樹脂化させて水分散液
とする場合、製法は限定されないが、通常ビニル
系単量体の少なくとも1種を乳化剤及び/又はポ
リビニルアルコール等の保護コロイドの存在下で
乳化重合してこれを得る。このビニル系ポリマー
の水分散液の内、好ましいものは酢酸ビニル、エ
チレン、アクリル酸エステルから選ばれた少なく
とも1種の単量体を重合させて得られる樹脂水分
散液で、具体的には、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニ
ル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−アクリル系
共重合体、酢酸ビニル−エチレン−アクリル系多
元共重合体等の水分散液が、各種樹脂成型品に良
好な接着性を示す点でよい。ビニル系ポリマーに
は、カルボキシル基、グリシジル基、メチロール
基等の官能性モノマーを任意に導入することがで
き、これらに対して架橋剤を作用させれば、耐熱
性、耐水性が向上するのでふくれや変形を防止す
ることができる。 これらウレタン系ポリマーとビニル系ポリマー
の水分散液は、本発明では、接着力及び所定のシ
リカ系充填剤の配合による接着性能の向上の点や
各種樹脂成型品との接着性の範囲が拡大される点
から、両者を併用することが必要である。両者の
配合割合は、特に限定されないが、樹脂分で通常
前者100重量部に対して後者を10〜1000重量部程
度とするのが良い。 ウレタン系ポリマー及びビニル系ポリマー中の
酸基を代表とする官能基に作用する架橋剤として
は、グリセリンジグリシジルエーテル、ビニスフ
エノール型エポキシ樹脂等のエポキシ系化合物、
ジ又はトリメチロールメラミン及びそのエーテル
化物等のメラミン系化合物、ジフエニルメタンジ
イソシアネート等のイソシアネート系化合物、
4,4−ビス(エチレンイミノカルボニルアミ
ノ)ジフエニルメタン、2,2−ビスヒドロキシ
メチルブタノール−トリス−〔3−(1−アジリジ
ニル)プロピオネート〕等のアジリジン環化合物
が例示できる。架橋剤の配合量は樹脂水分散液の
樹脂分100重量部当り、0.5〜40重量部程度とする
のが好ましい。 シリカ系充填剤とは、シリカ(SiO2)を主成
分とする無機物質で、窯業原料、粘土、ゴムやプ
ラスチツク等の本質顔料に使用される粉体であ
る。具体的には、ゼオライト、硅藻土、セリサイ
ト、硅砂、ジークライト(セリサイトとカオリナ
イトの混合鉱物)、カオリンクレー等のカオリナ
イト、シラス、タルク、滑石類、ホワイトカーボ
ン類、無水シリカ等が例示できる。本発明におい
ては、接着力の保持向上効果を得るため、シリカ
系充填剤のシリカ分が50重量%以上であることが
必要である。接着力の一層の向上のためには、シ
リカ分が70重量%以上のものが好ましく、90重量
%以上のものが特に好ましい。シリカ分が50重量
%未満のものでは、接着力が向上しない。また、
作業性等の点から、吸水性が低くて接着剤の粘度
上昇が少ないものが好ましい。 樹脂水分散液に対するシリカ系充填剤の配合方
法は、通常水分散液に粉体であるシリカ系充填剤
を配合して、適当な撹拌装置を用いてママコ等の
異物をつくらぬように撹拌して均質混合すればよ
い。本発明で用いる充填剤を配合した接着剤の体
積収縮が少なく接着有効成分の濃度以上に充填接
着効果が得られるのは、充填剤に含まれる空気が
混合時に内包されて微細な気泡となり、接着層が
形成される時にその気泡が残つて見かけ上の体積
収縮が少なくなる効果によることが認められる。
従つて、その効果を得る為には、自然に泡が残る
ように混合した方がよい。 シリカ系充填剤の配合量は、樹脂水分散液の樹
脂分100重量部当り通常10〜500重量部程度とする
のが好ましい。10重量部未満の場合は、充填接着
効果が低下し、500重量部を越える場合は、接着
剤の粘度が上りすぎて作業性が悪くなる。特に好
ましくは50〜300重量部である。一方、配合物の
濃度(不揮発分又は蒸発残分)は、充填接着効果
に貢献すると同時に初期接着速さにも影響を与え
る為、50重量%以上であるのが好ましい。特に、
60〜80重量%であるのが充填接着も良好で初期接
着速さも速いので好ましい。 次に、本発明の接着工程について述べる。尚、
