JPH04210878A - フェライト系ステンレス鋼板の抵抗溶接方法 - Google Patents
フェライト系ステンレス鋼板の抵抗溶接方法Info
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- JPH04210878A JPH04210878A JP2411145A JP41114590A JPH04210878A JP H04210878 A JPH04210878 A JP H04210878A JP 2411145 A JP2411145 A JP 2411145A JP 41114590 A JP41114590 A JP 41114590A JP H04210878 A JPH04210878 A JP H04210878A
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- Resistance Welding (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一方が安定
化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板であるステン
レス鋼板同志の抵抗溶接方法に関するものである。 [0002]
化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板であるステン
レス鋼板同志の抵抗溶接方法に関するものである。 [0002]
【従来の技術】周知のように、安定化鋼種以外のフェラ
イト系ステンレス鋼板である例えば5US430同志を
溶接したり、あるいは5US430とそれ以外のステン
レス鋼板とを抵抗溶接すると、その溶接過程で、溶接部
分の結晶粒界にクロムカーバイドが析出し、この部分に
水が触れると、粒界腐食を起こして溶接部分に微小クラ
ック等が発生し、これが破壊の引き金となって、構造物
等の溶接寿命を著しく低下させるという不都合があり、
溶接の信頼性が得られないという問題があった。 [0003]このため、従来においては、安定化鋼種以
外のフェライト系ステンレス鋼板の溶接はほとんど行わ
れておらず、ステンレス鋼板の溶接を行う場合には、チ
タンやニオブを入れた安定化鋼種のフェライト系ステン
レス鋼板を用いるか、あるいは、ニッケルを含むオース
テナイト系ステンレス鋼板が用いられていた。 [0004]
イト系ステンレス鋼板である例えば5US430同志を
溶接したり、あるいは5US430とそれ以外のステン
レス鋼板とを抵抗溶接すると、その溶接過程で、溶接部
分の結晶粒界にクロムカーバイドが析出し、この部分に
水が触れると、粒界腐食を起こして溶接部分に微小クラ
ック等が発生し、これが破壊の引き金となって、構造物
等の溶接寿命を著しく低下させるという不都合があり、
溶接の信頼性が得られないという問題があった。 [0003]このため、従来においては、安定化鋼種以
外のフェライト系ステンレス鋼板の溶接はほとんど行わ
れておらず、ステンレス鋼板の溶接を行う場合には、チ
タンやニオブを入れた安定化鋼種のフェライト系ステン
レス鋼板を用いるか、あるいは、ニッケルを含むオース
テナイト系ステンレス鋼板が用いられていた。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、安定化
鋼種のフェライト系ステンレス鋼板やオーステナイト系
のステンレス鋼板はいずれも安定化鋼種以外のフェライ
ト系ステンレス鋼板に比べ、高価であり、ステンレス鋼
板を使用する船舶の構造物や給湯器のケース等のコスト
が高くついてしまうという問題があった。 [0005]本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、安定化鋼種以外のフ
ェライト系ステンレス鋼板を溶接する場合においても、
粒界腐食による破壊を生じることがない信頼性に優れた
抵抗溶接方法を提供することにある。 [0006]
鋼種のフェライト系ステンレス鋼板やオーステナイト系
のステンレス鋼板はいずれも安定化鋼種以外のフェライ
ト系ステンレス鋼板に比べ、高価であり、ステンレス鋼
板を使用する船舶の構造物や給湯器のケース等のコスト
が高くついてしまうという問題があった。 [0005]本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、安定化鋼種以外のフ
ェライト系ステンレス鋼板を溶接する場合においても、
粒界腐食による破壊を生じることがない信頼性に優れた
