JPH04210231A - 微粒子動態パターン - Google Patents

微粒子動態パターン

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JPH04210231A JP40206390A JP40206390A JPH04210231A JP H04210231 A JPH04210231 A JP H04210231A JP 40206390 A JP40206390 A JP 40206390A JP 40206390 A JP40206390 A JP 40206390A JP H04210231 A JPH04210231 A JP H04210231A
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敬司 笹木
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弘明 三澤
Noboru Kitamura
喜多村 ▲のぼる▲
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、微粒子動態パターン
とその形成方法に関するものである。さらに詳しくは、
この発明は、微細加工技術や新物質構造の創製等に有用
な、レーザービームによって形成することのできる新し
い微粒子動態パターンとそのための方法等に関するもの
である。 [0002] 【従来の技術とその課題】近年、化学物質、たとえば高
分子物質や無機物質の微粒子レベルでのマイクロ修飾や
その加工技術の開発が注目されており、物質変換の素過
程の操作を可能とするものとして精力的に研究開発が進
められてきている。また、生体細胞においてもその移植
、移入、さらには融合などの微細操作を行うマイクロプ
ロセシングが非常に重要になってきている。 [0003]このようなマイクロ微粒子操作については
、これまでにも化学的操作によって行う方法が種々提案
されてきているが、化学的方法の場合には処理対象の微
粒子と反応処理剤との反応制御が非常に難しく、微粒子
やこれらの集合状態、位置等を制御し、所定の微粒子に
操作を加えるには精度上の限界があった。一方、生体細
胞の操作分野においては微注入法等のマニュアル的方法
により確実に移入処理を行うことができるようになって
おり、発現効率を10−2程度にまで向上させることが
可能となってきている。しかしながら、この方法におい
ては実施者が顕微鏡下でマイクロピペットなどを個々の
細胞に直接接触させて処理するため、クリーンベンチ内
での処理が必要不可欠となり、また処理の自動化を図る
こともできない。そのため処理効率や処理量が実施者の
熟練度や労力に依存することとなり、精密な処理を短時
間に行うことが困難であるという問題がある。 [00041以上のような従来の方法に対して、近年、
レーザー光を利用して微粒子マイクロ操作を行うプロセ
シングが提案されてきている。レーザー光は単色性、指
向性、光輝度性、制御性に優れているので、光エネルギ
ーを微粒子の微小領域に集中的に照射することができ、
従来の方法では不可能であった局所的な微細操作を非接
触で精度よく行うことが可能となる。 [0005]Lかしながら、これまでの方法ではレーザ
ー光照射部位を調整するために顕微鏡等のステージの位
置決め操作が難しく、また、操作されていても位置決め
精度が悪く実用上問題があり、特に、複数の微粒子群を
所定の空間配置に制御して、これに加工を加えることは
不可能であった。すなわち、これまでのレーザーマイク
ロプロセシングによっては、微粒子または微粒子群の動
態パターンを制御して、高精度な操作を可能とすること
が困難であるという課題があった。 [0006]この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、従来の微粒子マイクロプロセシングの
欠点を解消し、微粒子または微粒子群の高精度加工のた
めの空間動態パターンを自在に制御することのできる新
しい手段を提供することを目的としている。さらに詳し
くは、この動態パターンそのものと、これを形成し、利
用するための方法を提供することを目的としている。 [0007]
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、レーザー光の焦点位置を高速で
繰り返し走査し、その軌跡上に複数の微粒子を捕捉して
パターン形成してなることを特徴とする微粒子動態パタ
ーンを提供する。この微粒子動態パターンは、この発明
の発明者によって検討されてきた光トラッピングの操作
を踏まえてなされたものであり、この光トラッピング方
