JPH04210450A - ワイヤソー用ワイヤ及びその製造方法 - Google Patents
ワイヤソー用ワイヤ及びその製造方法Info
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- JPH04210450A JPH04210450A JP40131490A JP40131490A JPH04210450A JP H04210450 A JPH04210450 A JP H04210450A JP 40131490 A JP40131490 A JP 40131490A JP 40131490 A JP40131490 A JP 40131490A JP H04210450 A JPH04210450 A JP H04210450A
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- JP
- Japan
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- wire
- less
- diameter
- subjected
- wire diameter
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/18—Sawing tools of special type, e.g. wire saw strands, saw blades or saw wire equipped with diamonds or other abrasive particles in selected individual positions
- B23D61/185—Saw wires; Saw cables; Twisted saw strips
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[oool)
【産業上の利用分野】本発明は高強度極細線に関し詳し
くは、シリコンウェハーなどの切断に用いられるワイヤ
ソー用ワイヤに関する。これらのワイへ・は、ダイヤモ
ンド粒子による遊離砥粒加工による切断を行なうための
ワイヤである。 [0002]
くは、シリコンウェハーなどの切断に用いられるワイヤ
ソー用ワイヤに関する。これらのワイへ・は、ダイヤモ
ンド粒子による遊離砥粒加工による切断を行なうための
ワイヤである。 [0002]
【従来の技術】特開昭60−204865号公報には、
〜1n含有域を0.3%未満に規制して鉛パチンティジ
グ後の適冷組織の発生を抑え、C,Si 、 Nin等
の元素量を規制することによって、撚り線時の断線が少
なく高強度および高靭延性の極細線およびスチールコー
ド用高炭素鋼線材が開示されており、又、特開昭63−
24046号公報には、Si含有胤を1.00%以上と
することによって鉛パテンテイング材の引張強さを高く
して伸線加工率を小さくし7た高靭性高延性極細線用線
材が開示されている。 [0003]前記特開昭60−204865号公報に開
示されているのは、炭素含有量が0.90%以下の鋼を
用いて伸線により直径0.5mm以下であって、引張強
さ250kg f /mm”以上である極細線を製造す
るための高炭素鋼線材である。 又、特開昭6:3−24046号公報のものはSi含有
量が1.00%以−ヒの鋼を用い引張強さ300kgf
/、2以−ヒ、線径0.5mm以下の極細線を製造する
ための高炭素鋼線材に関するものである。 [0004)こわらの成分の鋼がワイヤソー用ワイヤに
用いられているが、いずれも破断荷重が4.0kgf以
上の場合には線径がo、 isoμm以上のワイヤソー
用ワイヤしか得られていない。 [0005]
〜1n含有域を0.3%未満に規制して鉛パチンティジ
グ後の適冷組織の発生を抑え、C,Si 、 Nin等
の元素量を規制することによって、撚り線時の断線が少
なく高強度および高靭延性の極細線およびスチールコー
ド用高炭素鋼線材が開示されており、又、特開昭63−
24046号公報には、Si含有胤を1.00%以上と
することによって鉛パテンテイング材の引張強さを高く
して伸線加工率を小さくし7た高靭性高延性極細線用線
材が開示されている。 [0003]前記特開昭60−204865号公報に開
示されているのは、炭素含有量が0.90%以下の鋼を
用いて伸線により直径0.5mm以下であって、引張強
さ250kg f /mm”以上である極細線を製造す
るための高炭素鋼線材である。 又、特開昭6:3−24046号公報のものはSi含有
量が1.00%以−ヒの鋼を用い引張強さ300kgf
/、2以−ヒ、線径0.5mm以下の極細線を製造する
ための高炭素鋼線材に関するものである。 [0004)こわらの成分の鋼がワイヤソー用ワイヤに