抵抗溶接方法を提供することにある。 [0006]
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板
である第1のステンレス鋼板と、この第1のステンレス
鋼板と同種又は異種のステンレス鋼板である第2のステ
ンレス鋼板との抵抗溶接方法であって、第1のステンレ
ス鋼板と第2のステンレス鋼板との間に第1のステンレ
ス鋼板よりもイオン化傾向の小さい犠牲陽極材を挟んで
抵抗溶接を行うことを特徴として構成されている。 [0007]
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板
である第1のステンレス鋼板と、この第1のステンレス
鋼板と同種又は異種のステンレス鋼板である第2のステ
ンレス鋼板との抵抗溶接方法であって、第1のステンレ
ス鋼板と第2のステンレス鋼板との間に第1のステンレ
ス鋼板よりもイオン化傾向の小さい犠牲陽極材を挟んで
抵抗溶接を行うことを特徴として構成されている。 [0007]
【作用】本発明では、第1のステンレス鋼板と第2のス
テンレス鋼板との間に犠牲陽極材を挟んで抵抗溶接を行
うので、溶接時(−クロムカーバイドの析出はほとんど
生じない。たとえ、クロムカーバイドが結晶粒界に多少
析出したとしても、この溶接部分が水分に触れたときに
、腐食はクロムカーバイドの析出部分に進行せず、犠牲
陽極材に優先的に進行する。したがって、この犠牲陽極
材が腐食により溶は去るまでクロムカーバイドに粒界腐
食が進行しないこととなり、溶接部分の粒界腐食による
破壊が長期に亘って生ぜず、抵抗溶接の信頼性が確保さ
れる。 [0008]
テンレス鋼板との間に犠牲陽極材を挟んで抵抗溶接を行
うので、溶接時(−クロムカーバイドの析出はほとんど
生じない。たとえ、クロムカーバイドが結晶粒界に多少
析出したとしても、この溶接部分が水分に触れたときに
、腐食はクロムカーバイドの析出部分に進行せず、犠牲
陽極材に優先的に進行する。したがって、この犠牲陽極
材が腐食により溶は去るまでクロムカーバイドに粒界腐
食が進行しないこととなり、溶接部分の粒界腐食による
破壊が長期に亘って生ぜず、抵抗溶接の信頼性が確保さ
れる。 [0008]
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2には本発明に係る抵抗溶接方法の
一実施例が示されている。これらの図において、第1の
ステンレス鋼板1は安定化鋼種以外のフェライト系ステ
ンレス鋼板からなり、第2のステンレス鋼板2は第1の
ステンレス鋼板1と同種のステンレス鋼板か、又は異種
のステンレス鋼板からなる。この第1のステンレス鋼板
1と第2のステンレス鋼板2との溶接箇所には両鋼板1
.2の間に第1のステンレス鋼板1よりもイオン化傾向
が小さい(卑な)材料の犠牲陽極材3が挟まれている。 この犠牲陽極材3が挟み込まれた状態で、溶接部分の両
側に抵抗溶接用の@U6.7を押し当てて通電すること
により、図3に示すように、第1のステンレス鋼板1と
第2のステンレス鋼板2は犠牲陽極材3を介して溶着し
、両鋼板1,2の抵抗溶接が達成される。 [0009]この抵抗溶接に際し、図2に示すように、
犠牲陽極材3をステンレス鋼板1.2間に挟み込む場合
、一方側のステンレス鋼板、この図では第2のステンレ
ス鋼板2に犠牲陽極材3の厚みに相当する凹部4を形成
し、この凹部4に犠牲陽極材3を収容することで、第1
のステンレス鋼板1と第2のステンレス鋼板2との間の
隙間5をほとんどなくすことができ、図1のように凹部
4を設けない場合に比べ、抵抗溶接をより効果的に行う
ことができる。 [00101本実施例では、第1のステンレス鋼板1と
第2のステンレス鋼板2との間に犠牲陽極材3を介設す
ることで、溶接部分にクロムカーバイドが粒界析出する
ことをほとんど防止することができる。たとえ、わずか
にクロムカーバイドが析出したとしても、この溶接部分
が水分等に触れたときには、犠牲陽極材3がクロムカー
バイドよりも優先的に腐食を進行させ、この犠牲陽極材
3が完全に腐食されて溶は去るまでクロムカーバイド部
分に腐食が進行しない。この犠牲陽極材3を鋼板により
形成する場合には、犠牲陽極材3が水分に触れて表面に
錆が付くと、この錆が保護膜として機能し、内部への水
分の浸透を防止するので、犠牲陽極材3の内部に腐食が
進行せず、このため、犠牲陽極材3が腐食により溶は去
るということはなくなり、溶接部分のクロムカーバイド
に粒界腐食が半永久的に起こらない状態となる。これに
より、溶接部分に粒界腐食に起因する破壊等の不具合を