法をさらに発展させる新しい知見に基づいて完成された
ものである。 [0008]すなわち、微粒子に対する操作の一つとし
て注目されるものに、レーザー光が有する優れたコヒー
レント特性によって、光の持つ場の運動量を物体に働く
力学的な運動量として受は渡し、微粒子に力を加えてそ
の物体を捕捉、もしくは移動させる光トラッピング操作
がある。この光トラッピング操作では、レーザー光がも
たらす力のみが対象物に働くことから、完全な非接触お
よび非破壊での操作が可能になる。このため、微粒子に
対する操作としては、この光トラッピング技術への期待
が極めて大きい。 [0009]このような光トラッピングの原理を説明す
ると、まず、レンズを介してレーザー光が微粒子に入射
し、反射・屈折し、レーザー光の持つ運動量は、微粒子
に受は渡される。反射率は通常率さいので、屈折により
受は渡される運動量が支配的となり、これによる力が微
粒子に加わる。微粒子は、この力によって、レーザー光
に捕捉された状態となる。このため、レーザー光を移動
させると、この微粒子もそれに追随することになる。 [0010]このようなレーザートラッピングでは、レ
ーザー光を波長オーダまで絞り込むことにより、微粒子
を重力に逆らって持ち上げ3次元的に捕捉することが可
能であり、ビームの操作や試料ステージの移動により、
目的の粒子だけの非接触なマニピユレーションが実現で
きる。そのため、生物学や化学の分野での応用が検討さ
れており、生体細胞の操作やセルソータ、マイクロサー
ジヤリ−等が報告されている。また、この発明の発明者
もポリマーラテックスのレーザーアブレーションなどの
極微化学の応用を試みている。 [0011]Lかし、従来のレーザートラッピングは単
一微粒子のマニピユレーションを目的としたものである
。これに対し、レーザー光の干渉パターンを利用して多
数の微粒子を光強度の高い所に配列させ、微粒子による
空間パターンを形成させる手法が提案されている。この
手法を用いれば、光による微粒子の疑似結晶化が可能で
あり、また、微小機能サイトを空間的に配列させて高効
率・高選択的な物質変換システムを構築する道が拓ける
。しかしながら、レーザー光の干渉パターンを利用する
だけでは、当然、描けるパターンには制限がある。これ
に対し、トラッピングレーザー光学系において、試料面
と結像関係の位置にマスクパターンを置き、それを試料
上に投影して微粒子パターンを形成する手法が考えられ
る。この場合、パターンの自由度は増加するが、レーザ
ー光のエネルギ利用効率は非常に低く、高いパワーのレ
ーザー光に耐えるマスクの作製も困難である。また、可
干渉性の高いレーザー光による結像のため、スペックル
雑音などの問題も生じる。 (さらに、微粒子パターン
は、基盤上に2次元的にしか作ることができない。)そ
こでこの発明の発明者は、レーザー光の焦点位置を高速
で繰り返し操作することにより、その軌跡上に複数の微
粒子を捕捉しパターンを形成してなる新しい微粒子動態
パターンとその手法を提案する。 [0012]この発明は、微粒子の粒径や媒質の粘度に
よって決まる微粒子の機械的応答速度よりも十分早くレ
ーザー光を繰り返し走査すると、各微粒子は定常光が照
射されたときと同じトラップ状態となるため、焦点の軌
跡上に多数の微粒子を捕捉できることを利用したもので
ある。このような捕捉された微粒子の動態パターンは、
ガルバノミラ−、ポリゴンミラー、光音響偏向器など、
レーザープリンターやレーザー走査顕微鏡で使われる技
術を利用すれば容易に実現できる。任意の微粒子パター
ンを形成することが可能であり、レーザー光のエネルギ
もほとんど全て利用できる。また、レーザー走査顕微鏡
で議論されているように、レーザー光を利用するにもか
かわらず、インコヒーレントな結像系と同様にコヒーレ
ント雑音の影響もない。 [0013]さらに、この走査型レーザートラッピング
を用いたパターン形成のもう1つの大きな特徴として、
空間パターンを形成した微粒子をすべて同時に動かし、
パターン上を流れるように輸送し、かつ、流速を制御で
きることがある。これは、レーザー光が微粒子上を走査
したとき、微粒子に僅かながら走査方向に力を及ぼすこ
とを利用したものであり、走査速度が遅くなるほどこの
力は大きくなる。 [00141形成された微粒子動態パターンは、任意の
形状のイメージに沿って配列可能である。この場合、動
態パターンを自由に連続的に変化させることができる。 光の強弱を付与することで、さらに多様なパターンを形
成することもできる。このようにしてパターン形成した
微粒子に対して、光反応、熱反応、さらには化学反応を
行って、そのパターンを固定することや、捕捉した微粒