用いられているが、いずれも破断荷重が4.0kgf以
上の場合には線径がo、 isoμm以上のワイヤソー
用ワイヤしか得られていない。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】ワイヤソーを用いた切
断の場合、Si ウェハーなどの切断に用いられ、1本
のSi単結晶からより多くのSiウェハーを切り出すこ
とを考えた場合より切りしるの少ないワイヤソー用ワイ
ヤが必要となる。又従来のワイヤソー用ワイヤを用いて
切りしるが少なくなるようワイヤ径を細くして切断した
場合、十分な強度を持たないため切削速度を著しく低く
する必要があった。そこで、切削速度が従来品と同様で
切りしるの少ないワイヤソー用ワイヤの開発が期待され
ている。 [00061本発明はこのようなワイヤソー用ワイヤ及
びその製造方法を提供することを目的とする。 [00071
断の場合、Si ウェハーなどの切断に用いられ、1本
のSi単結晶からより多くのSiウェハーを切り出すこ
とを考えた場合より切りしるの少ないワイヤソー用ワイ
ヤが必要となる。又従来のワイヤソー用ワイヤを用いて
切りしるが少なくなるようワイヤ径を細くして切断した
場合、十分な強度を持たないため切削速度を著しく低く
する必要があった。そこで、切削速度が従来品と同様で
切りしるの少ないワイヤソー用ワイヤの開発が期待され
ている。 [00061本発明はこのようなワイヤソー用ワイヤ及
びその製造方法を提供することを目的とする。 [00071
【課題を解決するための手段]本発明は上記目的を達成
するために下記構成を要旨とするものである。すなわち
、本発明のワイヤソー用ワイヤは重量割合でC:0.9
0〜1..10%、Si:0.4%以下、Mn:0.4
%以下、Cr: 0.10〜0.30%を主成分とし、
不可避的不純物であるAtを0.003%以下とした残
部鉄及びその他の不可避的不純物からなる鋼であって、
且つ線径:0.08〜0.125m岳、Cu又は真鍮め
っき厚:4,3〜4.7μm、破断荷重4.0〜4.4
kgfを有することを特徴とし、又、その製造方法は前
記鋼を線径4,5〜6.0mmの熱間圧延線材に熱間圧
延し、次に該熱間圧延線材を必要に応じ、1回以上のL
P処理と伸線加IT’−を組合ぜることにより線径0.
7〜0゜9mmのワイヤにしたのち、該ワイヤに900
〜1100℃の温度範囲のγ生処理と5JO〜600
℃の温度範囲の恒温変態処理とからなる最終パテンティ
ング処理を施して引張強さ145〜160kgf/mm
−□を有するバーライl−組織のワイヤとなし、さらに
該ワイヤを線径0.20〜0.30mmのワイヤ(こ伸
線加工したのち、厚さ8〜]−2μmの銅めっきあるい
は真鍮めっきを施し、しかる後線径o、 oso〜0.
12571mのワイヤに最終伸線加工することを特徴と
する。 [00081以下本発明の詳細な説明する。 【0009] 【作用】本発明における極細線用ワイヤにおいては、パ
テンティング処理後の強度増加のためC量を増加し、こ
れによる初析セメンタイ1への出現とバーライ1へラメ
ラ−の形状悪化をCrを添加することで抑制し、パーラ
イトの微細化による強度増加を実現した。また、バーラ
イhが微細化されることによりセメンタイト層の延性が
従来鋼並となった。さらにCr 、Si 、Mnの添加
量を低く抑えることでフエライ1〜相の延性を従来鋼と
同程度に保ぢ、材料の延性増加を実現した。このような
組織微細化のみによるパテンティング処理後の強度増加
を実現する成分設計により、パテンティング後の強度と
延性を従来鋼以上に高めることに成功した。従って、パ
テンティング後の強度を高めているにもかかわらず、引
き抜き加工率を上げて製造した極細線の延性劣化が従来
鋼並にとどまり、高強度と高延性が可能となった。 [00101この高強度高延性の材料を用いることで、
ワイヤ径を従来より小さくしたとき、最適めっき厚を確
保した状態で、最適の破断荷重を確保することが可能と
なった。以下、成分の限定理由について述べる。通常の
パテンティング処理においては0.8%近傍の共析成分
においても旧オーステナイト粒界に添って初析フェライ
1へが析出すること、またこの初析フェライトが伸線後
の延性低下の原因となることを本発明者らは見いだした
。Cは経済的かつ有効な強化元素であるが、この初析セ
メンタイトの析出量低下にも有効な元素である。従って
最終ワイヤでの破断強度を4.0kgf以上の極細線と
し延性を高めるためには0.90%以上とすることが必
要であるが、高すぎると延性が低下し伸線性が劣化する
のでその上限は1.10%とする。 [0011]Si は鋼の脱酸のために必要な元素であ
り、従ってその含有量があまりに少ない時、脱酸効果が
不十分となる。またSiは熱処理後に形成されるパーラ