発生させることなく、長期に亘り信頼性の高い抵抗溶接
が可能となる。 [00111次に、本発明を適用した具体的な試験例に
ついて説明する。 [0012] (a)試料の作成 [0013]試験用の試料を6種作成した。試料1と試
料2は図4の正面図(a)と側面図(b)に示すように
、幅20mm、厚み0.5mmの第1のステンレス鋼板
1と同サイズの第2のステンレス鋼板2とを犠牲陽極材
を用いないでスポット点8a、8bの2点て抵抗溶接し
たものである。試料3から試料6は、図5の正面図(a
)と側面図(b)に示すように、試料1および試料2と
同サイズの第1のステンレス鋼板1と第2のステンレス
鋼板2との間に厚みが0.5mmの犠牲陽極材3を挟み
、同様にスポット点8a、8bの2点でスポット抵抗溶
接したものである。第1のステンレス鋼板1と第2のス
テンレス鋼板2の材料の組合せは次の表1に示されてい
る。 [o 014]
する。図1および図2には本発明に係る抵抗溶接方法の
一実施例が示されている。これらの図において、第1の
ステンレス鋼板1は安定化鋼種以外のフェライト系ステ
ンレス鋼板からなり、第2のステンレス鋼板2は第1の
ステンレス鋼板1と同種のステンレス鋼板か、又は異種
のステンレス鋼板からなる。この第1のステンレス鋼板
1と第2のステンレス鋼板2との溶接箇所には両鋼板1
.2の間に第1のステンレス鋼板1よりもイオン化傾向
が小さい(卑な)材料の犠牲陽極材3が挟まれている。 この犠牲陽極材3が挟み込まれた状態で、溶接部分の両
側に抵抗溶接用の@U6.7を押し当てて通電すること
により、図3に示すように、第1のステンレス鋼板1と
第2のステンレス鋼板2は犠牲陽極材3を介して溶着し
、両鋼板1,2の抵抗溶接が達成される。 [0009]この抵抗溶接に際し、図2に示すように、
犠牲陽極材3をステンレス鋼板1.2間に挟み込む場合
、一方側のステンレス鋼板、この図では第2のステンレ
ス鋼板2に犠牲陽極材3の厚みに相当する凹部4を形成
し、この凹部4に犠牲陽極材3を収容することで、第1
のステンレス鋼板1と第2のステンレス鋼板2との間の
隙間5をほとんどなくすことができ、図1のように凹部
4を設けない場合に比べ、抵抗溶接をより効果的に行う
ことができる。 [00101本実施例では、第1のステンレス鋼板1と
第2のステンレス鋼板2との間に犠牲陽極材3を介設す
ることで、溶接部分にクロムカーバイドが粒界析出する
ことをほとんど防止することができる。たとえ、わずか
にクロムカーバイドが析出したとしても、この溶接部分
が水分等に触れたときには、犠牲陽極材3がクロムカー
バイドよりも優先的に腐食を進行させ、この犠牲陽極材
3が完全に腐食されて溶は去るまでクロムカーバイド部
分に腐食が進行しない。この犠牲陽極材3を鋼板により
形成する場合には、犠牲陽極材3が水分に触れて表面に
錆が付くと、この錆が保護膜として機能し、内部への水
分の浸透を防止するので、犠牲陽極材3の内部に腐食が
進行せず、このため、犠牲陽極材3が腐食により溶は去
るということはなくなり、溶接部分のクロムカーバイド
に粒界腐食が半永久的に起こらない状態となる。これに
より、溶接部分に粒界腐食に起因する破壊等の不具合を
発生させることなく、長期に亘り信頼性の高い抵抗溶接
が可能となる。 [00111次に、本発明を適用した具体的な試験例に
ついて説明する。 [0012] (a)試料の作成 [0013]試験用の試料を6種作成した。試料1と試
料2は図4の正面図(a)と側面図(b)に示すように
、幅20mm、厚み0.5mmの第1のステンレス鋼板
1と同サイズの第2のステンレス鋼板2とを犠牲陽極材
を用いないでスポット点8a、8bの2点て抵抗溶接し
たものである。試料3から試料6は、図5の正面図(a
)と側面図(b)に示すように、試料1および試料2と
同サイズの第1のステンレス鋼板1と第2のステンレス
鋼板2との間に厚みが0.5mmの犠牲陽極材3を挟み
、同様にスポット点8a、8bの2点でスポット抵抗溶
接したものである。第1のステンレス鋼板1と第2のス
テンレス鋼板2の材料の組合せは次の表1に示されてい
る。 [o 014]
【表1】
[0015]試料1から試料6の第1のステンレス鋼板
1は安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板であ
る5US430を使用しており、第2のステンレス鋼板
2は、試料1と試料3と試料5は同じ<5US430を
使用しており、試料2と試料4と試料6はニッケルを含
むオーステナイト系のステンレス鋼板である5US30
4を使用している。そして、試料3と試料4では犠牲陽