本発明における接着には、通常の接着及び充填接
着が包含される。 成型品と芯材の接着方法は、接着剤の塗工工程
と圧着工程から成る、塗工工程には、成型品と芯
材に空洞部分がある場合の厚みづけ工程も含む。
接着剤は、成型品と芯材の片方又は両方に塗工す
る。塗工方法は、接着剤の粘度、被着体の形状等
により、スプレー塗工、ロールコータ塗工、ノズ
ル塗工、刷毛塗り等通常行なわれる方法が利用で
きる。塗付量、接着剤の濃度、充填剤の配合量
は、空隙部分の状態、隙間の広さ等でその都度決
定すればよい。通常充填接着する隙間の範囲は1
mm程度を対象とし、塗付量80〜1200g/m2程度を
塗工する。隙間が1mmを超えた場合は、芯材、成
型品の両方に塗工して圧着させた方がよい。もし
隙稿間が更に広くて充填接着しづらい場合は、予
め成型品、芯材の片方又は両方に、濃度が高く充
填剤配合量の多いものを事前に塗工して乾燥させ
て厚みづけをしておけばよい。また、空洞部分が
ある場合も通常高濃度で充填剤量の多いものを成
型品裏面又は芯材表面に塗付量200〜1500g/m2
程度をスプレー、刷毛等で塗りつけ乾燥させて補
強(厚みづけ)しておけば、接着後手で押しても
容易に凹まない状態となる。 接着剤を塗工した後、通常接着剤が湿潤状態に
ある時間内に圧着作業を行なう。しかし、隙間が
広くて塗付量を増した場合や、両面に塗工した場
合は半乾き状態となるまでオープンタイムを採つ
てもよい。圧着方法は、型付けプレスにはめこみ
上部から圧力をかける方法、各方向からシリンダ
ープレスで圧着させる方法、真空プレス機で両方
から全体を押えつける方法等任意の圧着手段を利
用できる。プレス圧力は0.5〜5Kg/cm2程度、プ
レス温度は10〜70℃程度、プレス時間は接着剤の
濃度、温度、圧力等の条件により決定するが、少
なくとも1分以上を要する。 発明の効果 本発明によれば、下記の如き顕著な効果が得ら
れる。 (1) 本発明で用いる接着剤は、非接着成分である
シリカ系充填剤の配合で接着有効成分が低減し
ているのにもかかわらず、はくり試験に於いて
接着力が向上している。 (2) シリカ系充填剤の配合により接着剤自体の体
積収縮が減少すると同時に充填剤に含まれてい
る空気が接着剤に内包されて気泡を持つたまま
乾繰皮膜形成されるので見かけの体積収縮が緩
和されるという相剰効果で、良好な充填接着状
態が得られる。 (3) 本発明で用いる接着剤に架橋剤を配合すれ
ば、成型品が薄い場合や熱変形しやすい場合
も、直射日光等の熱履歴によるふくれや変形を
防止できる。 (4) 本発明で用いる接着剤は、シリカ系充填剤の
配合により水分含量が低下して初期接着速さが
速い為、プレス時間が短かくて済み生産性に優
れる。 (5) 成型品と芯材の隙間が広くても、事前に本発
明の接着剤を塗付乾燥しておけば、厚みづけに
より充填接着できる。 (6) 成型品と芯材の間に空洞部分があつても、本
発明の接着剤を成型品裏面又は芯材表面に事前
に塗工乾燥しておけば、材質の補強効果が得ら
れる。 従つて、本発明に基づく接着方法を利用した成
型品と芯材を用いた家具、住器、建材等は、空隙
部分が充分充填接着されており、又空洞部分があ
つても材質補強されている為、指や手で押しても
不快なきしみ音を生じたり、又容易に凹むことが
なく、本発明で用いる接着剤が備える強力且つ充
分な接着力により製品の品質は安定し、家具等に
本来的に重要な重厚感が得られ、更に高級イメー
ジにマツチする品質的価値を生み出す。また、充
填接着と材質補強の問題が解消される為、立体感
や、意匠の必要上、たとえ複雑な形状を持つ成型
品を設定し、芯材がそれに対応できない程空隙や
空洞が多くとも、充分家具等の商品として実用化
できる。更に、成型上または経済上の理由から、
成型品に薄いものや変形しやすい樹脂を選択して
も、接着剤に官能基を有するポリマーを用いて架
橋剤を配合すれば、熱履歴等によるふくれや変形
の問題は解消できるので、成型品の樹脂も広範に
選択できることは言うまでもない。 実施例 以下、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に
説明する。 実施例 1 ポリビニルアルコールを含有する酢酸ビニル−
アクリル系共重合体水分散液(モノマー重量比、