イト中のフエライ1〜相に固溶しパテンティング後の強
度を一ヒげるが、反面フェライトの延性を低下させ伸線
後の極細線の延性を低下させるため0.4%以下とする
。〜1nは鋼の焼き入れ性を確保するために小量のMn
を添加することが望ましい。しかし、多量のMnの添加
は偏析を引き起こし、パテンティングの際にベイナイ1
−、マルテンサイ1へという適冷組織が発生し、その後
の伸線性を害するため0.5%以下とする。 [0012]本発明の様な過共析鋼の場合、パテンティ
ング後の組織においてセメンタイトのネットワークが発
生しゃすくセメンタイトの厚みのあるものが析出じやす
い。この鋼において高強度高延性を実現するためには、
パーライトを微細にし、かつ先に述べた様なセメンタイ
1〜ネツトワークや厚いセメンタイトを無くす必要があ
る。Crはこの様なセメンタイトの異常部の出現を抑制
し、さらにパーライトを微細にする効果を持っていれる
。しかし、多量の添加は熱処理後のフェライト中の転位
密度を上昇させるため引き抜き加工後の極細線の延性を
著しく害することになる。従ってCr添加量はその効果
が期待できる0、10%以上とし、フェライト中の転位
密度を増加させ延性を害することの無い0.30%以下
とする。 [0013]従来の極細鋼線と同様に延性を確保するた
めSの含有量を0.020%以下とし、PもSと同様に
ワイヤの延性を害するのでその含有量を0.020%以
下とするのが望ましい。極細線の延性を低下させる原因
として、Al2O3,MgOAl2O3等のAl2O3
を主成分とする非延性介在物の存在がある。従って、本
発明においては非延性介在物による延性低下を避けるた
めに、Al含有量を0.003%以下とする。 [0014]また、ワイヤの構成要件の限定理由は以下
による。ワイヤの線径を0.125mm以下とするのは
、ワイヤソー用ワイヤの場合、ワイヤ線径が小さい線は
ど、切断時の切りしるが減少し歩留まりが向上するから
である。しかし、ワイヤの線径が0.080mm未満と
なる場合、十分な延性を確保した状態で破断荷重を4.
0kgf以上を確保できない。このため、線径をo、
oso〜0.125numとする。 [0015]さらに、最終めっき厚を4.3μm以上に
しなければ、ダイヤモンド粒子の引き込みが悪くなり、
4゜7μmを超えるとめっき部の強度が低いために素線
の破断荷重を4.Okgf以上とすることが困難となる
。破断荷重を4.0kgf以上とするのは、破断荷重が
4.Okgf以上ないと切断時に十分なテンションをか
けることが出来なくなり、切断効率が著しく低下するた
めであり、また、荷重を4.4kgf以下にするのは荷
重がこの値を超えるとワイヤが脆化して使用に耐えられ
なくなるためである。 [00161ワイヤの製造方法の限定理由は以下による
。最終パテンティングを行なう線径を0.7mmφ以上
とするのは、これ未満の線径では減面率が小さくなるた
めに必要とする荷重が得らねないためである。また、0
.9mmφ以下の線径とするのは、0.125μm以下
のワイヤに伸線加工した場合に強度が高くなりすぎ脆化
してしまうためである。 [0017−1最終パテンテイング処理はγ比処理温度
を900℃以上にしなければ炭化物の再固溶を促進する
のに十分でなく、1100℃以上とした場合にはγ粒径
が大きくなりすぎるため変態後のパーライト組織として
健全な組織が得にくくなる。また、恒温変態温度を55
0℃未満とした場合、引張強さが160kgf/III
III2以上となることに加え最終パテンティング処理
後の組織に多量にベイナイト組織が出現し、伸線加工後
のワイヤ特性を低下させる。 また、600℃を超えて温度で恒温変態を行なった場合
。 最終パテンティング処理後の強度を145kgf /m
m2以上することが困難となってしまう。 [0018]伸線加工を0.20〜0.30mmΦのワ
イヤとしてからめっき厚8IJ、m以上の銅めっき、あ
るいは真鍮めっきを行なうのは、生産性を低下させるこ
となく最終線径においてめっき厚を4.3μm以上確保
するためである。 [0019]
するために下記構成を要旨とするものである。すなわち
、本発明のワイヤソー用ワイヤは重量割合でC:0.9
0〜1..10%、Si:0.4%以下、Mn:0.4
%以下、Cr: 0.10〜0.30%を主成分とし、
不可避的不純物であるAtを0.003%以下とした残
部鉄及びその他の不可避的不純物からなる鋼であって、
且つ線径:0.08〜0.125m岳、Cu又は真鍮め
っき厚:4,3〜4.7μm、破断荷重4.0〜4.4
kgfを有することを特徴とし、又、その製造方法は前
記鋼を線径4,5〜6.0mmの熱間圧延線材に熱間圧
延し、次に該熱間圧延線材を必要に応じ、1回以上のL
P処理と伸線加IT’−を組合ぜることにより線径0.