極材3として鋼板を使用し、試料5と試料6では犠牲陽
極材3として溶融アルミニウムメツキ鋼板を使用してい
る。 [0016] (b)腐食試験 [0017]前記試料1から試料6をキャス試験(塩水
噴霧試験の10倍加速試験)により塩化カルシウムを含
む溶液を49±2℃の雰囲気中で噴霧し、1サイクル(
16時間)、5サイクル(80時間)、10サイクル(
100時間)の各サイクルで試料を取り出し、次の剥離
試験を行った。なお、キャス拭験の試験条件を表2に示
す。 [0018]
1は安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板であ
る5US430を使用しており、第2のステンレス鋼板
2は、試料1と試料3と試料5は同じ<5US430を
使用しており、試料2と試料4と試料6はニッケルを含
むオーステナイト系のステンレス鋼板である5US30
4を使用している。そして、試料3と試料4では犠牲陽
極材3として鋼板を使用し、試料5と試料6では犠牲陽
極材3として溶融アルミニウムメツキ鋼板を使用してい
る。 [0016] (b)腐食試験 [0017]前記試料1から試料6をキャス試験(塩水
噴霧試験の10倍加速試験)により塩化カルシウムを含
む溶液を49±2℃の雰囲気中で噴霧し、1サイクル(
16時間)、5サイクル(80時間)、10サイクル(
100時間)の各サイクルで試料を取り出し、次の剥離
試験を行った。なお、キャス拭験の試験条件を表2に示
す。 [0018]
【表2】
[0019] (c)剥離試験
[0020]前記1サイクル、
クルのキャス試験を行った後、
5サイクルおよび10サイ
試料」から試料6の剥離
試験を行った。その結果を表3に示す。
[00211
【表3]
[0022]この剥離試験では、まず、試料1から試料
6にかけて、第1のステンレス鋼板1と第2のステンレ
ス鋼板2とを両手に持って引っ張り、剥離するか否かを
調べた。この結果、犠牲陽極材3を設けない試料1と試
料2では1サイクルのキャス試験後に剥離を生じた。こ
れに対し、試料3から試料6では10サイクルのキャス
試験の後、手で引っ張っても剥離しなかった。この手の
引っ張り力で剥離しなかった試料3から試料6について
は、その試料をシャルピー引張り試験機にかけて引っ張
り、引っ張り剪断強さを調べた。この結果、いずれも5
00kg程度の引っ張り力に耐え、剪断破壊を起こさな
かった。このことは、10サイクルの苛酷なキャス試験
後においても、抵抗溶接部分に粒界腐食が生じなかった
ことによるもので、従来においては到底考えられなかっ
た安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板の抵抗
溶接が安定化鋼種のフェライト系ステンレス鋼板やオー
ステナイト系のステンレス鋼板と同等の性能で行うこと
ができることを示している。本発明者はこの効果をさら
に確認するため、一般に抵抗溶接に適しているとされて
いる銅板同志の抵抗溶接結果と比較して見た。そのため
、銅板同志を1点でスポット抵抗溶接をしてシャルピー
引張り試験機にかけて見たところ、270kgの引っ張
り力で剪断した。2点のスポット抵抗溶接では、その2
倍の540kg程度で剪断するものと考えられるから、
この力は試料3から試料6の引っ張り剪断力とほぼ同程
度であり、このことからも、銅板の抵抗溶接と何ら遜色
ない溶接性能が得られることが分かる。 [0023]この試験では、さらに、キャス試験後に溶
接部の顕微鏡による断面組織観察を行ったが、粒界腐食
の傾向は見られなかった。 [0024]なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、犠牲陽極材3を鋼板や溶融アルミニウムメ
ツキ鋼板で構成したが、この犠牲陽極材3は安定化鋼種
以外のフェライト系ステンレス鋼板よりもイオン化傾向
の小さい卑な材料であればよく、例えば溶融亜鉛メツキ
鋼板や電気亜鉛メツキ鋼板等の材料によって構成したも
のでも同様な効果を得ることができる。また、上記実施
例ではスポット抵抗溶接の場合で説明したが、もちろん
シーム抵抗溶接の場合も本発明が適用されるものである
。 [0025] 【発明の効果】本発明は安定化鋼種以外のフェライト系
ステンレス鋼板である第1のステンレス鋼板と、この第
1のステンレス鋼板と同種又は異種のステンレス鋼板と
を間に犠牲陽極材を挟んで抵抗溶接するように構成した
ものであるから、この抵抗溶接時に、クロムカーバイド
が結晶粒界に析出することがほとんどなくなり、たとえ
クロムカーバイドが多少析出しても、溶接部分が水分に