子に対して所定の状況下において修飾や加工の走査を加
えることもできる。その最も代表的で、かつ、この発明
において重要な操作には、微粒子の分解、分割、局部変
換、化学修飾、微粒子相互の接袂、融合、官能性反応基
による架橋等がある。 [0015]対象とする微粒子または微粒子群について
は、その種類に特段の限定はなく、たとえば高分子ラテ
ックスの各種のもの、マイクロカプセル、二酸化チタン
、その他の無機粒子、生物細胞、ウィルス、あるいは種
々の分子組織体を用いることができる。レーザービーム
としては、Nd :YAGレーザーの基本波(1064
nm)をはじめ各種のものが使用可能である。また、分
散セルを用いる場合には、その分散媒体については、水
、有機物、その他の、捕捉される微粒子の屈折率が分散
媒体よりも高い条件を満たす各種の媒体が使用される。 [0016]
【実施例】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明
について説明する。 〈実験システム〉 実験システムの構成を図1に示す、トラッピング用レー
ザー光はCWNd :YAGレーザ−(Spectro
n  S L 902T、波長101064n  (1
)である。これを、2枚のガルバノミラ−(GSIG3
52DT)(2)で2軸方向に偏向させ、2枚のレンズ
系(3)で顕微鏡光学系の開口数と焦点位置に合わせる
。顕微鏡(Nikon 0ptiphotXF)内では
ダイクロイックミラー(4)で反射し、油浸対物レンズ
(x 100、NA=1.30)  (5)で試料上に
集光する。集光スポットの大きさは約1μmである。2
枚のガルバノミラ−(2)は共に顕微鏡の開口瞳と結像
位置にあり、ガルバノミラ−(2)による偏向により、
焦点位置は試料上を2次元的に走査する。ガルバノミラ
−(2)はコントローラ(Marubun )  (6
)で制御し、たとえば、後述する四角のパターンの場合
、毎秒30回の繰り返し描画が可能である。描画パター
ンの形状はコンピュータ(NECPC9801RA) 
 (7)からコントローラ(6)に指示を与える。微粒
子のパターン形成の様子は、試料の下方からの照明によ
り、CCDカメラ(NECN(、−15M)  (8)
上に結像してモニター(9)で観測する。レーザー光の
パワーは、本実験では600mWであった。 [0017]試料(10)は、エチレングリコール(屈
折率1,46、粘度17.3cP)中に分散させた17
xmの単分散ポリスチレンラテックス(屈折率1゜59
)であり、この分散溶液を2枚のカバーガラスで挟み、
スペーサを使って液層の厚みを約100μmとしたもの
を用いた。 〈試験結果〉 図2は、レーザ光でアルファベット文字“M”を描画し
、その上にラテックス微粒子を配列させたものである。 約60個のラテックスが数珠状に並んで、きれいに“′
M“のパターンが形成されている。レーザ光の照射を開
始した時点では、観測面上にラテックス微粒子は存在せ
ず、自然に落下し7てきた一部のラテックスを除いては
、レーザ光の放射圧で引き寄せられたものである。1個
当たりに照射されているレーザパワーは約10mWであ
り、毎秒20回の繰り返し走査を行った。同様にしてそ
れぞれ、■°“、” c ”、“R”、“○゛の文字パ
タンを形成することもできた。文字の一辺は約15μm
であり、繰り返し周波数は、それぞれ、40.30.1
5.30回/秒であった。これらの文字は、このままの
形で視野内を自由に平行移動させることも可能であった
。ラテックス微粒子がレーザ光で引き寄せられて1つの
文字を形成するのに要する時間は約30秒であった。 これは、粘度の高いエチレングリコールを媒質に用いた
ためで、水などの場合は格段に速くなる。 [0018]図31図4、図5および図6は、正方形を
描画したときに、微粒子全体が輸送される様子を20秒
秒間下観測したものである。図中の矢印を付した粒子が
移動していることがわかる。正方形の一辺は15μmで
あり、毎秒30回の繰り返し描画である。これは、レー
ザ光焦点位置の移動速度に換算すると1.8mm/ s
である。 また、粒子の移動速度(流速)を推定すると、2.0μ
m/Sであった。 [0019]このようにラテックス微粒子が輸送される
原理について考察するため、いま、1個の微粒子に注目
し、その上をレーザー光が1回走査するとする。微粒子
が固定されており全く動かないとしたときには、レーザ
ースポットの位置に関数として微粒子に働く力を図7の
ように模式的に表わすことができる。この図7において
は、縦軸は、上方が座標の正の方向、すなわち、レーザ
ースポットの進行方向の力、下方がその逆の力を表す。 レーザースポットが微粒子に近づいてくると、まず、微