7〜0゜9mmのワイヤにしたのち、該ワイヤに900
〜1100℃の温度範囲のγ生処理と5JO〜600
℃の温度範囲の恒温変態処理とからなる最終パテンティ
ング処理を施して引張強さ145〜160kgf/mm
−□を有するバーライl−組織のワイヤとなし、さらに
該ワイヤを線径0.20〜0.30mmのワイヤ(こ伸
線加工したのち、厚さ8〜]−2μmの銅めっきあるい
は真鍮めっきを施し、しかる後線径o、 oso〜0.
12571mのワイヤに最終伸線加工することを特徴と
する。 [00081以下本発明の詳細な説明する。 【0009] 【作用】本発明における極細線用ワイヤにおいては、パ
テンティング処理後の強度増加のためC量を増加し、こ
れによる初析セメンタイ1への出現とバーライ1へラメ
ラ−の形状悪化をCrを添加することで抑制し、パーラ
イトの微細化による強度増加を実現した。また、バーラ
イhが微細化されることによりセメンタイト層の延性が
従来鋼並となった。さらにCr 、Si 、Mnの添加
量を低く抑えることでフエライ1〜相の延性を従来鋼と
同程度に保ぢ、材料の延性増加を実現した。このような
組織微細化のみによるパテンティング処理後の強度増加
を実現する成分設計により、パテンティング後の強度と
延性を従来鋼以上に高めることに成功した。従って、パ
テンティング後の強度を高めているにもかかわらず、引
き抜き加工率を上げて製造した極細線の延性劣化が従来
鋼並にとどまり、高強度と高延性が可能となった。 [00101この高強度高延性の材料を用いることで、
ワイヤ径を従来より小さくしたとき、最適めっき厚を確
保した状態で、最適の破断荷重を確保することが可能と
なった。以下、成分の限定理由について述べる。通常の
パテンティング処理においては0.8%近傍の共析成分
においても旧オーステナイト粒界に添って初析フェライ
1へが析出すること、またこの初析フェライトが伸線後
の延性低下の原因となることを本発明者らは見いだした
。Cは経済的かつ有効な強化元素であるが、この初析セ
メンタイトの析出量低下にも有効な元素である。従って
最終ワイヤでの破断強度を4.0kgf以上の極細線と
し延性を高めるためには0.90%以上とすることが必
要であるが、高すぎると延性が低下し伸線性が劣化する
のでその上限は1.10%とする。 [0011]Si は鋼の脱酸のために必要な元素であ
り、従ってその含有量があまりに少ない時、脱酸効果が
不十分となる。またSiは熱処理後に形成されるパーラ
イト中のフエライ1〜相に固溶しパテンティング後の強
度を一ヒげるが、反面フェライトの延性を低下させ伸線
後の極細線の延性を低下させるため0.4%以下とする
。〜1nは鋼の焼き入れ性を確保するために小量のMn
を添加することが望ましい。しかし、多量のMnの添加
は偏析を引き起こし、パテンティングの際にベイナイ1
−、マルテンサイ1へという適冷組織が発生し、その後
の伸線性を害するため0.5%以下とする。 [0012]本発明の様な過共析鋼の場合、パテンティ
ング後の組織においてセメンタイトのネットワークが発
生しゃすくセメンタイトの厚みのあるものが析出じやす
い。この鋼において高強度高延性を実現するためには、
パーライトを微細にし、かつ先に述べた様なセメンタイ
1〜ネツトワークや厚いセメンタイトを無くす必要があ
る。Crはこの様なセメンタイトの異常部の出現を抑制
し、さらにパーライトを微細にする効果を持っていれる
。しかし、多量の添加は熱処理後のフェライト中の転位
密度を上昇させるため引き抜き加工後の極細線の延性を
著しく害することになる。従ってCr添加量はその効果
が期待できる0、10%以上とし、フェライト中の転位
密度を増加させ延性を害することの無い0.30%以下
とする。 [0013]従来の極細鋼線と同様に延性を確保するた
めSの含有量を0.020%以下とし、PもSと同様に
ワイヤの延性を害するのでその含有量を0.020%以
下とするのが望ましい。極細線の延性を低下させる原因
として、Al2O3,MgOAl2O3等のAl2O3
を主成分とする非延性介在物の存在がある。従って、本
発明においては非延性介在物による延性低下を避けるた
めに、Al含有量を0.003%以下とする。 [0014]また、ワイヤの構成要件の限定理由は以下
による。ワイヤの線径を0.125mm以下とするのは
、ワイヤソー用ワイヤの場合、ワイヤ線径が小さい線は
ど、切断時の切りしるが減少し歩留まりが向上するから
である。しかし、ワイヤの線径が0.080mm未満と
なる場合、十分な延性を確保した状態で破断荷重を4.