触れたとき、クロムカーバイド部分よりも犠牲陽極材が
優先的に腐食を受け、クロムカーバイド部分に粒界腐食
が進行しないので、溶接部分に粒界腐食の割れ等が発生
することがなく、これにより、溶接強度の高い信頼性の
ある安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板の溶
接が可能となる。 [0026]したがって、ステンレス鋼板の抵抗溶接を
行う場合、従来のような高価な安定化鋼種のステンレス
鋼板やオーステナイト系のステンレス鋼板を使用するこ
となく、安価な安定化鋼種以外のフェライト系ステンレ
ス鋼板を給湯器のケースや船舶の構造物に使用すること
ができ、これにより、ステンレス鋼板を使用する各種装
置の大幅なコストダウンを達成することが可能となる。
6にかけて、第1のステンレス鋼板1と第2のステンレ
ス鋼板2とを両手に持って引っ張り、剥離するか否かを
調べた。この結果、犠牲陽極材3を設けない試料1と試
料2では1サイクルのキャス試験後に剥離を生じた。こ
れに対し、試料3から試料6では10サイクルのキャス
試験の後、手で引っ張っても剥離しなかった。この手の
引っ張り力で剥離しなかった試料3から試料6について
は、その試料をシャルピー引張り試験機にかけて引っ張
り、引っ張り剪断強さを調べた。この結果、いずれも5
00kg程度の引っ張り力に耐え、剪断破壊を起こさな
かった。このことは、10サイクルの苛酷なキャス試験
後においても、抵抗溶接部分に粒界腐食が生じなかった
ことによるもので、従来においては到底考えられなかっ
た安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板の抵抗
溶接が安定化鋼種のフェライト系ステンレス鋼板やオー
ステナイト系のステンレス鋼板と同等の性能で行うこと
ができることを示している。本発明者はこの効果をさら
に確認するため、一般に抵抗溶接に適しているとされて
いる銅板同志の抵抗溶接結果と比較して見た。そのため
、銅板同志を1点でスポット抵抗溶接をしてシャルピー
引張り試験機にかけて見たところ、270kgの引っ張
り力で剪断した。2点のスポット抵抗溶接では、その2
倍の540kg程度で剪断するものと考えられるから、
この力は試料3から試料6の引っ張り剪断力とほぼ同程
度であり、このことからも、銅板の抵抗溶接と何ら遜色
ない溶接性能が得られることが分かる。 [0023]この試験では、さらに、キャス試験後に溶
接部の顕微鏡による断面組織観察を行ったが、粒界腐食
の傾向は見られなかった。 [0024]なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、犠牲陽極材3を鋼板や溶融アルミニウムメ
ツキ鋼板で構成したが、この犠牲陽極材3は安定化鋼種
以外のフェライト系ステンレス鋼板よりもイオン化傾向
の小さい卑な材料であればよく、例えば溶融亜鉛メツキ
鋼板や電気亜鉛メツキ鋼板等の材料によって構成したも
のでも同様な効果を得ることができる。また、上記実施
例ではスポット抵抗溶接の場合で説明したが、もちろん
シーム抵抗溶接の場合も本発明が適用されるものである
。 [0025] 【発明の効果】本発明は安定化鋼種以外のフェライト系
ステンレス鋼板である第1のステンレス鋼板と、この第
1のステンレス鋼板と同種又は異種のステンレス鋼板と
を間に犠牲陽極材を挟んで抵抗溶接するように構成した
ものであるから、この抵抗溶接時に、クロムカーバイド
が結晶粒界に析出することがほとんどなくなり、たとえ
クロムカーバイドが多少析出しても、溶接部分が水分に
触れたとき、クロムカーバイド部分よりも犠牲陽極材が
優先的に腐食を受け、クロムカーバイド部分に粒界腐食
が進行しないので、溶接部分に粒界腐食の割れ等が発生
することがなく、これにより、溶接強度の高い信頼性の
ある安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス鋼板の溶
接が可能となる。 [0026]したがって、ステンレス鋼板の抵抗溶接を
行う場合、従来のような高価な安定化鋼種のステンレス
鋼板やオーステナイト系のステンレス鋼板を使用するこ
となく、安価な安定化鋼種以外のフェライト系ステンレ
ス鋼板を給湯器のケースや船舶の構造物に使用すること
ができ、これにより、ステンレス鋼板を使用する各種装
置の大幅なコストダウンを達成することが可能となる。
【図1】本発明に係る安定化鋼種以外のフェライト系ス
テンレス鋼板と他の同種又は異種のステンレス鋼板との
抵抗溶接の方法を示す説明図である。