酢酸ビニル:ブチルアクリレート:エチルアクリ
レート:アクリロニトリル=30:40:20:10、蒸
発残分45重量%、粘度10000ops)40重量部とカ
ルボキシル基含有ポリエステル型芳香族イソシア
ネート系ポリウレタン水分散液(蒸発残分45重量
%、粘度400cps)55重量部とトルエン5重量部
を、順に撹拌機を備えた三口フラスコを用いて配
合して接着剤ペースA(蒸発残分43重量%、粘度
1200cps)を得た。 この接着剤ペースA100重量部当り、SiO2含有
量の異なる各種シリカ系充填剤45重量部をホモミ
クサー(品名「T.K.オートホモミクサー」、特殊
機器工業製)を用いて撹拌混合して、各々の接着
剤を得た(蒸発残分61重量%)。 用いたシリカ系充填剤を第1表に挙げる。尚、
第1表中「タルクSS」及び「ASP170」は、シリ
カ分が50重量%未満のものであり、比較のために
用いたものである。
【表】 これら充填剤を配合した各々の接着剤を用いて
粘度の測定を行ない、ポリ塩化ビニルシート(厚
さ0.4mm、可塑剤23PHR、濡れ指数36dyne/cm)
とラワン系合板(厚さ5.5mm、タイプ、3プラ
イ)とを冷圧生貼法により次の条件で接着した。 塗付方法:台板面にロールコータ塗付。 作業温度:20℃、60%RH。 塗付量 :150g/m2。 脱 気:ゴムロール1パス。 堆 積:20分以内。 圧 締:1.0Kg/cm2×40分×20℃。 養 生:20℃、60%RHにて5日間。 この貼合せ物の各々を、合板繊維方向に平行に
180度はくり試験により接着強度を測定した。 試験片の巾は25mmとした。 測定温度:20℃、60%RH。 引張速度:200mm/min。 測定個数:各々試験片5個づつ。 測定機器:オートグラフDSS5000(島津製作所
製)。 各々の充填剤を配合した時の粘度と接着強度を
第2表に挙げる。
【表】 第2表の試験結果から明らかな通りSiO2分が
50重量%以上で接着強度の向上作用が認められ、
特にSiO2分が70重量%以上の配合物の向上作用
が顕著であつた。また、SiO2分が92重量%のジ
ークライトGSMは、配合物の粘度の上昇がなく
て塗付作業しやすく、接着強度も最も良好であつ
た。 実施例 2 カルボキシル基含有ポリエステル型芳香族イソ
シアネート系ポリウレタン水分散液(蒸発残分45
重量%、粘度400cps)55重量部とポリビニルアル
コールを含有する酢酸ビニル−エチレン共重合体
水分散液(モノマー重量比、酢酸ビニル:エチレ
ン=82:18、蒸発残分55重量%、粘度2000cps)
40重量部とトルエン3重量部、架橋剤として2,
2−ビスヒドロキシメチルブタノール−トリス−
〔3−(1−アジリジニル)プロピオネート〕2重
量部を配合して接着剤ベースB(蒸発残分49重量
%、粘度800cps)を得た。この接着剤ペースBに
対し、ジークライトGSM(SiO2分92重量%、平均
粒子径約10μ)を、配合量を変えて第3表に基づ
く配合を行なつた。
【表】 (ロ)〜(ヘ)の接着剤の蒸発残分と粘度を測定し、実
施例1と同様の条件でポリ塩化ビニルシートと合
板を貼合せ、以下に示す各種接着試験を行なつ
た。 (1) 常態接着強度試験…実施例1の接着試験法に
同じ(試験片の数は5個)。 (2) 耐水接着強度試験…試片を20℃の水中に24時
間浸せき後、濡れたまま実施例1の接着試験法
に準じ180度はくり試験を行なう(試験辺の数
は5個)。 (3) 耐熱クリープ試験……試験片を60℃にて、90
度はくりの状態で25mm巾当り500gの静荷重を
負荷して1時間放置し、クリープした長さを測
定する(試験片の数は3個)。 (4) JAS特殊合板試験規格1類浸漬はくり試験
(煮沸水試験)法に準じる(試験片の数は4
個)。 (5) JAS特殊合板試験規格耐水A試験(側面シー
ル耐水試験)法に準じる(試験片の数は4個)。 (6) JAS特殊合板試験規格寒熱繰返しA試験(5
サイクル)法に準じる(試験片の数は4個)。 試験結果を第4表に示す。尚、結果はいずれも
平均値で示した。
【表】 (注) 接着剤(イ)〜(ヘ)を使用した貼合せ物をイ○〜
ヘ○とし、各々は対応するものとする。
試験結果からみて、配合品(ロ)〜(ヘ)の貼合せ物○ロ
〜○ヘは、未配合品(イ)の貼合せ物○イに比べて、各種