0kgf以上を確保できない。このため、線径をo、
oso〜0.125numとする。 [0015]さらに、最終めっき厚を4.3μm以上に
しなければ、ダイヤモンド粒子の引き込みが悪くなり、
4゜7μmを超えるとめっき部の強度が低いために素線
の破断荷重を4.Okgf以上とすることが困難となる
。破断荷重を4.0kgf以上とするのは、破断荷重が
4.Okgf以上ないと切断時に十分なテンションをか
けることが出来なくなり、切断効率が著しく低下するた
めであり、また、荷重を4.4kgf以下にするのは荷
重がこの値を超えるとワイヤが脆化して使用に耐えられ
なくなるためである。 [00161ワイヤの製造方法の限定理由は以下による
。最終パテンティングを行なう線径を0.7mmφ以上
とするのは、これ未満の線径では減面率が小さくなるた
めに必要とする荷重が得らねないためである。また、0
.9mmφ以下の線径とするのは、0.125μm以下
のワイヤに伸線加工した場合に強度が高くなりすぎ脆化
してしまうためである。 [0017−1最終パテンテイング処理はγ比処理温度
を900℃以上にしなければ炭化物の再固溶を促進する
のに十分でなく、1100℃以上とした場合にはγ粒径
が大きくなりすぎるため変態後のパーライト組織として
健全な組織が得にくくなる。また、恒温変態温度を55
0℃未満とした場合、引張強さが160kgf/III
III2以上となることに加え最終パテンティング処理
後の組織に多量にベイナイト組織が出現し、伸線加工後
のワイヤ特性を低下させる。 また、600℃を超えて温度で恒温変態を行なった場合
。 最終パテンティング処理後の強度を145kgf /m
m2以上することが困難となってしまう。 [0018]伸線加工を0.20〜0.30mmΦのワ
イヤとしてからめっき厚8IJ、m以上の銅めっき、あ
るいは真鍮めっきを行なうのは、生産性を低下させるこ
となく最終線径においてめっき厚を4.3μm以上確保
するためである。 [0019]
【実施例】線材圧延により作製した5、5Mφの線材を
用いてワイヤソー用ワイヤを製造した。表1に二の時の
試料の化学成分、製造条件、ワイヤスペック、切削状態
を示す。切削状態は安定して切削可能な切削速度を8イ
ンチのシリコンの切削速度が0.9mm/min以上得
られる場合にOとし、これ以下の場合を×とした。また
、切りしろは、切りしろが25011m未満の場合を○
とし、250μ■〕以上の場合を×とした。 [0020)試料番号1〜11は本発明に基づき製造し
たワイヤソー用ワイヤである。いずれのワイヤも切断速
度および切りしろを満足し、従来品より擾れた特性を示
す。試料番号12〜15は比較のために製造したワイヤ
である。試料番号12は炭素含有量が鋼成分が本発明と
異なり、さらにワイヤ径が本発明より大きい物で切りし
ろを比較するため用意した。 [00211試料番号13は炭素含有量が鋼成分が本発
明と異なり、破断荷重が本発明より小さいもので、切削
速度を比較するため用意した。試料番号14は鋼成分が
本発明鋼と同じで、本発明に比べ製造条件中のめっき厚
が小さいもので、最終ワイヤでのめっき厚を本発明より
小さくし、切削速度を比較するため用意した。 [0022]試料番号15は鋼成分が本発明鋼と同じで
、本発明にくらべ製造条件中の恒温変態温度が高い温度
で製造を行ない、最終ワイヤでの破断荷重を小さくし、
切削速度を比較するため用意した。 [0023]
用いてワイヤソー用ワイヤを製造した。表1に二の時の
試料の化学成分、製造条件、ワイヤスペック、切削状態
を示す。切削状態は安定して切削可能な切削速度を8イ
ンチのシリコンの切削速度が0.9mm/min以上得
られる場合にOとし、これ以下の場合を×とした。また
、切りしろは、切りしろが25011m未満の場合を○
とし、250μ■〕以上の場合を×とした。 [0020)試料番号1〜11は本発明に基づき製造し
たワイヤソー用ワイヤである。いずれのワイヤも切断速
度および切りしろを満足し、従来品より擾れた特性を示
す。試料番号12〜15は比較のために製造したワイヤ