テンレス鋼板と他の同種又は異種のステンレス鋼板との
抵抗溶接の方法を示す説明図である。
【図2】本発明の安定化鋼種以外のフェライト系ステン
レス鋼板の抵抗溶接に際し、犠牲陽極材の好適な挟み込
み態様を示す説明図である。
レス鋼板の抵抗溶接に際し、犠牲陽極材の好適な挟み込
み態様を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例による抵抗溶接の溶着部分の断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の効果を調べる試験試料のうち犠牲陽極
材を用いない試料形態の説明図である。
材を用いない試料形態の説明図である。
【図5】本発明の方法の効果を調べる試験の試料のうち
犠牲陽極材を用いた試料形態の説明図である。
犠牲陽極材を用いた試料形態の説明図である。
1 第1のステンレス鋼板
2 第2のステンレス鋼板
6 電極
7 電極
Claims (1)
- 【請求項1】安定化鋼種以外のフェライト系ステンレス
鋼板である第1のステンレス鋼板と、この第1のステン
レス鋼板と同種又は異種のステンレス鋼板である第2の
ステンレス鋼板との抵抗溶接方法であって、第1のステ
ンレス鋼板と第2のステンレス鋼板との間に第1のステ
ンレス鋼板よりもイオン化傾向の小さい犠牲陽極材を挟
んで抵抗溶接を行うフェライト系ステンレス鋼板の抵抗
溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2411145A JPH04210878A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | フェライト系ステンレス鋼板の抵抗溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2411145A JPH04210878A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | フェライト系ステンレス鋼板の抵抗溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04210878A true JPH04210878A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18520191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2411145A Pending JPH04210878A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | フェライト系ステンレス鋼板の抵抗溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04210878A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6107595A (en) * | 1995-07-19 | 2000-08-22 | Inland Steel Company | Method for resistance welding with dilution metal and product thereof |
| JP2020151756A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 日本製鉄株式会社 | 抵抗スポット溶接継手の製造方法及び抵抗スポット溶接継手 |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP2411145A patent/JPH04210878A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6107595A (en) * | 1995-07-19 | 2000-08-22 | Inland Steel Company | Method for resistance welding with dilution metal and product thereof |
| JP2020151756A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 日本製鉄株式会社 | 抵抗スポット溶接継手の製造方法及び抵抗スポット溶接継手 |
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