粒子を引きつける力が働き、その大きさは電場の勾配に
よって図の様に変化する。レーザー光が微粒子と重なっ
たときには、水平方向に力は作用しなくなり、通り過ぎ
ると全く反対の現象が起こる。この場合、微粒子に働く
力を時間的に積分すると、進行方向とその逆方向の力が
キャンセルしてゼロとなる。 [o o 201次に、微粒子が動ける場合を考える。 レーザー光が近づいてくると、微粒子が引き寄せられて
動くため、図7(b)の様に、レーザー光が微粒子と重
なるまでの波形は図7(a)より圧縮される。一方、レ
ーザー光か微粒子を通過した後は、同じく引き寄せられ
ることにより、力の波形は広げられる。すると1時間積
分した力は、レーザーの進行方向にある値を持つ。この
力に1秒間の繰り返し走査回数を掛けたものが仕事量と
して微粒子に働き、この仕事量と溶媒による粘性抵抗や
基盤との摩擦抵抗により微粒子の移動速度が決まる。 [00211図3〜図6の正方形の描画繰り返し回数を
かえて、レーザースポットの走査速度の関数として微粒
子の移動速度をプロットすると、走査速度が速くなるほ
ど流速が下がっていることが確認される。これは、図7
の原理から考えると、レーザー光の走査速度が速いと微
粒子が動く量は小さくなり、進行方向の力と逆方向の力
の差が小さくなってくるためと考えられる。 (0022]また、微粒子の移動速度のレーザーパワー
依存性を測定した結果からは、最小的100 mWのパ
ワーで正方形のパターが形成でき、レーザーパワーを上
げると移動速度は速くなることが確認される。このよう
にして、微粒子を輸送する場合の流速は、レーザーパワ
ー、レーザースポットの走査速度によって制御すること
が可能である。 [0023]原理的に3次元的なlへラッピングも可能
であり、形成したパターンを基盤上から持ち上げること
もできる。また、レーザー光の波長に吸収のある微粒子
はトラップできないことを利用して、たとえば、2種類
の微粒子を混ぜ合わせたとき、一方にレーザー光を吸収
する物質を含有させておけば、1種類だけの微粒子で選
択的にパターン形成することができ、もう一方の微粒子
は異なる波長のレーザー光を同時に照射して、別のパタ
ーンを形成させることも可能である。 [0024]一方、輸送機能を用いれば、マイクロメー
トル・オーダの化学工程制御ができ、たとえば、図3〜
6の正方形のパターンの2辺にそれぞれ異なる波長の光
を照射し、ラテックス中に光反応物質を含有させておく
と、一方の光で反応した粒子が輸送されながら周囲の溶
媒と次第に反応し、さらに、もう1つの光で反応が起こ
るといった系が構成できる。この様な空間的に微小な反
応場を構築すれば、生物細胞・生体組織の物質循環系に
対応する高効率・高選択的な物質・エネルギの変換・転
送が可能となると期待される。 [00251図8は、ラテックスに変えて、0.5μm
以下の粒径の酸化チタン粒子を用い、図2と同様にして
星形のパターンを形成したものである。このように、こ
の発明においては、各種の微粒子、あるいはマイクロカ
プセルを用い、レーザー光により特定の動態パターンを
形成することができる。もちろん、この発明は上記の例
によって限定されるものではない。各種の具体的態様が
可能である。 [0026]
【発明の効果】この発明により、以上詳しく説明した通
り、所定のパターンに微粒子動態を制御することができ
、また、この動態パターンにある微粒子を固定し、加工
・修飾することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いることのできる実験システムを
示した光学系ブロック図である。
【図2】この発明による微粒子動態パターンの一例を示
した模式平面図である。
【図3】
【図4】
【図51 【図6】この図3〜6は、この発明による微粒子動態パ
ターンにおける微粒子の輸送状態を示した模式平面図で
ある。
【図7】微粒子の輸送について原理的に示した作用力の
模式図である。
【図8】この発明のさらに別の動態パターンを示した模
式平面図である。
【符号の説明】
I  CWNd:YAGレーザ− 2ガルバノミラ− 3レンズ系 4 ダイクロイックミラー 5 対物レンズ 6 コントローラ 7 コンピュータ 8  CCDカメラ 9 モニタ 10 拭料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光の焦点位置を高速で繰り返し走査
    し、その軌跡上に複数の微粒子を捕捉してパターン形成
    してなることを特徴とする微粒子動態パターン。
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