である。試料番号12は炭素含有量が鋼成分が本発明と
異なり、さらにワイヤ径が本発明より大きい物で切りし
ろを比較するため用意した。 [00211試料番号13は炭素含有量が鋼成分が本発
明と異なり、破断荷重が本発明より小さいもので、切削
速度を比較するため用意した。試料番号14は鋼成分が
本発明鋼と同じで、本発明に比べ製造条件中のめっき厚
が小さいもので、最終ワイヤでのめっき厚を本発明より
小さくし、切削速度を比較するため用意した。 [0022]試料番号15は鋼成分が本発明鋼と同じで
、本発明にくらべ製造条件中の恒温変態温度が高い温度
で製造を行ない、最終ワイヤでの破断荷重を小さくし、
切削速度を比較するため用意した。 [0023]
【表1】
[00241表1に示されるように、本発明の場合は統
べての条件で良好な切削状態を示しているのに対し、比
較材の場合切削状況の切削速度、切りしるのいずれかが
不良となっている。 [0025]
べての条件で良好な切削状態を示しているのに対し、比
較材の場合切削状況の切削速度、切りしるのいずれかが
不良となっている。 [0025]
【発明の効果】上述したように、本発明によるワイヤソ
ー用ワイヤは従来と同等の切断速度で、且つ切りしろを
少なくして切断を可能とするため、シリコンウェハーな
どの切断に特に効果を有する。
ー用ワイヤは従来と同等の切断速度で、且つ切りしろを
少なくして切断を可能とするため、シリコンウェハーな
どの切断に特に効果を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】重量割合で C0.90〜1.10% Si0.4%以下 Mn0.4%以下 Cr0.10〜0.30% を主成分とし、不可避的不純物であるAlを0.003
%以下とした残部鉄及びその他の不可避的不純物からな
り且つ、 線径0.08〜0.125mm Cuめっき厚4.3〜4.7μm 破断荷重4.0〜4.4kgf を有することを特徴とするワイヤソー用ワイヤ。 - 【請求項2】重量割合で C0.90〜1.10% Si0.4%以下 Mn0.4%以下 Cr0.10〜0.30% を主成分とし、不可避的不純物であるAlを0.003
%以下とした残部鉄及びその他の不可避的不純物からな
り且つ、 線径0.08〜0.125mm 真鍮めっき厚4.3〜4.7μm 破断荷重4.0〜4.4kgf を有することを特徴とするワイヤソー用ワイヤ。 - 【請求項3】重量割合で C0.90〜1.10% Si0.4%以下 Mn0.4%以下 Cr0.10〜0.30% を主成分とし、不可避的不純物であるAlを0.003
%以下とした残部鉄及びその他の不可避的不純物からな
る鋼を線径4.5〜6.0mmの熱間圧延線材に熱間圧
延し、次に該熱間圧延線材を線径0.7〜0.9mmの
ワイヤに伸線加工したのち、該ワイヤに900〜110
0℃の温度範囲のγ化処理と550〜600℃の温度範
囲の恒温変態処理とからなる最終パテンティング処理を
施して引張強さ145〜160kgf/mm^2を有す
るパーライト組織のワイヤとなし、さらに該ワイヤを線
径0.20〜0.30mmのワイヤに伸線加工したのち
、厚さ8〜12μmの銅めっきあるいは真鍮めっきを施
し、しかる後線径0.080〜0.125μmのワイヤ
に最終伸線加工することを特徴とするワイヤソー用ワイ
ヤの製造方法。 - 【請求項4】熱間圧延線材を1回以上のLP処理と伸線
加工を組合せることにより線径0.7〜0.9mmのワ
イヤを形成する請求項3記載の製造方法。
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| JP2401314A JPH07116552B2 (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | ワイヤソー用ワイヤ及びその製造方法 |
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1990
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