接着性能に向上作用が認められる。特に(ロ)〜(ニ)の
接着性能の向上作用は顕著で、粘度の上昇も少な
くて塗付作業もしやすかつた。 比較例 1 実施例1において、ポリビニルアルコールを含
有する酢酸ビニル−アクリル系共重合体水分散液
の使用量を100重量部とし且つカルボキシル基含
有ポリエステル型芳香族イソシアネート系ポリウ
レタン水分散液を使用しない他は実施例1と同様
にして接着剤ベースC(蒸発残分43重量%、粘度
11000cps)を得た。 この接着剤ベースC100重量部当り、第1表に
示す各種シリカ系充填剤45重量部を実施例1と同
様に撹拌混合して、各々の比較接着剤を得た。 得られた各々の比較接着剤を用いて、実施例1
と同様にして粘度及び接着強度を測定した。 結果を第5表に示す。
【表】 第5表の試験結果より、ウレタン系ポリマーを
配合しない比較接着剤では、本発明で用いる接着
剤についての第2表の結果に比べて、接着強度が
大幅に低下していることが明らかである。また、
所定のシリカ系充填剤の配合による接着強度向上
効果も、最大1.25倍(ジークライトGSM配合の
場合)と微増程度であつた。一方、第2表に示さ
れる通り、本発明で用いる接着剤の該充填剤によ
る接着強度向上効果は、最大2.04倍(ジークライ
トGSM配合の場合)と大幅な強度増加を示して
いる。 比較例 2 実施例2において、ポリビニルアルコールを含
有する酢酸ビニル−エチレン共重合体水分散液の
使用量を100重量部とし且つカルボキシル基含有
ポリエステル型芳香族イソシアネート系ポリウレ
タン水分散液を使用しない他は実施例2と同様に
して接着剤ベースD(蒸発残分54重量%、粘度
3200cps)を得た。この接着剤ベースDに対し、
ジークライトGSMを第3表に基づき配合して、
各々の比較接着剤を得た。 得られた各々の比較接着剤を用いて、実施例2
と同様にして蒸発残分及び粘度を測定し、各種接
着試験を行つた。 結果を第6表に示す。 尚、第6表において、貼合せ物○イ〜○ヘは、第3
表の配合(イ)〜(ヘ)に対応する。
【表】 第6表の試験結果より、ウレタン系ポリマーを
配合しない比較接着剤では、本発明で用いる接着
剤についての第4表の結果に比べて、接着強度が
大幅に低下しており、また耐水性及び耐熱性に劣
ることが明らかである。また、所定のシリカ系充
填剤を配合した配合品(ロ)〜(ヘ)の貼合せ物○ロ〜○ヘ
は、未配合品(イ)の貼合せ物○イに比べて、耐水性及
び耐熱性が却つて低下しており、実施例2(第4
表)に見られる配合による接着性能の顕著な向上
作用はなかつた。また実施例2に比べて、充填剤
の配合に伴う粘度上昇も大きく塗付作業もしにく
かつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂成型品と多孔質芯材とを一体化する
    際の空隙又は空洞を有する接着部分に対して、ウ
    レタン系ポリマー及びビニル系ポリマーを主成分
    とする樹脂水分散液にシリカ分50重量%以上のシ
    リカ系充填剤を配合して成る接着剤を用いて、接
    着することを特徴とする合成樹脂成型品と多孔質
    芯材との接着方法。 2 樹脂水分散液が、酸基を含有するポリエステ
    ル系ウレタンポリマーと酢酸ビニル、エチレン及
    びアクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1
    種を重合して得られるビニル系ポリマーとの混合
    物である特許請求の範囲第1項に記載の接着方
    法。 3 接着剤が、樹脂水分散液の樹脂分100重量部
    に対してシリカ系充填剤を10〜500重量部配合し、
    且つ不揮発分が50重量%以上のものである特許請
    求の範囲第1項又は第2項に記載の接着方法。 4 接着剤が、エポキシ系化合物、メラミン系化
    合物、イソシアネート系化合物及びアジリジン環
    系化合物から選ばれる少なくとも1種の架橋剤を
    更に配合したものである特許請求の範囲第1項乃
    至第3項のいずれかに記載の接着方法。
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